JP2019175800A - バッテリセルの加圧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加圧中における加圧バッグ内の流体圧力の低下速度を低減することができるバッテリセルの加圧装置を提供する。【解決手段】バッテリセルの加圧装置100は、厚み方向に複数配列されたバッテリセル10を収容するハウジング110、袋状の加圧バッグ120および流体保持部130を有する。加圧バッグは、ハウジングに支持された状態で複数のバッテリセル間に配置され、内部に供給された加圧流体によって少なくとも厚み方向Xに膨張してバッテリセルを加圧可能に構成されている。流体保持部は、複数の加圧バッグの内部に連通し、加圧流体を内部に保持可能に構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、バッテリセルの加圧装置に関する。
可撓性のシート材からなる外装体の内部に、発電要素を電解液とともに収容して構成される扁平形状のバッテリセルが知られている。発電要素は、正極と負極とがセパレータを介して積層されて構成される。以下、正極、負極およびセパレータの積層方向をバッテリセルの「厚み方向」と称する。
バッテリセルを製造する種々の工程のうち、例えば、バッテリセルの内部の金属異物(コンタミネーション)を検出するスクリーニング工程では、金属異物をセパレータに貫通させて金属異物の存在を検出するためにバッテリセルを厚み方向に加圧する。また、例えば、外装体の内部に電解液を注入した後に、電極間の距離を均一にするためにバッテリセルを厚み方向に加圧する。
バッテリセルを加圧するために加圧マガジンとも称される加圧装置が用いられる。例えば、下記特許文献1には加圧装置として、ハウジング内に複数配列されたバッテリセル間に袋状の加圧バッグ(加圧流体バック)を設けた装置が開示されている。当該加圧装置は、袋状の加圧バッグの内部に流体を供給することによって加圧バッグをバッテリセルの厚み方向に膨張させて、バッテリセルを厚み方向に加圧することができる。
特許第6115683号公報
バッテリセルを厚み方向に加圧する際、所定の時間、加圧バッグ内の流体圧力を保持する必要がある。しかしながら、加圧バッグからは微小な加圧流体の漏れが発生する可能性がある。この微小な加圧流体の漏れによって経時的に加圧バッグ内の流体圧力が低下してしまう。特に、セルの厚さが厚い場合、ハウジング内に収容するために加圧バッグの厚さを小さくする必要があるため、加圧バッグ内の流体を保持可能な容量が小さくなる。ここで、単位時間当たりに同じ量の加圧流体が漏れた場合、容量が小さい加圧バッグは、容量が大きい加圧バッグに比べて単位時間当たりの流体圧力の低下量が大きくなる。その結果、加圧中に加圧バッグ内の流体圧力の低下速度が高くなり、所定の時間、必要な加圧力を維持できなくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、加圧中における加圧バッグ内の流体圧力の低下速度を低減することができるバッテリセルの加圧装置を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、発電要素を電解液とともに可撓性の外装体の内部に収容してなる扁平形状の複数のバッテリセルを厚み方向に加圧するバッテリセルの加圧装置である。該加圧装置は、厚み方向に複数配列されたバッテリセルを収容するハウジング、袋状の加圧バッグおよび流体保持部を有する。前記加圧バッグは、前記ハウジングに支持された状態で複数の前記バッテリセル間に配置され、内部に供給された加圧流体によって少なくとも前記厚み方向に膨張して前記バッテリセルを加圧可能に構成されている。前記流体保持部は、複数の前記加圧バッグの内部に連通し、前記加圧流体を内部に保持可能に構成されている。
本発明によれば、流体保持部の容量だけ加圧流体を保持可能な容量が増加する。これにより、加圧バッグからの加圧流体の漏れによる単位時間当たりの流体圧力の低下量が小さくなるため、流体圧力の低下速度は低くなる。したがって、バッテリセルを厚み方向に加圧する際、所定の時間、加圧バッグ内の流体圧力を保持して、バッテリセルに対して必要な加圧力を維持することができる。
