JP2019179168A - 光量調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パルス板とフォトインタラプタを用いてモータの回転を検出する場合に、パルス板とフォトインタラプタの配置スペースを小型化する。【解決手段】 複数の羽根によって光が通過する開口の大きさを調節する光量調節装置であって、開口を形成する第1の開口形成部材と第2の開口形成部材と、光通過経路に出入りする複数の絞り羽根と、絞り羽根を駆動する駆動リングと、回転軸を有した駆動手段と、回転軸に固定された、駆動リングに回転力を伝達させる出力部と、回転軸に固定されたパルス板と、パルス板の位相を検出する検出部と、を備え、検出部と出力部が光軸方向と直交する平面で重なることを特徴とする。【選択図】図13

Description

本発明は、例えば、絞り装置などの光量調節装置に関するものである。
従来から、絞り装置などにおける羽根を駆動するための羽根駆動装置としては、光路用の開口部を有する地板と、この地板に支持されて開口部を開閉するように動作する羽根と、地板に対して回動する駆動リングとを備えたものが知られている。駆動リングは、ステッピングモータなどにより駆動される。
ここで、ステッピングモータは、通常オープン制御で駆動されるため、駆動負荷が大きくなった場合に脱調が生じ、羽根駆動装置が所定の位置まで駆動できなくなる恐れがある。そこで、モータに対してプロペラ形状のパルス板を取り付け、パルス板の回転量をセンサで検出することにより、所定の位置まで駆動しているか否かを検出する技術が知られている。(特許文献1参照)
特許文献1に記載されている技術では、回転するリードスクリュに取り付けられたパルス板をフォトインタラプタで検出する構造となっている。
特開2016−118678号公報
しかしながら、上記の従来技術では、回転検出のためにパルス板を設けた構造であるため、そのための配置スペースを確保する必要がある。そのため、フォトインタラプタを保持する部分を配置するスペースも光軸方向に大きくなり、装置のサイズを小さくしにくいという問題があった。
本発明に係わる光量調節装置は、上記を鑑み、複数の羽根によって光が通過する開口の大きさを調節する光量調節装置であって、前記開口を形成する第1の開口形成部材と第2の開口形成部材と、光通過経路に出入りする複数の絞り羽根と、前記絞り羽根を駆動する駆動リングと、回転軸を有した駆動手段と、前記回転軸に固定された、前記駆動リングに回転力を伝達させる出力部と、前記回転軸に固定されたパルス板と、前記パルス板の位相を検出する検出手段と、を備え、前記検出手段と前記出力部が光軸方向と直交する平面で重なることを特徴とする。
本発明によれば、パルス板とフォトインタラプタを用いてモータの回転を検出する場合に、パルス板とフォトインタラプタの配置スペースを小型化することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る光量調節装置の分解斜視図である。 保持基板を裏側から見た図である。 駆動リングの形状を示す斜視図である。 駆動リングを裏側から見た斜視図である。 仕切り部材の斜視図である。 絞り羽根の形状を示す斜視図である。 開口形成部材の形状を示す斜視図である。 ホルダの形状を示す斜視図である。 ホルダを保持基板に装着した状態を示す図である。 ホルダを保持基板から取り外した状態を示した図である。 ピニオンギアの形状を示す図である。 ピニオンギアの形状の他の例を示す図である。 ストッパーの形状を示す斜視図である。 絞り羽根が開いた状態と閉じた状態を示した図である。 駆動リングの支持状態を示す図である。 光量調節装置の断面図である。 光量調節装置の断面図である。 光量調節装置の断面図である。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる光量調節装置の構成を示す分解斜視図である。図1において、保持基板102は、中央に光軸を中心とする開口部が形成されている一方の開口形成部材である。
図2は、保持基板102を裏側から見た斜視図である。保持基板102には、円周方向の複数個所に後述する仕切り部材105を支持する突起102aが備えられている。また、保持基板102には、後述する駆動部101を保持するホルダ(保持部材)108を挿入する溝部102bと、駆動部101の半径方向の位置決めをする係合部102cと、ホルダ108の回転方向の位置決めをする溝部102eとが備えられている。保持基板102は、通常は樹脂成形により作成される。保持基板102には、駆動部101が取り付けられる。駆動部101には、例えば、ステッピングモータ、ガルバノモータなどが使用される。駆動部101の回転自在に軸支された回転軸101aに、ピニオンギア(出力部)104が取り付けられる。
