JP3246405U - 吸引式電動バリカンのアタッチメントおよび吸引式電動バリカン - Google Patents

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Abstract

スキ鋏を用いた調髪を電動バリカンでも実現出来るようすると共に、カット率を毛髪の太さや髪質に応じたアタッチメントとした電動バリカンのアタッチメントを提供する。実施形態の吸引式電動バリカンは、バリカン刃部の両側に取り付け可能なアタッチメントであって、前記バリカン刃部の刃先部が位置する傾斜部と、前記傾斜部の先に櫛先部を有し、同じ櫛間を有して横方向に設定数配列された櫛部と、を有し、前記櫛部は、隣り合う櫛の深さが浅い形状と、隣り合う櫛の深さが深い形状とが交互に配列されていることを特徴とする。

Description

本発明は、電動バリカンのアタッチメントに関する。
近年、高齢化社会の進行に伴い、病院、介護施設、家庭などにおいて、一日の大半をベッドに仰臥した状態で生活を送る人が増加している。このような、いわゆる「寝たきり」の人の場合、ベッド上で身体を起こしたままいることが困難であることが多く、人によっては、わずかに状態を起こすことすら困難であることもある。
一般に、ベッドに仰臥している人の調髪(所謂、散髪)を行う場合、美容師または理容師(以下、「調髪者」という)は、調髪される人(以下、「被調髪者」という)の頭部を支えることにより、ベッドと被調髪者の頭部との間の空間を確保しながら被調髪者の調髪を行うことが多い。被調髪者がベッドに仰臥したままの状態の場合、ベッドの上面に対する被調髪者の後頭部の高さは、通常、高くても15~20cm程度である。被調髪者に対する負担が大きくなることを考慮して、被調髪者の頭部をこれ以上の高さに持ち上げることは好ましくない。
また、病院または介護施設においては、被調髪者が認知症や精神疾患を患っている場合もある。このような場合、調髪者は、被調髪者の安全を考慮して、美容院や理容店で使用されている調髪用の鋏の代わりに吸引式電動バリカンを使用する。
吸引式電動バリカンは、電動バリカン本体に付属の吸引カバーを装着することにより、家庭用の電気掃除機に接続することができる。調髪者は、電気掃除機により吸引しながら電動バリカンで被調髪者の毛髪を刈るので、刈られた毛髪が電気掃除機内に回収される。出願人は、特許文献1および特許文献2に示す吸引式電動バリカンを既に発明してきた。
ところで、電動バリカンを用いて調髪する場合、電動バリカンを下から上へ(又は上から下へ)移動して、毛髪を短く刈り上げる作業が通常行われる。被調髪者の中には、例えばスキ鋏を用いて、長い髪での調髪を希望される方もおられる。しかしながら、スキ鋏を用いた調髪作業を電動バリカンで実現するための技術検討は、これまで殆ど行われていなかった。
特許第6429302号公報 特許第6688515号公報 特許第3508124号公報 特許第6720289号公報
本発明が解決しようとする課題は、スキ鋏を用いた調髪を電動バリカンでも実現出来るようにした電動バリカンのアタッチメントを提供することである。
実施形態の吸引式電動バリカンは、バリカン刃部の両側に取り付け可能なアタッチメントであって、前記バリカン刃部の刃先部が位置する傾斜部と、前記傾斜部の先に櫛先部を有し同じ櫛間を有して横方向に設定数配列された櫛部と、を具備し、前記櫛部は、隣り合う櫛の深さが浅い形状と、隣り合う櫛の深さが深い形状とが交互に配列されていることを特徴とする。
実施形態の電動バリカンのアタッチメントによれば、スキ鋏を用いた調髪を電動バリカンでも実現することが出来る。また、アタッチメントを選択することで調髪時のカット率を毛髪の太さや髪質に応じて自由に選ぶことが出来る。
実施形態に係る吸引式電動バリカンの側面図である。 実施形態に係る吸引式電動バリカンを背面から見た図と、吸引式電動バリカンに接続される吸引ホースを示す図である。 実施形態に係る吸引式電動バリカンのバリカン刃部および上ケースの端部の周辺を拡大した斜視図である。 実施形態に係る吸引式電動バリカンのバリカン刃部および上ケースの端部の周辺を拡大した斜視図である。 実施形態に係る吸引式電動バリカンのバリカン刃部を取り外した時の下ケースから見た正面図である。 図1の吸引式電動バリカンから上ケースを取り外した時の中間ケースの上面の斜視図である。 図6の吸引式電動バリカンから更に中間ケースを取り外した時の下ケースの上面の斜視図である。 実施形態に係る吸引式電動バリカンの下ケースのモーターの後方に設けられる基板の配線を示す図である。 実施形態の吸引式電動バリカンのバリカン刃部にスキ鋏機能を有するアタッチメントを取り付けた形状を示す図である。 (a)は、アタッチメントを裏側から見た図である。(b)は、アタッチメントの側面から見た図である。(c)は、アタッチメントを表側(バリカン刃部側)から見た図であり、破線はバリカン刃部を示す。(d)は、側面図にバリカン刃部を示した図である。 カット率50%を提供する第1アタッチメントの形状を示す図である。 カット率26%を提供する第2アタッチメントの形状を示す図である。 カット率36%を提供する第3アタッチメントの形状を示す図である。 カット率67%を提供する第4アタッチメントの形状を示す図である。
以下、添付した図面を参照して吸引式電動バリカンのアタッチメントの実施形態を説明する。なお、図中、同一の部材には同一の符号を用いた。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
<吸引式電動バリカンおよび吸引式電動バリカン装置>
図1は、実施形態に係る吸引式電動バリカンおよび吸引式電動バリカン装置の全体構成を示す側面図である。吸引式電動バリカン100は、片手で軽く握りしめて、被調髪者の毛髪を調髪(切断)するハンディタイプの装置である。図1に示すように、吸引式電動バリカン100のバリカン本体部は、上ケース(第1ケース)110、中間ケース120、下ケース(第2ケース)130によって構成される。上ケース110、中間ケース120、および下ケース130はプラスチックである。バリカン本体部は、下ケース130の上に中間ケース120が結合し、中間ケース120の上に上ケース110が結合して、一体形成される。
下ケース130の一方の端部には、バリカン刃部140が着脱可能に取り付けられる。バリカン刃部140の刃先部140aと上ケース110の一方の端部110aとの間には空間部150が形成される。空間部150は、毛髪の吸引口である。
図1に示す側面から見た場合、空間部150を形成する刃先部140aと端部110aとの吸引幅hは、刃先部140aの奥行方向Rの長さにほぼ等しい。空間部150の奥行は、バリカン刃部140の刃先部140aより長く、上ケース110の端部110aの短手方向の長さを有している。また空間部150の横幅は、図3および図4に示すように、上ケース110の端部110aの長手方向の長さ(刃先部140aの刃幅)を有している。
