JP2019176553A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の拠点に配置された複数の被制御機器に対する適切な制御を可能にすること。【解決手段】情報処理装置は、取得部と、予測部とを具備する。取得部は、複数の拠点に配置される複数の被制御機器に関する情報を取得する。予測部は、取得部により取得された複数の被制御機器に関する情報に基づいて、複数の被制御機器が単一の被制御機器として仮想化された仮想被制御機器を制御可能な範囲を予測する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
近年、自社クラウドサービス機能の一部を他社(第三者)サービス提供者へ提供する技術が進展している。このような技術は、IoT(Internet of Things)活用の一方式でもあり、ユーザの住宅の家電機器などから各種センシングデータをクラウド上に集約してサービス提供者(サービサー)へ提供するケースや、VPP(Virtual Power Plant)のように、需要家の保有するエネルギー機器などを大量に集約し、仮想的な発電機(大規模蓄電池)として電力需給の調整に使用される場合がある。このような場合、リソース数・規模も増加傾向にある。
また、クラウドに接続されている複数機器の制御可能なエネルギー量を、外部のサービサーが一括操作するユースケースが想定される。このような想定において、クラウドから各機器の状態をモニタリングしつつ、外部サービス提供者から一括操作したい場合のシステム構成方式が提供されている(特許文献1参照)。
特許第5731941号公報
しかしながら、上述のような技術においては、現在値に基づく充放電等の制御は可能となるものの、将来の時点を考慮したスケジュール制御が難しいといった課題や、制御対象となる機器が増大した場合、制御処理が煩雑になるといった課題がある。例えば、VPP制御のような用途では、翌日以降等の将来の各需要家蓄電池のスケジューリング制御が必要となるケースがある。例えば、アグリゲータ等の外部のサービサーに対して、操作対象となる全蓄電池の一括制御のうち、将来時点でのスケジューリング制御も可能とすることが望まれている。一方で、上述のような現在値に基づく充放電等の制御のみでは、将来時点でのスケジューリング制御できず、適切な制御を可能にすることが難しい場合がある。また、このような場合、例えば複数の拠点に配置された複数の被制御機器を制御する場合等において、適切な制御を行うことが難しい。
本発明は、複数の拠点に配置された複数の被制御機器に対する適切な制御を可能にする情報処理装置及び情報処理方法を提供することを目的とする。
本実施形態の情報処理装置は、取得部と、予測部とを具備する。取得部は、複数の拠点に配置される複数の被制御機器に関する情報を取得する。予測部は、取得部により取得された複数の被制御機器に関する情報に基づいて、複数の被制御機器が単一の被制御機器として仮想化された仮想被制御機器を制御可能な範囲を予測する。
本発明によれば、複数の拠点に配置された複数の被制御機器に対する適切な制御を可能にすることができる。
図1は、実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る履歴情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る対応付情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る仮想蓄電池情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理のフローチャートを示す図である。 図7は、実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理のシーケンス図である。 図8は、実施形態に係るエネルギー量に関するデータ例である。 図9は、実施形態に係るエネルギー総量に関するデータ例である。 図10は、実施形態に係る予測された情報の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理のシーケンス図である。 図12は、実施形態に係るエネルギー制御に関するデータ例である。 図13は、実施形態に係るエネルギー制御に関するデータ例であり、(A)は単位時間当たりの指示の場合のデータ例であり、(B)はスケジューリング動作させる場合のデータ例である。
以下で説明する実施形態に係る情報処理装置1は、複数の拠点FCに配置される複数の被制御機器10に関する情報を取得する取得部131と、取得部131により取得された複数の被制御機器10に関する情報に基づいて、複数の被制御機器10が単一の被制御機器として仮想化された仮想被制御機器(例えば仮想総蓄電池3)を制御可能な範囲を予測する予測部132とを具備する。
また、以下で説明する実施形態に係る情報処理装置1において、取得部131は、複数の被制御機器10の状態を示す情報を取得する。
また、以下で説明する実施形態に係る情報処理装置1において、予測部132により予測された仮想被制御機器を制御可能な範囲に関する情報を所定の外部装置(例えばサービサー2)へ送信する送信部134を具備する。
また、以下で説明する実施形態に係る情報処理装置1において、所定の外部装置からの要求に基づいて、複数の被制御機器10を制御する機器制御部133を具備する。
また、以下で説明する実施形態に係る情報処理装置1において、予測部132は、仮想被制御機器を制御可能な上限と下限とを予測する。
また、以下で説明する実施形態に係る情報処理装置1において、取得部131は、複数の被制御機器10の種別を示す種別情報を取得する。予測部132は、種別情報に基づいて、種別ごとに被制御機器10群が仮想化された仮想被制御機器を制御可能な範囲を予測する。
また、以下で説明する実施形態に係る情報処理装置1において、取得部131は、複数の拠点とサービス提供者(例えばアグリゲータ)とが対応付けられた対応付情報を取得する。予測部132は、対応付情報に基づいて、サービス提供者に対応づけられた被制御機器10群が仮想化された仮想被制御機器を制御可能な範囲を予測する。
また、以下で説明する実施形態に係る情報処理装置1において、取得部131は、複数の拠点FCに配置される複数の被制御機器10である複数の蓄電池に関する情報を取得する。予測部132は、取得部131により取得された複数の蓄電池に関する情報に基づいて、複数の蓄電池が単一の蓄電池として仮想化された仮想蓄電池を制御可能な範囲を予測する。
また、以下で説明する実施形態に係る情報処理装置1において、取得部131は、複数の蓄電池の残量を示す情報を取得する。予測部132は、複数の蓄電池の残量を示す情報に基づいて、仮想蓄電池が供給可能な電力の範囲を予測する。
[実施形態]
まず、本発明の実施形態に係る情報処理システム100を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理を示す図である。例えば、情報処理システム100は、複数の拠点において生成(発電)されたエネルギーをまとめて制御や管理するVPP等に関するエネルギー情報処理システムであってもよい。図1の例では、拠点FC1に蓄電池である被制御機器10−1が配置され、拠点FC2に蓄電池である被制御機器10−2が配置され、拠点FC3に蓄電池である被制御機器10−3が配置される場合を示す。拠点FC1〜FC3は、住宅やビルや工場等の種々の施設であってもよい。なお、拠点FC1〜FC3等を区別せずに説明する場合は、「拠点FC」とする。なお、拠点FCは、4つ以上であってもよい。また、また、被制御機器10−1〜10−3等を区別せずに説明する場合は、「被制御機器10」とする。例えば、被制御機器10は、一般家庭の宅内やビルなどの建物内に存在しても良く、インターネット接続等により情報処理装置1と通信可能であれば、いずれの拠点に設置されてもよい。
