JP2019168506A - 棒状体 - Google Patents

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JP2019168506A
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晋也 石丸
Shinya Ishimaru
晋也 石丸
正則 小杉
Masanori Kosugi
正則 小杉
孝彦 松澤
Takahiko Matsuzawa
孝彦 松澤
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Abstract

【課題】把持に伴う荷重が適切であるか否かを報知することができる棒状体を提供する。【解決手段】棒状体としてのスタイラスペン1は、本体2の把持部22に接する指によって付加された荷重を検出する荷重検出部3と、検出された荷重が過荷重である場合、報知する報知部4と、を備えて概略構成されている。このスタイラスペン1は、第1の側面部221に付加された荷重が予め定められた荷重以上の過荷重であった場合、オン状態となって回路6が閉じ、LED素子の発光によって強く把持し過ぎていることを報知するので、この構成を採用しない場合と比べて、ユーザが強く把持し過ぎていることを自覚することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、棒状体に関する。
従来の技術として、グリップ部の断面形状を三角形にし、テーパー状の先口部と該グリップ部の境界に円周縁を設けるとともに、該円周縁の後方に、触覚で分かる円周突起もしくは段部を設けた幼児用シャープペンシルが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この幼児用シャープペンシルは、筆記具の正しい持ち方を体得することができ、しかも回しながら筆記することが可能で同じ太さの字を書くことができる。
特開平10−100582号公報
しかし従来の幼児用シャープペンシルは、把持する際の力(荷重)が適切であるか否かを自覚することができず、また第三者から見ても分からないので矯正指導が困難である。
従って本発明の目的は、把持に伴う荷重が適切であるか否かを報知することができる棒状体を提供することにある。
本発明の一態様は、本体の把持部に接する指によって付加された荷重を検出する荷重検出部と、検出された荷重が過荷重である場合、報知する報知部と、を備えた棒状体を提供する
本発明によれば、把持に伴う荷重が適切であるか否かを報知することができる。
図1(a)は、第1の実施の形態に係るスタイラスペンの一例を示す概略図であり、図1(b)は、スタイラスペンの持ち方の一例を示す概略図である。 図2(a)は、第1の実施の形態に係るスタイラスペンの把持部と各指との接触の仕方の一例を示す概略図であり、図2(b)は、スタイラスペンの回路図の一例である。 図3(a)は、第1の実施の形態に係るスタイラスペンの図1(a)のA−A線で切断した断面を矢印方向から見た断面図の一例であり、図3(b)は、図3(a)のB−B線で切断した断面を矢印方向から見た断面図の一例である。 図4(a)は、第2の実施の形態に係るスタイラスペンの断面図の一例であり、図4(b)は、スタイラスペンの回路図の一例である。 図5(a)は、第3の実施の形態に係るスタイラスペンの断面図の一例であり、図5(b)は、スタイラスペンの回路図の一例であり、図5(c)は、変形例に係るスタイラスペンの回路図の一例である。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る棒状体は、本体の把持部に接する指によって付加された荷重を検出する荷重検出部と、検出された荷重が過荷重である場合、報知する報知部と、を備えて概略構成されている。
この棒状体は、把持に伴う荷重が適切であるか否かを報知することができるので、この構成を採用しない場合と比べて、ユーザが適切な荷重であるか否かを自覚することができると共に矯正指導を行う第三者が適切な荷重であるか否かを認識することができる。
[第1の実施の形態]
(スタイラスペン1の概要)
