JP2019176798A - Combine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コンバインに係るものである。 The present invention relates to a combine.
従来、穀稈供給搬送装置への扱深さ調節装置による扱深さ調節速度を、浅扱ぎへの調節速度を深扱ぎ側への調節作用速度より遅くし、深扱ぎ側への継続作用により扱深さ位置検出部の検出手段が所定時間変化しないときは、この検出値から所定量減じた値を深扱ぎ側への限度値とした構成は、公知である
(特許文献1)
Conventionally, the treatment depth adjustment speed by the treatment depth adjustment device to the grain supply and transfer device is made slower than the adjustment action speed to the deep handling side and continued to the deep handling side. A configuration in which a value obtained by subtracting a predetermined amount from the detected value is used as a limit value to the deep handling side when the detection means of the handling depth position detection unit does not change for a predetermined time due to the action is known (Patent Document 1).
前記公知例は、扱深さセンサの感知で深扱ぎ側への出力により深扱ぎ側への継続作用により扱深さ位置検出部の検出手段が所定時間変化しないとき、この検出値から所定量減じた値を深扱ぎ側への限度値とした構成のため、浅扱ぎ状態の連続による扱ぎ残し現象が多発するという課題がある。
本願は、扱深さ調節装置の自動制御を工夫し、浅扱ぎ状態の連続による扱ぎ残し現象を防止し、適正な扱深さ制御できるようにしたものである。
In the above known example, when the detection means of the handling depth position detecting unit does not change for a predetermined time due to the continuous action to the depth handling side due to the output to the depth handling side by the sensing of the handling depth sensor, the detection value is obtained from this detected value. There is a problem that unhandled phenomena frequently occur due to the continuous shallow handling state because the fixed value is the limit value to the deep handling side.
In the present application, the automatic control of the depth-adjusting device is devised to prevent the unhandled phenomenon due to the continuous shallow handling state and to control the appropriate handling depth.
請求項1の発明は、走行装置2の前方に刈取装置4を設け、前記走行装置2の上方に脱穀装置3を設け、該脱穀装置3の側部には扱室に穀稈を供給する穀稈供給搬送装置16を設け、前記刈取装置4で刈り取った穀稈を挟持して搬送し、穀稈供給搬送装置16に受け渡す構成としたコンバインにおいて、前記穀稈供給搬送装置16による穀稈挟持位置を調節する扱深さ調節装置15を設け、該扱深さ調節装置15による扱深さ調節は、搬送される穀稈の稈身方向に間隔をおいて配置された扱深さセンサSの第一穂先センサ23と第二穂先センサ24による穀稈の穂先位置の検出結果に基づいて、扱深さ調節装置15を作動させる扱深さ調節モーター20を自動的に駆動して行う構成とし、前記扱深さ調節モーター20に浅扱ぎ側への出力が行われているにも拘わらず、前記扱深さ調節装置15によって調節された扱深さを検出する扱深さ位置検出部22が所定時間にわたって深扱ぎ位置を検出し続けた場合に、前記扱深さセンサSの検出不良状態と判定し、前記扱深さ調節モーター20への出力を自動的に停止する構成としたことを特徴とするコンバインとしたものである。
請求項2の発明は、前記扱深さ調節モーター20に浅扱ぎ側への出力が行われているにも拘わらず、所定時間にわたって前記扱深さ位置検出部22が深扱ぎ位置を検出し続けた場合に、扱深さ調節モーター20へ深扱ぎ側への出力を設定回数出力し、この出力に拘わらず前記扱深さ位置検出部22の検出結果に変化がないときは、前記扱深さ調節モーター20への出力を自動的に停止する構成とした請求項1記載のコンバインとしたものである。
請求項3の発明は、前記扱深さ調節モーター20に浅扱ぎ側への出力が行われているにも拘わらず、所定時間にわたって前記扱深さ位置検出部22が深扱ぎ位置を検出し続けた場合に、前記第一穂先センサ23の検出不良状態と判定し、扱深さ調節モーター20への出力を自動的に停止し、この扱深さ調節モーター20への出力停止状態は、扱深さセンサSよりも穀稈搬送方向上手側に配置された穀稈センサ30が搬送穀稈の存在を検出しなくなった場合に解除される構成とした請求項2記載のコンバインとしたものである。
請求項4の発明は、前記扱深さ調節装置15による扱深さ自動制御において、前記扱深さ調節装置15による扱深さの調節範囲を前記扱深さ調節モータ20への回路内のスイッチ31で切り替え可能な構成とした請求項1または請求項2または請求項3記載のコンバインとしたものである。
