JP2019173340A - 歯車式伸縮機構及びこれを用いた土木建築用器具 - Google Patents

歯車式伸縮機構及びこれを用いた土木建築用器具 Download PDF

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Abstract

【課題】作業労力及び作業時間を低減させることが可能な、汎用性のある歯車式伸縮機構及びこれを用いた土木機械用器具を提供する。【解決手段】歯車式伸縮機構1は、正逆自在に回転する駆動歯車11、駆動歯車11に噛み合う従動歯車12が設けられた回転胴体13、第1雌ねじ孔131に噛み合う第1ロッド14、第2雌ねじ孔132に噛み合う第2ロッド15、及び、第1ロッド14が挿通され第1ロッド14の回転を規制する第1開口端部162と第2ロッド15が挿通され第2ロッド15の回転を規制する第2開口端部163とを備えるケース体16とを有する。駆動歯車11の回転方向に対応して伸縮する第1及び第2ロッド14、15の先端部144、145にフック、アイボルト、クランプ等を着脱自在に装着することができる。【選択図】図1

Description

本発明は歯車式伸縮機構及びこれを用いた土木建築用器具に関し、様々な器具や機械に適用可能な歯車式伸縮機構、及び、当該歯車式伸縮機構を用いたターンバックルや足場繋ぎ用金具等の土木建築用器具に関する。
建築物の筋交い等に用いる建築用ターンバックルには、端部にねじ孔が穿設されたターンバックル胴と、当該ねじ孔に螺合するターンバックルボルトとにより構成されるものがある。ターンバックルボルトのそれぞれにはワイヤー等が連結されており、ターンバックル胴を回転させることによりワイヤー等を引き締める(例えば、特許文献1)。
建物躯体に足場を組み付ける際に用いられる足場繋ぎ用金具には、鋼管等からなる主材と、当該主材の一端に設けられるアイボルト等の取付金具と、当該主材の他端に設けられるクランプ等のつかみ金具とにより構成されるものがある。建物躯体に対して取付金具をねじ込む等して固定した後、足場を構成する単管パイプを、つかみ金具で把持することにより、建物躯体に対して足場を組み付ける。
コンクリート工事の支保工に用いるパイプサポートには、地面に載置される台板と、当該台板に立設される腰管と、所定の間隔でピン穴が穿設された差し込み管と、腰管と差し込み管とを連結する支持ピンと、調節ねじとにより構成されるものがある。腰管に対して差し込み管を適宜の長さ挿入して支持ピンにより連結した後、調整ねじを回転させることにより、対象物を支承ないし支持する。
特開平4−300408号公報
上述の建築用ターンバックルの締付作業、足場繋ぎ用金具の取付作業及びパイプサポートの構築作業は、従来、レンチ等の工具を用いて人力で行っていたため、多大な労力を要し、多くの作業時間を費やしていた。
上述の建築用ターンバックルやパイプサポートは、鉄製であるため錆びたり腐食したりし易く、かつ、打設作業時のコンクリート等の異物が付着し易い使用環境にあるため、長期の使用によりターンバックル胴や調整ねじが回しにくくなるといった問題があった。足場繋ぎ用金具は、建物躯体と単管パイプ等により仮組みされた足場との間の限られたスペースに取り付けられるものであり、作業スペースが狭いため、取付作業に多大な労力を要し、多くの作業時間を費やしていた。
本発明は上記課題ないし問題に鑑みてなされたものであり、作業労力及び作業時間を低減させることができ様々な器具や機械に適用可能な歯車式伸縮機構、及び、当該歯車式伸縮機構を用いたターンバックルや足場繋ぎ用金具やパイプサポート等の土木建築用器具を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の歯車式伸縮機構は、動力源に連結され正逆自在に回転する駆動歯車と、前記駆動歯車に噛み合う従動歯車が外周に設けられ、一端部に開口する第1雌ねじ孔と他端部に開口し当該第1雌ねじ孔と逆回りの雌ねじが形成される第2雌ねじ孔とが設けられた円筒状の回転胴体と、前記第1雌ねじ孔内に配置され前記第1雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が楕円若しくは多角形又はこれらの組合せである中間部と、前記第1雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置される第1ロッドと、前記第2雌ねじ孔内に配置され前記第2雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が楕円若しくは多角形又はこれらの組合せである中間部と、前記第2雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置される第2ロッドと、前記駆動歯車と前記従動歯車と前記回転胴体とを回動自在に収容する本体部と、前記第1ロッドの中間部の断面形状に対応する形状に開口し当該中間部が摺接する第1開口端部と、前記第2ロッドの中間部の断面形状に対応する形状に開口し当該中間部が摺接する第2開口端部とを備えるケース体とを有することを特徴とする。
本発明の第2の態様の歯車式伸縮機構は、動力源に連結され正逆自在に回転する駆動歯車と、前記駆動歯車に噛み合う従動歯車が外周に設けられ、一端部に開口する第1雌ねじ孔と他端部に開口し当該第1雌ねじ孔と逆回りの雌ねじが形成される第2雌ねじ孔とが設けられた円筒状の回転胴体と、前記第1雌ねじ孔内に配置され前記第1雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が円形であり前記回転胴体の回転軸方向に沿って凹状又は凸状の第1係合部が設けられた中間部と、前記第1雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置される第1ロッドと、前記第2雌ねじ孔内に配置され前記第2雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が円形であり前記回転胴体の回転軸方向に沿って凹状又は凸状の第2係合部が設けられた中間部と、前記第2雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置される第2ロッドと、前記駆動歯車と前記従動歯車と前記回転胴体とを回動自在に収容する本体部と、円形に開口し前記第1係合部が嵌め込まれる凸状又は凹状の被係合部が設けられ前記第1ロッドの中間部が摺接する第1開口端部と、円形に開口し前記第2係合部が嵌め込まれる凸状又は凹状の被係合部が設けられ前記第2ロッドの中間部が摺接する第2開口端部とを備えるケース体とを有することを特徴とする。
