JP2019168231A - 荷重センサ、荷重検出システム及び荷重検出処理装置 - Google Patents

荷重センサ、荷重検出システム及び荷重検出処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】構成が簡単で単価を安くでき、使い切りの用途にも適した荷重センサ、荷重検出システム及び荷重検出処理装置を提供する。【解決手段】荷重センサ(1)において、対象物から受ける荷重によりアンテナ(3)の一部を構成する導電性ゴム(9)が可逆的に変形する。導電性ゴムは、ゴム基材(9a)に導電性材料(9b)を分散させて構成されている。導電性ゴムの変形により外部から受信した電波に応じて送信される反射波の共振周波数又は電波強度の少なくもいずれか一方が変化する。反射波の受信信号強度情報を測定し、その出力に基づいて荷重を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、荷重センサ、荷重検出システム及び荷重検出処理装置に関する。
RFIDを応用した管理対象物の質量を常時監視し、残量が所定値以下になったら自動的に発注するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のRFIDタグは、管理対象物の質量の変化を電気量の変化として検出する重量センサと、当該重量センサの検出値(電圧)を質量情報に変換するA/D変換回路と、質量情報をアンテナから送信するRFID送受信部と、を具備する。
特開2007−94864号公報
近年、IoT(Internet of Things)の進展により、様々な物から受ける荷重を検出する荷重センサをあらゆる場所に設置し、多くの荷重情報を収集し、活用することが検討されている。特に、荷重センサを使い切り(使い捨て、ワンウェイ、1回限りの使用等ともいう)とすることができれば、荷重センサの応用がいっそう広がることが期待される。
特許文献1に記載のRFIDタグは、パッシブ型であり電池が不要である点で優れているが、重量センサの検出値を質量情報に変換するA/D変換回路が必須であり、その構成が複雑である。このため、重量センサの単価が高くなり、使い切りの用途に適していないという課題がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、構成が簡単で単価を安くでき、使い切りの用途にも適した荷重センサ、荷重検出システム及び荷重検出処理装置を提供することを目的とする。
本発明の荷重センサの一態様は、対象物から受ける荷重により可逆的に変形し、当該変形により外部から受信した電波に応じて送信される反射波の共振周波数又は電波強度の少なくもいずれか一方が変化するアンテナを備えることを特徴とする。
この構成により、アンテナの他にセンサデバイスを設けること、及び、センサデバイスの検出値を荷重情報に変換するA/D変換回路を設けることの両方が不要になるので、荷重センサの構成を簡単にし、コストを安くでき、使い切りの用途にも適するようになる。
本発明の荷重センサの一態様において、前記アンテナは、導電性を有する弾性体で少なくとも一部が構成され、前記弾性体が変形して前記共振周波数又は前記電波強度の少なくもいずれか一方が変化することが好ましい。
本発明の荷重センサの一態様において、前記アンテナは、その等価回路においてリアクタンス成分(R)、インダクタンス成分(L)及びキャパスタンス成分(C)の少なくともいずれか一つが変化したことにより、前記共振周波数又は前記電波強度の少なくもいずれか一方が変化することが好ましい。
本発明の荷重センサの一態様において、前記アンテナは複数の断片からなり、前記アンテナが前記複数の断片が互いに接触又は離間したことにより前記共振周波数が変化することが好ましい。
本発明の荷重検出システムの一態様は、対象物から受ける荷重により可逆的に変形し、当該変形により外部から受信した電波に応じて送信される反射波の共振周波数又は電波強度の少なくもいずれか一方が変化するセンサ用アンテナを備えた荷重センサと、前記電波を前記荷重センサへ送信し、且つ、前記荷重センサから送信された前記反射波を受信し、前記反射波の受信信号強度情報を出力するリーダ装置から出力された前記受信信号強度情報に基づいて前記対象物の荷重を検出する荷重検出処理装置と、を具備することを特徴とする。
この構成により、アンテナの他にセンサデバイスを設けること、及び、センサデバイスの検出値を荷重情報に変換するA/D変換回路を設けることの両方が不要になるので、荷重センサの構成を簡単にし、コストを安くでき、使い切りの用途にも適するようになる。