本発明に係る加圧装置により加圧されるバッテリセルの一例を示す斜視図である。 図1に示すバッテリセルの断面図である。 バッテリセルの製造工程の一部を示す図である。 第1実施形態に係る加圧装置を示す上面図である。 第1実施形態に係る加圧装置を示す側面図である。 第1実施形態に係る加圧装置の一部を拡大した側面図であり、可動プレートを加圧位置に配置した状態を示す図である。 第1実施形態に係る加圧装置の一部を拡大した側面図であり、可動プレートを退避位置に配置した状態を示す図である。 加圧バッグを示す正面図である。 加圧バッグを示す側面図である。 加圧バッグの収縮状態を示す側面図である。 加圧バッグの膨張状態を示す側面図である。 流体保持部に駆動ロッドを挿通させた状態を示す斜視図である。 図9Aの9B−9B線に沿う断面図である。 比較例に係る流体保持部を備えない加圧装置の加圧バッグ内の流体圧力の経時的変化を示すグラフである。 第1実施形態に係る加圧装置の加圧バッグ内の流体圧力の経時的変化を示すグラフである。 第2実施形態に係る加圧装置を示す側面図である。 第2実施形態に係る加圧装置の一部を拡大した側面図であり、可動プレートを加圧位置に配置した状態を示す図である。 第2実施形態に係る加圧装置の一部を拡大した側面図であり、可動プレートを退避位置に配置した状態を示す図である。 第3実施形態に係る加圧装置を示す側面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
以下、添付した図面を参照しながら、実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における各部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。
(バッテリセル10)
まず、図1および図2を参照して、本発明の加圧装置によって加圧する対象であるバッテリセル10について説明する。図1は、バッテリセル10を示す斜視図、図2は、図1の2−2線に沿う断面図である。
図示するバッテリセル10は、積層型の扁平な電池であり、発電要素20と、発電要素20を収容する外装体56と、発電要素20に電気的に接続され外装体56の外部に導出された正極タブ33および負極タブ43とを有する。外装体56は、可撓性を備えたフィルム50からなる。フィルム50は、金属層51の両面に樹脂フィルム52、53が形成された積層構造を有する。フィルム50によって袋状の容器が形成され、この容器内に発電要素20が収容される。フィルム50を重ね合わせた封止部54は、樹脂フィルム52、52同士を熱融着によって接合して封止される。金属層51の両面全体が樹脂フィルム52、53によってコーティングされることによって、フィルム50は電気的に絶縁されている。
発電要素20は、正極集電体31の面上に正極活物質層32を配置してなる正極30と、負極集電体41の面上に負極活物質層42を配置してなる負極40と、電解質を保持するセパレータ60とを有する。単電池層21は、正極活物質層32と負極活物質層42とをセパレータ60を挟んで対向させることによって形成される。発電要素20は、単電池層21が複数積層された状態において外装体56の内部に電解液とともに収納される。正極タブ33は正極30に電気的に接続され、負極タブ43は負極40に電気的に接続される。以下の説明において、正極30および負極40を総称して、電極30、40とも称する。
図2に示される発電要素20にあっては、最外層に位置する最外層電極は負極40である。最外層の負極40は、負極集電体41の一方の面上にのみ負極活物質層42が配置されている。最外層の負極40は、負極集電体41の両面上に負極活物質層42を配置したものでもよい。最外層電極は正極30でもよい。
外装体56は、発電要素20を電解液とともに収容する。外装体56は、3層構造のラミネートシートから構成される。最内層の1層目の樹脂フィルム52は、熱融着性樹脂、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、アイオノマー、またはエチレンビニルアセテート(EVA)を用いて形成される。2層目の金属層51は、箔状の金属、例えばAl箔またはNi箔を用いて形成される。3層目の樹脂フィルム53は、例えば剛性を有するポリエチレンテレフタレート(PET)またはナイロンを用いて形成されている。外装体56は、周縁部55同士が重ね合わされて接合される封止部54を有している。封止部54は、1層目の樹脂フィルム52の熱融着性樹脂が溶着して形成される。
バッテリセル10の製造手順は以下のとおりである。まず、正極30、セパレータ60、負極40を順次積層する。スポット溶接等によって、正極タブ33を正極30に接続し、負極タブ43を負極40に接続する。これによって、発電要素20が形成される。次に、発電要素20を外装体56によって覆い、比較的小さな充填口を残して、外装体56の周縁部55同士を熱融着する。次に、充填口を通して外装体56の内部に電解液を充填し、その後、充填口を熱融着して外装体56を密閉状態とする。次に、バッテリセル10に初充電を行い、一定時間、エージングを行う。そして、エージングの完了後、スクリーニングや再充電等を行う。
図3は、バッテリセル10の製造工程の一部を示している。
