JP2019169995A - メス型コネクタ、ケーブル接続構造およびケーブル接続構造の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
電力ケーブルの端末に設けられオス型端子を有するオス型コネクタと接続されるメス型コネクタであって、
前記オス型端子と接続されるメス型端子と、
前記メス型端子の外周を覆うように設けられる筒状のブッシングと、
前記ブッシングに外嵌されるフランジと、
前記ブッシングの軸方向に沿って前記フランジに装着され、前記オス型コネクタが挿入されたときに、弾性力を利用して前記オス型コネクタを連結固定する連結筒ユニットと、
を有し、
前記フランジは、
前記ブッシングが軸方向に貫通して挿入されるブッシング挿入穴と、
前記ブッシング挿入穴の径方向に拡径した鍔部と、
前記鍔部に開設され、所定の固定箇所に該フランジをネジ締結するボルトが挿入されるボルト挿入孔と、
を有する
メス型コネクタが提供される。
電力ケーブルの端末に設けられオス型端子を有するオス型コネクタと接続されるメス型コネクタであって、
前記オス型端子と接続されるメス型端子と、
前記メス型端子の外周を覆うように設けられる筒状のブッシングと、
前記ブッシングに外嵌されるフランジと、
一部が前記フランジと一体に設けられ、前記オス型コネクタが挿入されたときに、弾性力を利用して前記オス型コネクタを連結固定する連結筒ユニットと、
を有し、
前記フランジは、
前記ブッシングの径方向に拡径した鍔部と、
前記鍔部に開設され、所定の固定箇所に該フランジをネジ締結するボルトが挿入されるボルト挿入孔と、
を有し、
前記ボルト挿入孔は、前記ボルトが前記ボルト挿入孔に挿入されたときに、前記ブッシングの軸方向から見て、前記ボルトが前記連結筒ユニットと重ならないよう配置される
メス型コネクタが提供される。
メス型コネクタと、電力ケーブルの端末に設けられオス型端子を有するオス型コネクタと、を接続するケーブル接続構造であって、
前記メス型コネクタは、
前記オス型端子と接続されるメス型端子と、
前記メス型端子の外周を覆うように設けられる筒状のブッシングと、
前記ブッシングに外嵌されるフランジと、
前記ブッシングの軸方向に沿って前記フランジに装着され、前記オス型コネクタが挿入されたときに、弾性力を利用して前記オス型コネクタを連結固定する連結筒ユニットと、
を有し、
前記フランジは、
前記ブッシングが軸方向に貫通して挿入されるブッシング挿入穴と、
前記ブッシング挿入穴の径方向に拡径した鍔部と、
前記鍔部に開設され、前記メス型コネクタの所定の固定箇所に該フランジをネジ締結するボルトが挿入されるボルト挿入孔と、
を有する
ケーブル接続構造が提供される。
ケーブル接続構造の製造方法であって、
電力ケーブルの端末に設けられオス型端子を有するオス型コネクタを準備する工程と、
前記オス型端子と接続されるメス型端子と、前記メス型端子の外周を覆うように設けられる筒状のブッシングと、前記ブッシングに外嵌されるフランジと、前記ブッシングの軸方向に沿って前記フランジに装着される連結筒ユニットと、を有するメス型コネクタを準備する工程と、
前記オス型コネクタを前記連結筒ユニット内に挿入し、弾性力を利用して前記オス型コネクタを前記連結筒ユニットに連結固定する工程と、
を有し、
前記メス型コネクタを準備する工程は、
前記フランジとして、前記ブッシングが軸方向に貫通して挿入されるブッシング挿入穴と、前記ブッシング挿入穴の径方向に拡径した鍔部と、前記鍔部に開設されるボルト挿入孔と、を有する部材を準備する工程と、
前記ブッシング挿入穴内に前記ブッシングを挿入し、前記フランジを前記ブッシングに外嵌させた状態で、前記ボルト挿入孔内にボルトを挿入し、所定の固定箇所に前記フランジをネジ締結する工程と、
を有する
ケーブル接続構造の製造方法が提供される。
まず、発明者の得た知見について説明する。
(1)オス型コネクタ(プラグ端末)
