JP2019172122A - スライドシート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アッパレールのスライド位置、シートバックの傾動位置のうちの一方の位置が所定の範囲内に位置するときに、他方の位置を所定の範囲内に制限する相互ストッパ機構を有したスライドシート装置に関し、相互ストッパ機構を小型化できるスライドシート装置を提供することを課題とする。【解決手段】相互ストッパ機構21は、シートバックの一定以上の後傾に連動して回転するリンク61と、リンク61に連動して回転するフック71と、フック71が当接すると、アッパレール9のスライドを禁止するフック被当接部23e、23fを有する被当接部材23とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両床面に固定され、直線に沿って延びたロアレールと、該ロアレールにスライド可能に取り付けられたアッパレールと、該アッパレールに固定されたシートクッションと、該シートクッションに対して前傾/後傾可能に取り付けられたシートバックと、前記アッパレールの前記ロアレールに対するスライド位置、前記シートバックの前記シートクッションに対する傾動位置のうちの一方の位置が所定の範囲内に位置するときに、他方の位置を所定の範囲内に制限する相互ストッパ機構と、を有したスライドシート装置に関する。
車内床面にはシート装置を前後二列又は三列に渡って設けるのが一般的であり、さらに最後列のシートとして、スライドシート装置を採用することがある。
さらに近年、車内空間の広さ(前後寸法)が拡大傾向にあり、これに合わせてスライドシート装置の前後方向のスライド量が増大する傾向にある。
しかしスライド量が大きい最後列のスライドシート装置のシートクッション及びシートバックをスライド機構を利用して後端位置までスライドさせ、かつシートバックを最後傾位置まで傾動させようとすると、バックドアや、ボディの後部のホイールハウス(後部のタイヤを収納している部位)に対してシートバックが干渉するおそれがある。
そこで、アッパレールのロアレールに対するスライド位置、シートバックのシートクッションに対する傾動位置のうちの一方の位置が所定の範囲内に位置するときに、他方の位置を所定の範囲内に制限する相互ストッパ機構を有したスライドシート装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−155232号公報
しかし、特許文献1に記載されたスライドシート装置の相互ストッパ機構は、アッパレール側にシートバックの一定以上の後傾に対して連動する回転位置規制部材と、回転位置規制部材に連動して直線移動する上下スライド部材と、ロアレール側に設けられた被当接部材とからなり、上下スライド部材が被当接部材の当接面に当接することでアッパレールの移動を禁止するようになっている。
上下スライド部材と被当接部材とが当接し、アッパレールの移動を禁止する場合、一定以上の当接面積(かかり代)が必要である。即ち、上下スライド部材は一定以上のストロークが必要とされる。
上下スライド部材は直線移動なので、一定以上のストロークを確保するには、回転位置規制部材が大型化し、相互ストッパ機構が大型化する問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、相互ストッパ機構を小型化できるスライドシート装置を提供することにある。
上述した課題のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したスライドシート装置は、
車両床面に固定され、直線に沿って延びたロアレールと、
該ロアレールにスライド可能に取り付けられたアッパレールと、
該アッパレールに固定されたシートクッションと、
該シートクッションに対して前傾/後傾可能に取り付けられたシートバックと、
前記アッパレールの前記ロアレールに対するスライド位置、前記シートバックの前記シートクッションに対する傾動位置のうちの一方の位置が所定の範囲内に位置するときに、他方の位置を所定の範囲内に制限する相互ストッパ機構と、
を有したスライドシート装置であって
前記相互ストッパ機構は、
前記シートバックの後傾に連動して回転するリンクと、
前記リンクの回転に連動して回転するフックと、
前記フックと当接すると、前記他方の位置を所定の範囲内に制限する被当接部を有する被当接部材と、
を有することを特徴とする。
本発明の他の特徴は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
本発明のリクライニング装置よれば、前記相互ストッパ機構のフックは回転する。リンクのフックへの係合箇所をフックの回転半径方向に沿って変えることで、フックの回転端部の移動量(ストローク長)を変えることができる。即ち、フックと被当接部材との十分な当接面積(かかり代)を確保しつつ、フックの小型化を図ることができるので、相互ストッパ機構を小型化できる。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