電解液注入工程S1の後、電池収納搬送工程S2において、複数のバッテリセル10を加圧装置100(図5参照)に収納し、所定の加圧ステージ(図示せず)に搬送する。その後、加圧工程S3において、加圧装置100によってバッテリセル10を加圧する。この加圧工程S3のときに、バッテリセル10への充電を行う。その後、スクリーニング工程S4において、バッテリセル10の内部に導電性の異物があるか否かを検査する。加圧工程S3やスクリーニング工程S4は、上述した製造工程の中で、電解液の充填およびフィルム50の密閉(充填口の封止)の後の適宜なタイミングにおいて実施される。
上記の加圧工程S3において、本発明に係る加圧装置によってバッテリセル10を厚み方向に加圧し、この加圧状態のままでスクリーニング工程S4において検査が行われる。
なお、本発明に係る加圧装置は、加圧工程S3やスクリーニング工程S4に適用する場合に限定されず、バッテリセル10の製造工程のうち加圧が必要な工程のいずれに用いてもよい。
<第1実施形態>
(加圧装置100)
図4および図5を参照して、第1実施形態に係る加圧装置100の全体構成について説明する。図4および図5は、第1実施形態に係る加圧装置100を示す上面図および側面図である。
図4および図5に示すように、加圧装置100は、厚み方向に複数配列されたバッテリセル10を収容するハウジング110と、ハウジング110に支持された状態で複数のバッテリセル10間に配置され、内部に封入される加圧流体の流体圧力に応じて少なくとも厚み方向Xに伸縮可能な袋状の加圧バッグ120と、複数の加圧バッグ120の内部に連通し、加圧流体を内部に保持可能な流体保持部130を有する。厚み方向Xは、発電要素20における電極30、40の積層方向と同じである。
加圧流体の種類は特に限定されないが、例えば、窒素やアルゴンに代表される不活性ガスを好適に用いることができる。
加圧装置100はさらに、加圧バッグ120および流体保持部130の内部に連通し、加圧流体を供給および排出するための流通路である配管140を有する。配管140の基端には、加圧バッグ120に導入された加圧流体の逆流を防止する逆止弁141が設けられている。この逆止弁141に着脱可能に接続されるジョイント142を介して、配管140が外部装置である流体供給排出装置70に接続される。流体供給排出装置70は、配管140を介して加圧バッグ120および流体保持部130の内部に流体の供給および排出(真空引き)を行う。
(ハウジング110)
図4および図5に示すように、ハウジング110は、底板であるベースプレート111と、ベースプレート111の両端部に立設される一対の固定プレート112,113(第1固定プレート112および第2固定プレート113)と、第1固定プレート112と第2固定プレート113との間に配置された可動プレート114と、を備えている。第1固定プレート112と可動プレート114との間には、複数のバッテリセル10および複数の加圧バッグ120が厚み方向Xに並んで配置されている。なお、バッテリセル10や加圧バッグ120の枚数は特に限定されるものでなく、適宜変更できる。
ハウジング110はさらに、可動プレート114および加圧バッグ120を厚み方向(加圧方向)Xに沿ってスライド可能に保持するスライド機構を有する。スライド機構は、可動プレート114の四隅に設けられたガイド孔114a、後述する加圧バッグ120の四隅に設けられたガイド孔121(図7A参照)、およびガイド孔114a,121に挿通されたガイドシャフト160によって構成される。ガイドシャフト160の両端は、ハウジング110の固定プレート112,113に固定されている。
また、複数の加圧バッグ120を支持するガイドシャフト160において、各加圧バッグ120の間には、それぞれ円筒状のブッシュ170が挿入されている。ブッシュ170は、図3および図4に示すように、第1固定プレート112と可動プレート114との間のX方向に沿う寸法L1を最小としてバッテリセル10を加圧する状態において、隣り合う一対の加圧バッグ120に対して接触するようにその軸長(厚み方向Xの長さ)が構成されている。したがって、寸法L1が最小よりも長い状態では、ブッシュ170は、隣り合う一対の加圧バッグ120に対して、少なくとも一方から離れた状態となる。なお、ブッシュ170は、加圧バッグ120と一体に形成することも可能である。
各々のブッシュ170の周りには、コイルスプリング171が嵌挿されており、その両端がそれぞれ加圧バッグ120に圧接している。コイルスプリング171は、隣り合う2つの加圧バッグ120間の寸法を拡げる方向に作用するいわゆる圧縮コイルスプリングとして適宜な圧縮状態にて2つの加圧バッグ120の間にそれぞれ配置されている。なお、ブッシュ170を省略して、ガイドシャフト160の周りにコイルスプリング171を支持させるように構成することも可能である。また、加圧バッグ120間の寸法を確実に確保するためには、4本のガイドシャフト160の全てにコイルスプリング171を設けることが望ましいが、これに限定されず、例えば、下方の2本のガイドシャフト160のコイルスプリング171を省略することも可能である。