本発明の第1実施形態に係るメス型コネクタを説明するにあたり、まず、メス型コネクタに接続されるオス型コネクタについて、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るオス型コネクタの軸方向に沿った断面図である。なお、図1のうち、一点鎖線よりも上側が断面図であり、下側側が正面図である。
電力ケーブル100は、例えば、電線に接続されるバイパスケーブルとして構成されている。電力ケーブル100は、例えば、ケーブル導体101と、ケーブル絶縁層102と、ケーブル遮蔽層103と、ケーブルシース104と、を有している。ケーブル導体101は、複数の導体素線(例えば銅線)を螺旋状に撚り合せることにより構成されている。
オス型端子110は、例えば、ケーブル導体101と後述のメス型端子210とを電気的および機械的に中継する柱状金属部材として構成されている。具体的には、オス型端子110は、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、またはアルミニウム合金のいずれかからなっている。オス型端子110の基端側には、導体挿入孔(符号不図示)が設けられている。オス型端子110は、導体挿入孔内にケーブル導体101が挿入された状態で、該ケーブル導体101と圧縮接続されている。一方で、オス型端子110の先端側は、後述のメス型端子210内に挿入可能に構成され、先端に行くにつれて徐々に縮径している。
絶縁筒120は、例えば、段剥ぎされた電力ケーブル100の周辺の絶縁性を確保するよう構成されている。具体的には、例えば、絶縁筒120は、段剥ぎされた電力ケーブル100の外周を覆うように設けられている。なお、絶縁筒120の内周面と電力ケーブル100との間に所定のスペーサ(符号)が介在していてもよい。絶縁筒120内には、ロックリング112によりオス型端子110が固定されている。また、絶縁筒120は、例えば、内部半導電層(符号不図示)と、絶縁層(符号不図示)と、外部半導電層(符号不図示)と、を有し、これらが一体として筒状にモールド成形されることにより構成されている。内部半導電層および外部半導電層はそれぞれ半導電性のゴムからなり、絶縁層は絶縁性のゴムからなっている。内部半導電層は、ケーブル導体101の露出部とオス型端子110の一部と(すなわち高圧部)を覆うように設けられている。これにより、高圧部の電界集中を抑制することができる。絶縁層は、内部半導電層を覆うとともに、オス型端子110の先端からケーブル絶縁層102の露出部までを覆うように設けられている。また、絶縁層の基端側は、テーパ形状を有しており、すなわち、絶縁層は、基端側から先端側に向かう方向に徐々に拡径している。絶縁層の基端側のテーパ部120aには、ケーブル遮蔽層103と接続するように、半導電性テープ126が巻回されている。これにより、いわゆるストレスコーンが形成されている。半導電性テープ126の外周には、さらに自己融着テープ128が巻回されている。自己融着テープ128により半導電性テープ126の剥離を抑制することができる。さらに、絶縁筒120の基端側のテーパ部120aには、ゴム保護カバー130が被せられている。ゴム保護カバー130は、自己融着テープ128を覆っている。これにより、自己融着テープ128の剥離を抑制することができる。一方で、外部半導電層は、絶縁層の先端側で且つ後述のオス側スリーブ140と重なる位置に、絶縁層の外周を覆うように設けられている。これにより、絶縁層の外周における電界不正を抑制することができる。以上のように絶縁筒120が構成されていることにより、段剥ぎされた電力ケーブル100の周辺の絶縁性を確保しつつ、電界を緩和することができる。
オス側スリーブ140は、例えば、後述のメス型コネクタ20と係合する係合部材として構成されている。具体的には、オス側スリーブ140は、例えば、筒状金属部材として構成されており、絶縁筒120の先端側の外周を囲むように設けられている。なお、オス側スリーブ140は、例えば、電力ケーブル100を引っ張ったときに絶縁筒120から外れないように該絶縁筒120に対して固定されている。