図3および図4に示すように、上ケース110の端部110aは、空間部150を経由して切り取られた毛髪の吸引口となっている。調髪時に、被調髪者の毛髪は空間部150から吸引され、その吸引された毛髪がバリカン刃部140の刃先部140aによって切断される。切断された毛髪は、上ケース110と中間ケース120との間に形成される吸引通路160(図2参照)を経由して、後述する吸引ホース200に吸引される。したがって、吸引式電動バリカン100によれば、切り取られた毛髪が周辺に散乱することが無く、吸引ホース200を経由して電気掃除機(不図示)に吸引される。
バリカン刃部140の刃先部140aは、櫛歯状に上下に形成された可動刃および固定刃(いずれも不図示)を備える。空間部150を経由して上ケース110の端部110a内に吸引された毛髪は、固定刃により支持される。可動刃は、固定刃と接した状態で水平方向に往復運動する。これにより、毛髪は可動刃と固定刃の刃先エッジで挟み切断される。
図2は、吸引式電動バリカン100を背面から見た図と、吸引式電動バリカン100に接続される吸引ホースを示す吸引式電動バリカン装置の図である。上ケース110と中間ケース120と間には、図1の空間部150と連通する吸引通路160が形成されている。吸引通路160の端部は、接続開口部170となっている。吸引通路160の接続開口部170の内側には、一対の電源端子(電源接続部)180が設けられる。また、接続開口部170の内側の電源端子180の前方(吸引方向の逆方向)には、傾斜部材190が設けられる。傾斜部材190は、切断した毛髪が電源端子180に絡みつかないように、毛髪を上壁側に向けて吸引されるように作用する。
図2の右側には、接続開口部170に接続される吸引ホース200を示す。吸引ホース200の一方の端部には電気掃除機(不図示)に接続され、他方の端部にはホースカバー210が設けられる。また、吸引ホース200には、ホースカバー210と併設して外付けの電源線220が接続される電源コネクタ230が設けられる。
吸引ホース200の他方の端部に取り付けられるホースカバー210は、第1ホース接続カバー550と、対向する第2ホース接続カバー560とによって吸引ホース200から外れないように把持される。ホースカバー210の両側には、プランジャー取付部(不図示)が設けられ、そこにプランジャー580が圧入される。
接続開口部170には、吸引ホース200のホースカバー210と電源コネクタ230とが挿入され、プランジャー580によって内部で結合される。電源コネクタ230は、接続開口部170に挿入されると一対の電源端子180に接続される。実施形態の吸引式電動バリカン100では電源部を内蔵していない。従って、外付けの電源線220は、電源コネクタ230、一対の電源端子180を経由して、後述する基板440(図7を参照)に接続される。このように、吸引式電動バリカン100は電源部を内蔵しないので、コンパクトな形状となっている。
なお、電源を供給するための構成は、適宜設計変更しても構わない。例えば、電源線220は外付けではなく、吸引ホース200内部(例えば、ホース内のワイヤーに沿って)に配線しても良い。また、接続開口部170の内側に電源コネクタ(凹側)を取り付け、吸引ホース200側に一対の電源端子(凸側)を取り付けるように構成しても良い。
吸引式電動バリカン100の背面には、電源スイッチ195が設けられる。電源スイッチ195は、利用者(例えば、調髪者)によって操作される。電源スイッチ195は、後述するモーター400のON/OFF制御、LED照明部460のON/OFF制御を操作する。利用者は、バリカン本体部を持った手の指(例えば、人差指)でON/OFFの操作ができる。電源スイッチ195は、例えばスライド式スイッチである。
図3および図4は、吸引式電動バリカン100のバリカン刃部140および上ケース110の端部110aの周辺を拡大した斜視図を示している。同図に示すように、上ケース110の端部110aは、凹形状の入口開口部250が形成されている。更に、入口開口部250の刃先部140aから離れる方向に、レンズカバー260が取り付けられる。中間ケース120のレンズカバー260に対向する位置には、後述するLEDカバー270が取り付けられる。LEDカバー270の下に設けられるLED470(図7を参照)の光は、LEDカバー270およびレンズカバー260を経由して刃先部140aの周辺に向けて照射される。これにより、調髪作業時においては、刃先部140aの周辺を明るく照明することが出来るので、長くなった毛髪の状態を見ながら刈り取り作業することが出来る。
図5は、吸引式電動バリカン100のバリカン刃部140を取り外した時の下ケース130から見た正面図を示す。バリカン刃部140を取り外した部分には、偏心回転軸280が設けられている。偏心回転軸280は、後述するモーター400の回転軸に接続されている。偏心回転軸280は、モーター400の回転軸上ではなく、軸位置がずれた(偏心した)位置であることを意味する。これにより、偏心回転軸280の回転運動には移動幅を有することになる。その移動幅が伝達されるバリカン刃部140では、可動刃を水平方向の往復する運動に変換する。その結果、刃先部140aの可動刃を左右に高速移動させることとなり、毛髪の切断が行われる。偏心回転軸280の両側には、2つのリーフスプリング290が設けられる。リーフスプリング290は、バリカン刃部140の振動を抑えることが出来る。図5に示すように、ガリバー本体部は、中央部にくびれを有する形状であるので、片手で持ち易い形状になっている。
図6は、図1の吸引式電動バリカン100から上ケース110を取り外した時の中間ケース120の上面(斜視図)を示している。図6に示すように、中間ケース120のバリカン刃部140側の傾斜部300には、図3に示したLEDカバー270が設けられる。また、図2に示した傾斜部材190および一対の電源端子180が、中間ケース120の上面から露出するように形成されている。また、図6に示すように、上ケース110の内面の吸引通路160の幅は、入口開口部250から吸引方向に狭くなるように形成されている。これにより、刈り取った毛髪を散らすことなく、吸引通路160を経由して吸引コード200に吸引することが出来る。
図7は、図6の吸引式電動バリカン100から更に中間ケース120を取り外した時の下ケース130の上面(斜視図)を示している。下ケース130の中央部分には、モーター400が設けられる。モーター400の両側(図中、左右)の平端部には、第1緩衝部材(ゴム製)410と第2緩衝部材(ゴム製)420が設けられる。モーター400は、下ケース130の設置リブ内に収納される。第1緩衝部材410と第2緩衝部材420は、モーター400の回転に伴う振動を吸収して、音の発生を抑制することが出来る。モーター400の偏心回転軸280は、ボールベアリング430によって支持されている。ボールベアリング430は、下ケース130の設置リブ内に収納される。ボールベアリング430により、偏心回転軸280の回転をスムーズにガイドすることが出来る。
