JP2019169771A - 通信システム、通信装置、制御装置および通信制御方法 - Google Patents

通信システム、通信装置、制御装置および通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信ができない期間を短縮するための構成をより効率的に実現すること【解決手段】本発明の一実施形態における通信システムは、第1チャンネルを用いた第1無線通信を行い、当該第1チャンネルを用いた優先信号を検出する第1モジュールと、第1チャンネルと異なるように設定される第2チャンネルを用いた第2無線通信を行い、当該第2チャンネルを用いた優先信号を検出する第2モジュールと通信する通信部と、第1無線通信が制限状態であるときに第2モジュールから第1信号を受信すると第1無線通信を非制限状態に変更する処理を実行し、第1無線通信が非制限状態であるときに第1チャンネルによる優先信号が検出されると、第2無線通信を非制限状態に変更するための第2信号を第2モジュールに送信する第1処理および第1無線通信を制限状態に変更する第2処理、を実行する制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、通信を制御する技術に関する。
無線LANなどの無線通信においては、通信帯域として、2.4GHz帯と5GHz帯とが用いられている。5GHz帯の中でもW53およびW56と呼ばれる帯域の使用においては、軍事用および気象用のレーダーシステムとの干渉を回避するための機能を実装しなくてはならない。この機能は、DFS(Dynamic Frequency Selection)機能と称されている。DFS機能は、以下の処理を実行するものである。まず、W53/W56に分類されるチャンネルと使用して無線通信を開始するときには、無線通信開始前に特定のレーダー信号(以下、単にレーダー信号という)が1分間にわたって検出されないことを確認する処理が必要である。この処理は、CAC(Channel Availability Check)と称される。また、CACでレーダー信号が検出された場合には、レーダー信号の使用を優先させるために、そのチャンネルの使用を30分間停止しなければならない。一般的にはレーダー信号が検出されるとチャンネルを変更し、無線通信を再開しようとする。しかし、レーダー信号を検出した後は、レーダー信号が使用していないチャンネルを新たに使用したとしても、1分間にわたって無線通信ができない。なお、無線通信をしている状態は、ISM(In-Service Monitoring)と称される。
このように無線通信ができない期間を少なくするために、端末通信用のモジュールとは別に、レーダー信号検出用のモジュールを用いる技術が、特許文献1に開示されている。この技術によれば、レーダー信号検出用のモジュールにおいて、端末通信用のモジュールで使用中のチャンネルとは異なるチャンネルを対象に、予めCACを実行する。これによって、通信中のチャンネルにおいてレーダー信号を検出しても、通信中のチャンネルをCACの対象であったチャンネルに切り替えることで、無線通信ができない期間を短縮することができる。
特開2010−278825号公報
一方、このような技術を用いても、チャンネルを切り替える処理に要する時間は無線通信ができず、また、レーダー信号検出用のモジュールは、端末通信用には用いることができないなど、効率的ではなかった。
本発明の目的の一つは、無線通信ができない期間を短縮するための構成をより効率的に実現することにある。
また、本発明の一実施形態によれば、第1チャンネルを用いた第1無線通信を行い、当該第1チャンネルを用いた優先信号を検出する第1モジュールと、前記第1チャンネルと異なるように設定される第2チャンネルを用いた第2無線通信を行い、当該第2チャンネルを用いた優先信号を検出する第2モジュールと通信する通信部と、前記第1無線通信が制限状態であるときに前記第2モジュールから第1信号を受信すると前記第1無線通信を非制限状態に変更する処理を実行し、前記第1無線通信が非制限状態であるときに前記第1チャンネルによる前記優先信号が検出されると、前記第2無線通信を非制限状態に変更するための第2信号を前記第2モジュールに送信する第1処理および前記第1無線通信を制限状態に変更する第2処理、を実行する制御部と、を備える通信装置が提供される。
また、本発明の一実施形態によれば、第1チャンネルを用いた第1無線通信を行い、当該第1チャンネルを用いた優先信号を検出する第1モジュールと、前記第1チャンネルと異なるように設定される第2チャンネルを用いた第2無線通信を行い、当該第2チャンネルを用いた優先信号を検出する第2モジュールと、前記第1無線通信が非制限状態であり前記第2無線通信が制限状態であるときに、前記第1チャンネルによる前記優先信号が検出されると、前記第2無線通信を非制限状態に変更する第1処理および前記第1無線通信を制限状態に変更する第2処理を実行する制御部と、を備える通信システムが提供される。
また、本発明の一実施形態によれば、第1チャンネルを用いた第1無線通信を行い、当該第1チャンネルを用いた優先信号を検出する第1モジュールと、第2チャンネルを用いた第2無線通信を行い、当該第2チャンネルを用いた優先信号を検出する第2モジュールと、を制御する装置であって、前記第1チャンネルと前記第2チャンネルとを異なるように設定し、前記第1無線通信が非制限状態であり前記第2無線通信が制限状態であるときに、前記第1チャンネルによる前記優先信号が検出されると、前記第2無線通信を非制限状態に変更する第1処理および記第1無線通信を制限状態に変更する第2処理を実行する制御部、を備える制御装置が提供される。
また、本発明の一実施形態によれば、第1チャンネルを用いた第1無線通信を行い、当該第1チャンネルを用いた優先信号を検出する第1モジュールと、第2チャンネルを用いた第2無線通信を行い、当該第2チャンネルを用いた優先信号を検出する第2モジュールと、を制御する方法であって、前記第1チャンネルと前記第2チャンネルとを異なるように設定し、前記第1無線通信が非制限状態であり前記第2無線通信が制限状態であるときに、前記第1チャンネルによる前記優先信号が検出されると、前記第2無線通信を非制限状態に変更する第1処理および前記第1無線通信を制限状態に変更する第2処理を実行する、通信制御方法が提供される。