本発明の第3の態様の歯車式伸縮機構は、動力源に連結され正逆自在に回転する駆動歯車と、前記駆動歯車に噛み合う従動歯車が外周に設けられ、端部に開口する雌ねじ孔が形成された円筒状の回転胴体と、前記雌ねじ孔内に配置され前記雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が楕円若しくは多角形又はこれらの組合せである中間部と、前記雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置されるロッドと、前記駆動歯車と前記従動歯車と前記回転胴体とを回動自在に収容する本体部と、前記ロッドの中間部の断面形状に対応する形状に開口し当該中間部が摺接する開口端部を備えるケース体とを有することを特徴とする。
本発明の第4の態様の歯車式伸縮機構は、動力源に連結され正逆自在に回転する駆動歯車と、前記駆動歯車に噛み合う従動歯車が外周に設けられ、端部に開口する雌ねじ孔が形成された円筒状の回転胴体と、前記雌ねじ孔内に配置され前記雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が円形であり前記回転胴体の回転軸方向に沿って凹状又は凸状の係合部が設けられた中間部と、前記雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置されるロッドと、前記駆動歯車と前記従動歯車と前記回転胴体とを回動自在に収容する本体部と、円形に開口し前記係合部が嵌め込まれる凸状又は凹状の被係合部が設けられ前記ロッドの中間部が摺接する開口端部を備えるケース体とを有することを特徴とする。
本発明の前記第1ないし第4の態様の歯車式伸縮機構は、前記特徴に加え、前記駆動歯車の回転軸方向が前記回転胴体の半径方向と平行となるように前記駆動歯車を配置すること、前記回転胴体と前記ロッドの基端部とにより閉じられた空間に連通する空気孔を前記回転胴体と前記ケース体のそれぞれに穿設すること、前記ロッドの中間部には、所定の長さ以上に前記ロッドを伸長させたときに外部に現れる位置に目印を設けること、及び、前記駆動歯車を複数の歯車を介して前記動力源に連結することを特徴とする。
本発明の第1の態様の歯車式伸縮機構を用いた土木建築用器具は、前記第1又は第2の態様の歯車式伸縮機構を有する土木建築用器具であって、前記第1及び第2ロッドの先端部のそれぞれにはカギ状のフックが着脱自在に装着されることを特徴とする。
本発明の第2の態様の歯車式伸縮機構を用いた土木建築用器具は、前記第1又は第2の態様の歯車式伸縮機構を有する土木建築用器具であって、前記第1及び第2ロッドのうち、一方の先端部にはクランプが着脱自在に装着され、他方の先端部にはアイボルトが着脱自在に装着されることを特徴とする。
本発明によれば、作業労力及び作業時間を低減させることができ様々な器具や機械に適用可能な歯車式伸縮機構、及び、当該歯車式伸縮機構を用いたターンバックルや足場繋ぎ用金具やパイプサポート等の土木建築用器具を提供することができる。
本発明の歯車式伸縮機構(実施例1)の内部構造拡大図である。 図1に示す歯車式伸縮機構の外観図である。 図1に示す歯車式伸縮機構の分解説明図である。 (A)は図1のA−A線の概略断面図であり、(B)は図1のB−B線の概略断面図である。 任意に用いられるギアボックスの一例を示す図である。 本発明の歯車式伸縮機構に適用可能なロッドの中間部の断面形状の例示である。 図1に示す歯車式伸縮機構を用いた土木建築用器具(実施例2:ターンバックル)の内部構造図である。 図1に示す歯車式伸縮機構を用いた土木建築用器具(実施例3:足場繋ぎ用金具)の使用状態を示す側面図である。 図8に示す足場繋ぎ用金具の上面図である。 図9に示す足場繋ぎ用金具を建物躯体に取り付けた状態を示す上面図である。 図1に示す歯車式伸縮機構を用いた土木建築用器具(実施例4:伸縮ポール)の内部構造図である。 図11に示す伸縮ポールの変形例を示す図である。 本発明の歯車式伸縮機構(実施例5)の内部構造及び同機構を用いた土木建築用器具(実施例6:パイプサポート)を示す図である。
以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1:歯車式伸縮機構>
図1は本発明の歯車式伸縮機構(実施例1)の内部構造拡大図であり、図2は図1に示す歯車式伸縮機構の外観図であり、図3は図1に示す歯車式伸縮機構の分解説明図であり、図4(A)は図1のA−A線の概略断面図であり、図4(B)は図1のB−B線の概略断面図である。