実施形態に係る情報処理システム100は、情報処理装置1と、複数の拠点FCに配置される被制御機器10(蓄電池)と、サービサーのサーバ装置2(以下、サービサー2)とを具備する。以下で記載するサービサー2は、「サービサーが利用するサーバ装置2」と読み替えられてもよい。図1に示す例では、説明を簡単にするために、拠点FC1〜FC3の3拠点に配置された被制御機器10−1〜10−3の3つの被制御機器10を図示するが、情報処理システム100には、4つ以上の被制御機器10が含まれてもよい。また、図1には、1つのサーバ装置2(サービサー2)を図示するが、情報処理システム100には、複数のサービサー2が含まれるものとする。例えば、情報処理装置1は、サービサー2や被制御機器10と所定のネットワークを介して通信可能に接続されている。
被制御機器10は、例えば、ECHONET Lite(登録商標)、OpenID(登録商標)、OAuth、OpenADR、MQTT、その他任意のプロトコルにより、情報処理装置1へ自身の機器情報を送信したり、情報処理装置1からの制御命令を受信したりする機能を備える。図1に示した情報処理システム100には、複数台の情報処理装置1が含まれてもよい。
図1では、被制御機器10は情報処理装置1と直接接続される場合を図示するが、被制御機器10と情報処理装置1の間には、コントローラや各種ルータなどが介在してもよい。上記のように、被制御機器10は種々の接続手段により、インターネット上の情報処理装置1と通信可能なエネルギー機器としての蓄電池である。蓄電池である被制御機器10は、情報処理装置1により、ある通信プロトコルを用いて、状態の取得や制御等の操作が可能であるものとする。例えば、蓄電池である被制御機器10は、情報処理装置1により、SoC(State Of Charge)、すなわち充電状態(充電率)の取得や充電制御、放電制御などが可能とする。
なお、説明を簡易にするため、被制御機器10は蓄電池としたが、一般家庭であれば、エアコン(空調装置)や照明(照明装置)など、ネットワーク接続され、情報処理装置1により操作可能なものであれば、どのような対象であってもよい。また、被制御機器10が負荷家電の場合は、消費電力の取得やON/OFF制御、エネルギー量の削減運転などが可能とする。また、図1の例では、情報処理装置1に対して、アグリゲータ等の外部のサービス提供者であるサービサー2が連携可能とする。サービサー2は、アグリゲータに限らず、サービスを提供する主体であれば、どのような主体であってもよく、例えば電力会社や電機メーカやベンダ等の種々の主体であってもよい。
すなわち、図1に一例として示す情報処理システム100においては、被制御機器が蓄電池である場合を示すが、被制御機器10は、蓄電池に限らず、情報処理装置1が通信し制御可能な機器であればどのような機器であってもよい。例えば、情報処理システム100における被制御機器は、エアコン、照明、冷蔵庫、給湯器、太陽光パネル、燃料電池、EV(Electric Vehicle)、ガス発電機等といった種々の機器であってもよい。
また、サービサー2は、電力売買や送電等の種々のサービスの仲介を行うサービス提供元、いわゆるアグリゲータであってもよい。サービサー2は、需要家の電力需要に基づいてエネルギーマネジメントサービスを提供するアグリゲータであってもよい。サービサー2は、予め、情報処理装置1に対して認証・認可などの手順を踏み、情報処理装置1がサービサー2へ提供可能なリソースに対して操作可能な状態であるとする。例えば、サービサー2は、情報処理装置1を介して、情報処理装置1に接続される蓄電池すべてに対して、一斉に操作(状態等の情報取得や制御等)に関する指示が可能という許可が与えられているとする。例えば、サービサー2は、情報処理装置1を介して、情報処理装置1に接続される蓄電池すべてに対して、一斉に操作(状態取得、制御)指示をすることが可能という許可が与えられているとする。仮想蓄電池である仮想総蓄電池3は、情報処理装置1による接続(通信)や操作(制御)対象となる被制御機器10−1〜10−3等の各蓄電池の総量を仮想的に集約した蓄電池を概念的に示す。
例えば、サービサー2は、電力会社や需要家との事前契約に基づき、予め定められた機器のみを対象に電力需給調整制御を行う。例えば、サービサー2は、電力会社や需要家との事前契約に基づき、予め定められた被制御機器10のみを対象に電力需給調整制御を行う。詳細は後述するが、アグリゲータであるサービサー2は、情報処理装置1から提供される情報に基づいて、自身に対応付けられた被制御機器10のみを対象に情報処理装置1を介して制御を行う。サービサー2は、通信装置である情報処理装置1を介して、自身に対応付けられた被制御機器10を対象に制御を行う。
[情報処理システムによる処理]
ここから、図1を用いて実施形態に係る情報処理システム100による情報処理の概要を説明する。図1の例では、説明を簡単にするために単一のアグリゲータ、すなわちサービサー2が1つである場合を示す。なお、サービサー2が複数である場合の処理については後述する。まず、情報処理装置1は、拠点FC1に配置された被制御機器10−1から、被制御機器10−1に関する情報を取得する(ステップS1−1)。例えば、情報処理装置1は、被制御機器10−1から、被制御機器10−1の状態を示す情報や、被制御機器10−1の充電率等の蓄電池の残量を示す情報を受信する。
また、情報処理装置1は、拠点FC2に配置された被制御機器10−2から、被制御機器10−2に関する情報を取得する(ステップS1−2)。例えば、情報処理装置1は、被制御機器10−2から、被制御機器10−2の状態を示す情報や、被制御機器10−2の充電率等の蓄電池の残量を示す情報を受信する。情報処理装置1は、拠点FC3に配置された被制御機器10−3から、被制御機器10−3に関する情報を取得する(ステップS1−3)。例えば、情報処理装置1は、被制御機器10−3から、被制御機器10−3の状態を示す情報や、被制御機器10−3の充電率等の蓄電池の残量を示す情報を受信する。
なお、ステップS1−1〜S1−3は、処理を説明するためのものであり、ステップS1−1〜S1−3のいずれが先に行われてもよく、各ステップS1−1〜S1−3は、複数回行われてもよい。以下、ステップS1−1〜S1−3を区別せずに説明する場合、ステップS1と総称する。例えば、各ステップS1が所定のタイミングで複数回行われることにより、情報処理装置1が各被制御機器10の情報を取得してもよい。
上記のように、情報処理装置1は、各拠点FCに配置された各被制御機器10から、各被制御機器10に関する情報を取得する。なお、情報処理装置1は、被制御機器10に関する情報であれば、被制御機器10の状態を示す情報や、被制御機器10の充電率等の蓄電池の残量を示す情報に限らず、種々の情報を取得してもよい。例えば、情報処理装置1は、所定の期間(例えば直近1日や1週間等)における被制御機器10の状態や残量の変化を示す履歴情報を取得してもよい。このように、情報処理装置1は、各被制御機器10の残量や蓄電中や放電中等の状態を継続してモニタリングする。そして、情報処理装置1は、継続してモニタリングした、各被制御機器10の残量や蓄電中や放電中等の状態等の情報を統合し、種々の処理に用いる。
情報処理装置1は、取得した各被制御機器10に関する情報に基づいて、複数の被制御機器10が単一の被制御機器として仮想化された仮想被制御機器としての仮想総蓄電池3を制御可能な範囲を予測する予測処理を行う(ステップS3)。例えば、情報処理装置1は、各拠点FCに配置された各被制御機器10から取得した各被制御機器10に関する情報に基づいて、仮想総蓄電池3の残量を算出する。例えば、情報処理装置1は、各被制御機器10の残量を合計することにより、仮想総蓄電池3の残量を算出する。なお、仮想総蓄電池3の情報は、仮想蓄電池情報記憶部123(図5参照)等の記憶部120(図2参照)に記憶されてもよい。
そして、情報処理装置1は、各拠点FCに配置された各被制御機器10から取得した各被制御機器10に関する情報に基づいて、仮想総蓄電池3を制御可能な範囲を予測する。例えば、情報処理装置1は、算出した仮想総蓄電池3の残量に基づいて、仮想総蓄電池3を制御可能な範囲を予測する。例えば、情報処理装置1は、仮想総蓄電池3を制御可能な範囲を予測するモデルを用いて、仮想総蓄電池3を制御可能な範囲を予測する。
