JP2019168643A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤の残量の管理が不正確になってしまうことを抑制する手段を提供する。【解決手段】現像剤収容部に収容された現像剤を使用して媒体に現像剤像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の現像剤使用計数値を記憶する記憶部と、前記画像形成部に収容された現像剤の残量を表示する表示部と、前記記憶部に記憶させた前記現像剤使用計数値に基づいて前記表示部に前記画像形成部の現像剤の残量を表示する制御部と、を有し、前記画像形成部は、媒体の搬送方向に複数配置され、配置された位置に応じて現像剤の使用量を変化させて現像剤像を形成し、前記制御部は、前記画像形成部が配置された位置に応じて該画像形成部の現像剤の残量を補正して表示する。【選択図】 図3

Description

本発明は、媒体に現像剤像を形成する電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置は、各色の現像剤像としてのトナー画像を形成する複数の画像形成部を媒体の搬送方向に沿って配列し、特色トナーの画像を形成する画像形成部の感光ドラムを帯電させる帯電電圧を補正して高品質の画像を得るようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−87605号公報
しかしながら、従来の技術においては、特色トナーの画像を形成する画像形成部を媒体の搬送方向における最上流に配置した場合、下流に配置された画像形成部へのトナーの逆転写により最下流に配置した場合よりトナーの消費量が多くなり、現像剤としてのトナーの残量の管理が不正確になってしまうことがあるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、現像剤の残量の管理が不正確になってしまうことを抑制することを目的とする。
そのため、本発明は、現像剤収容部に収容された現像剤を使用して媒体に現像剤像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の現像剤使用計数値を記憶する記憶部と、前記画像形成部に収容された現像剤の残量を表示する表示部と、前記記憶部に記憶させた前記現像剤使用計数値に基づいて前記表示部に前記画像形成部の現像剤の残量を表示する制御部と、を有し、前記画像形成部は、媒体の搬送方向に複数配置され、配置された位置に応じて現像剤の使用量を変化させて現像剤像を形成し、前記制御部は、前記画像形成部が配置された位置に応じて該画像形成部の現像剤の残量を補正して表示することを特徴とする。
このようにした本発明は、現像剤の残量の管理が不正確になってしまうことを抑制することができるという効果が得られる。
実施例における画像形成装置の構成を示す概略側断面図 実施例における画像形成部の配列の説明図 実施例における画像形成装置の制御構成を示すブロック図 実施例における印刷ドットカウント記録部の説明図 実施例における補正係数の説明図 実施例における逆転写の説明図 実施例におけるトナー残量の説明図 変形例1における画像形成部の配列の説明図 変形例2における画像形成部の配列の説明図 比較例における印刷ドットカウント記録部の説明図
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置の実施例を説明する。
図1は実施例における画像形成装置の構成を示す概略側断面図である。
図1において、画像形成装置1は、媒体に現像剤像としてのトナー像を形成して印刷を行う電子写真方式のプリンタ等であり、例えばブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ホワイト(白色:W)の5色の現像剤としてのトナーによる画像を形成する電子写真方式のカラープリンタである。
なお、本実施例では、画像形成部が形成したトナー像を転写ベルトに1次転写し、さらに転写ベルトに1次転写されたトナー像を媒体Pに2次転写する中間転写方式の画像形成装置として説明するが、画像形成部が形成したトナー像を直接媒体Pに転写する直接転写方式の画像形成装置としても良い。また、1つの感光体ドラムでY、M、C、Kのトナー像を形成する4サイクル方式の画像形成部を有するプリンタを画像形成装置としても良い。
画像形成装置1は、複数の画像形成部10(10W、10Y、10M、10C、10K)と、用紙カセット20と、給紙ローラ21と、搬送ローラユニット22と、転写ベルトユニット23と、2次転写ローラ24と、定着ユニット25と、排出ローラユニット26と、操作表示部33とを有している。
用紙カセット20は、媒体Pを積層して収容するものである。
ここで、本実施例の媒体Pは、転写紙または色のついた普通紙等が用いられる。転写紙とは、シャツに転写するための媒体である。例えば、転写紙上に定着されたトナーは、アイロン等の熱によりシャツ等に転写される。色のついた普通紙は、白色ではない色のついた普通紙であり、例えば、黒色、青色又は赤色が用いられる。
給紙ローラ21は、図中矢印が示す方向に回転することにより、用紙カセット20に収容された媒体Pを1枚ずつ分離して送り出すものである。
搬送ローラユニット22は、給紙ローラ21で送り出された媒体Pを図中矢印Aが示す媒体搬送方向へ搬送するものである。搬送ローラユニット22は、回転することにより媒体Pを挟持して媒体搬送方向へ搬送するローラ対である。
画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kは、それぞれホワイト(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の5色のトナーの画像を形成するものである。画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kは、転写ベルトユニット23の中間転写ベルト231の搬送方向(図中矢印Bが示す回転走行方向)における上流から下流に向かって順に、位置ST1に画像形成部10W、位置ST2に画像形成部10Y、位置ST3に画像形成部10M、位置ST4に画像形成部10C、位置ST5に画像形成部10Kが配置されている。
また、図2に示すように、位置ST1に画像形成部10Y、位置ST2に画像形成部10M、位置ST3に画像形成部10C、位置ST4に画像形成部10K、位置ST5に画像形成部10Wを配置するようにしても良い。
本実施例では、各画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kは、画像形成装置1の本体に対して着脱可能であり、かつ入れ替え可能に構成されており、配置を変更することが可能になっている。
なお、各画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kは、同一の画像形成装置1内で入れ替えて配置を変更しても良く、また別の機種の画像形成装置との間で画像形成部のみを入れ替えられるようにしても良い。
画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kは、感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kと、帯電ローラ13W、13Y、13M、13C、13Kと、現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15Kと、現像ブレード16W、16Y、16M、16C、16Kと、供給ローラ17W、17Y、17M、17C、17Kと、トナー収容部18W、18Y、18M、18C、18Kと、クリーニングブレード19W、19Y、19M、19C、19Kとを有している。
また、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kと対向するようにLED(Light Emitting Diode)ヘッド14W、14Y、14M、14C、14Kが配置されている。