請求項5の発明は、前記スイッチ31に代えて扱深さ調節モーター20への回路内にジャンパ32を設け、このジャンパ32の接続および切断により扱深さ調節モーター20の稼働範囲を切替える構成とした請求項4記載のコンバインとしたものである。
請求項6の発明は、前記扱深さ調節モーター20の稼働範囲を複数の範囲に設定し、この複数の稼働範囲は脱穀クラッチ33の接続後の刈取作業開始時に自動判定し、この判定された稼働範囲から逸脱しない範囲で扱深さ調節モーター20への出力が制御される構成とした請求項5記載のコンバインとしたものである。
請求項7の発明は、前記扱深さ調節モータ20の稼働範囲の自動判定を、手動により変更可能な構成とした請求項6記載のコンバインとしたものである。
The invention of claim 1 is provided with a
In the invention according to
In the invention of
According to the fourth aspect of the present invention, in the automatic control of the treatment depth by the treatment
According to a fifth aspect of the present invention, a
The invention of
The invention according to claim 7 is the combine according to
請求項1記載の発明では、扱深さ調節装置15による扱深さ調節は、搬送される穀稈の稈身方向に間隔をおいて配置された扱深さセンサSの第一穂先センサ23と第二穂先センサ24による穀稈の穂先位置の検出結果に基づいて、扱深さ調節装置15を作動させる扱深さ調節モーター20を自動的に駆動して行う構成とし、前記扱深さ調節モーター20に浅扱ぎ側への出力が行われているにも拘わらず、前記扱深さ調節装置15によって調節された扱深さを検出する扱深さ位置検出部22が所定時間にわたって深扱ぎ位置を検出し続けた場合に、前記扱深さセンサSの検出不良状態と判定し、前記扱深さ調節モーター20への出力を自動的に停止する構成としているので、扱深さセンサSの誤感知により、オペレータが予期せずに浅扱ぎ側への出力を継続してしまって極端な浅扱ぎになり、穀稈供給搬送装置16の後方部分で穀稈の挟持ができずに搬送不良を起こし、排藁チェンやカッタで詰まりが発生することを防止できる。
請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明の効果に加え、扱深さ調節モーター20に浅扱ぎ側への出力が行われているにも拘わらず、所定時間にわたって前記扱深さ位置検出部22が深扱ぎ位置を検出し続けた場合に、扱深さ調節モーター20へ深扱ぎ側への出力を設定回数出力し、この出力に拘わらず前記扱深さ位置検出部22の検出結果に変化がないときは、前記扱深さ調節モーター20への出力を自動的に停止する構成としているので、扱深さセンサSの誤感知により、オペレータが予期せずに浅扱ぎ側に出力を継続してしまって極端な浅扱ぎになり、穀稈供給搬送装置16後方で穀稈の挟持できずに搬送不良を起こし、排藁チェンやカッタで詰まりが発生することを防止できる。
請求項3記載の発明では、上記請求項2記載の発明の効果に加え、扱深さ調節モーター20に浅扱ぎ側への出力が行われているにも拘わらず、所定時間にわたって前記扱深さ位置検出部22が深扱ぎ位置を検出し続けた場合に、前記第一穂先センサ23の検出不良状態と判定し、扱深さ調節モーター20への出力を自動的に停止し、この扱深さ調節モーター20への出力停止状態は、扱深さセンサSよりも穀稈搬送方向上手側に配置された穀稈センサ30が搬送穀稈の存在を検出しなくなった場合に解除される構成としているので、第一穂先センサ23の誤感知による穀稈供給搬送装置16後方で穀稈の挟持できずに搬送不良を防止すると共に、刈取作業の1工程が終了し、刈抜けると制御停止を解除する。
請求項4記載の発明では、上記請求項1または請求項2または請求項3記載の発明の効果に加え、前記扱深さ調節装置15による扱深さ自動制御において、前記扱深さ調節装置15による扱深さの調節範囲を前記扱深さ調節モータ20への回路内のスイッチ31で切り替え可能な構成としているので、扱深さ調節モーター20の稼働範囲の変更可能にでき、扱深さ制御範囲を広げられる。
請求項5記載の発明では、上記請求項4記載の発明の効果に加え、前記スイッチ31に代えて扱深さ調節モーター20への回路内にジャンパ32を設け、このジャンパ32の接続および切断により扱深さ調節モーター20の稼働範囲を切替える構成としているので、本実施形態では、長稈と標準作物とへの扱深さ調節モーター20の稼働範囲の切替えとなり、これにより、長稈作業位置まで稼働可能にし、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を長稈まで広げることができる。
請求項6記載の発明では、上記請求項5記載の発明の効果に加え、前記扱深さ調節モーター20の稼働範囲を複数の範囲に設定し、この複数の稼働範囲は脱穀クラッチ33の接続後の刈取作業開始時に自動判定し、この判定された稼働範囲から逸脱しない範囲で扱深さ調節モーター20への出力が制御される構成としているので、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を変更でき、扱深さ制御範囲を広げられる。
請求項7記載の発明では、上記請求項6記載の発明の効果に加え、前記扱深さ調節モータ20の稼働範囲の自動判定を、手動により変更可能な構成としているので、操作性を向上させられる。
In the invention according to claim 1, the handling depth adjustment by the handling depth adjusting
In the invention according to
In the invention according to
In the invention of
In the invention of
In the invention according to
