JP2019179535A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ワークフローのジョブを実行するためのイベントの通知内容および通知先を多様化できるようにすること。【解決手段】情報処理システムは、一連となる複数の処理を含むワークフローを実行する情報処理システムであって、イベントの通知内容および通知先が示されたイベント通知設定ファイルを登録するイベント登録部と、イベント通知設定ファイルに示されている通知先に対して、イベント通知設定ファイルに示されている通知内容を含む、イベント通知を行うイベント通知部と、イベント通知部によってなされたイベント通知を受け取り、当該イベント通知に基づいて実行すべきワークフローを特定し、特定されたワークフローを実行するためのジョブを登録する通知受け取り部と、通知受け取り部によって登録されたワークフローのジョブを実行するジョブ実行部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
下記特許文献1には、特定のアドレス宛ての電子メールが送信されたことをイベントとし、当該イベントの発生通知を受け取ったことをトリガとして、電子メールに添付されている添付ファイルを印刷ジョブとして保存し、その後、電子メールの宛先として指定されているメール受信者からの要求に応じて、当該印刷ジョブに対する印刷を実行する技術が開示されている。
しかしながら、従来技術では、ワークフローのジョブを実行するためのイベントの通知内容および通知先が固定されている。このため、従来技術では、ワークフローのジョブを実行するためのイベントの通知内容および通知先を多様化することができない。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、ワークフローのジョブを実行するためのイベントの通知内容および通知先を多様化できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の情報処理システムは、一連となる複数の処理を含むワークフローを実行する情報処理システムであって、イベントの通知内容および通知先が示されたイベント通知設定ファイルを登録するイベント登録部と、イベント通知設定ファイルに示されている通知先に対して、イベント通知設定ファイルに示されている通知内容を含む、イベント通知を行うイベント通知部と、イベント通知部によってなされたイベント通知を受け取り、当該イベント通知に基づいて実行すべきワークフローを特定し、特定されたワークフローを実行するためのジョブを登録する通知受け取り部と、通知受け取り部によって登録されたワークフローのジョブを実行するジョブ実行部とを備える。
本発明によれば、ワークフローのジョブを実行するためのイベントの通知内容および通知先を多様化することができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムのシステム構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るクラウドサーバのハードウェア構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るクラウドサーバおよびメール転送サーバの機能構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムによるイベント登録処理の手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係るイベント登録モジュールによって登録されるイベント通知設定ファイルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムによるジョブ実行処理の手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムによるジョブ実行処理の手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る通知受け取りモジュールが保持する管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおいて、メール転送サーバからクラウドサーバへ転送されるメール情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る認証モジュールが保持するユーザ登録情報テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る一時ファイル保存モジュールから返される添付ファイルの保存先のアドレスの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る一時ファイル保存モジュールから返されるメール情報の保存先のアドレスの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るメール処理モジュールが保持するメール情報管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るイベント登録モジュールによって登録されるイベント通知設定ファイルの他の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(情報処理システム10のシステム構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム10のシステム構成を示す図である。図1に示すように、情報処理システム10は、ユーザ端末20、メール転送サーバ30、開発者端末40、画像形成装置50、およびクラウドサーバ100を備えている。各装置は、ネットワーク12に接続されている。ネットワーク12としては、例えば、LAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network)、インターネット等が挙げられる。
画像形成装置50は、コピー機能、スキャン機能、FAX機能、プリンタ機能等の、複数の画像処理機能を有する装置である。画像形成装置50としては、例えば、MFP(Multifunction Peripheral)が挙げられる。画像形成装置50は、ネットワーク12を介して、外部から送信されたジョブ実行要求を受信し、当該ジョブ実行要求に応じた機能を実行することができる。また、画像形成装置50は、ネットワーク12を介して、ジョブの実行結果(例えば、スキャン機能によって生成された電子ファイル等)を外部へ送信することができる。