図1(a)は、第1の実施の形態に係るスタイラスペンの一例を示す概略図であり、図1(b)は、スタイラスペンの持ち方の一例を示す概略図である。図2(a)は、第1の実施の形態に係るスタイラスペンの把持部と各指との接触の仕方の一例を示す概略図であり、図2(b)は、スタイラスペンの回路図の一例である。図3(a)は、第1の実施の形態に係るスタイラスペンの図1(a)のA−A線で切断した断面を矢印方向から見た断面図の一例であり、図3(b)は、図3(a)のB−B線で切断した断面を矢印方向から見た断面図の一例である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また数値範囲を示す「A〜B」は、A以上B以下の意味で用いるものとする。
本実施の形態の棒状体は、一例として、スタイラスペン1である。このスタイラスペン1は、例えば、図1(a)に示すように、タッチパッド9の検出面90にペン先24を接触させて移動させたり、ペン先24でタップしたりすることで文字などを入力したり、表示装置に表示されたカーソルを移動させたり、アイコンの選択、決定を指示したりすることができるポインティングデバイスである。
なお棒状体は、スタイラスペン1に限定されず、一例として、万年筆、ボールペンなどの筆記具、箸、楽器のスティックなどの把持する際の荷重の加減が上達の要素の1つとなるものであっても良い。
スタイラスペン1は、例えば、図1(a)〜図2(b)に示すように、本体2の把持部22に接する指によって付加された荷重を検出する荷重検出部3と、検出された荷重が過荷重である場合、報知する報知部4と、を備えて概略構成されている。この過荷重は、一例として、4Nであるがこれに限定されない。
このスタイラスペン1の本体2は、例えば、図1(a)に示すように、円柱形状を有する軸部20と、把持部22と、を備えて概略構成されている。また本体2は、先端にペン先24が取り付けられている。なお本体2は、一例として、樹脂によって形成されるがこれに限定されず、例えば、金属で形成されても良いし、樹脂と金属とによって形成されても良い。
把持部22は、軸部20の先端側に設けられている。具体的には、把持部22は、例えば、図1(b)及び図2(a)に示すように、正しい持ち方によって親指81、人差指82及び中指83が接触する位置に設けられている。より具体的には、把持部22は、例えば、正しい持ち方である、ペン先24の先端から3cm程度の場所を含むように設けられている。
この把持部22は、例えば、図2(a)及び図3(a)に示すように、断面が三角形状となっている。そして把持部22は、3つの側面部(第1の側面部221〜第3の側面部223)のいずれか1つの側面部と隣接する側面部との間に2つのスリットが設けられている。
本実施の形態では、例えば、図3(a)に示すように、第1の側面部221と第2の側面部222との間にスリット224が設けられ、第1の側面部221と第3の側面部223との間にスリット226が設けられている。このスリット224及びスリット226は、中心軸15に沿って形成されている。
なお中心軸15は、例えば、図1(a)に示すように、スタイラスペン1の先端から終端を貫く軸である。そしてスタイラスペン1は、この中心軸15を回転軸とした回転に対して対称な形状を有している。
第1の側面部221は、例えば、図3(a)に示すように、スリット224及びスリット226が形成されているので、側面221aに付加された荷重Fによって荷重検出部3側に移動するように構成されている。なお第1の側面部221は、スリットがなく、自身が撓むことで荷重検出部3に荷重を付加する構成であっても良い。
第1の側面部221は、例えば、図3(a)に示すように、側面221aの裏側に荷重検出部3と対向する押子221cが設けられている。そして押子221cの先端部221dは、荷重検出部3と接触して荷重を伝達するように構成されている。
また第1の側面部221は、押子221cの両側に、中心軸15に沿って伸びるガイド221bが設けられている。このガイド221bは、荷重Fの付加による第1の側面部221の移動を案内するものである。なお変形例としてガイド221bは、報知部4からの光を案内するライトガイドであっても良い。またガイド221bは、例えば、ライトガイドとして使用する場合、着色されても良い。
第1の側面部221の側面221a、第2の側面部222の側面222a、及び第3の側面部223の側面223aは、例えば、図3(a)に示すように、持ち易いように緩やかな凸面となっている。
ここでタッチパッド9は、例えば、抵抗膜方式、静電容量方式などのタッチパッドである。本実施の形態のタッチパッド9は、一例として、静電容量方式のタッチパッドである。従ってスタイラスペン1のペン先24は、例えば、導電性シリコンゴムなどの導電性樹脂によって形成されている。
