JP2019178964A - 鉄道検測装置及び鉄道検測方法 - Google Patents

鉄道検測装置及び鉄道検測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学センサーユニットからの検査光、及び検査対象物からの光が透過する透明窓に、異物が付着するのを抑制する鉄道検測装置を提供する。【解決手段】光学センサーユニット10,20は、鉄道の車両4に設置され、検査光S1,S2を検査対象物へ照射し、検査対象物からの光を受光して、検出信号を出力する。光学センサーユニット10,20からの検査光、及び検査対象物からの光は、検査対象物と光学センサーユニット10,20との間に設けられた透明窓31,32を透過する。検査対象物と透明窓31,32との間に取り付けられた防風カバー40,50は、透明窓31,32へ向かう空気の流れを段階的に弱める複数の防風室と、検査光が通過する第1の開口41a,42a,43aと、検査対象物からの光が通過する第2の開口51b,52b,53bとを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、鉄道の軌道(レール)や架線(トロリ線)等の鉄道設備を検測する鉄道検測装置及び鉄道検測方法に係り、特に、レーザー光等の検査光を検査対象物へ照射し、検査対象物からの反射光又は散乱光を受光する光学センサーユニットを備えた鉄道検測装置及び鉄道検測方法に関する。
例えば、検査対象物が軌道の場合、軌道には、軌道自体の熱膨張や枕木の沈下等による歪み、あるいは線路が敷設された構造物や地盤の変動等によって、変位が発生する。車両の走行時の安全を確保するためには、軌道の歪み等による変位量を許容値以内に保つ必要がある。軌道の変位量を測定する軌道検測装置は、レーザー光等の検査光を軌道へ照射し、軌道からの反射光又は散乱光を受光する光学センサーユニットを備え、光学センサーユニットの検出信号から軌道の変位量を測定している。この様な装置として、特許文献1に記載のものがある。
特開2012−68186号公報
通常、軌道検測装置の光学センサーユニットは、塵埃や水滴等から保護するため、筐体に収められて、鉄道の車両に設置される。筐体には、ガラス等からなる透明板を取り付けた透明窓が設けられており、光学センサーユニットから発生した検査光は、透明窓を透過して軌道へ照射され、軌道からの反射光又は散乱光は、透明窓を透過して光学センサーユニットにより受光される。塵埃の飛散や雨水の跳ね等により、この透明窓に泥や水滴等の異物が付着すると、光学センサーユニットからの検査光、あるいは軌道からの反射光又は散乱光が付着物により吸収、反射又は散乱されて、軌道の変位量を正確に測定することができない。そのため、従来は、透明窓の清掃を頻繁に行う必要があった。また、測定の途中で透明窓に付着物が発生した場合は、それ以降の測定結果が無駄になり、再測定に時間を要するという問題があった。
本発明の課題は、光学センサーユニットからの検査光、及び検査対象物からの光が透過する透明窓に、異物が付着するのを抑制することである。
本発明の鉄道検測装置は、鉄道の車両に設置され、検査光を検査対象物へ照射し、検査対象物からの光を受光して、検出信号を出力する光学センサーユニットと、検査対象物と光学センサーユニットとの間に設けられた、検査光、及び検査対象物からの光が透過する透明窓と、検査対象物と透明窓との間に取り付けられた防風カバーとを備え、防風カバーが、透明窓へ向かう空気の流れを段階的に弱める複数の防風室と、検査光、及び検査対象物からの光が通過する開口とを有することを特徴とする。
また、本発明の鉄道検測方法は、検査光を検査対象物へ照射し、検査対象物からの光を受光して、検出信号を出力する光学センサーユニットを、鉄道の車両に設置し、検査光、及び検査対象物からの光が透過する透明窓を、検査対象物と光学センサーユニットとの間に設け、複数の防風室と、検査光、及び検査対象物からの光が通過する開口とを有する防風カバーを、検査対象物と透明窓との間に取り付け、複数の防風室により、透明窓へ向かう空気の流れを段階的に弱めながら、光学センサーユニットから照射した検査光を、透明窓及び開口を通して、検査対象物へ照射し、検査対象物からの光を、開口及び透明窓を通して、光学センサーユニットで受光して、検出信号を出力することを特徴とする。
光学センサーユニットを、鉄道の車両に設置し、検査光、及び検査対象物からの光が透過する透明窓を、検査対象物と光学センサーユニットとの間に設けると、車両の走行により発生した空気の流れが、塵埃や水滴等の異物を巻き込みながら、透明窓に当たる。本発明では、検査対象物と透明窓との間に取り付けた防風カバーの複数の防風室により、透明窓へ向かう空気の流れが段階的に弱められるので、透明窓へ運ばれる塵埃や水滴等の異物が少なくなり、透明窓に異物が付着するのが抑制される。光学センサーユニットからの検査光は、透明窓を透過した後、防風カバーの開口を通過して、検査対象物へ照射される。検査対象物からの光は、防風カバーの開口を通過した後、透明窓を透過して、光学センサーユニットで受光される。