次に、本実施形態のメス型コネクタについて、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るメス型コネクタの軸方向に沿った断面図である。なお、図2のうち、一点鎖線よりも上側が断面図であり、下側側が正面図である。
メス型端子210は、例えば、電力機器90側の所定の配線と上述のオス型端子110とを電気的および機械的に中継する柱状金属部材として構成されている。具体的には、メス型端子210は、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、またはアルミニウム合金のいずれかからなっている。メス型端子210の先端側には、端子挿入孔(符号不図示)が設けられている。後述の連結筒ユニット30内にオス型コネクタ10が挿入されたときに、メス型端子210の端子挿入孔内に、オス型端子110が嵌入されるようになっている。一方で、メス型端子210の基端側には、電力機器90側の配線が接続される外ネジ(符号不図示)が設けられている。
ブッシング220は、例えば、メス型端子210を支持するとともに、該メス型端子210の周辺の絶縁性を確保するよう構成されている。具体的には、ブッシング220は、例えば、筒状に構成され、絶縁性のゴムからなっている。また、ブッシング220は、例えば、メス型端子210の外周面に密着し、メス型端子210の外周を覆うように設けられている。また、ブッシング220は、中心軸がメス型端子210の中心軸と一致するように配置されている。
フランジ230は、例えば、ブッシング220に外嵌され(ブッシング220の外周に嵌められ)、該ブッシング220を電力機器90側に固定するよう構成されている。具体的には、フランジ230は、例えば、略筒状金属部材として構成され、ブッシング挿入穴231と、筒状部232と、鍔部(フランジ鍔部)234と、を有している。
連結筒ユニット30は、例えば、ブッシング220の軸方向に沿ってフランジ230に装着され、弾性力を利用してオス型コネクタ10をワンタッチで連結固定するよう構成されている。なお、ここでいう「弾性力を利用して」とは、例えば、弾性力によって変動する嵌合機構を用いることを意味している。
ここで、電力機器90側へのフランジ230の固定態様について説明する。
次に、本実施形態のケーブル接続構造について、図3を用いて説明する。
次に、図1〜図3を用い、本実施形態のケーブル接続構造の製造方法について説明する。以下、ステップを「S」と略す。
まず、図1に示すように、本実施形態のオス型コネクタ10を準備する。
一方で、図2に示すように、本実施形態のメス型コネクタ20を準備する。メス型コネクタ準備工程S200は、例えば、部材準備工程S210と、フランジ締結工程S220と、連結筒ユニット装着工程S230と、を有している。
メス型コネクタ20を構成するメス型端子210、ブッシング220、フランジ230、および連結筒ユニット30を準備する。
メス型コネクタ20を構成する各部材を準備したら、フランジ230のブッシング挿入穴231内にブッシング220を挿入し、フランジ230をブッシング220に外嵌させる。このとき、筒状部232の基端側を、ブッシング220のブッシング鍔部220aに対して所定のパッキンを介して当接させる。
フランジ230をネジ締結したら、ブッシング220の軸方向に沿って連結筒ユニット30をフランジ230に装着する。このとき、連結筒ユニット30の固定スリーブ310の内ネジ310aをフランジ230の外ネジ232aに螺合させる。これにより、固定スリーブ310の中心軸をブッシング220の中心軸およびメス型端子210の中心軸のそれぞれと一致させた状態で、ブッシング220の軸方向に沿って連結筒ユニット30をフランジ230に連結することができる。