In the seventh aspect of the invention, in addition to the effect of the sixth aspect of the invention, since the automatic determination of the operating range of the handling
本発明の一実施形態を図面により説明すると、1は機体フレ−ム、2は機体フレ−ム1の下方位置に設けた走行装置、3は機体フレ−ム1の上方位置に設けた脱穀装置、4は機体フレ−ム1の前方に設けた刈取装置、5は前記脱穀装置2の側部に設けた該脱穀装置2より取出された穀物を一時貯留するグレンタンク、6は操縦部である。
前記刈取装置4の一例を示すと、10は分草体、11は引起装置、12は刈刃、13は前側搬送装置、14は後側搬送装置、15は前記各搬送装置により搬送される搬送路の終端に設けた扱深さ調節装置であり、扱深さ調節装置15の終端には、脱穀装置2の脱穀室(図示省略)に穀稈を供給する穀稈供給搬送装置(フィードチェン)16に、穀稈を引き継ぐ引継搬送装置17を設けている。
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. Reference numeral 1 denotes a machine frame, 2 denotes a traveling device provided at a lower position of the
As an example of the
前記穀稈供給搬送装置16は、前記刈取装置4で刈り取られた穀稈を脱穀装置3の脱穀室(図示省略)の穀稈供給口18から供給し、脱穀されて脱穀室の穀稈排出口(図示省略)より排出するまで搬送するものであるが、刈取装置4で刈り取った穀稈を穀稈供給搬送装置16まで搬送する構成は任意であり、本実施例の構成に限定されず、前記扱深さ調節装置15の終端に穀稈供給搬送装置16の始端部を臨ませてもよく、実施形態の引継搬送装置17を扱深さ調節装置15と穀稈供給搬送装置16との間に介在させているが、この点は要件ではない。
The cereal supply and
前記扱深さ調節装置15の構成も任意であり、穀稈供給搬送装置16に供給する穀稈の挟持位置を変更して扱深さを変更できればよい。本実施形態では、刈取装置4の縦支持フレーム19に扱深さ調節装置15の基部を先端が上下自在となるように取付けて構成している。20は扱深さ調節モーター、21は扱深さ調節モーター20により扱深さ調節装置15を移動させる扱深さ調整手段(扱深さ調節リンク)、22は扱深さ調節装置15の実際の扱深さ位置を検出する扱深さ位置検出部(ポテンショメーター)、23は扱深さセンサSの穂先センサ、24は株元センサであり、穂先が第二穂先センサ24と第一穂先センサ23の中間位置にあるのが、適正な扱深さとなり、第一穂先センサ23と第二穂先センサ24が共にオフのときは浅扱状態となり、第一穂先センサ23と第二穂先センサ24が共にオンのときは深扱状態となる。
なお、図中では、理解を容易にするため、第一穂先センサ23よりも穀稈の株元側に位置する第二穂先センサ24を株元センサと表示しているが、これにより、構成は限定されない。
The configuration of the handling
In addition, in order to make an understanding easy in the figure, although the
本願の扱深さ制御は、穀稈の全長に応じて穂先位置を一定にするように扱深さ調節装置15の先端位置を扱深さ調節モーター20により自動制御するものであり、該扱深さ調節装置15による扱深さ調節は、搬送される穀稈の稈身方向に間隔をおいて配置された扱深さセンサSの第一穂先センサ23と第二穂先センサ24による穀稈の穂先位置の検出結果に基づいて、扱深さ調節装置15を作動させる扱深さ調節モーター20を自動的に駆動して行う構成とし、前記扱深さ調節モーター20に浅扱ぎ側への出力が行われているにも拘わらず、前記扱深さ調節装置15によって調節された扱深さを検出する扱深さ位置検出部22が所定時間にわたって深扱ぎ位置を検出し続けた場合に、前記扱深さセンサSの検出不良状態と判定し、前記扱深さ調節モーター20への出力を自動的に停止する構成とする。
The handling depth control of the present application is to automatically control the tip position of the handling
これにより、扱深さセンサSの誤感知により、オペレータが予期せずに浅扱ぎ側への出力を継続してしまって極端な浅扱ぎになり、穀稈供給搬送装置16の後方部分で穀稈の挟持ができずに搬送不良を起こし、排藁チェンやカッタで詰まりが発生することを防止できる。
すなわち、図7のように、ステップS4で一定時間扱深さ位置検出部22が基準位置より深扱ぎを感知し続けた際に、ステップS5で扱深さ調節モーター20への出力を停止するのである。
なお、出力停止後の制御あるいは作業は任意であり、通常であれば、出力停止をオペレータに報知し、一旦、作業を中断して、扱深さセンサSの異常状態の原因となる穀稈屑や雑草の除去作業を行ってから、作業を再開する。
As a result, the false detection of the handling depth sensor S causes the operator to unexpectedly continue to output to the shallow handling side, resulting in extreme shallow handling, and at the rear part of the cereal supply and
That is, as shown in FIG. 7, when the handling depth
Control or work after the output is stopped is optional. Normally, the operator stops the output, interrupts the work, and causes the abnormal state of the handling depth sensor S. After removing the weeds and weeds, resume the work.
