JP2019168436A - 温湿度調整装置、制御装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

温湿度調整装置、制御装置、制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】不要な加湿及び除湿を抑制して、空気の温度及び湿度を調整することを容易にする。【解決手段】温湿度調整装置に、空気の温度を検出する温度検出部と、前記空気の相対湿度を検出する湿度検出部と、前記空気の温度及び湿度を調整する空調機と、前記温度検出部による検出温度PVTが設定温度SVTになるように前記空調機によって前記空気の温度を調整させつつ、前記設定温度SVTと同じ温度で且つ設定相対湿度SVHと同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧WPTを有する空気であって、前記検出温度PVTと同じ温度の空気の相対湿度である調整設定湿度PIDHを算出し、前記湿度検出部による検出相対湿度PVHが前記調整設定湿度PIDHになるように、前記空調機による前記空気の湿度の調整を繰り返させる制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、空気の温度及び湿度を調整する温湿度調整装置、制御装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
従来から、特許文献1に記載のように、空気の温度を調整しつつ、相対湿度センサによって検出された前記空気の相対湿度と設定相対湿度との差分に基づき、前記空気の湿度を調整する温湿度調整装置が知られている。
特開平7−218421号公報
しかし、相対湿度センサは、空気中の水蒸気分圧が一定であっても、空気の温度に応じて異なる相対湿度を検出する。このため、従来の温湿度調整装置では、空気の温度が設定温度と同じになるまで調整されている間、当該調整中の空気の温度に対応する相対湿度と当該調整中の空気の温度に対応しない一定の設定相対湿度との差分が、当該調整中の空気の温度に対応していない差分となり、当該差分に基づいて空気の湿度が調整される。その結果、不要な加湿及び除湿が行われる虞があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされた発明であり、不要な加湿及び除湿を抑制して空気の温度及び湿度を調整することが容易な温湿度調整装置、制御装置、制御方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明による温湿度調整装置は、空気の温度を検出する温度検出部と、前記空気の相対湿度を検出する湿度検出部と、前記空気の温度及び湿度を調整する空調機と、前記温度検出部による検出温度が設定温度になるように前記空調機によって前記空気の温度を調整させつつ、前記設定温度と同じ温度で且つ設定相対湿度と同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧を有する空気であって、前記検出温度と同じ温度の空気の相対湿度である調整設定湿度を算出し、前記湿度検出部による検出相対湿度が前記調整設定湿度になるように、前記空調機による前記空気の湿度の調整を繰り返させる制御部と、を備える。
また、本発明による制御装置は、空気の温度を検出する温度検出部と前記空気の相対湿度を検出する湿度検出部と前記空気の温度及び湿度を調整する空調機とを備えた温湿度調整装置を制御する制御装置であって、前記温度検出部による検出温度が設定温度になるように前記空調機によって前記空気の温度を調整させつつ、前記設定温度と同じ温度で且つ設定相対湿度と同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧を有する空気であって、前記検出温度と同じ温度の空気の相対湿度である調整設定湿度を算出し、前記湿度検出部による検出相対湿度が前記調整設定湿度になるように、前記空調機による前記空気の湿度の調整を繰り返させる制御部を備える。
また、本発明による制御方法は、空気の温度を検出する温度検出部と前記空気の相対湿度を検出する湿度検出部と前記空気の温度及び湿度を調整する空調機とを備えた温湿度調整装置において、前記温度検出部による検出温度が設定温度になるように前記空調機によって前記空気の温度を調整させつつ、前記設定温度と同じ温度で且つ設定相対湿度と同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧を有する空気であって、前記検出温度と同じ温度の空気の相対湿度である調整設定湿度を算出し、前記湿度検出部による検出相対湿度が前記調整設定湿度になるように、前記空調機による前記空気の湿度の調整を繰り返させる。