本発明によれば、無線通信ができない期間を短縮するための構成をより効率的に実現することができる。
本発明の第1実施形態における通信システムの構成を説明する図である。 本発明の第1実施形態における通信制御処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態における初期化処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態におけるモジュール管理テーブルを説明する図である。 本発明の第1実施形態におけるフラグ処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態における駆動モード管理テーブルを説明する図である。 本発明の第1実施形態における接続優先モードによる処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態における接続切替処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態における速度優先モードによる処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態における接続切替処理を説明するフローチャートである。 本発明の第3実施形態における通信システムの構成を説明する図である。 本発明の第4実施形態における通信システムの構成を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態における通信システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にA、B等を付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
<第1実施形態>
[1.概要]
本発明の第1実施形態における通信システムは、無線通信を中継するアクセスポイントによって実現されている。このアクセスポイントは、少なくとも5GHz帯を用いた無線通信を行う通信装置であって、DFS機能に相当する処理を実行可能である。このとき、アクセスポイントは、以下に説明する方法によって、無線通信ができない期間を効率的に短縮することができる。第1実施形態におけるアクセスポイントについて説明する。なお、通信システムは、アクセスポイントに代えてルータによって実現されてもよい。
[2.アクセスポイントの構成]
図1は、本発明の第1実施形態における通信システムの構成を説明する図である。アクセスポイント1は、通信端末3に対して無線LANの環境を提供する装置であり、ルータ9を介してWAN(インターネット等)に通信端末3を接続するための中継をする装置である。なお、図1においては、1つの通信端末3が示されているが、複数の通信端末3が存在してもよい。
アクセスポイント1は、通信モジュールMa10(以下、単に「Ma」と記載する場合がある)、通信モジュールMb20(以下、単に「Mb」等と記載する場合がある)、制御部50、記憶部70、操作部80、および通信モジュールMz90を備える。これらの構成は、バスによって互いに接続されている。この例における通信システムは、通信モジュールMa10、通信モジュールMb20および制御部50を含み、1つの筐体に収容されることによってアクセスポイント1の一部を構成している。
通信モジュールMa10は、5GHz帯のチャンネルのうち、制御部50によって設定されたチャンネルを用いて、通信端末3との無線通信Csa、およびレーダー信号Lsaの検出を実行する。通信モジュールMa10に設定されるチャンネルは、IEEE802.11の規格において、タイプW53、W56に含まれるチャンネルから選択される。
通信モジュールMb20は、5GHz帯のチャンネルのうち、制御部50によって設定されたチャンネルを用いて、通信端末3との無線通信Csb、およびレーダー信号Lsbの検出を実行する。通信モジュールMb20に設定されるチャンネルは、通信モジュールMa10に設定されるチャンネルとは異なるチャンネルであるが、タイプW53、W56に含まれるチャンネルから選択される点では同じである。なお、通信モジュールMa10および通信モジュールMb20には、タイプW52に含まれるチャンネル、すなわち、レーダー信号の検出対象外のチャンネルが、一時的に設定されることもある。
レーダー信号LsaとLsbとは、チャンネルによって検出可能な通信モジュールを区別するために、便宜的に異なる表現で記載している。したがって、検出可能な通信モジュールを区別せず、共通の事項として説明する場合には、レーダー信号Ls(優先信号)として記載する場合がある。
通信モジュールMa10と通信モジュールMb20とは、上述のとおり、設定されるチャンネルが異なるが、その他の設定(例えば、送受信レートセット、セキュリティ設定)については同じであることが望ましい。このようにすると、通信端末3と通信する通信モジュールが変わったとしても、通信端末3は、利用するチャンネルの設定を変更すれば、そのまま通信をすることができる。これは、通信端末3にとって、アクセスポイント間でのローミングと同様な動作である。なお、一部の設定については、通信モジュールMa10と通信モジュールMb20とで異なっていてもよい。
通信モジュールMz90は、この例では、ルータ9と通信し、ルータ9を介して他の装置と通信するための通信部としての機能を有する。この通信は、例えば、2.4GHz帯を用いた無線によるものであってもよいし、有線によるものであってもよい。
記憶部70は、制御部50によって実行される制御プログラムおよび各種のテーブル等の情報を記憶する。記憶部70に記憶されるテーブルは、例えば、後述する図4および図6に示すような管理テーブルを含み、制御部50によって更新される。操作部80は、電源ボタン、設定ボタン等の操作子を含み、操作子に対するユーザの操作を受け付け、その操作に応じた信号を制御部50に出力する。
制御部50は、CPUなどの演算処理回路およびメモリを含む。制御部50は、記憶部70に記憶された制御プログラムをCPUによって実行して、各種機能をアクセスポイント1において実現させる。実現される機能には、通信制御機能が含まれる。この通信制御機能によれば、後述する処理(以下、通信制御処理という)を実行することができる。