固定プレート112,113は、厚み方向に沿って互いに対向するように配置されている。固定プレート112,113は、複数のバッテリセル10が加圧されたときにその全体の荷重を受けるもので、ベースプレート111に強固に固定されている。
ベースプレート111、固定プレート112,113および可動プレート114の構成材料としては、例えば、アルミニウム等の金属板を用いることができる。また、ベースプレート111と、一対の固定プレート112,113との接続部分には、接続を補強する補強部材を設けてもよい。
また、ハウジング110には、可動プレート114を厚み方向に移動させるための駆動機構150が設けられている。駆動機構150は、外周に雄ネジを切った駆動ロッド151と、第2固定プレート113に設けられるナット部152と、駆動ロッド151の先端部を回転自在に可動プレート114に連結するボール軸受(図示せず)とによって構成される。ナット部152の内周面には、駆動ロッド151の外周の雄ネジと噛み合う雌ネジが形成されている。
駆動ロッド151を回転すると、ナット部152によって回転運動から直線運動に変換されて駆動ロッド151は厚み方向に移動する。駆動ロッド151は、回転方向によって第1固定プレート112に対して接近または離反する方向に移動する。駆動ロッド151の移動に伴って、駆動ロッド151の先端部に連結された可動プレート114が第1固定プレート112に対して接近または離反する方向に移動する。このように、駆動ロッド151を外部から回転操作することによって、可動プレート114はガイドシャフト160に沿って厚み方向Xに移動する。これにより、第1固定プレート112と可動プレート114との間の寸法L1を調整することができる。
図6Aは、可動プレート114を加圧位置P1に配置した状態を示し、図6Bは、可動プレート114を退避位置P2に配置した状態を示す図である。
上記の駆動機構150によって、可動プレート114は、第1固定プレート112に接近してバッテリセル10を加圧する加圧位置P1と、第1固定プレート112から離反してバッテリセル10を挿入および取り出し可能な退避位置P2との間を厚み方向Xに移動可能に構成されている。
図6Aに示すように、可動プレート114を加圧位置P1に配置した状態では、第1固定プレート112と可動プレート114との間の寸法L1は最小となり、第2固定プレート113と可動プレート114との間の寸法L2は最大となる。このとき、バッテリセル10は、加圧バッグ120によって厚み方向Xに加圧される。
図6Bに示すように、可動プレート114を退避位置P2に配置した状態では、第1固定プレート112と可動プレート114との間の寸法L1は最大となり、第2固定プレート113と可動プレート114との間の寸法L2は最小となる。このとき、隣り合う加圧バッグ120の間に、バッテリセル10の厚み方向Xの寸法よりも大きい間隙Gが確保される。これにより、ロボットハンド等によりバッテリセル10を隣り合う加圧バッグ120の間に容易に挿入することができる。図6Bに示す状態では、流体保持部130は、内部の加圧流体が排出されてX方向に沿う寸法L2に配置可能な程度まで収縮する。
(加圧バッグ120)
図7A〜図8Bを参照して、加圧バッグ120の構成について説明する。図7Aおよび図7Bは、加圧バッグ120を示す正面図および側面図である。図8Aは、加圧バッグ120の収縮状態を示す側面図であり、図8Bは、加圧バッグ120の膨張状態を示す側面図である。
加圧バッグ120は、内部に加圧流体が保持可能な袋状の可撓性シートから構成される。加圧バッグ120は、図8Bに示すように内部に供給された加圧流体によって厚み方向Xに膨張して、バッテリセル10の両側面を厚み方向Xに加圧する。
加圧バッグ120は、図7Aに示すように、厚み方向の両側の面が加圧面122として機能する。図7Aおよび図7Bに示す例では、加圧バッグ120は、2枚の可撓性シートの四辺に沿った周縁部123を互いに接合して袋状の加圧バッグ120を構成している。周縁部123は、熱融着等によって互いに接合されている。周縁部123の四隅には、上記のガイドシャフト160が摺動可能に挿通するガイド孔121が形成されている。
また、加圧バッグ120は、ハウジング110への取り付け状態で側方を向く周縁部123の四辺の中の一辺に、内部の加圧流体を供給および排出可能な管状のコネクタ124を有している。図8Aおよび図8Bに示すように、加圧バッグ120のコネクタ124は配管140を介して上記の流体供給排出装置70と接続される。この配管140を介して、流体供給排出装置70によって加圧バッグ120内の加圧流体の供給および排出が行われる。