あるいは、本発明の鉄道検測装置は、鉄道の車両に設置され、検査光を検査対象物へ照射し、検査対象物からの光を受光して、検出信号を出力する光学センサーユニットと、検査対象物と光学センサーユニットとの間に設けられた、検査光、及び検査対象物からの光が透過する透明窓と、検査対象物と透明窓との間に取り付けられた防風カバーとを備え、防風カバーが、透明窓へ向かう空気の流れを段階的に弱める複数の防風室と、検査光が通過する第1の開口と、検査対象物からの光が通過する第2の開口とを有することを特徴とする。
また、本発明の鉄道検測方法は、検査光を検査対象物へ照射し、検査対象物からの光を受光して、検出信号を出力する光学センサーユニットを、鉄道の車両に設置し、検査光、及び検査対象物からの光が透過する透明窓を、検査対象物と光学センサーユニットとの間に設け、複数の防風室と、検査光が通過する第1の開口と、検査対象物からの光が通過する第2の開口とを有する防風カバーを、検査対象物と透明窓との間に取り付け、複数の防風室により、透明窓へ向かう空気の流れを段階的に弱めながら、光学センサーユニットから照射した検査光を、透明窓及び第1の開口を通して、検査対象物へ照射し、検査対象物からの光を、第2の開口及び透明窓を通して、光学センサーユニットで受光して、検出信号を出力することを特徴とする。
光学センサーユニットを、鉄道の車両に設置し、検査光、及び検査対象物からの光が透過する透明窓を、検査対象物と光学センサーユニットとの間に設けると、車両の走行により発生した空気の流れが、塵埃や水滴等の異物を巻き込みながら、透明窓に当たる。本発明では、検査対象物と透明窓との間に取り付けた防風カバーの複数の防風室により、透明窓へ向かう空気の流れが段階的に弱められるので、透明窓へ運ばれる塵埃や水滴等の異物が少なくなり、透明窓に異物が付着するのが抑制される。光学センサーユニットからの検査光は、透明窓を透過した後、防風カバーの第1の開口を通過して、検査対象物へ照射される。検査対象物からの光は、防風カバーの第2の開口を通過した後、透明窓を透過して、光学センサーユニットで受光される。検査光が通過する第1の開口と、検査対象物からの光が通過する第2の開口とを別に設けるので、両者を共通にする場合に比べて、第1の開口及び第2の開口の幅が小さく済み、各防風室内への空気の流入が少なくなる。
さらに、本発明の鉄道検測装置は、光学センサーユニットを収納し、透明窓が取り付けられた筐体を備え、筐体が、防風カバーを挿入する凹状の防風カバー装着部を有することを特徴とする。また、本発明の鉄道検測方法は、光学センサーユニットを、透明窓を取り付けた筐体に収納し、凹状の防風カバー装着部を筐体に設けて、防風カバーを防風カバー装着部へ挿入することを特徴とする。筐体と防風カバーとの境の凹凸が少なくなり、凹凸で防風カバーの防風室内へ向かう風が発生するのが抑制される。
さらに、本発明の鉄道検測装置は、第2の開口の幅が、第1の開口の幅よりも大きいことを特徴とする。また、本発明の鉄道検測方法は、第2の開口の幅を、第1の開口の幅よりも大きくすることを特徴とする。検査対象物が変位すると、検査対象物からの光が第2の開口を通過する位置は、検査対象物の変位に応じて移動する。第2の開口の幅を、第1の開口の幅よりも大きくするので、検査対象物の変位に応じて通過位置の異なる、検査対象物からの光を通過させることができる。
さらに、本発明の鉄道検測装置は、防風カバーが、第2の開口を複数有し、複数の第2の開口は、透明窓に近いもの程、その長手方向の寸法、及び幅が小さいことを特徴とする。また、本発明の鉄道検測方法は、防風カバーに、第2の開口を複数設け、複数の第2の開口の長手方向の寸法、及び幅を、透明窓に近いもの程、小さくすることを特徴とする。第2の開口の幅を、第1の開口の幅よりも大きくすると、車両の走行により発生した空気の流れは、主に第2の開口を通って透明窓へ向かう。複数の第2の開口の長手方向の寸法、及び幅を、透明窓に近いもの程、小さくするので、複数の第2の開口を通って透明窓へ向かう空気の流れが、透明窓へ近づくにつれて、効果的に弱められる。
さらに、本発明の鉄道検測装置は、防風カバーが、第1の開口を複数有し、複数の第1の開口は、光学センサーユニットから遠いもの程、その長手方向の寸法が大きいことを特徴とする。また、本発明の鉄道検測方法は、防風カバーに、第1の開口を複数設け、複数の第1の開口の長手方向の寸法を、光学センサーユニットから遠いもの程、大きくすることを特徴とする。検査対象物の変位に応じて、光学センサーユニットから照射する検査光の照射角度を変動させる場合、光学センサーユニットからの距離が遠くなる程、検査光の照射範囲は広くなる。複数の第1の開口の長手方向の寸法を、光学センサーユニットから遠いもの程、大きくするので、検査対象物の変位に応じて、検査光の照射角度を変動させる場合に対応することができる。
さらに、本発明の鉄道検測装置は、複数の防風室のいずれかが、隣接する、透明窓から遠い防風室よりも、その容積が小さいことを特徴とする。また、本発明の鉄道検測方法は、複数の防風室のいずれかの容積を、隣接する、透明窓から遠い防風室の容積よりも、小さくすることを特徴とする。透明窓へ向かう空気の流れが、容積の大きな防風室から容積の小さな防風室へ移動する際に、効果的に弱められる。