クラウドサーバ100は、「情報処理装置」の一例である。クラウドサーバ100は、ワークフローサービスを提供するサーバ装置である。ワークフローは、一連の複数の処理が組み合わされて順次実行されるものである。ワークフローとしては、例えば、電子ファイルをPDF形式に変換し、当該電子ファイルを外部ストレージシステムに配信するサービスを提供するもの等が挙げられる。また、ワークフローは、画像形成装置50によって複数の処理が順次実行されるものを含む。このようなワークフローとして、例えば、画像形成装置50により、PDFファイルに対して社外秘のスタンプを付した後、当該PDFファイルを印刷するものが挙げられる。なお、ワークフローに組み込まれる処理は、如何なる処理であってもよい。ワークフローに組み込まれる処理として、例えば、スキャン処理、ファイル編集処理、ファイル形式変換処理、印刷処理、ファイル配信処理、ファイル保存処理、等が挙げられる。
ユーザ端末20は、ワークフローサービスの利用者が使用する端末装置である。ユーザ端末20は、ネットワーク12を介して、クラウドサーバ100によって提供されるワークフローサービスを利用することが可能である。ユーザ端末20は、ワークフローサービスを利用するために、少なくとも、電子メールを送信する機能を有する。ユーザ端末20としては、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等が挙げられる。なお、実際には、情報処理システム10は、複数のユーザ端末20を備えており、複数のユーザ端末20の各々から、クラウドサーバ100によって提供されるワークフローサービスを利用することが可能である。
メール転送サーバ30は、メール転送サービスを提供するサーバ装置である。例えば、メール転送サーバ30は、ユーザ端末20から送信された電子メールを、クラウドサーバ100へ転送することが可能である。
開発者端末40は、ワークフローサービスの開発者が使用する端末装置である。開発者端末40は、ネットワーク12を介して、クラウドサーバ100によって提供されるワークフローサービスの開発を行うことが可能である。例えば、開発者端末40は、イベント通知設定ファイルを生成し、当該イベント通知設定ファイルを、クラウドサーバ100に登録することができる。イベント通知設定ファイルとは、ワークフローのジョブを実行するためのイベントの通知に関する設定ファイルである。イベント通知設定ファイルは、イベントの通知内容および通知先を含む。すなわち、開発者は、イベント通知設定ファイルに対して、イベントの通知内容および通知先を任意に設定することができる。開発者端末40としては、例えば、パーソナルコンピュータ等が挙げられる。なお、情報処理システム10は、複数の開発者端末40を接続することが可能であり、複数の開発者端末40の各々から、クラウドサーバ100によって提供されるワークフローサービスの開発を行うことが可能である。
このように構成された情報処理システム10では、開発者端末40から、開発者がイベントの通知内容および通知先を任意に設定したイベント通知設定ファイルを生成し、当該イベント通知設定ファイルを、クラウドサーバ100に登録することができる。また、情報処理システム10では、ユーザ端末20から電子メールを送信することにより、クラウドサーバ100に特定のワークフローを実行させることが可能である。具体的には、ユーザ端末20が、添付ファイルが付与された電子メールを送信する。そして、メール転送サーバ30が、当該電子メールを受信し、当該電子メールに含まれるメール情報および添付ファイルを、クラウドサーバ100へ転送する。クラウドサーバ100は、メール情報および添付ファイルを受信すると、イベント通知設定ファイルに基づくイベント通知がなされ、当該イベント通知に応じて、予め定義された複数のワークフローの中から、メール情報に基づいて実行すべきワークフローを特定し、特定されたワークフローを、添付ファイルを用いて実行する。すなわち、本実施形態の情報処理システム10では、ユーザ端末20から送信される電子メールに含まれるメール情報に、実行すべきワークフローの識別情報を含めることで、開発者によってイベントの通知内容および通知先が任意に設定されたイベント通知設定ファイルに基づくイベント通知を行って、複数のワークフローの中から、任意のワークフローを選択的に実行することができる。以下、この点について具体的に説明する。
(クラウドサーバ100のハードウェア構成)
図2は、本発明の一実施形態に係るクラウドサーバ100のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、クラウドサーバ100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、入力装置105、表示装置106、および通信I/F(Inter Face)107を備えている。各ハードウェアは、バス108を介して相互に接続されている。
CPU101は、ROM102またはHDD104に記憶されている各種プログラムを実行する。ROM102は、不揮発性メモリである。例えば、ROM102は、CPU101により実行される各種プログラム、CPU101が各種プログラムを実行するために必要なデータ等を記憶する。RAM103は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置である。例えば、RAM103は、CPU101が各種プログラムを実行する際に利用する作業領域として機能する。HDD104は、不揮発性の記憶装置である。例えば、HDD104は、CPU101により実行される各種プログラム、CPU101が各種プログラムを実行するために必要なデータ等を記憶する。
入力装置105は、ユーザによって操作されることにより、各種情報を入力する。入力装置105としては、例えば、マウス、キーボード等が用いられる。表示装置106は、各種情報を表示する。表示装置106としては、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等が用いられる。通信I/F107は、ネットワーク12を介して、外部の情報処理装置(例えば、ユーザ端末20、メール転送サーバ30等)との通信を行うためのインタフェースである。なお、入力装置105および表示装置106は、クラウドサーバ100に対する入力および表示が可能なものであれば、クラウドサーバ100が備えるものに限らず、例えば、クラウドサーバ100に対してネットワーク12を介して接続された端末装置(例えば、パーソナルコンピュータ等)が備えるものであってもよい。
(クラウドサーバ100およびメール転送サーバ30の機能構成)
図3は、本発明の一実施形態に係るクラウドサーバ100およびメール転送サーバ30の機能構成を示す図である。