加圧バッグ120を構成する可撓性シートとしては、例えば、布を基材とし、その片面もしくは両面に軟質合成樹脂またはゴムを塗布して、軟質合成樹脂層またはゴム層を設けたものを用いることができる。軟質合成樹脂としては、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、軟質ポリウレタン樹脂等が挙げられる。ゴムとしては、天然ゴム、クロロプレンゴム等が挙げられる。上記の中でも、難燃性を有する軟質ポリウレタンが好適に用いられる。
なお、周縁部123は、軟質合成樹脂やゴム自体の硬度を高めて剛性を有する板状に構成してもよいし、硬質合成樹脂や金属からなる別の矩形のフレームをゴムシートに取り付けるようにしてもよい。
(流体保持部130)
図9Aおよび図9Bを参照して、流体保持部130の構成について説明する。図9Aは、流体保持部130に駆動ロッド151を挿通させた状態を示す斜視図である。図9Bは、図9Aの9B−9B線に沿う断面図である。
流体保持部130は、内部に加圧流体が保持可能な袋状の可撓性シートから構成される。流体保持部130は、内部に供給された加圧流体によって厚み方向Xに膨張し、加圧流体を排出させることによって厚み方向Xに収縮可能に構成されている。
流体保持部130は、配管140を介して複数の加圧バッグ120の内部に連通している。このため、流体保持部130の内部の流体圧力は、複数の加圧バッグ120の内部の流体圧力と等しくなる。加圧バッグ120から加圧流体の漏れが生じた場合、加圧バッグ120の内部の流体圧力は低下する。加圧バッグ120と流体保持部130とは連通しているため、より流体圧力の高い流体保持部130から加圧バッグ120へ向かって流体が流れ込む。これにより、加圧バッグ120の内部の流体圧力が低下することを抑制することができる。
流体保持部130に充填される加圧流体の充填量は、複数の加圧バッグ120に充填される加圧流体の合計の充填量よりも大きくなるように設定することが好ましい。流体保持部130の充填量を複数の加圧バッグ120よりも大きくすることによって、流体保持部130の内部の加圧流体が加圧バッグ120へ流れ込むことによる流体保持部130の内部の流体圧力の低下を抑制することができる。
また、図6Aおよび図6Bに示すように、流体保持部130は、第2固定プレート113と可動プレート114との間に配置される。これにより、可動プレート114を退避させるための領域である加圧位置P1と退避位置P2との間のデッドスペースを、流体保持部130を配置するためのスペースとして利用することができる。その結果、流体保持部130を配置するためのスペースを別途設ける必要がなくなるため、省スペース化を図ることができる。
図9Aおよび図9Bに示すように、流体保持部130には、駆動ロッド151を厚み方向に貫通させる貫通孔131が形成されている。これにより、駆動ロッド151が設けられたハウジング110でも比較的容易に流体保持部130を配置することができる。
(配管140)
配管140は、厚み方向Xに延在する中空形状のものであって、ハウジング110に固定されるとともに、複数の加圧バッグ120および流体保持部130に連通する。配管140には、複数の加圧バッグ120の厚み方向Xへの移動を許容するように、可撓性を有する管が用いられている。なお、配管140は、ハウジング110の下面側、例えばベースプレート111の内部に設けることもできる。
(加圧装置100を用いた加圧工程S3)
次に、このような加圧装置100を用いた加圧工程S3について説明する。
まず、ハウジング110へのバッテリセル10の挿入が行われる。ハウジング110にバッテリセル10を挿入する際には、加圧バッグ120内へ加圧流体を供給せずに、図6Bおよび図8Aに示すように、加圧バッグ120および流体保持部130を収縮させたままの状態とする。このとき、図6Bに示すように、可動プレート114は、退避位置P2に配置されている。これによって、隣り合う加圧バッグ120の間に、バッテリセル10の厚み方向Xの寸法よりも大きい間隙Gが確保され、ロボットハンド等によりバッテリセル10を容易に挿入することができる。挿入後、ハウジング110は加圧工程へ搬送される。ハウジング110が所定の加圧工程に到着したら、まず、図4および図5に示すようにジョイント142によって流体供給排出装置70と配管140とを接続する。
加圧工程S3では、バッテリセル10が挿入されている状態において、各加圧バッグ120に加圧流体を供給し、図6Aおよび図8Bに示すように、加圧バッグ120および流体保持部130内の加圧流体圧力を上昇させて加圧バッグ120を膨張させた状態とする。このとき、図6Aに示すように、可動プレート114は、第1固定プレート112に接近させて加圧位置P1に配置する。これによって、隣り合う加圧バッグ120の間に配置されたバッテリセル10が厚み方向に加圧される。加圧バッグ120を膨張させることでバッテリセル10を加圧するように構成したため、厚さの異なる種々の型式のバッテリセル10を加圧することが可能となる。