図3Aは、駆動リング103の形状を示す斜視図であり、図3Bは、駆動リング103を裏側から見た斜視図である。駆動リング103は、光通過経路の少なくとも一部を構成する貫通孔を有し、光が通過する経路(光通過経路)を取り囲むような環状の部材(無端リング状部材)から形成され、光通過経路の周囲で回転する。この駆動リング103には、後述する絞り羽根106が係合する。すなわち、駆動リング103は、駆動リング103の回転に伴って絞り羽根106を光通過経路に対して出入りさせるように構成されていることから、絞り羽根106を駆動するための部材(動力伝達部材)となる。この駆動リング103は、基部103aと外係合部103bと駆動穴103cと被駆動部103dとを有する。基部103aを実質的に一様な厚みとすることで、駆動リング103の回転時に空気抵抗の影響を軽減できるため、作動負荷を低減でき、高速応答性、静音性を向上させることができる。
駆動リング103は、通常は樹脂成形により作成されるが、例えば、樹脂フィルム(PETシート材等)をプレス加工して作成することもできる。プレス加工できる場合は、樹脂成形に比べて、形状精度を高精度にすることができるため、絞り精度を向上させることが可能になる。ここで、駆動リング103をシートのプレス加工によって作成する場合には、駆動リング103の径方向内側の内縁部(貫通孔の内縁部)、及び径方向外側の外縁部に、それぞれ円周に亘ってR形状部が形成される。本実施形態の駆動リング103は、このR形状部が羽根側に対向するように光量調節装置内に組み込まれる。これにより、絞り羽根との摺動部分、特に駆動リング103の内縁部側の円周部における摺動部分が実質的に少なくなり、羽根の機動性が向上する。なお、このようなR形状部は、駆動リング103の内縁部だけに設けてもよいし、外縁部だけに設けてもよい。
樹脂フィルムの厚みとしては、0.03mm〜0.30mmの材料の使用が可能である。基部103aを極力薄くすることで、回転する際のイナーシャを小さくすることができ、光量調節装置を高速動作させることができる。駆動リング103は、保持基板102および開口形成部材107によりスラスト方向、ラジアル方向ともに適切に支持することにより、基部103aを薄くしても、その変形が最小限に抑えられる。
また、駆動リング103の基部103aは、片面あるいは両面に表面処理が施されている材料を用いるとよい。表面処理としては、例えば、摺動塗装処理、帯電防止処理、反射防止処理などがある。摺動塗装処理を施すことで、駆動リング103と摺動する部品である保持基板102、後述する仕切り部材105との摩擦を低減することができ、省電力での作動が可能になる。また、反射防止処理をすることで、光量調節装置内に進入した光の反射を抑え、レンズ鏡筒内に光量調節装置が組み込まれた際の、ゴースト、フレア等の発生を抑制することができる。
駆動リング103の外係合部103bは、保持基板102の係合部102dと接触する。本実施形態では、係合部102dは、複数の凸部で構成されており、駆動リング103の外係合部103bと接触する。駆動リング103と保持基板102は、駆動リング103が内側、保持基板102が外側の関係で配置される。この関係にすることで、駆動リング103の外係合部103bは、保持基板102の係合部102dにより外側から支持されるため、駆動リング103の周方向の変形を抑えることができる。そのため、駆動リング103の基部103aを薄くしても変形することなく動作させることが可能である。なお、駆動リング103の基部103aは、実質的に均一な厚みであり、無駄な凹凸や穴がないため、駆動リング103が絞り羽根106の開閉動作中に絞り羽根106とひっかかるような作動不良は防止される。
駆動リング103をシートのプレス加工によって作成する場合には、駆動リング103と保持基板102のスラスト方向の係合長を駆動リング103の基部103aの厚み(0.03mm〜0.3mm)まで少なくすることができるため、摩擦抵抗を少なくすることができ、滑らかな作動、低電力での作動を実現できる。
また、駆動リング103には、被駆動部103dであるギア部が形成されている。被駆動部103dは、ピニオンギア104と噛み合う。駆動部101で発生した回転力をピニオンギア104から被駆動部103dに伝え、駆動リング103が回転される。駆動リング103の被駆動部(ギア部)103dとピニオンギア104の噛み合いでは、被駆動部103dの厚みが薄く、ギアとの噛み合い面積が小さいため、ギア同士の噛み合い音が小さい。また、ピニオンギア104と駆動リング103の質量差が大きいため、ピニオンギア104と被駆動部103dの間にバックラッシュがあっても、ギアのかみ合い音、反転音等が小さくなる。