制御プログラムは、コンピュータにより実行可能であればよく、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。この場合には、アクセスポイント1は、記録媒体を読み取る装置を備えていればよい。また、制御プログラムは、通信モジュールを介してダウンロードされてもよい。続いて、通信制御処理(通信制御方法)について説明する。
[3.通信制御処理]
通信制御処理は、アクセスポイント1において電源がオンにされることによって開始される。まず、通信制御処理の全体の概要を説明してから、各処理における詳細を説明する。
図2は、本発明の第1実施形態における通信制御処理を説明するフローチャートである。通信制御処理が開始されると、制御部50は、初期化処理を実行する(ステップS101)。初期化処理が終了すると、制御部50は、接続優先モードを開始する(ステップS103)。接続優先モードにおいては、通信モジュールMa10、Mb20のうち、一方を通信端末3と通信可能な状態(ISM)とし、他方をレーダー信号Lsの検出をする状態(CAC)とするようにアクセスポイント1が動作する。詳細は後述するが、接続優先モードによれば、レーダー信号Lsを受信したときに、できるだけ無線通信ができない期間を少なくする処理を実現することができる。
制御部50は、接続優先モードの処理が実行されている間において、アクセスポイント1に接続される通信端末3の数が所定の閾値Nth1以上になるかどうかの判定を続け(ステップS105;No)、閾値Nth1以上になったことを判定すると(ステップS105;Yes)、モードを切り替える処理を実行し(ステップS111)、速度優先モードを開始する(ステップS113)。速度優先モードにおいては、通信モジュールMa10、Mb20の双方を通信端末3と通信可能な状態(ISM)として、接続優先モードよりも通信帯域を大きくするようにアクセスポイント1が動作する。これによって、多くの通信端末3がアクセスポイント1に接続しても、通信速度の低下を抑えることができる。一方、レーダー信号Lsを検出した通信モジュールは、少なくとも1分間は通信ができなくなるため、全体として通信速度が不安定になる場合がある。
制御部50は、速度優先モードの処理が実行されている間において、接続される通信端末3の数が所定の閾値Nth2未満になるかどうかの判定を続け(ステップS115;No)、閾値Nth2未満になったことを判定すると(ステップS115;Yes)、モードを切り替える処理を実行し(ステップS121)、再び接続優先モードを開始する(ステップS103)。閾値Nth1は閾値Nth2以上であれば、閾値Nth1と閾値Nth2とは同じであっても異なっていてもよい。
なお、この例では、アクセスポイント1の動作モードが、接続優先モードと速度優先モードとの2つから選択されていたが、通信端末3の接続数にかかわらず、接続優先モードだけが実行されるようになっていてもよい。また、この例では、動作モードの切り替えは、アクセスポイント1に接続される通信端末3の数に応じて実行されていたが、アクセスポイント1における通信量に応じて実行されてもよい。
上記の通信制御処理は、アクセスポイント1において、電源をオフにされたり、別の通信制御処理に切り替えられたりすると、終了する。続いて、通信制御処理における各処理(初期化処理等)の詳細について説明する。
[3−1.初期化処理]
図3は、本発明の第1実施形態における初期化処理を説明するフローチャートである。初期化処理が開始されると、制御部50は、通信モジュールMa10、Mb20に対して、無線通信に用いるチャンネルを設定し、待機フラグを1に設定する(ステップS201)。設定されるチャンネルは、予め決められたチャンネルであってもよいし、前回の電源オフのときに設定されていたチャンネルでもよいし、過去の履歴(例えば、チャンネル使用頻度、レーダー信号Lsの受信頻度等)に応じて決定されてもよい。このような設定は、記憶部70に記憶されているモジュール管理テーブルに登録される。なお、通信モジュールMa10に設定されるチャンネルと、通信モジュールMb20に設定されるチャンネルとは、異なるように設定される。
図4は、本発明の第1実施形態におけるモジュール管理テーブルを説明する図である。モジュール管理テーブルは、通信モジュールに対して、通信モジュールに設定されたチャンネルと、待機フラグとを関連付ける。通信モジュールMa10に関連付けられたチャンネル、待機フラグは、Ch(Ma)、F(Ma)として表される。通信モジュールMb20に関連付けられたチャンネル、待機フラグは、Ch(Mb)、F(Mb)として表される。
後述する各処理において、レーダー信号Lsが検出されると、検出した通信モジュールに対応する待機フラグが「1」に設定される。より詳細に説明すると、レーダー信号Lsを受信したことによって新たなチャンネルでレーダー信号Lsが使用されていないことを確認する期間(CAC)である場合に、待機フラグが「1」をとる。それ以外の期間、すなわち通信端末3と無線通信が可能な状態(ISM)となりえる期間において、待機フラグが「0」をとる。
例えば、F(Ma)=1である期間は、通信モジュールMa10がCACの期間に対応する。一方、F(Ma)=0である期間は、通信モジュールMa10がISMで動作することができる期間であることに対応するが、この例では、ISMで動作可能な期間であっても通信端末3との無線通信が制限されている状態(ISMとして動作をしていない状態)もある。
図5は、本発明の第1実施形態におけるフラグ処理を説明するフローチャートである。図5に示すフラグ処理は、他の処理において待機フラグF(x)=1に設定されると開始される。フラグ処理は、初期化処理を含む他のさまざまな処理と並行して実行される。ここで、xは、Ma、Mbの他、後述するM1、M2を含む、それぞれに対応する待機フラグに対応して、それぞれ独立してフラグ処理が実行される。
制御部50は、待機フラグF(x)=1に設定されてから1分間が経過するのを待機し(ステップS181;No)、1分間が経過すると(ステップS181;Yes)、F(x)=0に設定する(ステップS183)。この1分間は、CACの期間に対応するが、必要性に応じて1分間以上の任意の時間として設定されてもよいし、規格の変更等に伴って1分未満の時間として設定されてもよい。なお、制御部50は、F(x)=0に設定する前に、別の処理において再びF(x)=1を設定した場合には、時間の計測をリセットしてフラグ処理を最初から再開する。