オス型コネクタ10およびメス型コネクタ20を準備したら、オス型コネクタ10を連結筒ユニット30内に挿入し、弾性力を利用してオス型コネクタ10を連結筒ユニット30に連結固定する。このときの連結筒ユニット30の機構の動作については、上述したとおりである。
本実施形態によれば、以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
ここで、従来のケーブル接続構造、すなわち、オス型コネクタのネジ付き袋ナットをメス型コネクタに対して螺合させる構造において、電力機器等の所定の固定箇所にフランジをネジ締結するよう構成する場合が考えられる。この場合、例えば、ケーブル接続構造を小型化する観点から、フランジをネジ締結するボルトが挿入される複数のボルト挿入孔は、それぞれ、ブッシング挿入穴に近い位置に配置される。電力機器側には、該複数のボルト挿入孔のそれぞれに対応する位置に複数のネジ穴が開設されるため、複数のネジ穴のピッチが狭くなる。
本実施形態に係るメス型コネクタについて、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態に係るメス型コネクタの軸方向に沿った片側断面図である。
次に、本実施形態に係るケーブル接続構造について説明する。
次に、本実施形態に係るケーブル接続構造の製造方法について説明する。
本実施形態では、部材準備工程S210のうち、フランジ230を準備する工程において、例えば、ボルト240がボルト挿入孔234a内に挿入され、且つ、連結筒ユニット30がフランジ230に装着されたときに、ブッシング220の軸方向から見て、ボルト240の少なくとも一部が連結筒ユニット30と重なるように、ボルト挿入孔234aを配置する。
(a)本実施形態では、ボルト挿入孔234aは、ボルト240がボルト挿入孔234a内に挿入され、且つ、連結筒ユニット30がフランジ230に装着されたときに、ブッシング220の軸方向から見て、ボルト240の少なくとも一部が連結筒ユニット30と重なるよう配置されている。これにより、ボルト挿入孔234aをブッシング挿入穴231に近づけることができる。ボルト挿入孔234aをブッシング挿入穴231に近づけることで、フランジ230の外径を小さくすることができる。その結果、メス型コネクタ20を小型化することができ、すなわち、ケーブル接続構造40全体を小型化することができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
以下、本発明の好ましい態様を付記する。
電力ケーブルの端末に設けられオス型端子を有するオス型コネクタと接続されるメス型コネクタであって、
前記オス型端子と接続されるメス型端子と、
前記メス型端子の外周を覆うように設けられる筒状のブッシングと、
前記ブッシングに外嵌されるフランジと、
前記ブッシングの軸方向に沿って前記フランジに装着され、前記オス型コネクタが挿入されたときに、弾性力を利用して前記オス型コネクタを連結固定する連結筒ユニットと、
を有し、
前記フランジは、
前記ブッシングが軸方向に貫通して挿入されるブッシング挿入穴と、
前記ブッシング挿入穴の径方向に拡径した鍔部と、
前記鍔部に開設され、所定の固定箇所に該フランジをネジ締結するボルトが挿入されるボルト挿入孔と、
を有する
メス型コネクタ。
前記ボルト挿入孔は、前記ボルトが該ボルト挿入孔内に挿入され、且つ、前記連結筒ユニットが前記フランジに装着されたときに、前記ブッシングの軸方向から見て、前記ボルトの少なくとも一部が前記連結筒ユニットと重なるよう配置される
付記1に記載のメス型コネクタ。
前記ボルト挿入孔は、前記ボルトが該ボルト挿入孔内に挿入され、且つ、前記連結筒ユニットが前記フランジに装着されたときに、前記ブッシングの軸方向から見て、前記ボルトの一部が前記連結筒ユニットと重なる一方で、前記ボルトの他部が前記連結筒ユニットよりも外側に露出するよう配置される