下ケース130の後端には、モーター400と電源スイッチ195の間に基板440が設けられる。基板440には、3つのコネクタが設けられる。1つは、電源端子180と接続される第1コネクタであり、1つはモーター400に接続される第2コネクタであり、1つはLED基板480に接続される第3コネクタである。基板440の両側の端部には、スポンジテープ450が設けられる。スポンジテープ450は、下ケース130と中間ケース120との結合時に、上下の間の緩衝部材として作用する。
下ケース130のバリカン刃部140側には、LED照明部460が設けられる。LED照明部460は、LED470を搭載するLED基板480と、LED470の上面を覆うLEDカバー270と、によって構成される。LED基板480は、下ケース130にねじ止めよって固定される。また、図2に示した2つのリーフスプリング290は、両側のバインドねじ490によって下ケース130に固定される。
図8は、下ケース130のモーター400の後方に設けられる基板440の配線を示す図(下ケース130の裏側から見た)である。基板440には、電源端子180と接続される電源コネクタ(第1コネクタ)500と、配線510を経由してモーター400に接続されるモーターコネクタ(第2コネクタ)520、配線530を経由してLED基板480に接続されるLEDコネクタ(第3コネクタ)540が取り付けられる。
以上の構成を有する吸引式電動バリカンを用いて調髪する場合、刃先部140aを頭髪に向けて吸引式電動バリカン100を下から上へ移動、又は上から下へ移動することで毛髪を短く刈り上げることが出来る。
このように実施形態によれば、電源部を内蔵しないコンパクトな構造とし、本体部に形成した空間部に吸い取った毛髪を切断することが出来る。また、吸引機能、騒音防止機能、および照明機能等の新しい機能を有する吸引式電動バリカンおよび吸引式電動バリカン装置を提供することが出来る。
<アタッチメント>
図9は、電動バリカンにスキ鋏を用いた調髪を可能とするためのアタッチメントを取り付けた図を示す。アタッチメント600は、バリカン刃部140の両側からスライド式に挿入して接続される。アタッチメント600は、取付本体部610と、櫛部620と、取付部630とを有する。取付部630は、アタッチメント600の両側に設けられ、コ字形状を有して、バリカン刃部140の両側を挟んでスライド式に挿入される。
図10(a)は、アタッチメント600を裏側から見た図である。図10(b)は、アタッチメント600の側面から見た図である。図11(c)は、アタッチメント600を表側(バリカン刃部140側)から見た図であり、破線はバリカン刃部140を示す。図10(d)は、側面図にバリカン刃部140を示した図である。
図10(d)に示すように、アタッチメント600をバリカン刃部140に取り付けた状態では、刃先部140aが傾斜部640に位置づけされる。傾斜部640の一部は櫛部620でもある。櫛部620は、傾斜部640の先に櫛先部650を有している。櫛部620の櫛間は、カット率に応じて同じ櫛間又は異なる櫛間を有して構成される。櫛部620は、傾斜部640と櫛先部650とを含み、刃先部140aの幅に合わせて多数の櫛が横方向に設定数配列される。図10の実施形態では、櫛部620は、隣り合う櫛部の櫛間の深さが浅い形状と、隣り合う櫛部の櫛間の深さが深い形状が交互に配列される形状である。
電動バリカンにアタッチメント600を装着して調髪する場合、櫛部620の深さが浅い櫛間の中に毛髪が挟まれると、図1に示す空間部150に向けて吸引されるので、その毛髪はバリカン刃部140の刃先部140aによって刈り取られる。一方、櫛部620の深さが深い櫛間では、毛髪が空間部150に吸引される率が少ない。従って、深い櫛間では毛髪は刈り取られない。その結果、アタッチメント600の操作で、スキ鋏の機能を実現することが出来る。アタッチメント600は、被調髪者の毛髪の太さや髪質に応えられるように、以下に示すように複数の形状が用意される。
図11は、カット率50%の第1アタッチメントTYPE-1を示す図である。
TYPE-1は、櫛部の幅:40.8mm、櫛幅:0.8mm、櫛間:0.8mm、櫛先:6.6mmである。
TYPE-1、全て同じ櫛間(櫛間:0.8mm)を有して横方向に設定数配列された櫛部である。更に、隣り合う櫛の櫛間の深さが浅い形状と、隣り合う櫛の櫛間の深さが深い形状が交互に配列される形状である。なお、被調髪者の毛髪の太さや髪質に応じられるように、櫛間は0.8mm~1.5mmの範囲内、また櫛先は6.6mm~11.5mmの範囲内で最適なものを設計すると良い。
図12は、カット率26%の第2アタッチメントTYPE-2を示す図である。
TYPE-2は、櫛部の幅:40.8mm、櫛幅:0.8mm、櫛間:0.8mmおよび1.0mm、櫛先:8.8mmである。
TYPE-2は、異なる櫛間(櫛間:0.8mmおよび1.0mm)を有して横方向に設定数配列された櫛部である。更に、隣り合う2つの櫛の櫛間の深さが浅い形状と、隣り合う櫛の櫛間の深さが深い形状が交互に配列される形状である。つまり、深さが浅い櫛間が2つと、深さが深い櫛間が1つの構成が交互に配列される形状である。
同様に。被調髪者の毛髪の太さや髪質に応じられるように、櫛間は0.7mm~0.9mmの範囲内、また櫛先は8.7mm~9.0mmの範囲内で最適なものを設計すると良い。
図13は、カット率36%の第3アタッチメントTYPE-3を示す図である。
TYPE-5は、櫛部の幅:40.8mm、櫛幅:0.8mm、櫛間:0.8mm、櫛先:8.8mmである。
TYPE-3は、全て同じ櫛間(櫛間:0.8mm)であって、隣り合う2つの櫛の櫛間の深さが浅い形状と、隣り合う2つの櫛の櫛間の深さが深い形状が交互に配列される形状である。つまり、深さが浅い櫛間が2つと、深さが深い櫛間が1つの構成が交互に配列される形状である。
TYPE-2,3を用いた調髪では、櫛部620の2つの深さが浅い櫛間の中に毛髪が挟まれると、図1に示す空間部150に向けて吸引されるので、その毛髪はバリカン刃部140の刃先部140aによって刈り取られる。一方、櫛部620の深さが深い櫛間では、毛髪が空間部150に吸引される率が少ない。従って、深い櫛間では毛髪は刈り取られない。その結果、アタッチメント600の操作で、スキ鋏の機能を実現することが出来る。
図14は、カット率67%の第4アタッチメントTYPE-4を示す図である。
