JP2019176957A - 電動バリカン - Google Patents

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Abstract

【課題】調髪者がベッド上面と被調髪者の後頭部との間の狭い空間でも調髪作業を容易に行え、かつバリカン刃部の温度上昇を抑制できるバリカンを提供する。【解決手段】電動バリカン100は、バリカン刃部111と、バリカン本体部120と、通風部130と、を有する。バリカン本体部120は、バリカン刃部111を駆動するモーター121を備える。通風部130は、流入口132と、風路133と、流出口134と、を備え、バリカン本体部120と一体的に形成されている。流入口132は、バリカン刃部111に隣接する位置に形成されている。風路130は、バリカン刃部111およびバリカン本体部120の側面に沿って形成されている。流出口134は、バリカン本体部120の側面上に形成され、流入口132から流入した空気がバリカン本体部120の側面に沿って流れる方向に対して交差する方向に空気を流出させる。【選択図】図1

Description

本発明は、吸引式電動バリカンに関する。
近年、高齢化社会の進行に伴い、病院、介護施設、家庭などにおいて、一日の大半をベッドに仰臥した状態で生活を送る人が増加している。このような、いわゆる「寝たきり」の人の場合、ベッド上で状態を起こしたままいることが困難であることが多く、人によっては、わずかに状態を起こすことすら困難であることもある。
一般に、ベッドに仰臥している人の調髪を行う場合、美容師または理容師(以下、「調髪者」という)は、調髪される人(以下、「被調髪者」という)の頭部を支えることにより、ベッドと被調髪者の頭部との間の空間を確保しながら被調髪者の調髪を行うことが多い。被調髪者がベッドに仰臥したままの状態の場合、ベッドの上面に対する被調髪者の後頭部の高さは、通常、高くても15〜20cm程度である。被調髪者に対する負担が大きくなることを考慮して、被調髪者の頭部をこれ以上の高さに持ち上げることは好ましくない。
また、病院または介護施設においては、被調髪者が認知症や精神疾患を患っている場合もある。このような場合、調髪者は、被調髪者の安全を考慮して、美容院や理容店で使用されている調髪用の鋏の代わりに吸引式電動バリカンを使用する。
吸引式電動バリカンは、電動バリカンに付属のアタッチメントを装着することにより、家庭用の電気掃除機に接続することができる。調髪者は、電気掃除機により吸引しながら電動バリカンで被調髪者の毛髪を刈るので、刈られた毛髪の多くが電気掃除機によって回収され、毛髪の飛散が抑制される(たとえば、下記の特許文献1を参照)。
特開2000−245977号公報
しかし、特許文献1の吸引式電動バリカンでは、棒状に長い電動バリカンの一端に空気の吸入口およびバリカン刃部が隣接して配置され、他端に吸引ホースが接続される構造になっている。したがって、調髪者は、ベッド上面と被調髪者の後頭部との間の狭い空間において、棒状に長い電動バリカンで調髪を行うことになるので、調髪作業が困難となる。
また、通常、電動バリカンでは、バリカン刃部は、固定刃に対して可動刃が摺動し、固定刃に支持された毛髪を切断するように動作するので、固定刃と可動刃との摺動により摩擦熱が発生する。その結果、バリカン刃部の温度は、電動バリカンが動作している間、時間の経過とともに上昇し、長時間の使用では、人が熱さを感じる温度に到達する可能性もある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、調髪者がベッド上面と被調髪者の後頭部との間の狭い空間でも調髪作業を容易に行え、かつバリカン刃部の温度上昇を抑制できる電動バリカンを提供することである。
本発明の上記目的は、下記によって達成される。
電動バリカンは、バリカン刃部と、バリカン本体部と、通風部と、を有する。バリカン本体部は、前記バリカン刃部を駆動するモーターを備える。通風部は、流入口と、風路と、流出口と、を備え、前記バリカン本体部と一体的に形成されている。流入口は、前記バリカン刃部に隣接する位置に形成されている。風路は、前記バリカン刃部および前記バリカン本体部の側面に沿って形成されている。流出口は、前記バリカン本体部の側面上に形成され、前記流入口から流入した空気が前記バリカン本体部の側面に沿って流れる方向に対して交差する方向に前記空気を流出させる。
本発明によれば、ベッドの上面と被調髪者の頭部との間の距離よりも全長が短いので、調髪者がベッドの上面と被調髪者の頭部との間の狭い空間でも調髪作業を容易に行える。また、風路がバリカン刃部およびバリカン本体部の一側面に沿って形成されているので、バリカン刃部およびモーターの温度上昇を抑制できる。