バッテリセル10の加圧が完了したら、流体供給排出装置70を停止し、ジョイント142を逆止弁141から取り外す。ジョイント142を取り外した後も、逆止弁141によって加圧流体が排出されないように保持されるため加圧状態が維持される。
ハウジング110は、次の充電工程に搬送され、加圧状態の下で所定の充電が行われる。その後、ハウジング110は、加圧状態のまま図示しない収納ラックに搬送され、例えば数日間のスクリーニングやエージングが行われる。
一般的に、加圧した状態の加圧バッグを長時間放置すると、加圧バッグから微小な加圧流体の漏れが発生する。加圧バッグからの微小な加圧流体の漏れによって経時的に加圧バッグ内の流体圧力が低下する。同じ流体圧力では、単位時間当たりに加圧バッグから漏れる加圧流体の量は加圧流体の初期充填量に拘らずほぼ同じになる。さらに、加圧流体の初期充填量が異なる加圧バッグから同量の加圧流体が漏れた場合、加圧流体の初期充填量が小さい加圧バッグの方が全体の容量に対して漏れた加圧流体の量の割合が大きくなるため、単位時間当たりの流体圧力の低下量は大きくなる。したがって、加圧バッグの加圧流体の初期充填量が小さくなる程、加圧バッグからの加圧流体の漏れによる流体圧力の低下速度は高くなる。
図10には、流体保持部130を備えない加圧装置を使用してバッテリセル10を加圧した状態で所定の時間放置した際の経過時間と流体圧力との関係を示す。図10に示すように、所定時間経過すると加圧バッグの内部の流体圧力が必要な流体圧力の下限値よりも低下して、バッテリセル10に対する必要な加圧力が得られなくなってしまう。
上記問題を解決するために、加圧バッグの容量を増やして加圧流体の初期充填量を増加させることが考えられる。しかしながら、加圧バッグの厚さは、バッテリセル10の厚さやハウジング110の大きさによって制限される。特に、バッテリセル10の厚さが厚い場合、バッテリセル10の配置スペースを確保するために加圧バッグの厚さを小さく設定する必要がある。また、加圧バッグの面積(厚み方向に直交する方向の面積)をバッテリセル10よりも大きくした場合、バッテリセル10を加圧する加圧面として機能しない部分に加圧流体が逃げて加圧面の流体圧力が低下してしまう。このため、加圧バッグの面積を過度に大きくすることもできない。以上の理由から、加圧バッグの容量には制約があり、長時間において十分な加圧力を得られる程度にまで容量を増加させることは難しい。
本実施形態に係る加圧装置100は、複数の加圧バッグ120の内部に連通し、加圧バッグ120が膨張した状態において、加圧流体を内部に保持する流体保持部130を有する。流体保持部130の容積の分だけ加圧流体を保持可能な容量が増加するため、加圧流体の初期充填量を増加させることができる。
図11には、本実施形態に係る加圧装置100を使用してバッテリセル10を加圧した状態で所定の時間放置した際の経過時間と流体圧力との関係を示す。図11に示すように、加圧バッグ120の容量に流体保持部130の容量を加えることによって、全体の初期充填量が増加する。このため、図10に示す場合と同量の加圧流体が漏れたとしても、全体の容量に対する単位時間当たりに漏れる加圧流体の量の割合が小さくなるため、単位時間当たりの流体圧力の低下量は小さくなる。すなわち、加圧バッグ120からの加圧流体の漏れによる流体圧力の低下速度は低くなる。したがって、長時間経過しても加圧バッグ120の内部の流体圧力が必要な流体圧力の下限値を下回ることはなく、バッテリセル10に対する必要な加圧力を維持することができる。
スクリーニングやエージングが終了してバッテリセル10をハウジング110から取り出す際には、逆止弁141を開放し、真空引きして加圧流体を排出し、再び加圧バッグ120および流体保持部130を収縮させる。さらに、図6Aに示すように可動プレート114を第1固定プレート112から離反させて退避位置P2に移動する。これによって、隣り合う加圧バッグ120の間隙Gがバッテリセル10の厚さよりも大きくなるので、ロボットハンド等により加圧装置100からバッテリセル10を容易に抜き出すことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る加圧装置100では、複数の加圧バッグ120と連通する流体保持部130を設けることによって、加圧流体を保持可能な容量を増加させるように構成されている。