図3に戻って説明を続ける。制御部50は、チャンネルの設定とフラグの設定をすると、F(Ma)=1およびF(Mb)=1となっている期間においてレーダー信号Lsの受信を待機する(ステップS211;Yes、ステップS213;No)。通信モジュールMa10においてレーダー信号Lsが受信された場合(ステップS213;Maで受信)、制御部50は、通信モジュールMa10のチャンネルCh(Ma)を変更し、F(Ma)=1に設定する。このとき、Ch(Ma)は、Ch(Mb)とは異なるチャンネルとして設定される。なお、Ch(Ma)は変更されなくてもよい。ただし、現状の規格ではレーダー信号Lsを検出したチャンネルは30分間の使用が制限される。このため、この規格がある場合には、Ch(Ma)が変更されるものとし、レーダー信号Lsの検出後、30分間は、いずれの通信モジュールでもこのチャンネルが使用できないように、制御部50が制御すればよい。例えば、制御部50は、対象のチャンネル毎に上述した待機フラグを用いた処理と同等な処理によって、チャンネルが使用可能かどうかを判定するようにすればよい。この点は、以下の説明において、レーダー信号Lsの検出に伴ってチャンネルを変更する処理(初期化処理以外の接続切替処理等においても同様)において、チャンネルの変更をしなくてもよいが、同様の理由によりチャンネルを変更することが望ましい。
通信モジュールMb20においてレーダー信号Lsが受信された場合(ステップS213;Mbで受信)、制御部50は、通信モジュールMb20のチャンネルCh(Mb)を変更し、F(Mb)=1に設定する。このとき、Ch(Mb)は、Ch(Ma)とは異なるチャンネルとして設定される。なお、Ch(Mb)は変更されなくてもよい。
上述したフラグ処理において、F(Ma)またはF(Mb)が「0」に設定されることによって、F(Ma)またはF(Mb)が「0」に設定されると(ステップS211;No)、制御部50は、通信モジュールに対して駆動モードを設定する処理に移行する。すなわち、F(Ma)=0である場合(ステップS231;Yes)には、制御部50は、通信モジュールMa10を駆動モードM1として設定し、通信モジュールMb20を駆動モードM2として設定する(ステップS241)。一方、F(Ma)=0ではない場合(ステップS233;No)、すなわち、F(Mb)のみが「0」である場合には、制御部50は、通信モジュールMa10を駆動モードM2として設定し、通信モジュールMb20を駆動モードM1として設定する(ステップS241)。これにより、初期化処理が終了する。
なお、駆動モードM1は、通信端末3との無線通信が可能となる状態(非制限状態)に通信モジュールを駆動することに対応する。一方、駆動モードM2は、通信端末3との無線通信が停止される状態(制限状態)に通信モジュールを駆動することに対応する。また、チャンネルおよび待機フラグについても、設定された駆動モードにしたがって引き継がれる。例えば、MaにM1が設定された場合には、F(Ma)はF(M1)として引き継がれる。チャンネルについても同様に、Maに設定されたチャンネルCh(Ma)は、Ch(M1)として引き継がれる。
図6は、本発明の第1実施形態における駆動モード管理テーブルを説明する図である。駆動モード管理テーブルは、駆動モードに対して、チャンネルと、待機フラグと、通信モジュールと、出力(通信制限の有無)とを関連付ける。駆動モードM1に関連付けられたチャンネル、待機フラグ、通信モジュール、出力は、Ch(M1)、F(M1)、M(M1)、T(M1)として表される。駆動モードM2に関連付けられたチャンネル、待機フラグ、通信モジュール、出力は、Ch(M2)、F(M2)、M(M2)、T(M2)として表される。例えば、駆動モードM1に通信モジュールMa10が関連付けられている場合には、M(M1)はMaとなる。また、出力は、Tは、通信端末3と通信可能な状態を示すときに「ON」(非制限状態)となり、通信端末3と通信できない状態を示すときに「OFF」(制限状態)となる。なお、制限状態においてもレーダー信号Lsの検出はできる状態であって、CACの実行は可能である。
[3−2.接続優先モード]
続いて、図2のステップS103において開始される接続優先モードの処理について説明する。接続優先モードでは、上述したように、通信モジュールMa10、Mb20のうち、一方を通信端末3との無線通信を非制限状態とし、他方を通信端末3との無線通信を制限状態とする状態とし、双方においてレーダー信号Lsの検出をする状態として、アクセスポイント1が動作する。そして、非制限状態、すなわちISMで駆動されている通信モジュールにおいてレーダー信号Lsを検出した場合、その通信モジュールが制限状態にするとともにCACでの動作に変更され、もう一方の通信モジュールが非制限状態のISMとしての動作に変更されることによって、通信端末3とアクセスポイント1との間で無線通信ができない期間を短縮したものである。以下、処理の一例について具体的に説明する。
なお、初期化処理において、通信モジュールMa10に駆動モードM1またはM2が設定され、通信モジュールMb20には、残りの駆動モードが設定されている。以下の説明では、駆動モードによって処理の内容が制御される。したがって、以下の説明では、通信モジュールMa10、Mb20は、設定されている駆動モードによって、M(M1)またはM(M2)として表される。
図7は、本発明の第1実施形態における接続優先モードによる処理を説明するフローチャートである。接続優先モードが開始されると、制御部50は、レーダー信号Lsの受信を待機する(ステップS301;No)。M(M2)においてレーダー信号Lsが受信されると(ステップS301;M2で受信)、制御部50は、M(M2)におけるチャンネルCh(M2)を変更し、F(M2)=1に設定し(ステップS303)、再びレーダー信号Lsの受信を待機する(ステップS301;No)。このとき、Ch(M2)は、Ch(M1)とは異なるチャンネルとして設定される。なお、Ch(M2)は変更されなくてもよい。
一方、M(M1)においてレーダー信号Lsが受信されると(ステップS301;M1で受信)、制御部50は、接続切替処理を開始し(ステップS305)、再びレーダー信号Lsの受信を待機する(ステップS301;No)。
[3−3.接続切替処理]
接続切替処理は、駆動モードM1で駆動されている通信モジュール、すなわちM(M1)において、レーダー信号Lsを受信した場合に、通信端末3が無線通信によって接続する通信モジュールを切り替えるための処理である。
