JP2019168657A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置外部への粉塵の放出を抑制することと、騒音をより低減することとを両立することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することである。【解決手段】実施形態の画像形成装置は、画像形成部と、定着部と、筐体と、第一のファンと、第一のファン制御部と、温度制御部とを持つ。画像形成部は、トナーでシート上にトナー像を形成する。定着部は、前記画像形成部が形成したトナー像を定着する。筐体は、前記画像形成部及び前記定着部を囲む。第一のファンは、前記筐体内に、所定の方向に流れる第一の気流を生み出す。第一のファン制御部は、前記第一のファンの回転速度を制御する。温度制御部は、前記定着部の温度を制御する。前記温度制御部は、自装置の動作モードに応じた温度に前記定着部の温度を制御し、前記第一のファン制御部は、前記第一のファンが回転する回転速度を自装置の動作モードに応じた回転速度に制御する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
トナーによって画像を形成する画像形成装置は、人体に有害な微小な粉塵を生じる。このような粉塵の発生要因については諸説あるものの、画像形成時に発生することが知られている。そこで、従来の画像形成装置は、粉塵を集める排気ダクトと、排気ダクトに向けて粉塵を流す気流を生み出すファンとを備え、画像形成時にファンを回すことで粉塵が画像形成装置の外部に放出されることを抑制していた。しかしながら、近年、画像形成時でない時であっても、粉塵が放出されることが判明した。粉塵の放出を抑制するだけであれば、画像形成時でない時にも、ファンを回し続けることで放出の抑制は可能である。しかしながら、この場合、ファンの音がうるさいという騒音の問題を生じる場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、画像形成装置外部への粉塵の放出を抑制することと、騒音をより低減することとを両立することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することである。
実施形態の画像形成装置は、画像形成部と、定着部と、筐体と、第一のファンと、第一のファン制御部と、温度制御部とを持つ。画像形成部は、トナーでシート上にトナー像を形成する。定着部は、前記画像形成部が形成したトナー像を定着する。筐体は、前記画像形成部及び前記定着部を囲む。第一のファンは、前記筐体内に、所定の方向に流れる第一の気流を生み出す。第一のファン制御部は、前記第一のファンの回転速度を制御する。温度制御部は、前記定着部の温度を制御する。前記温度制御部は、自装置の動作モードに応じた温度に前記定着部の温度を制御し、前記第一のファン制御部は、前記第一のファンが回転する回転速度を自装置の動作モードに応じた回転速度に制御する。
以下、実施形態の画像形成装置及び画像形成方法を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、実施形態の画像形成装置1の概略を示す外観図である。画像形成装置1は、例えば複合機である。画像形成装置1は、タッチパネル11、印刷部12、シート収容部13、画像読取部14及びシート排紙部15を備える。
なお、画像形成装置1の印刷部12は、トナー像を定着させる装置であってもよいし、インクジェット式の装置であってもよい。
図1は、実施形態の画像形成装置1の概略を示す外観図である。画像形成装置1は、例えば複合機である。画像形成装置1は、タッチパネル11、印刷部12、シート収容部13、画像読取部14及びシート排紙部15を備える。
なお、画像形成装置1の印刷部12は、トナー像を定着させる装置であってもよいし、インクジェット式の装置であってもよい。
画像形成装置1は、トナー等の現像剤を用いてシート上に画像を形成する。シートは、例えば紙やラベル用紙である。シートは、その表面に画像形成装置1が画像を形成できる物であればどのような物であってもよい。
タッチパネル11は、ディスプレイ111とコントロールパネル112とを備える。ディスプレイ111は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。ディスプレイ111は、画像形成装置1に関する種々の情報を表示する。具体的には、ディスプレイ111は、画像形成装置1が移行可能な動作モードを示す画像を表示する。
コントロールパネル112は、複数のボタンを有する。コントロールパネル112は、ユーザの操作を受け付ける。ユーザは、コントロールパネル112によって、ディスプレイ111に表示された動作モードを示す画像が示す動作モードのうちの、所望の動作モードを選択可能である。コントロールパネル112は、ユーザによって行われた操作に応じた情報を、画像形成装置1に入力する。具体的には、コントロールパネル112は、ユーザの操作によって、移行指示情報を画像形成装置1に入力する。移行指示情報は、画像形成装置1が移行可能な動作モードのうちユーザが選択した動作モードへの移行の指示を示す情報である。
画像形成装置1の動作モードは、具体的には、画像形成モード、第一待機モード、第二待機モード又は停止モードである。画像形成モードは、画像形成装置1が画像の形成を行う動作モードであって、最も電力の消費が激しい動作モードである。第一待機モードは、画像形成装置1による電力消費が、画像形成モードよりは少ない動作モードである。第二待機モードは、画像形成装置1による電力消費が、第一待機モードよりもさらに少ない動作モードである。停止モードは、画像形成装置1による電力消費が、第二待機モードよりもさらに少ない動作モードである。
