JP2019170852A - スプリンクラ消火設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】火災発生の警報を正確に行わせることができつつも、迅速に行わせることができるスプリンクラ消火設備を得る。【解決手段】流水検知装置2の二次側に設けられて、加圧流体が充填される二次側配管4と、二次側配管4に接続されるスプリンクラヘッド5とを備えたスプリンクラ消火設備1−1において、流水検知装置2の二次側に、スプリンクラヘッド5の作動を検知するスプリンクラヘッド作動検知装置7を設け、スプリンクラヘッド作動検知装置7がスプリンクラヘッド5の作動を検知したときに、流水検知装置2による流水の検知を条件とせずに、火災発生の警報を発報させる信号を出力するように構成したことを特徴とする。【選択図】図1

Description

この発明は、スプリンクラ消火設備に関し、より詳細には、火災発生の警報を発報させる信号を出力する機能を有するスプリンクラ消火設備に関する。
防火対象物(建物等)の規模等によっては、警報設備として、火災発生の警報を放送により行う非常用放送設備の設置が必要になることがある。非常用放送設備は通常、自動火災報知設備と連動して起動する。そして、火災発生が確認された後に、防火対象物の全域に対して火災発生の一斉放送が行われる。
火災発生の一斉放送は、自動制御の場合、火災感知器の作動信号に基づいて行われる。具体的には、例えば、火災感知器の作動信号の受信から一定時間が経過したときや、複数の火災感知器の作動信号を受信したときに、火災発生の一斉放送が自動で行われる。
この種の非常用放送設備には、火災感知器の誤作動を原因とする誤報の問題がある。火災発生の一斉放送まで誤ってしてしまえば、防火対象物の全域に混乱を生じさせることになる。
ところで、非常用放送設備は、スプリンクラ消火設備とも連動して動作させることができる(例えば、特許文献2参照)。
スプリンクラ消火設備には、閉鎖型スプリンクラヘッドが用いられるものの場合、流水検知装置が設けられる。流水検知装置は、火災発生によりスプリンクラヘッドが作動して流水を検知したときに、流水信号を出力するものである。非常用放送設備をスプリンクラ消火設備と連動して動作させる場合、例えば、スプリンクラ消火設備に設けられる流水検知装置の流水信号を火災発生の一斉放送の自動制御を行うための信号として用いることが考えられる。
特開2007−268117号公報
スプリンクラヘッドは、火災感知器に比べて誤作動が少ない。すなわち、非常用放送設備を流水検知装置の流水信号により火災発生の一斉放送の自動制御を行うものとすることにより、火災感知器の作動信号を用いる場合に比べ、誤報を少なくすることができる。
ここで、スプリンクラ消火設備には、流水検知装置が設けられる設備として、湿式の設備と、乾式の設備と、予作動式の設備とがある。湿式の設備の場合、流水検知装置の二次側配管内に加圧水等の加圧液体が充填され、乾式の設備の場合、流水検知装置の二次側配管内に加圧空気等の加圧気体が充填される。湿式と乾式の設備において、流水検知装置は、スプリンクラヘッドが作動して二次側配管内の圧力が低下したときに作動するが、乾式の設備の場合はもちろん、湿式の設備の場合でも、二次側配管内には圧縮気体が存在するため、スプリンクラヘッドが作動してから二次側配管内の圧力が流水検知装置に至るまで低下するのには時間がかかる。つまり、湿式と乾式の設備の場合、スプリンクラヘッドが作動しても、流水検知装置から流水信号がすぐに出力されるわけではない。すなわち、スプリンクラヘッドが火災を検知して作動しても、火災発生の警報を発報させるための信号がすぐに出力されるわけではない(例えば、スプリンクラヘッドが作動してから流水信号の出力まで長い場合、30秒程度かかることがある。)。
つまり、湿式と乾式の設備における流水検知装置の流水信号により、非常用放送設備における火災発生の一斉放送の自動制御を行うものとする場合、誤報を少なくすることはできるが、スプリンクラヘッドが作動していても、非常用放送設備における火災発生の一斉放送がすぐにはされないという問題がある。
予作動式の設備の場合、流水検知装置は、火災感知器の作動信号により作動する。流水検知装置の二次側配管内には、乾式の設備と同様、加圧気体が充填されるが、流水検知装置の作動は、乾式の設備とは条件が異なる。予作動式の設備と連動して非常用放送設備における火災発生の一斉放送を行うものとする場合も、流水検知装置の流水信号を用いることができるが、予作動式の場合、火災感知器の作動により流水検知装置が開放し、流水信号を出力するので、前記の通り、火災感知器の誤作動を原因とする誤報の問題がある。