第1の実施形態における電動バリカンの構成を例示する概略断面図である。 図1に示す電動バリカンの使用例を説明するための模式図である。 図1に示す電動バリカンの持ち方の一例を示すための模式図である。 図1に示す電動バリカンの持ち方の他の例を示すための模式図である。 図1に示す電動バリカンの持ち方の他の例を示すための模式図である。 一実施の形態の電動バリカンと比較例の電動バリカンとについて、モーター付近の温度の経時変化を対比するグラフである。 一実施の形態の電動バリカンと比較例の電動バリカンとについて、バリカン刃部の温度の経時変化を対比するグラフである。 変形例1の電動バリカンの構成を例示する概略断面図である。 変形例2の電動バリカンの構成を例示する概略断面図である。 変形例3の電動バリカンの構成を例示する概略断面図である。 電動バリカンの外観を例示する斜視図である。 電動バリカンの外観を例示する正面図である。 電動バリカンの外観を例示する右側面図である。 電動バリカンの外観を例示する平面図である。 電動バリカンの外観を例示する背面図である。 電動バリカンの外観を例示する底面図である。
以下、添付した図面を参照しての本発明の電動バリカンの実施形態を説明する。なお、図中、同一の部材には同一の符号を用いた。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(一実施の形態)
<電動バリカン100>
図1は、本発明の一実施の形態に係る電動バリカンの構成を例示する概略断面図である。図1に示すように、電動バリカン100は、バリカン刃ユニット110、バリカン本体部120、通風部130、筐体140、および発光部150を有する。
<バリカン刃ユニット110>
バリカン刃ユニット110は、バリカン刃部111および変換機構112を有する。バリカン刃部111は、櫛歯状に上下に形成された可動刃および固定刃(いずれも不図示)を備える。束状で固定刃の刃溝内に導入された毛髪は、固定刃により支持される。可動刃は、固定刃と接した状態で直線往復運動する。これにより、毛髪は、1本ずつ可動刃と固定刃の刃先エッジで挟み切りされる。
また、変換機構112は、バリカン本体部120のモーター121の回転軸の回転運動を直線往復運動へと変換する。
<バリカン本体部120>
バリカン本体部120は、モーター121、および電源部122を備える。モーター121および電源部122は、たとえば樹脂製の筐体140に収容されており、筐体140と通風部130とは、一体的に形成されている。筐体140は、バリカン本体部120を収容するとともにバリカン刃ユニット110の一部を覆う本体ハウジング142と、通風部130の外壁を構成する通風外壁部143とを含む。
モーター121は、その回転軸がバリカン刃ユニット110の変換機構112に連結され、変換機構112を回転駆動する。
電源部122は、筐体140の底部141とモーター121との間に配置され、図示しない電源回路および駆動回路を備える。電源回路は、外部から供給された電力を駆動回路に適した電圧および電流に変換し、供給する。駆動回路は、調髪者によって、図示しない電源スイッチが操作された場合、電源スイッチのオン/オフ状態に応じて、モーター121を駆動する。なお、電源部122は、充電式のバッテリーを備え、モーター121を駆動する電圧および電流をバッテリーから供給するように構成してもよい。
<通風部130>
通風部130は、接続部131、流入口132、風路133、および流出口134を有する。通風部130は、電気掃除機(不図示)によって、バリカン刃部111で切断された毛髪を流入口132から吸い込み、流出口134に排出する。流出口134は、接続部131と連結されており、流出口134から排出された空気および毛髪は、接続部131に接続された吸引ホース200(図2を参照)を介して電気掃除機に吸収される。
流入口132は、筐体140におけるバリカン刃部111に隣接する位置に形成されている。流入口132の断面積A1は、流出口134の断面積A2よりも小さいことが好ましい。A1<A2とすることにより、流入口132において流入する空気の平均流速を流出口134において流出する空気の平均流速よりも大きくすることができ、流入口132における毛髪の吸い込み効率を高めることができる。これにより、バリカン刃部111で切断された毛髪の一部がベッド上や被調髪者の頭皮等に飛散することを防止できる。
また、後述するように、流入口132の断面積を小さくし、流入する空気の流速を大きくすることにより、バリカン刃部111を効率的に冷却することができる。
風路133は、流入口132から流出口134へ至る、本体ハウジング142と通風外壁部143との間の空間に形成された管状の空気の通路であり、バリカン刃部111およびバリカン本体部120の一側面に沿って形成されている。風路133は、バリカン刃部111近傍に形成された流入口132からモーター121側面上に形成された流出口134へ向けて湾曲した形状に形成されている。