像担持体としての感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kは、静電潜像および現像剤像を担持するものであり、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kに図中矢印が示す回転方向に回転可能に支持されている。感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kは、感光体ドラムモータの回転駆動により回転する。
帯電手段としての帯電ローラ13W、13Y、13M、13C、13Kは、感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kの表面を一様に帯電させるものである。
露光手段としてのLEDヘッド14W、14Y、14M、14C、14Kは、帯電ローラ13W、13Y、13M、13C、13Kにより帯電された感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kの表面を画素(ドット)毎に選択的に露光して感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kの表面に静電潜像を形成するものである。
現像手段としての現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15Kは、感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kの表面に形成された静電潜像にトナーを搬送して静電潜像をトナー像として現像するものである。
現像剤供給手段としての供給ローラ17W、17Y、17M、17C、17Kは、現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15Kにトナーを供給するものである。
層形成手段としての現像ブレード16W、16Y、16M、16C、16Kは、現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15Kに供給されたトナー層を規制してトナー薄層を形成するものである。
感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12K、現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15K、および供給ローラ17W、17Y、17M、17C、17Kの回転軸の一方の端部にはギヤが配設されており、現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15K、および供給ローラ17W、17Y、17M、17C、17Kのギヤが感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kのギヤと噛合するように構成されている。
したがって、現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15K、および供給ローラ17W、17Y、17M、17C、17Kは、感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kの回転と連動して回転する。
現像剤収容部としてのトナー収容部18W、18Y、18M、18C、18Kは、トナーを貯蔵するトナータンクであり、貯蔵したトナーを供給ローラ17W、17Y、17M、17C、17Kに供給する。
クリーニングブレード19W、19Y、19M、19C、19Kは、感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kに形成されたトナー像が転写ベルトユニット23の中間転写ベルト231に転写された後、その感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kに残留したトナーを掻き取り、除去するものである。
本実施例では、トナー収容部18W、18Y、18M、18C、18Kに、それぞれ印刷ドットカウント記録部51W、51Y、51C、51M、51Kが取り付けられている。
記憶部としての印刷ドットカウント記録部51W、51Y、51C、51M、51Kは、不揮発性メモリを搭載したメモリ基板やICチップ等であり、画像形成装置1の制御基板との間で電気的に接続され、各種情報の授受を行うことができるとともに、各種情報を記憶することができるものである。
この印刷ドットカウント記録部51W、51Y、51C、51M、51Kは、トナー収容部18W、18Y、18M、18C、18Kに貯蔵されているトナーの使用情報や寿命印刷ドットカウント情報等を記憶し、そのトナーの使用情報や寿命印刷ドットカウント情報を画像形成装置1の制御部との間で授受する。
なお、印刷ドットカウント記録部51W、51Y、51C、51M、51Kは、画像形成装置1の制御基板との間で無線通信を行い、トナーの使用情報や寿命印刷ドットカウント情報を授受するとともに記憶する無線ICタグ等としても良い。
ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ホワイト(W)の5色のトナーは、ポリエステル樹脂、着色剤、帯電制御剤、および離形剤で構成され、外添剤(疎水性シリカ)が添加されており、粉砕法により得られた粉砕形状の平均粒径8μmの現像剤を使用する。なお、重合法などの公知の製法で作られたトナーを使用するようにしても良い。
ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の着色剤は、有機系の顔料、例えばそれぞれカーボンブラック、ピグメントイエロー、ピグメントマゼンタ、およびピグメントシアンなどを使用し、混ぜて色を作るためある程度透明な顔料を使用する。ホワイト(W)の着色剤は、金属系の顔料、例えば二酸化チタンを使用し、不透明な着色剤である。
現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15Kは、金属製のシャフトの外周に弾性体を設けて構成される。例えば、金属製のシャフト上に弾性体としてゴム硬度70度(アスカーC)の半導電性のウレタンゴムを用いる。
供給ローラ17W、17Y、17M、17C、17Kは、金属製のシャフトの外周に発泡体を設けて構成される。例えば、金属製のシャフト上に発泡体としてゴム硬度50度(アスカーF)のシリコン発泡体を成形する。
感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kは、円筒型に加工された導電性支持体上に感光層を塗布した感光層部からなり、その感光層部は、導電性支持体の表面から順に、ブロッキング層、電荷発生層、電荷輸送層の構成で積層構造となっている。本実施例では、電荷輸送層を約18μmになるように塗布した。なお、膜厚の測定は株式会社ケツト科学研究所製の過電流膜厚計LH−200Jを使用した。
転写ベルトユニット23は、張架ローラ23a、23bと、2次転写対向ローラ23cと、中間転写ベルト231と、1次転写ローラ232W、232Y、232C、232M、232Kと、クリーニングブレード233とを有している。
トナー像が形成される媒体としての中間転写ベルト231は、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kに形成されたトナー像が1次転写され、1次転写されたトナー像を搬送するものである。中間転写ベルト231は、無端状のベルトであり、駆動ローラ23a、23bおよび2次転写対向ローラ23cに回転可能に張架されている。
駆動ローラ23a、23bは、中間転写ベルト231を張架するものであり、モータ等の駆動で図中矢印が示す方向に回転することにより、中間転写ベルト231を図中矢印Bが示すベルト搬送方向に回転走行させるものである。
2次転写対向ローラ23cは、中間転写ベルト231を張架するとともに、中間転写ベルト231を介して後述する2次転写ローラ24と接触し、2次転写ローラ24との間で2次転写ニップ部を形成するものである。