例えば、情報処理装置1は、仮想総蓄電池3を制御可能な上限値を予測するモデル(以下、「上限モデル」とする)を用いて、仮想総蓄電池3が供給可能な電力の上限値を予測する。例えば、情報処理装置1は、仮想総蓄電池3を制御可能な下限値を予測するモデル(以下、「下限モデル」とする)を用いて、仮想総蓄電池3が供給可能な電力の下限値を予測する。例えば、情報処理装置1は、上限モデルを用いて予測した上限値と、下限モデルを用いて予測した下限値との間を、仮想総蓄電池3が供給可能な電力の範囲として予測する。例えば、情報処理装置1は、上限モデルや下限モデル等のモデルの情報を記憶部120(図2参照)に記憶してもよい。なお、モデルを用いた予測は一例であり、情報処理装置1は、仮想総蓄電池3が供給可能な電力の範囲として予測可能であれば、どのようなアルゴリズムを用いて予測処理を行ってもよい。
そして、情報処理装置1は、各拠点FCに配置された各被制御機器10から取得した各被制御機器10に関する情報に基づいて、サービサー2に情報提供する(ステップS3)。例えば、情報処理装置1は、仮想総蓄電池3が供給可能な電力の範囲を示す情報(以下、「予測情報」とする)をサービサー2に送信する。例えば、情報処理装置1は、仮想総蓄電池3が供給可能な電力の上限値及び下限値を示す情報をサービサー2に送信する。すなわち、情報処理装置1は、仮想総蓄電池3が供給可能な電力の余力を示す情報をサービサー2に送信する。これにより、サービサー2は、仮想総蓄電池3によりどの程度電力が供給可能かを適切に把握することができる。
情報処理装置1から予測情報と受信したサービサー2は、受信した予測情報に基づいて、仮想総蓄電池3の制御を情報処理装置1に要求する(ステップS4)。例えば、サービサー2は、受信した予測情報に基づいて、仮想総蓄電池3の制御を要求する要求情報を情報処理装置1に送信する。例えば、サービサー2は、受信した予測情報に基づいて、将来の所定の期間(例えば要求から1日間等)における仮想総蓄電池3の制御内容を示す要求情報を情報処理装置1に送信する。例えば、サービサー2は、仮想総蓄電池3の充放電を要求する要求情報を情報処理装置1に送信する。
例えば、サービサー2は、所定の期間において、仮想総蓄電池3の充放電を要求する要求情報を情報処理装置1に送信する。例えば、サービサー2は、所定の期間において、仮想総蓄電池3からいつどの程度電力供給を行わせるかを示す情報を含む要求情報を情報処理装置1に送信する。例えば、サービサー2は、所定の期間において、仮想総蓄電池3にいつ充電を行わせるかを示す情報を含む要求情報を情報処理装置1に送信する。すなわち、サービサー2は、複数の被制御機器10を一括制御することができる。なお、サービサー2は、将来の所定の期間(例えば要求から1日間等)における被制御機器10の制御内容を示す要求情報を情報処理装置1に送信してもよい。
サービサー2から要求情報と受信した情報処理装置1は、受信した要求情報に基づいて、被制御機器10を制御する。例えば、情報処理装置1は、受信した要求情報に基づいて、どの被制御機器10にどのような制御を行うかを決定する。例えば、情報処理装置1は、各被制御機器10の容量に基づいて、各被制御機器10にどのような制御を行うかを決定する。例えば、情報処理装置1は、要求が放電(電力供給)である場合、容量の大きい被制御機器10程、供給する電力量が大きくなるように、各被制御機器10の制御を決定する。例えば、情報処理装置1は、被制御機器10−1の容量が被制御機器10−2の容量の2倍の場合、被制御機器10−1に供給させる電力量が被制御機器10−2に供給させる電力量よりも大きくなるように、各被制御機器10の制御を決定する。
情報処理装置1は、拠点FC1に配置された被制御機器10−1を制御する(ステップS5−1)。例えば、情報処理装置1は、被制御機器10−1に関する要求情報に基づいて被制御機器10−1を制御する。例えば、情報処理装置1は、要求された制御及び量に基づいて、被制御機器10−1を制御する。例えば、情報処理装置1は、要求情報に含まれるある日時における放電か充電化を示す情報やその量を示す情報に基づいて、その日時における被制御機器10−1を制御する。例えば、情報処理装置1は、所定の期間(例えば今後1日等)における制御内容を示す制御情報を被制御機器10−1に送信することにより、被制御機器10−1を制御する。
また、情報処理装置1は、拠点FC2に配置された被制御機器10−2を制御する(ステップS5−2)。例えば、情報処理装置1は、被制御機器10−2に関する要求情報に基づいて被制御機器10−2を制御する。情報処理装置1は、拠点FC3に配置された被制御機器10−3を制御する(ステップS5−3)。例えば、情報処理装置1は、被制御機器10−3に関する要求情報に基づいて被制御機器10−3を制御する。
なお、ステップS5−1〜S5−3は、処理を説明するためのものであり、ステップS5−1〜S5−3のいずれが先に行われてもよく、各ステップS5−1〜S5−3は、複数回行われてもよい。以下、ステップS5−1〜S5−3を区別せずに説明する場合、ステップS5と総称する。例えば、各ステップS5が所定のタイミングで複数回行われることにより、情報処理装置1が各被制御機器10を制御してもよい。
このように、情報処理装置1は、サービサー2にとって、複数の被制御機器10が一つの制御単位となるように、複数の被制御機器10を一つの仮想総蓄電池3として仮想化した情報を生成する。そして、情報処理装置1は、サービサー2にとって、仮想総蓄電池3が供給可能な電力の範囲として予測し、その情報をサービサー2に提供する。これにより、サービサー2は、複数の被制御機器10の情報の各々を個別に確認することなく、一つの仮想総蓄電池3として供給可能な量などを確認し、仮想総蓄電池3として制御を行う。そして、情報処理装置1は、サービサー2からの仮想総蓄電池3の制御要求を基に、各被制御機器10を制御する。これにより、情報処理装置1は、複数の拠点FCに配置された複数の被制御機器に対する適切な制御を可能にすることができる。したがって、情報処理装置1は、外部のサービス提供者に対して、情報処理装置1に接続された複数の被制御機器10に対する一斉操作の要求や、操作の結果(応答)の受信を可能にすると共に、将来時点でのエネルギー量予測値に基づく、スケジューリング制御を可能にすることができる。
[被制御機器の種別]
図1の例では、被制御機器10が蓄電池である場合を一例として、情報処理装置1が被制御機器10の充放電等の制御を行う場合を示したが、情報処理装置1は、被制御機器10の種別に応じて種々の制御を行う。この場合、情報処理装置1は、各被制御機器10の種別を示す種別情報を記憶部120(図2参照)に記憶してもよい。例えば、情報処理装置1は、各被制御機器10を識別する情報(ID等)とその種別を示す情報とが対応付けられた種別情報を用いて、種々の制御を行う。例えば、情報処理装置1は、履歴情報記憶部121(図3参照)に各被制御機器10の種別を示す種別情報を記憶する。例えば、情報処理装置1は、各被制御機器10が「蓄電池」や「エアコン」や「冷蔵庫」等のいずれの種別に属するかを示す種別情報(種別ID等)を被制御機器10に対応付けて記憶する。
例えば、情報処理装置1は、被制御機器10の種別がエアコンである場合、各被制御機器10の空調(温度)を制御してもよい。例えば、情報処理装置1は、被制御機器10の種別がエアコンである場合、各被制御機器10の動作(電力消費)を制御してもよい。例えば、情報処理装置1は、複数のエアコンを仮想的な一つの仮想総エアコンとして、サービサー2が制御可能にしてもよい。例えば、情報処理装置1は、仮想総エアコンの空調のON/OFFや温度設定等をサービサー2に行わせてもよい。例えば、情報処理装置1は、被制御機器10の種別がエアコンである場合、各被制御機器10の動作(電力消費)を制御してもよい。また、例えば、情報処理装置1は、被制御機器10の種別が照明である場合、各被制御機器10の点消灯(調光)を制御してもよい。例えば、情報処理装置1は、被制御機器10の種別が照明である場合、各被制御機器10の動作(電力消費)を制御してもよい。えば、情報処理装置1は、複数の照明を仮想的な一つの仮想総照明ンとして、サービサー2が制御可能にしてもよい。例えば、情報処理装置1は、仮想総照明のON/OFFや調光等をサービサー2に行わせてもよい。例えば、情報処理装置1は、複数種別の被制御機器10が含まれる場合、各種別に属する被制御機器10群ごとに予測処理を行ってもよい。
[情報処理装置の構成例]