このように、風路133がバリカン刃部111およびバリカン本体部120の一側面に沿って形成されているので、流入口132から流入した空気は、バリカン刃部111およびバリカン本体部120に接触して熱を奪う。その結果、バリカン刃部111およびバリカン本体部120は冷却される。バリカン刃部111およびバリカン本体部120に対する冷却効果の詳細については後述する。
流出口134は、バリカン本体部120の側面上に形成され、流入口132から流入した空気がバリカン本体部120の側面に沿って流れる方向(図1の矢印F1方向)に対して交差する方向(図2の矢印F2方向)に空気を流出させる。本実施形態では、F1方向に対して、たとえば、概ね直交方向に空気が流出するように、流出口134および接続部131が形成される。
なお、接続部131は、空気の流出方向が一定の方向に向くように固定的に形成されてもよいし、流出口134における空気の流出方向、すなわち接続部131における吸引ホース200の向きを自由に変更できるように構成してもよい。たとえば、接続部131を筐体140とは別体の環状の部材として形成し、Y−Z平面における環の中心を通りX軸方向に平行な中心軸を回転軸として回転自在となるように構成されうる。また、接続部131は、Y−Z平面における流出口134の中心を通り、Y−Z平面に平行な軸を回転軸として約180°回転可能となるように構成されうる。たとえば、図1の一点鎖線で示すように、接続部131は、その根元部において、X軸方向に対して±90度以内の範囲で回転、もしくは所定角度に設定できる。このように、吸引ホース200の向きを接続部131の根元部から自由に変更できるように構成することにより、調髪者は、調髪が行われる環境における空間的な制約に対して、より柔軟に対応することができる。
また、電動バリカン100は、筐体140の外面に配置され、照明として機能する発光部150を有する。発光部150は、たとえば、通風部130の流入口132付近に配置され、LEDなどの発光素子を備えうる。調髪者は、発光部150からの照射光より被調髪者300の毛髪を照らしながら調髪を行えるので、たとえば、部屋の電気照明の陰になる後頭部の調髪を容易に行える。
以上のように、本実施形態の電動バリカン100では、風路133内において空気が流れる方向F1に対して流出方向がF2方向になるように流出口134が形成されているので、筐体140の長手方向、すなわちY軸方向の長さを短くすることができる。電動バリカン100の全長H1は、たとえば15cm程度であり、従来の吸引式電動バリカンと比較して、約半分のサイズである。
<電動バリカン100の使用例>
図2は、図1に示す電動バリカン100の使用例を説明するための模式図である。また、図3A〜図3Cは、図1に示す電動バリカン100の持ち方を例示するための模式図である。なお、図3A〜図3Cにおいて、バリカン刃ユニット110の図示を省略している。上述のとおり、病院、介護施設等における「寝たきりの」被調髪者300は、ベッド400の上に仰臥した状態で調髪者によって調髪される。ベッド400の上面401と被調髪者300の後頭部との間の距離、すなわち、被調髪者300の頭部の高さH2は、通常高くても15〜20cm程度である。本実施形態の電動バリカン100の全長は15cm程度であるので、調髪者は、電動バリカン100を使用して容易に被調髪者300の調髪を行うことができる。また、接続部131において、吸引ホースの向きを自由に変えられるため、吸引ホース200をベッド400の上面401に沿う方向に延ばせるので、ベッド400と吸引ホース200とが干渉することが少ない。
次に、電動バリカン100を使用して調髪する場合の持ち方について説明する。本実施形態の電動バリカン100は、調髪者が手に持った際に、手からはみ出る筐体140部分が少ないほどコンパクトなサイズであるため、以下に例示するような持ち方で調髪を行うことができる。
図3Aに示すように、調髪者は、電動バリカン100に対して、手のひらをY−Z平面と平行にし、人差し指から小指を−Z方向に向け、親指を接続部131の根元部に置き、電動バリカン100の筐体140を人差し指から薬指の腹と親指の腹とで挟んで持つことができる。
図2に示すように、このような持ち方で電動バリカン100を持った場合、調髪者は、被調髪者300の後頭部の髪を容易に調髪できる。
また、図3Bに示すように、調髪者は、親指を電動バリカン100の側部に置き、電動バリカン100の底部を人差し指から薬指の腹に向けるようにして、電動バリカン100を掴んで持つこともできる。すなわち、電動バリカン100に対して、手のひらをY−Z平面と平行にし、人差し指から小指をX軸方向に向け、電動バリカン100の底部に対して人差し指から薬指の腹をY軸方向に押し付けるようにして、電動バリカン100を掴んで持つことができる。
