JP2019172346A - 液体充填バルブおよび充填機 - Google Patents
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スペーサと同様、ケースとセンタリングカップとの間の寸法により入味深さを調整するため、ケースおよびセンタリングカップにそれぞれ設けられたレバーと、それらのレバーの間隔を変更するカムとからなる調整機構を備えた液体充填バルブも知られている(特許文献1)。
また、スペーサを用いる場合も、レバーおよびカムからなる調整機構を用いる場合も、スペーサや、カム、レバーの寸法および形状が予め設定されているため、入味深さを微調整することが難しい。
第1係合部は、ねじである第1ねじ部とされ、第2係合部は、第1ねじ部に係合する第2ねじ部とされていることが好ましい。
入味深さは長さ調整部材により決まり、個々の充填バルブに適切なスペーサを組み込む繁雑な作業が必要ないため、製造品種の切替えに要する作業負荷を大幅に軽減することができる。
図1に示す充填バルブ10は、飲料製品の図示しない製造ラインを構成する充填機1に備えられる。
充填機1(図4および図1)は、軸回りに回転される回転体1Aと、回転体1Aの回転方向に所定間隔をおいて回転体1Aに設置される多数の充填バルブ10(充填バルブ群)と、各充填バルブ10の流路120へと供給される液体(製品液)を貯留する液槽1B(図1および図4)と、回転体1Aの軸回り方向に回転可能な共通ギヤ100と、共通ギヤ100を回転させる駆動部101とを備えている。
共通ギヤ100は、多数の充填バルブ10の各々が有している従動ギヤ221(後述)のいずれをも連動させる。共通ギヤ100は、リング状(円環状)の歯車であることが好ましい。
駆動部101は、例えば、モータ101Aと、モータ101Aの図示しない出力軸に直接あるいは間接に係合した中間ギヤ101Bとを備えている。モータ101Aは、図示しない制御部から与えられた制御指令により駆動制御される。
モータ101Aの出力する回転駆動力により中間ギヤ101Bが回転すると、中間ギヤ101Bに係合した共通ギヤ100が回転体1A(図4)の軸回りに回転し、共通ギヤ100に係合した各充填バルブ10の従動ギヤ221が充填バルブ10の軸回りに回転する。
モータ101Aが出力する回転駆動力を従動ギヤ221に伝達する機構は、上記に限らない。例えば、ウォームや傘歯車を含む適宜な歯車列を採用することができる。
図1および図2に示すように、充填バルブ10は、充填機1において上方に配置された液槽1Bに支持され、液槽1Bから下方に延びている。
充填バルブ10は、容器2に挿入されるノズル11を有したバルブ本体12と、液体の充填中に容器2内の気体が通過するベントチューブ13と、バルブ本体12に組み付けられる長さ調整部材20と、液槽1Bに支持された支持部材14と、バルブ本体12および長さ調整部材20を下方に向けて加圧するばね15と、容器2を位置決めおよびガイドするガイド機構16とを備えている。
バルブ本体12は、筒状であり、ノズル11の下端部11A(先端部)まで液体を導く流路120が内側に形成されている。流路120には、液槽1Bから液体が供給される。
バルブ本体12は、弁座121Aが形成されたケース121と、ケース121の下端部から下方に突出したノズル11とを有している。
ケース121の上端部は、支持部材14の内側に受け入れられる。
ノズル11の上端部111はケース121の下端部121Bの内側に挿入され、円環状の部材113によりケース121に固定されている。ノズル11は、上下方向(鉛直方向)に沿って直線状に延びており、ノズル11の軸方向は上下方向に沿っている。
ベントチューブ13は、流路120の内部を上下方向に延びており、ノズル11を通じて液体が容器2に充填されている間、容器2内の気体を液槽1Bにおける液面よりも上方の空間1Cに流出させる。ベントチューブ13は、支持部材14に形成されている流路140を上方へ延びて液槽1Bの内部へと延びている。ベントチューブ13の上端部13Bは、液槽1Bにおける液面よりも上方に位置している。ベントチューブ13は、液槽1Bに固定されている。
ベントチューブ13は、弁体131よりも上方ではバルブ本体12および流路120と同軸に配置され、弁体131よりも下方ではバルブ本体12および流路120の断面中心に対して偏心して配置されることが好ましい。
上述の入味深さは、容器2の天面(開口部2Aの上端)の位置から、容器2に挿入されたノズル11の下端部11Aまでの距離に相当する。
長さ調整部材20は、ノズル11の軸方向に伸縮自在であり、容器2内における液体の入味深さを決める。長さ調整部材20は、バルブ本体12に備えられる雄ねじ部21と、雄ねじ部21に係合する雌ねじ部22と、容器2に押される押圧部23とを有している。