本実施形態のスライドシート装置の要部分解斜視図である。 図1のスライドシート装置を組み付けた際の図1における矢印II方向から見た正面図である。 図2の背面図である。 図2の平面図である。 図2の底面図である。 図2の左側面図である。 実施形態のスライドシート装置の構成図である。 図1のスライドシート装置のアッパレールが最後位置付近にある状態を説明する構成図である。 図8の状態からシートが若干前方へスライドした状態を示す図である。 図9の状態からさらにシートが前方へスライドした状態を示す図である。 シートバックが最後傾位置まで傾動可能な状態を示す構成図である。
図面を用いて実施形態を説明する。
図1は本実施形態のスライドシート装置の要部の分解斜視図、図2は図1のスライドシート装置を組み付けた際の図1における矢印II方向から見た正面図、図3は図2の背面図、図4は図2の平面図、図5は図2の底面図、図6は図2の左側面図,図7は実施形態のスライドシート装置の構成図である。
本実施形態のスライドシート装置は、3列シートを有する車両の最後列に用いられるものであるが、2列目のシートにも適用できる。
最初に、図7を用いて本実施形態のスライドシート装置1の全体構成を説明する。スライドシート装置1は、シート3をスライドさせるシートトラック5を有している。
シートトラック5は、車両の床面に設けられ、車両の前後方向(図において前方向が矢印F、後方向が矢印Rである)に直線に沿って延びたロアレール7と、ロアレール7にスライド可能に取り付けられたアッパレール9とを有している。
シート3は、アッパレール9に固定されたシートクッション11と、シートクッション11に対して、リクライニング装置13を用いて前傾/後傾可能に取り付けられたシートバック15とからなっている。
尚、本実施形態のリクライニング装置13は、図1に示すように、積層配置され、相対回転可能に設けられた円板状の第1プレート13a、第2プレート13bを有し、第1プレート13aと第2プレート13bとの相対回転を許可(ロック解除)/禁止(ロック)する装置である。
次に、図6を用いて、ロアレール7とアッパレール9を説明する。
ロアレール7の断面形状は、床面と略水平に配置される基底部7aと、基底部7aの一方の端部から折曲され、上方に延出する第1側壁部7bと、基底部7aの他方の端部から折曲され、上方に延出する第2側壁部7cと、第1側壁部7bの上方の端部から折曲し、基底部7aと略平行に第2側壁部7c方向へ延出する第1上面部7dと、第2側壁部7cの上方の端部から折曲し、基底部7aと略平行に第1側壁部7b方向へ延出する第2上面部7eと、第1上面部7dの他方の端部から基底部7a方向に折曲し、第1側壁部7bより長さが短い第1垂下部7fと、第2上面部7eの他方の端部から基底部7a方向に折曲し、第1垂下部7fと空間を介して対向し、第1垂下部7fと略同じ長さの第2垂下部7gとからなっている。
アッパレール9は、ロアレール7の基底部7aと略平行に設けられた上面部9aと、上面部9aの一方の端部より折曲し、ロアレール7の第1垂下部7fと第2垂下部7gとの間の空間を介してロアレール7内へ延出する第1側壁部9bと、上面部9aの他方の端部より折曲し、ロアレール7の第1垂下部7fと第2垂下部7gとの間の空間を介してロアレール7内へ延出する第2側壁部9cと、第1側壁部9bの下方の端部よりロアレール7の第1側壁部7b、第1上面部7d,第1垂下部7fで形成される空間へ延出する第1跳上部9dと、第2側壁部9cの下方の端部よりロアレール7の第2側壁部7c,第2上面部7e,第2垂下部7gで形成される空間へ延出する第2跳上部9eとからなっている。
そして、ロアレール7の第1側壁部7bとアッパレール9の第1跳上部9dとの間、ロアレール7の第2側壁部7cとアッパレール9の第2跳上部9eとの間に配置された図示しないリテーナにより、アッパレール9はロアレール7に対してスムーズにスライド移動する。
そして、このスライドシート装置1は、アッパレール9のロアレール7に対するスライド位置、シートバック15のシートクッション11に対する傾動位置のうちの一方の位置が所定の範囲内に位置するときに、他方の位置を所定の範囲内に制限する相互ストッパ機構21を有している。
ここで、図1−図6を用いて相互ストッパ機構21を説明する。
ロアレール7の基底部7aの外面には、被当接部材23が取り付けられる。この被当接部材23は、ロアレール7の基底部7aに取り付けられる取付部23aと、取付部23aのロアレール7の長手方向に沿った2つの辺のうちの一方の辺から上方に向かって折り曲げられ、ロアレール7の第2側壁部7cと間隔を介して延出する折曲げ部23bとからなっている。更に、折曲げ部23bは、前側から第1折曲げ部23c、第1折曲げ部23cより高さが高く形成された第2折曲げ部23dからなっている。第1折曲げ部23cの先端部には床面と略平行でロアレール7の第2側壁部7cから離れる方向に折曲された第1被当接部23eが、第2折曲げ部23dの先端部には床面と略平行でロアレール7の第2側壁部7cから離れる方向に折曲された第2被当接部23fが形成されている。