付記2に記載のメス型コネクタ。
前記ボルト挿入孔は、前記ボルトが該ボルト挿入孔内に挿入され、且つ、前記連結筒ユニットが前記フランジに装着されたときに、前記ブッシングの軸方向から見て、前記ボルトの中心軸が前記連結筒ユニットの外周面と一致するよう配置される
付記2又は3に記載のメス型コネクタ。
前記ボルト挿入孔は、前記ボルトが該ボルト挿入孔内に挿入され、且つ、前記連結筒ユニットが前記フランジに装着されたときに、前記ブッシングの軸方向から見て、前記ボルトが前記連結筒ユニットと重ならないよう配置される
付記1に記載のメス型コネクタ。
前記連結筒ユニットは、
前記ブッシングの軸方向に沿って前記フランジに連結され、ボール挿入孔が側面を貫通するように設けられる固定スリーブと、
前記ボール挿入孔内に設けられるボールと、
前記固定スリーブに内嵌され、該固定スリーブの軸方向に沿って摺動可能に設けられるスライドスリーブと、
前記フランジの一部に外嵌され、一端が前記フランジに係止され、他端が前記固定スリーブの軸方向に沿って前記フランジから離れる方向に前記スライドスリーブを弾性的に付勢する内側バネ部と、
前記固定スリーブに外嵌され、該固定スリーブの軸方向に沿って摺動可能に設けられ、前記ボールが嵌合するメス側嵌合溝が内周面に設けられる袋ナットと、
前記固定スリーブの一部に外嵌され、一端が前記固定スリーブに係止され、他端が前記固定スリーブの軸方向に沿って前記フランジから離れる方向に前記袋ナットを弾性的に付勢する外側バネ部と、
を有する
付記1〜5のいずれか1つに記載のメス型コネクタ。
前記連結筒ユニット内に前記オス型コネクタが挿入されていないときに、
前記スライドスリーブは、前記内側バネ部の弾性力によって前記固定スリーブの前記ボール挿入孔と重なるよう配置され、前記ボールが前記固定スリーブよりも径方向の内側に突出することを規制し、
前記袋ナットは、前記外側バネ部の弾性力に反して前記フランジの前記鍔部側に配置され、前記メス側嵌合溝内に前記ボールが嵌合されることで、前記固定スリーブの軸方向に沿った摺動が規制されるよう構成される
付記6に記載のメス型コネクタ。
前記連結筒ユニット内に前記オス型コネクタが挿入されるときに、
前記スライドスリーブは、前記オス型コネクタの当接によって前記内側バネ部の弾性力に反して前記フランジの前記鍔部側に移動することで、前記固定スリーブの前記ボール挿入孔からずれるよう配置され、前記ボールが前記固定スリーブよりも径方向の内側に突出することを許容し、
前記袋ナットは、前記メス側嵌合溝から前記ボールが外れることで、前記固定スリーブの軸方向に沿って前記フランジから離れる方向に移動し、前記ボールが前記固定スリーブよりも径方向の外側に突出することを規制し、
前記ボールは、前記オス型コネクタが有するオス側嵌合溝内に嵌合することで、前記オス型コネクタを連結固定する
付記6又は7に記載のメス型コネクタ。
電力ケーブルの端末に設けられオス型端子を有するオス型コネクタと接続されるメス型コネクタであって、
前記オス型端子と接続されるメス型端子と、
前記メス型端子の外周を覆うように設けられる筒状のブッシングと、
前記ブッシングに外嵌されるフランジと、
一部が前記フランジと一体に設けられ、前記オス型コネクタが挿入されたときに、弾性力を利用して前記オス型コネクタを連結固定する連結筒ユニットと、
を有し、
前記フランジは、
前記ブッシングの径方向に拡径した鍔部と、
前記鍔部に開設され、所定の固定箇所に該フランジをネジ締結するボルトが挿入されるボルト挿入孔と、
を有し、
前記ボルト挿入孔は、前記ボルトが前記ボルト挿入孔に挿入されたときに、前記ブッシングの軸方向から見て、前記ボルトが前記連結筒ユニットと重ならないよう配置される
メス型コネクタ。
メス型コネクタと、電力ケーブルの端末に設けられオス型端子を有するオス型コネクタと、を接続するケーブル接続構造であって、
前記メス型コネクタは、
前記オス型端子と接続されるメス型端子と、