以上の問題は、スプリンクラ消火設備に連動して、非常用放送設備における火災発生の一斉放送の自動制御を行う場合に限らず、自動火災報知設備等の他の警報設備における警報の自動制御を行う場合にも存在するし、さらには、スプリンクラ消火設備における警報の自動制御を行う場合にも存在する。
この発明は、以上の事情に鑑み、火災発生の警報を正確に行わせることができつつも、迅速に行わせることができるスプリンクラ消火設備を得ることを目的とする。
この発明は、流水検知装置の二次側に設けられて、加圧流体が充填される二次側配管と、該二次側配管に接続されるスプリンクラヘッドとを備えたスプリンクラ消火設備において、前記流水検知装置の二次側に、前記スプリンクラヘッドの作動を検知するスプリンクラヘッド作動検知装置を設け、該スプリンクラヘッド作動検知装置が前記スプリンクラヘッドの作動を検知したときに、前記流水検知装置による流水の検知を条件とせずに、火災発生の警報を発報させる信号を出力するように構成したことを特徴とするスプリンクラ消火設備である。
また、この発明は、前記スプリンクラヘッド作動検知装置は、前記加圧流体の物理量を検知するセンサを有し、該センサが検知する前記加圧流体の物理量に基づいて前記スプリンクラヘッドの作動を検知することを特徴とするスプリンクラ消火設備である。
また、この発明は、前記スプリンクラヘッド作動検知装置は、前記スプリンクラヘッドが作動したときに作動するアクセラレータと、該アクセラレータの作動を検知するアクセラレータ作動検知手段とを有し、該アクセラレータ作動検知手段が該アクセラレータの作動を検知することにより、前記スプリンクラヘッドの作動を検知することを特徴とするスプリンクラ消火設備である。
また、この発明は、前記二次側配管は、二次側本管部と、該二次側本管部から防護領域に向けて分岐する二次側分岐管部を有し、前記スプリンクラヘッド作動検知装置は、該二次側本管部及び/又は該二次側分岐管部に設けられることを特徴とするスプリンクラ消火設備である。
ここで、前記アクセラレータは、前記二次側本管部と前記二次側分岐管部とに設けられるものとして、前記アクセラレータ作動検知手段は、前記二次側本管部に設けられる前記アクセラレータの作動を検知するものとすることができる。
この発明においては、スプリンクラヘッド作動検知装置がスプリンクラヘッドの作動を検知したときに、流水検知装置による流水の検知を条件とせずに、火災発生の警報を発報させる信号が出力される。これにより、スプリンクラヘッドが火災を検知して作動したときに、流水検知装置による流水の検知によらずに、火災発生の警報を発報させることができる。
したがって、この発明によれば、火災発生の警報を正確に行わせることができつつも、迅速に行わせることができるスプリンクラ消火設備が得られる。
なお、この発明は、スプリンクラ消火設備及び/又はこれと連動させる他設備に対し、前記の条件で火災発生の警報を発報させる信号が出力されるものとすることができるが、他設備としては、例えば、警報設備である非常用放送設備とすることができ、その非常用放送設備に対し、前記の条件で火災発生の一斉放送を行わせる信号が出力されるものとすることができる。そのようにすることにより、スプリンクラヘッドが火災を検知して作動したときに、流水検知装置の流水の検知によらずに、非常用放送設備に火災発生の一斉放送を行わせることができる。すなわち、非常用放送設備に対し、火災発生の一斉放送を正確に行わせることができつつも、それを迅速に行わせることができる。
この発明のスプリンクラ消火設備の実施形態の一例(湿式のスプリンクラ消火設備への適用例)を示したものであり、連動して動作する非常用放送設備と共に、システム構成を簡略化して示した系統図である(流水検知装置の一次側の構成の図示を省略している。)。 同上の実施形態の他の例(乾式のスプリンクラ消火設備への適用例)を示したものであり、図1と同様の系統図である。 同上の実施形態のさらに他の例(予作動式のスプリンクラ消火設備への適用例)を示したものであり、図1と同様の系統図である。