1次転写ローラ232W、232Y、232C、232M、232Kは、中間転写ベルト231を挟んで感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kと対向配置され、所定の1次転写電圧が印加されることにより、感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト231に1次転写するものである。
中間転写ベルト231は、ベルト走行方向に回転することにより、1次転写されたトナー像を2次転写ニップ部へ搬送する。
クリーニングブレード233は、ベルト走行方向における2次転写ニップ部の下流において、中間転写ベルト231と当接するように配置され、中間転写ベルト231の2次転写残トナーを掻き取り、除去するものである。
このように、本実施例の画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kは、トナー収容部18W、18Y、18M、18C、18Kに収容されたトナーを使用して媒体としての中間転写ベルト231にトナー像を形成する。
2次転写ローラ24は、媒体搬送方向における搬送ローラユニット22の下流において、中間転写ベルト231を挟んで転写ベルトユニット23の2次転写対向ローラ23cと対向配置され、図中矢印が示す方向に回転することにより、搬送ローラユニット22により搬送された媒体Pを媒体搬送方向に搬送するとともに、中間転写ベルト231に転写されたトナー像を媒体Pに2次転写するものである。この2次転写ローラ24は、所定の2次転写電圧が印加されることにより、中間転写ベルト231に転写されたトナー像を媒体Pに2次転写する。
2次転写ローラ24は、金属シャフトと、体積抵抗率が107Ω・cm〜109Ω・cm程度の導電性が付与された発泡ウレタン等とで構成されている。一方、転写ベルトユニット23の2次転写対向ローラ23cは、金属ローラで構成されている。
2次転写ローラ24の金属シャフトは、2次転写ローラ24の周方向の抵抗値変動による転写不良の発生を抑制するための固定抵抗を介して後述する2次転写制御部と接続され、一方、転写ベルトユニット23の2次転写対向ローラ23cの金属ローラは接地されている。
また、2次転写ローラ24は、駆動源である2次転写モータの駆動により図中矢印が示す方向に回転する。
さらに、2次転写ローラ24は、中間転写ベルト231を転写ベルトユニット23の2次転写対向ローラ23cに押圧しており、2次転写対向ローラ23cおよび間転写ベルト231との間で2次転写ニップ部を形成している。
定着ユニット25は、加熱ローラ25aと、加圧ローラ25bとを有し、媒体Pを媒体搬送方向に搬送するとともに、熱と圧力で媒体Pに転写されたトナー像を定着させるものである。
加熱ローラ25aは、内部にハロゲンランプ等の発熱体を有し、媒体Pを加熱するものである。加圧ローラ25bは、媒体Pを加熱ローラ25aに押圧するものである。
排出ローラユニット26は、定着ユニット25から搬送された媒体Pを装置外へと排出するものである。排出ローラユニット26は、回転することにより媒体Pを挟持して媒体搬送方向へ搬送し、装置外へ排出するローラ対である。
排出ローラユニット26によって装置外へ排出された媒体Pは、排出カセット27上に集積される。
操作表示部33は、操作者の入力操作を受け付けるキーやボタン、タッチパネル等を有する操作部と、画像形成装置1の状態や入力操作を誘導する各種情報を表示するディスプレイ等の表示部とを有するものである。本実施例の操作表示部33は、後述する印刷可能枚数(画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kが印刷可能な媒体Pの枚数)およびトナー残量(画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kのトナー収容部18W、18Y、18M、18C、18Kに収容されているトナー残量)を表示する。
図3は実施例における画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。
図3において、画像形成装置1は、印刷制御部30と、CPU(Central Processing Unit)31と、メモリ32と、操作表示部33と、インタフェイス部34と、センサ35と、プロセス制御部40と、現像電圧制御部41と、層形成・供給電圧制御部42と、帯電電圧制御部43と、露光制御部44と、1次転写制御部46と、2次転写制御部47と、モータ制御部48と、印刷ドットカウント制御部50と、印刷ドットカウント記録部51(51W、51Y、51M、51C、51K)と、現像部設置位置検知部52とを有している。
印刷制御部30は、画像形成装置1全体の動作を制御するものである。印刷制御部30は、CPU31、メモリ32、操作表示部33、インタフェイス部34、センサ35、プロセス制御部40、現像電圧制御部41、層形成・供給電圧制御部42、帯電電圧制御部43、露光制御部44、1次転写制御部46、2次転写制御部47、モータ制御部48、印刷ドットカウント制御部50、および現像部設置位置検知部52と接続され、各部との間で情報(信号)の授受が可能になっている。
CPU31は、制御手段であり、メモリ32に記憶された制御プログラム(ソフトウェア)を実行するものである。印刷制御部30等の各制御部は、CPU31が制御プログラムを実行することにより各制御を行う。
メモリ32は、ROM(Read Only Memory)321と、RAM(Random Access Memory)322とを有している。
ROM321は、印刷制御などの各種制御を行うための制御プログラムおよび設定情報並びに各種補正を行うための計算式や係数等を記憶する不揮発性のメモリである。
RAM322は、各種制御を行う上で必要になる制御情報を一時的に記憶するメモリである。
操作表示部33は、印刷制御部30からの指示により、入力操作を操作部で受け付け、また各種情報を表示部に表示するものである。
インタフェイス部34は、印刷制御部30からの指示により、通信回線を介して接続されたPC(Personal Computer)等の上位装置60との間で通信を行うものであり、例えば印刷を指示する印刷データを上位装置60から受信するものである。
センサ35は、媒体を検出するセンサ、および画像形成装置1の設置環境情報である温度や湿度を検出するセンサである。印刷制御部30は、センサ35から媒体の検出情報および温度や湿度等の情報を入力することができるようになっている。
プロセス制御部40は、印刷制御部30からの指示により、図1に示す画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kを制御し、トナー像を形成するものである。
現像電圧制御部41は、印刷制御部30からの指示により、図1に示す画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kの現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15Kに印加する現像電圧を制御するものである。
層形成・供給電圧制御部42は、印刷制御部30からの指示により、図1に示す画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kの現像ブレード16W、16Y、16M、16C、16Kおよび供給ローラ17W、17Y、17M、17C、17Kに印加する電圧を制御するものである。
帯電電圧制御部43は、印刷制御部30からの指示により、図1に示す画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kの帯電ローラ13W、13Y、13M、13C、13Kに印加する帯電電圧を制御するものである。