TYPE-4は、櫛部の幅:39.4mm、櫛幅:0.8mm、櫛間:1.0mmおよび2.0mm、櫛先:8.8mmである。TYPE-4は、異なる櫛間(櫛間:1.0mmおよび2.0mm)を有して横方向に設定数配列された櫛部である。更に、隣り合う櫛の櫛間の深さが浅い形状と、隣り合う櫛の櫛間の深さが深い形状が交互に配列される形状である。TYPE-4では、櫛部の深さが浅い櫛間は1.0mmであり、深さが深い櫛間では2.0mmであるので、カット率の高いアタッチメントが提供出来る。なお、被調髪者の毛髪の太さや髪質に応じられるように、深さが浅い形状の櫛間は0.8~1.0mmの範囲内、深さが深い形状の櫛間は1.2mm~2.0mmの範囲内、また櫛先は8.8mm~11.5mmの範囲内で最適なものを設計すると良い。
以上のように、実施形態のアタッチメントを電動バリカンに装着すれば、利用者の調髪操作により、スキ鋏を用いた調髪を電動バリカンでも実現することが出来る。即ち、電動バリカンにアタッチメントを装着して調髪すると、櫛部620の深さが浅い櫛間の中に毛髪が挟まれると、図1に示す空間部150に向けて吸引されるので、その毛髪はバリカン刃部140の刃先部140aによって刈り取られる。一方、櫛部620の深さが深い櫛間では、毛髪が空間部150に吸引される率が少ない。従って、深い櫛間では毛髪は刈り取られない。その結果、アタッチメント600の操作で、スキ鋏の機能を実現することが出来る。また、アタッチメント600を選択することで、調髪時のカット率を毛髪の太さや髪質に応じて自由に選ぶことが出来る。
実施形態の電動バリカンのアタッチメントは、バリカン刃部140の両側に取り付け可能なアタッチメント600であって、バリカン刃部140の刃先部140aが位置する傾斜部640と、傾斜部640の先に櫛先部650を有し、同じ櫛間を有して横方向に設定数配列された櫛部620と、を有し、櫛部620は、隣り合う櫛の深さが浅い形状と、隣り合う櫛の深さが深い形状とが交互に配列されているので、深さが浅い形状の櫛間で毛髪が挟まれると刃先部140aによって切断されるが、深さが深い形状の櫛間では毛髪が切断されない。その結果、アタッチメント600の操作で、スキ鋏の機能を実現することが出来る。
実施形態のアタッチメント600の櫛部620の櫛間は0.8mm~1.5mm、櫛先は6.6~11.5mmであるので、例えばカット率50%のアタッチメントを提供することが出来る。
実施形態の電動バリカンのアタッチメントは、バリカン刃部140の両側に取り付け可能なアタッチメント600であって、バリカン刃部140の刃先部140aが位置する傾斜面640と、傾斜部640の先に櫛先部650を有し、同じ櫛間を有して横方向に設定数配列された櫛部620と、を有し、櫛部620は、隣り合う2つの櫛の深さが浅い形状と、隣り合う櫛の深さが深い形状とが交互に配列される形状であるので、深さが浅い形状の櫛間で毛髪が挟まれると刃先部140aによって切断されるが、深さが深い形状の櫛間では毛髪が切断されない。その結果、アタッチメント600の操作で、スキ鋏の機能を実現することが出来る。
実施形態のアタッチメント600の櫛部620の櫛間は0.7mm~0.9mm、櫛先は8.7mm~9.0mmであるので、例えばカット率26%のアタッチメントを提供することが出来る。
実施形態の電動バリカンのアタッチメントは、バリカン刃部140の両側に取り付け可能なアタッチメント600であって、バリカン刃部140の刃先部140aが位置する傾斜面640と、傾斜部640の先に櫛先部650を有し、異なる櫛間を有して横方向に設定数配列された櫛部620と、を有し、櫛部620は、隣り合う2つの櫛の深さが浅い形状と、隣り合う櫛の深さが深い形状とが交互に配列される形状であるので、深さが浅い形状の櫛間で毛髪が挟まれると刃先部140aによって切断されるが、深さが深い形状の櫛間では毛髪が切断されない。その結果、アタッチメント600の操作で、スキ鋏の機能を実現することが出来る。
実施形態のアタッチメント600の櫛部620の櫛幅は0.8mm、深さが浅い形状の櫛間は1.0mm、深さが深い形状の櫛間は0.8mm、櫛先は8.8mmであるので、例えばカット率36%のアタッチメントを提供することが出来る。
実施形態の電動バリカンのアタッチメントは、バリカン刃部140の両側に取り付け可能なアタッチメント600であって、バリカン刃部140の刃先部140aが位置する傾斜部640と、傾斜部640の先に櫛先部650を有し、異なる櫛間を有して横方向に設定数配列された櫛部620と、を有し、櫛部620は、隣り合う櫛の深さが浅い形状と、隣り合う櫛の深さが深い形状とが交互に配列されているので、深さが浅い形状の櫛間で毛髪が挟まれると刃先部140aによって切断されるが、深さが深い形状の櫛間では毛髪が切断されない。その結果、アタッチメント600の操作で、スキ鋏の機能を実現することが出来る。
実施形態のアタッチメント600の櫛部620の深さが浅い形状の櫛間は0.8~1.0mm、深さが深い形状の櫛間は1.2mm~2.0mm、櫛先は8.8mm~11.5mmであるので、毛髪の太さや髪質に応じた、例えばカット率67%以上のアタッチメントを提供することが出来る。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…吸引式電動バリカン、 110…上ケース(第1ケース)
110a…上ケースの端部、 120…中間ケース
130…下ケース(第2ケース)、 140…バリカン刃部
140a…刃先部、 150…空間部、 160…吸引通路
170…接続開口部、 180…電源端子、 190…傾斜部材
195…電源スイッチ、 200…吸引ホース
210…ホースカバー、 220…電源線、 230…電源コネクタ
250…入口開口部、 260…レンズカバー、 270…LEDカバー
280…偏心回転軸、 290…リーフスプリング
300…傾斜部、 400…モーター、 410…第1緩衝部材(ゴム製)
420…第2緩衝部材(ゴム製)、 430…ボールベアリング
440…基板、 450…スポンジテープ、 460…LED照明部
470…LED、 480…LED基板、 490…バインドねじ
500…電源コネクタ(第1コネクタ)、 510,530…配線
520…モーターコネクタ(第2コネクタ)
540…LEDコネクタ(第3コネクタ)
550…第1ホース接続カバー、 560…第2ホース接続カバー
580…プランジャー、 600…アタッチメント
610…取付本体部、 620…櫛部、 630…取付部、 640…傾斜部
650…櫛先部


[0001]
本発明は、吸引式電動バリカンのアタッチメントおよび吸引式電動バリカンに関する。
背景技術
[0002]