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、情報処理装置1は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置1は、情報処理装置1の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、UI(User Interface)画面として各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)によって実現される。通信部110は、図示しない所定のネットワークと有線又は無線で接続される。そして、通信部110は、図示しない所定のネットワークを介して、被制御機器10やサービサー2等との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部110は、ECHONET Lite(登録商標)、OpenID(登録商標)、OAuth、OpenADR、MQTT、その他任意のプロトコルにより、被制御機器10と通信を行う。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図2に示すように、履歴情報記憶部121や対応付情報記憶部122や仮想蓄電池情報記憶部123を有する。また、記憶部120は、上限モデルや下限モデル等、予測情報の予測に用いるモデルの情報を記憶してもよい。また、記憶部120は、どの拠点FCにどの被制御機器10が配置されているかを示す配置情報を記憶してもよい。
履歴情報記憶部121は、被制御機器10に関する履歴情報を記憶する。図3は、実施形態に係る履歴情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。履歴情報記憶部121は、蓄電池である被制御機器10の残量を示す情報を記憶する。また、図示を省略するが、履歴情報記憶部121は、蓄電中や放電中の被制御機器10の状態を示す情報を記憶する。図3に示すように、履歴情報記憶部121は、履歴情報として、「拠点」、「被制御機器」、「残量」、「日時」といった項目を有する。なお、履歴情報記憶部121は、被制御機器の状態が格納される「状態」や被制御機器の種別が格納される「種別」とった項目を有してもよい。
「拠点」は、被制御機器が配置される拠点を識別するための情報を示す。例えば、「拠点」には、拠点を識別するための識別情報(ID等)が記憶される。「被制御機器」は、対応する拠点FCに配置された被制御機器10を示す。例えば、「被制御機器」には、被制御機器を識別するための識別情報(ID等)が記憶される。「残量」は、対応する被制御機器10の残量を示す。なお、図3の例では、被制御機器10の残量を「残量#1」といった抽象的な符号で示すが、各被制御機器10の残量は、「○○W」等の具体的な数値等の情報を含んでもよい。「日時」は、履歴情報に対応する日時を示す。例えば、「日時」は、対応する情報が取得(収集)された日時を示す。なお、図3の例では、被制御機器10の日時を「日時#1」といった抽象的な符号で示すが、「日時」には、「2018年3月22日21時58分49秒」等の具体的な日時が記憶されるものとする。
図3に示す例においては、拠点「FC1」により識別される拠点は、図1中の拠点FC1であることを示す。また、拠点FC1には、被制御機器10−1である蓄電池Aが配置されることを示す。また、被制御機器10−1の残量は、日時#1においては、残量#1であることを示す。なお、履歴情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の履歴情報を記憶してもよい。
対応付情報記憶部122は、サービス提供者であるアグリゲータと拠点との対応付けを示す対応付情報を記憶する。図4は、実施形態に係る対応付情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。図4に示すように、対応付情報記憶部122は、対応付情報として、「拠点」、「アグリゲータ」といった項目を有する。なお、サービサーにアグリゲータ以外の種々の主体が含まれる場合、対応付情報記憶部122には、「アグリゲータ」に代えて「サービサー」といった項目が含まれてもよい。
「拠点」は、拠点を識別するための情報を示す。例えば、「拠点」には、拠点を識別するための識別情報(ID等)が記憶される。「アグリゲータ」は、対応する拠点をマネージメント(管理)するアグリゲータを識別するための情報を示す。例えば、「アグリゲータ」には、アグリゲータを識別するための識別情報(ID等)が記憶される。なお、図4の例では、項目「アグリゲータ」に記憶される情報を「アグリゲータ#1」といった抽象的な符号で示すが、項目「アグリゲータ」に記憶される情報は、アグリゲータの具体的な名称やアグリゲータを特定可能な情報が含まれる。
図4に示す例においては、拠点FC1は、アグリゲータ#1によりマネージメントされることを示す。すなわち、拠点FC1に配置された被制御機器10は、アグリゲータ#1によりマネージメントされることを示す。なお、対応付情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
仮想蓄電池情報記憶部123は、仮想化された蓄電池に関する情報を記憶する。図5は、実施形態に係る仮想蓄電池情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。図5に示すように、仮想蓄電池情報記憶部123は、仮想蓄電池情報として、「アグリゲータ」、「仮想蓄電池データ」といった項目を有する。
「アグリゲータ」は、アグリゲータを識別するための情報を示す。例えば、「アグリゲータ」には、アグリゲータを識別するための識別情報(ID等)が記憶される。なお、図5の例では、項目「アグリゲータ」に記憶される情報を「アグリゲータ#1」といった抽象的な符号で示すが、項目「アグリゲータ」に記憶される情報は、アグリゲータの具体的な名称やアグリゲータを特定可能な情報が含まれる。
「仮想蓄電池データ」は、対応するアグリゲータごとに蓄電池(被制御機器)が仮想化された仮想蓄電池に関する情報を示す。「仮想蓄電池データ」は、対応するアグリゲータごとに生成された仮想総蓄電池3に対応する情報を示す。なお、図5の例では、項目「仮想蓄電池データ」に記憶される情報を「仮想蓄電池データ#1」といった抽象的な符号で示すが、項目「仮想蓄電池データ」に記憶される情報は、仮想蓄電池が供給可能な具体的な電力量等を示す情報が含まれる。
図5に示す例においては、アグリゲータ#1に対応する被制御機器10群が仮想化された仮想総蓄電池3は、供給可能な電力等を示す情報が仮想蓄電池データ#1であることを示す。例えば、アグリゲータ#1がマネージメントする拠点FC1や拠点FC2に配置された被制御機器10を仮想化した仮想総蓄電池3が供給可能な電力等を示す情報が仮想蓄電池データ#1であることを示す。なお、仮想蓄電池情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
図2の説明に戻って、制御部130は、各種の処理手順などを規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、取得部131と、予測部132と、機器制御部133と、送信部134とを有する。
取得部131は、各種情報を取得する。取得部131は、外部の情報処理装置(外部装置)から各種情報を取得する。また、取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。例えば、取得部131は、複数の拠点FCに配置される複数の被制御機器に関する情報を取得する。取得部131は、複数の被制御機器の状態を示す情報を取得する。取得部131は、複数の被制御機器の種別を示す種別情報を取得する。取得部131は、複数の拠点とアグリゲータとが対応付けられた対応付情報を取得する。取得部131は、複数の拠点FCに配置される複数の被制御機器である複数の蓄電池に関する情報を取得する。取得部131は、複数の蓄電池の残量を示す情報を取得する。取得部131は、サービサー2から被制御機器10の制御を要求する要求情報を取得する。
予測部132は、各種処理を実行する。例えば、予測部132は、記憶部120に記憶された種々の情報に基づいて、予測を行う。例えば、予測部132は、取得部131により取得された種々の情報に基づいて、予測を行う。例えば、予測部132は、複数の被制御機器が単一の被制御機器として仮想化された仮想被制御機器を制御可能な範囲を予測する。予測部132は、上限モデルや下限モデルを用いて仮想被制御機器を制御可能な上限値と下限値とを予測する。