本発明の実施例1である歯車式伸縮機構1は、動力源Pに連結され正逆自在に回転する駆動歯車11と、駆動歯車11に噛み合う従動歯車12が外周に設けられ、一端部に開口する第1雌ねじ孔131と他端部に開口し第1雌ねじ孔131と逆回り(逆向きの回転方向)の雌ねじが形成される第2雌ねじ孔132とが設けられた円筒状の回転胴体13と、第1雌ねじ孔131内に配置され第1雌ねじ孔131に噛み合う雄ねじ141が形成された基端部142と、断面形状が楕円である中間部143と、第1雌ねじ孔131から外方に向けて突出して配置される先端部144とにより構成され、回転胴体13の回転軸と同軸上に配置される第1ロッド14と、第2雌ねじ孔132内に配置され第2雌ねじ孔132に噛み合う雄ねじ151が形成された基端部152と、断面形状が楕円である中間部153と、第2雌ねじ孔132から外方に向けて突出して配置される先端部154とにより構成され、回転胴体13の回転軸と同軸上に配置される第2ロッド15と、駆動歯車11と従動歯車12と回転胴体13とを回動自在に収容する本体部161と、第1ロッド14の中間部143の断面形状に対応する形状に開口し中間部143が摺接する第1開口端部162と、第2ロッド15の中間部153の断面形状に対応する形状に開口し中間部153が摺接する第2開口端部163とを備えるケース体16とを有する。
次に各構成について詳述する。駆動歯車11は、動力源Pに連結され正逆自在に回転する歯車であり、従動歯車12に噛み合っている。なお、本発明を構成する動力源としては、土木工事現場において利用されるインパクトドライバーやドリルドライバー等の正逆自在に回転駆動する携帯型電動工具を用いることができるが、これに限られず、手回し工具でも良い。本実施例における駆動歯車11はウォームギアであり、駆動歯車11の回転軸111先端に動力源Pが着脱自在に嵌合される連結部112が設けられている。
回転胴体13は、駆動歯車11に噛み合う従動歯車12が外周に設けられ、一端部に開口する第1雌ねじ孔131と他端部に開口し第1雌ねじ孔131と逆回り(逆向きの回転方向)の雌ねじが形成される第2雌ねじ孔132とが設けられた円筒状の鋼製部材である。例えば、第1雌ねじ孔131には右ねじ(右回りの雌ねじ)が形成され、第2雌ねじ孔132には左ねじ(左回りの雌ねじ)が形成されている。それぞれの雌ねじ孔131、132のピッチは同一である。
本実施例における回転胴体13は、長手方向中央部に底部133が形成され両端に開口する円筒状の部材であり、一対のコップ状の有底円筒体の底部同士を結合したような形状である。回転胴体13の中央部に底部133を設けることにより剛性が高められ、外力に対して回転胴体13が変形しにくく、第1ロッド14や第2ロッド15をスムーズに伸縮移動させることができる。なお、回転胴体13は本実施例に限られることなく、左右に貫通する円筒部材であっても良い。回転胴体13は、筒状のケース体16の内部に、回転胴体13の長手方向を回転軸として回転(自転)自在に収容されている。回転胴体13をスムーズに回転させるため、ケース体16の内周面にはグリースが塗布されている。
従動歯車12はウォームホイールであり、回転胴体13の長手方向中央部外周に嵌め込まれる等して回転胴体13の外周に設けられており、駆動歯車11の回転に連動してケース体16の内部で回転胴体13が自転するようになっている。従動歯車12としては、駆動歯車11よりも歯数の多いものが選択される。これにより、駆動歯車11から回転胴体13に伝達される回転トルクが増幅され、ターンバックルの締付作業のような負荷の高い仕事であっても、インパクトドライバー等の携帯型電動工具で対応できる。回転トルクを更に増幅させる必要があるときは、駆動歯車11と動力源Pとを複数の歯車からなるギアボックスを介して動力源に連結するようにしても良い。
図5は任意に用いられるギアボックス7の一例を示す図であり、第1歯車74が嵌合する第1回転軸71と、第1回転軸71に対して並行に配置され一端側に第2歯車75が嵌合し他端側に第3歯車76が嵌合する第2回転軸72と、第2回転軸72に対して並行に配置され第4歯車77が嵌合する第3回転軸73とを有し、第1歯車74として第2歯車75よりも歯数の多いものが選択され、第3歯車76として第4歯車77よりも歯数の多いものが選択され、第1歯車74が第2歯車75に噛み合い、第3歯車76が第4歯車77に噛み合っている。第1回転軸71に動力源Pを接続し、第3回転軸73に駆動歯車11の回転軸111を接続することにより、回転トルクを増幅して駆動歯車11に伝達することができる。ギアボックス7は、負荷の高い作業を行う場合に適宜利用することができる。
駆動歯車11は、図に示すように、駆動歯車11の回転軸方向が回転胴体13の半径方向と平行となるように、即ち、回転胴体13の回転軸方向に対して駆動歯車11の回転軸方向が立体的に交差するように配置されることが好ましい。これにより、連結部112がケース体16の側面側に配置され、動力源Pを回転胴体13の側面方向から接近させ装着することができ、使用中もケース体16と動力源Pが干渉しあうことなく、作業性が良い。かかる歯車の配置とするために、駆動歯車11としてウォームギアを従動歯車12としてウォームホイールを用いているが、これは単なる一例であり、傘歯車を組み合わせて用いても良い。
第1ロッド14は、回転胴体13の内部に配置される基端部142と、回転胴体13の外部に配置される先端部144と、基端部142と先端部144との間に配置される中間部143とにより構成される棒状の鋼製部材であり、回転胴体13の回転軸と同軸上に配置される。第1ロッド14の全長は、第1ロッド14を回転胴体13内部に最大限収容したときでも、先端部142が回転胴体13の外部に配置される長さに設定されているが、これは単なる一例であり、先端部がケース体16の内部に収容されるようにしても良い。基端部142は、断面円形で、外周に第1雌ねじ孔131に噛み合う雄ねじ141が形成されている。中間部143は、後述する第1開口端部162に摺接する部位であり、その断面形状が、図4(B)に示すような楕円に形成されている。先端部142には、カギ状のフック、クランプ、アイボルト等の各種アタッチメントが装着されるねじ穴145が設けられている。