(荷重検出部3の構成)
本実施の形態の荷重検出部3は、一例として、予め定められた荷重が付加されると第1の状態から第2の状態に切り替わることで荷重を検出するマイクロスイッチとして概略構成されている。なお荷重検出部3は、マイクロスイッチに限定されず、荷重を検出する荷重センサや歪センサなどであっても良い。
荷重検出部3は、例えば、図3(a)及び図3(b)に示すように、基板10に配置されている。この基板10は、例えば、細長いプリント配線基板である。また基板10は、例えば、図3(a)及び図3(b)に示すように、本体2内の凹部26に配置されている。この凹部26は、中心軸15に沿って設けられている。
荷重検出部3は、例えば、図2(b)に示すように、第1の側面部221に付加された荷重Fが予め定められた荷重以上となると第1の状態(オフ状態)から第2の状態(オン状態)に切り替わって後述する回路6を閉じるように構成されている。
(報知部4の構成)
報知部4は、音、光及び振動の少なくとも1つを用いて過荷重が検出されたことを示す報知を行う。本実施の形態では、光によって報知を行う。従って報知部4は、一例として、LED(Light Emitting Diode)素子として概略構成されている。
なお報知部4は、例えば、振動によって報知を行う場合、モータや圧電素子を用いたアクチュエータなどによって構成される。また報知部4は、例えば、音によって報知を行う場合、音を出力する圧電スピーカなどによって構成される。報知部4は、音、光及び振動を組み合わせて報知するように構成されても良い。そして報知部4は、例えば、一定時間報知を行うように構成されても良い。
この報知部4であるLED素子は、例えば、図3(a)及び図3(b)に示すように、基板10に配置されている。
そして報知部4は、例えば、図2(b)に示すように、回路6の一部を構成している。この回路6は、例えば、荷重検出部3、報知部4及び電池5が直列に接続されて概略構成されている。
電池5は、本体2に配置されている。図2(b)に示すように、回路6は、荷重検出部3がオン状態となると、回路が閉じて報知部4としてのLED素子が点灯する。このLED素子から出力された光は、把持部22のスリット224及びスリット226から本体2の外に出力する。なおスリット224及びスリット226が形成されていない場合、光を透過するように把持部22が構成される。
(スタイラスペン1の正しい持ち方について)
筆記具は、例えば、紙などの筆記対象物に対して、鉛筆なら55〜60度程度、ボールペンなら60〜90度程度の角度で持つことが望ましいとされている。ボールペンは、ペン先の鋼球が回転することで軸内のインクを滲出させて筆記する構造を有しているので、鉛筆と比べて、立てて使うことが望ましい。
しかしスタイラスペン1は、インクを滲出させる構造ではないため、鉛筆のように少し緩い角度で持っても良い。従って本実施の形態のスタイラスペン1は、一例として、図1(a)に示すように、タッチパッド9の検出面90と中心軸15のなす角度θが鉛筆と同様に55〜60度程度であることが望ましいとする。
スタイラスペン1の正しい持ち方とは、一例として、図1(b)及び図2(a)に示すように、手8の小指球80を検出面90に接触させてスタイラスペン1と検出面90との角度θが上述の角度となるように把持部22を親指81、人差指82及び中指83によって支持すると共に、人差指82のPIP関節(proximal interphalangeal joint)である第二関節と、MP関節(metacarpophalangeal joint)である第三関節と、の間で軸部20を支える持ち方である。
つまりユーザは、正しい持ち方として、親指81、人差指82及び中指83を用いて把持部22を把持すると共に、軸部20を人差指82の第二関節と第三関節の間に接触させてスタイラスペン1を保持する。