調髪者は、電動バリカン100を図3Bに示すように持つことができるので、被調髪者300の前や横の髪の毛を刈ったり、スポーツ刈り等にしたりする際に、無理な持ち方をしたり、無理な姿勢をとったりする必要がない。一方、このような持ち方は、従来の吸引式電動バリカンではできない。
また、図3Cに示すように、調髪者は、電動バリカン100のコンパクト性を利用して、このほかにも、必要に応じて適宜、筐体140および接続部131への指のかけ方を変更して、調髪に適した持ち方をすることができる。
<風路133の空気流によるバリカン刃部111およびモーター121に対する冷却効果>
本発明者らは、本実施形態の電動バリカン100のバリカン刃部111およびモーター121付近の筐体140(本体ハウジング142)の温度を経時的に測定した。なお、刈った毛髪を吸引するための電気掃除機の吸引を「弱」と「中」の間の強さとして測定を行った。測定結果を下記表1に示す。
また、本発明者らは、比較例として、美容専門バリカンのバリカン刃部およびモーター付近の筐体の温度を経時的に測定した。なお、測定に使用した美容専門バリカンは、吸引式電動バリカンであるが、刈った毛髪を吸引するための電気掃除機の電源はオフの状態で使用した。測定結果を下記表2に示す。
図4Aは本実施形態の電動バリカン100と比較例のバリカンとについて、モーター付近の温度の経時変化を対比するグラフであり、図4Bは本実施形態の電動バリカン100と比較例のバリカンとについて、バリカン刃部の温度の経時変化を対比するグラフである。
図4Aに示すように、比較例のバリカンでは、モーター付近の筐体の温度は、測定の開始から時間とともに上昇し、30分後には41.3℃に達した。これに対して、本実施形態の電動バリカン100では、モーター121付近の筐体140の温度は、測定の開始からわずかに上昇したが、27〜28℃でほぼ一定となった。
また、図4Bに示すように、比較例のバリカンでは、バリカン刃部の温度は、測定の開始から時間とともに上昇し、30分後には50.6℃、40分後には51.3℃に達した。これに対して、本実施形態の電動バリカン100では、バリカン刃部111の温度は、測定の開始からわずかに上昇したが、24〜25℃でほぼ一定となった。
このように、本実施形態の電動バリカン100では、風路133に流れる空気流によりバリカン刃部111およびモーター121が冷却される効果が顕著に高いことが確認できた。
したがって、本実施形態の電動バリカン100では、被調髪者300が触れる可能性のあるバリカン刃部111の温度上昇を効果的に抑制できる。また、モーター121の温度上昇を抑制できるので、モーターの稼働条件を改善できる。その結果、モーターの寿命を延ばすことが可能である。
以下の変形例1〜変形例3では、電動バリカン100は、風路133とモーター121との間にモーター121を冷却する冷却部をさらに備える。
(変形例1)
図5は、変形例1の電動バリカン100の構成を例示する概略断面図である。変形例1では、モーター121の側面付近の本体ハウジング142を、モーター121側に近付けるとともに、本体ハウジング142の厚みを薄く形成する。すなわち、モーター121は、風路133に近接して配置される。これにより、厚みが薄く形成された本体ハウジング142に空気流が接触して冷却部として機能し、モーター121の発した熱が、風路133を流れる空気流に効率良く伝達する。その結果、モーター121に対する冷却効果が向上する。
(変形例2)
図6は、変形例2の電動バリカン100の構成を例示する概略断面図である。変形例2では、モーター121の側面付近の本体ハウジング142に金属板144を挿入する。すなわち、風路133とモーター121との間が、本体ハウジング142の厚みと同程度の金属板144によって仕切られている。これにより、金属板144が冷却部として機能し、モーター121の発した熱が、風路133を流れる空気流に効率良く伝達する。その結果、モーター121に対する冷却効果が向上する。
(変形例3)
図7は、変形例3の電動バリカン100の構成を例示する概略断面図である。変形例3では、モーター121の側面付近の本体ハウジング142に編み目145を形成する。すなわち、風路133とモーター121との間の本体ハウジング142の壁部に空気を通過させる編み目が形成されている。これにより、編み目が冷却部として機能し、モーター121の発した熱が、風路133を流れる空気流に効率良く伝達する。その結果、モーター121に対する冷却効果が向上する。なお、編み目145は、風路を空気と一緒に流れてくる毛髪が通過できない程度に十分細かい隙間であることが好ましい。