露光制御部44は、印刷制御部30からの指示により、図1に示すLEDヘッド14W、14Y、14M、14C、14Kの露光を制御するものである。また、露光制御部44は、図1に示すLEDヘッド14W、14Y、14M、14C、14Kの発光エネルギーを増減させて感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kの表面に付着するトナー量を増減させ、トナー濃度の補正を行う。
なお、露光制御部44は、発光エネルギーを増加させて感光体ドラムに付着するトナー量を増加させ、発光エネルギーを減少させて感光体ドラムに付着するトナー量を減少させる。
また、本実施例では、露光制御部44が図1に示すLEDヘッド14W、14Y、14M、14C、14Kの発光エネルギーを増減させてトナー濃度の補正を行うものとして説明するが、帯電電圧制御部43が帯電電圧を増減、現像電圧制御部41が現像電圧を増減、または層形成・供給電圧制御部42が図1に示す供給ローラ17W、17Y、17M、17C、17Kに印加する電圧を増減させてトナー濃度の補正を行うようにしても良い。
1次転写制御部46は、印刷制御部30からの指示により、図1に示す1次転写ローラ232W、232Y、232C、232M、232Kに印加する1次転写電圧を制御するものである。
2次転写制御部47は、印刷制御部30からの指示により、図1に示す2次転写ローラ24に印加する2次転写電圧を制御するものである。
モータ制御部48は、印刷制御部30からの指示により、感光体ドラムモータを制御して図1に示す画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kを回転させる。また、モータ制御部48は、印刷制御部30からの指示により、中間転写ベルトモータ、搬送モータ、および定着モータ等を制御し、図1に示す転写ベルトユニット23の中間転写ベルト231、給紙ローラ21、搬送ローラユニット22のローラ、定着ユニット25の加熱ローラ25a、および排出ローラユニット26のローラ等を回転させる。
印刷ドットカウント制御部50は、印刷制御部30からの指示により、露光制御部44で制御される図1に示すLEDヘッド14W、14Y、14M、14C、14Kの発光ドット数(発光画素数)を計数し、その発光ドット数を印刷ドットカウントとして印刷ドットカウント記録部51に記憶させるものである。
印刷ドットカウント制御部50は、それぞれのトナー収容部18(18W、18Y、18M、18C、18K)に対応して設けられたそれぞれの印刷ドットカウント記録部51(51W、51Y、51M、51C、51K)を選択し、選択した印刷ドットカウント記録部51(51W、51Y、51M、51C、51K)との間で情報の授受が可能になっている。
したがって、印刷ドットカウント制御部50は、それぞれの印刷ドットカウント記録部51(51W、51Y、51M、51C、51K)に記憶された印刷ドットカウントおよび寿命印刷ドットカウントを読取ることができ、またそれぞれの印刷ドットカウントおよび寿命印刷ドットカウントを印刷ドットカウント記録部51(51W、51Y、51M、51C、51K)に記憶させることができる。
ここで、印刷ドットカウントとは、印刷データに基づいて、図1に示すLEDヘッド14W、14Y、14M、14C、14Kが発光するドット(画素)数(トナー像形成画素数)であり、感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kに搬送されるトナー量、即ち各色のトナーの消費量を表す値である。
例えば、A4サイズ(210mm×294mm)の媒体で余白を5mmとし、1200dpi(dot per inch)のLEDヘッドで印刷する場合、そのA4サイズの媒体において、印刷画素の比率が100%である100%dutyで印刷面積を5%として印刷したときの印刷ドットカウントは、6439909となる。
この場合、余白を除いたA4サイズの媒体の印刷範囲は200mm×284mmとなり、1200dpiの1画素の直径は0.021mmであるため、200mm/0.021mm×284mm/0.021mm×5%=6439909印刷ドットカウントとなる。
本実施例では、6439909印刷ドットカウントをA4サイズの媒体を印刷面積5%で印刷したときの印刷ドットカウント(以下、「A4換算5%印刷ドットカウント」という。)とし、1枚のA4サイズの媒体を印刷したときの印刷ドットカウントの標準値とする。
また、寿命印刷ドットカウントとは、トナー収容部18(18W、18Y、18M、18C、18K)に、トナーが満杯の状態で装填されたときの印刷可能な印刷ドット数である。
このように、本実施例では、印刷ドットカウントを、図1に示す各画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kが形成したトナー像の画素数(現像剤使用計数値)とし、また、寿命印刷ドットカウントを、各画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kのトナー収容部18(18W、18Y、18M、18C、18K)にトナーが満杯収容された場合に形成可能なトナー像の画素数(総画素数)とする。
なお、印刷ドットカウント記録部51(51W、51Y、51M、51C、51K)の構成は後述する。
現像部設置位置検知部52は、図1に示す画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kが配置されている位置を検知するものである。
現像部設置位置検知部52は、それぞれの画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kから得た個体識別情報等に基づいて画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kが配置されている位置(図1に示すST1、ST2、ST3、ST4、ST5)を検知する。
このように構成された画像形成装置1の印刷制御部30は、印刷ドットカウント記録部51(51W、51Y、51M、51C、51K)に記憶させた印刷ドットカウントに基づいて操作表示部33に、図1に示す画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kのトナーの残量を表示する。
このとき、印刷制御部30は、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kが配置された位置に応じて、その画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kのトナーの残量を補正して表示する。
次に、図1に示す画像形成部10Wを中間転写ベルト231の走行方向における最上流の位置ST1に設置した場合のトナーの濃度補正について図6に基づいて図1および図3を参照しながら説明する。
なお、画像形成部10Yを第1の画像形成部とし、中間転写ベルト231の走行方向における画像形成部10Yの上流に配置された画像形成部10Wを第2の画像形成部として2つの画像形成部で説明する。また、他の画像形成部10M、10C、10Kも同様である。
図6に示すように、感光体ドラム12Wの表面から中間転写ベルト231に1次転写されたホワイトトナーWTは中間転写ベルト231の走行方向において感光体ドラム12Wの下流に配置された感光体ドラム12Yに逆転写され、中間転写ベルト231に1次転写されたホワイトトナーWTの濃度が薄くなる。
なお、直接転写方式の画像形成装置でも媒体の搬送方向において上流に配置された感光体ドラム12Wの表面から媒体に転写されたホワイトトナーWTは、下流に配置された感光体ドラム12Yに逆転写され、ホワイトトナーWTの濃度が薄くなる。
そのため、印刷制御部30は、露光制御部44により、LEDヘッド14Wの発光エネルギーを増加させるようにトナー濃度補正を行い、感光体ドラム12Wの表面に付着させるホワイトトナーの量を増やすようにしている。
即ち、画像形成部10Wは、画像形成部10Yより画素毎のトナーの使用量を増加させてトナー像を形成する。
このように、本実施例の画像形成部10W、10Y、10M、10C、10K(図1参照)は、中間転写ベルト231の走行(搬送)方向に複数配置され、配置された位置に応じてトナーの使用量を変化させてトナー像を中間転写ベルト231に形成する。