なお、必ずしも全ての動作モードが常にユーザによって選択可能な動作モードである必要はない。例えば、ユーザは、画像形成装置1が第一待機モード又は第二待機モードの時のみ、画像形成モードを選択可能であってもよい。また、第二待機モードは、ユーザが、選択不可能な動作モードであってもよい。以下、説明の簡単のため、ユーザは、第一待機モード又は第二待機モードの時のみ画像形成モードを選択可能であり、第二待機モードは常に選択できないと仮定する。
印刷部12は、画像読取部14によって生成された画像情報又は通信路を介して受信された画像情報に基づいて、シート上に画像を印刷する。印刷部12は、例えば以下のような処理によって画像を印刷する。印刷部12の画像形成部は、画像情報に基づいて感光体ドラム上に静電潜像を形成する。印刷部12の画像形成部は、静電潜像に現像剤を付着させることによって可視像を形成する。現像剤の具体例として、トナーがある。印刷部12の転写部は、可視像をシート上に転写する。印刷部12の定着器122は、シートに対して加熱及び加圧を行うことによって、可視像をシート上に定着させる。なお、画像が印刷されるシートは、シート収容部13に収容されているシートであってもよいし、手差しされたシートであってもよい。
シート収容部13は、印刷部12における画像の印刷(以下「画像印刷」という。)に用いられるシートを収容する。
画像読取部14は、読み取り対象の画像情報を光の明暗として読み取る。画像読取部14は、読み取られた画像情報を記録する。記録された画像情報は、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信されてもよい。記録された画像情報は、印刷部12によってシート上に印刷されてもよい。
シート排紙部15は、印刷部12によって画像印刷の処理がされたシートを排紙する。シート排紙部15は、シートを積載するトレイである。
図2は、実施形態の画像形成装置1の断面の具体例を示す図である。実施形態の画像形成装置1は、印刷部12、シート収容部13、画像読取部14、シート排紙部15、搬送ローラ16−N(Nは、1〜3の整数)及び筐体17を備える。
印刷部12は、画像形成部121及び定着器122を備える。画像形成部121は、画像読取部14によって生成された画像情報又は通信路を介して受信された画像情報に基づいて、トナーによってシート上に可視像を形成する。
印刷部12は、画像形成部121及び定着器122を備える。画像形成部121は、画像読取部14によって生成された画像情報又は通信路を介して受信された画像情報に基づいて、トナーによってシート上に可視像を形成する。
搬送ローラ16−N(Nは、1〜3の整数)は、シートを搬送する。搬送ローラ16−Nは、例えば、駆動ローラと従動ローラとの2つのローラを備える。搬送ローラ16−Nは、駆動ローラと従動ローラとの対によってシートを挟む。搬送ローラ16−Nは、駆動ローラと従動ローラとが回転することによって、シートを搬送する。以下、搬送ローラ16−Nを区別しない場合、搬送ローラ16という。搬送ローラ16−1及び16−2は、シート収容部13に収容されたシートを画像形成部121へ搬送する。搬送ローラ16−3は、定着器122からシート排紙部15へシートを搬送する。
筐体17は、印刷部12、シート収容部13及び搬送ローラ16―Nを囲む画像形成装置1の筐体である。筐体17は、筐体内部の空気の筐体外部への透過を遮断する。なお、筐体内部とは、筐体17の囲いの内側の空間であって、印刷部12、シート収容部13及び搬送ローラ16―Nを含む空間である。筐体外部とは、筐体17をはさんで、筐体内部の反対側の空間である。
図3は、実施形態における印刷部12の断面の具体例を示す図である。印刷部12は、トナーカートリッジ123、トナー潜像形成部124、感光体ドラム125、転写ローラ126、定着ローラ127、送風ファン128、吸引ファン129、排気ダクト130、排気口131、冷却ダクト132及び感光体クリーナ133を備える。以下、説明の簡単のため、右手系のXYZ直交座標を用いて説明を行う。X軸の方向は、シートが、搬送ローラ16−2から画像形成部121を通過して定着器122まで搬送される方向に略同一な方向である。X軸の正方向は、シートが、搬送ローラ16−2から画像形成部121を通過して定着器122まで搬送される方向である。Z軸の方向は、紙面に垂直な方向である。Z軸の正方向は、紙面手前から紙面奥に向かう向きである。Y軸の方向は、X軸とZ軸とに垂直な方向である。
トナーカートリッジ123は、画像形成装置1が画像を形成するためのトナーを供給する。トナー潜像形成部124は、トナー像を形成する。具体的には、トナー潜像形成部124は、感光体ドラム125の表面にトナー像を形成する。感光体ドラム125は、自身の表面に静電潜像を生成する。感光体ドラム125は、像担持体であり、例えば、円柱状のドラムである。感光体ドラム125は、外周面に感光体物質を有し、光が照射された部分だけ静電気を放出する性質を有する。感光体ドラム125の表面は、帯電器によって静電気が帯電させられ、露光装置によって、画像の静電潜像が形成される。帯電器は、例えば針電極である。露光装置は、例えばレーザー照射装置である。感光体ドラム125の表面に形成された静電潜像は、現像装置によってトナーで現像される。現像装置によってトナーで現像された像がトナー像である。
転写ローラ126は、感光体ドラム125の表面に形成されたトナー像をシートに転写する。
定着ローラ127は、熱及び圧力によってシート上に転写されたトナー像をシートに定着させる。
送風ファン128は、印刷部12内部に向かう気流、すなわちY軸正方向に向かう気流(以下「送風気流」という。)を生み出す。送風ファン128が生み出す送風気流は吸引ファン129に向かって流れる。
