JP2020053381A - 蓄電デバイス用弁装置及び蓄電デバイス - Google Patents
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Abstract
Description
蓄電デバイス素子と、前記蓄電デバイス素子を内部に収容する収容体とを備える蓄電デバイスの前記収容体に取り付けられる蓄電デバイス用弁装置であって、
前記弁装置は、前記収容体の内部において発生したガスに起因して前記収容体の内部の圧力が上昇した場合に該圧力を低下させるように構成されており、
前記弁装置は、25℃環境において、JIS Z2331:2006「ヘリウム漏れ試験方法」の「真空吹付け法(スプレー法)」に規定された方法に準拠して測定される、弁装置の二次側から一次側へのヘリウムリーク量が5.0×10-11Pa・m3/sec以上、5.0×10-6Pa・m3/sec以下である、蓄電デバイス用弁装置。
JIS Z2331:2006「ヘリウム漏れ試験方法」の「真空吹付け法(スプレー法)」に規定された方法に準拠して、弁装置の二次側から一次側へのヘリウムリーク量を測定する。具体的には、試験装置として、ヘリウムリークディテクターを用いる。また、弁装置のガス弁をリークテスト用治具(ガス弁が塞がっているダミー弁装置を入れた場合には、ヘリウムリークが無い事を確認した治具)に設置して、テストポートを介してヘリウムリークディテクターに設置する。治具とヘリウムリークディテクター間でも、ヘリウムリークがないことを確認する。その後、弁装置の一次側から13Paに真空引きし、弁装置の二次側から99.99%のヘリウムガスをスプレーし、測定を開始する。スプレーは1〜2秒間、待機時間は2〜4秒間として、評価結果を記録する。なお、念の為、JIS Z2331:2006「ヘリウム漏れ試験方法」の「真空外覆法(真空フード法)」に規定された方法に準拠して、同じ弁装置について、容積50mlのフードを被せて20秒間待機させ、測定結果が同様であることを確認してもよい。測定環境温度は、いずれも25℃である。
<1−1.蓄電デバイスの概要>
図1は、本実施の形態1に従う蓄電デバイス10の平面図である。図2は、図1のII−II断面図である。蓄電デバイス10は、タブ300の正極と負極が反対側に配置されており、たとえば蓄電デバイスを多数直列接続して高電圧で使用する電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両用に配慮した形態である。
図3は、収容体100を示す図である。図3に示されるように、収容体100は、包装材料110,120を含んでいる。包装材料110,120の各々は、いわゆるラミネートフィルムで構成されており、平面視における形状は略同一の矩形形状である。
基材層31は、包装材料110,120の基材として機能する層であり、収容体100の最外層側を形成する層である。
接着剤層32は、基材層31に密着性を付与するために、基材層31上に必要に応じて配置される層である。すなわち、接着剤層32は、基材層31とバリア層33との間に必要に応じて設けられる。
バリア層33は、包装材料110,120の強度向上の他、蓄電デバイス10内に水蒸気、酸素、光等が侵入することを防止する機能を有する層である。バリア層33を構成する金属としては、たとえば、アルミニウム、ステンレス鋼、チタン等が挙げられ、好ましくはアルミニウムが挙げられる。バリア層33は、たとえば、金属箔や金属蒸着膜、無機酸化物蒸着膜、炭素含有無機酸化物蒸着膜、及び、これらの蒸着膜を設けたフィルム等により形成することができ、金属箔により形成することが好ましく、アルミニウム箔により形成することがさらに好ましい。各包装材料の製造時に、バリア層33にしわやピンホールが発生することを防止する観点からは、バリア層は、たとえば、焼きなまし処理済みのアルミニウム(JIS H4160:1994 A8021H−O、JIS H4160:1994 A8079H−O、JIS H4000:2014 A8021P−O、JIS H4000:2014 A8079P−O)等軟質アルミニウム箔により形成することがより好ましい。
接着層34は、熱融着性樹脂層35を強固に接着するために、バリア層33と熱融着性樹脂層35との間に、必要に応じて設けられる層である。
熱融着性樹脂層35は、収容体100の最内層を形成する。熱融着性樹脂層35は、収容体100の周縁において、対向する熱融着性樹脂層と熱融着することによって、蓄電デバイス素子400を収容体100内に密封する。また、熱融着性樹脂が一定の膜厚以上でバリア層を覆う事で、電解液とバリア層金属との絶縁性を保つことができる。
図5は、弁装置200の平面図である。図5に示されるように、弁装置200は、弁機能部210と、シール取付け部220とを含んでいる。詳細については後述するが、シール取付け部220は、少なくともその一部が、包装材料110,120(図2)に挟まれて固定されている部分であり、ヒートシールされることで、シール取付け部220の外側の周面と包装材料110,120の最内層である熱融着性樹脂層35とが融着して接合された状態となっている。
図8は、図1のVIII−VIII断面図であり、弁装置200の取付け状態を説明するための図である。図8に示されるように、弁装置200の弁機能部210は、周縁接合部130の端縁よりも外側に位置している。一方、弁装置200のシール取付け部220の一部分は、周縁接合部130において、包装材料110の熱融着性樹脂層35と包装材料120の熱融着性樹脂層35との間に挟まれて、シール取付け部220の外側の周面と包装材料110,120の最内層である熱融着性樹脂層35とが融着して接合された状態となっている。なお、図8では、弁装置200が包装材料110、120の最内層である熱融着性樹脂層35と融着して接合された状態であることを説明するため、便宜的に、熱融着性樹脂層35を周縁接合部130付近のみ部分的に図示しているが、熱融着性樹脂層35は包装材料110,120の全面に備えられている。