また、駆動リング103には、遮光部103eが形成されている。遮光部103eは、光量調節装置の初期位置に対応して配置された不図示のフォトインタラプタのスリット内を出入りすることで、光量調節装置の初期位置を検出することができ、光量調節装置の初期化等に使用することができる。
また、駆動リング103は、保持基板102に形成された突起部102aにより回転可能に支持されている。駆動リング103が保持基板の突起部102aで支持されるため、駆動リング103と保持基板102が面で密着することがないため、帯電等による駆動リング103の貼り付きを防止することができる。
図4は仕切り部材105の斜視図である。仕切り部材105は、中央に開口部を有する。仕切り部材105は、後述する開口形成部材107の係合部107cに仕切り部材105の係合穴105aが係合することによってラジアル方向に支持され、後述する開口形成部材107の複数の突起部107a及び保持基板102の複数の支持部となる突起部102aによって、スラスト方向に挟まれて支持される。仕切り部材105は羽根106のカムピン106bを裏側から押さえることができるため、開口形成部材107のカム107bからカムピン106bが抜け出ることを防ぐことができる。また仕切り部材105及び保持基板102によって駆動リング103が挟持されるため、駆動リング103は挟持可能な最低限の外形があればよい。そのため、駆動リング103を小型化でき、回転時のイナーシャが小さくなって、高速駆動化に有効である。仕切り部材105は、通常は樹脂成形により作成されるが、例えば、樹脂フィルム(PETシート材等)をプレス加工して作成してもよい。
図5は、絞り羽根106の形状を示す斜視図であり、左側が表側の図、右側が裏側の図である。駆動ピン106aとカムピン106bが羽根部106cに取り付けられている。絞り羽根106は、通常は樹脂成形により羽根部106cと駆動ピン106aとカムピン106bを一体で成形することにより製造される。
また、駆動ピン106aとカムピン106bを樹脂成形で作成し、遮光処理されたシート部材により作成された羽根部106cに接着、溶着、アウトサート成形などで一体化させてもよい。また、駆動ピン106aとカムピン106bを金属ピンで形成し、羽根部106cに接着、溶着、カシメ等で一体化させてもよい。
図6は、他方の開口形成部材である開口形成部材107の形状を示す斜視図である。開口形成部材107は、仕切り部材105を支持する複数の支持部となる突起部107aと、複数のカム(カム溝)107bを有している。保持基板102と仕切り部材105で形成された空間の中を、駆動リング103が回転し、仕切り部材105と開口形成部材107で形成された空間の中を、絞り羽根106が移動する。
以上のように構成される本実施形態の光量調節装置は、次のように動作する。すなわち、絞り羽根106の回転中心軸となる駆動ピン106aが、駆動リング103の駆動穴103cに係合する。ピニオンギア104が回転し、駆動リング103の被駆動部103dに力がかかり、駆動リング103が回転する。駆動リング103が回転すると、駆動リング103の駆動穴103cから絞り羽根106の駆動ピン106aに駆動力が与えられ、絞り羽根106が駆動される。絞り羽根106のカムピン106bは、開口形成部材107に形成されたカム107bに係合している。カム107bによって、絞り羽根106aは、保持基板102の開口内外を出入りする。複数の絞り羽根106により、絞り形状を調整することが可能になる。
図7Aは、ホルダ108の形状を示す斜視図である。ホルダ108は、保持基板102の溝部102bに幅D1のフランジ部108fが嵌り、保持基板102の溝部102bの底部の肉厚部分が幅D2のコの字形の溝部108gに嵌ることにより、スラスト方向、ラジアル方向、および円周方向に位置決めされる。また、ホルダ108のコの字形の溝部108gの中央に設けられた突起部108bと保持基板102に設けられた溝部102eが係合することで、回転方向に位置決めされる。このとき、ホルダ108の係合部(丸穴)108aの中心は、保持基板102の係合部(丸穴)102cの中心に一致するように位置決めされる。図7Bは、ホルダ108を保持基板102に装着した状態を示す図であり、図7Cは、ホルダ108を保持基板102から取り外した状態を示す図である。
ホルダ108は、上記のようにして保持基板102に対して位置決めして装着される。その後、図7Bに示すように、保持基板102にホルダ108が装着された状態で、駆動部101の軸受け部101cが、既に同心に位置決めされているホルダ108の係合部(丸穴)108aと保持基板102の係合部(丸穴)102cの双方に矢印Aで示すように挿入され、嵌合によりその中心軸が位置決めされる。そして、駆動部101のフランジ101bがネジにより保持基板102のネジ穴102fに対してネジ固定される。