第1被当接部23eは、床面と略平行な第1被当接面23gと、車両の前方側の端面23hとを有している。第2被当接部23fは、床面と略平行な第2被当接面23iと、車両の前方側の端面23jとを有している。よって、被当接部材23の被当接部は、後方に向かうに従って段階的に高くなっている。
アッパレール9の後部には、シートクッション11側のフレームに接続されるブラケット(ロアアーム)31が設けられる、ブラケット31は、アッパレール9の上面部9aに取り付けられるロアブラケット33と、ロアブラケット33に取り付けられるアッパブラケット35とからなっている。
ロアブラケット33は、アッパレール9の上面部9aに対向する基部33aと、基部33aのアッパレール9の長手方向に沿った2つを辺のうちの一方の辺から上方に向かって折り曲げられた折曲げ部33bとからなっている。そして、アッパレール9の上面部9aに設けられ、ロアブラケット33の基部33aに形成された図示しない貫通穴を挿通するボルト37と、ボルト37に螺合するナット39とにより、ロアブラケット33はアッパレール9に固定されている。
また、アッパブラケット35の下部に形成された2つの貫通穴35a、ロアブラケット33の折曲げ部33bに形成され、アッパブラケット35の貫通穴35aに対向する貫通穴33cを挿通する2本のボルト41と、ボルト41に螺合するナット43とにより、アッパブラケット35はロアブラケット33の折曲げ部33bに固定されている。
アッパブラケット35の上部には、前述したリクライニング装置13の第1プレート13aが取り付けられる穴35bが形成されている。シートバック15のフレーム側に設けられるアッパアーム51には、リクライニング装置13の第2プレート13bが取り付けられる穴51aが形成されている。よって、リクライニング装置13の第1プレート13a、第2プレート13bの相対回転を禁止することで、シートクッション11に対して、シートバック15の前傾/後傾が禁止される(リクライニング装置13のロック状態)。
また、リクライニング装置13の第1プレート13a、第2プレート13bの相対回転を許可することで、シートクッション11に対して、シートバック15の前傾/後傾が許可される(リクライニング装置13のロック解除状態)。
アッパアーム51には、図示しないスプリングの外端部が係止されている。また、このスプリングの内端部がブラケット(ロアアーム)31に係止され、中間部がアッパアーム51の傾動中心軸を巻回しており、アッパアーム51を前傾方向に付勢している。
アッパアーム51の下部には、穴51bが形成されている。この穴51bには、ブラケット(ロアアーム)31と、アッパアーム51との間に配置されるストッパピン55の基端部が取り付けられている。
ブラケット(ロアアーム)31のアッパブラケット35の中央部には、貫通した穴35cが形成されている。この穴35cには、断面形状が非円形(本実施形態では小判形)のリンクピン57が回転可能に挿通している。そして、このリンクピン57にはリンク61が取り付けられている。リンク61は、リンクピン57の一方の端部側(アッパブラケット35を介して一方の側であって、アッパアーム51側)に取り付けられるアッパリンク63と、リンクピン57の他方の端部側(アッパブラケット35を介して他方の側)に取り付けられるロアリンク65とからなっている。アッパリンク63,ロアリンク65には、リンクピン57より若干大きな形状の小判形で、リンクピン57が挿通する穴63a、65aが形成されている。よって、リンク61(アッパリンク63、ロアリンク65)とリンクピン57とは、一体となって回転するようになっている。そして、アッパリンク63は、前後方向に傾動するアッパアーム51に設けられたストッパピン55が当接可能となっている。
リンクピン57の一方の端部側の周面には、つば部57aが形成されている。アッパリンク63の穴63aにリンクピン57の他方の端部が挿入され、挿入後、リンクピン57の一方の端部をかしめることにより、アッパリンク63は、つば部57aとかしめにより形成されたかしめつば部57bとの間に配置される。
ロアリンク65の穴65aには、リンクピン57の他方の端部が挿入される。そして、リンクピン57の他方の端部に設けられるロアリンク65の抜け止め用の内歯ワッシャ67により、ロアリンク65はアッパブラケット35と内歯ワッシャ67間に配置される。
そして、一端部がリンクピン57に係止され、中間部がリンクピン57の他方の端部側の周面を巻回し、他端部がアッパブラケット35に形成されたスプリング穴35dに係止されたスプリング69(第1付勢部材)が設けられている。このスプリング69により、一体となったリンク61(アッパリンク63、ロアリンク65)とリンクピン57とは、ロアリンク65の回転端部に形成されたリンク当接部65bが後述するフック71のフック被当接部71dから離間する方向(矢印A方向)に付勢されている。