ここでユーザが正しい持ち方でスタイラスペン1を把持しても親指81などに余計な力が入ると、長時間の使用に対して疲れたり、綺麗な文字を書くことが困難となったりする。そこで本実施の形態のスタイラスペン1は、余計な力、すなわち過荷重が把持部22に付加されると、回路6が閉回路となり、LED素子が発光するので、ユーザが適切な荷重であるか否かを自覚することができると共に矯正指導を行う第三者が適切な荷重であるか否かを認識することができる。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係るスタイラスペン1は、把持に伴う荷重が適切であるか否かを報知することができる。具体的には、スタイラスペン1は、第1の側面部221に付加された荷重が予め定められた荷重以上の過荷重であった場合、オン状態となって回路6が閉じ、LED素子の発光によって強く把持し過ぎていることを報知するので、この構成を採用しない場合と比べて、ユーザが強く把持し過ぎていることを自覚することができる。またユーザのスタイラスペン1の持ち方を矯正指導する第三者は、この発光によって握り方に加えて、把持に伴う荷重が適切であるか否かを判断することができるので、この構成を採用しない場合と比べて、より適切な矯正指導を行うことができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、報知が二段階である点で他の実施の形態と異なっている。
図4(a)は、第2の実施の形態に係るスタイラスペンの断面図の一例であり、図4(b)は、スタイラスペンの回路図の一例である。この図4(a)は、図1(a)のA−A線に相当する位置で第2の実施の形態のスタイラスペン1を切断した断面を示している。なお以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
本実施の形態のスタイラスペン1の荷重検出部3は、例えば、図4(a)及び図4(b)に示すように、第1の荷重以上の荷重が把持部22に付加されると第1の状態又は第2の状態に切り替わると共にクリック感を生成する第1の荷重検出部3a、及び第1の荷重より大きい第2の荷重以上の過荷重が把持部22に付加されると第1の状態又は第2の状態に切り替わる第2の荷重検出部3bを備えて概略構成されている。
また報知部4は、第1の荷重検出部3aの状態が切り替わった場合、第1の報知を行い、第2の荷重検出部3bの状態が切り替わった場合、第2の報知を行うように概略構成されている。
そしてスタイラスペン1は、例えば、図4(a)に示すように、第1の荷重検出部3a及び第2の荷重検出部3bの間に配置され、把持部22に付加された荷重が第2の荷重以上となってから第2の荷重検出部の状態が切り替わるように変形して荷重を調整する荷重調整部7を備えている。
(荷重検出部3の構成)
第1の荷重検出部3aは、第1の側面部221の側面221aの裏側の取付部221eに取り付けられている。この第1の荷重検出部3aは、第1の側面部221に第1の荷重以上の荷重が付加されると、オフ状態(第1の状態)からオン状態(第2の状態)に状態が切り替わる低荷重用のマイクロスイッチとして概略構成されている。なお第1の荷重検出部3aは、オン状態からオフ状態に切り替わるように構成されても良い。
また第2の荷重検出部3bは、本体2側の基板10に配置されている。この第2の荷重検出部3bは、第1の側面部221に第2の荷重以上の荷重が付加されると、オフ状態(第1の状態)からオン状態(第2の状態)に状態が切り替わる高荷重用のマイクロスイッチとして概略構成されている。なお第2の荷重検出部3bは、オン状態からオフ状態に切り替わるように構成されても良い。
(報知部4の構成)
報知部4は、例えば、図4(b)に示すように、第1の報知部4a及び第2の報知部4bを備えて概略構成されている。
第1の報知部4aは、第1の荷重検出部3aの状態が切り替わった場合、第1の報知を行うように構成されている。第2の報知部4bは、第2の荷重検出部3bの状態が切り替わった場合、第2の報知を行うように構成されている。
この第1の報知部4a及び第2の報知部4bは、一例として、発光色が異なるLED素子として概略構成されている。これらのLED素子から出力される光は、スリット224及びスリット226から外に出力される。従って本実施の形態では、過荷重が付加された場合、第1の荷重検出部3a及び第2の荷重検出部3bがオン状態となって第1の報知部4a及び第2の報知部4bが発光するので、2つのLED素子からの光が混じって出力される。
なお変形例として、第1の報知部4a及び第2の報知部4bは、音、光及び振動の少なくとも1つによる報知を行うように構成されても良い。例えば、第1の報知部4aが光による第1の報知を行い、第2の報知部4bが振動による第2の報知を行っても良い。また例えば、第1の報知部4aが光による第1の報知を行い、第2の報知部4bが光と振動の組み合わせによる第2の報知を行っても良い。