したがって、画像形成部10Wを中間転写ベルト231の走行方向における最上流の位置ST1に設置した場合、図2に示すように、画像形成部10Wを中間転写ベルト231の走行方向における最下流の位置ST5に設置した場合と比較してトナーの消費量が増加する。
このように、画像形成部10Wを中間転写ベルト231の走行方向における最上流の位置ST1に設置した場合、ホワイトトナーの消費量が増加することにより、実際のトナーの残量と、印刷ドット数に基づいて管理するトナー残量とが乖離しないようにするため、本実施例では、印刷ドットカウント記録部51を設けるとともに、濃度補正によるトナー消費量を考慮してトナーの残量を管理するようにしている。
具体的には、印刷制御部30は、画像形成部10W(第2の画像形成部)の画素毎のトナーの使用量を、中間転写ベルト231の走行(搬送)方向における下流に配置された画像形成部10Y(第1の画像形成部)より増加させて画像形成部10Wのトナーの残量を補正する。
図4は実施例における印刷ドットカウント記録部の説明図である。
図4に示すように、印刷ドットカウント記録部51は、図1に示すそれぞれの画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kに設けられた、印刷ドットカウント記録部51Wと、印刷ドットカウント記録部51Yと、印刷ドットカウント記録部51Mと、印刷ドットカウント記録部51Cと、印刷ドットカウント記録部51Kとを有している。
また、それぞれの印刷ドットカウント記録部51(51W、51Y、51M、51C、51K)は、ST1印刷ドットカウント記録部511と、ST2印刷ドットカウント記録部512と、ST3印刷ドットカウント記録部513と、ST4印刷ドットカウント記録部514と、ST5印刷ドットカウント記録部515と、寿命印刷ドットカウント記録部516とを有している。
ST1印刷ドットカウント記録部511は、図1に示す位置ST1に配置されたときの画像形成部10の印刷ドットカウントを累計して記憶するものである。即ち、ST1印刷ドットカウント記録部511は、入れ替え可能な画像形成部10が位置ST1に配置された状態で印刷を行ったときの印刷ドットカウントを累計して記憶する。
ST2印刷ドットカウント記録部512は、図1に示す位置ST2に配置されたときの画像形成部10の印刷ドットカウントを累計して記憶するものである。即ち、ST2印刷ドットカウント記録部511は、入れ替え可能な画像形成部10が位置ST2に配置された状態で印刷を行ったときの印刷ドットカウントを累計して記憶する。
ST3印刷ドットカウント記録部513は、図1に示す位置ST3に配置されたときの画像形成部10の印刷ドットカウントを累計して記憶するものである。即ち、ST3印刷ドットカウント記録部511は、入れ替え可能な画像形成部10が位置ST3に配置された状態で印刷を行ったときの印刷ドットカウントを累計して記憶する。
ST4印刷ドットカウント記録部514は、図1に示す位置ST4に配置されたときの画像形成部10の印刷ドットカウントを累計して記憶するものである。即ち、ST4印刷ドットカウント記録部511は、入れ替え可能な画像形成部10が位置ST4に配置された状態で印刷を行ったときの印刷ドットカウントを累計して記憶する。
ST5印刷ドットカウント記録部515は、図1に示す位置ST5に配置されたときの画像形成部10の印刷ドットカウントを累計して記憶するものである。即ち、ST5印刷ドットカウント記録部511は、入れ替え可能な画像形成部10が位置ST5に配置された状態で印刷を行ったときの印刷ドットカウントを累計して記憶する。
寿命印刷ドットカウント記録部516は、取り付けられた図1に示すトナー収容部18(18W、18Y、18M、18C、18K)の寿命印刷ドットカウントを予め記憶するものである。なお、寿命印刷ドットカウント記録部516に記憶される寿命印刷ドットカウントは、画像形成部の位置によっては変化しない。
このように、それぞれの印刷ドットカウント記録部51(51W、51Y、51M、51C、51K)は、画像形成部が配置された位置毎に印刷ドットカウントを累計して記憶し、また画像形成部の寿命印刷ドットカウントを記憶する。
上述した構成の作用について説明する。
まず、画像形成装置が行う印刷動作を図1、図3および図4に基づいて説明する。
画像形成装置1の印刷制御部30は、インタフェイス部34により、上位装置60から印刷データを受信すると、プロセス制御部40等を制御して印刷動作を開始する。
印刷制御部30は、モータ制御部48を制御し、搬送ローラユニット22、転写ベルトユニット23の中間転写ベルト231、定着ユニット25、および排出ローラユニット26等の各ローラの回転を開始するとともに、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kの回転を開始する。
感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kが回転すると、帯電電圧制御部43により帯電電圧が印加された帯電ローラ13W、13Y、13M、13C、13Kが感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kの回転に従動して回転することにより、感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kの表面が一様に帯電される。
印刷制御部30は、露光制御部44を制御し、印刷データに基づいてLEDヘッド14W、14Y、14M、14C、14Kを発光させ、感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kの表面に静電潜像を形成する。
印刷制御部30は、感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kの表面に静電潜像を形成すると、層形成・供給電圧制御部42により供給ローラ17W、17Y、17M、17C、17Kに電圧を印加し、その供給ローラ17W、17Y、17M、17C、17Kに保持されたトナーを現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15Kの表面に供給する。
印刷制御部30は、現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15Kの表面にトナーを供給すると、層形成・供給電圧制御部42により現像ブレード16W、16Y、16M、16C、16Kに電圧を印加するとともに、現像ブレード16W、16Y、16M、16C、16Kを通過させることにより、現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15Kの表面のトナーを現像ブレード16W、16Y、16M、16C、16Kのせん断力によりトナーの層厚を規制して均一にする。
印刷制御部30は、現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15Kの表面のトナーの層厚を規制すると、現像電圧制御部41により現像電圧を現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15Kに印加し、トナーが付着した現像ローラ15W、15Y、15M、15C、15Kの表面と、静電潜像が形成された感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kの表面とを接触させて感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kの静電潜像にトナー像を現像する。
このとき、印刷制御部30は、トナー像の濃度補正を行う。
印刷制御部30は、露光制御部44により、中間転写ベルト231の走行方向においてLEDヘッド14Kより上流側に配置されたLEDヘッド14W、14Y、14M、14Cの発光エネルギーを増加させるようにトナー濃度補正を行い、感光体ドラム12W、12Y、12M、12Cの表面に付着させるトナーの量を増やすように濃度補正を行う。