具体的には、加圧装置100は、厚み方向に複数配列されたバッテリセル10を収容するハウジング110、袋状の加圧バッグ120および流体保持部130を有する。加圧バッグ120は、ハウジング110に支持された状態で複数のバッテリセル10間に配置され、内部に供給された加圧流体によって少なくとも厚み方向に膨張してバッテリセル10を加圧可能に構成されている。流体保持部130は、複数の加圧バッグ120の内部に連通し、加圧流体を内部に保持可能に構成されている。
上記のように構成した加圧装置100によれば、流体保持部130の容量だけ加圧流体を保持可能な容量が増加する。これにより、加圧バッグ120からの加圧流体の漏れによる単位時間当たりの流体圧力の低下量が小さくなるため、流体圧力の低下速度は低くなる。したがって、バッテリセル10を厚み方向に加圧する際、所定の時間、加圧バッグ120内の流体圧力を保持して、バッテリセル10に対して必要な加圧力を維持することができる。
また、ハウジング110は、厚み方向に沿って互いに対向する第1固定プレート112および第2固定プレート113と、第1固定プレート112と第2固定プレート113との間に配置され、第1固定プレート112との間にバッテリセル10および加圧バッグ120を収容する可動プレート114と、を有する。可動プレート114は、第1固定プレート112に接近してバッテリセル10を加圧する加圧位置P1と、第1固定プレート112から離反してバッテリセル10を挿入および取り出し可能な退避位置P2との間を厚み方向に移動可能に構成される。また、流体保持部130は、第2固定プレート113と可動プレート114との間に配置される。
このように構成することによって、可動プレート114を退避させるための領域である加圧位置P1と退避位置P2との間のデッドスペースを、流体保持部130を配置するためのスペースとして利用することができる。これにより、流体保持部130を配置するためのスペースを設けるためのスペースを別途設ける必要がなくなるため、省スペース化を図ることができる。
また、可動プレート114を厚み方向に移動させる駆動ロッド151をさらに有する。流体保持部130には、駆動ロッド151を厚み方向Xに貫通させる貫通孔131が形成される。これにより、駆動ロッド151が設けられたハウジング110でも比較的容易に流体保持部130を配置することができる。
<第2実施形態>
図12〜図13Bを参照して、第2実施形態に係る加圧装置200について説明する。図12は、第2実施形態に係る加圧装置200を示す側面図である。図13Aは、可動プレート114をバッテリセル10の加圧位置P1に配置した状態を示す図である。図13Bは、可動プレート114をバッテリセル10の退避位置P2に配置した状態を示す図である。
第2実施形態に係る加圧装置200は、可動プレート114の駆動機構が流体保持部によって構成されている点で前述した第1実施形態と異なる。なお、前述した第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図12に示すように、第2実施形態に係る加圧装置200は、前述した第1実施形態のように駆動機構150を備えていない。このため、流体保持部230は、駆動ロッド151を貫通する貫通孔を備えていない。
流体保持部230は、可動プレート114および第2固定プレート113に接着剤を用いて接合される。流体保持部230は、内部に加圧流体を供給されて厚み方向に膨張可能であり、かつ、内部から加圧流体を排出して厚み方向Xに収縮可能に構成されている。
流体保持部230は、厚み方向Xの膨張に伴って、可動プレート114を第1固定プレート112に対して接近させる方向に押圧して、図13Aに示すように加圧位置P1まで移動させることができる。また、流体保持部230は、厚み方向Xの収縮に伴って、図13Bに示すように可動プレート114を第1固定プレート112に対して離反させる方向に引き戻して、可動プレート114を退避位置P2まで移動させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る加圧装置200は、可動プレート114の駆動機構が流体保持部230によって構成されている。流体保持部230は、可動プレート114および第2固定プレート113に接合されている。流体保持部230は、内部に加圧流体を供給されて厚み方向に膨張して、可動プレート114を加圧位置P1まで移動させることが可能に構成されている。さらに、流体保持部230は、内部から加圧流体を排出して厚み方向に収縮して、可動プレート114を退避位置P2まで移動させることが可能に構成されている。