吸引ファン129は、定着器122内部から、吸引ファン129に向かって流れる気流(以下「吸引気流」という。)を生み出す。吸引気流は、定着器122の内部から、吸引ファン129に向かって流れるため、定着器122によって加熱された熱と定着器122から発生した粉塵とを含む。吸引ファン129は、吸引気流を吸い込む。吸引ファン129は、トナーカートリッジ123をはさんで、送風ファン128のY軸方向の反対側に存在する。吸引ファン129は、吸引気流と送風気流とを吸い込む。
排気ダクト130は、吸引ファン129が吸い込んだ空気を排気口131に向けて流す。排気口131は、吸引ファン129が吸い込んだ空気を排気する。
冷却ダクト132は、送風ファン128から吸引ファン129に流れる送風気流の流れの途中に位置し、送風気流の温度を下げる。冷却ダクト132は、トナーカートリッジ123よりもY軸正の側にあって、吸引ファン129及び定着器122よりもY軸負の側に位置する。
感光体クリーナ133は、感光体ドラム125の残留トナーを除去する。
なお、図3は、単一のトナーによって画像を形成する具体的な構造を示しているが、画像形成装置1は、複数のトナーによって画像を形成する構造を備えてもよい。具体的には、二次転写ベルトや二次転写ローラや二次転写対向ローラ等を備えることで、複数のトナーによって画像の形成が可能な構造を備えてもよい。
図3において、定着器122は、吸引ファン129及び冷却ダクト132よりもX軸正の側に位置する。
このように、各機能部が配置された印刷部12において、送風気流は、Y軸正方向に向かって流れる気流である。そのため、送風気流は、粉塵を含んだ吸引気流が、吸引ファン129に向かう方向以外の方向に向かうのを抑制する。具体的には、送風気流は、粉塵を含んだ吸引気流が、冷却ダクトを通って、トナーカートリッジ123の方向に流れるのを抑制する。
定着ローラ127は、熱及び圧力によってシート上に転写されたトナー像をシートに定着させる。
送風ファン128は、印刷部12内部に向かう気流、すなわちY軸正方向に向かう気流(以下「送風気流」という。)を生み出す。送風ファン128が生み出す送風気流は吸引ファン129に向かって流れる。
吸引ファン129は、定着器122内部から、吸引ファン129に向かって流れる気流(以下「吸引気流」という。)を生み出す。吸引気流は、定着器122の内部から、吸引ファン129に向かって流れるため、定着器122によって加熱された熱と定着器122から発生した粉塵とを含む。吸引ファン129は、吸引気流を吸い込む。吸引ファン129は、トナーカートリッジ123をはさんで、送風ファン128のY軸方向の反対側に存在する。吸引ファン129は、吸引気流と送風気流とを吸い込む。
排気ダクト130は、吸引ファン129が吸い込んだ空気を排気口131に向けて流す。排気口131は、吸引ファン129が吸い込んだ空気を排気する。
冷却ダクト132は、送風ファン128から吸引ファン129に流れる送風気流の流れの途中に位置し、送風気流の温度を下げる。冷却ダクト132は、トナーカートリッジ123よりもY軸正の側にあって、吸引ファン129及び定着器122よりもY軸負の側に位置する。
感光体クリーナ133は、感光体ドラム125の残留トナーを除去する。
なお、図3は、単一のトナーによって画像を形成する具体的な構造を示しているが、画像形成装置1は、複数のトナーによって画像を形成する構造を備えてもよい。具体的には、二次転写ベルトや二次転写ローラや二次転写対向ローラ等を備えることで、複数のトナーによって画像の形成が可能な構造を備えてもよい。
図3において、定着器122は、吸引ファン129及び冷却ダクト132よりもX軸正の側に位置する。
このように、各機能部が配置された印刷部12において、送風気流は、Y軸正方向に向かって流れる気流である。そのため、送風気流は、粉塵を含んだ吸引気流が、吸引ファン129に向かう方向以外の方向に向かうのを抑制する。具体的には、送風気流は、粉塵を含んだ吸引気流が、冷却ダクトを通って、トナーカートリッジ123の方向に流れるのを抑制する。
図4は、実施形態における排気ダクト130を上面から見た断面の具体例を示す図である。
排気ダクト130は、吸引ファン129、排気口131、シート搬送用リブ134及び凸板135を備える。
シート搬送用リブ134は、吸引ファン129によってシートが吸引ファン129に吸い付くのを防ぐ。
凸板135は、吸引ファン129が吸い込んだ空気に含まれる粉塵を吸着し、排気口から排出される粉塵の量を減らす。
排気ダクト130は、吸引ファン129、排気口131、シート搬送用リブ134及び凸板135を備える。
シート搬送用リブ134は、吸引ファン129によってシートが吸引ファン129に吸い付くのを防ぐ。
凸板135は、吸引ファン129が吸い込んだ空気に含まれる粉塵を吸着し、排気口から排出される粉塵の量を減らす。
図5は、実施形態の画像形成装置1の機能構成の具体例を示す図である。
画像形成装置1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)191やメモリ192や補助記憶装置193などを備え、プログラムを実行する。画像形成装置1は、プログラムの実行によってタッチパネル11、印刷部12、シート収容部13、画像読取部14、シート排紙部15、搬送ローラ16及び通信部18を備える装置として機能する。CPU191は、メモリ192及び補助記憶装置193に記憶されたプログラムを実行することによって制御部19として機能する。
通信部18は、自装置を外部装置に接続するための通信インタフェースを含んで構成される。通信部18は、通信インタフェースを介して外部装置と通信する。
画像形成装置1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)191やメモリ192や補助記憶装置193などを備え、プログラムを実行する。画像形成装置1は、プログラムの実行によってタッチパネル11、印刷部12、シート収容部13、画像読取部14、シート排紙部15、搬送ローラ16及び通信部18を備える装置として機能する。CPU191は、メモリ192及び補助記憶装置193に記憶されたプログラムを実行することによって制御部19として機能する。