本発明によれば、光学センサーユニットからの検査光、及び検査対象物からの光が透過する透明窓に、異物が付着するのを抑制することができる。
さらに、光学センサーユニットを、透明窓を取り付けた筐体に収納し、凹状の防風カバー装着部を筐体に設けて、防風カバーを防風カバー装着部へ挿入することにより、筐体と防風カバーとの境の凹凸が少なくなり、凹凸で防風カバーの防風室内へ向かう風が発生するのを抑制することができる。
さらに、検査光が通過する第1の開口と、検査対象物からの光が通過する第2の開口とを別に設けることにより、両者を共通にする場合に比べて、第1の開口及び第2の開口の幅が小さく済み、各防風室内への空気の流入を少なくすることができる。
さらに、第2の開口の幅を、第1の開口の幅よりも大きくすることにより、検査対象物の変位に応じて通過位置の異なる、検査対象物からの光を通過させることができる。
さらに、複数の第2の開口の長手方向の寸法、及び幅を、透明窓に近いもの程、小さくすることにより、複数の第2の開口を通って透明窓へ向かう空気の流れを、透明窓へ近づくにつれて、効果的に弱めることができる。
さらに、複数の第1の開口の長手方向の寸法を、光学センサーユニットから遠いもの程、大きくすることにより、検査対象物の変位に応じて、検査光の照射角度を変動させる場合に対応することができる。
さらに、複数の防風室のいずれかの容積を、隣接する、透明窓から遠い防風室の容積よりも、小さくすることにより、透明窓へ向かう空気の流れを、容積の大きな防風室から容積の小さな防風室へ移動する際に、効果的に弱めることができる。
本発明の一実施の形態による軌道検測装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による軌道検測装置の動作を説明する図である。 図3(a)は防風カバー40の斜視図、図3(b)は防風カバー50の斜視図である。 図4(a)は本発明の第1の実施の形態による防風カバー40の上面図、図4(b)は本発明の第1の実施の形態による防風カバー40の正面図、図4(c)は本発明の第1の実施の形態による防風カバー40の底面図である。 図5(a)は図4(a)のA−A部断面図、図5(b)は図4(b)のB−B部断面図、図5(c)は図4(b)のC−C部断面図である。 図6は、軌道からの反射光の経路を説明する図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態による防風カバー40の断面図である。 図8は、本発明の第3の実施の形態による防風カバー40の斜視図である。 図9(a)は本発明の一実施の形態による防風カバー50の上面図、図9(b)は本発明の一実施の形態による防風カバー50の正面図、図9(c)は本発明の一実施の形態による防風カバー50の底面図である。 図10(a)は図9(a)のD−D部断面図、図10(b)は図9(b)のE−E部断面図、図10(c)は傾斜部を設けない場合の断面図である。
[実施の形態]
(軌道検測装置の構成及び動作)
以下、本発明の鉄道検測装置及び鉄道検測方法を、軌道検測装置を例にして、詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態による軌道検測装置の概略構成を示す図である。本実施の形態の軌道検測装置100は、光学センサーユニット10、光学センサーユニット20、筐体30、防風カバー40、及び防風カバー50を含んで構成されている。軌道検測装置100は、鉄道の左右の軌道に対応して、光学センサーユニット10及び光学センサーユニット20を、左右対称に2組ずつ備えており、図1には、軌道検測装置100の一部が示されている。また、軌道検測装置100は、これらの他に、光ファイバージャイロ、加速度計、演算装置、制御ユニット、データ処理装置等を備えている。
光学センサーユニット10は、レーザー変位計11、ミラー12、モータ13、及び角度検出器14を含んで構成されている。また、光学センサーユニット20は、レーザー変位計21、ミラー22、モータ23、及び角度検出器24を含んで構成されている。筐体30は、レーザー変位計11,21から発生した検査光が透過する、透明なガラス等からなる透明窓31,32を有し、光学センサーユニット10,20を収納している。なお、例えば新幹線の車体等の様に、車両の床下の空間が底板で塞がれている場合、底板に透明窓を設ければ、筐体30は必要ない。
筐体30には、防風カバー40,50を挿入する凹状の防風カバー装着部30a,30bが設けられている。図1は、防風カバー40,50を筐体30に取り付ける前の状態を示しており、防風カバー40,50は、防風カバー装着部30a,30bへ矢印の方向に挿入されて、筐体30に取り付けられる。これにより、筐体30と防風カバー40,50との境の凹凸が少なくなり、凹凸で防風カバー40,50の後述する防風室内へ向かう風が発生するのが抑制される。また、防風カバー40,50を着脱可能とすることにより、透明窓31,32の清掃が必要なときには、防風カバー40,50を取り外して、透明窓31,32の清掃を行うことができる。
図2は、本発明の一実施の形態による軌道検測装置の動作を説明する図である。光学センサーユニット10,20が収納され、防風カバー40,50が取り付けられた筐体30は、鉄道の車両4の車体の床下又は台車枠に設置される。