前記扱深さ調節モーター20に浅扱ぎ側への出力が行われているにも拘わらず、所定時間にわたって前記扱深さ位置検出部22が深扱ぎ位置を検出し続けた場合に、扱深さ調節モーター20へ深扱ぎ側への出力を設定回数出力し、この出力に拘わらず前記扱深さ位置検出部22の検出結果に変化がないときは、前記扱深さ調節モーター20への出力を自動的に停止する構成とする(図8)。
これにより、扱深さセンサSの誤感知により、オペレータが予期せずに浅扱ぎ側に出力を継続してしまって極端な浅扱ぎになり、穀稈供給搬送装置16後方で穀稈の挟持できずに搬送不良を起こし、排藁チェンやカッタで詰まりが発生することを防止できる。
When the handling depth
As a result, the false detection of the handling depth sensor S causes the operator to unexpectedly continue output to the shallow handling side, resulting in an extremely shallow handling, and the cereals are fed behind the cereal supply and
前記扱深さ調節モーター20に浅扱ぎ側への出力が行われているにも拘わらず、所定時間にわたって前記扱深さ位置検出部22が深扱ぎ位置を検出し続けた場合に、前記第一穂先センサ23の検出不良状態と判定し、扱深さ調節モーター20への出力を自動的に停止し、この扱深さ調節モーター20への出力停止状態は、扱深さセンサSよりも穀稈搬送方向上手側に配置された穀稈センサ30が搬送穀稈の存在を検出しなくなった場合に解除される構成とする(図9)。
これにより、第一穂先センサ23の誤感知による穀稈供給搬送装置16後方で穀稈の挟持できずに搬送不良を防止すると共に、刈取作業の1工程が終了し、刈抜けると制御停止を解除する。
When the handling depth
As a result, it is not possible to pinch the cereals at the rear of the cereal supply /
すなわち、図9のように、ステップS4で一定時間扱深さ位置検出部22が基準位置より深扱ぎを感知し続けた際に、ステップS5で扱深さ調節モーター20への出力を停止後に、ステップ6で穀稈センサ30が切になると、扱深さ調節モーター20への出力停止状態をリセットする。
前記扱深さ調節装置15による扱深さ自動制御では、前記扱深さ調節装置15による扱深さの調節範囲を前記扱深さ調節モータ20への回路内のスイッチ31で切り替え可能な構成とする(図10)。
すなわち、長い作物と標準作物と短い作物と、対象作物に応じて、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を回路内のスイッチ31で切り替えて規制する。
これにより、扱深さ調節モーター20の稼働範囲の変更可能にでき、扱深さ制御範囲を広げられる。
このスイッチ31による切替はオペレータが圃場作物を視認して行う。
That is, as shown in FIG. 9, when the treatment depth
In the automatic handling depth control by the handling
That is, according to the long crop, the standard crop, the short crop, and the target crop, the operating range of the handling
Thereby, the operating range of the handling
Switching by the
また、スイッチ31に代えて扱深さ調節モーター20への回路内にジャンパ32を設け、このジャンパ32の接続および切断により扱深さ調節モーター20の稼働範囲を切替える構成とする(図11)。
そのため、本実施形態では、長稈と標準作物とへの扱深さ調節モーター20の稼働範囲の切替えとなり、これにより、長稈作業位置まで稼働可能にし、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を長稈まで広げることができる。
例えば、コンバインの出荷時に、扱深さ調節モーター20の稼働範囲の回路内にジャンパ32を設けておき、圃場の作物が長稈作物であった場合、そのまま、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を長稈まで広げることができ、長稈の穀稈に対応した扱深さ制御を行え、また、圃場の作物が標準作物の場合、ジャンパ32を外す等により回路を遮断し、標準作物を前提とする扱深さ制御を行える。
Further, a
For this reason, in this embodiment, the operating range of the working
For example, when the combine is shipped, if the
また、圃場の作物を入れ替える、あるいは、隣接する圃場の作物条件が相違する場合等に前記ジャンパ32により扱深さ調節モーター20の稼働範囲を切替え可能となる。
また、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を未刈稈に刈り込んで扱深さ調節の調節作動頻度が減少した状態が一定時間継続した場合、扱深さ調節モーター20の稼働範囲の自動切替えの上下の調節範囲を規制し、あるいは、この扱深さ調節モーター20の稼働範囲を保持する(図12)。
これにより、扱深さ調節モーター20の稼働範囲の変更を自動化できる。
また、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を複数の範囲に設定し、この複数の稼働範囲は脱穀クラッチ33の接続後の刈取作業開始時に自動判定し、この判定された稼働範囲から逸脱しない範囲で扱深さ調節モーター20への出力が制御される構成とする(図13)。
Further, the operating range of the handling
In addition, when the operating range of the working
Thereby, the change of the operating range of the handling
Further, the operating range of the handling
すなわち、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を複数の範囲、例えば、短稈・標準・長稈と設定し、この稼働範囲は脱穀クラッチ33の入り後の刈取作業開始時に自動判定し、逸脱しない範囲で扱深さ調節モーター20の稼働範囲の変更の自動制御する。
この場合、扱深さ調節モータ20の稼働範囲の自動判定を、手動により変更可能な構成とし、穀稈長の設定の手動操作がされると、この稼働範囲にて扱深さ自動制御するように移行する構成とする(図14)。
これにより、操作性を向上させられる。
In other words, the operating range of the handling
In this case, the automatic determination of the operating range of the handling
Thereby, operability can be improved.