本発明の荷重検出システムの一態様において、前記センサ用アンテナは、導電性を有する弾性体で少なくとも一部が構成され、前記弾性体が変形して前記反射波の前記共振周波数又は前記電波強度の少なくもいずれか一方が変化することが好ましい。
本発明の荷重検出システムの一態様において、前記センサ用アンテナは、その等価回路においてリアクタンス成分(R)、インダクタンス成分(L)及びキャパスタンス成分(C)の少なくともいずれか一つが変化したことにより、前記反射波の前記共振周波数又は前記電波強度の少なくもいずれか一方が変化することが好ましい。
本発明の荷重検出システムの一態様において、前記センサ用アンテナは複数の断片からなり、前記センサ用アンテナが前記複数の断片が互いに接触又は離間したことにより前記反射波の前記共振周波数が変化することが好ましい。
本発明の荷重検出システムの一態様において、前記荷重センサは、前記荷重により変形せず、外部から受信した前記電波に応じて反射波を送信する参照用アンテナをさらに具備することが好ましい。
本発明の荷重検出システムの一態様において、前記荷重センサを複数具備し、前記荷重センサの各々は、前記反射波を利用して、前記センサ用アンテナから当該センサ用アンテナに固有の第1の識別情報を送信するとともに、前記参照用アンテナから当該参照用アンテナに固有の第2の識別情報を送信し、前記リーダ装置は、前記荷重センサの各々から受信した前記反射波から前記第1の識別情報又は前記第2の識別情報を検出し、検出された前記第1の識別情報又は前記第2の識別情報と当該反射波の前記受信信号強度情報とを関連付けたデータ群を出力し、前記荷重検出処理装置は、前記荷重センサの各々に対応する前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報を互いに対応付けして予め記憶し、前記予め記憶された前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報に基づいて、前記データ群から同一の前記荷重センサの前記センサ用アンテナ及び前記参照用アンテナから送信された前記反射波の前記受信信号強度情報を特定し、特定された前記センサ用アンテナからの前記反射波の前記受信信号強度情報及び前記参照用アンテナからの前記反射波の前記受信信号強度情報との差分に基づいて、前記荷重を検出することが好ましい。
本発明の荷重検出処理装置の一態様は、リーダ装置に、対象物から受ける荷重により可逆的に変形し、当該変形により外部から受信した電波に応じて送信される反射波の共振周波数及び電波強度の少なくともいずれか一方が変化するセンサ用アンテナを備える荷重センサに対して、前記電波を送信させ、且つ、前記荷重センサから送信された前記反射波を受信させ、前記反射波の受信信号強度情報を出力させるリーダ制御部と、前記リーダ装置から出力された前記受信信号強度情報に基づいて前記荷重を検出する荷重検出部と、を具備することを特徴とする。
この構成により、リーダ装置に、一般的な市販で入手可能なRFIDリーダを利用できるので、構成が簡単でコストが安い荷重センサを用いて対象物の荷重を検出するシステムを、開発コストを抑えながら容易に実現することができる。
本発明の荷重検出処理装置の一態様において、前記荷重センサが、前記荷重により変形せず、外部から受信した前記電波に応じて反射波を送信する参照用アンテナをさらに備え、且つ、前記反射波を利用して、前記センサ用アンテナから当該センサ用アンテナに固有の第1の識別情報を送信するとともに、前記参照用アンテナから当該参照用アンテナに固有の第2の識別情報を送信し、前記リーダ制御部は、前記リーダ装置が、前記荷重センサの各々から受信した前記反射波から前記第1の識別情報又は前記第2の識別情報を検出し、検出された前記第1の識別情報又は前記第2の識別情報と当該反射波の前記受信信号強度情報とを関連付けたデータ群を取得し、前記荷重検出部は、予め対応付けられた、前記荷重センサの各々に対応する前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報に基づいて、前記データ群から同一の前記荷重センサの前記センサ用アンテナ及び前記参照用アンテナから送信された前記反射波の前記受信信号強度情報を特定し、特定された前記センサ用アンテナからの前記反射波の前記受信信号強度情報及び前記参照用アンテナからの前記反射波の前記受信信号強度情報との差分に基づいて、前記荷重を検出することが好ましい。