また、本発明による制御プログラムは、空気の温度を検出する温度検出部と前記空気の相対湿度を検出する湿度検出部と前記空気の温度及び湿度を調整する空調機とを備えた温湿度調整装置を制御する制御プログラムであって、前記温度検出部による検出温度が設定温度になるように前記空調機によって前記空気の温度を調整させつつ、前記設定温度と同じ温度で且つ設定相対湿度と同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧を有する空気であって、前記検出温度と同じ温度の空気の相対湿度である調整設定湿度を算出し、前記湿度検出部による検出相対湿度が前記調整設定湿度になるように、前記空調機による前記空気の湿度の調整を繰り返させる。
これらの構成では、空気の温度が設定温度になるまで調整されている間、当該調整中の検出温度に対応する二つの相対湿度の差分が0になるように、前記空気の湿度を調整することができる。これにより、空気の温度が設定温度になるまで調整されている間、当該調整中の空気の温度に対応していない差分に基づき、不要な加湿及び除湿が行われることを抑制することができる。
しかも、絶対湿度が相対湿度よりも過度に小さくなる例えば10℃以下等の低温の範囲内で空気の温度を設定温度になるまで調整する場合、絶対湿度よりも大きい相対湿度で表される調整設定湿度が算出され、当該調整中の空気の相対湿度と当該算出された調整設定湿度との差分が0になるように前記空気の湿度が調整される。すなわち、相対湿度基準で湿度調整が行われる。このため、調整前後の絶対湿度の差分が小さな場合であっても、空気の湿度の調整を行うことが容易となる。
また、前記制御部は、前記設定温度の空気の飽和蒸気圧、前記検出温度の空気の飽和蒸気圧及び前記設定相対湿度に基づき前記調整設定湿度を算出するようにしてもよい。
本構成では、設定温度の空気の飽和蒸気圧、検出温度の空気の飽和蒸気圧及び設定相対湿度に基づき調整設定湿度が算出される。このため、例えば各温度の空気の飽和蒸気圧を予め記憶した記憶装置を温湿度調整装置に備える等して、制御部が設定温度及び検出温度の空気の飽和蒸気圧を取得できるように温湿度調整装置を構成することで、制御部に調整設定湿度を算出させることができる。
また、上記構成において、各温度の空気の飽和蒸気圧を記憶する第一記憶部を更に備え、前記制御部は、前記第一記憶部から前記設定温度の空気の飽和蒸気圧及び前記検出温度の空気の飽和蒸気圧を取得し、当該取得した前記設定温度の空気の飽和蒸気圧及び前記検出温度の空気の飽和蒸気圧と前記設定相対湿度とから、前記調整設定湿度を算出することが好ましい。
本構成では、第一記憶部に記憶されている設定温度の空気の飽和蒸気圧と設定相対湿度とを用いて、設定温度と同じ温度で且つ設定相対湿度と同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧を算出することができる。
すなわち、本構成では、設定温度の空気の飽和蒸気圧及び設定相対湿度に基づき算出した前記水蒸気分圧と第一記憶部に記憶されている検出温度の空気の飽和蒸気圧とを用いて、設定温度と同じ温度で且つ設定相対湿度と同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧を有する空気であって、検出温度と同じ温度の空気の相対湿度である調整設定湿度を、設定温度の空気の飽和蒸気圧、検出温度の空気の飽和蒸気圧及び設定相対湿度に基づいて算出することができる。
または、上記構成において、各温度の空気の飽和蒸気圧を記憶する第一記憶部と、各温度及び各相対湿度の空気の水蒸気分圧を記憶する第二記憶部と、を更に備え、前記制御部は、前記第一記憶部から前記検出温度の空気の飽和蒸気圧を取得し、前記設定温度及び前記設定相対湿度の空気の水蒸気分圧を前記第二記憶部から取得し、当該取得した飽和蒸気圧及び水蒸気分圧から、前記調整設定湿度を算出するようにしてもよい。
本構成によれば、設定温度と同じ温度で且つ設定相対湿度と同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧を、計算することなく、第二記憶部から容易に取得することができる。
そして、本構成では、第二記憶部から取得した設定温度の空気の飽和蒸気圧と設定相対湿度とに基づく前記水蒸気分圧と第一記憶部に記憶されている検出温度の空気の飽和蒸気圧とから、調整設定湿度を算出する。すなわち、設定温度と同じ温度で且つ設定相対湿度と同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧を有する空気であって、検出温度と同じ温度の空気の相対湿度である調整設定湿度を、設定温度の空気の飽和蒸気圧、検出温度の空気の飽和蒸気圧及び設定相対湿度に基づいて算出することができる。
また、前記制御部は、算出した前記調整設定湿度が100パーセントを超える場合、前記調整設定湿度を100パーセント以下に制限することが好ましい。
本構成によれば、調整設定湿度が100パーセント以下に制限される。このため、湿度検出部による検出相対湿度が、100パーセントより大きい不適切な調整設定湿度になるように、湿度の調整が行われることを回避することができる。