近年、高齢化社会の進行に伴い、病院、介護施設、家庭などにおいて、一日の大半をベッドに仰臥した状態で生活を送る人が増加している。このような、いわゆる「寝たきり」の人の場合、ベッド上で身体を起こしたままいることが困難であることが多く、人によっては、わずかに状態を起こすことすら困難であることもある。
[0003]
一般に、ベッドに仰臥している人の調髪(所謂、散髪)を行う場合、美容師または理容師(以下、「調髪者」という)は、調髪される人(以下、「被調髪者」という)の頭部を支えることにより、ベッドと被調髪者の頭部との間の空間を確保しながら被調髪者の調髪を行うことが多い。被調髪者がベッドに仰臥したままの状態の場合、ベッドの上面に対する被調髪者の後頭部の高さは、通常、高くても15~20cm程度である。被調髪者に対する負担が大きくなることを考慮して、被調髪者の頭部をこれ以上の高さに持ち上げることは好ましくない。
[0004]
また、病院または介護施設においては、被調髪者が認知症や精神疾患を患っている場合もある。このような場合、調髪者は、被調髪者の安全を考慮して、美容院や理容店で使用されている調髪者の鋏の代わりに吸引式電動バリカンを使用する。
[0005]
吸引式電動バリカンは、電動バリカン本体に付属の吸引カバーを装着することにより、家庭用の電気掃除機に接続することができる。調髪者は、電気掃除機により吸引しながら電動バリカンで被調髪者の毛髪を刈るので、刈られた毛髪が電気掃除機内に回収される。出願人は、特許文献1および特許文献2に示す吸引式電動バリカンを既に発明してきた。
[0006]
ところで、吸引式電動バリカンを用いて調髪する場合、吸引式電動バリカンを下から上へ(又は上から下へ)移動して、毛髪を短く刈り上げる作業が通常行われる。被調髪者の中には、例えばスキ鋏を用いて、長い髪での調髪を希望される方もおられる。しかしながら、吸引式電動バリカンでは、スキ鋏を用いた調髪作業を実現できなかった。
先行技術文献
特許文献
[0007]
特許文献1:特許第6429302号公報
特許文献2:特許第6688515号公報
特許文献3:特許第3508124号公報
特許文献4:特許第6720289号公報
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0008]
本発明が解決しようとする課題は、スキ鋏を用いた調髪を電動バリカンでも実現出来るようにした吸引式電動バリカンのアタッチメントおよび吸引式電動バリカンを提供することである。
課題を解決するための手段
[0009]
実施形態の吸引式電動バリカンのアタッチメントは、バリカン刃部の刃先部とバリカン本体部の一方の端部との間に形成される吸引口の空間に吸引した毛を前記刃先部により切断する吸引式電動バリカンに取り付けられるアタッチメントであって、前記バリカン刃部の両側を挟んでスライド式に挿入される一対の取付部と、前記一対の取付部と共に、コ字形状の凹部を形成する取付本体部と、前記一対の取付部の間に配列された複数の歯と、を備え、前記アタッチメントを前記バリカン刃部に装着した際に、隣り合う歯の間の空間が、前記バリカン刃部に対面するものと、前記バリカン刃部に対面しないものを有することを特徴とする。
発明の効果
[0010]
実施形態の吸引式電動バリカンのアタッチメントおよび吸引式電動バリカンによれば、スキ鋏を用いた調髪を電動バリカンでも実現することが出来る。また、アタッチメントを選択することで調髪時のカット率を毛髪の太さや髪質に応じて自由に選ぶことが出来る。
[図14]カット率67%を提供する第4アタッチメントの形状を示す図である。
発明を実施するための形態
[0012]
以下、添付した図面を参照して、実施形態に係るアタッチメントの詳細を説明する。説明の都合上、当該アタッチメントが装着される吸引式電動バリカンおよび吸引式電動バリカン装置の実施形態を先に説明する。その後、アタッチメントについて説明する。なお、図中、同一の部材には同一の符号を用いた。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
[0013]
<吸引式電動バリカンおよび吸引式電動バリカン装置>
図1は、実施形態に係る吸引式電動バリカンおよび吸引式電動バリカン装置の全体構成を示す側面図である。吸引式電動バリカン100は、片手で軽く握りしめて、被調髪者の毛髪を調髪(切断)するハンディタイプの装置である。図1に示すように、吸引式電動バリカン100のバリカン本体部は、上ケース(第1ケース)110、中間ケース120、下ケース(第2ケース)130によって構成される。上ケース110、中間ケース120、および下ケース130はプラスチックである。バリカン本体部は、下ケース130の上に中間ケース120が結合し、中間ケース120の上に上ケース110が結合して、一体形成される。
[0014]
下ケース130の一方の端部には、バリカン刃部140が着脱可能に取り付けられる。バリカン刃部140の刃先部140aと上ケース110の一方の端部110aとの間には空間部150が形成される。空間部150は、毛髪の吸引口である。
[0015]
図1に示す側面から見た場合、空間部150を形成する刃先部140aと端部110aとの吸引幅hは、刃先部140aの奥行方向Rの長さにほぼ等しい。空間部150の奥行は、バリカン刃部140の刃先部140aより長く、上ケース110の端部110aの短手方向の長さを有している。また空間部150の横幅は、図3および図4に示すように、上ケース110の端部110aの長手方向の長さ(刃先部140aの刃幅)を有している。
[0016]
図3および図4に示すように、上ケース110の端部110aは、空間部
150を経由して切り取られた毛髪の吸引口となっている。調髪時に、被調髪者の毛髪は空間部150から吸引され、その吸引された毛髪がバリカン刃部140の刃先部140aによって切断される。切断された毛髪は、上ケース110と中間ケース120との間に形成される吸引通路160(図2参照)を経由して、後述する吸引ホース200に吸引される。したがって、吸引式電動バリカン100によれば、切り取られた毛髪が周辺に散乱することが無く、吸引ホース200を経由して電気掃除機(不図示)に吸引される。
[0017]
バリカン刃部140の刃先部140aは、櫛歯状に上下に形成された可動刃および固定刃(いずれも不図示)を備える。空間部150を経由して上ケース110の端部110a内に吸引された毛髪は、固定刃により支持される。可動刃は、固定刃と接した状態で水平方向に往復運動する。これにより、毛髪は可動刃と固定刃の刃先エッジで挟み切断される。
[0018]