図3に示すように、メール転送サーバ30は、メール情報転送サービス32を備えている。メール情報転送サービス32は、ユーザ端末20から送信された電子メールを受信する。そして、メール情報転送サービス32は、当該電子メールに対する各種チェック(例えば、スパムチェック、ウィルスチェック等)を行う。さらに、メール情報転送サービス32は、当該電子メールから各種メール情報(例えば、送信元アドレス、送信先アドレス、メールアドレスのうちドメイン名やローカル部、本文、件名、テナントID等)および添付ファイルを抽出して、当該メール情報および当該添付ファイルを、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)のPOSTリクエストにより、クラウドサーバ100へ転送する。
一方、クラウドサーバ100は、イベント登録モジュール110、メール処理モジュール112、一時ファイル保存モジュール114、認証モジュール116、イベント通知モジュール118、通知受け取りモジュール120、およびI/Oサービス122を備える。
イベント登録モジュール110は、「イベント登録部」の一例である。イベント登録モジュール110は、イベント通知設定ファイルを登録する。具体的には、イベント登録モジュール110は、開発者端末40からイベント通知設定ファイルの登録要求を受信すると、当該イベント通知設定ファイルの保存要求を、イベント通知モジュール118へ送信する。これにより、イベント登録モジュール110は、当該イベント通知設定ファイルを、イベント通知モジュール118に保存させる。
メール処理モジュール112は、メール転送サーバ30から転送されたメール情報および添付ファイルを受け取る。そして、メール処理モジュール112は、受け取ったメール情報に基づいて、後述する認証モジュール116に認証を行わせることにより、認証モジュール116からアクセストークンを取得する。また、メール処理モジュール112は、受け取ったメール情報および添付ファイルを、後述する一時ファイル保存モジュール114に保存させ、一時ファイル保存モジュール114から、メール情報および添付ファイルの保存先のアドレスを取得する。また、メール処理モジュール112は、メール情報および添付ファイルの保存先のアドレスを一意に識別するための識別情報である、メールIDを発行する。さらに、メール処理モジュール112は、後述するイベント通知モジュール118に対して、イベント登録要求を行うことにより、イベント通知モジュール118にイベントの通知を行わせる。
一時ファイル保存モジュール114は、メール処理モジュール112からの保存要求に応じて、メール情報および添付ファイルを一時的に保存する。そして、一時ファイル保存モジュール114は、メール情報および添付ファイルの保存先のアドレスを、メール処理モジュール112へ返す。
認証モジュール116は、メール処理モジュール112からの認証要求に応じて、メール情報の送信元のユーザの認証を行う。例えば、認証モジュール116は、メール情報に含まれている送信元アドレス、送信先アドレス、およびテナントIDを認証情報として、当該認証情報が、予め認証情報データベースに登録されている認証情報であれば、メール情報の送信元のユーザが正規のユーザであると判断する。そして、認証モジュール116は、メール情報の送信元のユーザが正規のユーザであると判断した場合、アクセストークンを発行し、当該アクセストークンを、メール処理モジュール112へ返す。さらに、認証モジュール116は、各処理モジュールからの確認要求に応じて、アクセストークンが有効か否かの判断を行い、その判断結果を、確認要求の要求元の処理モジュールへ返す。
イベント通知モジュール118は、「イベント通知部」の一例である。イベント通知モジュール118は、イベント登録モジュール110からのイベント通知設定ファイルの保存要求に応じて、当該イベント通知設定ファイルを保存する。また、イベント通知モジュール118は、メール処理モジュール112からのイベント登録要求に応じて、当該イベント登録要求に対応するイベント通知設定ファイルを参照することにより、当該イベント登録要求に対応するイベントの種類、通知先等の確認を行う。そして、イベント通知モジュール118は、イベント通知設定ファイルの設定に従い、確認された通知先(後述する通知受け取りモジュール120)に対して、イベントの通知を行う。
通知受け取りモジュール120は、「通知受け取り部」の一例である。通知受け取りモジュール120は、イベント通知モジュール118によってなされたイベント通知を受け取り、当該イベント通知に基づいて実行すべきワークフローを特定し、特定されたワークフローを実行するためのジョブを登録する。例えば、通知受け取りモジュール120は、アプリケーションを一意に識別するためのアプリインスタンスIDと、テナントIDと、実行対象とするワークフローのリクエスト先URL(Uniform Resource Locator)とを、互いに対応付けて、IOフロー管理テーブルによって管理する。また、通知受け取りモジュール120は、IOフロー管理テーブルを参照することにより、アプリインスタンスIDおよびテナントIDに基づいて、実行対象とするワークフローのリクエスト先URLを特定することができる。そして、通知受け取りモジュール120は、当該URLに対して、ジョブの実行要求を送信することにより、実行対象とされたワークフローをI/Oサービス122に登録し、当該ワークフローをI/Oサービス122に実行させることができる。
また、通知受け取りモジュール120は、ワークフロー毎に生成された複数のアプリケーションを管理する。アプリケーションは、ワークフローによって順次実行される一連の複数の処理の処理内容、処理順序、処理パラメータ等が設定される。各アプリケーションは、当該アプリケーションが生成された際に付与されたアプリインスタンスIDによって、一意に識別可能である。なお、アプリケーションは、例えば、クラウドサーバ100と接続された端末装置から、生成および設定変更が可能である。
I/Oサービス122は、「ジョブ実行部」の一例である。I/Oサービス122は、各種ワークフローの実行を制御する。例えば、I/Oサービス122は、通知受け取りモジュール120によって登録された、ワークフローのジョブを実行する。この際、I/Oサービス122は、通知受け取りモジュール120から送信されたジョブの実行要求のリクエスト先URLにより、実行可能な複数のワークフローの中から、実行すべきワークフローを特定することができる。また、この際、I/Oサービス122は、一時ファイル保存モジュール114から一時保存された添付ファイルを取得し、当該添付ファイルを用いて、ワークフローのジョブを実行する。なお、I/Oサービス122は、実行すべきワークフローに対応するアプリケーションの設定(例えば、複数の処理の処理内容、処理順序、処理パラメータ等)にしたがって、当該ワークフローを実行する。