本発明によれば、不要な加湿及び除湿を抑制して、空気の温度及び湿度を調整することが容易な温湿度調整装置、制御装置、制御方法及び制御プログラムを提供することができる。
環境試験装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 制御部による空気の温度及び湿度の調整制御の概要を示す図である。 制御部による空気の温度及び湿度の調整制御の第一具体例を示す図である。 環境試験装置の動作の一例を示すフローチャートである。 制御部による空気の温度及び湿度の調整制御の第二具体例を示す図である。 制御部による空気の温度及び湿度の調整制御の第三具体例を示す図である。 環境試験装置の概略構成の他の一例を示すブロック図である。 従来の環境試験装置における空気の温度及び湿度の調整の具体例を示す図である。 温度、相対湿度及び絶対湿度の関係を示す空気線図の一例を示す図である。
(全体構成)
以下、本発明に係る温湿度調整装置の一例である環境試験装置の一実施形態について説明する。図1は、環境試験装置1の概略構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、環境試験装置1は、試料を収容可能な試験室9、試験室9内に供給される空気の温度及び湿度の調整を行うための空調室8、表示部40、操作部50、記憶部60及び制御部10を備えている。
試験室9と空調室8との間の仕切壁89には、吹出口84と吸込口85とが設けられている。空調室8には、空調機80と送風機86とが設けられている。空調機80は、空調室8内の空気の温度及び湿度を調整する。具体的には、空調機80は、加熱器81、蒸発器82及び加湿器83を備えている。
加熱器81は、空調室8内の空気を加熱することにより、空調室8内の空気の温度を上昇させる。蒸発器82は、空調室8内の空気を冷却することにより、空調室8内の空気の温度を下降させ、また、空調室8内の空気の除湿を行う。加湿器83は、空調室8内に蒸気を供給することにより、空調室8内の空気の加湿を行う。
加熱器81による空気の加熱能力、蒸発器82による空気の冷却能力、及び、加湿器83による蒸気の供給量は、制御部10によって調整される。これにより、空調機80による空気の温度及び湿度の調整能力が調整される。
送風機86は、空調室8と試験室9との間での空気の循環を起こさせるように配置されている。例えば、送風機86は、空調室8内の上壁88の近傍に配置されている。送風機86は、所定の風速の風を生成する。
送風機86が生成した風により、空調室8内の温度及び湿度が調整された空気は、吹出口84から試験室9内へ吹き出される。これにより、試験室9内に温度及び湿度が調整された空気が供給される。空調室8から試験室9内に空気を吹き出すことによって、試験室9内の空気は、吸込口85から空調室8内に吸い込まれる。このように、空調室8と試験室9との間での空気の循環を繰り返すことで、試験室9内の空気の温度及び湿度が調整される。
試験室9には、更に、室温センサTR(室温検出部)が設けられている。室温センサTRは、例えば温度センサによって構成され、空気の温度を検出する。室温センサTRは、例えば、試験室9内における吹出口84の近傍に設けられ、吹出口84の近傍の空気の温度を検出する。以降、室温センサTRが検出した空気の温度を検出温度PVTと称する。
試験室9には、更に、相対湿度センサHR(湿度検出部)が設けられている。相対湿度センサHRは、空気の相対湿度を検出する。相対湿度センサHRは、例えば、試験室9内における吹出口84の近傍に設けられ、吹出口84の近傍の空気の相対湿度を検出する。以降、相対湿度センサHRが検出した空気の相対湿度を検出相対湿度PVHと称する。
尚、送風機86、吹出口84、吸込口85、室温センサTR及び相対湿度センサHRの配置位置は、図1に示す配置位置に限定されない。
表示部40は、例えば液晶ディスプレイ等によって構成され、制御部10による制御の下、環境試験装置1の操作画面やメッセージ等の各種情報を表示する。操作画面には、試験条件の入力操作を行わせるための操作画面等が含まれる。尚、試験条件には、試験室9内の空気の温度の目標値(以降、設定温度SVT)、試験室9内の空気の相対湿度の目標値(以降、設定相対湿度SVH)及び試験の実行時間等が含まれる。
操作部50は、環境試験装置1に対する各種指示や情報の入力を受け付ける。操作部50は、不図示のタッチパネル装置を備えている。タッチパネル装置は、表示部40が有する情報の表示面上に設けられ、表示部40に表示された操作画面内のソフトキーが操作されると、当該ソフトキー及び操作に対応付けられた指示の入力を受け付ける。尚、操作部50は、タッチパネル装置に限らず、情報を入力するためのキーボードやスイッチ類等を備えた構成であってもよい。