雄ねじ部21および雌ねじ部22は、ねじにより相対的に進退可能に係合している。
本実施形態において、雄ねじ部21の上端部の内側には、摺動用ブッシュ211が装着されている。摺動用ブッシュ211は、雄ねじ部21の内周部と、雄ねじ部21とは別体であるケース121の外周部との間に配置されている。そのため、ケース121に雄ねじ部21が組み付けられている状態で雌ねじ部22を回転させて入味深さを調整する際に、ケース121に対して雄ねじ部21が軸方向にスムーズに摺動する。
雌ねじ部22の下端部の内側には、雄ねじ部21の外周部のねじ21Aと係合されるねじ22Aが形成されている。
雄ねじ部21と雌ねじ部22との係合が振動等の外力により緩まないように、それぞれのねじの摩擦角よりもリード角が小さいことが好ましい。緩み防止の観点から、ねじ22Aおよびねじ21Aの断面形状等を適切に選択して、雄ねじ部21と雌ねじ部22とにセルフロック機能を与えることが好ましい。
本実施形態では、共通ギヤ100の外端に形成された歯が従動ギヤ221の歯と係合しているが、共通ギヤ100の内端に形成された歯が従動ギヤ221の歯と係合するように構成することもできる。
なお、雌ねじ部22を手動で回転させる場合、押圧部23の上端と雌ねじ部22の下端との間に、規定の厚さのスペーサ治具を挟む等の方法により、各充填バルブ10の長さ調整部材20を一律の長さに調整することができる。入味深さの調整のために各充填バルブに組み込まれるスペーサが充填バルブの数と同じ数だけ必要となるのとは異なり、スペーサ治具は、充填バルブ10の数にかかわらず、厚さ毎に1つあれば足りる。
製造する飲料製品に要求される入味深さの範囲に応じて、長さ調整部材20の全長の最小から最大までの調整幅を確保する。かかる調整幅は、例えば、約10cmあるいはそれ以上である。
また、ねじにより、長さを微調整し易い上、他の加圧手段等を付加することなくねじ自体にロック機能を持たせることができる。そのため、入味深さを高精度に設定することに寄与できる上、設定した入味深さを維持することができる。
押圧部23は、押圧部23の端部を貫通した、雄ねじ部21の軸線と平行なガイド軸162と係合しており、ガイド軸162は、支持部材14により液槽1Bに支持されている。そのため、押圧部23を備えた雄ねじ部21の軸回り方向への回転が規制されている。
ばね15(図1)は、バルブ本体12の周りに配置され、支持部材14の下端部に固定されたばね受け151に支持された状態で雌ねじ部22を下方に向けて加圧している。ばね15は、雌ねじ部22の上端部に配置された部材152を押さえている。
バルブ本体12、雄ねじ部21、および雌ねじ部22の組付体が、押圧部23に突き当てられた容器2によりばね15の弾性力に抗して押圧されると、ベントチューブ13の弁体131に対して弁座121Aが所定の開閉ストロークSt(図5(e))の分だけ上方へと後退することで、充填バルブ10が開く。
上述のばね15を液槽1Bに支持する支持部材14と、ベントチューブ13とは、液槽1Bに固定されている。ベントチューブ13は支持部材14を貫通している。ベントチューブ13と支持部材14との間は封止されている。
押圧部23と同様、支持部材14の端部をガイド軸162が厚み方向に貫通している。
ガイド機構16(図1)は、ノズル11に対して容器2を位置決めするセンタリングカップ161と、センタリングカップ161に突き当てられる容器2を上下方向に沿って案内可能なガイド軸162と、ガイド軸162を上下方向に駆動する駆動部163とを備えている。
センタリングカップ161は、ノズル11の位置に対して容器2の軸心を合わせるように容器2を位置決めするとともに、ノズル11から容器2に液体を充填する際に容器2を密閉する。センタリングカップ161の内側には、容器2の開口部2Aを封止するシール161Aが設けられている。容器2の形状に適合した形状のセンタリングカップ161がガイド軸162に装着される。
ガイド軸162に支持部材14と、雄ねじ部21の押圧部23とが係合しているため、ガイド軸162に沿って、支持部材14、バルブ本体12、および長さ調整部材20の全体の姿勢が真っ直ぐに維持される。このため、雄ねじ部21に対して雌ねじ部22をスムーズに回転させることができる。
ガイド軸162の外周部と、ガイド軸162が貫通している押圧部23や支持部材14の孔の内壁との間には摺動用のブッシュ164(図2)が設定されている。そのため、ガイド軸162は、支持部材14、バルブ本体12、および長さ調整部材20に対して上下方向にスムーズに昇降する。
本実施形態の充填バルブ10は、ノズル11の軸方向に伸縮自在な長さ調整部材20を備えることを主要な特徴としている。