なお、上記したクラウドサーバ100の各機能は、例えば、クラウドサーバ100において、ROM102またはHDD104に記憶されたプログラムを、CPU101が実行することにより実現される。CPU101が実行するプログラムは、予めクラウドサーバ100に導入された状態で提供されてもよく、外部から提供されてクラウドサーバ100に導入されるようにしてもよい。後者の場合、このプログラムは、外部記憶媒体(例えば、USBメモリ、メモリカード、CD−ROM等)によって提供されてもよく、ネットワーク(例えば、インターネット等)上のサーバ等からダウンロードすることによって提供されるようにしてもよい。
(情報処理システム10によるイベント登録処理の手順)
図4は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム10によるイベント登録処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
まず、開発者端末40から、クラウドサーバ100のイベント登録モジュール110に対して、イベント設定ファイルの登録要求を送信する(1)。イベント登録モジュール110は、当該登録要求に応じて、イベント設定ファイルの保存要求を、イベント通知モジュール118へ送信する(1.1)。イベント通知モジュール118は、当該保存要求に応じて、イベント設定ファイルを保存する(1.1.1)。そして、イベント通知モジュール118は、イベント設定ファイルの保存完了通知を、イベント登録モジュール110へ返す。また、イベント登録モジュール110は、イベント設定ファイルの登録完了通知を、開発者端末40へ返す。
(イベント通知設定ファイルの一例)
図5は、本発明の一実施形態に係るイベント登録モジュール110によって登録されるイベント通知設定ファイルの一例を示す図である。
図5に示すイベント通知設定ファイルにおいて、「eventType」は、通知するイベントの種類を示す。例えば、図5に示す例では、「eventType」に「email」が設定されており、メール処理モジュール112からのイベント登録要求に対応するイベント通知設定ファイルであることを示す。
また、図5に示すイベント通知設定ファイルにおいて、「rules」は、イベント通知を行う場合の条件を示す。例えば、図5に示す例では、「rules」は、テナントID(tenantId)およびユーザID(userId)を条件として含んでいる。具体的には、図5に示すイベント通知設定ファイルでは、テナントIDとして「tenant01」が設定されている。また、図5に示すイベント通知設定ファイルでは、ユーザIDとして「*」が設定されている。これは、当該イベント通知設定ファイルが、テナントID「tenant01」に属する全てのユーザIDに対して適用されるイベント通知設定ファイルであることを表している。
また、図5に示すイベント通知設定ファイルにおいて、「actions」は、イベントの通知先および通知方法を示す。例えば、図5に示す例では、「actions」は、「actionType」、「requestUrl」、および「requestHeaders」を条件として含んでいる。
「actionType」は、イベントの通知方法が設定される。例えば、図5に示す例では、「actionType」に「HTTP」が設定されている。これは、HTTPリクエストによりイベント通知を行うことを表す。
「requestUrl」は、イベントの通知先のURLが設定される。例えば、図5に示す例では、「requestUrl」に「https://www.na.hostname.com/appdata/internal/mail/jobs」が設定されている。このURLは、通知受け取りモジュール120が持つイベント通知の受信用のAPI(Application Programming Interface)パスである。
「requestHeaders」は、イベント通知の際のHTTPリクエストのヘッダーに付与する値が設定される。例えば、図5に示す例では、「requestHeaders」に対し、コンテンツタイプおよび文字コードを指定する、「Content-Type: application/json; charset=utf-8」が設定されている。
図5に示すイベント通知設定ファイルは、開発者端末40によって生成され、その際、開発者は、各種設定項目に対し、任意の値を設定することができる。そして、このイベント通知設定ファイルは、開発者端末40からの登録要求に応じて、イベント登録モジュール110によって、クラウドサーバ100に登録される。さらに、このイベント通知設定ファイルは、後述するジョブ実行処理において、イベント通知モジュール118によって参照される。イベント通知モジュール118は、このイベント通知設定ファイルを参照することにより、イベントの種類、通知先等の確認を行う。そして、イベント通知モジュール118は、このイベント通知設定ファイルの設定に従い、確認された通知先(通知受け取りモジュール120が保持するイベント通知の受信用のAPIパス)に対して、イベントの通知を行う。
(情報処理システム10によるジョブ実行処理の手順)
図6および図7は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム10によるジョブ実行処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
まず、図6に示すように、ユーザ端末20が、電子メールを送信する(1)。ここで、電子メールの送信先アドレスは、「{アプリインスタンスID}.{テナントID}@{環境名}.{ホスト名}」という構成を有している。アプリインスタンスIDは、実行対象とするワークフローに対応する識別情報である。テナントIDは、電子メールの送信元のユーザが属するテナント(組織)に割り当てられた識別情報である。すなわち、本実施形態の情報処理システム10では、電子メールの送信先アドレスにより、アプリインスタンスIDおよびテナントIDを、ユーザが指定できるようになっている。例えば、アプリインスタンスIDを「ai00001」とし、テナントIDを「tenant01」とし、環境名を「na」とし、ホスト名を「hostname.com」とする場合、電子メールの送信先アドレスは、「ai00001.tenant01@na.hostname.com」となる。通知受け取りモジュール120は、アプリインスタンスIDと、テナントIDと、実行対象とするワークフローのリクエスト先URLとが対応付けられたIOフロー管理テーブルを保持している。これにより、通知受け取りモジュール120は、ユーザ端末20から送信された電子メールに設定されているアプリインスタンスIDおよびテナントIDにより、実行対象とするワークフローを特定することができる。なお、通知受け取りモジュール120が保持するIOフロー管理テーブルの一例については、図8を用いて後述する。