アッパブラケット35の下部で、アッパブラケット35のロアリンク65が配置される面側には、フック71が設けられる。このフック71は、一方の端部に貫通した穴71aが形成された本体部71bと、本体部71bの他方の端部から折曲し、被当接部材23の第1被当接部23e(第1被当接面23g、端面23h)と、第2被当接部23f(第2被当接面23i、端面23j)とに当接可能なフック当接部71cとからなっている。
アッパブラケット35の下部には、貫通した穴35eが形成されている。そして、フック71の穴71a、アッパブラケット35の穴35aを挿通するフックピン73により、フック71はアッパブラケット35に対して回転可能に取り付けられ、フック71のフック当接部71cは、被当接部材23の第1被当接部23e、第2被当接部23fに当接可能となっている。フック71の本体部71bには、ロアリンク65のリンク当接部65bが当接可能なフック被当接部71dが形成されている。フック被当接部71dは、第1下り斜面71e、第1上り斜面71f、第2下り斜面71g、第2上り斜面71h、第3下り斜面71iとからなる鋸状である。
そして、一端部がフック71の回転中心以外の箇所に設けられた穴71jに係止され、他端部がアッパブラケット35に形成されたスプリング係止部35fに係止されたスプリング75(第2付勢部材)が設けられている。このスプリング75により、フック71は、リンク61方向、すなわちフック当接部71cが被当接部材23の第1被当接部23e、第2被当接部23fから離れる方向(矢印B方向)に付勢されている。
スプリング69,スプリング75の付勢により、リンク65のリンク当接部65bとフック71のフック被当接部71dとは常に当接する。よって、リンク当接部65bを有するリンク65がカムフォロア、リンク当接部65bが当接する鋸状のフック被当接部71dを有するフック71がカム面(フック被当接部71d)を有するカムとなるカム機構が構成されている。
そして、リンク65が回転すると、連動してフック71も回転する。
次に、図8−図11を用いて、上記構成の作動を説明する。
(最後位置付近でのシートバックの後傾作動)
図8を用いて説明する。図8は図1のスライドシート装置のアッパレールが最後位置付近にある状態を説明する構成図である。
アッパアーム51は、ストッパピン55がリンク61のアッパリンク63に当接していない状態では、スプリング69により矢印A方向に付勢されたリンク61、スプリング75により矢印B方向に付勢されたフック71はそれぞれ二点鎖線の位置にあり、フック71のフック当接部71cは、被当接部材23と干渉しない位置にある。
ここで、シートバック15を後傾させていくと、アッパアーム51のストッパピン55がリンク61のアッパリンク63を押し、リンク61は反矢印A方向に回転して、実線位置に移動し、リンク当接部65bは、フック71の第1上り斜面71fに押接する。即ち、シートバック15の一定以上の後傾に連動して、リンク61は回転する。ロアリンク65のリンク当接部65bに押されたフック71は、スプリング75の付勢力に抗して反矢印B方向に回転し、フック当接部71cが被当接部材23の第2被当接面23iに当接するまで回転可能である。
よって、これ以上のシートバック15の後傾が禁止される。一方、このシートバック15の傾動位置では、シート3の最後位置までのスライドは後傾可能である。
(図8の状態からシートが前方へスライドした状態での作動)
図9,図10を用いて説明する。図9は図8の状態からシート3が若干前方へスライドした状態を示す図、図10は図9の状態からさらにシート3が前方ヘスライドした状態を示す図である。
図8の状態からシート3を前方へスライドさせると、フック71のフック当接部71cが被当接部材23の第2被当接面23iから離脱し、フック71は反矢印B方向に更に回転可能となる、
この状態では、シートバック15は更に後傾可能で、図10に示すように、フック71のフック当接部71cが被当接部材23の第1被当接面23gに当接するま後傾で可能となる。この時、リンク61のロアリンク65のリンク当接部65bは、フック71の第1上り斜面71f、第2下り斜面71g、第2上り斜面71hのいずれかに押接している。
また、図10の状態からシート3の後方へのスライドは、フック71のフック当接部71cが被当接部材23の端面23jに当接するまで可能である。
(シートバックの最後傾位置まで後傾可能な状態での作動)
図11を用いて説明する、図11はシートバックが最後傾位置まで傾動可能な状態を示す構成図である。
図10の状態から更にシート3を前方へスライドさせると、フック71のフック当接部71cが被当接部材23の第1被当接部23eから離脱し、フック71は反矢印B方向に更に回転可能となる、