光学センサーユニット10のレーザー変位計11は、検査光S1となるレーザー光を発生する。レーザー変位計11から発生した検査光S1は、ミラー12で反射され、筐体30の透明窓31を透過して、防風カバー40へ照射される。そして、検査光S1は、防風カバー40の後述する第1の開口41a,42a,43aを通過して、軌道3へ照射される。軌道3からの図示しない反射光は、防風カバー40の後述する第2の開口を通過して、透明窓31を透過した後、ミラー12で反射されて、レーザー変位計11で受光される。レーザー変位計11は、検査光S1と軌道3からの反射光との位相差による干渉に応じた検出信号を出力する。
モータ13は、例えばサーボモータからなり、ミラー12を回転させて、光学センサーユニット10からの検査光S1の照射角度を変動させる。図2において、検査光S1の両脇の二点鎖線は、検査光S1の照射角度の変動範囲を示している。角度検出器14は、モータ13の回転角度を検出する。
同様に、光学センサーユニット20のレーザー変位計21は、検査光S2となるレーザー光を発生する。レーザー変位計21から発生した検査光S2は、ミラー22で反射され、筐体30の透明窓32を透過して、防風カバー50へ照射される。そして、検査光S2は、防風カバー50の後述する第1の開口を通過して、軌道3へ斜めに照射される。軌道3からの図示しない反射光は、防風カバー50の後述する第2の開口53b,52b,51bを通過して、透明窓32を透過した後、ミラー22で反射されて、レーザー変位計21で受光される。レーザー変位計21は、検査光S2と軌道3からの反射光との位相差による干渉に応じた検出信号を出力する。
モータ23は、例えばサーボモータからなり、ミラー22を回転させて、光学センサーユニット20からの検査光S2の照射角度を変動させる。図2において、検査光S2の両脇の二点鎖線は、検査光S2の照射角度の変動範囲を示している。角度検出器24は、モータ23の回転角度を検出する。
図示しない演算装置は、レーザー変位計11,21の検出信号と、角度検出器14,24の検出結果とから、軌道3とレーザー変位計11,21との相対位置を演算する。そして、図示しない制御ユニットは、演算装置が演算した軌道3とレーザー変位計11,21との相対位置の変化に応じて、検査光S1,S2が軌道3を追尾する様に、モータ13,23を制御して、ミラー12,22の角度を調節する。
(防風カバー40,50の外観)
図3(a)は、防風カバー40の斜視図である。防風カバー40は、外形が略直方体状であって、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム等の強度の高い材料で構成されている。防風カバー40の上面には上板41が取り付けられており、上板41には、検査光S1が通過する第1の開口41a、及び軌道3からの反射光R1が通過する第2の開口41bが設けられている。後述する様に、防風カバー40の内部には、中板及び下板が取り付けられており、中板及び下板にも、検査光S1が通過する第1の開口、及び軌道3からの反射光R1が通過する第2の開口が設けられている。
図3(b)は、防風カバー50の斜視図である。防風カバー50は、外形が、長方形の下板に直方体を載せ、直方体の上面に横に倒した三角柱を載せた形状であって、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム等の強度の高い材料で構成されている。直方体の部分の上面には、中板52が取り付けられており、中板52の上面に上蓋51が取り付けられている。また、直方体の部分の底面には、下板53が取り付けられている。下板53には、検査光S2が通過する第1の開口53aが設けられている。また、上蓋51には、軌道3からの反射光が通過する第2の開口51bが設けられている。中板52及び下板53にも、後述する様に、軌道3からの反射光が通過する第2の開口が設けられている。
(防風カバー40の構造)
(第1の実施の形態)
図4(a)は本発明の第1の実施の形態による防風カバー40の上面図、図4(b)は本発明の第1の実施の形態による防風カバー40の正面図、図4(c)は本発明の第1の実施の形態による防風カバー40の底面図である。図4(a)に示す様に、防風カバー40の上面の上板41には、第1の開口41a及び第2の開口41bが設けられている。本実施の形態では、第1の開口41a及び第2の開口41bは、細長いスリット状の長方形であって、第1の開口41aと第2の開口41bとが平行に設けられている。図4(c)に示す様に、下板43には、第1の開口43a及び第2の開口43bが設けられている。図4(b)においては、上板41の第1の開口41a及び第2の開口41b、中板42、中板42の第1の開口42a及び第2の開口42b、下板43、並びに、下板43の第1の開口43a及び第2の開口43bが、破線で示されている。