前記脱穀装置3の前板35にギヤケース36を設け、ギヤケース36により脱穀装置3の扱胴(図示省略)に駆動回転を伝動する構成とし(図16)、ギヤケース36の上方を覆うフロントカバー37を設ける(図15)。フロントカバー37は、ギヤケース36の上側部分の所定位置により上方部分を包囲する上側フロントカバー38は側面視後上がりの傾斜面とし、ギヤケース36の所定位置により下方部分を包囲する下側カバー下側フロントカバー39は側面視後下がりの傾斜面とする。
これにより、穀稈供給搬送装置16が前板35の穀稈供給口18から供給搬送する穀稈を、フロントカバー37により円滑に誘導し、ギヤケース36との干渉を抑制し、穀稈供給搬送装置16の搬送を良好にする。
A
Thus, the cereal supply and
すなわち、下側フロントカバー39の後端部を前板35の穀稈供給口18の上辺の手前まで位置させ、上側フロントカバー38から穀粒や藁屑が流れ落ちる形状としている。
これにより、フロントカバー37に穀粒や藁屑が堆積するのを防止する。
下側フロントカバー39の機体走行方向の左側部分は、穀稈供給口18の上縁より低く配置する(図18)。
また、ギヤケース36の下方には、ギヤケース下側カバー40をフロントカバー37と別体で設ける。
ギヤケース下側カバー40は、その上部形状を正面において、ギヤケース36の下面形状に沿わせて形成し、ギヤケース下側カバー40の下面形状は前板35の穀稈供給口18の上縁形状に沿わせて形成すると共に、側面形状を後下がり傾斜に形成している。
That is, the rear end portion of the
Thereby, it is prevented that grains and sawdust are accumulated on the
The left side portion of the
A gear case
The gear case
これにより、穀稈供給搬送装置16が前板35の穀稈供給口18から供給搬送する穀稈を、ギヤケース下側カバー40により円滑に誘導し、ギヤケース36との干渉を抑制し、穀稈供給搬送装置16の搬送を良好にする。
前記ギヤケース36は、扱胴軸(図示省略)の周囲を包囲する円形部43と扱胴軸に回転伝達する伝達軸(図示省略)部分を包囲する略直線状の直線部44とを有して形成し、このギヤケース36の下方に設けるギヤケース下側カバー40は円形部43の下方に位置する左カバー部45と直線部44の下方に位置する右カバー部46に分割形成している。
これにより、ギヤケース下側カバー40の製造および取付を容易にし、ギヤケース36の下方を包囲して穀稈との干渉を効果的に抑制する。
As a result, the cereal straw supplied and conveyed by the cedar supply and
The
Thereby, manufacture and attachment of the gear case
すなわち、ギヤケース36の円形部43の下部は直線部44の下面より下方に位置して、円形部43と直線部44との間には段差が生じているが、ギヤケース下側カバー40は前板35の下方を包囲すると共に、穀稈の穂先を案内するガイド作用も奏する。
また、ギヤケース下側カバー40は右カバー部46の右側部分を機体固定部にボルト等により固定し、この右カバー部46に左カバー部45を螺子・ナット等の取付部材47により取付け、左カバー部45の左側部分をギヤケース36の円形部43に取付ける(図17)。
これにより、ギヤケース下側カバー40を取り付けるために特別にステー等を用意するのを不要とし、また、機体固定部およびギヤケース36に対して着脱自在になって、メンテナンスを容易にする。
That is, the lower portion of the
The gear case
Accordingly, it is not necessary to prepare a special stay or the like for attaching the gear case
ギヤケース36の扱胴軸の周囲を包囲する円形部43は側面視後上がりに傾斜させるが、フロントカバー37の下側フロントカバー39は後下がり傾斜に形成する。
これにより、扱胴軸およびこれへの伝動機構を内蔵するためにギヤケース36を側面視後上がりに傾斜させた構成としたギヤケース36を包囲するフロントカバー37を、フロントカバー37の下側フロントカバー39は後下がり傾斜に形成することにより、穀稈との干渉を抑制し、異物の堆積も抑制する。
すなわち、フロントカバー37の下側フロントカバー39は、後方ほど下方に傾斜した形状に形成する。
これにより、穀稈供給搬送装置16による穀稈搬送量が多い場合でも、フロントカバー37は干渉しない。
The
As a result, the
That is, the
Thereby, even when the amount of corn straw transported by the corn straw supply /
また、ギヤケース下側カバー40は、少なくとも、ギヤケース36の円形部43の左側よりも内側に位置させる(図15、17)。
これにより、穀稈供給口18への穀稈供給搬送装置16による穀稈搬送通路を広く確保でき、脱穀装置3への供給(取込)を円滑にする。
また、後述するギヤケース下側カバー40の前方に設けた弾性部材により構成した垂れカバー50がギヤケース下側カバー40と干渉するのも抑制する。
前記ギヤケース下側カバー40の前方には、弾性部材により構成した垂れカバー垂れカバー50を略鉛直状に設け、垂れカバー50の正面視において穀稈供給搬送装置16側を右上がりに傾斜させ、かつ、右側部分の角部部分を円弧形状に形成する。
The gear case
Thereby, the corn straw conveyance path by the corn straw
In addition, the drooping
In front of the gear case
これにより、穀稈供給口18からの被処理物の吹き出しを垂れカバー50により防止する共に、穀稈の搬送を円滑にでき、しかも、穀稈との接触による垂れカバー50の損傷も抑制する。
また、ギヤケース下側カバー40は穀稈の株元側の穀稈供給口18に設けないこととし、フロントカバー37に取付けた垂れカバー50が後方にまくれ上がっても、ギヤケース下側カバー40に干渉しない位置関係とする。
これにより、垂れカバー50は穀稈供給口18からの被処理物の吹き出しを防止しつつ、穀稈供給口18の穂先側での穀稈の取込の際のギヤケース下側カバー40との干渉を防止する。
Thereby, while the
Further, the gear case
As a result, the drooping
図19は、脱穀装置3の他の実施形態を示し、脱穀装置3扱室(図示省略)の上方を包囲する上方カバー55の開放機構を作動させるカバー開放駆動モーター56を前記ギヤケース36の上方に設け、このカバー開放駆動モーター56の上方を包囲するカバー57を設け、カバー57にはカバー開放駆動モーター56を露出させる窓部58を設けた構成とする。
これにより、上方カバー55の開放機構をカバー57により包囲できると共に、カバー開放駆動モーター56とカバー57との干渉を防止する。
また、カバー57は前下がり傾斜のため、上方カバー55の開放機構に藁屑等が付着・堆積を防止できる。
FIG. 19 shows another embodiment of the threshing