本発明によれば、構成が簡単で単価を安くでき、使い切りの用途にも適した荷重センサ、荷重検出システム及び荷重検出処理装置を提供することができる。
第1実施形態に係る荷重センサを示す模式図である。 第1実施形態に係る荷重センサを備えたコースターを示す模式図である。 第1実施形態に係る荷重センサを備えたコースターに対象物を載置した状態を示す模式図である。 第1実施形態に係る荷重センサを用いた荷重検出システムを示す模式図である。 第1実施形態に係る荷重検出処理装置のリーダ制御部及び荷重検出部での処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る荷重検出処理装置を実現するコンピュータの機能構成の一例を示すブロック図である。 第2実施形態に係る荷重センサを示す模式図である。 第2実施形態に係る荷重センサを示す模式図である。 第2実施形態に係る荷重センサからの反射波のRSSIと荷重との関係を示すグラフである。 第3実施形態に係る荷重センサの要部を示す模式図である。 第3実施形態に係る荷重センサからの反射波のRSSIと荷重との関係を示すグラフである。
以下、本発明の複数の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施の形態に限定されるものではなく、その発明の趣旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
(本発明の概要)
本発明者らは、パッシブ型RFIDを利用しながらも荷重センサの構成をより簡単にし、荷重センサを使い切りの用途に適した構成とすべく鋭意検討した。その結果、パッシブ型RFIDタグが備えたアンテナを、対象物から受ける荷重により可逆的に変形し、当該変形により外部から受信した電波に応じて送信される反射波の電波強度が変化するような構成とすることにより、荷重センサとして利用できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の荷重センサの一態様は、対象物から受ける荷重により可逆的に変形し、当該変形により外部から受信した電波に応じて送信される反射波の共振周波数又は電波強度の少なくもいずれか一方が変化するアンテナを備えることを特徴とする。
アンテナにおいて、対象物から受ける荷重による変形により共振周波数又は電波強度の少なくもいずれか一方を変化させるには、例えば、以下の2つの方法(1)、(2)が挙げられる。
(1)アンテナの等価回路においてリアクタンス成分(R)、インダクタンス成分(L)及びキャパスタンス成分(C)の少なくともいずれか一つを変化させ、アンテナの共振周波数及び電波強度の少なくとも一方を変化させる。ここで、例えば、アンテナを、導電性を有する弾性体(以下、導電性弾性体と記載する)で少なくとも一部を構成し、導電性弾性体が変形して、共振周波数又は前記電波強度の少なくもいずれか一方を変化させることができる。
(2)アンテナの長さを変化させ、その共振周波数を変化させる。ここで、アンテナの長さの変化は、例えば、アンテナを複数の断片で構成し、複数の断片が互いに接触又は離間したことにより、生じさせることができる。
このような荷重センサに対し、電波(以下、質問波と記載する)を送信すると、荷重センサのアンテナが質問波を受信する。アンテナは、受信した質問波に応じて反射波を送信する。アンテナは、対象物から受ける荷重により可逆的に変形し、当該変形により反射波の共振周波数又は電波強度の少なくもいずれか一方が変化するように構成されている。ししたがって、反射波の共振周波数又は電波強度の少なくとも一方が、アンテナが受ける荷重により変化する。
したがって、荷重センサからの反射波を受信し、その受信信号強度情報(以下、RSSIと記載する)を取得すれば、それに基づいて荷重アンテナが受ける荷重を検出することができる。
このような本発明の荷重センサの一態様の構成によれば、アンテナの他にセンサデバイスを設けること、及び、センサデバイスの検出値を荷重情報に変換するA/D変換回路を設けることの両方が不要になるので、荷重センサの構成を簡単にし、コストを安くでき、使い切りの用途にも適するようになるという効果を奏する。
また、本発明者らは、上述のような本発明の荷重センサの一態様を用いた荷重検出システムを検討した。荷重センサからの反射波は、一般的なRFIDタグからの反射波と同様である。そこで、リーダ装置を、一般的なRFIDリーダと同様に、反射波を受信して反射波のRSSIを出力するように構成し、リーダ装置から出力されたRSSIに基づいて対象物から受ける荷重を検出する荷重検出処理装置を設けることを見出した。これにより、荷重検出処理装置において、アンテナから送信された反射波の共振周波数の変化及び/又は電波強度の変化に起因するRSSIの変化に基づいて、対象物の荷重を検出することが可能になる。