図5(a)は、図4(a)のA−A部断面図である。防風カバー40内には、上板41と中板42との間に防風室40aが形成され、中板42と下板43との間に防風室40bが形成されている。また、下板43の下方には、防風室40cが形成されている。光学センサーユニット10,20を収納した筐体30は、鉄道の車両4の車体の床下又は台車枠に設置され、線路の表面近くに位置するため、車両4の走行により発生した空気の流れが、線路の表面の塵埃や水滴等の異物を巻き込みながら、筐体30の透明窓31,32に当たる。本実施の形態では、防風カバー40の複数の防風室40c,40b,40aにより、透明窓31へ向かう空気の流れが段階的に弱められるので、透明窓31へ運ばれる塵埃や水滴等の異物が少なくなり、透明窓31に異物が付着するのが抑制される。
図5(b)は、図4(b)のB−B部断面図である。防風室40aと防風室40bとを区切る中板42には、第1の開口42a及び第2の開口42bが設けられている。本実施の形態では、第1の開口42a及び第2の開口42bは、細長いスリット状の長方形であって、第1の開口42aと第2の開口42bとが、平行に設けられている。図5(c)は図4(b)のC−C部断面図である。防風室40bと防風室40cとを区切る下板43には、第1の開口43a及び第2の開口43bが設けられている。本実施の形態では、第1の開口43a及び第2の開口43bは、細長いスリット状の長方形であって、第1の開口43aと第2の開口43bとが、平行に設けられている。
以下の説明において、第1の開口41a,42a,43a、及び第2の開口41b,42b,43bの、縦横の寸法のうち、長い方を「長手方向の寸法」、短い方を「幅」と呼ぶ。後述する防風カバー50の第1の開口及び第2の開口についても、同様である。本実施の形態の軌道検測装置100では、第1の開口及び第2の開口の「長手方向の寸法」は、軌道3の左右方向の寸法であり、第1の開口及び第2の開口の「幅」は、軌道3が敷設されている方向(車両4の走行方向)の寸法である。
図2に示す様に、光学センサーユニット10からの検査光S1は、透明窓31を透過した後、第1の開口41a,42a,43aを通過して、軌道3へ照射される。また、図3(a)に示す軌道3からの反射光R1は、第2の開口43b,42b,41bを通過した後、透明窓31を透過して、光学センサーユニット10で受光される。光学センサーユニット10からの検査光S1が通過する第1の開口41a,42a,43aと、軌道3からの反射光R1が通過する第2の開口41b,42b,43bとを別に設けるので、両者を共通にする場合に比べて、第1の開口41a,42a,43a及び第2の開口41b,42b,43bの幅が小さく済み、各防風室40a,40b内への空気の流入が少なくなる。
図4(a)、図5(b)及び図5(c)において、第1の開口41a,42a,43aは、光学センサーユニット10からの距離が遠いもの程、その長手方向の寸法L1,L2,L3が大きくなっている。上述の様に、軌道3の左右方向の変位に応じて、光学センサーユニット10から照射する検査光S1の照射角度を変動させる場合、光学センサーユニット10からの距離が遠くなる程、検査光S1の照射範囲は広くなる。第1の開口41a,42a,43aの長手方向の寸法を、光学センサーユニット10から遠いもの程、大きくするので、検査光S1の照射角度を変動させる場合に対応することができる。
また、図4(a)、図5(b)及び図5(c)において、第2の開口41b,42b,43bの幅W1,W2,W3は、第1の開口41a,42a,43aの幅W0よりも大きくなっている。軌道3が上下方向に変位すると、軌道3からの反射光が第2の開口41b,42b,43bを通過する位置は、軌道3の変位に応じて移動する。
図6は、軌道からの反射光の経路を説明する図である。図6(a)に示す様に、軌道3からの反射光R1は、車両4の走行方向に垂直ではなく、防風カバー40へわずかに斜めに入射する。レーザー変位計11が軌道3からの反射光R1を受光する位置は一定であり、軌道3が上下方向に変位すると、図6(b)に示す様に、軌道3からの反射光R1が第2の開口43b,42b,41bを通過する位置が、車両4の走行方向又はその反対方向へわずかに移動する。図6(b)においては、図6(a)の場合の軌道3の上面、及び反射光R1の経路が、破線で示されている。第2の開口41b,42b,43bの幅W1,W2,W3を、第1の開口41a,42a,43aの幅W0よりも大きくするので、軌道3の変位に応じて通過位置の異なる、軌道3からの反射光を通過させることができる。
さらに、図4(a)、図5(b)及び図5(c)において、第2の開口41b,42b,43bの長手方向の寸法は、透明窓31からの距離が近いもの程、小さくなっている。また、第2の開口41b,42b,43bの幅W1,W2,W3も、透明窓31からの距離が近いもの程、小さくなっている。上述の様に第2の開口41b,42b,43bの幅W1,W2,W3を、第1の開口41a,42a,43aの幅W0よりも大きくすると、車両4の走行により発生した空気の流れは、主に第2の開口41b,42b,43bを通って透明窓31へ向かう。第2の開口41b,42b,43bの長手方向の寸法、及び幅を、透明窓31に近いもの程、小さくするので、透明窓31へ向かう空気の流れが、透明窓31へ近づくにつれて、効果的に弱められる。