図8は、本発明の第1実施形態における接続切替処理を説明するフローチャートである。接続切替処理が開始されると、制御部50は、M(M2)をISM(非制限状態)に変更可能な状態であるかどうか、すなわちF(M2)=0であるかどうかを判定する(ステップS401)。M(M2)がISMに変更可能な状態、すなわちF(M2)=0である場合(ステップS401;Yes)には、制御部50は、T(M1)をOFFに設定し、T(M2)をONに設定する(ステップS411)。これによって、M(M1)は、通信端末3と通信できる状態(非制限状態)から通信できない状態(制限状態)に変更され、Ch(M1)においてCACが開始される。また、M(M2)は、制限状態から非制限状態に変更され、Ch(M2)においてISMが開始される。
続いて、制御部50は、M(M1)におけるチャンネルCh(M1)を変更し、F(M1)=1に設定する(ステップS413)。これによって、Ch(M1)においてCACが開始される。このとき、Ch(M1)は、Ch(M2)とは異なるチャンネルとして設定される。なお、Ch(M1)は変更されなくてもよい。
その後、制御部50は、駆動モード管理テーブルにおけるM1とM2との関係を入れ替えて(ステップS431)、接続切替処理を終了する。M1とM2との関係を入れ替えると、駆動モード管理テーブルにおいて、駆動モードM1に関連付けられていた各パラメータが、駆動モードM2に関連付けられていた各パラメータと入れ替えられる。例えば、M(M1)とM(M2)との値が交換される。ここで、ステップS411、S413において、通信制限が解除された通信モジュールが駆動モードM1に対応し、通信制限がされた通信モジュールが駆動モードM2に対応する。これによって、接続優先モードを開始したときとは、通信モジュールMa10、Mb20の駆動モードが入れ替わった状態となる。
ステップS401に戻って説明する。M(M2)がISMに切り替えられない状態(CACの途中段階)、すなわち、F(M2)=1である場合(ステップS401;No)、制御部50は、T(M1)をOFFに設定する(ステップS421)。続いて、制御部50は、M(M1)におけるチャンネルCh(M1)を変更し、F(M1)=1に設定する(ステップS423)。これによって、M(M1)は、通信端末3と通信できる状態(非制限状態)から通信できない状態(制限状態)に変更され、Ch(M1)においてCACが開始される。このとき、Ch(M1)は、Ch(M2)とは異なるチャンネルとして設定される。なお、Ch(M1)は変更されなくてもよい。
この状態では、M(M2)がISMに切り替えられない状態(F(M2)=1)であるため、制御部50は、フラグ処理によってF(M2)=0に設定されるのを待機する(ステップS425;No)。なお、このときにM(M2)においてレーダー信号Lsを受信すると、図7に示すステップS301の判定によって、ステップS303が実行される。
F(M2)=0に設定されると(ステップS425;Yes)、制御部50は、T(M2)をONに設定する(ステップS427)。これによって、M(M2)は、制限状態から非制限状態に変更され、Ch(M2)においてISMが開始される。その後、上述したように、制御部50は、駆動モード管理テーブルにおけるM1とM2との関係を入れ替えて(ステップS431)、接続切替処理を終了する。
このような接続切替処理によって、通信端末3と通信モジュールMa10、Mb20との接続関係は、以下のように変化する。まず、M(M1)が通信モジュールMa10であり、M(M2)が通信モジュールMb20であると仮定する。このとき、通信モジュールMb20は、レーダー信号Lsの検出を行うが、通信端末3とは通信できない状態(制限状態)になっている。したがって、通信モジュールMb20は、CACを行ってISMに変更できる状態になっても変更しない状態である。一方、通信モジュールMa10は、レーダー信号Lsの検出を行いつつ、通信端末3と通信可能な状態(非制限状態)になっている。すなわち、通信モジュールMa10は、ISMの状態である。
ここで、通信モジュールMb20がレーダー信号Lsを検出すると、CACが開始される。このとき、通信モジュールMb20のチャンネルが変更されてもよいし、されなくてもよい。一方、通信モジュールMa10がレーダー信号Lsを検出すると、通信モジュールMb20が非制限状態としてISMの状態に変更し、通信モジュールMa10が制限状態としてCACに変更する。これによって、通信端末3は、通信モジュールMa10との通信が切断され、その結果、通信モジュールMb20との無線通信を開始する。このとき、通信端末3では、アクセスポイント1との通信が継続されつつ、無線通信のチャンネルが変更されればよい。このため、無線通信ができない期間がほとんど生じない。
[3−4.速度優先モード]
続いて、接続優先モードが実行されているときに、アクセスポイント1に接続される通信端末3の数が閾値Nth1以上になると(ステップS105;Yes)、接続優先モードから速度優先モードに切り替えるためのモード切替処理が実行される(ステップS111)。このモード切替処理は、駆動モードM2で駆動されている通信モジュールM(M2)の無線通信を制限状態から非制限状態に切り替える、すなわち、T(M2)をOFFからONに設定することに対応する。これによって、M(M1)およびM(M2)のいずれも、通信端末3と無線通信ができるISMの状態(非制限状態)となる。この状態が速度優先モードである。
図9は、本発明の第1実施形態における速度優先モードによる処理を説明するフローチャートである。図9に示すフローは通信モジュールM(M1)における処理を説明している。上述したモード切替処理(ステップS111)により、M(M1)とM(M2)とは同じ状態となる。速度優先モードでは、M(M1)とM(M2)とは同様の処理によって駆動されるため、M(M2)における処理の説明を省略する。
速度優先モードが開始されると、制御部50は、「F(M1)=0かつT(M1)=OFF」を満たさない期間(「F(M1)=1またはT(M1)=ON」となる期間)は、レーダー信号Lsの受信を待機する(ステップS501;No、ステップS503;No)。レーダー信号Lsが検出されると(ステップS501;Yes)、制御部50は、T(M1)=OFFに設定し(ステップS521)、チャンネルCh(M1)を変更し、F(M1)=1に設定する(ステップS523)。これによって、M(M1)は、通信端末3と通信できる状態(非制限状態)から通信できない状態(制限状態)に変更され、Ch(M1)においてCACが開始される。その後、制御部50は、ステップS501に戻って処理を続ける。このとき、Ch(M1)は、Ch(M2)とは異なるチャンネルとして設定される。なお、Ch(M1)は変更されなくてもよい。