このような構成によれば、可動プレート114の駆動機構を流体保持部230によって代用することによって、装置の構成を簡略化することができる。また、流体保持部230は、内部に加圧流体が供給または排出されることにより、膨張または収縮して可動プレート114を駆動する。加圧バッグ120は、流体保持部230とともに膨張または収縮する。したがって、可動プレート114を加圧位置P1または退避位置P2に移動させる動作と、加圧バッグ120を膨張または収縮させる動作を連動させることができる。その結果、加圧装置200の動作を制御する制御装置を設ける必要がなくなるため、製造装置のコストを削減することができる。
<第3実施形態>
図14を参照して、第3実施形態に係る加圧装置200について説明する。図14は、第3実施形態に係る加圧装置300を示す側面図である。
第3実施形態に係る加圧装置300は、流体保持部がハウジング310の中空部320によって構成されている点で前述した第1実施形態と異なる。なお、前述した第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
ハウジング310は、少なくとも一部に加圧流体を内部に保持する中空部320を有する。流体保持部は、中空部320から構成される。
中空部320は、ハウジング310のベースプレート111および一対の固定プレート112,113の内部の空間に形成される。
以上説明したように、本実施形態に係る加圧装置300のハウジング310は、少なくとも一部に加圧流体を内部に保持する中空部320を有し、流体保持部は、中空部320から構成される。これにより、装置を簡略化することができる。
以上、実施形態を通じて本発明に係る加圧装置を説明したが、本発明は実施形態において説明した内容のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、加圧装置は、前述した実施形態および変形例の仕様を適宜組み合わせて構成してもよい。
10 バッテリセル、
20 発電要素、
56 外装体、
70 流体供給排出装置、
100 加圧装置、
110 ハウジング、
111 ベースプレート、
112 第1固定プレート、
113 第2固定プレート、
114 可動プレート、
120 加圧バッグ、
121 ガイド孔、
122 加圧面、
130 流体保持部、
131 貫通孔、
140 配管、
141 逆止弁、
142 ジョイント、
150 駆動機構、
151 駆動ロッド、
160 ガイドシャフト、
170 ブッシュ、
200 加圧装置、
230 流体保持部、
300 加圧装置、
310 ハウジング、
320 中空部、
P1 加圧位置、
P2 退避位置、
X 厚み方向。

Claims (5)

  1. 発電要素を電解液とともに可撓性の外装体の内部に収容してなる扁平形状の複数のバッテリセルを厚み方向に加圧する前記バッテリセルの加圧装置であって、
    前記厚み方向に複数配列された前記バッテリセルを収容するハウジングと、
    前記ハウジングに支持された状態で複数の前記バッテリセル間に配置され、内部に供給された加圧流体によって少なくとも前記厚み方向に膨張して前記バッテリセルを加圧可能な袋状の加圧バッグと、
    複数の前記加圧バッグの内部に連通し、前記加圧流体を内部に保持可能な流体保持部と、
    を有する、バッテリセルの加圧装置。
  2. 前記ハウジングは、
    前記厚み方向に沿って互いに対向する第1固定プレートおよび第2固定プレートと、
    前記第1固定プレートと前記第2固定プレートとの間に配置され、前記第1固定プレートとの間に前記バッテリセルおよび前記加圧バッグを収容する可動プレートと、
    を有し、
    前記可動プレートは、前記第1固定プレートに接近して前記バッテリセルを加圧する加圧位置と、前記第1固定プレートから離反して前記バッテリセルを挿入および取り出し可能な退避位置との間を前記厚み方向に移動可能に構成され、
    前記流体保持部は、前記第2固定プレートと前記可動プレートとの間に配置される、請求項1に記載のバッテリセルの加圧装置。
  3. 前記可動プレートを前記厚み方向に移動させる駆動ロッドをさらに有し、
    前記流体保持部には、前記駆動ロッドを前記厚み方向に貫通させる貫通孔が形成される、請求項2に記載のバッテリセルの加圧装置。
  4. 前記流体保持部は、
    前記可動プレートおよび前記第2固定プレートに接合され、
    前記内部に前記加圧流体を供給されて前記厚み方向に膨張して、前記可動プレートを前記加圧位置まで移動させることが可能であり、かつ、
    前記内部から前記加圧流体を排出して前記厚み方向に収縮して、前記可動プレートを前記退避位置まで移動させることが可能に構成される、請求項2に記載のバッテリセルの加圧装置。
  5. 前記ハウジングは、少なくとも一部に前記加圧流体を内部に保持する中空部を有し、
    前記流体保持部は、前記中空部からなる、請求項1に記載のバッテリセルの加圧装置。
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