また、印刷制御部30は、印刷データに基づいて画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kのそれぞれの印刷ドットカウントを印刷ドットカウント記録部51に累積して記憶させる。例えば、印刷制御部30は、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10KでそれぞれA4換算5%印刷ドットカウントである6439909ドットの印刷を行った場合、それぞれの印刷ドットカウント記録部51W、51Y、51M、51C、51Kに6439909ドットを累積して記憶させる。
印刷制御部30は、位置ST1に配置された画像形成部10Wの印刷ドットカウント(例えば、6439909)を印刷ドットカウント記録部51WのST1印刷ドットカウント記録部511に累積して記憶させる。
また、印刷制御部30は、位置ST2に配置された画像形成部10Yの印刷ドットカウント(例えば、6439909)を印刷ドットカウント記録部51YのST2印刷ドットカウント記録部512に累積して記憶させる。
また、印刷制御部30は、位置ST3に配置された画像形成部10Mの印刷ドットカウント(例えば、6439909)を印刷ドットカウント記録部51MのST3印刷ドットカウント記録部513に累積して記憶させる。
また、印刷制御部30は、位置ST4に配置された画像形成部10Cの印刷ドットカウント(例えば、6439909)を印刷ドットカウント記録部51CのST4印刷ドットカウント記録部514に累積して記憶させる。
また、印刷制御部30は、位置ST5に配置された画像形成部10Kの印刷ドットカウント(例えば、6439909)を印刷ドットカウント記録部51KのST5印刷ドットカウント記録部515に累積して記憶させる。
次に、印刷制御部30は、1次転写制御部46により1次転写ローラ232W、232Y、232C、232M、232Kに1次転写電圧を印加し、転写ベルトユニット23の中間転写ベルト231に、感光体ドラム12W、12Y、12M、12C、12Kのトナー像を1次転写する。
一方、印刷制御部30は、モータ制御部48により給紙ローラ21の回転を制御し、その給紙ローラ21により用紙カセット20に収容された媒体Pを給紙した後、搬送ローラユニット22により2次転写ニップ部へ搬送する。
印刷制御部30は、媒体Pを搬送すると、2次転写制御部47により2次転写ローラ24に2次転写電圧を印加し、中間転写ベルト231に転写されたトナー像を媒体Pに2次転写する。
印刷制御部30は、トナー像を媒体Pに2次転写すると、プロセス制御部40により定着ユニット25を制御し、加熱ローラ25aおよび加圧ローラ25bにより媒体Pを挟持して搬送するとともに、熱と圧力でトナーを媒体Pに定着させる。
印刷制御部30は、トナーを媒体Pに定着させると、排出ローラユニット26により定着ユニット25から搬送された媒体Pを装置外へ排出し、排出カセット27上に集積する。
このようにして、画像形成装置1は印刷動作を行う。
次に、画像形成装置が行う印刷可能枚数表示およびトナー残量表示について図1、図3、図4に基づいて説明する。
画像形成装置1の印刷制御部30は、印刷可能枚数表示およびトナー残量表示を行う場合、印刷ドットカウント制御部50により、印刷ドットカウント記録部51(51W、51Y、51M、51C、51K)から、それぞれのST1印刷ドットカウント記録部511、ST2印刷ドットカウント記録部512、ST3印刷ドットカウント記録部513、ST4印刷ドットカウント記録部514、ST5印刷ドットカウント記録部515、および寿命印刷ドットカウント記録部516に記憶されている数値を読み出し、設置されている画像形成部の位置を考慮して算出した印刷可能枚数およびトナー残量に基づいて操作表示部33に印刷可能枚数およびトナー残量を表示する印刷可能枚数表示およびトナー残量表示を行う。
なお、印刷可能枚数表示およびトナー残量表示は、画像形成装置1の状態表示として常時行うようにしても良く、また操作表示部33に表示されたメニュー画面で入力した操作に従って行うようにしても良い。
本実施例では、設置されている画像形成部の位置に応じてトナー濃度補正を行っているため、補正係数に基づいてトナーの残量を補正し、印刷可能枚数表示およびトナー残量表示を行うようにしている。
図5は実施例における補正係数の説明図である。
図5において、補正係数C1、C2、C3、C4、C5は、画像形成部の位置(ST1〜ST5)に対応させてトナーの消費量を補正するための係数である。なお、補正係数C1、C2、C3、C4、C5は、図3に示すメモリ32のROM321に予め記憶されているものとする。
補正係数C1は、図1に示す画像形成部10が位置ST1に配置された状態で印刷を行ったときの印刷ドットカウントを補正する係数である。
補正係数C2は、図1に示す画像形成部10が位置ST2に配置された状態で印刷を行ったときの印刷ドットカウントを補正する係数である。
補正係数C3は、図1に示す画像形成部10が位置ST3に配置された状態で印刷を行ったときの印刷ドットカウントを補正する係数である。
補正係数C4は、図1に示す画像形成部10が位置ST4に配置された状態で印刷を行ったときの印刷ドットカウントを補正する係数である。
補正係数C5は、図1に示す画像形成部10が位置ST5に配置された状態で印刷を行ったときの印刷ドットカウントを補正する係数である。
なお、補正係数C1、C2、C3、C4、C5は、例示であり、図1に示す画像形成装置1の画像形成部10等の特性に応じて適宜設定することができる。
まず、印刷可能枚数の表示について説明する。
画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kのトナー収容部18W、18Y、18M、18C、18Kの寿命を、A4サイズの媒体を印刷面積5%で印刷した場合、12000枚とすると、それぞれの印刷ドットカウント記録部51(51W、51Y、51M、51C、51K)の寿命印刷ドットカウント記録部516には、6439904×12000が予め寿命印刷ドットカウント(以下、「寿命印刷ドットカウントDT」という。)として記憶されている。
また、印刷ドットカウント記録部51のST1印刷ドットカウント記録部511に記憶された印刷ドットカウントをD1、ST2印刷ドットカウント記録部512に記憶された印刷ドットカウントをD2、ST3印刷ドットカウント記録部513に記憶された印刷ドットカウントをD3、ST4印刷ドットカウント記録部514に記憶された印刷ドットカウントをD4、およびST5印刷ドットカウント記録部515に記憶された印刷ドットカウントをD5とする。
印刷制御部30は、印刷可能枚数を「今までに印刷した枚数」と「現在の設置位置で今後印刷できる枚数」との合計値(枚)で表す。
「今までに印刷した枚数」は、(D1+D2+D3+D4+D5)÷(A4換算5%印刷ドットカウント)として算出できる。
「現在の設置位置で今後印刷できる枚数」は、(寿命印刷ドットカウントDT−(D1×補正係数C1+D2×補正係数C2+D3×補正係数C3+D4×補正係数C4+D5×補正係数C5))÷(設置位置に対応する補正係数)÷(A4換算5%印刷ドットカウント)として算出できる。
なお、(D1×補正係数C1+D2×補正係数C2+D3×補正係数C3+D4×補正係数C4+D5×補正係数C5)は、実際のトナーの消費量に相当する印刷ドットカウントである。
また、(寿命印刷ドットカウントDT−(D1×補正係数C1+D2×補正係数C2+D3×補正係数C3+D4×補正係数C4+D5×補正係数C5))は、トナー残量に相当する印刷ドットカウントである。
このように、印刷制御部30は、画像形成部が配置される位置毎に決定された係数(C1、C2、C3、C4、C5)をそれぞれの印刷ドットカウントに乗算してトナーの使用量を補正する。
また、印刷制御部30は、画像形成部が配置される位置毎に決定された係数(C1、C2、C3、C4、C5)をそれぞれの印刷ドットカウントに乗算した値の総和を寿命印刷ドットカウントから減算した値に基づいて該画像形成部に収容されているトナーの残量を算出する。