図9は、蓄電デバイス10の製造手順を示すフローチャートである。たとえば、蓄電デバイス10は、製造装置によって製造される。
以上のように、本実施の形態1に従う蓄電デバイス10においては、弁装置200のシール取付け部220の少なくとも一部が周縁接合部130において熱融着性樹脂層35に挟まれており、弁装置200の弁機能部210が周縁接合部130において熱融着性樹脂層35に挟まれていない。したがって、蓄電デバイス10においては、対向する熱融着性樹脂層35の融着時にシール取付け部220と比較して弁機能部210に大きい圧力及び熱が加えられない。その結果、蓄電デバイス10によれば、対向する熱融着性樹脂層35の融着時に加えられる圧力及び熱に起因した弁機能部210内の弁機構の故障を抑制することができる。
本実施の形態2においては、上記実施の形態1と比較して、弁装置の構成が異なる。他の構成は、基本的に実施の形態1と同様である。ここでは、実施の形態1と異なる部分について説明する。
実施の形態3においては、上記実施の形態1と比較して、弁装置の構成が異なる。他の構成は、基本的に実施の形態1と同様である。ここでは、実施の形態1と異なる部分について説明する。
本実施の形態4においては、上記実施の形態1と比較して、弁装置の構成が異なる。他の構成は、基本的に実施の形態1と同様である。ここでは、実施の形態1と異なる部分について説明する。
本実施の形態5においては、上記実施の形態1と比較して、弁装置の構成が異なる。他の構成は、基本的に実施の形態1と同様である。ここでは、実施の形態1と異なる部分について説明する。
本実施の形態6においては、上記実施の形態1と比較して、弁装置の構成が異なる。他の構成は、基本的に実施の形態1と同様である。ここでは、実施の形態1と異なる部分について説明する。
本実施の形態7においては、上記実施の形態1と比較して、弁装置の構成が異なる。他の構成は、基本的に実施の形態1と同様である。ここでは、実施の形態1と異なる部分について説明する。
以上、実施の形態1〜7について説明したが、本開示は、上記実施の形態1〜7に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。以下、変形例について説明する。但し、以下の変形例は適宜組合せ可能である。
上記実施の形態1〜7において、シール取付け部(シール取付け部220等)の断面は、円形をベースにした形状を有していた。しかしながら、シール取付け部の断面形状は、これに限定されない。たとえば、シール取付け部の断面形状は、多角形をベースにした形状を有してもよい。
上記実施の形態1〜7において、包装材料110のフランジ部114は、フラットな状態であった。しかしながら、フランジ部114の形状は、これに限定されない。たとえば、フランジ部114には、弁装置200のシール取付け部220を配置するための弁装置配置部が予め成形されていてもよい。
上記実施の形態1〜7においては、シール取付け部(たとえば、シール取付け部220)の一部だけが周縁接合部130において熱融着性樹脂層35に挟まれていた。しかしながら、シール取付け部の取付け状態は、これに限定されない。たとえば、シール取付け部の全体が周縁接合部130において熱融着性樹脂層35に挟まれてもよい。このような場合であっても、シール取付け部(たとえば、シール取付け部220)の弁機能部(たとえば、弁機能部210)とは反対側の端部の平面視における角にはRが形成されているため、該端部が熱融着性樹脂層35を傷つけ、熱融着性樹脂層35の絶縁性を低下させる可能性は低い。
上記実施の形態1〜7においては、弁装置(たとえば、弁装置200)において、弁機能部(たとえば、弁機能部210)とシール取付け部(たとえば、シール取付け部220)との境界に段差が形成されていた。しかしながら、弁機能部とシール取付け部との境界には、必ずしも段差が形成されていなくてもよい。たとえば、弁機能部の断面の直径とシール取付け部の断面の直径とが同一であり、弁機能部とシール取付け部とがフラットに繋がっていてもよい。
上記実施の形態1〜7において、シール取付け部(シール取付け部220等)内に形成された通気路(たとえば、通気路A1)の断面は、円形をベースにした形状を有していた。しかしながら、通気路の断面形状は、これに限定されない。たとえば、通気路の断面形状は、多角形をベースにした形状であってもよい。
上記実施の形態1〜7において、シール取付け部(たとえば、シール取付け部220)の弁機能部(たとえば、弁機能部210)と反対側の端部の角にはRが形成されていた。しかしながら、該角には必ずしもRが形成されていなくてもよい。
上記実施の形態1〜7において、弁装置(たとえば、弁装置200)は、いわゆる逆止弁である。
再び図1を参照して、上記実施の形態1〜7においては、タブ300が収容体100の矢印LR方向の両端部に設けられ、弁装置(たとえば、弁装置200)が収容体100の矢印F方向の端部に設けられていた。しかしながら、弁装置200及びタブ300の位置関係は、これに限定されない。たとえば、両方のタブ300が収容体100の周縁の同一の辺に配置され、弁装置が2つのタブ300の間に配置されてもよいし、両方のタブ300が収容体100の周縁の同一の辺に配置され、タブ300が配置された辺以外の三辺のいずれかの一辺に弁装置が配置されてもよい。