第2ロッド15の構成は第1ロッド14と同様である。すなわち、第2ロッド15は、回転胴体13の内部に配置される基端部152と、回転胴体13の外部に配置される先端部154と、基端部152と先端部154との間に配置される中間部153とにより構成される棒状の鋼製部材であり、回転胴体13の回転軸と同軸上に配置される。第2ロッド15の全長は、第1ロッド14の全長と同一であり、第2ロッド15を回転胴体13内部に最大限収容したときでも、先端部154が回転胴体13の外部に配置される長さに設定されているが、これは単なる一例であり、先端部がケース体16の内部に収容されるようにしても良い。基端部152は、断面円形で、外周に第2雌ねじ孔132に噛み合う雄ねじ151が形成されている。中間部153は、後述する第2開口端部163に摺接する部位であり、その断面形状が、図4(B)に示すように楕円に形成されている。第2開口端部163は楕円状に開口しており、先端部154には、カギ状のフック、クランプ、アイボルト等の各種アタッチメントが装着されるねじ穴155が設けられている。
ケース体16は、駆動歯車11と従動歯車12と回転胴体13とを回動自在に収容する本体部161と、本体部161の一端に設けられる第1開口端部162と、本体部161の他端に設けられる第2開口端部163とを備える。ケース体16は中空の筒状収容体であり、断面U字状の分割体16a、16bに図示省略するフランジ部を設けてボルト等の締結手段で相互に結合することにより形成される。ケース体16の本体部161は、その長手方向中間部が従動歯車12及び駆動歯車11を収容するために膨出しており、駆動歯車11の回転軸111を軸支している。ケース体16の内部に歯車11、12や回転胴体13やロッドの基端部142、152といった動力伝達要素が収容されているため、これらの動力伝達要素にコンクリート飛沫等の異物が付着し難く、動力伝達要素が錆びたり腐食したりし難いため、歯車が回転しにくくなる等の支障が生じ難く、長期にわたるスムーズな使用を可能とし、作業労力及び作業時間を低減させることが可能である。潤滑剤としては手入れが楽なグリースを使用することが好ましい。
第1開口端部162は、第1ロッド14の中間部143の断面形状に対応して楕円形状に開口しており、第1開口端部162に挿通された第1ロッド14の中間部143が、第1開口端部162の内周に摺接している。これにより、第1ロッド14は、回転胴体13の回転軸方向に移動可能である一方、ケース体16に対して回転(自転)不能に規制されている。同様に、第2開口端部163は、第2ロッド15の中間部153の断面形状に対応して楕円形状に開口しており、第2開口端部163に挿通された第2ロッド15の中間部153が、第2開口端部163の内周に摺接しており、第2ロッド15は、回転胴体13の回転軸方向に移動可能である一方、ケース体16に対して回転(自転)不能に規制されている。各ロッド14、15の伸縮ストロークは、断面楕円に形成された中間部143、153の長手方向寸法に対応する。各開口端部162、163は、ケース体と一体として設けても良く、ケース体の本体部に対して着脱可能なキャップ状のものでも良い。
第2ロッド15の中間部153には、所定の長さ以上に第2ロッド15を伸長させたときに外部に現れる位置に目印17が設けられる。図1に示す目印17は、第2ロッド15の回転軸方向(長手方向)に沿って凸状に設けてなるものであり、目印17に注意して動力源Pを操作することにより、ロッドを伸ばし過ぎて開口端部162、163にロッドの基端部142、152が衝突する事態を回避することができる。目印としては種々の形態のものが考えられ、凹状のもの(図6(A)参照)や、塗色によるものであっても良い。
上述のとおり、ロッド14、15はケース体16に対して回転(自転)不能に配置されるが、当該配置を実現可能なロッド中間部の断面形状は楕円に限られない。中間部の断面形状が楕円若しくは多角形又はこれらの組合せであっても良く、断面形状を円形とし回転胴体13の回転軸方向に沿って凹状又は凸状の係合部が設けられた形状のものであっても良い。図6は本発明の歯車式伸縮機構(実施例1、5を含む)及びこれを用いた土木建築用器具(実施例2〜4、6を含む)に適用可能なロッドの中間部の断面形状の例示であり、同図(A)は当該断面形状が楕円(凹状の目印94aがあるもの)であるもの、同図(B)は当該断面形状が楕円(凹状の目印94bがあるもの)であるもの、同図(C)は当該断面形状が三角形であるもの、同図(D)は当該断面形状が四角形であるもの、同図(E)は当該断面形状が五角形であるもの、同図(F)は当該断面形状を円形としつつ凹状の係合部92fを設けたもの、同図(G)は当該断面形状を円形としつつ凸状の係合部92gを設けたものである。なお、図6は単なる例示に過ぎず、真円を除き、任意の断面形状のロッドを選択することができる。
いずれの断面形状に対しても、ケース体16にロッド90a〜90gの中間部91a〜91gの断面形状に対応する形状に開口した開口端部を設けて、当該開口端部にロッドの中間部を挿通して摺接させることにより、ケース体に対してロッドを回転不能に配置することができる。たとえば、同図(E)に示す場合には、ケース体の開口端部は中間部91eが摺接するサイズの五角形状に形成され、同図(F)に示す場合には、ケース体の開口端部は中間部91fが摺接するサイズの円形に開口し係合部92fが嵌め込まれる凸状の被係合部93fが設けられた形状に形成され、同図(G)に示す場合には、ケース体の開口端部は中間部91gが摺接するサイズの円形に開口し係合部92gが嵌め込まれる凸状の被係合部93gが設けられた形状に形成される。これにより、開口端部に挿通されたロッドの中間部が開口端部の内周に摺接し、ケース体に対してロッドが回転不能に規制される。
回転胴体13とケース体16のそれぞれには、回転胴体13と第1ロッド14の基端部142とにより閉じられた空間164に連通する空気孔134、166が穿設されるとともに、回転胴体13と第2ロッド15の基端部152とにより閉じられた空間165に連通する空気孔135、167が穿設される。空気孔134、135、166、167を設けることにより、空間164、165内における圧力変化を抑え、ロッドの伸縮移動をスムーズに行うことができる。