寿命印刷ドットカウントをDT、A4換算5%印刷ドットカウントをA4DT、それぞれの補正係数をCi(i=1,2,3,4,5)、設置位置に対応する補正係数をCj(jは1,2,3,4,5のいずれか)とすると、印刷可能枚数は、
(D1+D2+D3+D4+D5)÷A4DT+(DT−(D1×C1+D2×C2+D3×C3+D4×C4+D5×C5))÷Cj÷A4DT ・・・式(1)
として算出することができる。
次に、トナー残量表示について説明する。
印刷制御部30は、トナー残量表示を、画像形成部が配置されている位置およびトナー収容部に残っているトナー量に基づいて行う。
印刷制御部30は、(寿命印刷ドットカウントDT−(D1×補正係数C1+D2×補正係数C2+D3×補正係数C3+D4×補正係数C4+D5×補正係数C5))÷(設置位置に対応する補正係数)÷((D1+D2+D3+D4+D5)+(寿命印刷ドットカウントDT−(D1×補正係数C1+D2×補正係数C2+D3×補正係数C3+D4×補正係数C4+D5×補正係数C5))÷(設置位置に対応する補正係数))×100としてトナー残量(%)を算出する。
寿命印刷ドットカウントをDT、A4換算5%印刷ドットカウントをA4DT、それぞれの補正係数をCi(i=1,2,3,4,5)、設置位置に対応する補正係数をCj(jは1,2,3,4,5のいずれか)とすると、トナー残量(%)は、
DT−(D1×C1+D2×C2+D3×C3+D4×C4+D5×C5))÷Cj÷(式(1)×A4DT)×100 ・・・式(2)
として算出することができる。
このように、印刷制御部30は、印刷可能枚数およびトナー残量(%)を算出して操作表示部33に表示する。
次に、具体的な印刷可能枚数およびトナー残量の表示について説明する。
まず、新品の画像形成部10Wを最下流の位置ST5に設置した場合の印刷可能枚数表示およびトナー残量表示を説明する。
このとき、画像形成部10Wの印刷ドットカウント記録部51Wに記憶されているD1、D2、D3、D4、D5はすべて「0」に初期化されており、また寿命印刷ドットカウントDTは6439904×12000が記憶されている。また、設置位置に対応する補正係数はC5(=1.00)である。
したがって、未使用の状態の画像形成部10Wの印刷可能枚数は、式(1)により、「今までに印刷した枚数」が0、「現在の設置位置で今後印刷できる枚数」が12000であるため、12000枚と表示される。
また、未使用の状態の画像形成部10Wのトナー残量は、式(2)により、100%と表示される。
続いて、位置ST5に設置された画像形成部10Wにおいて、A4換算5%印刷ドットカウントで6000枚の印刷を行った場合の印刷可能枚数表示およびトナー残量表示を説明する。
このとき、画像形成部10Wの印刷ドットカウント記録部51Wに記憶されているD1、D2、D3、D4は「0」であり、D5には6439904×6000の印刷ドットカウントが記憶されている。なお、寿命印刷ドットカウントDTは6439904×12000が記憶されている。
したがって、画像形成部10Wの印刷可能枚数は、式(1)により、「今までに印刷した枚数」が6000、「現在の設置位置で今後印刷できる枚数」が6000であるため、12000枚と表示される。
また、画像形成部10Wのトナー残量は、式(2)により、50%と表示される。
続いて、6000枚印刷した画像形成部10Wを最上流の位置ST1に設置した場合の印刷可能枚数表示およびトナー残量表示を説明する。
このとき、画像形成部10Wの印刷ドットカウント記録部51Wに記憶されているD1、D2、D3、D4は「0」であり、D5には6439904×6000の印刷ドットカウントが記憶されている。
また、設置位置に対応する補正係数はC1(=1.20)である。なお、寿命印刷ドットカウントDTは6439904×12000が記憶されている。
したがって、画像形成部10Wの印刷可能枚数は、式(1)により、「今までに印刷した枚数」が6000、「現在の設置位置で今後印刷できる枚数」が5000であるため、11000枚と表示される。
また、画像形成部10Wのトナー残量は、式(2)により、45%と表示される。
なお、最上流の位置ST1に設置した画像形成部10Wをそのままの状態で再び最下流の位置ST5に戻した場合、印刷可能枚数およびトナー残量は再算出され、印刷可能枚数は12000枚、トナー残量は50%の表示に戻る。
このように、印刷制御部30は、画像形成部が配置された位置に応じて当該画像形成部のトナーの残量や印刷可能枚数を補正するようにしたことにより、トナー残量および印刷可能枚数の表示を正確にすることができる。
次に、新品の画像形成部10Wを最上流の位置ST1に設置した場合の印刷可能枚数表示およびトナー残量表示を説明する。
このとき、画像形成部10Wの印刷ドットカウント記録部51Wに記憶されているD1、D2、D3、D4、D5はすべて「0」に初期化されており、また寿命印刷ドットカウントDTは6439904×12000が記憶されている。また、設置位置に対応する補正係数はC1(=1.20)である。
したがって、未使用の状態の画像形成部10Wの印刷可能枚数は、式(1)により、「今までに印刷した枚数」が0、「現在の設置位置で今後印刷できる枚数」が10000であるため、10000枚と表示される。
また、未使用の状態の画像形成部10Wのトナー残量は、式(2)により、100%と表示される。
続いて、位置ST1に設置された画像形成部10Wにおいて、A4換算5%印刷ドットカウントで10000枚の印刷を行った場合の印刷可能枚数表示およびトナー残量表示を説明する。
このとき、画像形成部10Wの印刷ドットカウント記録部51Wに記憶されているD2、D3、D4、D5は「0」であり、D1には6439904×10000の印刷ドットカウントが記憶されている。なお、寿命印刷ドットカウントDTは6439904×12000が記憶されている。
したがって、画像形成部10Wの印刷可能枚数は、式(1)により、「今までに印刷した枚数」が10000、「現在の設置位置で今後印刷できる枚数」が0であるため、10000枚と表示される。
また、画像形成部10Wのトナー残量は、式(2)により、0%と表示される。
なお、トナー残量は、0%より小さくならないように表示するものとする。
また、トナー残量が0%と表示された場合であっても、トナー収容部にトナーが残っている場合は、ユーザが媒体に印刷された画像を確認しながら、印刷を継続するようにしても良い。
さらに、本実施例では、画像形成部10Wの印刷可能枚数表示およびトナー残量表示を説明したが、画像形成部10Wに限られるものでなく、画像形成部10Y、10M、10C、10Kも同様に印刷可能枚数表示およびトナー残量表示を行うことができる。
ここで、トナーの濃度補正によるトナー消費量の補正を行わない比較例を説明する。
図10に示すように、比較例では、画像形成部が配置された位置に関わらず、印刷ドットカウント記録部51aの合計印刷ドットカウント記録部511aに、印刷ドットカウントを累積して記憶させ、また寿命印刷ドットカウント記録部516には、6439904×12000が予め寿命印刷ドットカウントとして記憶されているものとする。
印刷可能枚数は、6439904(A4換算5%印刷ドットカウント)×12000÷6439904により、12000枚と表示される。
また、トナー残量(%)は、合計印刷ドットカウント記録部511aに記憶された印刷ドットカウントをDとすると、
(6439904×12000−D)÷(6439904×12000)×100
として算出され、表示される。
この比較例において、画像形成部を最上流の位置ST1に配置した場合、濃度補正によりトナーの消費量が増加し、図7(a)に示すように、トナー残量および印刷可能枚数の表示が、画像形成部のトナー収容部に実際収容されているトナー残量や印刷可能枚数と乖離してしまい、トナー残量が表示されているにもかかわらず、トナーがなくなり、トナー画像にカスレ等が発生していまい、画像品質の低下を招いてしまうという問題がある。