上記実施の形態1〜7において、収容体100は、エンボス成形等によって成形された包装材料110と、包装材料110とは別体の包装材料120とを含んでいた。しかしながら、収容体100は、必ずしもこのような構成でなくてもよい。
上記実施の形態1〜7において、弁機能部(たとえば、弁機能部210)の筐体とシール取付け部(たとえば、シール取付け部220)の筐体とは同一の材料(樹脂)で形成されていた。しかしながら、弁機能部の筐体とシール取付け部の筐体とは、必ずしも同一の材料で形成されている必要はない。たとえば、弁機能部の筐体とシール取付け部の筐体とが異なる材料で構成され、弁機能部の材質の融点がシール取付け部の材質の融点よりも高くてもよい。たとえば、弁機能部がポリプロピレン(PP)で構成され、シール取付け部がPPより融点が高い樹脂(たとえば、フッ素系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル樹脂)や金属で構成されてもよい。シール取付け部に用いる樹脂としては、バリアが高いフッ素樹脂が好ましい。
上記実施の形態1〜7においては、弁装置200の筐体が樹脂製であるとし、シール取付け部220が熱融着性樹脂層35に直接挟まれていた。しかしながら、弁装置200の筐体は必ずしも樹脂製である必要はなく、たとえば、金属(たとえば、アルミニウム、ステンレス鋼)製であってもよい。この場合には、シール取付け部220と熱融着性樹脂層35との間に接着性保護フィルムが配置されてもよい。接着性保護フィルムは、一方の面が少なくとも樹脂に接着するように構成されており、他方の面が少なくとも金属に接着するように構成されている。接着性保護フィルムとしては、公知の種々の接着性保護フィルムを採用することができ、たとえば、タブフィルム310と同じ接着性保護フィルムを使用することも可能である。
上記実施の形態1〜7において、シール取付け部(たとえば、シール取付け部220)の外周側(シール取付け部の弁機能部(たとえば、弁機能部210)側とは反対側の端部の角)にはRが形成されていたが、シール取付け部の内周側(通気路(たとえば、通気路A1)の縁部)にはRが形成されていなかった。しかしながら、シール取付け部の内周側にRが形成されてもよい。シール取付け部の内周側にRが形成されることによって、シール取付け部の内周側の角が削れてゴミ(たとえば、樹脂、金属等)が収容体100内に落下する可能性を低減することができる。
再び図21を参照して、上記実施の形態7においては、弁機能部210F及びシール取付け部220Fの両方の外表面において平面が形成された。しかしながら、必ずしも弁機能部210F及びシール取付け部220Fの両方の外表面において平面が形成される必要はない。弁機能部210F及びシール取付け部220Fの少なくとも一方の外表面に平面が形成されていればよい。
また、上記実施の形態1〜7の蓄電デバイス10は、二次電池ではあるが、電気を出力するものとの概念で定義するものであるから、たとえば、キャパシタ、電気二重層コンデンサ(EDLC)、リチウムイオンキャパシタ等の蓄電デバイスも包含するものであり、さらに、二次電池の種類についても特に限定されず、たとえば、リチウムイオン電池、リチウムイオンポリマー電池、鉛蓄電池、ニッケル・水素電池、ニッケル・カドミウム電池、ニッケル・鉄蓄電デバイス、ニッケル・亜鉛蓄電池、酸化銀・亜鉛蓄電池、金属空気電池、多価カチオン電池、全固体電池等が挙げられる。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。実施例1においては、直径4mmのボール214をフッ素ゴム(硬度90)ボールにより構成し、開口部の直径が3mmの弁座212をペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)で表面コートされたステンレス鋼(SUS304)により構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、ステンレス鋼(SUS304)により構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて高精度に作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。実施例2においては、直径4mmのボール214をフッ素ゴム(硬度90)ボールにより構成し、開口部の直径が3mmの弁座212をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)により構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。実施例1と同じく、弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)により構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて高精度に作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。実施例3においては、直径1.5mmのボール214をステンレス鋼(SUS304)ボールにより構成し、開口部の直径が1mmの弁座212をステンレス鋼(SUS304)により構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、ステンレス鋼(SUS304)により構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて高精度に作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。