予測部132は、種別情報に基づいて、種別ごとに被制御機器10群が仮想化された仮想被制御機器を制御可能な範囲を予測する。予測部132は、対応付情報に基づいて、サービス提供者に対応づけられた被制御機器10群が仮想化された仮想被制御機器を制御可能な範囲を予測する。予測部132は、取得部131により取得された複数の蓄電池に関する情報に基づいて、複数の蓄電池が単一の蓄電池として仮想化された仮想蓄電池を制御可能な範囲を予測する。予測部132は、複数の蓄電池の残量を示す情報に基づいて、仮想蓄電池が供給可能な電力の範囲を予測する。
例えば、予測部132は、記憶部120に記憶された情報を用いて種々のモデルを生成してもよい。例えば、予測部132は、履歴情報記憶部121に記憶された情報を用いて上限モデルや下限モデル等のモデルを生成してもよい。例えば、予測部132は、日時ごとの被制御機器10の情報を入力情報として、入力された入力情報に対応する値(スコア)を出力するモデルを生成してもよい。例えば、予測部132は、日時ごとの被制御機器10の情報を入力情報として、対応する日時における供給可能電力を示す値を出力するモデルを生成してもよい。例えば、予測部132は、日時ごとの被制御機器10の残量の合計や各被制御機器10の状態を示す情報を入力情報として、対応する日時における供給可能電力を示す値を出力するモデルを生成してもよい。
例えば、予測部132は、所定の日時の被制御機器10の残量の合計値を出力するように上限モデルを生成してもよい。また、例えば、予測部132は、所定の日時の被制御機器10の残量の合計値から所定の割合だけ減少させた値を出力するように下限モデルを生成してもよい。例えば、予測部132は、20%減少させた値を出力するように上限モデルを生成してもよい。また、例えば、予測部132は、所定の日時の被制御機器10の残量の合計値から所定の割合だけ減少させた値を出力するように平均モデルを生成してもよい。例えば、予測部132は、10%減少させた値を出力するように上限モデルを生成してもよい。
例えば、予測部132は、履歴情報記憶部121に記憶された所定の日時の被制御機器10の残量の合計値を正解情報として、上限モデルを生成してもよい。例えば、予測部132は、所定の日時における被制御機器10に関する情報が入力された場合に、その所定の日時における正解情報に対応する値を出力するように学習処理を行って、上限モデルを生成してもよい。例えば、予測部132は、履歴情報記憶部121に記憶された所定の日時の被制御機器10の残量の合計値を所定の割合だけ減少させた値を正解情報として、下限モデルを生成してもよい。例えば、予測部132は、所定の日時における被制御機器10に関する情報が入力された場合に、その所定の日時における正解情報に対応する値を出力するように学習処理を行って、下限モデルを生成してもよい。なお、予測部132は、種々の従来技術を適宜用いて学習処理を行う。例えば、予測部132は、機械学習に関する種々の従来技術を適宜用いて行われてもよい。例えば、予測部132は、SVM(Support Vector Machine)等の教師あり学習の機械学習に関する技術を用いてモデルを生成してもよい。また、例えば、予測部132は、教師なし学習の機械学習に関する技術を用いてモデルを生成してもよい。例えば、予測部132は、深層学習(ディープラーニング)の技術を用いてモデルを生成してもよい。例えば、予測部132は、DNN(Deep Neural Network)やRNN(Recurrent Neural Network)やCNN(Convolutional Neural Network)等の種々のディープラーニングの技術を適宜用いてモデルを生成してもよい。なお、上記は例示であり、予測部132は、取得可能な情報等に応じて適宜選択された学習手法によりモデルを生成してもよい。なお、情報処理装置1が上限モデルや下限モデル等のモデルを外部装置から取得する場合、予測部132は、モデルの生成を行わなくてもよい。
機器制御部133は、被制御機器10を制御する。機器制御部133は、各種別の被制御機器10を制御する。例えば、機器制御部133は、取得部131によりサービサー2から取得された被制御機器10の制御を要求する要求情報に基づいて、被制御機器10を制御する。例えば、機器制御部133は、各被制御機器10の容量に基づいて、各被制御機器10にどのような制御を行うかを決定する。例えば、機器制御部133は、要求が放電(電力供給)である場合、容量の大きい被制御機器10程、供給する電力量が大きくなるように、各被制御機器10の制御を決定する。例えば、機器制御部133は、被制御機器10−1の容量が被制御機器10−2の容量の2倍の場合、被制御機器10−1に供給させる電力量が被制御機器10−2に供給させる電力量よりも大きくなるように、各被制御機器10の制御を決定する。機器制御部133は、決定した制御内容に基づいて、各被制御機器10を制御する。
例えば、機器制御部133は、サービサー2により所定の日時おける仮想総蓄電池3に対する充放電が要求されている場合、要求された量を案分した量の充放電をその所定の日時に被制御機器10に行わせるように制御してもよい。例えば、機器制御部133は、仮想総蓄電池3に含まれる被制御機器10が3台である場合、要求された量を3等分した量の充放電をその所定の日時に被制御機器10に行わせるように制御してもよい。
なお、機器制御部133は、被制御機器10の残量の大小に応じて、各被制御機器10を制御してもよい。例えば、機器制御部133は、サービサー2により仮想総蓄電池3に対する電力供給が要求された所定の日時に対応する残量が大きい被制御機器10程、供給する電力を大きくしてもよい。なお、機器制御部133は、上記に限らず、種々の従来技術やアルゴリズムを用いて、サービサー2により仮想総蓄電池3に対する要求に応じて、被制御機器10を制御してもよい。
送信部134は、各種情報を送信する。送信部134は、外部装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部134は、予測部132により予測された情報をサービサー2等の種々の外部装置へ送信する。送信部134は、予測部132により予測された仮想被制御機器を制御可能な範囲に関する情報をサービサー2へ送信する。例えば、送信部134は、機器制御部133による被制御機器10を制御する情報を被制御機器10へ送信する。
[処理フロー]
ここで、情報処理装置1における処理の流れを、図6を用いて説明する。図6は、実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理のフローチャートを示す図である。
まず、情報処理装置1は、複数の拠点FCに配置される複数の被制御機器に関する情報を取得する(ステップS101)。図1の例では、情報処理装置1は、複数の拠点FC1〜FC3等に配置される複数の被制御機器10−1〜10−3に関する情報を取得する。そして、報処理装置1は、複数の被制御機器10を単一の被制御機器として仮想化する(ステップS102)。図1の例では、情報処理装置1は、被制御機器10−1〜10−3を単一の被制御機器である仮想総蓄電池3として仮想化した情報を生成する。
その後、情報処理装置1は、単一の被制御機器を制御可能な範囲を予測する(ステップS103)。図1の例では、情報処理装置1は、被制御機器10−1〜10−3を仮想化した仮想総蓄電池3を制御可能な範囲を予測する。そして、情報処理装置1は、予測した情報をサービサーに提供する(ステップS104)。図1の例では、情報処理装置1は、予測情報をサービサー2に送信する。
[シーケンス図、データ例等]
ここから、図7〜13を用いて、実施形態に係る情報処理システム100による各種の処理やデータを具体的に説明する。
[情報提供について]
まず、図7〜10を用いて、情報処理システム100におけるサービサー2への情報提供について説明する。図7〜10は、情報処理システム100におけるサービサー2への情報提供の一例に関する図である。具体的には、図7は、実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理のシーケンス図である。図8は、実施形態に係るエネルギー量に関するデータ例である。図9は、実施形態に係るエネルギー総量に関するデータ例である。図10は、実施形態に係る予測された情報の一例を示す図である。