本実施例では、トナーの濃度補正によるトナー消費量の補正を行い、トナー残量および印刷可能枚数の表示を行うようにしているため、図7(b)に示すように、トナー残量および印刷可能枚数の表示が、画像形成部のトナー収容部に実際収容されているトナー残量や印刷可能枚数と略一致するようになる。
このように、本実施例では、印刷制御部30は、画像形成部が配置された位置に応じて当該画像形成部のトナーの残量や印刷可能枚数を補正して表示するようにしたことにより、トナー残量および印刷可能枚数の表示を、画像形成部のトナー収容部に実際収容されているトナー残量や印刷可能枚数と略一致させることができ、正確にすることができる。
また、画像形成部が配置された位置に応じてトナーの残量や印刷可能枚数を補正するようにしているため、画像形成部を装着する位置を変化させてもトナーの残量や印刷可能枚数を正確に表示することができる。
さらに、画像形成部が配置された位置に応じてトナーの残量や印刷可能枚数を正確に表示するようにしたことにより、印刷中にトナーがなくなることを抑制することができる。
したがって、ユーザの顧客満足性を向上させることができる。
なお、本実施例では、図1に示すように、位置ST1に画像形成部10W、位置ST2に画像形成部10Y、位置ST3に画像形成部10M、位置ST4に画像形成部10C、位置ST5に画像形成部10Kを配置するようにしたが、図8に示すように、位置ST2に画像形成部10C、位置ST4に画像形成部10Yを配置し、画像形成部10Cと画像形成部10Yとを入れ替えても良い。
また、本実施例では、5つの画像形成部を配置した例で説明したが、図9に示すように、画像形成部10W、画像形成部10Y、画像形成部10M、および画像形成部10Cの4つの画像形成部を配置するようにしても良い。
さらに、本実施例では、印刷ドットカウンタ記録部51をそれぞれのトナー収容部18(18W、18Y、18M、18C、18K)に設けた例で説明したが、メモリ32のROM321等の不揮発性メモリに設けるようにしても良い。この場合、それぞれの画像形成部10(10W、10Y、10M、10C、10K)の個体識別情報(例えば、シリアルナンバー等)に対応させて印刷ドットカウンタ記録部51(51W、51Y、51M、51C、51K)を設けるものとする。
以上説明したように、本実施例では、画像形成部が配置された位置に応じてトナーの残量や印刷可能枚数を補正して表示するようにしたことにより、トナーの残量の管理が不正確になってしまうことを抑制することができるという効果が得られる。
また、画像形成部のトナー残量や印刷可能枚数を正確に表示することができるという効果が得られる。
さらに、画像形成部が配置された位置に応じてトナーの残量や印刷可能枚数を補正するようにしているため、画像形成部を装着する位置を変化させてもトナーの残量や印刷可能枚数を正確に表示することができるという効果が得られる。
また、画像形成部が配置された位置に応じてトナーの残量や印刷可能枚数を正確に表示するようにしたことにより、印刷中にトナーがなくなることを抑制することができるという効果が得られる。
したがって、顧客満足性を向上させることができるという効果が得られる。
なお、本実施例では、画像形成装置をプリンタとして説明したが、それに限られるものでなく、複写機、ファクシミリ装置、複合機(MFP)等としても良い。
1 画像形成装置
10(10W、10Y、10M、10C、10K) 画像形成部
12W、12Y、12M、12C、12K 感光体ドラム
13W、13Y、13M、13C、13K 帯電ローラ
14W、14Y、14M、14C、14K LEDヘッド
15W、15Y、15M、15C、15K 現像ローラ
16W、16Y、16M、16C、16K 現像ブレード
17W、17Y、17M、17C、17K 供給ローラ
18W、18Y、18M、18C、18K トナー収容部
19W、19Y、19M、19C、19K クリーニングブレード
20 用紙カセット
21 給紙ローラ
22 搬送ローラユニット
23 転写ベルトユニット
24 2次転写ローラ
25 定着ユニット
26 排出ローラユニット
30 印刷制御部
31 CPU
32 メモリ
33 操作表示部
34 インタフェイス部
35 センサ
40 プロセス制御部
41 現像電圧制御部
42 層形成・供給電圧制御部
43 帯電電圧制御部
44 露光制御部
46 1次転写制御部
47 2次転写制御部
48 モータ制御部
50 印刷ドットカウント制御部
51(51W、51Y、51M、51C、51K) 印刷ドットカウント記録部
52 現像部設置位置検知部
231 中間転写ベルト

Claims (8)

  1. 現像剤収容部に収容された現像剤を使用して媒体に現像剤像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の現像剤使用計数値を記憶する記憶部と、
    前記画像形成部に収容された現像剤の残量を表示する表示部と、
    前記記憶部に記憶させた前記現像剤使用計数値に基づいて前記表示部に前記画像形成部の現像剤の残量を表示する制御部と、
    を有し、
    前記画像形成部は、媒体の搬送方向に複数配置され、配置された位置に応じて現像剤の使用量を変化させて現像剤像を形成し、
    前記制御部は、前記画像形成部が配置された位置に応じて該画像形成部の現像剤の残量を補正して表示することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記現像剤使用計数値は、それぞれの前記画像形成部が形成した現像剤像の画素数であり、
    それぞれの前記画像形成部は、第1の画像形成部と、媒体の搬送方向における前記第1の画像形成部の上流に配置された第2の画像形成部とを含み、
    前記第2の画像形成部は、前記第1の画像形成部より画素毎の現像剤の使用量を増加させて現像剤像を形成し、
    前記制御部は、前記第2の画像形成部の画素毎の現像剤の使用量を前記第1の画像形成部より増加させて前記第2の画像形成部の現像剤の残量を補正することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    それぞれの前記画像形成部は、画像形成装置の本体に対して着脱可能に構成され、配置される位置が変更可能であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記記憶部は、前記画像形成部毎に、前記現像剤像の画素数を記憶し、
    前記現像剤像の画素数は、画像形成部が配置された位置毎に、該画像形成部が形成した現像剤像の画素数である形成画素数で構成され、
    前記制御部は、
    画像形成部が配置される位置毎に決定された係数をそれぞれの前記形成画素数に乗算して現像剤の使用量を補正することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記記憶部は、前記画像形成部毎に、
    該画像形成部の現像剤収容部に現像剤が満杯収容された場合に形成可能な現像剤像の画素数である総画素数を記憶し、
    前記制御部は、
    画像形成部が配置される位置毎に決定された係数をそれぞれの前記形成画素数に乗算した値の総和を前記総画素数から減算した値に基づいて該画像形成部に収容されている現像剤の残量を算出することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記記憶部は、それぞれの前記画像形成部の現像剤収容部に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記現像剤の残量とともに、前記画像形成部が配置された位置に応じて該画像形成部が印刷可能な媒体の枚数を補正して表示することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記画像形成部は、白色トナーを収容する画像形成部を含むことを特徴とする画像形成装置。
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