ステップS503において、「F(M1)=0かつT(M1)=OFF」の条件を満たすと(ステップS503;Yes)、制御部50は、T(M1)=ONに設定する(ステップS511)。「F(M1)=0かつT(M1)=OFF」を満たす状態とは、例えば、ステップS521、S523の処理が実行された後に、フラグ処理によってF(M1)が1から0に設定された状態である。言い換えるとCACが開始されて1分間が経過した状態である。
このように、速度優先モードでは、従来のように、レーダー信号Lsが検出されるとCACを開始するため無線通信が制限状態になるものの、2つの通信モジュールの一方がISMを維持していれば、通信端末3は、チャンネルを切り替えて無線通信を継続することができる。
図2に示すように、速度優先モードが実行されているときに、アクセスポイント1に接続される通信端末3の数が閾値Nth2未満になると(ステップS115;Yes)、速度優先モードから接続優先モードに切り替えるためのモード切替処理が実行される(ステップS121)。このモード切替処理は、駆動モードM2で駆動されている通信モジュールM(M2)の無線通信を非制限状態から制限状態に切り替える、すなわち、T(M2)をONからOFFに設定することに対応する。これによって、M(M2)が通信端末3と無線通信ができない状態(制限状態)となる。このとき、T(M1)とT(M2)とのいずれかがOFFなっている場合には、OFFになっている方に対応する通信モジュールを駆動モードM2として適用してもよい。以上が、通信制御処理についての説明である。
<第2実施形態>
第2実施形態では、上述した接続切替処理における図8に示すステップS401の判定が、F(M2)=1であった場合(ステップS401;No)の処理が、第1実施形態の処理とは異なっている。すなわち、M(M2)に通信端末3を接続しようとしたときに、M(M2)においてCACが続いている状態(ISMに変更できない状態)のときの処理に対応する。
図10は、本発明の第2実施形態における接続切替処理を説明するフローチャートである。上述したように、ステップS401の判定が、F(M2)=1であった場合(ステップS401;No)の処理が第1実施形態の処理とは異なるため、その処理について説明する。したがって、ステップS401の判定が、F(M2)=0であった場合(ステップS401;Yes)の処理については、同じ符号で図示し、その説明を省略する。
ステップS401において、F(M2)=1である場合(ステップS401;No)には、制御部50は、Ch(M1)をFChに変更する(ステップS451。ここで、FChとは、5GHz帯においても、DFS機能を用いなくてもよいチャンネル(例えば、タイプW52に含まれるチャンネル)に対応する。このチャンネルは、利用にあたってCACを開始する必要がないため、すぐに通信端末3との無線通信が可能であるが、一般的に通信速度が遅くなりやすい。続いて、制御部50は、フラグ処理によってF(M2)=0に設定されるのを待機し(ステップS425;No)、F(M2)=0に設定されると(ステップS425;Yes)、制御部50は、T(M1)をOFFに設定し、T(M2)をONに設定する(ステップS411)。なお、F(M2)=0に設定されるとすぐにステップS411の処理が実行される場合に限らず、ステップS451の処理の後、予め設定された時間が経過することを条件として、ステップS411の処理が実行されるようにしてもよい。
第2実施形態のようにすることで、M(M2)がISMに変更できない状態であっても、M(M1)のチャンネルCh(M1)を、DFS機能を用いなくてもよいチャンネルに一時的に変更することで、無線通信ができない期間を短くすることもできる。
<第3実施形態>
通信モジュールMa10と通信モジュールMb20とは、第1実施形態では同一の筐体(アクセスポイント1)に収容されていたが、第3実施形態では異なる筐体(アクセスポイント1A、1B)に収容されている。なお、従来の特許文献1に開示された技術では、レーダー信号の検出用のモジュールと無線通信用のモジュールとは、法的な制限から、必ず、一体の筐体に収容されるか、または一体の筐体に収容した場合と同等の性能を実現できる程度に十分に近い位置に設置される必要がある。一方、通信モジュールMa10と通信モジュールMb20とは、それぞれレーダー信号Lsの検出が可能であるため、異なる筐体に収容されることができ、さらにはその設置位置に制限がない。
図11は、本発明の第3実施形態における通信システムの構成を説明する図である。図11に示すように、アクセスポイント1A(通信装置)は、第1実施形態におけるアクセスポイント1から通信モジュールMb20を除外した構成を有している。一方、別の筐体のアクセスポイント1Bが、通信モジュールMb20を有している。アクセスポイント1Aとアクセスポイント1Bとは、この例ではルータ9を介して接続されている。そのため、アクセスポイント1Aの制御部50は、ルータ9を介して、通信モジュールMb20を制御するための制御信号をアクセスポイント1Bに送信する。これにより、アクセスポイント1Bにおいて、この制御信号を受信すると、その制御信号に従って通信モジュールMb20が制御される。また、アクセスポイント1Bにおける情報(例えば、レーダー信号Lsを検出したことを示す情報を含む)を示す信号が、ルータ9を介してアクセスポイント1Aの制御部50に受信される。そのため、実質的に、第1実施形態におけるアクセスポイント1で実行される通信制御処理と同様の処理が、第3実施形態におけるアクセスポイント1A、1Bが協働することで実現することができる。なお、アクセスポイント1Aの機能は、ルータによって実現されてもよい。
<第4実施形態>
第3実施形態では、通信モジュールMb20が別の筐体であるアクセスポイント1Bに収容されている点で第1実施形態の構成とは異なっていた。第4実施形態では、さらに、通信モジュールMa10についても、制御部50とは別の筐体において実現されている例について説明する。