このように、本発明の荷重検出システムの一態様は、対象物から受ける荷重により可逆的に変形し、当該変形により外部から受信した電波に応じて送信される反射波の共振周波数又は電波強度の少なくもいずれか一方が変化するセンサ用アンテナを備えた荷重センサと、前記電波を前記荷重センサへ送信し、且つ、前記荷重センサから送信された前記反射波を受信し、前記反射波の受信信号強度情報を出力するリーダ装置から出力された前記受信信号強度情報に基づいて前記対象物の荷重を検出する荷重検出処理装置と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の荷重検出処理装置の一態様は、リーダ装置に、対象物から受ける荷重により可逆的に変形し、当該変形により外部から受信した電波に応じて送信される反射波の共振周波数及び電波強度の少なくともいずれか一方が変化するセンサ用アンテナを備える荷重センサに対して、前記電波を送信させ、且つ、前記荷重センサから送信された前記反射波を受信させ、前記反射波の受信信号強度情報を出力させるリーダ制御部と、前記リーダ装置から出力された前記受信信号強度情報に基づいて前記荷重を検出する荷重検出部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の荷重検出方法の一態様は、リーダ装置に、対象物から受ける荷重により可逆的に変形し、当該変形により外部から受信した電波に応じて送信される反射波の共振周波数及び電波強度の少なくともいずれか一方が変化するセンサ用アンテナを備える荷重センサに対して、前記電波を送信させる工程と、前記荷重センサから送信された前記反射波を受信させ、前記反射波の受信信号強度情報を出力させる工程と、前記リーダ装置から出力された前記受信信号強度情報に基づいて前記荷重を検出する工程と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の荷重検出プログラムの一態様は、コンピュータに、リーダ装置に、対象物から受ける荷重により可逆的に変形し、当該変形により外部から受信した電波に応じて送信される反射波の共振周波数及び電波強度の少なくともいずれか一方が変化するセンサ用アンテナを備える荷重センサに対して、前記電波を送信させる手順と、前記荷重センサから送信された前記反射波を受信させ、前記反射波の受信信号強度情報を出力させる手順と、前記リーダ装置から出力された前記受信信号強度情報に基づいて前記荷重を検出する手順と、を実行させることを特徴とする。
これらのような構成によれば、リーダ装置に、一般的な市販で入手可能なRFIDリーダを利用できるので、構成が簡単でコストが安い荷重センサを用いて対象物の荷重を検出するシステムを、開発コストを抑えながら容易に実現することができるという効果を奏する。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1の実施の形態(以下、第1実施形態と記載する)に係る荷重センサ、荷重検出システム及び荷重検出処理装置について、図1〜図6を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る荷重センサを示す模式図である。図1Aは、荷重センサの平面図であり、図1Bは、荷重センサの側面図であり、図1Cは、荷重センサの部分断面図である。
図1A〜図1Cに示すように、荷重センサ1は、センサアンテナ部3を備える。センサアンテナ部3は、2つのアンテナ基板5、7を、導電性弾性体の一例である導電性ゴム9で連結して構成されている。
アンテナ基板5、7の表面には、アンテナ導体11、13が夫々所望のパターンで形成されている。図1Aに示すアンテナ導体11、13のパターンは一例であり、特にこれに限定されない。
アンテナ導体11、13は、導電性ゴム9に電気的に接続され、導電性ゴム9及びアンテナ導体11、13が一体となってアンテナとして機能する。
導電性ゴム9は、対象物からの荷重を受けて抵抗値及びキャパシタンス(静電容量)の少なくともいずれか一方が変化する性質を持つ。導電性ゴム9は、例えば、図1Cに示すように、ゴム基材9aに導電性材料9bを分散させたものである。導電性材料は、例えば、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、グラフェン及び金属粉末であるが、特に限定されない。