記憶部60は、制御部10が制御に用いる情報を記憶する。記憶部60は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置によって構成される。記憶部60が有する記憶領域は、第一記憶部61として使用される。第一記憶部61には、例えば表や数式等で表された、各温度の空気の飽和蒸気圧を示す情報が予め記憶されている。
制御部10には、操作部50によって入力された情報、検出温度PVT及び検出相対湿度PVHが入力される。制御部10は、空調機80や表示部40等の環境試験装置1が備える各部を制御する。具体的には、制御部10は、CPU、RAM及びROM等を備えたPLC(プログラマブルロジックコントローラ)によって構成されている。制御部10は、RAMに記憶されているシーケンスプログラム及びROMに記憶されているシステムプログラム(ファームウェア、制御プログラム)をCPUが実行することによって、空調機80や表示部40等を制御する。
制御部10は、操作部50によって入力された情報及び指示を受け付け、当該受け付けた情報及び指示に従って試験を実行する。制御部10は、当該試験において、試験室9内の空気の温度が設定温度SVTになるように空調機80を制御し、試験室9内の空気の相対湿度が設定相対湿度SVHになるように空調機80を制御する。尚、設定温度SVT及び設定相対湿度SVHは、上記のように、試験条件としてユーザによって操作部50を用いて入力される。尚、制御部10は、室温センサTRと相対湿度センサHRと空調機80と通信可能な外部の制御装置が備える上記PLCと同様のコンピュータによって構成してもよい。
<本制御方法を想起するに至った経緯>
以下、制御部10による空調機80の制御の詳細について説明する。先ず、制御部10による空調機80の制御方法を想起するに至った経緯について説明する。
従来の環境試験装置では、試験室9内の空気の温度を調整しつつ、相対湿度センサHRによる検出相対湿度PVHと設定相対湿度SVHとの差分に基づき、空気の湿度を調整している。
図8は、従来の環境試験装置における空気の温度及び湿度の調整の具体例を示す図である。例えば、図8に示すように、時刻「t40」において、現行の設定温度SVTが「60℃」であり、設定相対湿度SVHが「20%」であるとする。そして、検出温度PVTが「60℃」であり、且つ、検出相対湿度PVHが「20%」であったとする。そして、時刻「t41」において、設定温度SVTが「30℃」に変更され、設定相対湿度SVHが「90%」に変更されたとする。
この場合、検出温度PVT「60℃」と設定温度SVT「30℃」との差分に基づき空気の温度を調整しつつ、当該調整中の空気の温度が検出温度PVT「60℃」であるときの検出相対湿度PVH「20%」と、検出温度PVTによらず一定の設定相対湿度SVH「90%」との差分に基づいて湿度の調整を行うことになる。
このため、時刻「t41」から、空気の温度が設定温度SVT「30℃」になり、且つ、空気の相対湿度が設定相対湿度SVH「90%」になる時刻「t4z」までの間、空気の絶対湿度が、設定温度SVT「30℃」、設定相対湿度SVH「90%」の場合の相対湿度の空気の絶対湿度(0.0244kg/kg.D.A.)よりも大きい状態で次第に上昇する。したがって、本来ならば、空気を除湿しなければならないのに、空気が不要に加湿された状態になる。
このように、従来の環境試験装置では、空気の温度が設定温度SVTと同じになるまで調整されている間、相対湿度センサHRによって検出される、当該調整中の空気の温度に対応する相対湿度と、当該調整中の空気の温度に対応しない一定の設定相対湿度SVHとの差分が、当該調整中の空気の検出温度PVTに対応していない差分となり、当該差分に基づいて不要な加湿及び除湿が行われる虞があった。
図9は、温度、相対湿度及び絶対湿度の関係を示す空気線図の一例を示す図である。例えば図9に示すように、温度「4℃」及び絶対湿度「0.003kg/kg.D.A.」(相対湿度「60%」)の空気Aを、温度「2℃」及び絶対湿度「0.017kg/kg.D.A.」(相対湿度「40%」)の空気Bに調整する等、10℃以下等の低温の範囲内で空気の温度及び湿度を調整するとする。
この場合、空気Aと空気Bの絶対湿度の差分(0.014kg/kg.D.A.)が、空気Aと空気Bの相対湿度の差分(0.2(=20%))よりも非常に小さく、0に近い値となる。その結果、当該0に近い差分に基づいて、湿度の微調整を精度良く行うことが困難になる。
上記知見に基づき、本発明者は、不要な加湿及び除湿を抑制して、空気の温度及び湿度を調整することが容易になる空調機80の制御方法を想起した。
<制御部10による空気の温度及び湿度の調整制御の概要>
以下、制御部10による試験室9内の空気の温度及び湿度の調整制御の概要について図2を参照して説明する。図2は、制御部10による空気の温度及び湿度の調整制御の概要を示す図である。図2には、横軸を試験室9内の空気の温度とし、縦軸を試験室9内の空気の水蒸気分圧とする空気線図を示している。図2において、符号LWは、各温度の空気の飽和蒸気圧(相対湿度「100%」)を示している。以降、温度Tの空気の飽和蒸気圧を飽和蒸気圧LW(T)と称する。