以下、この発明の実施形態を図1乃至図3に基づいて説明するが、この発明は、閉鎖型のスプリンクラヘッドが用いられるスプリンクラ消火設備であれば、湿式、乾式、予作動式のいずれの方式のものにも適用することが可能であり、湿式の設備への適用例を第1の実施形態として図1に基づいて、乾式の設備への適用例を第2の実施形態として図2に基づいて、予作動式の設備への適用例を第3の実施形態として図3に基づいて、それぞれ説明する。なお、いずれの実施形態においても、連動して動作させる警報装置を他設備である非常用放送設備の放送装置とする場合を示しているが、連動して動作させる警報装置としては、非常用放送設備の放送装置に限らず、自動火災報知設備等の他の警報設備の警報装置とすることもできるし、もちろんスプリンクラ消火設備の警報装置とすることもできる。
[第1の実施形態(湿式の設備への適用例)]
まず、湿式の設備への適用例をスプリンクラ消火設備1−1として、図1に基づいて説明する。
[基本構成]
図1において、スプリンクラ消火設備1−1は、湿式の設備であり、流水検知装置3の二次側に基端側が接続され、末端側に閉鎖型のスプリンクラヘッド5が接続される二次側配管4内には常時、加圧水(加圧流体の一例)が充填される。流水検知装置2の一次側には一次側配管3が接続され、図示は省略しているが、その一次側配管3の一次側には、貯水槽等の給水源にポンプを介して基端側が接続される給水本管等が設けられる。火災発生時、スプリンクラヘッド5が作動し、二次側配管4内に充填される加圧水が放出されれば、流水検知装置2が作動し、給水本管を介して供給される給水源からの水が一次側配管3から二次側配管4に流れて、スプリンクラヘッド5から放出される。
[流水検知装置]
流水検知装置2は、スプリンクラヘッド5が作動したときに作動し、一次側配管3から二次側配管4への流水を検知して流水信号を次に説明する制御盤6に出力する。その作動方式や流水の検知方式は、従来公知の種々のものを用いることができる。
[制御盤]
制御盤6は、設備中の各種機器の制御を行う制御盤であり、詳細は後記で説明するが、火災発生時には、スプリンクラ消火設備の警報装置(図示省略。制御盤上に設けられる警報装置を含む。)や、他設備の警報装置(本実施形態の場合、非常用放送設備20の放送装置)に火災発生の警報を発報させる信号を出力する。
[スプリンクラヘッド作動検知センサ(スプリンクラヘッド作動検知装置の一例)]
そして、スプリンクラ消火設備1−1には、二次側配管4(二次側の一例)に、スプリンクラヘッド5の作動を検知する検知装置の一例として、スプリンクラヘッド作動検知センサ7が設けられる。
スプリンクラヘッド作動検知センサ7は、本実施形態の場合、センサ部7aとセンサ制御部7bとを有するものとしており、センサ部7aがスプリンクラヘッド5の作動を検知したときに、その作動信号をセンサ制御部7bが信号線を介して制御盤6に出力するものとしている。
制御盤6は、スプリンクラヘッド作動検知センサ7がスプリンクラヘッド5の作動を検知したときに、流水検知装置2の作動を条件とせずに、火災発生の警報を発報させる信号を出力する。具体的には、スプリンクラヘッド作動検知センサ7からスプリンクラヘッド5の作動信号を受信したときに、流水検知装置2からの流水信号の受信は条件とせずに、スプリンクラ消火設備の警報装置と他設備の警報装置に火災発生の警報を発報させる信号を出力する。
このスプリンクラ消火設備1−1においては、前記の通り、スプリンクラヘッド作動検知センサ7がスプリンクラヘッド5の作動を検知したときに、流水検知装置2の作動を条件とせずに、自設備の警報装置や他設備の警報装置に火災発生の警報を発報させる信号が出力される。それにより、スプリンクラヘッド5が火災を検知して作動したときに、流水検知装置2による流水の検知によらずに、その流水の検知を待つことなく、スプリンクラ消火設備の警報装置や他設備の警報装置に火災発生の警報を発報させることができ、火災発生の警報を正確に行わせることができつつも、迅速に行わせることができる。
[スプリンクラヘッド作動検知センサの具体例]
スプリンクラヘッド作動検知センサ7は、二次側配管4内の加圧水の物理量を検知して、その物理量の時間当たりの変化量を検知することにより、その変化量(傾き)に基づいてスプリンクラヘッド5の作動を検知するものとすることができる。また、検知する物理量としては、例えば、圧力や流量とすることができる。さらに、検知方式としては、二次側配管3内の加圧水に対し、接触式としてもよいし、非接触式としてもよい。これらについては、二次側配管4内に加圧空気(加圧流体の一例)が充填される乾式と予作動式の設備にスプリンクラヘッド4の作動を検知するものとして、スプリンクラヘッド作動検知センサ7を設ける場合にも同様である。