Thereby, the opening mechanism of the
Further, since the
なお、カバー開放駆動モーター56の一部を露出させる前記窓部58により、カバー57の取付の際の位置決めとして利用すると、カバー57の装着を容易にする。
また、フロントカバー37は、合成樹脂等の可撓性の部材により形成すると、上方カバー55の開放機構との干渉を防止できて、好適である。
また、脱穀装置3の前板35と上方カバー55との合わせ目の上方にカバー57の一部を臨ませる。
これにより、上方カバー55を上方開放させた際に、上方カバー55の開放機構に藁屑等が付着・堆積を防止できると共に、上方カバー55の開放機構の作動を円滑にさせる。
When the
Further, it is preferable that the
Further, a part of the
As a result, when the
また、カバー57の上方に、カバー57より上方に露出するカバー開放駆動モーター56の部位を包囲するモータ包囲カバー(図示省略)を別途設けてもよい。
脱穀装置3の扱胴60を円筒状に形成し、扱胴60の外周に扱歯61を設けたものにおいて、各扱歯61は扱胴60の外周に螺旋状に複数列配置し、かつ、螺旋状に配置した扱歯61群の配列途中に低い扱歯61を設ける構成とする(図20)。
これにより、通常作業時は高い扱歯61が主に作用するため、脱穀負荷を低減でき、高流量時は低い扱歯61も作用してさらなるこなし作用を行うことで脱穀ロスを防止する。
この場合、扱歯61は、扱胴60の後半部に設置密度を高めて配置すると共に、増加する扱歯61は低い扱歯61とする。
Further, a motor surrounding cover (not shown) surrounding the portion of the cover opening
In the threshing
Thereby, since the high tooth-handling 61 acts mainly at the time of normal work, the threshing load can be reduced, and the low tooth-handling 61 also acts at the time of high flow rate to prevent further threshing loss.
In this case, the tooth handling 61 is arranged in the latter half of the handling
これにより、設置密度を高めた扱歯61により搬送穀稈中の刺さり粒を減少させることができると共に、増加させた扱歯61を低い扱歯61としているので、脱穀負荷の増加を抑制する。
上記構成のコンバインにおいて、グレンタンク5内に穀粒が所定量溜まると、刈取脱穀作業を一旦中止し、機体を停止させて穀粒排出作業を行うが、このとき、走行装置2を停止させる所謂駐車ブレーキを作動させるブレーキ操作を行なわないと、ブザーあるいはランプ等により報知する構成とする。
これにより、機体が超微速で動いているのを、オペレータが看過するのを防止でき、排出作業の安全性を向上させられる。
また、この報知の際には、穀粒排出操作を不能にする構成とする。
これにより、報知を無視した排出作業にも対応しうる。
Thereby, while it is possible to reduce the bites in the transported culm by the tooth handling 61 with increased installation density, and since the increased tooth handling 61 is the lower tooth handling 61, an increase in the threshing load is suppressed.
In the combine having the above-described configuration, when a predetermined amount of kernels accumulates in the
As a result, it is possible to prevent the operator from overlooking the airframe that is moving at ultra-low speed, and the safety of the discharge operation can be improved.
In this notification, the grain discharging operation is disabled.
Thereby, it can respond also to the discharge | emission operation | work which disregarded alerting | reporting.
また、穀粒排出作業をする際に、車速センサ(図示省略)が車速を感知すると、穀粒排出クラッチ操作を不能にする構成し、さらに、排出操作が行なわれたときには、エンジンを停止させてもよい。
また、穀粒排出作業をする際に、駐車ブレーキを掛けないで、報知手段により報知すると共に、排出操作が行なわれたときには、エンジンを停止させてもよい。
上記構成のコンバインにおいて、機体所定位置に設けた、GPS情報を受信して機体位置を測位する測位機構(機体位置情報取得手段)と、この測位機構による測位情報に基づいてグレンタンク5内の穀粒排出穀粒排出先の位置情報取得手段とを設け、排出場所まで自動誘導する構成とする。
これにより、穀粒排出作業性を向上させられる。
Further, when the grain discharge operation is performed, if the vehicle speed sensor (not shown) senses the vehicle speed, the grain discharge clutch operation is disabled, and when the discharge operation is performed, the engine is stopped. Also good.
Further, when the grain discharging operation is performed, notifying the parking brake but notifying by the notification means, and when the discharging operation is performed, the engine may be stopped.
In the combine of the above configuration, a positioning mechanism (airframe position information acquisition means) that receives GPS information and measures the position of the airframe provided at a predetermined position of the airframe, and the grains in the
Thereby, grain discharge workability | operativity can be improved.