室温センサTRによる検出温度PVTと同じ温度を示す直線と、相対湿度センサHRによる検出相対湿度PVHと同じ相対湿度を示す曲線と、の交点SCは、試験室9内における現在の空気の温度及び湿度の状態を示している。以降、試験室9内における現在の空気を、現在空気SCと称する。
設定温度SVTと同じ温度を示す直線と、設定相対湿度SVHと同じ相対湿度を示す曲線と、の交点STは、試験室9内における設定温度SVTと同じ温度で且つ設定相対湿度SVHと同じ相対湿度の空気の温度及び湿度の状態を示している。以降、試験室9内における設定温度SVTと同じ温度で且つ設定相対湿度SVHと同じ相対湿度の空気を、目標空気STと称する。
制御部10は、図2の破線矢印に示すように、室温センサTRによる検出温度PVTが設定温度SVTになるように、空調機80によって現在空気SCの温度を調整する。また、制御部10は、空調機80に現在空気SCの温度調整を行わせつつ、目標空気STの水蒸気分圧WPTを有する空気であって、室温センサTRによる検出温度PVTと同じ温度の空気STaの相対湿度である調整設定湿度PIDHを算出する。制御部10による調整設定湿度PIDHの算出方法の詳細については後述する。
そして、制御部10は、図2の実線矢印に示すように、相対湿度センサHRによる検出相対湿度PVHが調整設定湿度PIDHになるように、空調機80に空気SCの湿度の調整を行わせる。このように、制御部10は、空調機80に現在空気SCの温度調整を行わせつつ、空気STaの相対湿度である調整設定湿度PIDHの算出及び空調機80による空気SCの湿度を当該算出した調整設定湿度PIDHにする調整を繰り返させる。これにより、制御部10は、現在空気SCの温度及び相対湿度を、目標空気STの設定温度SVT及び相対湿度SVHに調整する。
図3は、制御部10による空気の温度及び湿度の調整制御の第一具体例を示す図である。例えば、図3に示すように、時刻「t10」において、現行の設定温度SVTが「60℃」であり、設定相対湿度SVHが「20%」であるとする。そして、検出温度PVTが「60℃」であり、且つ、検出相対湿度PVHが「20%」であったとする。そして、時刻「t11」において、設定温度SVTが「30℃」に変更され、設定相対湿度SVHが「90%」に変更されたとする。
この場合、制御部10は、室温センサTRによる検出温度PVTが設定温度SVT「30℃」になるように、空調機80によって現在空気SCの温度を調整しつつ、設定温度SVTと同じ「30℃」で且つ設定相対湿度SVHと同じ「90%」の目標空気STの水蒸気分圧WPTを有する、検出温度PVTと同じ「60℃」の空気STaの相対湿度である調整設定湿度PIDH「16%」を算出し、検出相対湿度PVHが調整設定湿度PIDH「16%」になるように、空調機80に空気SCの湿度の調整を行わせる。
その後、所定時間が経過する度に、制御部10は、室温センサTRによる検出温度PVTが設定温度SVT「30℃」になるように、空調機80に現在空気SCの温度を調整させたまま、調整設定湿度PIDHを算出し直し、検出相対湿度PVHが、当該算出し直した調整設定湿度PIDHになるように、空調機80に空気SCの湿度の調整を行わせる。
これにより、時刻「t1x」において、制御部10は、室温センサTRによる検出温度PVTが設定温度SVT「30℃」になるように、空調機80によって現在空気SCの温度を調整させたまま、調整設定湿度PIDH「85%」を算出し、検出相対湿度PVHが調整設定湿度PIDH「85%」になるように、空調機80に空気SCの湿度の調整を行わせる。その結果、時刻「t1z」において、試験室9内の空気の温度が、設定温度SVT「30℃」と同じ温度に調整され、試験室9内の空気の相対湿度が、設定相対湿度SVH「90%」と同じ相対湿度に調整される。
このように、制御部10による空気の温度及び湿度の調整制御によれば、時刻「t11」から、空気の温度が設定温度SVT「30℃」になり、且つ、空気の相対湿度が設定相対湿度SVH「90%」になる時刻「t1z」までの間、空気の絶対湿度が、設定温度SVT「30℃」と同じ温度で且つ設定相対湿度SVH「90%」と同じ相対湿度の空気の絶対湿度(0.0244kg/kg.D.A.)になるまで次第に減少し、従来のような不要に加湿及び除湿が行われることを解消することができる。
(環境試験装置1の動作)
以下、環境試験装置1の動作について図4を参照して具体的に説明する。当該説明の中で、制御部10による調整設定湿度PIDHの算出方法の詳細についても説明する。図4は、環境試験装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
ユーザが試料を試験室9内に配置した後、操作部50を用いて試験条件及び試験の開始指示を入力したとする。この場合、図4に示すように、制御部10は、当該入力された試験条件及び試験の開始指示を受け付け、当該受け付けた試験条件の設定後、試験を開始する(ステップS11)。具体的には、ステップS11において、制御部10は、受け付けた試験条件をRAMに記憶することによって試験条件を設定する。その後、制御部10は、試験を開始する。