なお、図1に示した例において、スプリンクラヘッド作動検知センサ7は、二次側配管4中、流水検知装置2に近い位置に設けられるものとしているが、二次側配管4を後記で説明する第2の実施形態中で示したもののように、流水検知装置2の二次側に接続される二次側本管部4aと、その二次側本管部から各防護領域に向けて分岐し、末端側にスプリンクラヘッド5が接続される複数の二次側分岐管部4bとを有するもののとする場合には、複数の二次側分岐管部4bの基端側にそれぞれ設けられるものとしてもよい。
[非常用放送設備(連動して動作する他設備の一例)]
非常用放送設備20は、放送装置の一例であるスピーカ21と、スピーカ21を含む設備中の各種機器の制御を行う制御盤22とを有し、火災発生時、音声による警報をスピーカ21から自動で放送する。
制御盤22は、スプリンクラ消火設備1−1側の制御盤6と信号線を介して接続されており、非常用放送設備20は、スプリンクラ消火設備1−1の動作に連動して動作する。具体的には、制御盤22がスプリンクラ消火設備1−1側の制御盤6から火災発生の警報を発報させる信号を受信したときに、防火対象物の全域に対し、スピーカ21から火災発生の一斉放送を行う。
スプリンクラ消火設備1−1は、前記の通り、スプリンクラヘッド5が火災を検知して作動したときに、流水検知装置2による流水の検知によらずに、その流水の検知を待つことなく、火災発生の警報を発報させる信号が出力する。それにより、スプリンクラヘッドが火災を検知して作動したときに直ちに、非常用放送設備20において、火災発生の一斉放送を行うことができる。
なお、スプリンクラ消火設備1−1の動作に連動して動作させるのを非常用放送設備20の放送装置とするのに代えて、或いはそれに加えて、自動火災報知設備等の他の警報設備の警報装置としてもよい。これについては、後記で説明する乾式と予作動式の設備への適用例であるスプリンクラ消火設備1−2と同1−3のいずれにおいても同様である。
[第2の実施形態(乾式の設備への適用例)]
次に、乾式の設備への適用例をスプリンクラ消火設備1−2として、図2に基づいて説明する。なお、設備の方式は異なるが、スプリンクラ消火設備1−1と共通する構成部分については、同一の図面符号を付して詳細な説明は省略する。
図2において、スプリンクラ消火設備1−2は、乾式の設備であり、流水検知装置2の二次側配管4内には常時、加圧空気(加圧流体の一例)が充填される。一次側配管3の一次側には、スプリンクラ消火設備1−1と同様、貯水槽等の給水源にポンプを介して基端側が接続される給水本管等が設けられるが、それらの図示は省略している。火災発生時、スプリンクラヘッド5が作動し、二次側配管4内に充填される加圧空気が放出されれば、流水検知装置2が作動し、給水本管を介して供給される給水源からの水が一次側配管3から二次側配管4に流れて、スプリンクラヘッド5から放出されることになる。
なお、図2に示した例の場合、二次側配管4を流水検知装置2の二次側に接続される二次側本管部4aと、その二次側本管部4aから各防護領域に向けて分岐し、末端側にスプリンクラヘッド5が接続される複数の二次側分岐管部4bとを有するものとしている。
[アクセラレータ等(スプリンクラヘッド作動検知装置の一例)]
このスプリンクラ消火設備1−2には、二次側配管4の二次側本管部4aと二次側分岐管部4bとに、スプリンクラヘッド5の作動を検知する検知装置の一例として、スプリンクラヘッド5が作動したときに作動するアクセラレータ8と、そのアクセラレータ8の作動を検知する圧力スイッチ10(アクセラレータ作動検知手段の一例)とが設けられる。
アクセラレータ8は、常時は閉の急速排出弁として二次側配管4に設けられるものであり、スプリンクラヘッド5が作動して二次側配管4内の急速な圧力低下があったときに作動し、排出管9から二次側配管4内の加圧空気を外部に急速に排出して、二次側配管4内の圧力低下を加速する。アクセラレータ8としては、スプリンクラ消火設備において急速排出(排気又は排水)弁として設けられる従来公知の構造のものを用いることができる。
圧力スイッチ10は、アクセラレータ8が作動して排出管9から加圧空気が排出される際の所定の圧力上昇を検知し、アクセラレータ8の作動を検知する。アクセラレータ8は、前記の通り、スプリンクラヘッド5が作動したときに作動する。すなわち、圧力スイッチ10は、アクセラレータ8の作動を検知することにより、スプリンクラヘッド5の作動を検知する。なお、圧力スイッチ10に代えて、リミットスイッチ等のアクセラレータ8の作動を機械的に検知する手段としてもよい。