次に、メール転送サーバ30において、メール情報転送サービス32が、ユーザ端末20から送信された電子メールを受信すると、メール情報転送サービス32が、当該電子メールがスパムメールであるか否かを確認する(1.1)。また、メール情報転送サービス32が、当該電子メールがウィルスに感染しているか否かを確認する(1.2)。そして、メール情報転送サービス32は、当該電子メールからメール情報(例えば、送信元アドレス、送信先アドレス、テナントID等)および添付ファイルを抽出して、当該メール情報および当該添付ファイルを、HTTPのPOSTリクエストにより、クラウドサーバ100へ転送する(1.3)。なお、メール転送サーバ30からクラウドサーバ100へ転送されるメール情報の一例については、図9を用いて後述する。
次に、クラウドサーバ100において、メール処理モジュール112が、メール転送サーバ30から転送されたメール情報および添付ファイルを受け取ると、メール処理モジュール112が、認証モジュール116に対して、メール情報の送信元のユーザの認証要求を送信する(1.3.1)。認証モジュール116は、当該認証要求に応じて、メール情報の送信元のユーザの認証を行う。具体的には、認証モジュール116は、テナントIDと、ユーザIDと、ユーザメールアドレスとが対応付けられたユーザ登録情報テーブルを保持している。そして、認証モジュール116は、ユーザ登録情報テーブルを参照し、メール情報の送信先アドレスに含まれているテナントIDと、メール情報の送信先アドレス(ユーザメールアドレス)との組み合わせに対応する、ユーザIDが存在するか否かを判断する。そして、認証モジュール116は、ユーザIDが存在すると判断した場合、ユーザの認証に成功したと判断し、アクセストークンを発行して、当該アクセストークンを、メール処理モジュール112へ返す。なお、認証モジュール116が保持するユーザ登録情報テーブルの一例については、図10を用いて後述する。
次に、メール処理モジュール112は、添付ファイルの保存要求を、一時ファイル保存モジュール114へ送信する(1.3.2)。一時ファイル保存モジュール114は、当該保存要求に応じて、添付ファイルを保存する。そして、一時ファイル保存モジュール114は、添付ファイルの保存先のアドレスを、メール処理モジュール112へ返す。なお、一時ファイル保存モジュール114から返される添付ファイルの保存先のアドレスの一例については、図11を用いて後述する。
また、メール処理モジュール112は、メール情報の保存要求を、一時ファイル保存モジュール114へ送信する(1.3.3)。一時ファイル保存モジュール114は、当該保存要求に応じて、メール情報を保存する。そして、一時ファイル保存モジュール114は、メール情報の保存先のアドレスを、メール処理モジュール112へ返す。なお、一時ファイル保存モジュール114から返されるメール情報の保存先のアドレスの一例については、図12を用いて後述する。
そして、メール処理モジュール112は、メールIDを発行し(1.3.4)、当該メールIDと、一時ファイル保存モジュール114から返された添付ファイルの保存先のアドレスと、一時ファイル保存モジュール114から返されたメール情報の保存先のアドレスとを対応付けて、メール情報管理テーブルに登録する。なお、メール処理モジュール112が保持するメール情報管理テーブルの一例については、図13を用いて後述する。
さらに、メール処理モジュール112は、イベント通知モジュール118に対して、イベント登録要求を送信する(1.3.5)。当該イベント登録要求は、アクセストークン、テナントID、ユーザID、およびメールIDを、パラメータとして含む。
続いて、図7に示すように、イベント通知モジュール118は、メール処理モジュール112から送信されたイベント登録要求を受信すると、イベント通知の通知先および通知内容を確認する(1.3.5.1)。具体的には、イベント通知モジュール118は、イベント通知設定の設定ファイルを予め保持している。そして、イベント通知モジュール118は、メール処理モジュール112から送信されたイベント登録要求を受信すると、当該イベント登録要求(テナントIDおよびユーザID)に対応する設定ファイルを参照することにより、イベント通知の通知先および通知内容を確認する。
そして、イベント通知モジュール118は、確認された通知先および通知内容により、通知受け取りモジュール120に対して、イベント通知を行う(1.3.5.2)。当該イベント通知は、アクセストークン、テナントID、ユーザID、およびメールIDを、パラメータとして含む。
通知受け取りモジュール120は、イベント通知モジュール118からのイベント通知を受けると、メール処理モジュール112に対して、メール情報の取得要求を送信する(1.3.5.2.1)。当該取得要求は、アクセストークンおよびメールIDを、パラメータとして含む。
メール処理モジュール112は、通知受け取りモジュール120から送信されたメール情報の取得要求を受信すると、認証モジュール116に対して、当該取得要求に含まれているアクセストークンの確認要求を送信する(1.3.5.2.1.1)。認証モジュール116は、当該確認要求を受信すると、当該アクセストークンが正当なアクセストークンであるか否かを判断し、その判断結果をメール処理モジュール112へ返す。
また、メール処理モジュール112は、通知受け取りモジュール120から送信されたメール情報の取得要求を受信すると、一時ファイル保存モジュール114に対して、当該取得要求に含まれているメールIDに対応する、メール情報および添付ファイルの保存先のアドレスの取得要求を送信する(1.3.5.2.1.2)。一時ファイル保存モジュール114は、当該取得要求を受信すると、メールIDに対応するメール情報および添付ファイルの保存先のアドレスを、メール情報管理テーブルから取得し、当該メール情報および添付ファイルの保存先のアドレスを、メール処理モジュール112へ返す。メール処理モジュール112は、当該メール情報および添付ファイルの保存先のアドレスを、通知受け取りモジュール120へ返す。
通知受け取りモジュール120は、メール処理モジュール112から返された、メール情報および添付ファイルの保存先のアドレスを受け取ると、当該アドレスに格納されているメール情報を参照し、当該メール情報に含まれている送信先アドレスから、アプリインスタンスIDを特定する。そして、通知受け取りモジュール120は、自身が保持するIOフロー管理テーブル(図8参照)を参照することにより、当該アプリインスタンスIDに対応するワークフローのURLを特定する(1.3.5.2.2)。さらに、通知受け取りモジュール120は、当該URLに対して、ジョブの実行要求を送信する(1.3.5.2.3)。この実行要求は、アクセストークンおよび添付ファイルの保存先のアドレスを含む。