通信部18は、自装置を外部装置に接続するための通信インタフェースを含んで構成される。通信部18は、通信インタフェースを介して外部装置と通信する。
補助記憶装置193は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。補助記憶装置193は、モード設定情報、現在モード情報、移行条件情報を記憶する。設定情報は、画像形成装置1の動作モードと、送風ファン128及び吸引ファン129の回転速度と、定着器122の温度との関係を示す情報である。現在モード情報は、画像形成装置1の現在の動作モードを示す情報である。移行条件情報は、移行指示情報が無い場合に、画像形成装置1が現在の動作モードから移行する条件と移行先の動作モードとの関係を示す情報である。
図6は、実施形態におけるモード設定情報の具体例を示す図である。モード設定情報は、例えば、モード設定情報テーブルD110として補助記憶装置193に記憶される。モード設定情報テーブルD110は、“動作モード”ごとにレコードを有する。各レコードは、“動作モード“、“送風ファン回転速度”、“吸引ファン回転速度”及び“定着器温度”の各値をもつ。
“動作モード”は、画像形成装置の動作モードを表す。“動作モード”は、“画像形成モード”、“第一待機モード”、“第二待機モード”及び“停止モード”を表す値をもつ。“画像形成モード”は、画像形成装置1の画像形成モードを表す。“第一待機モード”は、画像形成装置1の第一待機モードを表す。“第二待機モード”は、画像形成装置1の第二待機モードを表す。“停止モード”は、画像形成装置1の停止モードを表す。
“送風ファン回転速度”は、送風ファン128の回転速度を表す。“送風ファン回転速度”は、“高速”、“低速”及び“停止”を表す値をもつ。“高速”は、所定の回転速度を表す。“低速”は、“高速”が表す回転速度よりも低い所定の回転速度を表す。“停止”はファンの回転速度が0、すなわち、送風ファン128が回転しないこと、を表す。
“吸引ファン回転速度”は、吸引ファン129の回転速度を表す。“吸引ファン回転速度”は、“高速”、“低速”及び“停止”を表す値をもつ。“高速”は、所定の回転速度を表す。“低速”は、“高速”が表す回転速度よりも低い所定の回転速度を表す。“停止”はファンの回転速度が0、すなわち、吸引ファン129が回転しないことを表す。
“定着器温度”は、定着器122の温度を示す。“定着器温度”は、“160”、“100”及び“0”を表す値をもつ。“160”は、定着器122の温度が160度であることを表す。“100”は、定着器122の温度が100度であることを表す。“0”は、定着器122の温度が0度であることを表す。
例えば、レコードD111は、動作モードが第二待機モードである時、送風ファン128及び吸引ファン129は低速で回転し、定着器122の温度は100度であることを表す。
図7は、実施形態における移行条件情報の具体例を示す図である。移行条件情報は、例えば、移行条件情報テーブルD120として、補助記憶装置193に記憶される。移行条件情報テーブルD120は、“現在動作モード”ごとにレコードを有する。各レコードは、“現在動作モード”、“設定条件”及び“移行先動作モード”の各値をもつ。
“現在動作モード”は、補助記憶装置193に記憶された現在モード情報が表す動作モードを表す。“現在動作モード”は、“画像形成モード”、“第一待機モード”及び“第二待機モード”を表す値をもつ。“画像形成モード”は、補助記憶装置193に記憶された現在モード情報が表す動作モードが、画像形成モードであることを表す。“第一待機モード”は、補助記憶装置193に記憶された現在モード情報が表す動作モードが、第一待機モードであることを表す。“第二待機モード”は、補助記憶装置193に記憶された現在モード情報が表す動作モードが、第二待機モードであることを表す。
“設定条件”は、移行指示情報の入力が無い場合に、画像形成装置1の動作モードが現在の動作モードから別の動作モードに移行する条件を表す。“設定条件”は、“画像形成終了時”、“T1分”及び“T2分”を表す値をもつ。“画像形成終了時”は、画像形成装置1による画像の形成が終了した時点で、画像形成装置1の動作モードが現在の動作モードから所定の動作モードに移行することを表す。画像の形成が終了した時点とは、例えば、画像の形成を指示する情報が入力されてから所定の時間が経過した時点である。“T1分”は、画像形成装置1が、第一待機状態になってからT1分後に、画像形成装置1の動作モードが現在の動作モードから所定の動作モードに移行することを表す。“T2分”は、画像形成装置1が、第二待機状態になってからT2分後に、画像形成装置1の動作モードが現在の動作モードから所定の動作モードに移行することを表す。“移行先動作モード”は、画像形成装置1の移行先の動作モードを表す。“移行先動作モード”は、“第一待機モード”、“第二待機モード”及び“停止モード”を表す値をもつ。“第一待機モード”は、画像形成装置1の第一待機モードを表す。“第二待機モード”は、画像形成装置1の第二待機モードを表す。“停止モード”は、画像形成装置1の停止モードを表す。
例えば、レコードD121は、画像形成装置1が第二待機モードに移行してからT2分間、移行指示情報の入力がなかった場合に、画像形成装置1は、第二待機モードから停止モードに移行することを表す。
図8は、実施形態における制御部19の機能構成の具体例を示す図である。図8は、実施形態における制御部19による送風ファン128の制御と、吸引ファン129の制御と、定着器122の温度の制御とに関する機能構成の具体例を示す。制御部19は、図示しない機能部によって、送風ファン128の制御と、吸引ファン129の制御と、定着器122の温度の制御と以外の画像形成装置1の制御を実行する。