なお、防風カバー40の防風室40a,40b,40cの内壁に、凹凸を設けると、透明窓31へ向かう空気の流れで運ばれて来た塵埃や水滴等の異物が内壁の凹凸に付着し、透明窓31へ到達する異物が減るので、透明窓31への異物の付着がさらに抑制される。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施の形態による防風カバー40の断面図である。本実施の形態では、中板42の取り付け位置が、第1の実施の形態の防風カバー40よりも高くなっている。その他の構成は、第1の実施の形態の防風カバー40と同様である。中板42の取り付け位置を、第1の実施の形態よりも高くした結果、上板41と中板42との間の防風室40aの容積が、中板42と下板43との間の防風室40bの容積よりも、小さくなっている。防風室40aの容積を、隣接する、透明窓31からの距離が遠い防風室40bの容積よりも、小さくするので、透明窓31へ向かう空気の流れが、容積の大きな防風室40bから容積の小さな防風室40aへ移動する際に、効果的に弱められる。
(第3の実施の形態)
図8は、本発明の第3の実施の形態による防風カバー40の斜視図である。本実施の形態では、上板41に、検査光S1、及び軌道3からの反射光R1が通過する共通開口41cが設けられている。また、破線で示す様に、中板42に、検査光S1、及び軌道3からの反射光R1が通過する共通開口42cが設けられている。さらに、破線で示す様に、下板43に、検査光S1、及び軌道3からの反射光R1が通過する共通開口43cが設けられている。その他の構成は、第1の実施の形態の防風カバー40と同様である。
(防風カバー50の構造)
図9(a)は本発明の一実施の形態による防風カバー50の上面図、図9(b)は本発明の一実施の形態による防風カバー50の正面図、図9(b)は本発明の一実施の形態による防風カバー50の底面図である。図9(a)に示す様に、防風カバー50の下板53には、第1の開口53aが設けられている。また、上蓋51には、第2の開口51bが設けられている。図9(c)に示す様に、下板53には、第1の開口53a、及び第2の開口53bが設けられている。また、下板53の第2の開口53b内に見える中板52には、第2の開口52bが設けられている。図9(b)においては、上蓋51の第2の開口51b、中板52の第2の開口52b、及び、下板53の第2の開口53bが、破線で示されている。
図10(a)は、図9(a)のD−D部断面図である。防風カバー50内には、上蓋51と中板52との間に防風室50aが形成され、中板52と下板53との間に防風室50bが形成されている。複数の防風室50a,50bにより、透明窓32へ向かう空気の流れが段階的に弱められるので、透明窓32へ運ばれる塵埃や水滴等の異物が少なくなり、透明窓32に異物が付着するのが抑制される。
図2に示す様に、光学センサーユニット20からの検査光S2は、透明窓32を透過した後、図示しない第1の開口53aを通過して、軌道3へ照射される。また、軌道3からの図示しない反射光は、第2の開口53b,52b,51bを通過した後、透明窓32を透過して、光学センサーユニット20で受光される。
図9(a),(c)において、第2の開口51b,52b,53bの幅は、第1の開口53aの幅よりも大きくなっている。第2の開口51b,52b,53bの幅を、第1の開口53aの幅よりも大きくするので、軌道3の変位に応じて通過位置の異なる、軌道3からの反射光を通過させることができる。
また、図9(a),(b),(c)において、第2の開口51b,52b,53bの長手方向の寸法、及び幅は、透明窓32からの距離が近いもの程、小さくなっている。第2の開口51b,52b,53bの長手方向の寸法、及び幅を、透明窓32に近いもの程、小さくするので、透明窓32へ向かう空気の流れが、透明窓32へ近づくにつれて、効果的に弱められる。
図10(b)は、図9(b)のE−E部断面図である。下板53の第2の開口53bの縁には、傾斜部53cが設けられている。図10(c)は、傾斜部を設けない場合の断面図である。開口53bの縁に傾斜部を設けない場合、車両4の走行により発生した空気の流れが、開口53bの縁に当たって、矢印Fで示す様に、防風室50b内へ上昇する空気の流れが発生する。下板53の第2の開口53bの縁に傾斜部53cを設けることにより、この様な空気の流れを抑制して、透明窓32へ向かう空気の流れをさらに弱めることができる。
なお、防風カバー50の防風室50a,50bの内壁に、凹凸を設けると、透明窓32へ向かう空気の流れで運ばれて来た塵埃や水滴等の異物が内壁の凹凸に付着し、透明窓32へ到達する異物が減るので、透明窓32への異物の付着がさらに抑制される。
[実施の形態の効果]
以上説明した実施の形態によれば、次の効果を奏する。
(1)光学センサーユニット10,20からの検査光S1,S2、及び軌道3からの反射光が透過する透明窓31,32に、異物が付着するのを抑制することができる。
(2)さらに、光学センサーユニット10,20を、透明窓31,32を取り付けた筐体30に収納し、凹状の防風カバー装着部30a,30bを筐体30に設けて、防風カバー40,50を防風カバー装着部30a,30bへ挿入することにより、筐体30と防風カバー40,50との境の凹凸が少なくなり、凹凸で防風カバー40,50の防風室内へ向かう風が発生するのを抑制することができる。