次に、歯車式伸縮機構1の作用について説明する。歯車式伸縮機構1は、インパクトドライバー等の動力源Pを用いて駆動歯車11を一方に回転させると、駆動歯車11に連動して従動歯車12と一体として回転胴体13が回転し、回転胴体13の雌ねじ孔131、132に噛み合う基端部142、152を備える第1及び第2ロッド14、15に回転力が伝達されるが、第1及び第2ロッド14、15のそれぞれはケース体16に対して回転不能に規制されているため、回転力が作用する方向に対応して回転胴体13の回転軸方向に移動する。前述のとおり、第1ロッド14の基端部142が噛み合う第1雌ねじ孔131と第2ロッド15の基端部152が噛み合う第2雌ねじ孔132とは逆回り(逆向きの回転方向)に形成されており、かつ、ねじ孔のピッチは同一であるため、第1及び第2ロッド14、15は同量ずつ突出する方向(互いに離間する方向)に移動し、又は、同時に同量ずつ縮む方向(互いに接近する方向)に移動する。
正逆自在に回転可能な動力源Pを用いることにより、第1及び第2ロッド14、15の伸縮方向および伸縮量を自在に調整することができる。ロッドは歯車の回転により作動するため、伸縮量の微調整が可能である。歯車式伸縮機構1は、それぞれの端部にロッド14、15を有するため、一端部にのみロッドを備える場合(図13参照)に比べ機構全体としての伸縮量が大きく、各種作業を迅速に行うことができる。所望の長さ分を伸縮させたロッド14、15は、各歯車の摩擦力やセルフロック現象等により、所望の位置に保持される。
直感的な作業を可能とすべく、動力源Pの正回転の方向と、第1及び第2ロッド14、15の移動方向とを一致させることが望ましい。例えば、実施例2においては、インパクトドライバーを逆回転させたとき、第1及び第2ロッド14、15のそれぞれが縮む方向に作動するように、各種歯車や筒状胴体13の雌ねじを設けることが望ましい。これにより、作業者は、ターンバックルに連結されたワイヤー等を引き締めたいときは動力源Pを逆回転方向に駆動させ、緩めたいときは正回転方向に駆動させることができ、感覚的にミスなく作業をすることができる。
<実施例2:ターンバックル>
図7は図1に示す歯車式伸縮機構1を用いた土木建築用器具(実施例2:ターンバックル)の内部構造図である。実際の使用時には、図2に示すように歯車等の動力伝達要素がケース体16に収容され、異物の付着等を防いだ状態で使用される。歯車式伸縮機構1の構造および作動は上記のとおりであり、説明を省略する。
図7に示すように、第1ロッド14の先端部144および第2ロッド15の先端部154のそれぞれには、カギ状のフック21、22が着脱自在に装着されている。本発明の実施例2であるターンバックル2を使用して、フック21、22をワイヤー等の牽引対象に連結する際には、予め、図7に示すように、第1及び第2ロッド14、15を所定の長さ引き出した状態としておく。次いで、それぞれのフック21、22に図示しないワイヤー等を連結し、インパクトドライバー等の動力源Pを用いて第1及び第2ロッド14、15を左右同時に縮む方向に作動させることにより、ワイヤー等の引き締め作業を低労力で迅速に行うことができ、作業労力及び作業時間を低減させることが可能である。
この点、従来一般に用いられてきた技術によると、手作業によりターンバックル胴を回転させることによりワイヤー等の引き締め作業を行っていたが、本発明を適用したターンバックル2によれば、動力源Pを用いて低労力で迅速に締付作業を行うことができる。加えて、本発明を適用したターンバックル2によれば、ワイヤー等の牽引対象が引き込まれる方向(反力が作用する方向)と、フック21、22が設けられたロッド14、15の伸縮方向とが一致するので、力が分散せずに無駄が無く、ねじ部が傷みにくい。
<実施例3:足場繋ぎ用金具>
図8は図1に示す歯車式伸縮機構1を用いた土木建築用器具(実施例3:足場繋ぎ用金具)の使用状態を示す側面図であり、図9は図8に示す足場繋ぎ用金具の上面図であり、図10は図9に示す足場繋ぎ用金具を建物躯体に取り付けた状態を示す上面図である。実際の使用時には、図2に示すように歯車等の動力伝達要素がケース体16に収容され、異物の付着等を防いだ状態で使用される。歯車式伸縮機構1の構造および作動は上記のとおりであり、説明を省略する。
本発明の実施例3である足場繋ぎ用金具3は、第1ロッド14の先端部144にアイボルト31が着脱自在に装着され、第2ロッド15の先端部154にクランプ32が着脱自在に装着されている。この足場繋ぎ用金具3を使用して単管パイプ81等からなる足場8を建物躯体Cに対して組み付ける場合には、先ず、図10に示すように、第1及び第2ロッド14、15を縮めた状態としておく。次に、足場繋ぎ用金具3を建物躯体Cと足場8との間に配置し、第2ロッド15の先端部154に設けられクランプ32と先端部154とを連結するボルト等よりなる連結具321に、図中白抜き矢印で示す方向からインパクトドライバー等を装着して、第2ロッド15に対して回転力を加える。第2ロッド15はケース体16に対して回転不能に規制されているため、第2ロッド15に対して回転力を加えることにより、第1ロッド14を含む歯車式伸縮機構1全体が回転する。これにより第1ロッド14の先端部に設けられたアイボルト31をコンクリート等の建物躯体にねじ込んで取り付けることができる。この点、従来の足場繋ぎ用金具は、建物躯体Cと仮組みされた足場8との間の限られたスペースに取り付けられるものであり、作業スペースが狭いため、取付作業に多大な労力を要し、多くの作業時間を費やしていた。しかしながら、本発明を適用した足場繋ぎ用金具3によれば、第1及び第2ロッド14、15を縮めた状態としたうえで、建物躯体Cと足場8との間に配置して後述の取り付け作業を実施することができるので、作業性が良い。