図2および図3(a)に示すように、長さ調整部材20の全長L1が短ければ、その分、押圧部23の下方にノズル11およびベントチューブ13が突出した長さが長い。その結果、容器2に挿入可能なノズル11およびベントチューブ13の部位の長さが長いため、入味深さD1が深くなる。この例は、典型的には大きな壜に適合する。
以上のように、長さ調整部材20の全長に応じて、入味深さが決められることとなる。
充填バルブ10の部品の組み付け誤差等に起因した入味深さのばらつきがあるとすれば、複数の充填バルブ10の個々に与えられた駆動部103による長さ調整部材20の長さ調整により、入味深さのばらつきに対応することができる。
図5を参照し、入味深さが深い場合の充填バルブ10の充填時動作の一部を説明する。以下では、炭酸ガスを含んでいない酒や清涼飲料である液体を、壜である容器2に充填する例を説明する。
そして、長さ調整部材20も、容器2に定められた入味深さに適合する長さに調整されるものとする。
続いて、バルブ本体12および長さ調整部材20の組付体を支持するばね15の弾性変形を伴って容器2が昇降機構によりさらに上昇する。すると、センタリングカップ161を介して押圧部23に突き当てられた容器2によって押し上げられたバルブ本体12の弁座121Aと、液槽1Bに固定されているベントチューブ13の弁体131との間に隙間Gがあくとともに、ベントチューブ13の下端部13Aに対してノズル11の下端部11Aが上方に変位したことでノズル11の下端の開口が開く。これをもって充填バルブ10が開いた状態となり、液槽1Bの液体が流路120を流れてノズル11から容器2へ吐出される。このときセンタリングカップ161および押圧部23に設けられているシール161A,231,232により容器2の内部は密閉されている。
図5(d)に示すように充填バルブ10が開くと、充填バルブ10が閉じている状態(図5(c))から開閉ストロークStの分だけバルブ本体12が上方へ変位している。
充填バルブ10が開くのと同時に、ベントチューブ13の下端も容器2内に開放されるため、ベントチューブ13を通じて容器2の内部空間と液槽1Bの液面よりも上方の空間1Cとが連通する。
その後、図示を省略するが、センタリングカップ161により容器2の開口部2Aをガイド軸162に沿ってガイドしながら、搬送部の昇降機構により容器2を下降させると、ばね15の弾性力によりバルブ本体12および長さ調整部材20の組付体が下方へと復帰する。ノズル11から下方へ離脱した容器2は下流の工程へと搬送される。
本実施形態の場合は、上述したように、共通ギヤ100を駆動部101により回転させることで全ての充填バルブ10における入味深さ調整を一度に、容易に行うことができる。但し、共通ギヤ100によらなくても、長さ調整部材20の雌ねじ部22を工具等で回転させることで各充填バルブ10における入味深さの調整を簡便に行うことができるので、全ての充填バルブ10の入味深さの調整を行う作業に手間が掛からない。そのため、製造品種の切り替えを短時間で終えることができる。
以上より、本実施形態の長さ調整部材20を備えた充填バルブ10は、多品種小ロット生産にも向いている。
本発明の長さ調整部材の構成は、バルブ本体に組み付けられ、軸方向に伸縮自在である限り、種々の形態に変更することができる。例えば、上記実施形態において、押圧部23(図2)が備わる部材を雌ねじ部に変更し、その雌ねじ部の内側に上方から雄ねじ部を収容し、雄ねじ部でばね15(図2)を受けるようにしてもよい。その場合は、雄ねじ部に、共通ギヤ100と係合する従動ギヤを設けることができる。共通ギヤ100により雄ねじ部が軸回りに回転されると、雄ねじ部に対して雌ねじ部が軸方向に進退することで入味深さが調整される。
図8に示す長さ調整部材30は、ラックアンドピニオン機構に相当する。調整部材30は、筒体31の外周部に軸方向に沿って設けられたラック31Aと、ラック31Aに係合するピニオン32とを備えている。ピニオン32の位置は固定されている。ピニオン32を回転させると、ラック31Aの備わる筒体31がピニオン32に対して上下方向に進退することにより、入味深さを調整可能である。
1A 回転体
1B 液槽(貯留部)
1C 空間
2 容器
2A 開口部
5 搬送面
10 充填バルブ
11 ノズル
11A 下端部(先端部)
12 バルブ本体
13 ベントチューブ
13A 下端部
13B 上端部
14 支持部材
15 ばね
16 ガイド機構
20,30 長さ調整部材
21 雄ねじ部(第1ねじ部)
21A ねじ
22 雌ねじ部(第2ねじ部)
22A ねじ
23 押圧部
31 筒体
31A ラック(第2係合部)
32 ピニオン(第1係合部)
100 共通ギヤ
101 駆動部
101A モータ