実施例3で作製した弁装置については、弁装置の二次側から一次側へのヘリウムリーク量を5.0×10-11Pa・m3/secから1.5×10-10Pa・m3/sec程度の範囲に設定するため、従来の逆止弁では行われていない高水準にて、弁機構の弁座とボールとが接する部分の形状を極めて精度高く設計・加工した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。実施例4においては、直径1.5mmのボール214をフッ素ゴム(硬度50)ボールにより構成し、開口部の直径が1mmの弁座212をステンレス鋼(SUS304)により構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、ステンレス鋼(SUS304)により構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて高精度に作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。実施例4で作製した弁装置については、弁装置の二次側から一次側へのヘリウムリーク量を5.0×10-11Pa・m3/secから1.5×10-10Pa・m3/sec程度の範囲に設定するため、従来の逆止弁では行われていない高水準にて、弁機構の弁座とボールとが接する部分の形状を極めて精度高く設計・加工した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。実施例5においては、直径2mmのボール214をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)ボールにより構成し、開口部の直径が1.5mmの弁座212をフッ素ゴムにより構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、フッ素ゴムにより構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて高精度に作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.09MPaに設計した。実施例5で作製した弁装置については、弁装置の二次側から一次側へのヘリウムリーク量を5.0×10-11Pa・m3/secから1.5×10-10Pa・m3/sec程度の範囲に設定するため、従来の逆止弁では行われていない高水準にて、弁機構の弁座とボールとが接する部分の形状を極めて精度高く設計・加工した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。実施例6においては、直径1.5mmのボール214をステンレス鋼(SUS304)ボールにより構成し、開口部の直径が1mmの弁座212をステンレス鋼(SUS304)により構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、ステンレス鋼(SUS304)により構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて高精度に作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.05MPaに設計した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。実施例7においては、直径1.5mmのボール214をステンレス鋼(SUS304)ボールにより構成し、開口部の直径が1mmの弁座212をステンレス鋼(SUS304)により構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、ステンレス鋼(SUS304)により構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて高精度に作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。実施例7で作製した弁装置については、弁装置の二次側から一次側へのヘリウムリーク量を5.0×10-11Pa・m3/secから1.5×10-10Pa・m3/sec程度の範囲に設定するため、従来の逆止弁では行われていない高水準にて、弁機構の弁座とボールとが接する部分の形状を極めて精度高く設計・加工した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。実施例8においては、直径4mmのボール214をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)ボールにより構成し、開口部の直径が3mmの弁座212をフッ素ゴムにより構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、フッ素ゴムにより構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて高精度に作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。実施例9においては、直径4mmのボール214をフッ素ゴム(硬度70)ボールにより構成し、開口部の直径が3mmの弁座212をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)により構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。