建物躯体Cに対して足場繋ぎ用金具3を取り付けた後、駆動歯車11に動力源Pを連結して、クランプ32で単管パイプ81を把持できる位置まで第1及び第2ロッド14、15を伸長させる。最後に、クランプ32で単管パイプ81を把持することにより、建物躯体Cに対して足場8を組み付ける(図8参照)。本発明を適用した足場繋ぎ用金具3によれば、インパクトドライバー等の動力源Pを用いて、低労力で迅速に取付作業を行うことができる。なお、アイボルト31には回転軸部311が設けられているため、アイボルト31の取付位置に対してクランプ32で把持する単管パイプ81の位置が建物水平方向にずれている場合でも、回転軸部311を回転中心として第2ロッド15の先端部が当該単管パイプ81を向くように歯車式伸縮機構1を水平回転させることができ、建物水平方向にずれた位置にある当該単管パイプ81に連結することができる。
<実施例4:伸縮ポール>
図11は図1に示す歯車式伸縮機構1を用いた土木建築用器具(実施例4:伸縮ポール)の内部構造図であり、図12は図11に示す伸縮ポールの変形例を示す図である。歯車式伸縮機構1の構造および作動は上記のとおりであり、説明を省略する。
本発明の実施例4である伸縮ポール4は、第1ロッド14の先端部144および第2ロッド15の先端部154のそれぞれにプレート41、42が着脱自在に装着されている。本発明を適用した伸縮ポール4によれば、連結部112に動力源Pを接続して、第1及び第2ロッド14、15のそれぞれを駆動させることにより、伸縮ポールとして利用することもできる。本発明を構成するロッドは中空であっても良い(図12のロッド14´、15´参照)。中空とすることにより軽量化を図ることができる。
<実施例5:歯車式伸縮機構、実施例6:パイプサポート>
図13は本発明の歯車式伸縮機構(実施例5)の内部構造及び同機構を用いた土木建築用器具(実施例6:パイプサポート)を示す図である。実施例5の歯車式伸縮機構5は、実施例1の歯車式伸縮機構1とは異なりロッド54が一本であることに対応して回転胴体53に設けられる雌ねじ孔や開口端部が一方の端部にのみ設けられる。歯車伸縮機構5は、かかる点以外は、実施例1の歯車式伸縮機構1と基本的な構成を共通にする。
すなわち、本発明の実施例5である歯車式伸縮機構5は、動力源Pに連結され正逆自在に回転する駆動歯車51と、駆動歯車51に噛み合う従動歯車52が外周に設けられ、端部に開口する雌ねじ孔531が形成された円筒状の回転胴体53と、雌ねじ孔531内に配置され雌ねじ孔531に噛み合う雄ねじ541が形成された基端部542と、断面形状が楕円である中間部543と、雌ねじ孔531から外方に向けて突出して配置される先端部544とにより構成され、回転胴体53の回転軸と同軸上に配置されるロッド54と、駆動歯車51と従動歯車52と回転胴体53とを回動自在に収容する本体部561と、ロッド54の中間部543の断面形状に対応する楕円形状に開口しロッド54の中間部543が摺接する開口端部562を備えるケース体56とを有する。また、駆動歯車51は、駆動歯車51の回転軸方向が回転胴体53の半径方向と平行となるように配置されている。ケース体56は一端に開口端部562を備える有底筒状の収容体であり、回転胴体53とケース体56のそれぞれには、回転胴体53とロッド54の基端部542とにより閉じられた空間564に連通する空気孔566が穿設される。なお、ロッド54の中間部543には、所定の長さ以上にロッド54を伸長させたときに外部に現れる位置に目印(図示省略)を設けるようにしても良く、駆動歯車51はギアボックス7(図5参照)を介して動力源に連結するようにしても良い。各構成の詳細は、実施例1の歯車式伸縮機構1の構成において述べたのと同様であるので、省略する。
次に、歯車式伸縮機構5の作用について説明する。歯車式伸縮機構5は、動力源Pを用いて駆動歯車51を一方に回転させると、駆動歯車51に連動して従動歯車52と一体として回転胴体53が回転し、回転胴体53の雌ねじ孔531に噛み合う基端部542を備えるロッド54に回転力が伝達されるが、ロッド54はケース体56に対して回転不能に規制されているため、回転力が作用する方向に対応して回転胴体53の回転軸方向に移動する。正逆自在に回転可能な動力源Pを用いることにより、ロッド54の伸縮方向および伸縮量を自在に調整することができる。ロッド54は歯車の回転により作動するため、伸縮量の微調整が可能である。所望の長さ分を伸縮させたロッド5は、各歯車の摩擦力やセルフロック現象等により、所望の位置に保持される。歯車式伸縮機構5によれば、動力源Pを用いて伸縮自在にロッド54を作動させることができ、パイプサポート6等の様々な器具や機械に利用することができる。また、ケース体56の内部に歯車51、52や回転胴体53やロッド54の基端部542といった動力伝達要素が収容されているため、これらの動力伝達要素に異物が付着し難く、動力伝達要素が錆びたり腐食したりし難いため、メンテナンスを行わなくても長期にわたってスムーズな使用を可能とし、作業労力及び作業時間を低減させることが可能である。
本発明の実施例6であるパイプサポート6は、歯車式伸縮機構5を用いた土木機械用器具の一例であり、地面に載置される台板部568を備える歯車式伸縮機構5と、所定の間隔でピン穴が穿設された差し込み管61と、ロッド54と差し込み管61とを連結する支持ピン62とにより構成される。駆動歯車51及び従動歯車52は、駆動歯車51に動力源Pを連結し易いように、地面から所定の高さの位置に設けられている。ロッド54は円筒状の部材であり、ロッド54の先端部544にはピン穴が穿設されるとともに、差し込み管61が挿入されている。ロッド54及び差し込み管61は、当該ピン穴と差し込み管61に穿設されたピン穴とを位置合わせして挿入された支持ピン62により相互に連結されている。なお、回転胴体53を回転し易くするため、回転胴体53の底部532にベアリングを組み込むようにしても良い。
上記構成を有するパイプサポート6を支承ないし支持対象物の下方に配置し、動力源Pを用いて歯車を駆動させることにより伸縮自在にロッド54を作動させることができるので、パイプサポートの構築作業を低労力で迅速に行うことができる作業労力及び作業時間を低減させることが可能である。