前記穀粒自動排出制御は、グレンタンク5に設けた満杯センサにより制御開始する構成としている。
上記の場合、機体を排出位置まで誘導走行すると、排出オーガーの位置合わせは手動操作により行う。
これにより、排出作業を迅速に行うことができる。
上記排出場所自動誘導制御は、刈脱クラッチを切り時に案内開始の判断基準にする。
この場合、刈脱クラッチが入り状態であっても、穀稈センサがオフであれば、排出場所自動誘導制御の案内開始の判断基準とする。
また、上記排出場所自動誘導制御は、機体が穀粒排出先に一定距離以上に接近したときに、案内開始の判断基準にする。
The grain automatic discharge control is configured to start control by a full sensor provided in the
In the above case, when the aircraft is guided to the discharge position, the alignment of the discharge auger is performed manually.
Thereby, discharge operation | work can be performed rapidly.
The automatic discharge location guidance control uses a judgment criterion for starting guidance when the cutting / clutching clutch is disengaged.
In this case, even if the cutting / clutching clutch is engaged, if the culm sensor is off, it is used as a criterion for determining the guidance for starting the discharge location automatic guidance control.
Moreover, the said discharge location automatic guidance control is made into the judgment reference | standard of guidance start, when an airframe approaches the grain discharge destination more than a fixed distance.
また、上記排出場所自動誘導制御は、機体速度が一定速度以下にとなったとき、案内開始の判断基準にする。
また、上記排出場所自動誘導制御は、機体停止位置を、タブレットやスマートホーン等の携帯端末、あるいは、機体モニタで報知する。
この場合、機体停止位置は、地図等の図形表示に加えて、機体停止位置と排出先との距離を数値で表示してもよい。
また、機体停止位置をライン表示としてもよい。
In addition, the discharge location automatic guidance control is used as a criterion for determining the start of guidance when the speed of the airframe is below a certain speed.
Moreover, the said discharge location automatic guidance control alert | reports a body stop position with portable terminals, such as a tablet and a smart horn, or a body monitor.
In this case, the airframe stop position may be displayed as a numerical value of the distance between the airframe stop position and the discharge destination in addition to a graphic display such as a map.
The airframe stop position may be displayed as a line.
(実施形態の作用)
本発明は上記構成であり、機体を走行させて、刈取装置4により圃場の穀稈を刈り取り、脱穀装置3により脱穀作業を行う。
刈取装置4の刈刃12にて刈り取られた穀稈は、搬送装置により穀稈供給搬送装置16に搬送供給され、穀稈供給搬送装置16が脱穀装置3の扱室に供給搬送して脱穀されるが、刈取装置4の扱深さ調節装置15により穀稈供給搬送装置16へ受け渡す位置を調節して扱深さ調節されて受け渡される。
この扱深さ調節装置15による扱深さ調節は、第一穂先センサ23と第二穂先センサ24のオン/オフによって、扱深さ調整手段21を作動させる扱深さ調節モーター20を駆動し、扱深さ位置検出部22が扱深さ調整手段21による実際の扱深さ位置を検出して制御部にフィードバックして行う。
(Operation of the embodiment)
The present invention has the above-described configuration, and the machine body is run, the
The cereals harvested by the
The handling depth adjustment by the handling
この扱深さ制御は、穀稈の全長に応じて穂先位置を一定にするように扱深さ調節装置15を自動制御するものであり、扱深さ調節装置15による扱深さ調節は、搬送される穀稈の稈身方向に間隔をおいて配置された扱深さセンサSの第一穂先センサ23と第二穂先センサ24による穀稈の穂先位置の検出結果に基づいて、扱深さ調節装置15を作動させる扱深さ調節モーター20を自動的に駆動して行う構成とし、前記扱深さ調節モーター20に浅扱ぎ側への出力が行われているにも拘わらず、前記扱深さ調節装置15によって調節された扱深さを検出する扱深さ位置検出部22が所定時間にわたって深扱ぎ位置を検出し続けた場合に、前記扱深さセンサSの検出不良状態と判定し、前記扱深さ調節モーター20への出力を自動的に停止する構成としているので、扱深さセンサSの誤感知により、オペレータが予期せずに浅扱ぎ側への出力を継続してしまって極端な浅扱ぎになり、穀稈供給搬送装置16の後方部分で穀稈の挟持ができずに搬送不良を起こし、排藁チェンやカッタで詰まりが発生することを防止できる。
This handling depth control is to automatically control the handling
すなわち、図7のように、ステップS4で一定時間扱深さ位置検出部22が基準位置より深扱ぎを感知し続けた際に、ステップS5で扱深さ調節モーター20への出力を停止するのである。
なお、出力停止後の制御あるいは作業は任意であり、通常であれば、出力停止をオペレータに報知し、一旦、作業を中断して、扱深さセンサSの異常状態の原因となる穀稈屑や雑草の除去作業を行ってから、作業を再開する。
That is, as shown in FIG. 7, when the handling depth
Control or work after the output is stopped is optional. Normally, the operator stops the output, interrupts the work, and causes the abnormal state of the handling depth sensor S. After removing the weeds and weeds, resume the work.