101B 中間ギヤ
103 駆動部
103A モータ
103B ウォーム
111 上端部
113 部材
120 流路
121 ケース
121A 弁座
121B 下端部
122 鍔部
131 弁体
140 流路
151 ばね受け
152 部材
161 センタリングカップ(位置決め部材)
161A シール
162 ガイド軸
163 駆動部
164 ブッシュ
211 摺動用ブッシュ
221 従動ギヤ
231,232 シール
G 隙間
L1 全長
L2 全長
St 開閉ストローク
Claims (14)
- 容器に液体を充填する充填バルブであって、
前記容器に挿入されるノズルを有するバルブ本体と、
前記バルブ本体に形成された流路を延び、前記ノズルを通じた前記容器への前記液体の充填中に前記容器内の気体が通過するベントチューブと、
前記ノズルの軸方向に伸縮自在であり、前記バルブ本体に組み付けられる長さ調整部材と、を備え、
前記長さ調整部材は、第1ねじ部と、前記第1ねじ部に係合する第2ねじ部と、を有する、
ことを特徴とする充填バルブ。 - 前記第1ねじ部は、前記バルブ本体の外周に設けられ、雄ねじを有した部材であり、
前記第2ねじ部は、前記雄ねじと係合する雌ねじを有する、
請求項1に記載の充填バルブ。 - 前記第1ねじ部および前記第2ねじ部を相対的に前記軸方向に進退させる駆動部を備える、
請求項1または2に記載の充填バルブ。 - 前記第1ねじ部および前記第2ねじ部のいずれか一方には、回転されると前記第1ねじ部および前記第2ねじ部を相対的に前記軸方向に進退させるギヤが備えられている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の充填バルブ。 - 前記ノズルに対して前記容器を位置決めする位置決め部材と、
前記位置決め部材を前記軸方向に沿って案内するガイド軸と、を備え、
前記第1ねじ部および前記第2ねじ部のいずれか一方は、前記ガイド軸と係合していることで軸回り方向への回転が規制されている、
請求項1から4のいずれか一項に記載の充填バルブ。 - 前記第1ねじ部および前記第2ねじ部は、摩擦角よりもリード角が小さい、
請求項1から5のいずれか一項に記載の充填バルブ。 - 前記液体を貯留する貯留部に支持され、前記バルブ本体および前記長さ調整部材を下方に向けて加圧するばねを備え、
前記容器により前記ばねの弾性力に抗して上方へ押圧された前記バルブ本体および前記長さ調整部材が前記ベントチューブに対して前記軸方向に相対変位されると、前記充填バルブが開く、
請求項1から6のいずれか一項に記載の充填バルブ。 - 供給された容器に充填バルブにより液体を充填する充填機に用いられる請求項1から7のいずれか一項に記載の複数の充填バルブからなる充填バルブ群であって、
前記第1ねじ部および前記第2ねじ部のいずれか一方には、回転されると前記第1ねじ部および前記第2ねじ部を相対的に前記軸方向に進退させるギヤが備えられ、
前記複数の充填バルブにそれぞれ備わる前記ギヤが、前記充填機に備わる共通ギヤに従動可能である、
ことを特徴とする充填バルブ群。 - 容器に挿入されるノズルを有するバルブ本体を備えた充填バルブに組み付けられ、前記ノズルの軸方向に伸縮自在な長さ調整部材であって、
第1係合部と、前記第1係合部に対して前記軸方向に進退自在に係合する第2係合部と、を有する、
ことを特徴とする長さ調整部材。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の複数の充填バルブと、
液体を貯留する貯留部と、を備え、
供給された容器に、前記充填バルブにより前記液体を充填する、
ことを特徴とする充填機。 - 請求項9に記載の複数の長さ調整部材と、
前記長さ調整部材がそれぞれ組み付けられた複数の前記充填バルブと、
液体を貯留する貯留部と、を備え、
供給された容器に、前記充填バルブにより前記液体を充填する、
ことを特徴とする充填機。 - 前記第1係合部は、ねじである第1ねじ部とされ、
前記第2係合部は、前記第1ねじ部に係合する第2ねじ部とされている、
請求項11に記載の充填機。 - 前記第1ねじ部および前記第2ねじ部のいずれか一方には、回転されると前記第1ねじ部および前記第2ねじ部を相対的に前記軸方向に進退させるギヤが備えられ、
前記複数の充填バルブのそれぞれの前記ギヤを連動させる共通ギヤと、
前記共通ギヤを回転させる駆動部と、を備える、
請求項10または12に記載の充填機。 - 前記共通ギヤは、リング状であり、
前記共通ギヤの内端または外端に、前記複数の充填バルブのそれぞれの前記ギヤが係合する、
請求項13に記載の充填機。
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