例えば、図7は、情報処理装置1が被制御機器10の各々に対して、エネルギー量の取得を要求し、結果として合算した値をサービサー2へ提供するシーケンス図を示す。図7では、情報処理システム100において、一定間隔で全操作対象機器(被制御機器10)のエネルギー量全てを収集し、日時t1、t2、t3を目安にサービサー2がエネルギー量(合算)を取得するシーケンスを一例として示す。なお、情報処理システム100においては、要求(リクエスト)に応じた処理に限らず、例えば被制御機器10が自発的に情報処理装置1へエネルギー量を通知したり、情報処理装置1がサービサー2へエネルギー量を通知したりしてもよい。
また、図7では、説明を簡単にするために、拠点FC1に配置された蓄電池Aである被制御機器10−1と、拠点FC2に配置された蓄電池Bである被制御機器10−2の2台を被制御機器10として図示する。例えば、図7のサービサー2は、拠点FC1や拠点FC2をマネージメントするアグリゲータ#1である。そのため、図7では、図示を省略するが、アグリゲータ#1がマネージメントする他の拠点の被制御機器10も含まれるものとする。
例えば、情報処理装置1は、対応付情報記憶部122(図4参照)に記憶された対応付情報に基づいて、アグリゲータ#1に対応する拠点を特定する。そして、情報処理装置1は、特定したアグリゲータ#1に対応する拠点FCに配置された被制御機器10を対象に、アグリゲータ#1については処理を行う。このように、図7の例では、情報処理装置1は、複数の拠点FCと各アグリゲータとが対応付けられた対応付情報を用いて、アグリゲータ#1に対応づけられた被制御機器10群が仮想化された仮想被制御機器である仮想総蓄電池3を制御可能な範囲を予測する。なお、情報処理装置1は、アグリゲータ#2やアグリゲータ#3についても同様に処理を行う。すなわち、情報処理装置1は、対応付情報記憶部122(図4参照)に記憶された対応付情報に基づいて、アグリゲータ#1〜#3等の各々に対応づけられた被制御機器10群ごとに仮想化された仮想被制御機器を制御可能な範囲を予測する。
まず、図7の例では、情報処理装置1は、日時t1後の所定の日時において、被制御機器10−1にリクエストを送信する(ステップS201)。情報処理装置1は、日時t1後の所定の日時において、被制御機器10−1に関する情報を被制御機器10−1に要求する。
その後、情報処理装置1は、被制御機器10−1から被制御機器10−1に関する情報を取得する(ステップS202)。情報処理装置1は、被制御機器10−1から、被制御機器10−1の状態を示す情報や、被制御機器10−1の充電率等の蓄電池の残量を示す情報を受信する。
また、情報処理装置1は、日時t1後の所定の日時において、被制御機器10−2にリクエストを送信する(ステップS203)。情報処理装置1は、日時t1後の所定の日時において、被制御機器10−2に関する情報を被制御機器10−2に要求する。
その後、情報処理装置1は、被制御機器10−2から被制御機器10−2に関する情報を取得する(ステップS204)。情報処理装置1は、被制御機器10−2から、被制御機器10−2の状態を示す情報や、被制御機器10−2の充電率等の蓄電池の残量を示す情報を受信する。なお、情報処理装置1は、アグリゲータ#1がマネージメントする他の拠点の被制御機器10へ情報を要求し、アグリゲータ#1がマネージメントする他の拠点の被制御機器10から情報を取得してもよい。そして、情報処理装置1は、取得した日時t1の所定の日時までの履歴情報に基づいて、被制御機器10−1や被制御機器10−2が1つの蓄電池として仮想化された仮想総蓄電池3が供給可能な電力の範囲を示す予測情報を予測する。例えば、情報処理装置1は、仮想蓄電池情報記憶部123(図5参照)中のアグリゲータ#1に対応する仮想蓄電池データ#1を生成する。
そして、サービサー2は、日時t1後の所定の日時において、情報処理装置1にリクエストを送信する(ステップS205)。サービサー2は、日時t1後の所定の日時において、予測情報を情報処理装置1に要求する。このように、情報処理装置1は、日時t1後の所定の日時において、サービサー2から情報の要求を取得する。なお、情報処理装置1は、サービサー2からの要求を取得した後に予測処理を行ってもよい。
そして、情報処理装置1は、サービサー2に予測情報を送信する(ステップS206)。情報処理装置1は、被制御機器10−1や被制御機器10−2が1つの蓄電池として仮想化された仮想総蓄電池3が供給可能な電力の範囲を示す予測情報を、サービサー2に送信する。このように、情報処理システム100においては、所定のタイミングで情報処理装置1からサービサー2へ情報提供が行われる。
また、情報処理装置1は、日時t2後の所定の日時において、被制御機器10−1にリクエストを送信する(ステップS207)。情報処理装置1は、日時t2後の所定の日時において、被制御機器10−1に関する情報を被制御機器10−1に要求する。
その後、情報処理装置1は、被制御機器10−1から被制御機器10−1に関する情報を取得する(ステップS208)。情報処理装置1は、被制御機器10−1から、被制御機器10−1の状態を示す情報や、被制御機器10−1の充電率等の蓄電池の残量を示す情報を受信する。
また、情報処理装置1は、日時t2後の所定の日時において、被制御機器10−2にリクエストを送信する(ステップS209)。情報処理装置1は、日時t2後の所定の日時において、被制御機器10−2に関する情報を被制御機器10−2に要求する。
その後、情報処理装置1は、被制御機器10−2から被制御機器10−2に関する情報を取得する(ステップS210)。情報処理装置1は、被制御機器10−2から、被制御機器10−2の状態を示す情報や、被制御機器10−2の充電率等の蓄電池の残量を示す情報を受信する。なお、情報処理装置1は、アグリゲータ#1がマネージメントする他の拠点の被制御機器10へ情報を要求し、アグリゲータ#1がマネージメントする他の拠点の被制御機器10から情報を取得してもよい。そして、情報処理装置1は、取得した日時t2の所定の日時までの履歴情報に基づいて、被制御機器10−1や被制御機器10−2が1つの蓄電池として仮想化された仮想総蓄電池3が供給可能な電力の範囲を示す予測情報を予測する。
そして、サービサー2は、日時t2後の所定の日時において、情報処理装置1にリクエストを送信する(ステップS211)。サービサー2は、日時t2後の所定の日時において、予測情報を情報処理装置1に要求する。これにより、情報処理装置1は、日時t2後の所定の日時において、サービサー2から情報の要求を取得する。
そして、情報処理装置1は、サービサー2に予測情報を送信する(ステップS212)。情報処理装置1は、被制御機器10−1や被制御機器10−2が1つの蓄電池として仮想化された仮想総蓄電池3が供給可能な電力の範囲を示す予測情報を、サービサー2に送信する。
なお、情報処理システム100においては日時t3以降も同様に処理を繰り返し、所定のタイミングで、情報処理装置1からサービサー2へ情報提供が行われる。ここで、情報処理システム100において通信されるデータの一例を図8及び図9を用いて示す。図8は、各被制御機器10から情報処理装置1へ送信されるエネルギー量等に関するデータ例を示す。
図8に示すデータDT1中の定格蓄電量31は、定格の蓄電量を示し、事前に情報処理装置1へ送信される場合は省略され、データDT1に含まれなくてもよい。例えば、定格蓄電量31は、規定された条件化で蓄電(充電)可能な被制御機器10の電力量を示す情報であってもよい。図8に示すデータDT1中の現行蓄電残量32は、所定の日時(時点)における蓄電残量を示す。例えば、ステップS202で情報処理装置1が取得する場合、現行蓄電残量32は、日時t1に対応する所定の日時(時点)における被制御機器10−1の蓄電残量(残量)を示す。