制御部10は、試験を開始すると、空調機80による空気の温度調整の制御を開始する(ステップS12)。これにより、空調機80によって温度調整された空気が吹出口84から試験室9内に供給される。
具体的には、ステップS12において、制御部10は、所謂PID制御を行うことによって、室温センサTRによる検出温度PVTがステップS11で設定された試験条件に含まれる設定温度SVTになるように、加熱器81による空気の加熱能力又は蒸発器82による空気の冷却能力を調整する。また、制御部10は、空調機80による空気の温度調整中、所定の風速の風を送風機86に生成させる。
制御部10は、空調機80による空気の温度調整の制御を開始すると、調整設定湿度PIDHを算出する(ステップS13)。
具体的には、ステップS13において、制御部10は、設定温度SVTの空気の飽和蒸気圧LW(SVT)、検出温度PVTの空気の飽和蒸気圧LW(PVT)及び設定相対湿度SVHに基づき、目標空気STの水蒸気分圧WPTを有する空気であって、室温センサTRによる検出温度PVTと同じ温度の空気STaの相対湿度である調整設定湿度PIDHを算出する。
例えば、制御部10は、ステップS13において、第一記憶部61から設定温度SVTの空気の飽和蒸気圧LW(SVT)及び検出温度PVTの空気の飽和蒸気圧LW(PVT)を取得する。そして、制御部10は、当該取得した設定温度SVTの空気の飽和蒸気圧LW(SVT)と設定相対湿度SVHから、調整設定湿度PIDHを算出する。
つまり、制御部10は、第一記憶部61に記憶されている設定温度SVTの空気の飽和蒸気圧LW(SVT)と設定相対湿度SVHとから、設定温度SVTと同じ温度で且つ設定相対湿度SVHと同じ相対湿度の目標空気STの水蒸気分圧WPTを算出する。
そして、制御部10は、前記算出した水蒸気分圧WPT及び第一記憶部61に記憶されている検出温度PVTの空気の飽和蒸気圧LW(PVT)から、調整設定湿度PIDHを算出する。これにより、制御部10は、設定温度SVTと同じ温度で且つ設定相対湿度SVHと同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧WPTを有する空気であって、検出温度PVTと同じ温度の空気STaの相対湿度である調整設定湿度PIDHを算出する。
図5は、制御部10による空気の温度及び湿度の調整制御の第二具体例を示す図である。例えば、図5に示すように、時刻「t20」において、現行の設定温度SVTが「60℃」であり、設定相対湿度SVHが「90%」であるとする。そして、検出温度PVTが「60℃」であり、且つ、検出相対湿度PVHが「90%」であったとする。そして、時刻「t21」において、設定温度SVTが「30℃」に変更され、設定相対湿度SVHが「90%」に変更されたとする。
この場合、制御部10は、ステップS13において、第一記憶部61から取得した設定温度SVT「30℃」の空気の飽和蒸気圧LW(30℃)(=0.02717)と設定相対湿度SVH「90%」と、第一記憶部61から取得した検出温度PVT「60℃」の空気の飽和蒸気圧LW(60℃)(=0.15221)と、を用いて算出した結果(例えば、16%)を、調整設定湿度PIDHとして算出する。
制御部10は、ステップS13において調整設定湿度PIDHを算出すると、当該算出した調整設定湿度PIDHを用いて空調機80による空気の湿度調整の制御を行う(ステップS14)。
具体的には、ステップS14において、制御部10は、所謂PID制御を行うことによって、相対湿度センサHRによる検出相対湿度PVHが、ステップS13で算出された調整設定湿度PIDHになるように、蒸発器82による空気の冷却能力及び加湿器83による蒸気の供給量を調整する。
制御部10は、ステップS14において湿度調整の制御を開始すると、実行中の試験を終了するか否かを判定する(ステップS15)。具体的には、ステップS15において、制御部10は、ステップS12で温度調整の制御を開始した時点から、ステップS11で設定した試験条件に含まれる試験の実行時間が経過している場合は、試験を終了すると判定する。その他の場合は、試験を終了しないと判定する。
制御部10は、試験を終了しないと判定し(ステップS15でNO)、ステップS14において湿度調整の制御が開始された時点から所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS16でNO)、ステップS15以降の処理を繰り返す。これにより、試験が終了するまでの間、ステップS14で開始された湿度調整の制御が前記所定時間継続される。
そして、制御部10は、ステップS14において湿度調整の制御が開始された時点から所定時間が経過すると(ステップS16でYES)、ステップS13以降の処理を行わせる。これにより、前記所定時間毎に、調整設定湿度PIDHの算出及び当該算出した調整設定湿度PIDHを用いた空調機80の制御が繰り返される。