このような組み立て方法により、ホルダ108に駆動部101を先に取り付けてからそれを保持基板102に取りつけるよりも、組み立て時の作業性が向上される。また、ホルダ108の係合部(丸穴)108aに対して駆動部101の軸受け部101cを嵌合させて位置決めするため、駆動部101の回転中心軸の軸心に対して、ホルダ108の位置を正確に位置決めできる。ホルダ108は、後述するように遮光部104bを検出するフォトインタラプタ109(図13参照)を保持するホルダであるため、ホルダ108が駆動部101の中心軸に対して正確に位置決めされれば、結果として、フォトインタラプタ109の駆動部101の中心軸に対する位置が正確に位置決めされる。フォトインタラプタ109と駆動部101の軸心が揃えば、遮光部104bのフォトインタラプタ109への挿入量を不必要に大きくとる必要がなくなるため、フォトインタラプタ109を小型のものが採用でき、フォトインタラプタ109の配置部分の大きさを小型化することができる。
なお、ホルダ108には、駆動部101のフランジに接触するように設けられた突起部108cが形成されており、駆動部101のフランジ101bが突起部108cに押し付けられて固定されるため、駆動部101およびホルダ108の双方のガタつきを抑えることができる。
また、ホルダ108には2箇所のフォトインタラプタ109を取り付ける切り欠き108dが形成されており、切り欠き108dのスラスト方向と側面方向にそれぞれ2箇所の突起部108eが形成されている。突起部108eにフォトインタラプタ109が圧入されることで、フォトインタラプタ109のガタつきがないように取り付けられる。
図8は、ピニオンギア104の形状を示す図である。ピニオンギア104は、駆動リング103の被駆動部103dと噛み合うギア部104aを有しており、駆動部101で発生する回転力を駆動リング103に伝達する。
また、複数の遮光部104bが設けられたパルス板がピニオンギア104と一体に設けられている。遮光部104bがフォトインタラプタ109のスリット内を出入りすることで、回転量の検出センサの役割を果たす。遮光部104bはモータの回転軸に結合されているため、遮光部104bの回転量を検出することにより、駆動部101の回転軸101aの回転位置を検出することができ、モータをクローズド制御することができる。
遮光部104bは、通常は樹脂成形によりピニオンギア104と一体成形されて作成される。また、例えば、樹脂フィルム(PETシート材等)をプレス加工して作成してもよい。本実施形態では、ピニオンギア104と一体となっており、ギア部と遮光部104bの間に成形安定と補強の目的でストレート部104cを設けているが、図9に示すようにストレート部104cが無くてもよい。
図10は、ストッパー110の形状を示す斜視図である。ストッパー110は、遮光部104bが光軸方向に移動した場合にフォトインタラプタ109より先に当たるように配置された先当たり面110aを有しており、フォトインタラプタ109の誤検知や故障を防ぐことができる。
次に、駆動リング103と絞り羽根106の関係について説明する。図11に示すように、複数の絞り羽根106は、周方向に均一に配置されている。本実施形態では、図11に示すように、駆動リング103の回動によって複数の絞り羽根106が連動して、光通過開口の大きさを変更することができる。
次に、光量調節装置の各構成部材のスラスト方向の関係について説明する。図12に示すように、開口形成部材107に形成された突起部107aにより、仕切り部材105が支持され、仕切り部材105の保持基板102側に駆動リング103が支持されている。駆動リング103は、仕切り部材105によって絞り羽根106の可動範囲内においてスラスト方向に支持されるため、駆動リング103の外形を絞り羽根106の可動範囲より小さくできる。このように、仕切り部材105が存在することによって駆動リング103の外形を絞り羽根106の可動範囲より小型にすることができるため、駆動リング103が軽量化でき、高速駆動化に有利となる。突起部107aは、図6では、周上に複数配置するように説明したが、レール等で駆動リング103を支持するようにしてもよい。また、駆動リング103は、駆動リング103に形成された仕切り部材側突起部及び保持基板側突起部により、仕切り部材105と保持基板102に接触して支持されることによりスラスト方向に保持されている。
このように、駆動リング103は、保持基板102、開口形成部材107、仕切り部材105、絞り羽根106によって、羽根可動範囲内で適宜に支持されることにより、薄い基部103aで構成されていても変形することなく、高速作動、静音作動することが可能である。