図2に示した例の場合、アクセラレータ8は、二次側配管4における二次側本管部4aと複数の二次側分岐管4bのそれぞれに排出管9と共に設けられるものとし、圧力スイッチ10は、二次側本管部4aに設けられるアクセラレータ8に対してのみ設けられるものとしている。これにより、いずれかの二次側分岐管部4bに接続されるスプリンクラヘッド5が作動したときに、その二次側分岐管部4bに設けられるアクセラレータ8が作動するのに続き、他のアクセラレータ8を連鎖させて作動させることができ、圧力スイッチ10が設けられるアクセラレータ8まで速やかに作動させることができる。すなわち、スプリンクラヘッドが作動したときに、その作動を速やかに圧力スイッチ10により検知することができる。なお、二次側本管部4aに設けられるアクセラレータ8に対してのみ圧力スイッチ10を設けるのに代えて、二次側分岐管部4bに設けられるアクセラレータ8のそれぞれに対して圧力スイッチ10を設けるようにすることもできる。そのようにすることにより、スプリンクラヘッド5の作動をより速やかに検知することができる。
制御盤6は、アクセラレータ8の作動を圧力スイッチ10が検知して、スプリンクラヘッド5の作動を検知したときに、第1の実施形態におけるものと同様、流水検知装置2の作動を条件とせずに、火災発生の警報を発報させる信号を出力する。具体的には、圧力スイッチ10からスプリンクラヘッド5の作動信号(アクセラレータ8の作動信号)を受信したときに、流水検知装置2からの流水信号の受信は条件とせずに、自設備の警報装置と他設備の警報装置に火災発生の警報を発報させる信号を出力する。
つまり、このスプリンクラ消火設備1−2においても、アクセラレータ8の作動を圧力スイッチ10が検知して、スプリンクラヘッド5の作動を検知したときに、流水検知装置2の作動を条件とせずに、自設備の警報装置や他設備の警報装置に火災発生の警報を発報させる信号が出力される。それにより、スプリンクラヘッド5が火災を検知して作動したときに、流水検知装置2による流水の検知によらずに、その流水の検知を待つことなく、スプリンクラ消火設備の警報装置や他設備の警報装置に火災発生の警報を発報させることができ、火災発生の警報を正確に行わせることができつつも、迅速に行わせることができる。具体的には、例えば、スプリンクラヘッド5が火災を検知して作動したときに直ちに、非常用放送設備20において、火災発生の一斉放送を行わせることができる。
[第3の実施形態(予作動式の設備への適用例)]
次に、予作動式の設備への適用例をスプリンクラ消火設備1−3として、図3に基づいて説明する。なお、設備の方式は異なるが、スプリンクラ消火設備1−1と共通する構成部分については、同一の図面符号を付して詳細な説明は省略する。
図3において、スプリンクラ消火設備1−3は、予作動式の設備であり、流水検知装置2の二次側配管4内には常時、乾式の設備と同様、加圧空気(加圧流体の一例)が充填されるが、その流水検知装置2は、火災感知器11が作動したときに作動する。一次側配管3の一次側には、スプリンクラ消火設備1−1と同様、貯水槽等の給水源にポンプを介して基端側が接続される給水本管等が設けられるが、それらの図示は省略している。火災発生時、火災感知器11が作動すると、その作動信号を受信機12が受信し、制御盤6経由で駆動用のモータMにより流水検知装置2を作動させる。流水検知装置2が作動すると、給水本管を介して給水源から供給される水が一次側配管3から二次側配管4内に流れ、そして、スプリンクラヘッド5が作動すると、その水が直ちにスプリンクラヘッド5から放出される。
このスプリンクラ消火設備1−3においては、スプリンクラヘッド5の作動を検知する検知装置の一例として、スプリンクラ消火設備1−1と同様のスプリンクラヘッド作動検知センサ7が設けられるものとしている。すなわち、スプリンクラヘッド作動検知センサ7は、センサ部7aとセンサ制御部7bとを有し、センサ部7aがスプリンクラヘッド5の作動を検知したときに、その作動信号をセンサ制御部7bが信号線を介して制御盤6に出力する。