図2は、吸引式電動バリカン100と、これに接続される吸引ホースを示す図である。なお、図2では、吸引式電動バリカン100を背面から見たものである。上ケース110と中間ケース120と間には、図1の空間部150と連通する吸引通路160が形成されている。吸引通路160の端部は、接続開口部170となっている。吸引通路160の接続開口部170の内側には、一対の電源端子(電源接続部)180が設けられる。また、接続開口部170の内側の電源端子180の前方(吸引方向の逆方向)には、傾斜部材190が設けられる。傾斜部材190は、切断した毛髪が電源端子180に絡みつかないように、毛髪を上壁側に向けて吸引されるように作用する。
[0019]
図2の右側には、接続開口部170に接続される吸引ホース200を示す。吸引ホース200の一方の端部には電気掃除機(不図示)に接続され、他方の端部にはホースカバー210が設けられる。また、吸引ホース200には、ホースカバー210と併設して外付けの電源線220が接続される電源コネクタ230が設けられる。
[0020]
吸引ホース200の他方の端部に取り付けられるホースカバー210は、第1ホース接続カバー550と、対面する第2ホース接続カバー560とに
Dコネクタ(第3コネクタ)540が取り付けられる。
[0031]
以上の構成を有する吸引式電動バリカンを用いて調髪する場合、刃先部140aを頭髪に向けて吸引式電動バリカン100を下から上へ移動、又は上から下へ移動することで毛髪を短く刈り上げることが出来る。
[0032]
このように実施形態によれば、電源部を内蔵しないコンパクトな構造とし、本体部に形成した空間部に吸い取った毛髪を切断することが出来る。また、吸引機能、騒音防止機能、および照明機能等の新しい機能を有する吸引式電動バリカンおよび吸引式電動バリカン装置を提供することが出来る。
[0033]
<アタッチメント>
図9は、吸引式電動バリカンにスキ鋏を用いた調髪を可能とするためのアタッチメントを取り付けた図を示す。アタッチメント600は、バリカン刃部140に対して脱着可能になっている。バリカン刃部140に装着する際には、アタッチメント600はバリカン刃部140の両側を挟みながら、スライド式に矢印Bの方向から挿入して接続される。アタッチメント600は、取付本体部610と、櫛部620と、取付部630とから構成され、一体成型されている。取付部630は、アタッチメント600の両側に設けられ、コ字形状を有して、バリカン刃部140の両側を挟んでスライド式に挿入される。
[0034]
図10(a)は、図9でのアタッチメント装着状態にて、アタッチメント600を裏側から見た図である、図10(a)に示すように、取付本体部610は、アーチ状の凹みがあり、バリカン刃部140を覆うことのできる幅を有している。取付本体部610のアーチ状の凹みの反対側には、櫛部620が設けられている。櫛部620は、複数の歯625(歯625a、歯625b、歯625c、歯625d・・・)から構成される。この歯625は、例えば、右端の歯625aと歯625bとが一対である。歯625aと歯625bとの間の歯間は浅い。同様に、歯間625cと歯625dとの間の歯間も浅い。これに対し、歯625bと歯625cとの間の歯間は深い
。後述するように、浅い歯間641と深い歯間642とを交互に形成することにより、スキ鋏のような調髪を可能とする。
図10(b)は、図10(a)の矢印Aの方向から見たアタッチメント600の側面図である。図10(b)に示すように、櫛部620は傾斜部640と、歯先部650とから構成されている。傾斜部640は、取付本体部610に繋がっている。櫛部620の先端の側面は、三角形の歯先部650である。傾斜部640の側面は、「く」の字状に形成され、アタッチメント600を装着した際に、バリカン刃部140がアタッチメント600に接触していない。
図10(c)は、アタッチメント600を上面から見た図である。同図に示すように、歯625bと歯625cとの深い歯間642は、傾斜部640にまで空間が設けられる。つまり、深い歯間642は、図10(d)に示すように刃先部140aと対面している。ゆえに、深い歯間642に入った毛髪は、刃先部140aに到達するように構成されている。
図10(d)は、アタッチメント600をバリカン刃部140に装着した際の側面図である。図中、バリカン刃部140は破線で示している。アタッチメント600は、図9の矢印Bに示す方向に沿ってバリカン刃部140に装着される。
[0035]
図10(d)に示すように、アタッチメント600をバリカン刃部140に取り付けると、バリカン刃部140の刃先部140aに対し、アタッチメント600の傾斜部640が対面する位置にまで挿入され、バリカン刃部140の直前で停止する。ここで、バリカン刃部140と傾斜部640は接触していない。図10(c)に示すように、深い歯間642の一部(取付本体部610側)は、バリカン刃部140の刃先部140aに対面している。一方、浅い歯間641は、バリカン刃部140の刃先部140aに対面していない。
上記したアタッチメント600をバリカン刃部140に装着すると、浅い歯間641では、毛髪は歯間で止められ、バリカン刃部140に届き難くな
る。深い歯間642では、アタッチメント600が無い場合と同様に、深い歯間642に入った毛髪は刃先部140aに到達し、切断される可能性が高い。
なお、毛髪の調髪は、切りたい箇所の毛髪を歯先部650に挿入して、調髪方向にバリカン本体を移動する作業を繰り返し実施することで、短くカットしたヘヤースタイルを作り上げることが出来る。歯先部650を切りたい箇所の毛髪に挿入する時の深さの調整は、調髪者の裁量で行われる。
[0036]
吸引式電動バリカンにアタッチメント600を装着して調髪する場合、櫛部620の歯625の所定の間隔で形成されている深い歯間642に毛髪が挟まれると、バリカン本体部により空間部150に向けて吸引される。これにより、当該毛髪はバリカン刃部140の刃先部140aによって刈り取られる。一方、櫛部620の歯625の浅い歯間641に毛髪が挟まれた場合、毛髪は空間部150に達する可能性が低く、空間部150に吸引される確率が低い。従って、歯625の浅い歯間641に挟まれた毛髪は、刈り取られる可能性が低い。その結果、アタッチメント600を装着した調髪操作で、スキ鋏の機能を実現することが出来る。アタッチメント600は、被調髪者の毛髪の太さや髪質に応えられるように、以下に示すように複数の形状が用意される。
[0037]
図11は、カット率50%の第1アタッチメントTYPE-1を示す図である。
[0038]
TYPE-1は、櫛部620の幅:40.8mm、各歯625の厚さ:0.8mm、隣接する歯625の間隔:0.8mm、歯先部650の先端の幅:6.6mm、歯先部650の最下位面から傾斜部640の頂点の幅:3.1mmである。
[0039]
TYPE-1では、隣り合う歯625の間隔が全て同一(歯間:0.8mm)である。隣り合う歯625同士の間の空間は、浅い歯間641と深い歯間642とが交互に配置される形状となっている。なお、被調髪者の毛髪の太さや髪質に応じられるように、隣り合う歯625の間隔は、0.