図12は、本発明の第4実施形態における通信システムの構成を説明する図である。図12に示すように、通信モジュールMa10はアクセスポイント1C−1に収容され、通信モジュールMb20はアクセスポイント1C−2に収容されている。一方、第1実施形態において通信制御処理を実行する制御部50は、ルータ9C(制御装置)に収容されている。この場合には、ルータ9Cの制御部が、通信モジュールMa10を制御するための制御信号をアクセスポイント1C−1に送信する。これにより、アクセスポイント1C−1において、この制御信号を受信すると、その制御信号に従って通信モジュールMa10が制御される。また、通信モジュールMb20を制御するための制御信号をアクセスポイント1C−2に送信する。これにより、アクセスポイント1C−2において、この制御信号を受信すると、その制御信号に従って通信モジュールMb20が制御される。そのため、実質的に、第1実施形態におけるアクセスポイント1で実行される通信制御処理と同様の処理が、第4実施形態におけるアクセスポイント1C−1、1C−2およびルータ9Cが協働することで実現することができる。なお、制御部50の機能は、ルータ9Cを介して接続される他の装置(制御装置)において有するようにしてもよい。いずれにしても、通信モジュールMa10、Mb20を制御する制御部50を含む制御装置と、通信モジュールMa10、Mb20と、により通信システムが構成されればよい。例えば、上述のように、制御装置は、アクセスポイントまたはルータに含まれる制御部50であってもよいし、これらを制御する装置であってもよい。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の一実施形態は、以下のように様々な形態に変形することもできる。また、上述した実施形態および以下に説明する変形例は、それぞれ互いに組み合わせて適用することもできる。
(1)通信制御処理においてレーダー信号Lsを検出した場合に、制御部50は、記憶部70に対して、レーダー信号Lsの検出をしたチャンネルを登録する登録部として機能させてもよい。登録されたチャンネルを参照することによって、制御部50は、通信モジュールのチャンネルを変更するときに、この登録チャンネルに応じて変更後のチャンネルを決定するようにしてもよい。レーダー信号Lsが検出されるチャンネルは、アクセスポイントの設置地域に依存する場合がある。このような場合に、制御部50が、登録チャンネル以外のチャンネルを変更後のチャンネルとして決定することによって、レーダー信号Lsの検出頻度を低下させることができる。
なお、このようにして記憶部70に登録されたチャンネルは、アクセスポイント1が設置された位置情報に関連付けられてインターネットを介して接続されるサーバに送信されるようにしてもよい。このようにして、サーバに登録することによって、他のアクセスポイントが、自身の位置情報を検索キーとしてサーバの情報を参照し、変更後のチャンネルを決定することもできる。このとき、位置情報は、ユーザによって入力されてもよいし、GPS等の位置情報を測定するセンサを用いて取得されてもよい。
(2)上述した各実施形態では、通信制御処理は、5GHz帯での無線通信を行う2つの通信モジュールMa10、Mb20を用いていたが、3つ以上の通信モジュールを用いてもよい。少なくとも上述した駆動モードM1で駆動される通信モジュールM(M1)と駆動モードM2で駆動される通信モジュールM(M2)が存在すればよく、これら以外の通信モジュールについては、様々に適用可能である。例えば、5GHz帯の3つの通信モジュールを用いる場合には、制御部50は、2つを駆動モードM1で駆動し、1つを駆動モードM2で駆動するようにしてもよいし、1つを駆動モードM1で駆動し、2つを駆動モードM2で駆動するようにしてもよい。また、1つを駆動モードM1で駆動し、1つを駆動モードM2で駆動するようにし、もう1つをタイプW52に含まれるチャンネルに設定されるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の一実施形態によれば、第1モジュールと、第2モジュールと、制御部とを備える通信システムが提供される。また、本発明の一実施形態によれば、第1モジュールと、第2モジュールと通信する通信部と、制御部とを備える通信装置が提供される。さらに以下のように構成することもできる。
制御部は、第2無線通信が制限状態であるときに第2チャンネルによる優先信号が検出されてから所定の時間が経過する前に、第1チャンネルによる優先信号が検出されると、第1モジュールのチャンネルを予め決められたチャンネルへ変更する第3処理を実行し、第3処理の実行後に、第1処理および第2処理を実行してもよい。
所定の時間は1分間であってもよい。
第1モジュールと第2モジュールとを収容する筐体をさらに備えてもよい。
制御部は、第1無線通信が非制限状態であり第2無線通信が制限状態であるときに、第1無線通信を利用する通信端末が所定数を超えると第1処理を実行してもよい。
制御部は、第1モジュールに設定されるチャンネルを第1チャンネルから第2チャンネルとは異なる第3チャンネルへ変更する第4処理をさらに実行してもよい。
優先信号が検出されたチャンネルをメモリに登録する登録部をさらに備え、制御部は、メモリに登録されたチャンネルに応じて第3チャンネルを決定してもよい。
1…アクセスポイント、3…通信端末、9…ルータ、10…通信モジュールMa、20…通信モジュールMb、50…制御部、70…記憶部、80…操作部、90…通信モジュールMz

Claims (20)

  1. 第1チャンネルを用いた第1無線通信を行い、当該第1チャンネルを用いた優先信号を検出する第1モジュールと、
    前記第1チャンネルと異なるように設定される第2チャンネルを用いた第2無線通信を行い、当該第2チャンネルを用いた優先信号を検出する第2モジュールと通信する通信部と、
    前記第1無線通信が制限状態であるときに前記第2モジュールから第1信号を受信すると前記第1無線通信を非制限状態に変更する処理を実行し、前記第1無線通信が非制限状態であるときに前記第1チャンネルによる前記優先信号が検出されると、前記第2無線通信を非制限状態に変更するための第2信号を前記第2モジュールに送信する第1処理および前記第1無線通信を制限状態に変更する第2処理、を実行する制御部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第2無線通信が制限状態であるときに前記第2チャンネルによる前記優先信号が検出されてから所定の時間が経過する前に、前記第1チャンネルによる前記優先信号が検出されると、前記第1モジュールのチャンネルを予め決められたチャンネルへ変更する第3処理を実行し、
