JP2019173563A - ウォータジャケットスペーサ - Google Patents

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JP2019173563A
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雅敏 日吉
Masatoshi Hiyoshi
雅敏 日吉
康二 小笠原
Koji Ogasawara
康二 小笠原
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【課題】冷却性能の向上が可能なウォータジャケットスペーサを提供することを課題とする。【解決手段】ウォータジャケットに配置されるウォータジャケットスペーサであって、シリンダブロックは、順に整列した第1気筒、第2気筒および第3気筒を有し、前記ウォータジャケットスペーサは、前記ウォータジャケット内の供給口とは反対側に配置され、第1段部と、シリンダヘッド側に位置する第2段部と、を具備し、前記第1段部は前記第1気筒、前記第2気筒および前記第3気筒に対向し、前記第2段部は前記第1気筒および前記第2気筒に対向し、前記第1段部の前記第1気筒側の端部は、前記第1気筒側から前記第2気筒側にかけて前記シリンダヘッド側に向かう第1斜面を有し、前記第2段部の前記第1気筒側の端部は、前記第1気筒側から前記第2気筒側にかけて前記シリンダヘッド側に向かう第2斜面を有するウォータジャケットスペーサ。【選択図】図2

Description

本発明はウォータジャケットスペーサに関する。
内燃機関の冷却のため、シリンダブロックには冷却水の流通するウォータジャケットが設けられている。ウォータジャケット内にはウォータジャケットスペーサを配置し、冷却水の流通方向および流量などを調節する。特許文献1には、上方に突出する突出片を有するウォータジャケットスペーサを3気筒エンジンに配置する技術が記載されている。
特開2011−021508号公報
しかし冷却水の流れが突出片により阻害され、冷却水が中央の気筒に届きにくくなり、特に気筒の上端側に冷却水が流れにくい。このため中央の気筒の温度が上昇しやすい。そこで、冷却性能の向上が可能なウォータジャケットスペーサを提供することを目的とする。
上記目的は、シリンダヘッドが上に取り付けられるシリンダブロックのウォータジャケットに配置されるウォータジャケットスペーサであって、前記シリンダブロックは、順に整列した第1気筒、第2気筒および第3気筒を有し、冷却水は、前記ウォータジャケットに設けられた供給口から前記供給口とは反対側に向けて、前記第1気筒および前記第3気筒を回り込むように流れ、前記ウォータジャケットスペーサは、前記ウォータジャケット内の前記供給口とは反対側に配置され、第1段部と、前記第1段部よりも前記シリンダヘッド側に位置する第2段部と、を具備し、前記第1段部は前記第1気筒、前記第2気筒および前記第3気筒に対向し、前記第2段部は前記第1気筒および前記第2気筒に対向し、前記第1段部の前記第1気筒側の端部は、前記第1気筒側から前記第2気筒側にかけて前記シリンダヘッド側に向かう第1斜面を有し、前記第2段部の前記第1気筒側の端部は、前記第1気筒側から前記第2気筒側にかけて前記シリンダヘッド側に向かう第2斜面を有するウォータジャケットスペーサによって達成できる。
冷却性能の向上が可能なウォータジャケットスペーサを提供できる。
図1(a)は内燃機関を例示する正面図であり、図1(b)はシリンダブロックを例示する平面図である。 図2はウォータジャケットスペーサを例示する正面図である。
(実施形態)
以下、図面を参照して本実施形態のウォータジャケットスペーサについて説明する。図1(a)は内燃機関10を例示する正面図である。図1(a)に示すように、内燃機関10はシリンダヘッド11およびシリンダブロック12を備える3気筒エンジンである。シリンダヘッド11およびシリンダブロック12は例えばアルミニウム合金などの金属で形成されている。シリンダヘッド11はシリンダブロック12の上側に装着される。
なお、X方向は気筒14a〜14cが整列する方向であり、+X側がFr側、−X側はRr側である。Z方向は気筒が延伸する方向であり、シリンダブロック12の+Z側にシリンダヘッド11が取り付けられる。Y方向は例えばX方向およびZ方向に直交し、+Y側がEx側、−Y側はIn側である。
(シリンダブロック12)
図1(b)はシリンダブロック12を例示する平面図である。図1(a)および図1(b)に示すように、シリンダブロック12はX軸方向において一列に並ぶ3つの気筒14a〜14cを有する。図1(b)に示すように、シリンダブロック12には、気筒14a〜14cを囲むウォータジャケット18、および供給口16が形成されている。シリンダブロック12のボア間にボルト穴13が設けられ、ボルト穴13が設けられている部分ではウォータジャケット18は湾曲している。冷却水は供給口16からウォータジャケット18に供給され、ウォータジャケット18内を流れ、内燃機関10を冷却する。冷却水はW1およびW2の二手に分かれる。冷却水W1は−X側から+Y側に回り込み、冷却水W2は+X側から+Y側に回り込む。ウォータジャケット18の内部にはウォータジャケットスペーサ20が収納される。
(ウォータジャケットスペーサ)
図1(b)に示すように、ウォータジャケットスペーサ20は気筒14a〜14cの+Y側に配置され、−Y側には配置されない。ウォータジャケットスペーサ20は例えば樹脂などで形成され、気筒14a〜14cに沿って湾曲する。ウォータジャケットスペーサ20とウォータジャケット18の内壁との間は離間しており、これらの隙間に冷却水が流れる。
図2はウォータジャケットスペーサ20を例示する正面図であり、−Y側から見た様子を図示している。ウォータジャケットスペーサ20はX方向に沿って3つの領域20a〜20cを有し、それぞれ気筒14a〜14cに対向する。またウォータジャケットスペーサ20はZ方向において段差を有し、−Z側を第1段部22、+Z側を第2段部24とする。第2段部24は第1段部22に比べてシリンダヘッド11に近い。第1段部22は領域20a〜20cにわたって延伸し、図1(b)の気筒14a〜14cに対向する。第2段部24は領域20aおよび20bに形成され、領域20cには形成されない。したがって第2段部24は気筒14aおよび14bに対向し、気筒14cには対向しない。
第1段部22の−X側端部には斜面26が形成され、+X側端部には斜面30(第1斜面)が形成されている。第2段部24の−X側端部には壁面28が形成され、+X側端部には斜面32(第2斜面)が形成されている。斜面26は、気筒14c側から気筒14a側にかけて(−X側から+X側にかけて)、+Z側に向かう。壁面28は傾斜せず、+Z方向に立ち上がった面である。斜面30および32は、気筒14a側から気筒14c側にかけて(+X側から−X側にかけて)、+Z側に向かう。
図1(b)および図2に示す冷却水W1およびW2が、第1段部22の形成する流路を流れることで、シリンダブロック12の−Z側が冷却される。冷却水W1およびW2が、第2段部24の形成する流路を流れることで、シリンダブロック12の+Z側が冷却される。
冷却水W1の一部は、斜面26により+Z側に誘導され、第2段部24付近にも流れる。冷却水W2の一部は斜面30により+Z側に誘導される。第2段部24に斜面32が設けられているため、冷却水W2は第2段部24の上端付近に向けて流れやすい。したがって、気筒の上端付近への冷却水の流量が多くなり、中央の気筒14bの上端側にも冷却水が届きやすくなる。したがって気筒14bの冷却が効果的に行われる。
以上のように、本実施形態によれば、第1段部22の気筒14a側の端部に斜面30が設けられ、第2段部24の気筒14a側の端部に斜面32が設けられている。第1段部22の斜面30により、冷却水W2の一部は第2段部24側に導かれ、かつ斜面32があるため冷却水W2の流れは阻害されにくい。このため冷却水W2が気筒14bに到達しやすくなる。冷却水の流量が多くなることで、中央の気筒14bが効果的に冷却され、冷却性能が向上する。これにより、ノッキングの抑制、燃費の改善および出力の向上が可能となる。
第2段部24を設けることで、冷却水が−Z側に落下しにくくなり、冷却水の流速も向上する。このため気筒14a〜14cの+Z側における冷却水の流量が多くなり、気筒14a〜14cの上部を冷却することができる。しかし冷却水がウォータジャケットスペーサ20に衝突することで圧力損失が大きくなる。例えば第2段部24の+X側の端部が壁面28と同様に垂直に立ち上がる壁面である場合、冷却水W2が壁面に衝突し、流れが阻害されてしまう。本実施形態では、第2段部24の+X側端部は斜面32が形成され、左上部分に切り欠きを設けた形状である。したがって圧力損失が低減され、領域20a〜20cの上部における流量が多くなる。このため気筒14a〜14cの上部が効果的に冷却される。
冷却水W1は斜面26により上部に導入される。領域20cには第2段部24が設けられておらず、領域20cは大きく切り欠かれた形状を有する。このため、冷却水W1の圧力損失は低減され、流量が増加する。
ウォータジャケット18の−X側は+X側よりも広いため冷却水W1の流量は冷却水W2よりも多くなる。−X側を流れる冷却水W1は斜面26により上側に導かれ、かつ領域20cにおける圧力損失は小さい。+X側を流れる冷却水W2は、斜面30および32により上側に導かれ、斜面32が設けられているため圧力損失も低減される。これにより冷却水W1およびW2の流量を調整し、流量のバランスを改善することができる。
斜面26、30および32の傾斜角度は任意に定めることができる。内燃機関10は3気筒エンジン以外に、4つ以上の気筒を有するエンジンであればよい。複数の気筒が1列に整列し、その周囲をウォータジャケット18が囲む構成に本実施形態のウォータジャケットスペーサ20を用いることができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 内燃機関
11 シリンダヘッド
12 シリンダブロック
13 穴
14a、14b、14c 気筒
16 供給口
18 ウォータジャケット
20 ウォータジャケットスペーサ
20a、20b、20c 領域
22 第1段部
24 第2段部
26、30、32 斜面
28 壁面