前記扱深さ調節モーター20に浅扱ぎ側への出力が行われているにも拘わらず、所定時間にわたって前記扱深さ位置検出部22が深扱ぎ位置を検出し続けた場合に、扱深さ調節モーター20へ深扱ぎ側への出力を設定回数出力し、この出力に拘わらず前記扱深さ位置検出部22の検出結果に変化がないときは、前記扱深さ調節モーター20への出力を自動的に停止する構成としているので、扱深さセンサSの誤感知により、オペレータが予期せずに浅扱ぎ側に出力を継続してしまって極端な浅扱ぎになり、穀稈供給搬送装置16後方で穀稈の挟持できずに搬送不良を起こし、排藁チェンやカッタで詰まりが発生することを防止できる。
When the handling depth
前記扱深さ調節モーター20に浅扱ぎ側への出力が行われているにも拘わらず、所定時間にわたって前記扱深さ位置検出部22が深扱ぎ位置を検出し続けた場合に、前記第一穂先センサ23の検出不良状態と判定し、扱深さ調節モーター20への出力を自動的に停止し、この扱深さ調節モーター20への出力停止状態は、扱深さセンサSよりも穀稈搬送方向上手側に配置された穀稈センサ30が搬送穀稈の存在を検出しなくなった場合に解除される構成としているので、第一穂先センサ23の誤感知による穀稈供給搬送装置16後方で穀稈の挟持できずに搬送不良を防止すると共に、刈取作業の1工程が終了し、刈抜けると制御停止を解除する。
When the handling depth
すなわち、図9のように、ステップS4で一定時間扱深さ位置検出部22が基準位置より深扱ぎを感知し続けた際に、ステップS5で扱深さ調節モーター20への出力を停止後に、ステップ6で穀稈センサ30が切になると、扱深さ調節モーター20への出力停止状態をリセットする。
前記扱深さ調節装置15による扱深さ自動制御では、前記扱深さ調節装置15による扱深さの調節範囲を前記扱深さ調節モータ20への回路内のスイッチ31で切り替え可能な構成としているので、長い作物と標準作物と短い作物と、対象作物に応じて、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を回路内のスイッチ31で切り替えて規制する。
これにより、扱深さ調節モーター20の稼働範囲の変更可能にでき、扱深さ制御範囲を広げられる。
That is, as shown in FIG. 9, when the treatment depth
In the automatic handling depth control by the handling
Thereby, the operating range of the handling
また、スイッチ31に代えて扱深さ調節モーター20への回路内にジャンパ32を設け、このジャンパ32の接続および切断により扱深さ調節モーター20の稼働範囲を切替える構成としているので、長稈と標準作物とへの扱深さ調節モーター20の稼働範囲の切替えとなり、これにより、長稈作業位置まで稼働可能にし、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を長稈まで広げることができる。
例えば、コンバインの出荷時に、扱深さ調節モーター20の稼働範囲の回路内にジャンパ32を設けておき、コンバインの販売地域の圃場の作物が長稈作物であった場合、そのまま、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を長稈まで広げることができ、長稈の穀稈に対応した扱深さ制御を行え、また、圃場の作物が標準作物の場合、ジャンパ32を外す等により回路を遮断し、標準作物を前提とする扱深さ制御を行える。
Further, a
For example, when the combine is shipped, a
また、圃場の作物を入れ替える、あるいは、隣接する圃場の作物条件が相違する場合等に前記ジャンパ32により扱深さ調節モーター20の稼働範囲を切替え可能となる。
また、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を未刈稈に刈り込んで扱深さ調節の調節作動頻度が減少した状態が一定時間継続した場合、扱深さ調節モーター20の稼働範囲の自動切替えの上下の調節範囲を規制し、あるいは、この扱深さ調節モーター20の稼働範囲を保持するので、扱深さ調節モーター20の稼働範囲の変更を自動化できる。
Further, the operating range of the handling
In addition, when the operating range of the working
また、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を複数の範囲に設定し、この複数の稼働範囲は脱穀クラッチ33の接続後の刈取作業開始時に自動判定し、この判定された稼働範囲から逸脱しない範囲で扱深さ調節モーター20への出力が制御される構成とするので、扱深さ調節モーター20の稼働範囲を複数の範囲、例えば、短稈・標準・長稈と設定し、この稼働範囲は脱穀クラッチ33の入り後の刈取作業開始時に自動判定し、逸脱しない範囲で扱深さ調節モーター20の稼働範囲の変更の自動制御する。
この場合、扱深さ調節モータ20の稼働範囲の自動判定を、手動により変更可能な構成とし、穀稈長の設定の手動操作がされると、この稼働範囲にて扱深さ自動制御するように移行する構成とすると、操作性を向上させられる。
Further, the operating range of the handling
In this case, the automatic determination of the operating range of the handling
1…機体フレ−ム、2…脱穀装置、3…走行装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、11…引起装置、12…刈刃、13…前側搬送装置、14…後側搬送装置、15…扱深さ調節装置、16…穀稈供給搬送装置、17…引継搬送装置、18…穀稈供給口、19…縦支持フレーム、20…扱深さ調節モーター、21…扱深さ調整手段、22…扱深さ位置検出部、23…第一穂先センサ、24…第二穂先センサ(株元側センサ)、30…穀稈センサ、31…スイッチ、32…ジャンパ、33…脱穀クラッチ、35…前板、36…ギヤケース、37…フロントカバー、38…上側フロントカバー、39…下側フロントカバー、40…ギヤケース下側カバー、43…円形部、44…直線部、45…左カバー部、46…右カバー部、50…垂れカバー、55…上方カバー、56…カバー開放駆動モーター、57…カバー、60…扱胴、61…扱歯。
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Airframe frame, 2 ... Threshing device, 3 ... Traveling device, 4 ... Mowing device, 5 ... Glen tank, 11 ... Pulling device, 12 ... Cutting blade, 13 ... Front side conveying device, 14 ... Rear side conveying device, DESCRIPTION OF
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