    前記第3処理の実行後に、前記第1処理および前記第2処理を実行する
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記所定の時間は1分間である、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第1無線通信が非制限状態であり前記第2無線通信が制限状態であるときに、前記第1無線通信を利用する通信端末が所定数を超えると前記第1処理を実行する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、前記第1モジュールに設定されるチャンネルを前記第1チャンネルから前記第2チャンネルとは異なる第3チャンネルへ変更する第4処理をさらに実行する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 前記優先信号が検出されたチャンネルをメモリに登録する登録部をさらに備え、
    前記制御部は、前記メモリに登録されたチャンネルに応じて前記第3チャンネルを決定する、請求項5に記載の通信装置。
  7. 第1チャンネルを用いた第1無線通信を行い、当該第1チャンネルを用いた優先信号を検出する第1モジュールと、
    前記第1チャンネルと異なるように設定される第2チャンネルを用いた第2無線通信を行い、当該第2チャンネルを用いた優先信号を検出する第2モジュールと、
    前記第1無線通信が非制限状態であり前記第2無線通信が制限状態であるときに、前記第1チャンネルによる前記優先信号が検出されると、前記第2無線通信を非制限状態に変更する第1処理および前記第1無線通信を制限状態に変更する第2処理を実行する制御部と、
    を備える通信システム。
  8. 前記制御部は、
    前記第2無線通信が制限状態であるときに前記第2チャンネルによる前記優先信号が検出されてから所定の時間が経過する前に、前記第1チャンネルによる前記優先信号が検出されると、前記第1モジュールのチャンネルを予め決められたチャンネルへ変更する第3処理を実行し、
    前記第3処理の実行後に、前記第1処理および前記第2処理を実行する
    請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記所定の時間は1分間である、請求項8に記載の通信システム。
  10. 前記第1モジュールと前記第2モジュールとを収容する筐体をさらに備える、請求項7から請求項9のいずれかに記載の通信システム。
  11. 前記制御部は、
    前記第1無線通信が非制限状態であり前記第2無線通信が制限状態であるときに、前記第1無線通信を利用する通信端末が所定数を超えると前記第1処理を実行する、請求項7から請求項10のいずれかに記載の通信システム。
  12. 前記制御部は、前記第1モジュールに設定されるチャンネルを前記第1チャンネルから前記第2チャンネルとは異なる第3チャンネルへ変更する第4処理をさらに実行する、請求項7から請求項11のいずれかに記載の通信システム。
  13. 前記優先信号が検出されたチャンネルをメモリに登録する登録部をさらに備え、
    前記制御部は、前記メモリに登録されたチャンネルに応じて前記第3チャンネルを決定する、請求項12に記載の通信システム。
  14. 第1チャンネルを用いた第1無線通信を行い、当該第1チャンネルを用いた優先信号を検出する第1モジュールと、第2チャンネルを用いた第2無線通信を行い、当該第2チャンネルを用いた優先信号を検出する第2モジュールと、を制御する装置であって、
    前記第1チャンネルと前記第2チャンネルとを異なるように設定し、前記第1無線通信が非制限状態であり前記第2無線通信が制限状態であるときに、前記第1チャンネルによる前記優先信号が検出されると、前記第2無線通信を非制限状態に変更する第1処理および記第1無線通信を制限状態に変更する第2処理を実行する制御部、
    を備える制御装置。
  15. 第1チャンネルを用いた第1無線通信を行い、当該第1チャンネルを用いた優先信号を検出する第1モジュールと、第2チャンネルを用いた第2無線通信を行い、当該第2チャンネルを用いた優先信号を検出する第2モジュールと、を制御する方法であって、
    前記第1チャンネルと前記第2チャンネルとを異なるように設定し、
    前記第1無線通信が非制限状態であり前記第2無線通信が制限状態であるときに前記第1チャンネルによる前記優先信号が検出されると、前記第2無線通信を非制限状態に変更する第1処理および前記第1無線通信を制限状態に変更する第2処理を実行する、通信制御方法。
  16. 前記第2無線通信が制限状態であるときに前記第2チャンネルによる前記優先信号が検出されてから所定の時間が経過する前に、前記第1チャンネルによる前記優先信号が検出されると、前記第1モジュールのチャンネルを予め決められたチャンネルへ変更する第3処理を実行し、
    前記第3処理の実行後に、前記第1処理および前記第2処理を実行することをさらに含む、請求項15に記載の通信制御方法。
  17. 前記所定の時間は1分間である、請求項16に記載の通信制御方法。
  18. 前記第1無線通信が非制限状態であり前記第2無線通信が制限状態であるときに、前記第1無線通信を利用する通信端末が所定数を超えると前記第1処理を実行することをさらに含む、請求項15から請求項17のいずれかに記載の通信制御方法。
  19. 前記第1モジュールに設定されるチャンネルを前記第1チャンネルから前記第2チャンネルとは異なる第3チャンネルへ変更する第4処理をさらに実行することを含む、請求項15から請求項18のいずれかに記載の通信制御方法。
  20. 前記優先信号が検出されたチャンネルをメモリに登録し、
    前記メモリに登録されたチャンネルに応じて前記第3チャンネルを決定することをさらに含む、請求項19に記載の通信制御方法。
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