実施例1と同じく、弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)により構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて高精度に作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。実施例10においては、直径4mmのボール214をフッ素ゴム(硬度50)ボールにより構成し、開口部の直径が3mmの弁座212をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)により構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。実施例1と同じく、弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)により構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて高精度に作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。比較例1においては、ボール214の代わりに、底面の直径が1.5mmの円錐形状の部材(ステンレス鋼(SUS304)により構成)を用い、開口部の直径が1mmの弁座212をステンレス鋼(SUS304)により構成し、円錐形状の部材で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。実施例1と同じく、弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、ステンレス鋼(SUS304)により構成された弁機能部210の筐体部分の円錐形状の部材と触れる部分が弁座212を構成している。なお、円錐形状の部材及び弁座212は、切削加工にて一般的な高精度で作製し、弁座212の円錐形状の部材と触れる箇所は、円錐形状の部材の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。比較例2においては、直径4mmのボール214をステンレス鋼(SUS304)ボールにより構成し、開口部の直径が3mmの弁座212をステンレス鋼(SUS304)により構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。実施例1と同じく、弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、ステンレス鋼(SUS304)により構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて一般的な精度で作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。比較例3においては、直径4mmのボール214をアルミニウム合金ボールにより構成し、開口部の直径が3mmの弁座212をアルミニウム合金により構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。実施例1と同じく、弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、アルミニウム合金により構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて一般的な精度で作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。比較例4においては、ボール214の代わりに、底面の直径が1.5mmの円錐形状の部材(アルミニウム合金により構成)を用い、開口部の直径が1mmの弁座212をアルミニウム合金により構成し、円錐形状の部材で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。実施例1と同じく、弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、アルミニウム合金により構成された弁機能部210の筐体部分の円錐形状の部材と触れる部分が弁座212を構成している。なお、円錐形状の部材及び弁座212は、切削加工にて高精度に作製し、弁座212の円錐形状の部材と触れる箇所は、円錐形状の部材の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。比較例5においては、直径4mmのボール214をフッ素ゴム(硬度90)ボールにより構成し、開口部の直径が3mmの弁座212をアルミニウム合金により構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。実施例1と同じく、弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、アルミニウム合金により構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて一般的な精度で作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。