(3)さらに、検査光S1が通過する第1の開口41a,42a,43aと、軌道3からの反射光が通過する第2の開口41b,42b,43bとを別に設けることにより、両者を共通にする場合に比べて、第1の開口41a,42a,43a及び第2の開口41b,42b,43bの幅が小さく済み、各防風室40a,40b内への空気の流入を少なくすることができる。
(4)さらに、第2の開口41b,42b,43b又は51b,52b,53bの幅を、第1の開口41a,42a,43a又は53aの幅よりも大きくすることにより、軌道3の変位に応じて通過位置の異なる、軌道3からの反射光を通過させることができる。
(5)さらに、複数の第2の開口41b,42b,43b又は51b,52b,53bの長手方向の寸法、及び幅を、透明窓31,32に近いもの程、小さくすることにより、複数の第2の開口41b,42b,43b又は51b,52b,53bを通って透明窓31,32へ向かう空気の流れを、透明窓31,32へ近づくにつれて、効果的に弱めることができる。
さらに、第1及び第2の実施の形態の防風カバー40によれば、次の効果を奏する。
(6)複数の第1の開口41a,42a,43aの長手方向の寸法を、光学センサーユニット10,20から遠いもの程、大きくすることにより、軌道3の左右方向の変位に応じて、検査光の照射角度を変動させる場合に対応することができる。
さらに、図7に示した第2の実施の形態の防風カバー40によれば、次の効果を奏する。
(7)防風室40aの容積を、隣接する、透明窓31から遠い防風室40bの容積よりも、小さくすることにより、透明窓31へ向かう空気の流れを、容積の大きな防風室40bから容積の小さな防風室40aへ移動する際に、効果的に弱めることができる。
本発明の鉄道検測装置及び鉄道検測方法は、実施の形態で説明した軌道検測装置に限らず、架線等の他の鉄道設備の検測装置にも適用することができる。また、本発明の鉄道検測装置及び鉄道検測方法は、検査対象物からの反射光を受光する光学センサーユニットを用いた鉄道検測装置に限らず、検査対象物からの散乱光を受光する光学センサーユニットを用いた鉄道検測装置にも適用することができる。
また、光学センサーユニットからの検査光が通過する開口、及び検査対象物からの反射光又は散乱光が通過する開口は、以上説明した実施の形態の形状に限るものではなく、それらの長手方向の寸法、及び幅は、透明窓へ向かう空気の流れを抑えるため、必要最小限の大きさであることが望ましい。
また、防風カバーの防風室の数は、実施の形態の2つ又は3つに限らず、4つ以上の防風室を設けてもよい。
また、以上説明した実施の形態では、筐体に防風カバー装着部を設けて、防風カバーを着脱可能な構造としたが、防風カバーを筐体に最初から直接作り込んでおいてもよい。また、以上説明した実施の形態では、1つの防風カバーに検査光と検査対象物からの光が通過する開口を設けたが、光学センサーユニットの投光部と受光部を離して設置する場合には、光学センサーユニットの投光部と受光部のそれぞれに防風カバーを設け、検査光、または検査対象物からの光のいずれかが、防風カバーの開口を通過するようにしてもよい。
3 軌道
4 車両
10,20 光学センサーユニット
11,21 レーザー変位計
12,22 ミラー
13,23 モータ
14,24 角度検出器
30 筐体
30a,30b 防風カバー装着部
31,32 透明窓
40,50 防風カバー
40a,40b,40c 防風室
41 上板
42 中板
43 下板
41a,42a,43a 第1の開口
41b,42b,43b 第2の開口
41c,42c,43c 共通開口
50a,50b 防風室
51 上蓋
52 中板
53 下板
53a 第1の開口
51b,52b,53b 第2の開口
100 軌道検測装置

Claims (16)

  1. 鉄道の車両に設置され、検査光を検査対象物へ照射し、前記検査対象物からの光を受光して、検出信号を出力する光学センサーユニットと、
    前記検査対象物と前記光学センサーユニットとの間に設けられた、前記検査光、及び前記検査対象物からの光が透過する透明窓と、
    前記検査対象物と前記透明窓との間に取り付けられた防風カバーとを備え、
    前記防風カバーは、前記透明窓へ向かう空気の流れを段階的に弱める複数の防風室と、前記検査光、及び前記検査対象物からの光が通過する開口とを有する
    ことを特徴とする鉄道検測装置。
  2. 前記光学センサーユニットを収納し、前記透明窓が取り付けられた筐体を備え、
    前記筐体は、前記防風カバーを挿入する凹状の防風カバー装着部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の鉄道検測装置。
  3. 検査光を検査対象物へ照射し、前記検査対象物からの光を受光して、検出信号を出力する光学センサーユニットを、鉄道の車両に設置し、
    前記検査光、及び前記検査対象物からの光が透過する透明窓を、前記検査対象物と前記光学センサーユニットとの間に設け、
    複数の防風室と、前記検査光、及び前記検査対象物からの光が通過する開口とを有する防風カバーを、前記検査対象物と前記透明窓との間に取り付け、