図8に示すデータDT1中の過去x分間の充放電量33は、過去x分間(xは所定の数)における充放電における電力量を示す。例えば、過去x分間の充放電量33は、過去30分間隔での数日間の充放電に関するデータであってもよい。図8に示すデータDT1中のΔs時間当たりの充放電量34は、所定の時間単位での充放電の変化率を示す。例えば、Δs時間当たりの充放電量34は、Δsを30分とした場合、30分での充放電の変化率(傾き)を示す。図8に示すデータDT1中の現行動作状態35は、被制御機器10の状態を示す。例えば、現行動作状態35は、状態が充電や放電や停止等のいずれであるかを識別する情報が含まれる。例えば、現行動作状態35は、状態が充電や放電や停止等のいずれであるかを識別するIDやフラグ等が含まれる。
図9は、情報処理装置1からサービサー2へ送信されるエネルギー総量等に関するデータ例を示す。例えば、情報処理装置1からサービサー2へ送信される予測情報が含まれるデータ例を示す。図9に示すデータDT2中の定格総蓄電41は、定格の蓄電量を示し、事前にサービサー2へ送信される場合は省略され、データDT2に含まれなくてもよい。また、定格総蓄電41は、接続される被制御機器10が増減する場合は必須であってもよい。例えば、定格総蓄電41は、規定された条件化で蓄電(充電)可能な仮想総蓄電池3の電力量を示す情報であってもよい。
図9に示すデータDT2中の現行総蓄電残量42は、仮想総蓄電池3に含まれる被制御機器10について、所定の日時(時点)における蓄電残量を合算した総蓄電残量を示す。例えば、現行総蓄電残量42は、日時t1に対応する所定の日時(時点)における被制御機器10−1の蓄電残量や被制御機器10−3の蓄電残量を合算した総蓄電残量を示す。
図9に示すデータDT2中の過去x分間の総充放電量43は、仮想総蓄電池3に含まれる被制御機器10について、過去x分間(xは所定の数)における充放電における電力量を合算した総充放電量を示す。図9に示すデータDT2中の将来の予測総時点44は、日時のポイント(時点)やその数(個数)等を示す。
図9に示すデータDT2中の供給可能蓄電量45は、将来の予測総時点44での供給可能蓄電量の一覧(リスト)であってもよい。例えば、将来各時点の供給可能蓄電量45は、予測処理により予測された各日時での仮想総蓄電池3が供給可能な電力の上限値及び下限値を示す情報の一覧(リスト)であってもよい。例えば、将来各時点の供給可能蓄電量45は、将来の予測総時点44に含まれる各ポイント(時点)において、仮想総蓄電池3が供給可能な電力の上限値及び下限値を示す情報の一覧(リスト)であってもよい。なお、将来各時点の供給可能蓄電量45は、図10に示すように、予想(予測)される総蓄電量の最大値(上限値)、最小値(下限値)等を示す形式でもよい。
例えば、将来各時点の供給可能蓄電量45は、図10に示すグラフGR1を示す情報であってもよい。図10に示すグラフGR1における横軸T(時間)の長さ(期間)は一例であり、例えば3日間や1週間等の種々の期間であってもよい。図10中の総規格容量LN1は、総規格容量を示し、需要家の加入等により変動する。例えば、総規格容量LN1は、被制御機器10の増減等により変動する。
また、図10中の現在値LN2は、供給可能総蓄電量の現在値を示す。例えば、現在値LN2は、供給可能総蓄電量の現時点で予測される平均値を示してもよい。また、図10中の予測最大LN3は、供給可能総蓄電量の予測される予測最大値(上限値)を示す。例えば、予測最大LN3は、上限モデルにより予測される供給可能総蓄電量の上限値を示してもよい。また、図10中の予測最小LN4は、供給可能総蓄電量の予測される予測最小値(下限値)を示す。例えば、予測最小LN4は、下限モデルにより予測される供給可能総蓄電量の下限値を示してもよい。例えば、現在値LN2は、予測最大LN3と予測最小LN4とに基づいて予測される値を示してもよい。例えば、現在値LN2は、予測最大LN3と予測最小LN4との平均により算出される平均値を示してもよい。
[機器制御について]
次に、図11〜13を用いて、情報処理システム100における被制御機器10の制御について説明する。図11〜13は、情報処理システム100における被制御機器10の制御の一例に関する図である。具体的には、図11は、実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理のシーケンス図である。図12は、実施形態に係るエネルギー制御に関するデータ例である。図13は、実施形態に係るエネルギー制御に関するデータ例であり、(A)は単位時間当たりの指示の場合のデータ例であり、(B)はスケジューリング動作させる場合のデータ例である。
例えば、図11は、サービサー2が情報処理装置1上の仮想総蓄電池3へ一括制御を実施する際のシーケンス図について示す。
また、図11では、図7と同様に、説明を簡単にするために、拠点FC1に配置された蓄電池Aである被制御機器10−1と、拠点FC2に配置された蓄電池Bである被制御機器10−2の2台を被制御機器10として図示する。例えば、図11のサービサー2は、拠点FC1や拠点FC2をマネージメントするアグリゲータ#1である。そのため、図11では、図示を省略するが、アグリゲータ#1がマネージメントする他の拠点の被制御機器10も含まれるものとする。
例えば、情報処理装置1は、対応付情報記憶部122(図4参照)に記憶された対応付情報に基づいて、アグリゲータ#1に対応する拠点を特定する。そして、情報処理装置1は、特定したアグリゲータ#1に対応する拠点FCに配置された被制御機器10を対象に、アグリゲータ#1については処理を行う。このように、図11の例では、情報処理装置1は、複数の拠点FCと各アグリゲータとが対応付けられた対応付情報を用いて、アグリゲータ#1に対応づけられた被制御機器10群が仮想化された仮想被制御機器である仮想総蓄電池3を制御可能な範囲を予測する。なお、情報処理装置1は、アグリゲータ#2やアグリゲータ#3についても同様に処理を行う。
まず、図11の例では、サービサー2は、情報処理装置1にリクエストを送信する(ステップS305)。サービサー2は、図7の例で受信した予測情報に基づく、仮想総蓄電池3の制御を要求する情報(制御要求情報)を情報処理装置1に送信する。このように、情報処理装置1は、サービサー2から制御要求情報を取得する。例えば、情報処理装置1は、日時x1後の所定の日時において、仮想総蓄電池3を制御し、日時x2後の所定の日時において、仮想総蓄電池3を制御することを要求する制御要求情報を取得する。例えば、情報処理装置1は、日時x1後の所定の日時において、被制御機器10−1や被制御機器10−2を制御し、日時x2後の所定の日時において、被制御機器10−1や被制御機器10−2を制御することを要求する制御要求情報を取得する。そして、情報処理装置1は、サービサー2に制御要求情報を受信したことを示す情報を送信する(ステップS302)。
そして、情報処理装置1は、日時x1後の所定の日時において、被制御機器10−1にリクエストを送信する(ステップS303)。情報処理装置1は、日時x1後の所定の日時において、被制御機器10−1に所定の制御を行うように要求する。例えば、情報処理装置1は、日時x1後の所定の日時において、被制御機器10−1に所定の量の電力を供給するように要求する。例えば、要求を受信した被制御機器10−1は、要求を受信し、要求に応じた制御を行うことを示す情報を情報処理装置1に送信する。そして、情報処理装置1は、被制御機器10−1から要求された制御を行うことを示す情報を取得する(ステップS304)。
また、情報処理装置1は、日時x1後の所定の日時において、被制御機器10−2にリクエストを送信する(ステップS305)。情報処理装置1は、日時x1後の所定の日時において、被制御機器10−2に所定の制御を行うように要求する。例えば、情報処理装置1は、日時x1後の所定の日時において、被制御機器10−2に所定の量の電力を供給するように要求する。例えば、要求を受信した被制御機器10−2は、要求を受信し、要求に応じた制御を行うことを示す情報を情報処理装置1に送信する。そして、情報処理装置1は、被制御機器10−2から要求された制御を行うことを示す情報を取得する(ステップS306)。
また、情報処理装置1は、日時x2後の所定の日時において、被制御機器10−1にリクエストを送信する(ステップS307)。情報処理装置1は、日時x2後の所定の日時において、被制御機器10−2に所定の制御を行うように要求する。例えば、情報処理装置1は、日時x2後の所定の日時において、被制御機器10−1に所定の量の充電を行うように要求する。例えば、要求を受信した被制御機器10−1は、要求を受信し、要求に応じた制御を行うことを示す情報を情報処理装置1に送信する。そして、情報処理装置1は、被制御機器10−1から要求された制御を行うことを示す情報を取得する(ステップS308)。