制御部19は、モード移行制御部194、送風ファン制御部195、吸引ファン制御部196及び定着器温度制御部197を備える。
制御部19は、モード移行制御部194、送風ファン制御部195、吸引ファン制御部196及び定着器温度制御部197を備える。
モード移行制御部194は、移行条件情報、現在モード情報及び移行指示情報に基づいて、画像形成装置1の動作モードの移行を制御する。動作モードの移行を制御するとは、具体的には、移行条件情報及び移行指示情報に基づいて、補助記憶装置193に記憶された現在モード情報の値を書き換えることである。モード移行制御部194は、所定の周期で画像形成装置1への移行指示情報の入力があるか否かを判定する。モード移行制御部194は、判定のたびに、移行条件情報及び移行条件情報に基づいて現在モード情報の値を書き換える。
具体的には、モード移行制御部194は、移行指示情報を取得した場合、移行指示情報が示す移行先の動作モードを表す値によって現在モード情報の値を上書きする。モード移行制御部194は、移行指示情報が無い場合、補助記憶装置193に記憶された現在モード情報と、移行条件情報とに基づいて、現在モード情報の値を書き換える。
送風ファン制御部195は、補助記憶装置193に記憶された現在モード情報及びモード設定情報に基づいて、送風ファン128の回転速度を制御する。送風ファン制御部195は、所定の周期で補助記憶装置193に記憶された現在モード情報及びモード設定情報を参照する。
吸引ファン制御部196は、補助記憶装置193に記憶された現在モード情報及びモード設定情報に基づいて、吸引ファン129の回転速度を制御する。吸引ファン制御部196は、所定の周期で補助記憶装置193に記憶された現在モード情報及びモード設定情報を参照する。
定着器温度制御部197は、補助記憶装置193に記憶された現在モード情報及びモード設定情報に基づいて、定着器122の温度を制御する。定着器122は、所定の周期で補助記憶装置193に記憶された現在モード情報及びモード設定情報を参照する。
図9は、実施形態における制御部19が、送風ファン128の回転速度と、吸引ファン129の回転速度と、定着器122の温度とを制御する具体的な処理の流れを示すフローチャートである。なお、図9の処理は、画像形成装置1に電力が供給されている間は繰り返し実行される処理である。
所定の時刻において、モード移行制御部194は、画像形成装置1が移行指示情報を取得したか否かを判定する(ステップS101)。モード移行制御部194が、移行指示情報を取得した場合(ステップS101:Yes)、モード移行制御部194は、補助記憶装置193の現在モード情報の値を、移行指示情報が示す動作モードを表す値によって上書きする(ステップS102)。ステップS102の後、送風ファン制御部195、吸引ファン制御部196及び定着器温度制御部197は、補助記憶装置193に記憶された現在モード情報及びモード設定情報に基づいた動作を行う(ステップS103)。
具体的には、送風ファン制御部195は、補助記憶装置193に記憶されたモード設定情報テーブルD110を参照し、“動作モード”の項目の値が、現在モード情報が表す動作モード、を表すレコードを選択する。送風ファン制御部195は、選択したレコードから、“送風ファン回転速度”の値を取得する。送風ファン制御部195は、取得した値が示す回転速度で送風ファン128を回転させる。
吸引ファン制御部196は、補助記憶装置193に記憶されたモード設定情報テーブルD110を参照し、“動作モード”の項目の値が、現在モード情報が表す動作モード、を表すレコードを選択する。吸引ファン制御部196は、選択したレコードから、“吸引ファン回転速度”の値を取得する。吸引ファン制御部196は、取得した値が示す回転速度で吸引ファン129を回転させる。
吸引ファン制御部196は、補助記憶装置193に記憶されたモード設定情報テーブルD110を参照し、“動作モード”の項目の値が、現在モード情報が表す動作モード、を表すレコードを選択する。吸引ファン制御部196は、選択したレコードから、“吸引ファン回転速度”の値を取得する。吸引ファン制御部196は、取得した値が示す回転速度で吸引ファン129を回転させる。
定着器温度制御部197は、補助記憶装置193に記憶されたモード設定情報テーブルD110を参照し、“動作モード”の項目の値が、現在モード情報が表す動作モード、を表すレコードを選択する。定着器温度制御部197は、選択したレコードから、“定着器温度”の値を取得する。定着器温度制御部197は、定着器122の温度が、取得した値が示す温度であるように、定着器122を制御する。定着器122を制御するとは、具体的には、定着器122を加熱するヒータに流す電力を制御することである。
具体的には、例えば、現在モード情報が表すモードが第二待機モードであった場合、送風ファン128は低速で回転し、吸引ファン129は停止し、定着器122の温度は100度である。
一方、移行指示情報を取得していない場合(ステップS101:No)、モード移行制御部194は、補助記憶装置193に記憶された現在モード情報及び移行条件情報を参照する。モード移行制御部194は、現在モード情報及び移行条件情報に基づいて、現在の動作モードから移行条件情報によって定められた動作モードに移行するか否かを判定する。具体的には、モード移行制御部194は、移行条件情報テーブルD120を参照し、“現在動作モード”が、現在モード情報が表す動作モードであるレコードを選択する。モード移行制御部194は、選択したレコードの“設定条件”の値を取得する。モード移行制御部194は、取得した値が示す条件が満たされているか否かを判定する(ステップS104)。条件が満たされている場合(ステップS104:Yes)、モード移行制御部194は、ステップS103において選択されたレコードの“移行先動作モード”の値を取得する。モード移行制御部194は、取得した値によって、補助記憶装置193に記憶された現在モード情報の値を上書きする(ステップS105)。ステップS105の後、送風ファン制御部195、吸引ファン制御部196及び定着器温度制御部197は、補助記憶装置193に記憶された現在モード情報及びモード設定情報に基づいた動作を行う(ステップS106)。