次に、ピニオンギア104の遮光部104bのスラスト位置(光軸方向の位置)の設定について説明する。遮光部104bはスラスト方向の突出量を抑えるため、ピニオンギア104のギア部104aと駆動リング103の被駆動部103dが噛み合う位置に近づけて配置することが好ましい。図13は、本実施形態の光量調節装置の断面図であるが、ピニオンギア104とフォトインタラプタ109の外形部109aとセンサ部109bまでのスペースとがオーバーラップするように遮光部104bのスラスト位置を設定している。言い換えると、フォトインタラプタ109の配置スペースとピニオンギア104が光軸方向と直交する平面において重なっている。また、図14のように、駆動リング103の被駆動部103dとフォトインタラプタ109の外形部109aとセンサ部109bまでのスペースとがオーバーラップするように、遮光部104bとフォトインタラプタ109のスラスト位置を駆動部101側へシフトしてもよい。
このように、ピニオンギア104、特にそのギア部104aが、フォトインタラプタ109の外形部109aとセンサ部109bのスペースとオーバーラップして取り付けられることによって、ピニオンギア104の遮光部104bのスラスト方向位置を駆動部101の方向へ寄せることができるため、スラスト方向のスペースを削減することができる。
図15は、被駆動部103dがスラスト方向に立ち上げられ、ピニオンギアのギア部104aと噛み合っている例を示した図である。この場合も、ピニオンギア104のギア部104aが、フォトインタラプタ109の外形部109aとセンサ部109bのスペースとオーバーラップして取り付けられることによって、ピニオンギア104の遮光部104bのスラスト方向位置を駆動部101の方向へ寄せることができるため、スラスト方向のスペースを削減することができる。さらに、この例のように、被駆動部103dに光軸方向への立ち上がりを設けて強度を持たせる場合などには、被駆動部103dとギア部104aおよび外径部109aが光軸方向と直交する平面において重なるようにすることによって、光軸方向への小型化が可能となる。
以上説明したように、上記の実施形態によれば、ピニオンギアのギア部あるいは駆動リングの被駆動部が、フォトインタラプタの外形部とセンサ部のスペースとオーバーラップして取り付けられることによって、ピニオンギアの遮光部のスラスト方向位置を駆動部の方向へ寄せることができるため、スラスト方向のスペースを削減することができる。
101:駆動部
102:保持基板
103:駆動リング
104:ピニオンギア
105:仕切り部材
106:絞り羽根
107:開口形成部材
108:ホルダ
109:フォトインタラプタ
110:ストッパー

Claims (6)

  1. 複数の羽根によって光が通過する開口の大きさを調節する光量調節装置であって、
    前記開口を形成する第1の開口形成部材及び第2の開口形成部材と、
    光通過経路に出入りする複数の絞り羽根と、
    前記絞り羽根を駆動する駆動リングと、
    回転軸を有した駆動手段と、
    前記回転軸に固定された、前記駆動リングに回転力を伝達させる出力部と、
    前記回転軸に固定されたパルス板と、
    前記パルス板の回転を検出する検出手段と、を備え、
    前記検出手段と前記出力部が光軸方向と直交する平面で重なることを特徴とする光量調節装置。
  2. 前記駆動手段は前記回転軸を回転自在に保持する軸受を有し、前記検出手段は保持部材によって保持され、前記駆動手段は、前記軸受けが前記保持部材に形成された穴に嵌合することにより、前記保持部材に対して位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  3. 前記駆動手段は、第1及び第2の開口形成部材のうちの一方の開口形成部材に前記保持部材が固定された後に、前記保持部材に対して位置決めされた状態で、前記一方の開口形成部材に固定されることを特徴とする請求項2に記載の光量調節装置。
  4. 前記回転軸がスラスト方向に動いたとき、前記パルス板が前記検出手段に接触する前に、前記一方の開口形成部材に取りつけられたストッパーに接触することを特徴とする請求項3に記載の光量調節装置。
  5. 前記パルス板と前記出力部が一体成形によって成形されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光量調節装置。
  6. 前記出力部は、ピニオンギアであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光量調節装置。
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