Claims (1)

  1. シリンダヘッドが上に取り付けられるシリンダブロックのウォータジャケットに配置されるウォータジャケットスペーサであって、
    前記シリンダブロックは、順に整列した第1気筒、第2気筒および第3気筒を有し、
    冷却水は、前記ウォータジャケットに設けられた供給口から前記供給口とは反対側に向けて、前記第1気筒および前記第3気筒を回り込むように流れ、
    前記ウォータジャケットスペーサは、前記ウォータジャケット内の前記供給口とは反対側に配置され、
    第1段部と、
    前記第1段部よりも前記シリンダヘッド側に位置する第2段部と、を具備し、
    前記第1段部は前記第1気筒、前記第2気筒および前記第3気筒に対向し、
    前記第2段部は前記第1気筒および前記第2気筒に対向し、
    前記第1段部の前記第1気筒側の端部は、前記第1気筒側から前記第2気筒側にかけて前記シリンダヘッド側に向かう第1斜面を有し、
    前記第2段部の前記第1気筒側の端部は、前記第1気筒側から前記第2気筒側にかけて前記シリンダヘッド側に向かう第2斜面を有するウォータジャケットスペーサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR3122704A1 (fr) 2021-05-04 2022-11-11 Renault S.A.S Agencement de noyau d’eau de carter-cylindres de moteur thermique de véhicule automobile.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR3122704A1 (fr) 2021-05-04 2022-11-11 Renault S.A.S Agencement de noyau d’eau de carter-cylindres de moteur thermique de véhicule automobile.

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