I/Oサービス122は、通知受け取りモジュール120から送信されたジョブの実行要求を受信すると、認証モジュール116に対して、当該実行要求に含まれているアクセストークンの確認要求を送信する(1.3.5.2.3.1)。認証モジュール116は、当該確認要求を受信すると、当該アクセストークンが正当なアクセストークンであるか否かを判断し、その判断結果をI/Oサービス122へ返す。
そして、I/Oサービス122は、一時ファイル保存モジュール114に対して、添付ファイルの取得要求を送信する(1.3.5.2.3.2)。この取得要求は、アクセストークンおよび添付ファイルの保存先のアドレスを含む。
一時ファイル保存モジュール114は、I/Oサービス122から送信された添付ファイルの取得要求を受信すると、認証モジュール116に対して、当該取得要求に含まれているアクセストークンの確認要求を送信する(1.3.5.2.3.2.1)。認証モジュール116は、当該確認要求を受信すると、当該アクセストークンが正当なアクセストークンであるか否かを判断し、その判断結果を一時ファイル保存モジュール114へ返す。
そして、一時ファイル保存モジュール114は、I/Oサービス122から送信された添付ファイルの取得要求に含まれている、添付ファイルの保存先のアドレスから、添付ファイルを取得して、当該添付ファイルを、I/Oサービス122へ返す。
I/Oサービス122は、一時ファイル保存モジュール114から返された添付ファイルを受け取ると、当該添付ファイルを用いて、通知受け取りモジュール120からジョブの実行要求が送信されたURLによって特定されるワークフローのジョブを実行する(1.3.5.2.3.3)。そして、I/Oサービス122は、ジョブの完了通知を、通知受け取りモジュール120へ送信する。
(通知受け取りモジュール120が保持するIOフロー管理テーブルの一例)
図8は、本発明の一実施形態に係る通知受け取りモジュール120が保持するIOフロー管理テーブルの一例を示す図である。図8に示すように、IOフロー管理テーブルにおいては、アプリインスタンスIDおよびテナントIDに対して、実行対象とするワークフローのリクエスト先URL(IOフローURL)が対応付けられている。これにより、通知受け取りモジュール120は、イベント通知を受け取った際に、IOフロー管理テーブルを参照することにより、ユーザ端末20から送信された電子メールの送信先アドレスに設定されている、アプリインスタンスIDおよびテナントIDから、実行対象とするワークフローを特定することができる。
(クラウドサーバ100へ転送されるメール情報の一例)
図9は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム10において、メール転送サーバ30からクラウドサーバ100へ転送されるメール情報の一例を示す図である。図9では、一例として、ユーザ端末20から、送信先アドレスを「ai00001.tenant01@na.hostname.com」とする電子メールが送信された際に、メール転送サーバ30からクラウドサーバ100へ転送されるメール情報を表している。
図9に示すメール情報において、「to」に設定されている「ai00001.tenant01@na.hostname.com」は、ユーザ端末20から送信された電子メールに設定されている送信先アドレスを示す。この送信先アドレスは、ローカル部にアプリインスタンスID「ai00001」と、テナントID「tenant01」とを含んだものとなっている。すなわち、この送信先アドレスは、IOフロー管理テーブルから実行対象とするワークフローを特定することが可能なものとなっている。
また、「from」に設定されている「user01@hoge.co.jp」は、ユーザ端末20から送信された電子メールに設定されている送信元アドレスを示す。当該送信元アドレスは、ローカル部にユーザ識別情報「user01」を含む。また、「subject」に設定されている「メールジョブ投入」は、ユーザ端末20から送信された電子メールに設定されている件名を示す。また、「body」に設定されている「ファイルを添付しています」は、ユーザ端末20から送信された電子メールに設定されている本文を示す。
クラウドサーバ100は、図9に示すようなメール情報を、メール転送サーバ30から受け取ることで、当該メール情報(アプリインスタンスIDおよびテナントID)に基づいて特定されるワークフローを、当該メール情報とともに転送されてきた添付ファイルを用いて実行することができる。
(ユーザ登録情報テーブルの一例)
図10は、本発明の一実施形態に係る認証モジュール116が保持するユーザ登録情報テーブルの一例を示す図である。図10に示すように、ユーザ登録情報テーブルにおいては、ユーザIDに対して、テナントIDおよびユーザメールアドレスが対応付けられている。これにより、認証モジュール116は、ユーザ登録情報テーブルを参照することにより、メール情報の送信先アドレスに含まれているテナントIDと、メール情報の送信先アドレスとの組み合わせに対応する、ユーザIDが存在するか否かを判断することができる。そして、認証モジュール116は、ユーザIDが存在する場合には、ユーザの認証に成功したと判断して、アクセストークンを発行することができる。
(添付ファイルの保存先のアドレスの一例)
図11は、本発明の一実施形態に係る一時ファイル保存モジュール114から返される添付ファイルの保存先のアドレスの一例を示す図である。図11は、メール処理モジュール112からの要求に応じて、一時ファイル保存モジュール114が添付ファイルを保存したときに、一時ファイル保存モジュール114からメール処理モジュール112へ返されるデータの一例を表している。当該データにおいて、「urls」に設定されている「http://vsapi.na.hostname.internal/tmpfiles/tenant01/user01/files/file01_01.jpg」は、添付ファイルの保存先のアドレスを示す。
(メール情報の保存先のアドレスの一例)
図12は、本発明の一実施形態に係る一時ファイル保存モジュール114から返されるメール情報の保存先のアドレスの一例を示す図である。図12は、メール処理モジュール112からの要求に応じて、一時ファイル保存モジュール114がメール情報を保存したときに、一時ファイル保存モジュール114からメール処理モジュール112へ返されるデータの一例を表している。当該データにおいて、「url」に設定されている「http://vsapi.na.hostname.internal/tmpfiles/tenant01/user01/mailinfoes/mailinfo01」は、メール情報の保存先のアドレスを示す。
(メール情報および添付ファイルの保存先のアドレスの一例)