具体的には、送風ファン制御部195は、補助記憶装置193に記憶されたモード設定情報テーブルD110を参照し、“動作モード”の項目の値が、現在モード情報が表す動作モード、を表すレコードを選択する。送風ファン制御部195は、選択したレコードから、“送風ファン回転速度”の値を取得する。送風ファン制御部195は、取得した値が示す回転速度で送風ファン128を回転させる。
吸引ファン制御部196は、補助記憶装置193に記憶されたモード設定情報テーブルD110を参照し、“動作モード”の項目の値が、現在モード情報が表す動作モード、を表すレコードを選択する。吸引ファン制御部196は、選択したレコードから、“吸引ファン回転速度”の値を取得する。吸引ファン制御部196は、取得した値が示す回転速度で吸引ファン129を回転させる。
吸引ファン制御部196は、補助記憶装置193に記憶されたモード設定情報テーブルD110を参照し、“動作モード”の項目の値が、現在モード情報が表す動作モード、を表すレコードを選択する。吸引ファン制御部196は、選択したレコードから、“吸引ファン回転速度”の値を取得する。吸引ファン制御部196は、取得した値が示す回転速度で吸引ファン129を回転させる。
定着器温度制御部197は、補助記憶装置193に記憶されたモード設定情報テーブルD110を参照し、“動作モード”の項目の値が、現在モード情報が表す動作モード、を表すレコードを選択する。定着器温度制御部197は、選択したレコードから、“定着器温度”の値を取得する。定着器温度制御部197は、定着器122の温度が、取得した値が示す温度であるように、定着器122を制御する。
一方、ステップS104において、条件が満たされていない場合(ステップS104:No)、モード移行制御部194は、処理を完了する。
図10は、実施形態の画像形成装置1の動作モードの移行の具体例を示す図である。
停止モードにある画像形成装置1は、移行指示情報が入力されると、第一待機モードに移行する。第二待機モードにある画像形成装置1は、移行指示情報が入力されると、第一待機モードに移行する。第一待機モードにある画像形成装置1は、移行指示情報として画像形成モードへの移行の指示を示す情報が入力されると、画像形成モードへ移行する。画像形成モードにある画像形成装置1は、画像形成が終了すると、第一待機モードへ移行する。第一待機モードにある画像形成装置1は、第一待機モードへ移行してからT1分が経過すると、第二待機モードへ移行する。第二待機モードにある画像形成装置1は、第二待機モードへ移行してからT2分が経過すると、停止モードへ移行する。画像形成モードにある画像形成装置1は、停止モードへの移行の指示を示す移行指示情報が入力されると、停止モードへ移行する。なお、画像形成装置1は、画像形成モードにある時に第一待機モードへの移行の指示を示す移行指示情報が入力された場合に、第一待機モードへ移行してもよい。なお、画像形成モードへの移行の指示を示す移行指示情報とは、画像形成装置1に画像の形成を指示する情報である。
停止モードにある画像形成装置1は、移行指示情報が入力されると、第一待機モードに移行する。第二待機モードにある画像形成装置1は、移行指示情報が入力されると、第一待機モードに移行する。第一待機モードにある画像形成装置1は、移行指示情報として画像形成モードへの移行の指示を示す情報が入力されると、画像形成モードへ移行する。画像形成モードにある画像形成装置1は、画像形成が終了すると、第一待機モードへ移行する。第一待機モードにある画像形成装置1は、第一待機モードへ移行してからT1分が経過すると、第二待機モードへ移行する。第二待機モードにある画像形成装置1は、第二待機モードへ移行してからT2分が経過すると、停止モードへ移行する。画像形成モードにある画像形成装置1は、停止モードへの移行の指示を示す移行指示情報が入力されると、停止モードへ移行する。なお、画像形成装置1は、画像形成モードにある時に第一待機モードへの移行の指示を示す移行指示情報が入力された場合に、第一待機モードへ移行してもよい。なお、画像形成モードへの移行の指示を示す移行指示情報とは、画像形成装置1に画像の形成を指示する情報である。
図11は、実施形態の画像形成装置1の動作と粉塵の放出量との関係を示す第一の実験結果を示す図である。
図11の時刻Taから時刻Tbまでの期間は、送風ファン128が高速で回転し、吸引ファン129が高速で回転し、定着器122の温度が160度である。すなわち、時刻Taから時刻Tbまでは、画像形成装置1が画像形成モードである期間である。図11におけるこの期間において、粉塵の放出量は0に略同一である。
図11の時刻Taから時刻Tbまでの期間は、送風ファン128が高速で回転し、吸引ファン129が高速で回転し、定着器122の温度が160度である。すなわち、時刻Taから時刻Tbまでは、画像形成装置1が画像形成モードである期間である。図11におけるこの期間において、粉塵の放出量は0に略同一である。
図11の時刻Tbから時刻Tcまでの期間は、送風ファン128が低速で回転し、吸引ファン129が低速で回転し、定着器122の温度が160度である。すなわち、時刻Tbから時刻Tcまでの期間は、画像形成装置1が第一待機モードである期間である。図11におけるこの期間において、粉塵の放出量は0に略同一である。