本発明は、上記実施例に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形実施が可能である。アタッチメントの装着に関しては、ねじ等によるものの他に、用途に応じて溶接や一体化等による方が好ましい。
本発明は、伸縮自在に駆動するロッドの先端に種々のアタッチメントを設けることにより、締付する、連結する、支承するといった種々の作業が求められる現場において、汎用的に利用することができる。本発明の歯車式伸縮機構は、その用途が土木建築現場に限られるものではなく、各種荷物の締結金具や自動車のジャッキ等の器具・機械にも汎用的に用いることができる。
1 歯車式伸縮機構
11 駆動歯車
12 従動歯車
13 回転胴体
131 第1雌ねじ孔
132 第2雌ねじ孔
14 第1ロッド
141 雄ねじ
142 基端部
143 中間部
144 先端部
15 第2ロッド
151 雄ねじ
152 基端部
153 中間部
154 先端部
16 ケース体
161 本体部
162 第1開口端部
163 第2開口端部
2 ターンバックル
3 足場繋ぎ用金具
4 伸縮ポール
5 歯車式伸縮機構
51 駆動歯車
52 従動歯車
53 回転胴体
531 雌ねじ孔
54 ロッド
541 雄ねじ
542 基端部
543 中間部
544 先端部
56 ケース体
561 本体部
562 開口端部
6 パイプサポート
P 動力源

本発明の歯車式伸縮機構を用いた土木建築用器具は、
動力源に連結され正逆自在に回転する駆動歯車と、
前記駆動歯車に噛み合う従動歯車が外周に設けられ、一端部に開口する第1雌ねじ孔と他端部に開口し当該第1雌ねじ孔と逆回りの雌ねじが形成される第2雌ねじ孔とが設けられた円筒状の回転胴体と、
前記第1雌ねじ孔内に配置され前記第1雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が楕円若しくは多角形又はこれらの組合せである中間部と、前記第1雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置される第1ロッドと、
前記第2雌ねじ孔内に配置され前記第2雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が楕円若しくは多角形又はこれらの組合せである中間部と、前記第2雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置される第2ロッドと、
前記駆動歯車と前記従動歯車と前記回転胴体とを回動自在に収容する本体部と、前記第1ロッドの中間部の断面形状に対応する形状に開口し当該中間部が摺接する第1開口端部と、前記第2ロッドの中間部の断面形状に対応する形状に開口し当該中間部が摺接する第2開口端部とを備えるケース体と、を有する歯車式伸縮機構を有する土木建築用器具であって、
前記第1ロッドの先端部にはアイボルトが装着されており、
前記第2ロッドの先端部には連結具を介してクランプが装着されており、
前記連結具に動力源を装着して前記第2ロッドに対して回転力を加えたとき、前記アイボルトが装着された前記第1ロッドを含む前記歯車式伸縮機構全体が回転し、前記駆動歯車に動力源を連結して前記第1及び第2ロッドを伸縮させることにより、前記クランプの位置を調整することを特徴とする。
あるいは、
本発明の歯車式伸縮機構を用いた土木建築用器具は、
動力源に連結され正逆自在に回転する駆動歯車と、
前記駆動歯車に噛み合う従動歯車が外周に設けられ、一端部に開口する第1雌ねじ孔と他端部に開口し当該第1雌ねじ孔と逆回りの雌ねじが形成される第2雌ねじ孔とが設けられた円筒状の回転胴体と、
前記第1雌ねじ孔内に配置され前記第1雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が円形であり前記回転胴体の回転軸方向に沿って凹状又は凸状の第1係合部が設けられた中間部と、前記第1雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置される第1ロッドと、
前記第2雌ねじ孔内に配置され前記第2雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が円形であり前記回転胴体の回転軸方向に沿って凹状又は凸状の第2係合部が設けられた中間部と、前記第2雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置される第2ロッドと、
前記駆動歯車と前記従動歯車と前記回転胴体とを回動自在に収容する本体部と、円形に開口し前記第1係合部が嵌め込まれる凸状又は凹状の被係合部が設けられ前記第1ロッドの中間部が摺接する第1開口端部と、円形に開口し前記第2係合部が嵌め込まれる凸状又は凹状の被係合部が設けられ前記第2ロッドの中間部が摺接する第2開口端部とを備えるケース体と、を有する歯車式伸縮機構を有する土木建築用器具であって、
前記第1ロッドの先端部にはアイボルトが装着されており、
前記第2ロッドの先端部には連結具を介してクランプが装着されており、
前記連結具に動力源を装着して前記第2ロッドに対して回転力を加えたとき、前記アイボルトが装着された前記第1ロッドを含む前記歯車式伸縮機構全体が回転し、前記駆動歯車に動力源を連結して前記第1及び第2ロッドを伸縮させることにより、前記クランプの位置を調整することを特徴とする。
好ましくは、
前記第1及び第2ロッドの先端部にはねじ穴が設けられており、
前記第1ロッドの先端部に設けられたねじ穴には前記アイボルトが着脱自在に装着され、
前記第2ロッドの先端部に設けられたねじ穴には連結具としてのボルトを介して前記クランプが着脱自在に装着されていることを特徴とする。
また、好ましくは、
前記アイボルトには回転軸部が設けられていることを特徴とする。
更に、好ましくは、
前記回転胴体は、長手方向中央部に底部が形成され両端に開口する円筒状の部材であることを特徴とする。