図13は、本発明の一実施形態に係るメール処理モジュール112が保持するメール情報管理テーブルの一例を示す図である。図13に示すように、メール情報管理テーブルにおいては、メールIDに対して、メール情報の保存先のアドレスと、添付ファイルの保存先のアドレスとが対応付けられている。メール情報の保存先のアドレスおよび添付ファイルの保存先のアドレスは、一時ファイル保存モジュール114が、メール情報および添付ファイルを保存したときに、一時ファイル保存モジュール114から、メール処理モジュール112へ返されたものである。メールIDは、メール処理モジュール112が、メール情報の保存先のアドレスおよび添付ファイルの保存先のアドレスを受け取ったときに、メール処理モジュール112によって、これらのアドレスに対して発行されたものである。これにより、メール処理モジュール112は、他のモジュールからメール情報の取得要求を受け取ったとき、メール情報管理テーブルを参照することにより、当該取得要求に含まれているメールIDから、当該メールIDに対応するメール情報の保存先のアドレスおよび添付ファイルの保存先のアドレスを取得することができる。
(イベント通知設定ファイルの他の一例)
図14は、本発明の一実施形態に係るイベント登録モジュール110によって登録されるイベント通知設定ファイルの他の一例を示す図である。イベント通知設定ファイルは、ワークフローを実行するためのイベントの通知のみならず、ユーザ削除・更新等、ユーザの認証情報の変更があった場合、これを必要なモジュールへ通知することを目的として利用することもできる。図14では、ユーザの認証情報の変更があった場合に、イベント通知モジュール118が、認証モジュール116からのイベント通知要求を受けて、この通知を受け取りたい通知先モジュール(以下、「サービスモジュール」と示す)に対してイベント通知を行うための、イベント通知設定ファイルを例示する。
図14に示す例では、イベント通知設定ファイルには、前段に記された、ユーザの認証情報の削除を通知する第1の条件と、後段に記された、ユーザの認証情報の更新を通知する第2の条件とを含んでいる。
第1の条件において、「rules」はイベント通知を行う場合の条件を示す。例えば、図14に示す例では、第1の条件の「rules」は、「serviceClass」および「action」を条件として含んでおり、「serviceClass」には、「serviceA」および「serviceB」が設定されており、「action」には、「user.delete」が設定されている。これは、「serviceA」または「serviceB」のユーザが削除された場合、イベント通知を行うことを表している。
また、第1の条件において、「actions」は、イベントの通知先および通知方法を示す。例えば、図14に示す例では、第1の条件の「actions」は、「actionType」、「requestUrl」、および「requestHeaders」を含んでいる。「actionType」には、「HTTP」が設定されている。これは、HTTPリクエストによりイベント通知を行うことを表す。「requestUrl」には、イベントの通知先のURLとして「http://hostname.com.internal/frcxprint/internal/delete_user」が設定されている。このURLは、サービスモジュールが持つイベント通知の受信用のAPIパスである。「requestHeaders」には、イベント通知の際のHTTPリクエストのヘッダーに付与する値として、コンテンツタイプおよび文字コードを指定する「Content-Type: application/json; charset=utf-8」と、Basic認証の認証情報である「Authorization: Basic XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX==」とが設定されている。
また、第2の条件において、「rules」はイベント通知を行う場合の条件を示す。例えば、図14に示す例では、第2の条件の「rules」は、「serviceClass」、「contractKind」、および「action」を条件として含んでおり、「serviceClass」には、「serviceB」が設定されており、「contractKind」には、「contractB」が設定されており、「action」には、「license.update」が設定されている。これは、「serviceB」のユーザの契約種別が「contractB」であるライセンス登録情報が更新された場合、イベント通知を行うことを表している。
また、第2の条件において、「actions」は、イベントの通知先および通知方法を示す。例えば、図14に示す例では、第2の条件の「actions」は、「actionType」、「requestUrl」、および「requestHeaders」を含んでいる。「actionType」には、「HTTP」が設定されている。これは、HTTPリクエストによりイベント通知を行うことを表す。「requestUrl」には、イベントの通知先のURLとして「http://hostname.com.internal/frcxprint/internal/license_change_event」が設定されている。このURLは、サービスモジュールが持つイベント通知の受信用のAPIパスである。「requestHeaders」には、イベント通知の際のHTTPリクエストのヘッダーに付与する値として、コンテンツタイプおよび文字コードを指定する「Content-Type: application/json; charset=utf-8」と、Basic認証の認証情報である「Authorization: Basic YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY==」とが設定されている。
図14に示すイベント通知設定ファイルは、開発者端末40によって生成され、その際、開発者は、各種設定項目に対し、任意の値を設定することができる。そして、このイベント通知設定ファイルは、開発者端末40からの登録要求に応じて、イベント登録モジュール110によって、クラウドサーバ100に登録される。さらに、このイベント通知設定ファイルは、ユーザの認証情報の変更があったときに、イベント通知モジュール118によって参照される。イベント通知モジュール118は、このイベント通知設定ファイルを参照することにより、イベントの種類、通知先等の確認を行う。そして、イベント通知モジュール118は、このイベント通知設定ファイルの設定に従い、確認された通知先(サービスモジュールが保持するイベント通知の受信用のAPIパス)に対して、イベントの通知を行う。