図11の時刻Tcから時刻Tdまでの期間は、送風ファン128が低速で回転し、吸引ファン129が停止し、定着器122の温度が100度である。すなわち、時刻Tcから時刻Tdまでの期間は、画像形成装置1が第二待機モードである期間である。図11におけるこの期間において、粉塵の放出量は0に略同一である。
図11の時刻Tdから時刻Teまでの期間は、送風ファン128が低速で回転し、吸引ファン129が停止し、定着器122の温度が160度である。図11におけるこの期間において、粉塵の放出量は2000000000Cp(t)/立法センチメートル、に略同一である。
図11の時刻Tdから時刻Teまでの期間は、送風ファン128が低速で回転し、吸引ファン129が停止し、定着器122の温度が160度である。図11におけるこの期間において、粉塵の放出量は2000000000Cp(t)/立法センチメートル、に略同一である。
図11の時刻Teから時刻Tfまでの期間は、送風ファン128が停止し、吸引ファン129が停止し、定着器122の温度が100度である。図11におけるこの期間においては、時刻Tdから時刻Teまでの期間において、粉塵が除去されたため、粉塵の放出量が0に略同一である。
図11の、時刻Tcから時刻Tdまでの期間の結果と時刻Tdから時刻Teまでの期間の結果とは以下のことを示す。定着器122が100度である時には、送風ファン128だけが回転していれば、粉塵は放出されないが、定着器122の温度が160度である時には、吸引ファン129も回転しないと粉塵が放出される。このことは次のことを意味する。すなわち、粉塵の発生量が所定の量以下である時には、吸引ファン129の回転を停止しても、粉塵が画像形成装置1の外部に放出される量は、0に略同一になる。また、図11は、実施形態の画像形成装置1において、100度は、定着器122による粉塵の発生が160度と比較して少ない温度であることを示す。
このように、吸引ファン129の回転が止まったとしても、定着器122の温度が100度であれば、粉塵の放出量は抑制される。
図12は、実施形態の画像形成装置1の動作と粉塵の放出量との関係を示す第二の実験結果を示す図である。
図12は、図11の時刻Tdから時刻Teまでの期間に、吸引ファン129が低速で回転する場合の、粉塵の放出量を示す図である。図12における時刻Tdから時刻Teの期間は、送風ファン128が低速で回転し、定着器122の温度が160度であり、吸引ファン129が低速で回転する期間である。すなわち、図12に図12における時刻Tdから時刻Teの期間は、画像形成装置1が第一待機モードである期間である。この場合、粉塵の放出量は、1000000000Cp(t)/立法センチメートルに略同一であり、図11の時刻Tdから時刻Teの期間に放出される粉塵の放出量よりも少ない。
図12は、図11の時刻Tdから時刻Teまでの期間に、吸引ファン129が低速で回転する場合の、粉塵の放出量を示す図である。図12における時刻Tdから時刻Teの期間は、送風ファン128が低速で回転し、定着器122の温度が160度であり、吸引ファン129が低速で回転する期間である。すなわち、図12に図12における時刻Tdから時刻Teの期間は、画像形成装置1が第一待機モードである期間である。この場合、粉塵の放出量は、1000000000Cp(t)/立法センチメートルに略同一であり、図11の時刻Tdから時刻Teの期間に放出される粉塵の放出量よりも少ない。
このように、定着器122の温度が160度である時には、吸引ファン129が低速で回転することで粉塵の放出量を抑制可能である。
図13は、実施形態の画像形成装置1の動作と、感光体クリーナ133の温度との関係を示す実験結果を示す図である。
図13は、送風ファン128が回転することで、感光体クリーナ133の温度上昇が抑制されることを示す。
図13は、送風ファン128が回転することで、感光体クリーナ133の温度上昇が抑制されることを示す。
図14は、実施形態の画像形成装置1の動作と、タッチパネル11の上面における音圧との関係を示す実験結果を示す図である。
図14は、送風ファン128及び吸引ファン129が回転した場合、送風ファン128だけが回転した場合の音圧と、吸引ファン129だけが回転した場合の音圧とのどちらよりも音圧が高いことを示す。図14は、送風ファン128だけが回転した場合よりも、吸引ファン129だけが回転した場合の方が、音圧が高いことを示す。
このように図14は、吸引ファン129の回転を止める方が、送風ファン128の回転を止めるよりも効果的に騒音の発生を抑制することを示す。
図14は、送風ファン128及び吸引ファン129が回転した場合、送風ファン128だけが回転した場合の音圧と、吸引ファン129だけが回転した場合の音圧とのどちらよりも音圧が高いことを示す。図14は、送風ファン128だけが回転した場合よりも、吸引ファン129だけが回転した場合の方が、音圧が高いことを示す。
このように図14は、吸引ファン129の回転を止める方が、送風ファン128の回転を止めるよりも効果的に騒音の発生を抑制することを示す。
図15は、図13の結果と図14の結果のまとめの図である。
図15において、丸印は、ユーザが所望する状態であることを示す。図15において、バツ印は、ユーザが所望しない状態であることを示す。
送風ファン128が低速で回転し、吸引ファン129が停止している場合は、感光体クリーナ133の温度上昇が低いため、ユーザが所望する状態である。また、この場合、音圧も低いため、ユーザが所望する状態である。
送風ファン128が回転せず、吸引ファン129が低速で回転している場合は、感光体クリーナ133の温度上昇が高いため、温度上昇に関してはユーザが所望しない状態である。一方、この場合、音圧は低いため、音圧に関してはユーザが所望する状態である。