制御盤6は、スプリンクラ消火設備1−1と同様、スプリンクラヘッド作動検知センサ7がスプリンクラヘッド5の作動を検知したときに、流水検知装置2の作動を条件とせずに、自設備の警報装置と他設備の警報装置に火災発生の警報を発報させる信号を出力するが、本実施形態においては、他設備の警報装置に対しては、その信号を先ずは受信機12に出力する。受信機12は、その信号を非常用放送設備20の制御盤22に移報する。そして、非常用放送設備20は、制御盤22がその移報信号に基づき、スピーカ21から火災発生の一斉放送を行う。
つまり、スプリンクラ消火設備1−3においても、スプリンクラヘッド作動検知センサ7がスプリンクラヘッド5の作動を検知したときに、流水検知装置2の作動を条件とせずに、自設備の警報装置や他設備の警報装置に火災発生の警報を発報させる信号が出力される。それにより、スプリンクラヘッド5が火災を検出して作動したときに、流水検知装置2による流水の検知によらずに、スプリンクラ消火設備の警報装置や他設備の警報装置に火災発生の警報を発報させることができ、火災発生の警報を正確に行わせることができつつも、迅速に行わせることができる。具体的には、例えば、スプリンクラヘッド5が火災を検知して作動したときに直ちに、非常用放送設備20において、火災発生の一斉放送を行わせることができる。
なお、火災感知器11と受信機12は、自動火災報知設備の一部をなすものとしてもよく、すなわち、その自動火災報知設備を連動して動作せる他設備として、受信機12がその信号を受信したときに、その警報装置に警報を発報させるものとしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、制御盤6や受信機12は、流水検知装置2の流水信号に基づいて、流水の検知や流水検知装置2の作動等の表示をするものとしてもよい。また、非常用放送設備20における制御盤22は、流水検知装置2の流水信号に基づいて、火災発生の一斉放送の開始後、一定時間(例えば1分間)流水信号の出力がなかった場合には、一斉放送を停止するものとしてもよい。さらに、制御盤6や受信機12は、スプリンクラヘッド作動検知センサ7やアクセラレータ8等のスプリンクラヘッド作動検知装置の作動の表示をするものとしてよい。
1−1〜1−3:スプリンクラ消火設備 2:流水検知装置
3:一次側配管 4:二次側配管 4a:二次側本管部
4b:二次側分岐管部 5:スプリンクラヘッド 6:制御盤
7:スプリンクラヘッド作動検知センサ 7a:センサ部
7b:センサ制御部 8:アクセラレータ 9:排出管
10:圧力スイッチ 11:火災感知器 12:受信機
20:非常用放送設備 21:スピーカ 22:制御盤

Claims (4)

  1. 流水検知装置の二次側に設けられて、加圧流体が充填される二次側配管と、該二次側配管に接続されるスプリンクラヘッドとを備えたスプリンクラ消火設備において、
    前記流水検知装置の二次側に、前記スプリンクラヘッドの作動を検知するスプリンクラヘッド作動検知装置を設け、該スプリンクラヘッド作動検知装置が前記スプリンクラヘッドの作動を検知したときに、前記流水検知装置による流水の検知を条件とせずに、火災発生の警報を発報させる信号を出力するように構成したことを特徴とするスプリンクラ消火設備。
  2. 前記スプリンクラヘッド作動検知装置は、前記加圧流体の物理量を検知するセンサを有し、該センサが検知する前記加圧流体の物理量に基づいて前記スプリンクラヘッドの作動を検知することを特徴とする請求項1に記載のスプリンクラ消火設備。
  3. 前記スプリンクラヘッド作動検知装置は、前記スプリンクラヘッドが作動したときに作動するアクセラレータと、該アクセラレータの作動を検知するアクセラレータ作動検知手段とを有し、該アクセラレータ作動検知手段が該アクセラレータの作動を検知することにより、前記スプリンクラヘッドの作動を検知することを特徴とする請求項1に記載のスプリンクラ消火設備。
  4. 前記二次側配管は、二次側本管部と、該二次側本管部から防護領域に向けて分岐する二次側分岐管部を有し、前記スプリンクラヘッド作動検知装置は、該二次側本管部及び/又は該二次側分岐管部に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスプリンクラ消火設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110787401A (zh) * 2019-11-15 2020-02-14 天津市金中基暖通净化设备有限公司 一种消防联动防火排烟系统

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