図30の模式図に示すような断面構造を有する弁装置を作製した。比較例6においては、直径4mmのボール214をフッ素ゴム(硬度90)ボールにより構成し、開口部の直径が3mmの弁座212をステンレス鋼(SUS304)により構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。実施例1と同じく、弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、ステンレス鋼(SUS304)により構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて一般的な精度で作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。
図30に示される断面構造を有する弁装置を作製した。参考例1においては、直径1.5mmのボール214をフッ素ゴム(硬度50)ボールにより構成し、開口部の直径が1mmの弁座212をフッ素ゴム(硬度90)により構成し、ボール214で弁座212の開口部が密閉されるように設計した。実施例1と同じく、弁機能部210の筐体部分と弁座212とは一体であり、ステンレス鋼(SUS304)により構成された弁機能部210の筐体部分のボール214と触れる部分が弁座212を構成している。なお、ボール214及び弁座212は、切削加工にて高精度に作製し、弁座212のボール214と触れる箇所は、ボール214の表面形状に沿うよう加工した。弁装置が開放される一次側と二次側の差圧は、0.1MPaに設計した。なお、参考例1で作製した弁装置については、弁装置の二次側から一次側へのヘリウムリーク量を5.0×10-11Pa・m3/secを下回るまで低下させるために、従来の逆止弁では行われていない高水準にて、弁機構の弁座とボールとが接する部分の形状を極めて精度高く設計・加工した。
JIS Z2331:2006「ヘリウム漏れ試験方法」の「真空吹付け法(スプレー法)」に規定された方法に準拠して、実施例1〜10、比較例1〜6、及び参考例1で作製した弁装置の二次側から一次側へのヘリウムリーク量を測定した。具体的には、試験装置として、Vacuum Instrument CorporationのMS−50ヘリウムリークディテクターを用いた。また、弁装置のガス弁をリークテスト用治具(ガス弁が塞がっているダミー弁装置を入れた場合には、ヘリウムリークが無い事を確認した治具)に設置して、テストポートを介してヘリウムリークディテクターに設置した。治具とヘリウムリークディテクター間でも、ヘリウムリークがないことを確認した。その後、弁装置の一次側から13Paに真空引きし、弁装置の二次側から99.99%のヘリウムガスをスプレーし、測定を開始した。スプレーは1〜2秒間、待機時間は2〜4秒間として、評価結果を記録した。なお、念の為、JIS Z2331:2006「ヘリウム漏れ試験方法」の「真空外覆法(真空フード法)」に規定された方法に準拠して、同じ弁装置について、容積50mlのフードを被せて20秒間待機させたが、測定結果は同様であった。測定環境温度は、いずれも25℃である。
実施例1〜10、比較例1〜6、及び参考例1で作製した弁装置を、10日間60℃環境で保管した後に、室温(25℃)環境に戻し、金属で作製した測定用治具に設置し、治具の一次側には小型圧力計を介して圧縮空気ボンベ、二次側にはゴムチューブを設置し、ゴムチューブの先は水槽に設置した。なお、10日間60℃環境で保管することによって、弁装置が長期間開放されずに蓄電デバイスが使用された環境を再現した。弁装置が長期間開放されずに蓄電デバイスが使用されると、内圧が設計値まで上昇した場合にも、弁装置が適切に開放されなくなる不具合が生じやすい。このとき、治具や接点からの漏れがないことを予め確認した。一次側の空気ボンベから徐々に空気を弁装置に送り込み、水槽のゴムチューブから気泡が発生し始める圧力を圧力計で読み取り、その値が設定値±20%以内であれば評価A(開封圧が好適に保持される)とし、±20%を超えている場合には、評価C(開封圧が好適に保持されない)と評価した。結果を表1に示す。
(包装材料の作製)
基材層としてポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)/接着剤層(2液硬化型ウレタン接着剤(ポリオール化合物と芳香族イソシアネート化合物)、厚さ3μm)/二軸延伸ナイロンフィルム(厚さ15μm)が順に積層された積層フィルムを用意した。次に、基材層の二軸延伸ナイロンフィルム(厚さ15μm)の上に、両面に耐酸性皮膜を形成したアルミニウム箔(JIS H4160:1994 A8021H−O、厚さ40μm)からなるバリア層をドライラミネート法により積層させた。具体的には、両面に耐酸性皮膜を形成したアルミニウム箔の一方面に、2液硬化型ウレタン接着剤(ポリオール化合物と芳香族イソシアネート化合物)を塗布し、アルミニウム箔上に接着剤層(硬化後の厚み3μm)を形成した。次いで、アルミニウム箔上の接着剤層と二軸延伸ナイロンフィルムを積層した後、エージング処理を実施することにより、基材層/接着剤層/バリア層の積層体を作製した。次に、得られた積層体のバリア層の上に、接着層としての無水マレイン酸変性ポリプロピレン(厚さ40μm)と、熱融着性樹脂層としてのポリプロピレン(厚さ40μm)とを共押出しすることにより、バリア層上に接着層/熱融着性樹脂層を積層させた。次に、得られた積層体をエージングし、加熱することにより、ポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)/接着剤層(3μm)/二軸延伸ナイロンフィルム(15μm)/接着剤層(3μm)/バリア層(40μm)/接着層(40μm)/熱融着性樹脂層(40μm)がこの順に積層された蓄電デバイス用包装材料を得た。