さらに報知部4は、例えば、同じ種類の報知であって、光なら強さ、色、点滅の有無や点滅の周期など、音なら音色や音量など、振動なら振幅や周波数などを第1の報知と第2の報知とで異なるように構成されても良い。
(回路6の構成)
回路6は、一例として、図4(b)に示すように、第1の回路6aと第2の回路6bとを備えて概略構成されている。なお電池5は、例えば、第1の回路6a及び第2の回路6bとで共有されている。
第1の回路6aは、例えば、第1の荷重検出部3aと、第1の報知部4aと、電池5と、を備えて概略構成されている。第1の回路6aは、第1の側面部221に第1の荷重以上の荷重が付加されて第1の荷重検出部3aが閉じると、閉回路となって第1の報知部4aであるLED素子が点灯する。
また第2の回路6bは、第1の側面部221に第2の荷重以上の荷重が付加されて第2の荷重検出部3bが閉じると、閉回路となって第2の報知部4bであるLED素子が点灯する。
なお変形例として、スタイラスペン1は、第1の荷重検出部3aが電池5などと電気的に接続されない構成であっても良い。つまりスタイラスペン1は、第1の荷重以上の荷重によって第1の荷重検出部3aによってクリック感が生成され、第2の荷重以上の荷重によって第2の荷重検出部3bがオン状態となって過荷重であることを報知部4によって報知する構成であっても良い。つまりこの場合は、クリック感が第1の報知であり、LED素子の点灯が第2の報知となる。
また他の変形例として、スタイラスペン1は、例えば、制御部によって第1の報知部4aと第2の報知部4bとを切り替えて報知を行う構成であっても良い。
(荷重調整部7の構成)
荷重調整部7は、例えば、図4(a)に示すように、第2の荷重検出部3bを囲むような形状を有して基板10に配置されている。そして荷重調整部7の上面70は、第1の荷重検出部3aと接触している。また荷重調整部7の裏面71は、第2の荷重検出部3bと接触している。この荷重調整部7は、一例として、シリコンゴムなどの弾性体樹脂によってドーム状に形成されているがこれに限定されない。
この荷重調整部7は、一例として、第1の側面部221に付加された荷重Fが第1の荷重以上となると変形を開始して第2の荷重検出部3bに荷重を伝達するように構成されている。なお第1の荷重は、一例として、1Nである。第2の荷重は、一例として、4Nである。
(動作)
ユーザがスタイラスペン1を適切な荷重で把持して第1の側面部221に付加された荷重Fが第1の荷重以上となると、第1の荷重検出部3aがオン状態となる。この際、回路6は、第1の回路6aが閉回路となり、クリック感がユーザに付与されると共に、第1の報知部4aが点灯する。
ユーザや矯正指示を行う第三者は、スタイラスペン1を適切な荷重で把持した場合の色を見ることで、適切な荷重で把持していることを自覚すると共に認識することができる。
またユーザがスタイラスペン1を過度な荷重で把持して第1の側面部221に付加された荷重Fが第2の荷重以上となると、第1の荷重検出部3aに続いて第2の荷重検出部3bがオン状態となる。この際、回路6は、第1の回路6a及び第2の回路6bが共に閉回路となり、第1の報知部4a及び第2の報知部4bが点灯する。
ユーザや矯正指示を行う第三者は、発光色がスタイラスペン1を適切な荷重で把持した場合の色から過度な荷重で把持した場合の色に変わるのを見ることで、強く把持し過ぎていることを自覚すると共に認識することができる。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態のスタイラスペン1は、二段階でユーザに報知することができる。具体的には、スタイラスペン1は、ユーザが適切な荷重(第1の荷重)でスタイラスペン1を把持したことを第1の報知部4aによる第1の報知でユーザに自覚させたり、第三者に認識させたりすることができる。またスタイラスペン1は、ユーザが適切な荷重で把持することで、第1の荷重検出部3aがオフ状態からオン状態に切り替わってクリック感を生成する。従ってユーザは、第1の報知とクリック感とによって適切な荷重で把持していることを自覚することができる。