その後、制御部10は、ステップS15で試験を終了すると判定した場合(ステップS15でYES)、空調機80による温度調整及び湿度調整の制御を終了する(ステップS17)。これにより、制御部10は、試験を終了する。
このように、本実施形態の構成では、空気の温度が設定温度SVTになるまで調整されている間、当該調整中の検出温度PVTに対応する二つの相対湿度PVH、PIDHの差分が0になるように、前記空気の湿度を調整することができる。これにより、空気の温度が設定温度SVTになるまで調整されている間、当該調整中の空気の温度に対応していない差分に基づき、不要な加湿及び除湿が行われることを抑制することができる。
しかも、絶対湿度が相対湿度よりも過度に小さくなる例えば10℃以下等の低温の範囲内で空気の温度を設定温度SVTになるまで調整する場合、絶対湿度よりも大きい相対湿度で表される調整設定湿度PIDHが算出され、当該調整中の検出相対湿度PVHと当該算出された調整設定湿度PIDHとの差分が0になるように前記空気の湿度が調整される。すなわち、相対湿度基準で湿度調整が行われる。このため、調整前後の絶対湿度の差分が小さな場合であっても、空気の湿度の調整を行うことが容易となる。
(変形実施形態)
尚、上記実施形態は、本発明に係る実施形態の例示に過ぎず、本発明を上記実施形態に限定する趣旨ではない。例えば、本発明は、上記環境試験装置1に限らず、調理用オーブンやエアコン等の空気の温度及び湿度を調整可能な電気機器にも適用することができる。また、本発明に係る実施形態は、以下に示す変形実施形態であってもよい。
(1)図7は、環境試験装置1の概略構成の他の一例を示すブロック図である。図7に示すように、記憶部60が有する記憶領域を第二記憶部62として使用してもよい。そして、第二記憶部62に、例えば表や数式等で表された、各温度及び各相対湿度の空気に含まれる水蒸気分圧を示す情報を予め記憶するようにしてもよい。
この場合、ステップS13において、制御部10が以下のようにして調整設定湿度PIDHを算出するようにしてもよい。具体的には、制御部10は、第一記憶部61から検出温度PVTの空気の飽和蒸気圧LW(PVT)を取得し、設定温度SVT及び設定相対湿度SVHの空気の水蒸気分圧WPTを第二記憶部62から取得するようにしてもよい。
そして、制御部10は、当該取得した水蒸気分圧WPTと、取得した検出温度PVTの空気の飽和蒸気圧LW(PVT)から、調整設定湿度PIDHを算出するようにしてもよい。
この場合、設定温度SVT及び設定相対湿度SVHの空気の水蒸気分圧WPTを、計算することなく、第二記憶部62から容易に取得することができる。
そして、第二記憶部62から取得した水蒸気分圧WPTと、第一記憶部61に記憶されている検出温度PVTの空気の飽和蒸気圧LW(PVT)とから、調整設定湿度PIDHを算出する。
すなわち、本算出方法によっても、設定温度SVTと同じ温度で且つ設定相対湿度SVHと同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧WPTを有する空気であって、検出温度PVTと同じ温度の空気の相対湿度である調整設定湿度PIDHを、設定温度SVTの空気の飽和蒸気圧LW(SVT)、検出温度PVTの空気の飽和蒸気圧LW(PVT)及び設定相対湿度SVHに基づいて算出することができる。
(2)ステップS13において、制御部10は、算出した調整設定湿度PIDHが100パーセントを超える場合、調整設定湿度PIDHを100パーセント以下に制限するようにしてもよい。
図6は、制御部10による空気の温度及び湿度の調整制御の第三具体例を示す図である。例えば、図6に示すように、時刻「t30」において、現行の設定温度SVTが「30℃」であり、設定相対湿度SVHが「90%」であるとする。そして、検出温度PVTが「30℃」であり、且つ、検出相対湿度PVHが「90%」であったとする。そして、時刻「t31」において、設定温度SVTが「60℃」に変更され、設定相対湿度SVHが「90%」に変更されたとする。
この場合、制御部10は、ステップS13において、設定温度SVT「60℃」の空気の飽和蒸気圧LW(60℃)(=0.15221)と設定相対湿度SVH「90%」と検出温度PVT「30℃」の空気の飽和蒸気圧LW(30℃)(=0.02717)とから、調整設定湿度PIDHを算出する。
しかし、当該算出した調整設定湿度PIDHが100パーセント(=1)を超えるため、制御部10は、調整設定湿度PIDHを「100%」に設定する。尚、制御部10は、ステップS13において、算出した調整設定湿度PIDHが100パーセントを超える場合に、調整設定湿度PIDHを100パーセント未満(例えば、95パーセント)に制限してもよい。
本構成によれば、調整設定湿度PIDHが100パーセント以下に制限されるため、検出相対湿度PVHが、100パーセントより大きい不適切な調整設定湿度PIDHになるように、湿度の調整が行われることを回避することができる。