前記で得られた各蓄電デバイス用包装材料を長さ120mm×幅120mmの短冊片に切り出した。次に、この包装材料を幅方向が60mmになるように折り曲げ、片方の短辺にガス弁をシール幅7mmで、200℃、5秒間、0.5MPaの圧力で取り付けた。ガス弁のシール箇所には予め熱溶着フィルム((PPa(44μm)/PEN(12μm)/PPa(44μm))をシール箇所に横断させるように上下に設置したものを用いた。次に長辺をシール幅7mm、190℃、3秒間、1MPaの条件でヒートシールし、封止していない短辺から内部に電解液溶媒(エチレンカーボネート:ジエチルカーボネート:ジメチルカーボネート=1:1:1(容積比))3gを封入して、短辺をシール幅7mmでシールした。本サンプルを65℃90%RHの恒温層にて保管後、袋を開封し、中の電解液を取り出してカールフィッシャーにて水分含有量を測定した。1ヶ月後の水分含有量の増加量に基づいて、外部からの水分の侵入抑制効果を以下の基準により評価した。結果を表1に示す。
A:100ppm未満
B:100〜300ppm
C:300ppm超
項1. 蓄電デバイス素子と、前記蓄電デバイス素子を内部に収容する収容体とを備える蓄電デバイスの前記収容体に取り付けられる蓄電デバイス用弁装置であって、
前記弁装置は、前記収容体の内部において発生したガスに起因して前記収容体の内部の圧力が上昇した場合に該圧力を低下させるように構成されており、
前記弁装置は、25℃環境において、JIS Z2331:2006「ヘリウム漏れ試験方法」の「真空吹付け法(スプレー法)」に規定された方法に準拠して測定される、前記弁装置の二次側から一次側へのヘリウムリーク量が5.0×10-11Pa・m3/sec以上、5.0×10-6Pa・m3/sec以下である、蓄電デバイス用弁装置。
項2. 前記収容体が、少なくとも、基材層、バリア層及び熱融着性樹脂層をこの順に有する積層体によって構成されている、項1に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項3. 前記弁装置の一次側と二次側の差圧が0.05〜1MPaの範囲内で、前記弁装置が開放されるように設定されている、項1または項2に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項4. 前記弁装置は、前記収容体の内部において発生したガスに起因して前記収容体の内部の圧力が上昇した場合に該圧力を低下させる弁機構が内部に形成された第1部分と、
前記収容体の内部において発生したガスを前記弁機構へ誘導する通気路が内部に形成された第2部分とを含む、項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項5. 前記蓄電デバイスの厚み方向において、前記第1部分の長さは前記第2部分の長さよりも長く、
前記第1部分と前記第2部分との境界には段差が形成されている、項4に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項6. 前記蓄電デバイスの幅方向における前記第2部分の長さは、前記蓄電デバイスの厚み方向における前記第2部分の長さよりも長い、項4又は5に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項7. 前記第2部分は、前記収容体の幅方向の端部に近づくほど薄く形成された翼状延端部を有する、項4〜6のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項8. 前記通気路の断面形状は円形である、項4〜7のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項9. 前記収容体の幅方向における前記通気路の断面の長さは、前記蓄電デバイスの厚み方向における前記通気路の断面の長さよりも長い、項4〜8のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項10. 前記第2部分は、前記通気路内に形成されたピラーを有する、項4〜9のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項11. 前記第2部分の外表面はナシ地である、項4〜10のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項12. 前記第2部分の外表面には、周方向に延びる凸条部が少なくとも1つ形成されている、項4〜11のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項13. 前記第2部分において、前記第1部分側とは反対側の端部の平面視における角が丸みを帯びている、項4〜12のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項14. 前記通気路の中心線を法線とする前記第2部分の断面の外形が多角形であり、
前記多角形の角が丸みを帯びている、項4〜13のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項15. 前記第1部分及び前記第2部分の各々は異なる材料で構成されており、
前記第1部分の材料の融点は、前記第2部分の材料の融点よりも高い、項4〜14のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項16. 前記第1部分及び前記第2部分の少なくとも一方の外表面の少なくとも一部に平面が形成されている、項4〜15のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
項17. 蓄電デバイス素子と、
前記蓄電デバイス素子を内部に収容する収容体と、