この状態では、シートバック15は、最後傾位置まで後傾可能で、この時、リンク61のロアリンク65のリンク当接部65bは、フック71の第2上り斜面71h、第3下り斜面71iのいずれかに押接している。
また、シート3の後方へのスライドは、フック71のフック当接部71cが被当接部材23の端面23hに当接するまで可能である。
上記構成のスライドシート装置では、以下のような効果が得られる。
(1) 相互ストッパ機構21のフック71は回転する。リンク61のフック71への係合箇所をフック71の回転半径方向に沿って変えることで、フック71の回転端部の移動量(ストローク長)を変えることができる。即ち、フック71と被当接部材23との十分な当接面積(かかり代)を確保しつつ、フック71の小型化を図ることができるので、相互ストッパ機構21を小型化できる。
(2) リンク65を付勢するスプリング(第1付勢部材)69と、フック71を被当接部材23から離れる方向に付勢するスプリング(第2付勢部材)75とを有することで、カムフォロアとして機能するリンク65のリンク当接部65bと、カム面として機能するフック71の鋸状のフック被当接部71dとの当接が確実となり、相互ストッパ機構21がスムーズに作動する。
また、リンク65がフック71と常に当接するため、シート3のスライド時にリンク65が動くことでの異音が発生しない。
(3) フック71を被当接部材23から離れる方向に付勢するスプリング(第2付勢部材)75を有することで、フック71は被当接部材23や床面側の部材と干渉しないので、シート3のスライド時に異音が発生しない。
(4) リンク65のリンク当接部65bは、シートバック15が後傾するに従って、フック71のフック当接部71dでの第1下り斜面71e、第1上り斜面71f、第2下り斜面71g、第2上り斜面71h、第3下り斜面71iの順に当接して行く、即ちフック71の回転中心に近づくに従って、リンク65の小さな移動で、大きなフック71の移動を得ることができる。
(5) フック71のフック被当接部71dは鋸状であるので、シートバック15の前傾時,後傾時のどちらの状況においても、リンク65の位置を保持できる。
また、段階的にフック71の回転位置を変化できる。
尚、本発明は上記実施形態に限定するものではない。上記実施形態では、リンク当接部65bを有するリンク65がカムフォロア、リンク当接部65bが当接する鋸状のフック被当接部71dを有するフック71がカム面(フック被当接部71d)を有するカムとなるカム機構を形成したが、逆に、リンク65側にカム面を有するカム、フック71側にカム面に当接するカムフォロアを設けてもよい。
また、上記実施形態では、カムとカムフォロアとの当接は、スプリングでカム、カムフォロアを付勢することで行ったが、カム面にカムフォロアが係合する溝等を形成し、カムフォロアの動きを拘束した確動カム機構であってもよい。
9 アッパレール
21 相互ストッパ機構
23 被当接部材
23e、23f フック被当接部
61 リンク
71 フック

Claims (5)

  1. 車両床面に固定され、直線に沿って延びたロアレールと、
    該ロアレールにスライド可能に取り付けられたアッパレールと、
    該アッパレールに固定されたシートクッションと、
    該シートクッションに対して前傾/後傾可能に取り付けられたシートバックと、
    前記アッパレールの前記ロアレールに対するスライド位置、前記シートバックの前記シートクッションに対する傾動位置のうちの一方の位置が所定の範囲内に位置するときに、他方の位置を所定の範囲内に制限する相互ストッパ機構と、
    を有したスライドシート装置であって
    前記相互ストッパ機構は、
    前記シートバックの後傾に連動して回転するリンクと、
    前記リンクの回転に連動して回転するフックと、
    前記フックと当接すると、前記他方の位置を所定の範囲内に制限する被当接部を有する被当接部材と、
    を有することを特徴とするスライドシート装置。
  2. 前記リンクと前記フックの連動は、
    前記リンク、前記フックのうちの一方の部材に設けられたカム面と、
    前記リンク、前記フックのうちの他方の部材に設けられ前記カム面に摺接するカムフォロアとで行われる
    ことを特徴とするスライドシート装置。
  3. 前記リンクを付勢する第1付勢部材と、
    前記フックを前記被当接部材から離れる方向に付勢する第2付勢部材と、
    を有することを特徴とする請求項または2記載のスライドシート装置。
  4. 前記リンクは、シートバックが後傾するに従って、前記フックの回転中心に近づくことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスライドシート装置。
  5. 前記カム面は、
    鋸形であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のスライドシート装置。
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