1 環境試験装置(温湿度調整装置)
10 制御部
60 記憶部
61 第一記憶部
62 第二記憶部
80 空調機
HR 相対湿度センサ(湿度検出部)
LW 飽和蒸気圧
PIDH 調整設定湿度
PVH 検出相対湿度
PVT 検出温度
SVH 設定相対湿度
SVT 設定温度
WPT 水蒸気分圧

Claims (8)

  1. 空気の温度を検出する温度検出部と、
    前記空気の相対湿度を検出する湿度検出部と、
    前記空気の温度及び湿度を調整する空調機と、
    前記温度検出部による検出温度が設定温度になるように前記空調機によって前記空気の温度を調整させつつ、前記設定温度と同じ温度で且つ設定相対湿度と同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧を有する空気であって、前記検出温度と同じ温度の空気の相対湿度である調整設定湿度を算出し、前記湿度検出部による検出相対湿度が前記調整設定湿度になるように、前記空調機による前記空気の湿度の調整を繰り返させる制御部と、
    を備える温湿度調整装置。
  2. 前記制御部は、前記設定温度の空気の飽和蒸気圧、前記検出温度の空気の飽和蒸気圧及び前記設定相対湿度に基づき前記調整設定湿度を算出する
    請求項1に記載の温湿度調整装置。
  3. 各温度の空気の飽和蒸気圧を記憶する第一記憶部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記第一記憶部から前記設定温度の空気の飽和蒸気圧及び前記検出温度の空気の飽和蒸気圧を取得し、当該取得した前記設定温度の空気の飽和蒸気圧及び前記検出温度の空気の飽和蒸気圧と前記設定相対湿度とから、前記調整設定湿度を算出する
    請求項2に記載の温湿度調整装置。
  4. 各温度の空気の飽和蒸気圧を記憶する第一記憶部と、
    各温度及び各相対湿度の空気の水蒸気分圧を記憶する第二記憶部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、
    前記第一記憶部から前記検出温度の空気の飽和蒸気圧を取得し、前記設定温度及び前記設定相対湿度の空気の水蒸気分圧を前記第二記憶部から取得し、当該取得した飽和蒸気圧及び水蒸気分圧から、前記調整設定湿度を算出する
    請求項2に記載の温湿度調整装置。
  5. 前記制御部は、算出した前記調整設定湿度が100パーセントを超える場合、前記調整設定湿度を100パーセント以下に制限する
    請求項1から4の何れか一項に記載の温湿度調整装置。
  6. 空気の温度を検出する温度検出部と前記空気の相対湿度を検出する湿度検出部と前記空気の温度及び湿度を調整する空調機とを備えた温湿度調整装置を制御する制御装置であって、
    前記温度検出部による検出温度が設定温度になるように前記空調機によって前記空気の温度を調整させつつ、前記設定温度と同じ温度で且つ設定相対湿度と同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧を有する空気であって、前記検出温度と同じ温度の空気の相対湿度である調整設定湿度を算出し、前記湿度検出部による検出相対湿度が前記調整設定湿度になるように、前記空調機による前記空気の湿度の調整を繰り返させる制御部を備える
    制御装置。
  7. 空気の温度を検出する温度検出部と前記空気の相対湿度を検出する湿度検出部と前記空気の温度及び湿度を調整する空調機とを備えた温湿度調整装置において、
    前記温度検出部による検出温度が設定温度になるように前記空調機によって前記空気の温度を調整させつつ、前記設定温度と同じ温度で且つ設定相対湿度と同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧を有する空気であって、前記検出温度と同じ温度の空気の相対湿度である調整設定湿度を算出し、前記湿度検出部による検出相対湿度が前記調整設定湿度になるように、前記空調機による前記空気の湿度の調整を繰り返させる
    制御方法。
  8. 空気の温度を検出する温度検出部と前記空気の相対湿度を検出する湿度検出部と前記空気の温度及び湿度を調整する空調機とを備えた温湿度調整装置を制御する制御プログラムであって、
    前記温度検出部による検出温度が設定温度になるように前記空調機によって前記空気の温度を調整させつつ、前記設定温度と同じ温度で且つ設定相対湿度と同じ相対湿度の空気の水蒸気分圧を有する空気であって、前記検出温度と同じ温度の空気の相対湿度である調整設定湿度を算出し、前記湿度検出部による検出相対湿度が前記調整設定湿度になるように、前記空調機による前記空気の湿度の調整を繰り返させる制御プログラム。
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