従来の電動バリカンでは、バリカン刃部およびモーターの冷却が十分ではない。したがって、調髪者は、多数の被調髪者の調髪を行う場合や長時間にわたり調髪を行う場合、たとえば2つまたは3つの電動バリカンを20〜30分程度おきにかわるがわる使用するなど、バリカン刃部およびモーターの過熱を避ける工夫をする必要がある。しかし、本実施形態の電動バリカン100では、バリカン刃部およびモーターの冷却が十分行われるため、1つの電動バリカンを使用して多数の被調髪者の調髪を行ったり、30分を超えて連続的に使用したりすることも可能である。
<電動バリカン100の外観>
図8〜図13は、それぞれ電動バリカン100の外観を例示する斜視図、正面図、右側面図、平面図、背面図、および底面図である。なお、左側面図は、右側面図と対称であるので省略する。
以上で説明した本実施形態の電動バリカン100は、ベッド400の上面と被調髪者300の頭部との間の距離よりも全長が短いので、調髪者がベッド400の上面と被調髪者300の頭部との間の狭い空間でも調髪作業を容易に行える。また、風路133がバリカン刃部111およびバリカン本体部120の一側面に沿って形成されているので、バリカン刃部111およびモーター121の温度上昇を抑制できる。
以上のとおり、実施形態において、本発明のバリカンを説明した。しかしながら、本発明は、その技術思想の範囲内において当業者が適宜に追加、変形、および省略することができることはいうまでもない。
100 電動バリカン、
110 バリカン刃ユニット、
111 バリカン刃部、
112 変換機構、
120 バリカン本体部、
121 モーター、
122 電源部、
130 通風部、
131 接続部、
132 流入口、
133 風路、
134 流出口、
140 筐体、
141 底部、
142 本体ハウジング、
143 通風外壁部、
144 金属板、
145 編み目、
150 発光部、
200 吸引ホース。
電動バリカンは、バリカン刃部と、バリカン本体部と、通風部と、接続部と、を有する。バリカン本体部は、前記バリカン刃部を駆動する電動モーターを備える。通風部は、流入口と、風路と、流出口と、を備え、前記バリカン本体部と一体的に形成されている。流入口は、前記バリカン刃部に隣接する位置に形成されている。風路は、前記バリカン刃部および前記バリカン本体部の側面に沿って形成されている。流出口は、前記バリカン本体部の側面上に形成され、前記流入口から流入した空気が前記風路を通り前記バリカン本体部の側面に沿って流れる方向に対して交差する方向に前記空気を流出させる。接続部は、前記流出口と吸引ホースとを接続し、前記吸引ホースの向きを前記接続部の根元部から変更できるように構成されている。

Claims (8)

  1. バリカン刃部と、
    前記バリカン刃部を駆動するモーターを備えるバリカン本体部と、
    前記バリカン刃部に隣接する位置に形成された流入口と、前記バリカン刃部および前記バリカン本体部の側面に沿って形成された風路と、前記バリカン本体部の側面上に形成され、前記流入口から流入した空気が前記バリカン本体部の側面に沿って流れる方向に対して交差する方向に前記空気を流出させる流出口と、を備え、前記バリカン本体部と一体的に形成された通風部と、
    を有する、電動バリカン。
  2. 前記バリカン本体部を収容する筐体をさらに備え、
    前記バリカン本体部は、前記モーターを駆動する電源部をさらに備え、
    前記電源部は、
    前記筐体の底部と前記モーターとの間に配置される、請求項1に記載の電動バリカン。
  3. 前記風路と前記モーターとの間に前記モーターを冷却する冷却部をさらに備える、請求項2に記載の電動バリカン。
  4. 前記風路と前記モーターとの間の前記筐体の壁部は、前記筐体の他の壁部よりも厚みが薄く形成されており、
    前記モーターは、厚みが薄く形成されている前記筐体の壁部を介して前記風路に近接して配置されている、請求項3に記載の電動バリカン。
  5. 前記風路と前記モーターとの間は、金属板によって仕切られている、請求項3に記載の電動バリカン。
  6. 前記風路と前記モーターとの間の前記筐体の壁部に空気を通過させる編み目が形成されている、請求項3に記載の電動バリカン。
  7. 前記筐体の外面に配置され、照明として機能する発光部をさらに有する、請求項2〜6のいずれか1項に記載の電動バリカン。
  8. 前記電源部は、充電式のバッテリーを備え、前記モーターを駆動する電力を前記バッテリーから供給する、請求項2〜7のいずれか1項に記載の電動バリカン。
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