前記メス型端子の外周を覆うように設けられる筒状のブッシングと、
前記ブッシングに外嵌されるフランジと、
前記ブッシングの軸方向に沿って前記フランジに装着され、前記オス型コネクタが挿入されたときに、弾性力を利用して前記オス型コネクタを連結固定する連結筒ユニットと、
を有し、
前記フランジは、
前記ブッシングが軸方向に貫通して挿入されるブッシング挿入穴と、
前記ブッシング挿入穴の径方向に拡径した鍔部と、
前記鍔部に開設され、前記メス型コネクタの所定の固定箇所に該フランジをネジ締結するボルトが挿入されるボルト挿入孔と、
を有する
ケーブル接続構造。
ケーブル接続構造の製造方法であって、
電力ケーブルの端末に設けられオス型端子を有するオス型コネクタを準備する工程と、
前記オス型端子と接続されるメス型端子と、前記メス型端子の外周を覆うように設けられる筒状のブッシングと、前記ブッシングに外嵌されるフランジと、前記ブッシングの軸方向に沿って前記フランジに装着される連結筒ユニットと、を有するメス型コネクタを準備する工程と、
前記オス型コネクタを前記連結筒ユニット内に挿入し、弾性力を利用して前記オス型コネクタを前記連結筒ユニットに連結固定する工程と、
を有し、
前記メス型コネクタを準備する工程は、
前記フランジとして、前記ブッシングが軸方向に貫通して挿入されるブッシング挿入穴と、前記ブッシング挿入穴の径方向に拡径した鍔部と、前記鍔部に開設されるボルト挿入孔と、を有する部材を準備する工程と、
前記ブッシング挿入穴内に前記ブッシングを挿入し、前記フランジを前記ブッシングに外嵌させた状態で、前記ボルト挿入孔内にボルトを挿入し、所定の固定箇所に前記フランジをネジ締結する工程と、
を有する
ケーブル接続構造の製造方法。
前記フランジを準備する工程では、
前記ボルトが該ボルト挿入孔内に挿入され、且つ、前記連結筒ユニットが前記フランジに装着されたときに、前記ブッシングの軸方向から見て、前記ボルトの少なくとも一部が前記連結筒ユニットと重なるように、前記ボルト挿入孔を配置し、
前記メス型コネクタを準備する工程では、
前記フランジをネジ締結する工程の後に、前記連結筒ユニットを前記フランジに装着する工程を行う
付記11に記載のケーブル接続構造の製造方法。
20 メス型コネクタ
30 連結筒ユニット
40 ケーブル接続構造
90 電力機器
100 電力ケーブル
101 ケーブル導体
102 ケーブル絶縁層
103 ケーブル遮蔽層
104 ケーブルシース
110 オス型端子
112 ロックリング
120 絶縁筒
120a テーパ部
126 半導電性テープ
128 自己融着テープ
130 ゴム保護カバー
140 オス側スリーブ
140a オス側嵌合溝
190 保護キャップ
210 メス型端子
220 ブッシング
220a ブッシング鍔部
230 フランジ
231 ブッシング挿入穴
232 筒状部
232a 外ネジ
234 鍔部
234a ボルト挿入孔
240 ボルト
250 無頭ネジ
310 固定スリーブ
310a 内ネジ
310b ボール挿入孔
310c ストッパ
320 ボール
330 スライドスリーブ
332 内側バネ部
340 袋ナット
340a メス側嵌合溝
342 外側バネ部
920 ネジ穴
Claims (6)
- 電力ケーブルの端末に設けられオス型端子を有するオス型コネクタと接続されるメス型コネクタであって、
前記オス型端子と接続されるメス型端子と、
前記メス型端子の外周を覆うように設けられる筒状のブッシングと、
前記ブッシングに外嵌されるフランジと、
前記ブッシングの軸方向に沿って前記フランジに装着され、前記オス型コネクタが挿入されたときに、弾性力を利用して前記オス型コネクタを連結固定する連結筒ユニットと、
を有し、
前記フランジは、
前記ブッシングが軸方向に貫通して挿入されるブッシング挿入穴と、
前記ブッシング挿入穴の径方向に拡径した鍔部と、