8mm~1.5mmの範囲内で適宜設定される。また、歯先部630の先端の幅は、6.6mm~11.5mmの範囲内で適宜設計可能である。
[0040]
図12は、カット率26%の第2アタッチメントTYPE-2を示す図である。
[0041]
TYPE-2は、櫛部620の幅:40.8mm、各歯625の厚さ:0.8mm、歯625の間の間隔:0.8mmおよび1.0mm、歯先部650の先端の幅:8.8mmである、TYPE-2では、図12に示すように、左端から3つの歯625a,625b,625cを一つのグループとして扱っている。歯625aと歯625bとの間隔および歯625bと歯625cとの間隔は1mmであり、この部分の空間は、浅い歯間641になっている。歯625cと歯625dとの間の間隔は、0.8mmであり、この空間は深い歯間642になっている。
[0042]
TYPE-2は、隣り合う歯625が異なる間隔(間隔:0.8mmおよび1.0mm)を有しており、複数の歯625が横方向に配列された形状となっている。更に、隣り合う歯625の空間が2つの浅い歯間641と、隣り合う歯625の空間が1つの深い歯間642が交互に配列される形状となっている。つまり、浅い歯間641が2つと、深い歯間642が1つの構成が交互に配列される形状である。
[0043]
被調髪者の毛髪の太さや髪質に応じられるように、各歯625の間は0.7mm~0.9mmの範囲内で、また歯先部650の先端の幅は、8.7mm~9.0mmの範囲内で最適なものを設計すると良い。
[0044]
図13は、カット率36%の第3アタッチメントTYPE-3を示す図である。
[0045]
TYPE-3は、櫛部620の幅:40.8mm、各歯625の厚さ:0.8mm、各歯625の間隔:0.8mm、歯先部650の先端の幅:8.8mmである。
[0046]
TYPE-3は、隣り合う歯625の間隔が同じ同一(歯間:0.8mm)である。同図中、右端から並ぶ歯625aと歯625bとの間の間
隔では、深い歯間642である。歯625bと歯625c、及び歯625cと歯625dの間の空間では、浅い歯間641である。即ち、TYPE-3は、1つの深い歯間642に対し、2つの浅い歯間641が続く構成となっており、これらが交互に形成されている。つまり、TYPE-3は、浅い歯間が2つと、深い歯間642が1つの構成が交互に配列される形状である。
[0047]
TYPE-2,3を用いた調髪では、櫛部620の内、深い歯間642に毛髪が挟まれると、図1に示す空間部150に向けて吸引されるので、当該毛髪はバリカン刃部140の刃先部140aによって刈り取られる。一方、櫛部620の浅い歯間641に毛髪が挟まられると、毛髪が空間部150に吸引される可能性が低くなる。従って、浅い歯間641に挟まれた、毛髪は刈り取られる可能性は低くなる。その結果、アタッチメント600を装着した調髪操作で、スキ鋏の機能を実現することが出来る。
[0048]
図14は、カット率67%の第4アタッチメントTYPE-4を示す図である。
[0049]
TYPE-4は、櫛部620の幅:39.4mm、各歯625の厚さ:0.8mm、隣り合う歯625の間隔:1.0mmおよび2.0mm、歯先部650の先端の幅:8.8mm、歯先部650の最下位面から傾斜部640の頂点の幅:4mmである。
TYPE-4は、歯625aと歯625bとの間の間隔は、1.0mmであり、歯625bと歯625cとの間の間隔は、2.0mmであり、これが交互に配列されている。隣り合う歯625の間隔が、1.0mmの場合、その空間は浅い歯間641になっている。隣り合う歯625の間隔が2.0mmの場合、その空間は深い歯間642になっている。このTYPE―4では、深い歯間642が、TYPE-1~TYPE-3に比し、より多く発生するような形状であるので、バリカン本体の空間部150に達する毛髪の多くなり、カット率が高くなる。なお、被調髪者の毛髪の太さや髪質に応じられるように、浅い歯間641の歯625の間隔は、0.8~1.0mmの範囲内、深い歯間642の歯625の間隔は、1.2mm~2.0mmの範囲
内で適宜選択できる。また歯先部650の幅は、8.8mm~11.5mmの範囲内で、適宜選択し得る。
[0050]
以上のように、実施形態のアタッチメントを吸引式電動バリカンに装着すれば、利用者の調髪操作により、スキ鋏を用いた調髪を吸引式電動バリカンでも実現することが出来る。即ち、吸引式電動バリカンにアタッチメント600を装着して調髪すると、隣り合う歯625の間の空間が深い歯間642に毛髪が挟まれると、図1に示す空間部150に向けて吸引される可能性が高くなる。当該毛髪は、バリカン刃部140の刃先部140aによって刈り取られる可能性が高くなる。一方、隣り合う歯625の間の空間が浅い歯間641に毛髪が挟まれると、当該毛髪が空間部150に吸引される可能性が低くなる。従って、浅い歯間641では、毛髪は刈り取られる可能性が低くなる。その結果、アタッチメント600を装着した調髪操作で、スキ鋏の機能を実現することが出来る。また、アタッチメント600の構成を種々選択することで、調髪時のカット率を毛髪の太さや髪質に応じて自由に選ぶことが出来る。
[0051]
実施形態の吸引式電動バリカンのアタッチメントは、バリカン刃部140の両側に取り付け可能なアタッチメント600であって、毛髪のバリカン刃部140への到達する割合を制御するために、バリカン刃部140に対面するアタッチメントの形状に焦点を当てた。つまり、アタッチメント600に複数の歯625を設け、隣り合う歯625(例えば、歯625aと歯625b)の間に毛髪を通す空間を設ける。各種のアタッチメント600は、この空間の大きさや、割合を変化させることにより、毛髪がアタッチメント600を介してバリカン刃部140の歯先部140aに到達し、吸引される毛髪の量が異なる形状を提供している。
そして、アタッチメント600をバリカン刃部140に装着した際に、隣り合う歯625によって形成される第1空間(深い歯間)の一部は、刃先部140aに対面するような形状とする。一方、隣り合う歯625で形成される第2空間(浅い歯間)は、刃先部140aに対面しないような形状とする。バリカン刃部140と対面する位置に設けられた第1空間(深い歯間)に入ってきた毛髪は、刃先部140aからバリカン本体の空間部150に達す