前記収容体の内部と連通する弁装置とを備え、
前記弁装置は、前記収容体の内部において発生したガスに起因して前記収容体の内部の圧力が上昇した場合に該圧力を低下させるように構成されており、
前記弁装置は、25℃環境において、JIS Z2331:2006「ヘリウム漏れ試験方法」の「真空吹付け法(スプレー法)」に規定された方法に準拠して測定される、前記弁装置の二次側から一次側へのヘリウムリーク量が5.0×10-11Pa・m3/sec以上、5.0×10-6Pa・m3/sec以下である、蓄電デバイス。
Claims (17)
- 蓄電デバイス素子と、前記蓄電デバイス素子を内部に収容する収容体とを備える蓄電デバイスの前記収容体に取り付けられる蓄電デバイス用弁装置であって、
前記弁装置は、前記収容体の内部において発生したガスに起因して前記収容体の内部の圧力が上昇した場合に該圧力を低下させるように構成されており、
前記弁装置は、25℃環境において、JIS Z2331:2006「ヘリウム漏れ試験方法」の「真空吹付け法(スプレー法)」に規定された方法に準拠して測定される、前記弁装置の二次側から一次側へのヘリウムリーク量が5.0×10-11Pa・m3/sec以上、5.0×10-6Pa・m3/sec以下である、蓄電デバイス用弁装置。 - 前記収容体が、少なくとも、基材層、バリア層及び熱融着性樹脂層をこの順に有する積層体によって構成されている、請求項1に記載の蓄電デバイス用弁装置。
- 前記弁装置の一次側と二次側の差圧が0.05〜1MPaの範囲内で、前記弁装置が開放されるように設定されている、請求項1または請求項2に記載の蓄電デバイス用弁装置。
- 前記弁装置は、前記収容体の内部において発生したガスに起因して前記収容体の内部の圧力が上昇した場合に該圧力を低下させる弁機構が内部に形成された第1部分と、
前記収容体の内部において発生したガスを前記弁機構へ誘導する通気路が内部に形成された第2部分とを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。 - 前記蓄電デバイスの厚み方向において、前記第1部分の長さは前記第2部分の長さよりも長く、
前記第1部分と前記第2部分との境界には段差が形成されている、請求項4に記載の蓄電デバイス用弁装置。 - 前記蓄電デバイスの幅方向における前記第2部分の長さは、前記蓄電デバイスの厚み方向における前記第2部分の長さよりも長い、請求項4又は5に記載の蓄電デバイス用弁装置。
- 前記第2部分は、前記収容体の幅方向の端部に近づくほど薄く形成された翼状延端部を有する、請求項4〜6のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
- 前記通気路の断面形状は円形である、請求項4〜7のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
- 前記収容体の幅方向における前記通気路の断面の長さは、前記蓄電デバイスの厚み方向における前記通気路の断面の長さよりも長い、請求項4〜8のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
- 前記第2部分は、前記通気路内に形成されたピラーを有する、請求項4〜9のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
- 前記第2部分の外表面はナシ地である、請求項4〜10のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
- 前記第2部分の外表面には、周方向に延びる凸条部が少なくとも1つ形成されている、請求項4〜11のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
- 前記第2部分において、前記第1部分側とは反対側の端部の平面視における角が丸みを帯びている、請求項4〜12のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
- 前記通気路の中心線を法線とする前記第2部分の断面の外形が多角形であり、
前記多角形の角が丸みを帯びている、請求項4〜13のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。 - 前記第1部分及び前記第2部分の各々は異なる材料で構成されており、
前記第1部分の材料の融点は、前記第2部分の材料の融点よりも高い、請求項4〜14のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。 - 前記第1部分及び前記第2部分の少なくとも一方の外表面の少なくとも一部に平面が形成されている、請求項4〜15のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用弁装置。
- 蓄電デバイス素子と、
前記蓄電デバイス素子を内部に収容する収容体と、
前記収容体の内部と連通する弁装置とを備え、
前記弁装置は、前記収容体の内部において発生したガスに起因して前記収容体の内部の圧力が上昇した場合に該圧力を低下させるように構成されており、
前記弁装置は、25℃環境において、JIS Z2331:2006「ヘリウム漏れ試験方法」の「真空吹付け法(スプレー法)」に規定された方法に準拠して測定される、前記弁装置の二次側から一次側へのヘリウムリーク量が5.0×10-11Pa・m3/sec以上、5.0×10-6Pa・m3/sec以下である、蓄電デバイス。
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