導電性ゴム9に対象物の荷重が加わり、導電性ゴム9が圧縮されると、導電性材料9bの粗密が変わり、導電性材料9b間の距離が狭くなり、又は、導電性材料9bが互いに接触する。これにより、導電性ゴム9の抵抗値及び/又はキャパシタンスが変化する。この結果、導電性ゴム9及びアンテナ導体11、13で構成されるセンサアンテナ部3の全体で見たとき、その等価回路におけるリアクタンス成分(R)及びキャパスタンス成分(C)の少なくともいずれか一つが変化するので、センサアンテナ部3の共振周波数又は電波強度の少なくもいずれか一方が変化する。
また、一方のアンテナ基板5には、ICチップ15が設けられ、アンテナ導体11に電気的に接続されている。ICチップ15は、少なくとも記憶部の一例であるメモリ(不図示)を備えている。メモリは、センサアンテナ部3に固有の識別情報の一例であるセンサIDを記憶している。これにより、後述のセンサアンテナ部3からの反射波を利用してセンサIDを送信することができるように構成されている。
なお、ICチップ15は、一般的なパッシブ型RFIDタグが備えているRFID送受信部を備えていてもよい。
図2は、第1実施形態に係る荷重センサ1を備えたコースターを示す模式図である。図2Aはコースターの平面図であり、図2Bはコースターの断面図である。図2Aにおいて、コースター(後述)の載置台(後述)及び外枠(後述)を仮想線で示し、載置台及び外枠の内部にある荷重センサ1及びリファレンスアンテナ(後述)の構成を実線で示している。
図2A及び図2Bに示すように、荷重センサ1が、コースター21の外枠23の底面23aの上に、スペーサ25、27、29、31を介して設置されている。
荷重センサ1の導電性ゴム9の上面には、例えば絶縁材料で構成された載置台33が取り付けられている。これにより、載置台33の上に載置される対象物からの荷重が導電性ゴム9に加わるように構成される。
一方、スペーサ27、29により荷重センサ1と外枠23の底面23aとの間に設けられた空間には、本発明の参照用アンテナの一例であるリファレンスアンテナ部41が設置されている。第1実施形態では、センサアンテナ部3、及び、リファレンスアンテナ部41は、荷重センサ1の一部を構成している。センサアンテナ部3及びリファレンスアンテナ部41は、図2Aに示すように略十文字形に配置されているが、特に限定されない。
リファレンスアンテナ部41は、1つのアンテナ基板43を備えている。アンテナ基板43の表面には、アンテナ導体45が所望のパターンで形成されている。図2Aに示すアンテナ導体45のパターンは一例であり、特にこれに限定されない。
リファレンスアンテナ部41のアンテナ導体45がアンテナとして機能する。アンテナ導体45の等価回路におけるリアクタンス成分(R)及びキャパシタンス成分(C)を、荷重センサ1の導電性ゴム9に荷重がかからず変形していない場合の、センサアンテナ部3の共振周波数及び電波強度と同一になるように構成する。
上述のように、リファレンスアンテナ部41は、その設置箇所及びその構成により、対象物から荷重を受けることなく質問波に応じて反射波を送信する。また、当該反射波は、荷重センサ1において、導電性ゴム9に荷重がかからないときの、荷重センサ1から送信される反射波と同じ特性を示す。
また、アンテナ基板43には、ICチップ47が設けられ、アンテナ導体45に電気的に接続されている。ICチップ47は、ICチップ15と同様の構成からなる。ICチップ47のメモリは、リファレンスアンテナ部41に固有の識別情報の一例であるリファレンスIDを記憶している。これにより、アンテナ導体45からの反射波を利用してリファレンスIDを送信することができるように構成されている。
図3は、第1実施形態に係る荷重センサ1を備えたコースター21に、対象物を載置した状態を示す模式図である。図3に示すように、対象物51は、グラス53に飲み物55が注ぎ入れられたものである。対象物51の質量は、飲み物55の量に応じて変化する。対象物51は、コースター21の載置台33の上に置かれる。対象物51の質量に相当する荷重が、載置台33を介してセンサアンテナ部3の導電性ゴム9に加わると、導電性ゴム9が変形する。
図4は、第1実施形態に係る荷重センサ1を用いた荷重検出システムを示す模式図である。図4に示す荷重検出システム61は、複数のコースター21−1、21−2、21−3、21−4と、これらの夫々が備える荷重センサ1のセンサアンテナ部3(図1、2参照)及びリファレンスアンテナ部41(図2参照)との間で電波を送受信するリーダ用アンテナ63と、リーダ用アンテナ63からの電波の送受信を行わせるリーダ装置65と、リーダ装置65の制御及び各荷重センサ1への荷重を検出する荷重検出処理装置67を具備する。