Claims (7)

  1. 動力源に連結され正逆自在に回転する駆動歯車と、
    前記駆動歯車に噛み合う従動歯車が外周に設けられ、一端部に開口する第1雌ねじ孔と他端部に開口し当該第1雌ねじ孔と逆回りの雌ねじが形成される第2雌ねじ孔とが設けられた円筒状の回転胴体と、
    前記第1雌ねじ孔内に配置され前記第1雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が楕円若しくは多角形又はこれらの組合せである中間部と、前記第1雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置される第1ロッドと、
    前記第2雌ねじ孔内に配置され前記第2雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が楕円若しくは多角形又はこれらの組合せである中間部と、前記第2雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置される第2ロッドと、
    前記駆動歯車と前記従動歯車と前記回転胴体とを回動自在に収容する本体部と、前記第1ロッドの中間部の断面形状に対応する形状に開口し当該中間部が摺接する第1開口端部と、前記第2ロッドの中間部の断面形状に対応する形状に開口し当該中間部が摺接する第2開口端部とを備えるケース体とを有することを特徴とする歯車式伸縮機構。
  2. 動力源に連結され正逆自在に回転する駆動歯車と、
    前記駆動歯車に噛み合う従動歯車が外周に設けられ、一端部に開口する第1雌ねじ孔と他端部に開口し当該第1雌ねじ孔と逆回りの雌ねじが形成される第2雌ねじ孔とが設けられた円筒状の回転胴体と、
    前記第1雌ねじ孔内に配置され前記第1雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が円形であり前記回転胴体の回転軸方向に沿って凹状又は凸状の第1係合部が設けられた中間部と、前記第1雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置される第1ロッドと、
    前記第2雌ねじ孔内に配置され前記第2雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が円形であり前記回転胴体の回転軸方向に沿って凹状又は凸状の第2係合部が設けられた中間部と、前記第2雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置される第2ロッドと、
    前記駆動歯車と前記従動歯車と前記回転胴体とを回動自在に収容する本体部と、円形に開口し前記第1係合部が嵌め込まれる凸状又は凹状の被係合部が設けられ前記第1ロッドの中間部が摺接する第1開口端部と、円形に開口し前記第2係合部が嵌め込まれる凸状又は凹状の被係合部が設けられ前記第2ロッドの中間部が摺接する第2開口端部とを備えるケース体とを有することを特徴とする歯車式伸縮機構。
  3. 動力源に連結され正逆自在に回転する駆動歯車と、
    前記駆動歯車に噛み合う従動歯車が外周に設けられ、端部に開口する雌ねじ孔が形成された円筒状の回転胴体と、
    前記雌ねじ孔内に配置され前記雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が楕円若しくは多角形又はこれらの組合せである中間部と、前記雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置されるロッドと、
    前記駆動歯車と前記従動歯車と前記回転胴体とを回動自在に収容する本体部と、前記ロッドの中間部の断面形状に対応する形状に開口し当該中間部が摺接する開口端部を備えるケース体とを有することを特徴とする歯車式伸縮機構。
  4. 動力源に連結され正逆自在に回転する駆動歯車と、
    前記駆動歯車に噛み合う従動歯車が外周に設けられ、端部に開口する雌ねじ孔が形成された円筒状の回転胴体と、
    前記雌ねじ孔内に配置され前記雌ねじ孔に噛み合う雄ねじが形成された基端部と、断面形状が円形であり前記回転胴体の回転軸方向に沿って凹状又は凸状の係合部が設けられた中間部と、前記雌ねじ孔から外方に向けて突出して配置される先端部とにより構成され、前記回転胴体の回転軸と同軸上に配置されるロッドと、
    前記駆動歯車と前記従動歯車と前記回転胴体とを回動自在に収容する本体部と、円形に開口し前記係合部が嵌め込まれる凸状又は凹状の被係合部が設けられ前記ロッドの中間部が摺接する開口端部を備えるケース体とを有することを特徴とする歯車式伸縮機構。
  5. 前記駆動歯車の回転軸方向が前記回転胴体の半径方向と平行となるように前記駆動歯車を配置すること、
    前記回転胴体と前記ロッドの基端部とにより閉じられた空間に連通する空気孔を前記回転胴体と前記ケース体のそれぞれに穿設すること、
    前記ロッドの中間部には、所定の長さ以上に前記ロッドを伸長させたときに外部に現れる位置に目印を設けること、及び、
    前記駆動歯車を複数の歯車を介して前記動力源に連結することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の歯車式伸縮機構。
  6. 請求項1又は2記載の歯車式伸縮機構を有する土木建築用器具であって、
    前記第1及び第2ロッドの先端部のそれぞれにはカギ状のフックが着脱自在に装着されることを特徴とする土木建築用器具。
  7. 請求項1又は2記載の歯車式伸縮機構を有する土木建築用器具であって、
    前記第1及び第2ロッドのうち、一方の先端部にはクランプが着脱自在に装着され、他方の先端部にはアイボルトが着脱自在に装着されることを特徴とする土木建築用器具。
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