ると、本体に吸引されて刃先部140aによりカットされる。一方、刃先部140aに対面しない位置に設けられた空間(浅い歯間)に入ってきた毛髪は、刃先部140aに到達せず、本体に吸引されずカットもされない。その結果、アタッチメント600を装着した調髪操作で、スキ鋏の機能を実現することが出来る。
[0052]
一の実施形態によれば、アタッチメント600の櫛部620の隣り合う歯625の間隔は0.8mm~1.5mm、歯先部650の先端の幅は6.6~11.5mmである。このような構成であれば、例えばカット率50%のアタッチメントを提供することが出来る。
[0053]
[0054]
一の実施形態によれば、アタッチメント600の櫛部620の隣り合う歯625の間の間隔は0.7mm~0.9mm、歯先部650の先端の幅は8.7mm~9.0mmである。このような構成により、例えばカット率26%のアタッチメントを提供することが出来る。
[0055]
[0056]
一の実施形態によれば、アタッチメント600の櫛部620の隣り合う歯625の間隔は0.8mm、浅い歯間641の歯625の間隔は1.0mm、深い歯間の歯625の間隔は0.8mm、歯先部650の先端の幅は8.8mmである。このような構成によれば、例えばカット率36%のアタッチメントを提供することが出来る。
[0057]
[0058]
一の実施形態によれば、アタッチメント600の櫛部620の隣り合う歯625の間の空間の深さが浅い形状の歯625の間隔は0.8~1.0mm、深さが深い形状の歯625の間隔は1.2mm~2.0mm、歯先部650の先端の穂の部分の高さは8.8mm~11.5mmである。このような構成によれば、例えばカット率67%以上のアタッチメントを提供することが出来る。
[0059]
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
符号の説明
[0060]
100…吸引式電動バリカン、 110…上ケース(第1ケース) 110a…上ケースの端部、 120…中間ケース 130…下ケース(第2ケース)、 140…バリカン刃部 140a…刃先部、 150…空間部、 160…吸引通路 170…接続開口部、 180…電源端子、 190…傾斜部材 195…電源スイッチ、 200…吸引ホース 210…ホースカバー、 220…電源線、 230…電源コネクタ 250…入口開口部、 260…レンズカバー、 270…LEDカバー 280…偏心回転軸、 290…リーフスプリング 300…傾斜部、 400…モーター、 410…第1緩衝部材(ゴム製) 420…第2緩衝部材(ゴム製)、 430…ボールベアリング 440…基板、 450…スポンジテープ、 460…LED照明部 470…LED、 480…LED基板、 490…バインドねじ 500…電源コネクタ(第1コネクタ)、 510,530…配線 520…モーターコネクタ(第2コネクタ) 540…LEDコネクタ(第3コネクタ) 550…第1ホース接続カバー、 560…第2ホース接続カバー 580…プランジャー、 600…アタッチメント 610…取付本体部、 620…櫛部 625…複数の歯、 625a、625b、625c、625d…歯 630…取付部、 640…傾斜部、 641…浅い歯間 642…深い歯間、 650…歯先部

Claims (8)

  1. バリカン刃部の両側に取り付け可能なアタッチメントであって、
    前記バリカン刃部の刃先部が位置する傾斜部と、
    前記傾斜部の先に櫛先部を有し、同じ櫛間を有して横方向に設定数配列された櫛部と、
    を有し、
    前記櫛部は、隣り合う櫛の深さが浅い形状と、隣り合う櫛の深さが深い形状とが交互に配列されていることを特徴とする電動バリカンのアタッチメント。
  2. 前記櫛部の櫛間は0.8mm~1.5mm、櫛先は6.6mm~11.5mmである請求項1に記載の電動バリカンのアタッチメント。
  3. バリカン刃部の両側に取り付け可能なアタッチメントであって、
    前記バリカン刃部の刃先部が位置する傾斜面と、
    前記傾斜部の先に櫛先部を有し、同じ櫛間を有して横方向に設定数配列された櫛部と、を有し、
    前記櫛部は、隣り合う2つの櫛の深さが浅い形状と、隣り合う櫛の深さが深い形状とが交互に配列される形状であることを特徴とする電動バリカンのアタッチメント。
  4. 前記櫛部の櫛間は0.7mm~0.9mm、櫛先は8.7mm~9.0mmである請求項3に記載の電動バリカンのアタッチメント。
  5. バリカン刃部の両側に取り付け可能なアタッチメントであって、
    前記バリカン刃部の刃先部が位置する傾斜面と、
    前記傾斜部の先に櫛先部を有し、異なる櫛間を有して横方向に設定数配列された櫛部と、を有し、
    前記櫛部は、隣り合う2つの櫛の深さが浅い形状と、隣り合う櫛の深さが深い形状とが交互に配列される形状であることを特徴とする電動バリカンのアタッチメント。
  6. 前記櫛部の前記深さが浅い形状の櫛間は1.0mm、前記深さが深い形状の櫛間は0.8mm、櫛先は8.8mmである請求項5に記載の電動バリカンのアタッチメント。
  7. バリカン刃部の両側に取り付け可能なアタッチメントであって、
    前記バリカン刃部の刃先部が位置する傾斜部と、
    前記傾斜部の先に櫛先部を有し、異なる櫛間を有して横方向に設定数配列された櫛部と、を有し、
    前記櫛部は、隣り合う櫛の深さが浅い形状と、隣り合う櫛の深さが深い形状とが交互に配列されていることを特徴とする電動バリカンのアタッチメント。
  8. 前記櫛部の前記深さが浅い形状の櫛間は0.8~1.0mm、前記深さが深い形状の櫛間は1.2mm~2.0mm、櫛先は8.8mm~11.5mmである請求項7に記載の電動バリカンのアタッチメント。



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