さらにスタイラスペン1は、ユーザが過度な荷重(第2の荷重)でスタイラスペン1を把持したことを第2の報知部4bによる第2の報知でユーザに自覚させたり、第三者に認識させたりすることができる。従ってユーザは、第2の報知によって強く把持し過ぎていることを自覚して修正することができる。また第三者は、第2の報知によって強く把持し過ぎていることを認識してユーザに適切な矯正指導を行うことができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、3つの荷重検出部を備えている点で他の実施の形態と異なっている。
図5(a)は、第3の実施の形態に係るスタイラスペンの断面図の一例であり、図5(b)は、スタイラスペンの回路図の一例であり、図5(c)は、変形例に係るスタイラスペンの回路図の一例である。この図5(a)は、図1(a)のA−A線に相当する位置で第3の実施の形態のスタイラスペン1を切断した断面を示している。
本実施の形態の荷重検出部3は、例えば、図5(a)及び図5(b)に示すように、第1の指による荷重Fを検出する第1の荷重検出部3a、第2の指による荷重Fを検出する第2の荷重検出部3b、及び第3の指による荷重Fを検出する第3の荷重検出部3cを備えて概略構成されている。
図2(a)では、一例として、第1の指として人差指82、第2の指として親指81、及び第3の指として中指83で把持部22を把持する様子を図示している。しかし持ち方は、これに限定されず第1の側面部221〜第3の側面部223に対して親指81、中指83、人差指82の順に接触する持ち方でも良いし、中指83、人差指82、親指81の順に接触する持ち方でも良い。
また本実施の形態の報知部4は、例えば、図5(a)及び図5(b)に示すように、第1の荷重検出部3a〜第3の荷重検出部3cの少なくとも1つが過荷重を検出した場合、報知を行うように概略構成されている。
なお第1の荷重検出部3a〜第3の荷重検出部3cは、同じ過荷重で状態が切り替わるように構成されても良いし、接触する指を指定して指ごとに状態が切り替わる過荷重を変えても良い。本実施の形態では、第1の荷重検出部3a〜第3の荷重検出部3cは、同じ過荷重(一例として4N)で状態が切り替わるように構成されている。
本体2は、例えば、図5(a)に示すように、軸部20と繋がる中心部27を把持部22に有している。この中心部27は、断面が三角形状を有している。この中心部27の面27aには、基板10を介して第1の荷重検出部3aが配置されている。また面27bには、第2の荷重検出部3bが配置されている。さらに面27cには、第3の荷重検出部3cが配置されている。
第1の荷重検出部3aは、第1の側面部221と対向している。そして第1の荷重検出部3aは、第1の側面部221の側面221aの裏側に設けられた押子221fを介して荷重が付加されるように構成されている。
第2の荷重検出部3bは、第2の側面部222と対向している。そして第2の荷重検出部3bは、第2の側面部222の側面222aの裏側に設けられた押子222fを介して荷重が付加されるように構成されている。
第3の荷重検出部3cは、第3の側面部223と対向している。そして第3の荷重検出部3cは、第3の側面部223の側面223aの裏側に設けられた押子223fを介して荷重が付加されるように構成されている。
この第1の荷重検出部3a〜第3の荷重検出部3cは、例えば、図5(b)に示すように、並列に接続されている。従って回路6は、第1の荷重検出部3a〜第3の荷重検出部3cの少なくとも1つの荷重検出部がオン状態となると、報知部4であるLED素子が発光する。この報知部4は、基板10に配置されている。
このLED素子から出力された光は、例えば、図5(a)に示すように、第1の側面部221〜第3の側面部223の端部に設けられたスリット224〜スリット226から出力される。
なお変形例として、報知部4は、音、光及び振動の少なくとも1つによる報知を行うように構成されても良い。
(第3の実施の形態の効果)
本実施の形態のスタイラスペン1は、親指81〜中指83の少なくとも1つの指が側面部に付加する荷重が過荷重であった場合、報知することができるので、この構成を採用しない場合と比べて、ユーザが強く把持し過ぎていることを自覚することができる。また第三者は、報知によって強く把持し過ぎていることを認識してユーザに適切な矯正指導を行うことができる。
ここで本実施の形態の変形例としてスタイラスペン1は、例えば、図5(c)に示すように、第1の荷重検出部3a〜第3の荷重検出部3cに対応して第1の報知部4a〜第3の報知部4cを備えて概略構成されている。この第1の報知部4a〜第3の報知部4cは、例えば、それぞれが異なる報知を行う。