また、情報処理装置1は、日時x2後の所定の日時において、被制御機器10−2にリクエストを送信する(ステップS309)。情報処理装置1は、日時x2後の所定の日時において、被制御機器10−2に所定の制御を行うように要求する。例えば、情報処理装置1は、日時x2後の所定の日時において、被制御機器10−2に所定の量の充電を行うように要求する。例えば、要求を受信した被制御機器10−2は、要求を受信し、要求に応じた制御を行うことを示す情報を情報処理装置1に送信する。そして、情報処理装置1は、被制御機器10−2から要求された制御を行うことを示す情報を取得する(ステップS310)。
ここで、情報処理システム100において通信されるデータの一例を図12及び図13を用いて示す。サービサー2は、図12に示すデータDT3のような将来の制御総時点51と将来各時点の充放電量52を含むエネルギー制御指示総量データを情報処理装置1へ送信することにより、情報処理装置1に被制御機器10の制御を指示する。例えば、図12に示すデータDT3中の将来の制御総時点51は、被制御機器10に所定の制御を行わせる日時を示す。例えば、図12に示すデータDT3中の将来各時点の充放電量52は、各日時において被制御機器10に行わせる充放電の量を示す。
情報処理装置1は、受信したデータDT3に含まれる将来の制御総時点51と将来各時点の充放電量52に基づいて、時刻x1、x2に被制御機器10へ制御を要求する。例えば、情報処理装置1は、図13(A)に示すデータDT4に示すように、Δs(単位時間)当たりの充放電量61と動作指示62を被制御機器10へ送信することにより、被制御機器10に制御を指示する。被制御機器10−1、10−2等は、この指示にもとづき、充放電動作を実施する。例えば、図13(A)に示すデータDT4中のΔs(単位時間)当たりの充放電量61は、Δs(単位時間)当たりにおいて被制御機器10に行わせる充放電の量を示す。例えば、図13(A)に示すデータDT4中の動作指示62は、被制御機器10への充電や放電等の具体的な動作指示を示す。
なお、情報処理装置1は、制御の度に被制御機器10へリクエストを行う場合に限らず、一括して被制御機器10に制御を行うように制御のスケジュール情報を送信してもよい。例えば、情報処理装置1は、日時x1後の所定の日時において定の量の電力を供給し、時x2後の所定の日時において所定の量の充電を行うように制御することを要求するスケジュール情報を、被制御機器10に送信することにより、被制御機器10を制御してもよい。
例えば、情報処理装置1は、図13(B)に示すデータDT5に示すように、被制御機器10に将来の制御時点71と将来各時点での充放電量72を一括して送信(指示)し、被制御機器10側でスケジューリング動作させてもよい。例えば、情報処理装置1は、図13(B)に示すデータDT5に示すように、被制御機器10に将来の制御時点71とその時点での充放電量72を各被制御機器10に送信し、各被制御機器10側でスケジューリング動作させてもよい。例えば、図13(B)に示すデータDT5中の将来の制御時点71は、被制御機器10に制御を行わせる各時点を示す。例えば、図13(B)に示すデータDT5中の将来各時点での充放電量72は、日時において被制御機器10に行わせる充放電の量を示す。また、将来各時点での充放電量72は、日時において被制御機器10に行わせる制御が充電か放電か等を特定する情報を含んでもよい。情報処理システム100においては、上述したようなデータを情報処理装置1や被制御機器10やサービサー2間で通信することにより、サービサー2からの指示に基づいて、被制御機器10が制御される。なお、上記のデータは一例であり、情報処理システム100においては、サービサー2からの指示に基づいて被制御機器10が制御されればどのようなデータが用いられてもよく、種々のデータ構造のデータを用いて、通信が行われてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。また、これらの実施形態やその変形は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
100 情報処理システム
1 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 履歴情報記憶部
122 対応付情報記憶部
123 仮想蓄電池情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 予測部
133 機器制御部
134 送信部
2 サービサー(アグリゲータ)
3 仮想総蓄電池
FC 拠点
10 被制御機器(蓄電池)

Claims (10)

  1. 複数の拠点に配置される複数の被制御機器に関する情報を取得する取得部と;
    前記取得部により取得された前記複数の被制御機器に関する情報に基づいて、前記複数の被制御機器が単一の被制御機器として仮想化された仮想被制御機器を制御可能な範囲を予測する予測部と;
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得部は、前記複数の被制御機器の状態を示す情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記予測部により予測された前記仮想被制御機器を制御可能な範囲に関する情報を所定の外部装置へ送信する送信部;
    をさらに具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記所定の外部装置からの要求に基づいて、前記複数の被制御機器を制御する機器制御部;
    をさらに具備することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記予測部は、前記仮想被制御機器を制御可能な上限と下限とを予測することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得部は、前記複数の被制御機器の種別を示す種別情報を取得し、
    前記予測部は、前記種別情報に基づいて、前記種別ごとに被制御機器群が仮想化された前記仮想被制御機器を制御可能な範囲を予測することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記取得部は、前記複数の拠点とサービス提供者とが対応付けられた対応付情報を取得し、
    前記予測部は、前記対応付情報に基づいて、前記サービス提供者に対応づけられた被制御機器群が仮想化された前記仮想被制御機器を制御可能な範囲を予測することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記取得部は、前記複数の拠点に配置される前記複数の被制御機器である複数の蓄電池に関する情報を取得し、
    前記予測部は、前記取得部により取得された前記複数の蓄電池に関する情報に基づいて、前記複数の蓄電池が単一の蓄電池として仮想化された仮想蓄電池を制御可能な範囲を予測することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記取得部は、前記複数の蓄電池の残量を示す情報を取得し、
    前記予測部は、前記複数の蓄電池の残量を示す情報に基づいて、前記仮想蓄電池が供給可能な電力の範囲を予測することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 複数の拠点に配置される複数の被制御機器に関する情報を取得する取得工程と;
    前記取得工程により取得された前記複数の被制御機器に関する情報に基づいて、前記複数の被制御機器を単一の非制御機器として仮想化された仮想被制御機器を制御可能な範囲を予測する予測工程と;
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
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