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る情報処理システム10は、イベントの通知内容および通知先が示されたイベント通知設定ファイルを登録し、イベント通知設定ファイルに示されている通知先に対して、イベント通知設定ファイルに示されている通知内容を含む、イベント通知を行うことができる。これにより、本発明の一実施形態に係る情報処理システム10は、開発者が、イベント通知設定ファイルに対して、イベントの通知内容および通知先を、任意に設定することができる。したがって、本発明の一実施形態に係る情報処理システム10によれば、ワークフローのジョブを実行するためのイベントの通知内容および通知先を多様化することができる。
特に、本発明の一実施形態に係る情報処理システム10は、イベント通知設定ファイルに対し、イベント通知の実行対象とするイベントの種類の設定と、ジョブの実行を要求するユーザのユーザIDの設定と、ユーザが属するテナントのテナントIDの設定と、通知受け取りモジュール120が有するイベント通知の受信用のAPIパスの設定とを行うことができる。すなわち、本発明の一実施形態に係る情報処理システム10は、開発者が、イベント通知設定ファイルに対して、イベントの種類の設定、ユーザIDの設定、テナントIDの設定、およびイベント通知の受信用のAPIパスの設定の各々を、任意に設定することができる。したがって、本発明の一実施形態に係る情報処理システム10によれば、ワークフローのジョブを実行するためのイベントの通知内容および通知先をより多様化することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
例えば、上記実施形態において、クラウドサーバ100が備えることとした機能の一部または全部を、情報処理システム10が備える一または複数の他の情報処理装置(例えば、サーバ装置、パーソナルコンピュータ、MFP等)に設けるようにしてもよい。
10 情報処理システム
12 ネットワーク
20 ユーザ端末
30 メール転送サーバ
32 メール情報転送サービス
100 クラウドサーバ
110 イベント登録モジュール(イベント登録部)
112 メール処理モジュール
114 一時ファイル保存モジュール
116 認証モジュール
118 イベント通知モジュール(イベント通知部)
120 通知受け取りモジュール(通知受け取り部)
122 I/Oサービス(ジョブ実行部)
特開2005−269422号公報

Claims (7)

  1. 一連となる複数の処理を含むワークフローを実行する情報処理システムであって、
    イベントの通知内容および通知先が示されたイベント通知設定ファイルを登録するイベント登録部と、
    前記イベント通知設定ファイルに示されている前記通知先に対して、前記イベント通知設定ファイルに示されている前記通知内容を含む、イベント通知を行うイベント通知部と、
    前記イベント通知部によってなされた前記イベント通知を受け取り、当該イベント通知に基づいて実行すべきワークフローを特定し、特定されたワークフローを実行するためのジョブを登録する通知受け取り部と、
    前記通知受け取り部によって登録された前記ワークフローの前記ジョブを実行するジョブ実行部と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記イベント通知設定ファイルは、
    当該イベント通知設定ファイルによるイベント通知の実行対象とする、イベントの種類の設定を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記イベント通知設定ファイルは、
    当該イベント通知設定ファイルによるイベント通知を行う条件として、前記ジョブの実行を要求するユーザのユーザIDの設定、および、前記ユーザが属するテナントのテナントIDの設定の、少なくともいずれか一方を含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記イベント通知設定ファイルは、
    当該イベント通知設定ファイルによるイベント通知の通知先として、前記通知受け取り部として機能するモジュールが有する、イベント通知の受信用のAPIパスの設定を含む
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 一連となる複数の処理を含むワークフローを実行する情報処理装置であって、
    イベントの通知内容および通知先が示されたイベント通知設定ファイルを登録するイベント登録部と、
    前記イベント通知設定ファイルに示されている前記通知先に対して、前記イベント通知設定ファイルに示されている前記通知内容を含む、前記イベントの通知を行うイベント通知部と、
    前記イベント通知部によってなされた前記イベントの通知を受け取り、当該通知に含まれている前記通知内容に基づいて実行すべきワークフローを特定し、特定されたワークフローを実行するためのジョブを登録する通知受け取り部と、
    前記通知受け取り部によって登録された前記ワークフローの前記ジョブを実行するジョブ実行部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 一連となる複数の処理を含むワークフローを実行する情報処理方法であって、
    イベントの通知内容および通知先が示されたイベント通知設定ファイルを登録するイベント登録工程と、
    前記イベント通知設定ファイルに示されている前記通知先に対して、前記イベント通知設定ファイルに示されている前記通知内容を含む、イベント通知を行うイベント通知工程と、
    前記イベント通知工程においてなされた前記イベント通知を受け取り、当該イベント通知に基づいて実行すべきワークフローを特定し、特定されたワークフローを実行するためのジョブを登録する通知受け取り工程と、
    前記通知受け取り工程において登録された前記ワークフローの前記ジョブを実行するジョブ実行工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  7. 一連となる複数の処理を含むワークフローを実行するプログラムであって、
    コンピュータを、
    イベントの通知内容および通知先が示されたイベント通知設定ファイルを登録するイベント登録部、
    前記イベント通知設定ファイルに示されている前記通知先に対して、前記イベント通知設定ファイルに示されている前記通知内容を含む、イベント通知を行うイベント通知部、
    前記イベント通知部によってなされた前記イベント通知を受け取り、当該イベント通知に基づいて実行すべきワークフローを特定し、特定されたワークフローを実行するためのジョブを登録する通知受け取り部、および、
    前記通知受け取り部によって登録された前記ワークフローの前記ジョブを実行するジョブ実行部
    として機能させるためのプログラム。
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