第1の報知部4a〜第3の報知部4cは、一例として、異なる光を出力するLED素子として構成されている。そして第1の報知部4aは、第1の荷重検出部3aと共に基板10に配置されている。第2の報知部4bは、第2の荷重検出部3bと共に面27bに配置されている。第3の報知部4cは、第3の荷重検出部3cと共に面27cに配置されている。なお第1の報知部4a〜第3の報知部4cは、音、光及び振動の少なくとも1つによる報知を行うようにそれぞれが構成されても良い。
このスタイラスペン1は、第1の荷重検出部3aがオン状態となると第1の報知部4aが発光し、主にスリット224及びスリット226から光が出力される。
スタイラスペン1は、第2の荷重検出部3bがオン状態となると第2の報知部4bが発光し、主にスリット224及びスリット225から光が出力される。
そしてスタイラスペン1は、第3の荷重検出部3cがオン状態となると第3の報知部4cが発光し、主にスリット225及びスリット226から光が出力される。
従ってこの変形例のスタイラスペン1は、過荷重が付加された側面部に応じた光を出力することができるので、この構成を採用しない場合と比べて、ユーザが光の色によってどの指に力が入り過ぎているのかを自覚することができる。また第三者は、光の色によってどの指に力が入り過ぎているのかを認識してユーザに適切な矯正指導を行うことができる。
以上述べた少なくとも1つの実施の形態のスタイラスペン1によれば、把持に伴う荷重が適切であるか否かを報知することができる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…スタイラスペン、2…本体、3…荷重検出部、3a〜3c…第1の荷重検出部〜第3の荷重検出部、4…報知部、4a〜4c…第1の報知部〜第3の報知部、5…電池、6…回路、6a…第1の回路、6b…第2の回路、7…荷重調整部、8…手、9…タッチパッド、10…基板、15…中心軸、20…軸部、22…把持部、24…ペン先、26…凹部、27…中心部、27a〜27c…面、70…上面、71…裏面、80…小指球、81…親指、82…人差指、83…中指、90…検出面、221…第1の側面部、221a…側面、221b…ガイド、221c…押子、221d…先端部、221e…取付部、221f…押子、222…第2の側面部、222a…側面、222f…押子、223…第3の側面部、223a…側面、223f…押子、224〜226…スリット

Claims (6)

  1. 本体の把持部に接する指によって付加された荷重を検出する荷重検出部と、
    検出された荷重が過荷重である場合、報知する報知部と、
    を備えた棒状体。
  2. 前記荷重検出部は、第1の荷重以上の荷重が前記把持部に付加されると第1の状態又は第2の状態に切り替わると共にクリック感を生成する第1の荷重検出部、及び前記第1の荷重より大きい第2の荷重以上の前記過荷重が前記把持部に付加されると前記第1の状態又は前記第2の状態に切り替わる第2の荷重検出部を有し、
    前記報知部は、前記第1の荷重検出部の状態が切り替わった場合、第1の報知を行い、前記第2の荷重検出部の状態が切り替わった場合、第2の報知を行う、
    請求項1に記載の棒状体。
  3. 前記第1の荷重検出部及び前記第2の荷重検出部の間に配置され、前記把持部に付加された荷重が前記第2の荷重以上となってから前記第2の荷重検出部が前記第1の状態又は前記第2の状態に切り替わるように変形して荷重を調整する荷重調整部を備えた請求項2に記載の棒状体。
  4. 前記荷重検出部は、第1の指による荷重を検出する第1の荷重検出部、第2の指による荷重を検出する第2の荷重検出部、及び第3の指による荷重を検出する第3の荷重検出部を有し、
    前記報知部は、前記第1の荷重検出部乃至前記第3の荷重検出部の少なくとも1つが前記過荷重を検出した場合、報知を行う、
    請求項1に記載の棒状体。
  5. 前記報知部は、音、光及び振動の少なくとも1つを用いて報知を行う、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の棒状体。
  6. 前記把持部は、断面が三角形状である、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の棒状体。
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