送風ファン128が低速で回転し、吸引ファン129が低速で回転している場合は、感光体クリーナ133の温度上昇が低い、温度上昇に関してはユーザが所望する状態である。一方、この場合、音圧は高いため、音圧に関してはユーザが所望しない状態である。
図15において、丸印は、ユーザが所望する状態であることを示す。図15において、バツ印は、ユーザが所望しない状態であることを示す。
送風ファン128が低速で回転し、吸引ファン129が停止している場合は、感光体クリーナ133の温度上昇が低いため、ユーザが所望する状態である。また、この場合、音圧も低いため、ユーザが所望する状態である。
送風ファン128が回転せず、吸引ファン129が低速で回転している場合は、感光体クリーナ133の温度上昇が高いため、温度上昇に関してはユーザが所望しない状態である。一方、この場合、音圧は低いため、音圧に関してはユーザが所望する状態である。
送風ファン128が低速で回転し、吸引ファン129が低速で回転している場合は、感光体クリーナ133の温度上昇が低い、温度上昇に関してはユーザが所望する状態である。一方、この場合、音圧は高いため、音圧に関してはユーザが所望しない状態である。
このように構成された画像形成装置1は、第二待機モードへの移行を制御するモード移行制御部194を備えるため、吸引ファン129の回転を止めても粉塵の発生を抑制することができる。そのため、画像形成装置外部への粉塵の放出を抑制することと、騒音をより低減することとを両立することができる。
なお、停止モードから第一待機モードへの移行の指示を示す移行指示情報は、必ずしもユーザが入力する情報である必要はない。例えば、移行指示情報は、画像形成装置1が人感センサを備える場合、人感センサがユーザを感知した場合に出力する信号であってもよい。
なお、画像形成装置1は、必ずしも二つのファン(すなわち、送風ファン128及び吸引ファン129)を備える必要はない。吸引ファン129だけであってもよい。
なお、送風ファン128又は吸引ファン129の配置は必ずしも、図3に示す配置に限られるものではない。送風ファン128又は吸引ファン129の配置は、画像形成装置1内部に発生した粉塵を一か所に集める気流を生成可能な配置であれば、どのような配置であってもよい。
なお、送風ファン128は、第二のファンの一例である。なお、吸引ファン129は、第一のファンの一例である。なお、送風気流は、第二の気流の一例である。なお、吸引気流は、第一の気流の一例である。なお、定着器122は定着部の一例である。なお、送風ファン制御部195は、第二のファン制御部の一例である。なお、吸引ファン制御部196は、第一のファン制御部の一例である。
なお、画像形成装置1の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…画像形成装置、11…タッチパネル、12…印刷部、13…シート収容部、14…画像読取部、15…シート排紙部、16…搬送ローラ、17…筐体、18…通信部、19…制御部、191…CPU、192…メモリ、193…補助記憶装置、194…モード移行制御部、195…送風ファン制御部、196…吸引ファン制御部、197…定着器温度制御部、121…画像形成部、122…定着器、123…トナーカートリッジ、124…トナー潜像形成部、125…感光体ドラム、126…転写ローラ、127…定着ローラ、128…送風ファン、129…吸引ファン、130…排気ダクト、131…排気口、132…冷却ダクト、133…感光体クリーナ、134…シート搬送用リブ、135…凸板
Claims (5)
- トナーでシート上にトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部が形成したトナー像を定着する定着部と、
前記画像形成部及び前記定着部を囲む筐体と、
前記筐体内に、所定の方向に流れる第一の気流を生み出す第一のファンと、
前記第一のファンの回転速度を制御する第一のファン制御部と、
前記定着部の温度を制御する温度制御部と、
を備え、
前記温度制御部は、自装置の動作モードに応じた温度に前記定着部の温度を制御し、
前記第一のファン制御部は、前記第一のファンが回転する回転速度を自装置の動作モードに応じた回転速度に制御する、
画像形成装置。 - 前記第一の気流は、前記定着部で発生した粉塵を前記第一のファンに向けて流す気流である、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第一のファン制御部は、前記定着部の温度が、前記定着部で発生する粉塵の量が所定の量以下となる温度である時に、前記第一のファンの回転を停止する、
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記第一の気流が前記第一のファンに向かう方向以外の方向に流れることを抑制する第二の気流を生み出す第二のファンと
前記第二のファンの回転速度を制御する第二のファン制御部と、
をさらに備える、
請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - トナーでシート上にトナー像を形成する画像形成ステップと、
前記画像形成ステップにおいて形成されたトナー像を定着する定着ステップと、
トナーでシート上にトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部が形成したトナー像を定着する定着部とを囲む筐体内に、所定の方向に流れる第一の気流を生み出す第一ステップと、
前記第一のステップを制御する第一の制御ステップと、
前記定着ステップにおける温度を制御する温度制御ステップと、
を有し、
前記温度制御ステップは、動作モードに応じた温度に前記定着ステップにおける温度を制御し、
前記第一の制御ステップは、前記第一のステップを動作モードに応じて制御する、
画像形成方法。
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