    前記複数の防風室により、前記透明窓へ向かう空気の流れを段階的に弱めながら、前記光学センサーユニットから照射した前記検査光を、前記透明窓及び前記開口を通して、前記検査対象物へ照射し、前記検査対象物からの光を、前記開口及び前記透明窓を通して、前記光学センサーユニットで受光して、検出信号を出力する
    ことを特徴とする鉄道検測方法。
  4. 前記光学センサーユニットを、前記透明窓を取り付けた筐体に収納し、
    凹状の防風カバー装着部を前記筐体に設けて、前記防風カバーを前記防風カバー装着部へ挿入する
    ことを特徴とする請求項3に記載の鉄道検測方法。
  5. 鉄道の車両に設置され、検査光を検査対象物へ照射し、前記検査対象物からの光を受光して、検出信号を出力する光学センサーユニットと、
    前記検査対象物と前記光学センサーユニットとの間に設けられた、前記検査光、及び前記検査対象物からの光が透過する透明窓と、
    前記検査対象物と前記透明窓との間に取り付けられた防風カバーとを備え、
    前記防風カバーは、前記透明窓へ向かう空気の流れを段階的に弱める複数の防風室と、前記検査光が通過する第1の開口と、前記検査対象物からの光が通過する第2の開口とを有する
    ことを特徴とする鉄道検測装置。
  6. 前記光学センサーユニットを収納し、前記透明窓が取り付けられた筐体を備え、
    前記筐体は、前記防風カバーを挿入する凹状の防風カバー装着部を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の鉄道検測装置。
  7. 前記第2の開口は、その幅が前記第1の開口の幅よりも大きい
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の鉄道検測装置。
  8. 前記防風カバーは、前記第2の開口を複数有し、
    前記複数の第2の開口は、前記透明窓に近いもの程、その長手方向の寸法、及び幅が小さい
    ことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の鉄道検測装置。
  9. 前記防風カバーは、前記第1の開口を複数有し、
    前記複数の第1の開口は、前記光学センサーユニットから遠いもの程、その長手方向の寸法が大きい
    ことを特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれか一項に記載の鉄道検測装置。
  10. 前記複数の防風室のいずれかは、隣接する、前記透明窓から遠い防風室よりも、その容積が小さい
    ことを特徴とする請求項5乃至請求項9のいずれか一項に記載の鉄道検測装置。
  11. 検査光を検査対象物へ照射し、前記検査対象物からの光を受光して、検出信号を出力する光学センサーユニットを、鉄道の車両に設置し、
    前記検査光、及び前記検査対象物からの光が透過する透明窓を、前記検査対象物と前記光学センサーユニットとの間に設け、
    複数の防風室と、前記検査光が通過する第1の開口と、前記検査対象物からの光が通過する第2の開口とを有する防風カバーを、前記検査対象物と前記透明窓との間に取り付け、
    前記複数の防風室により、前記透明窓へ向かう空気の流れを段階的に弱めながら、前記光学センサーユニットから照射した前記検査光を、前記透明窓及び前記第1の開口を通して、前記検査対象物へ照射し、前記検査対象物からの光を、前記第2の開口及び前記透明窓を通して、前記光学センサーユニットで受光して、検出信号を出力する
    ことを特徴とする鉄道検測方法。
  12. 前記光学センサーユニットを、前記透明窓を取り付けた筐体に収納し、
    凹状の防風カバー装着部を前記筐体に設けて、前記防風カバーを前記防風カバー装着部へ挿入する
    ことを特徴とする請求項11に記載の鉄道検測方法。
  13. 前記第2の開口の幅を、前記第1の開口の幅よりも大きくする
    ことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の鉄道検測方法。
  14. 前記防風カバーに、前記第2の開口を複数設け、
    前記複数の第2の開口の長手方向の寸法、及び幅を、前記透明窓に近いもの程、小さくする
    ことを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれか一項に記載の鉄道検測方法。
  15. 前記防風カバーに、前記第1の開口を複数設け、
    前記複数の第1の開口の長手方向の寸法を、前記光学センサーユニットから遠いもの程、大きくする
    ことを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれか一項に記載の鉄道検測方法。
  16. 前記複数の防風室のいずれかの容積を、隣接する、前記透明窓から遠い防風室の容積よりも、小さくする
    ことを特徴とする請求項11乃至請求項15のいずれか一項に記載の鉄道検測方法。
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