前記鍔部に開設され、所定の固定箇所に該フランジをネジ締結するボルトが挿入されるボルト挿入孔と、
を有する
メス型コネクタ。 - 前記ボルト挿入孔は、前記ボルトが該ボルト挿入孔内に挿入され、且つ、前記連結筒ユニットが前記フランジに装着されたときに、前記ブッシングの軸方向から見て、前記ボルトの少なくとも一部が前記連結筒ユニットと重なるよう配置される
請求項1に記載のメス型コネクタ。 - 前記ボルト挿入孔は、前記ボルトが該ボルト挿入孔内に挿入され、且つ、前記連結筒ユニットが前記フランジに装着されたときに、前記ブッシングの軸方向から見て、前記ボルトが前記連結筒ユニットと重ならないよう配置される
請求項1に記載のメス型コネクタ。 - 電力ケーブルの端末に設けられオス型端子を有するオス型コネクタと接続されるメス型コネクタであって、
前記オス型端子と接続されるメス型端子と、
前記メス型端子の外周を覆うように設けられる筒状のブッシングと、
前記ブッシングに外嵌されるフランジと、
一部が前記フランジと一体に設けられ、前記オス型コネクタが挿入されたときに、弾性力を利用して前記オス型コネクタを連結固定する連結筒ユニットと、
を有し、
前記フランジは、
前記ブッシングの径方向に拡径した鍔部と、
前記鍔部に開設され、所定の固定箇所に該フランジをネジ締結するボルトが挿入されるボルト挿入孔と、
を有し、
前記ボルト挿入孔は、前記ボルトが前記ボルト挿入孔に挿入されたときに、前記ブッシングの軸方向から見て、前記ボルトが前記連結筒ユニットと重ならないよう配置される
メス型コネクタ。 - メス型コネクタと、電力ケーブルの端末に設けられオス型端子を有するオス型コネクタと、を接続するケーブル接続構造であって、
前記メス型コネクタは、
前記オス型端子と接続されるメス型端子と、
前記メス型端子の外周を覆うように設けられる筒状のブッシングと、
前記ブッシングに外嵌されるフランジと、
前記ブッシングの軸方向に沿って前記フランジに装着され、前記オス型コネクタが挿入されたときに、弾性力を利用して前記オス型コネクタを連結固定する連結筒ユニットと、
を有し、
前記フランジは、
前記ブッシングが軸方向に貫通して挿入されるブッシング挿入穴と、
前記ブッシング挿入穴の径方向に拡径した鍔部と、
前記鍔部に開設され、前記メス型コネクタの所定の固定箇所に該フランジをネジ締結するボルトが挿入されるボルト挿入孔と、
を有する
ケーブル接続構造。 - ケーブル接続構造の製造方法であって、
電力ケーブルの端末に設けられオス型端子を有するオス型コネクタを準備する工程と、
前記オス型端子と接続されるメス型端子と、前記メス型端子の外周を覆うように設けられる筒状のブッシングと、前記ブッシングに外嵌されるフランジと、前記ブッシングの軸方向に沿って前記フランジに装着される連結筒ユニットと、を有するメス型コネクタを準備する工程と、
前記オス型コネクタを前記連結筒ユニット内に挿入し、弾性力を利用して前記オス型コネクタを前記連結筒ユニットに連結固定する工程と、
を有し、
前記メス型コネクタを準備する工程は、
前記フランジとして、前記ブッシングが軸方向に貫通して挿入されるブッシング挿入穴と、前記ブッシング挿入穴の径方向に拡径した鍔部と、前記鍔部に開設されるボルト挿入孔と、を有する部材を準備する工程と、
前記ブッシング挿入穴内に前記ブッシングを挿入し、前記フランジを前記ブッシングに外嵌させた状態で、前記ボルト挿入孔内にボルトを挿入し、所定の固定箇所に前記フランジをネジ締結する工程と、
を有する
ケーブル接続構造の製造方法。
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JP2018053901A JP6953659B2 (ja) | 2018-03-22 | 2018-03-22 | メス型コネクタ、ケーブル接続構造およびケーブル接続構造の製造方法 |
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