荷重検出システム61では、複数のコースター21−1、21−2、21−3、21−4に載置されたグラス53−1、53−2、53−3、53−4の収容物である飲み物55(図3参照)による荷重を示す荷重情報を取得し、それに基づいた飲み物55の注文を行うオーダ管理を行うことを目的としている。
リーダ装置65は、一般的に市販で入手可能なRFIDリーダと同様の構成からなる。リーダ装置65は、特定の周波数の質問波を、複数のコースター21−1、21−2、21−3、21−4が備えるセンサアンテナ部3及びリファレンスアンテナ部41に送信する。また、質問波に応じてセンサアンテナ部3及びリファレンスアンテナ部41が送信した反射波を受信する。
また、リーダ装置65は、複数のセンサアンテナ部3及びリファレンスアンテナ部41の各々からの反射波の強度を測定し、RSSIを荷重検出処理装置67へ出力する。このとき、リーダ装置65は、反射波から荷重センサ1のセンサアンテナ部3のセンサID又はリファレンスアンテナ部41のリファレンスIDを検出し、検出されたセンサID又はリファレンスIDと当該反射波のRSSIとを関連付けたレコードを複数含むデータ群を生成し、荷重検出処理装置67へ出力するように構成することが望ましい。
データ群に含まれるレコードの形式は特に限定されないが、ある荷重センサ1のセンサアンテナ部3に対応するレコードを例に挙げると、例えば、「センサID#1,RSSI#1 CRLF」(CRLFは改行を示す)のようなcsv形式を採用することができる。
荷重検出処理装置67は、リーダ制御部71と、荷重検出部73と、記憶部75と、オーダ処理部77と、で構成される。リーダ制御部71は、リーダ装置65に質問波を送信させ、複数のコースター21−1、21−2、21−3、21−4が備える荷重センサ1のセンサアンテナ部(図1参照)及びリファレンスアンテナ部41(図2参照)からの反射波を受信させ、上述のデータ群を出力させる。
また、リーダ制御部71は、リーダ装置65からデータ群を取得し、予め対応付けられた、荷重センサ1の各々に対応するセンサID及びリファレンスIDに基づいて、データ群から同一の荷重センサ1のセンサアンテナ部3及びリファレンスアンテナ部41から送信された反射波のRSSIを特定する。
予め対応付けられた荷重センサ1の各々に対応するセンサID及びリファレンスIDは、記憶部75に記憶されている。
また、荷重検出部73は、リーダ制御部71により特定されたセンサアンテナ部3からの反射波のRSSI及びリファレンスアンテナ部41からの反射波のRSSIとの差分に基づいて荷重を検出する。
ここで、「荷重を検出する」とは、RSSIの差分から荷重を示す具体的な数値を荷重情報として求めること、及び、RSSIの差分に基づいて荷重の変化があった否かを判定し、判定結果を示す荷重情報を生成すること、の両方を含む。また、荷重の変化には、荷重の有無も含まれる。
また、オーダ処理部77は、荷重検出部73による荷重検出の結果に基づいて、飲食店においてコースター21(図3参照)に対応する飲み物55の注文を自動的に行ったり、飲食店の従業員へコースター21を使用している顧客に飲み物55を注文するかどうかを確認することを促す通知を行ったり、する。ここで、通知は、従業員が所持する情報処理端末におけるディスプレイでの表示、イヤホンなどからの音声メッセージ等の出力、店舗に備え付けられた情報処理端末による外部ディスプレイでの表示、スピーカーなどからの音声メッセージの出力等であり、特に限定されるものではない。
図5は、第1実施形態に係る荷重検出処理装置67のリーダ制御部71及び荷重検出部73での処理を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、リーダ制御部71は、リーダ装置65にスキャンの命令を行う(ST101)。ここで、スキャンとは、リーダ装置65が、複数のコースター21−1、21−2、21−3、21−4が備える荷重センサ1のセンサアンテナ部(図1参照)及びリファレンスアンテナ部41(図2参照)に対して質問波を送信し、これからの反射波を受信させ、反射波のRSSIを測定し、上述のデータ群を生成することをいう。
次に、リーダ制御部71は、リーダ装置65からスキャンの結果得られたデータ群を取得する(ST102)。
次に、リーダ制御部71は、記憶部75(図4参照)から予め対応付けられた、荷重センサ1の各々に対応するセンサID及びリファレンスIDを取得し、これらに基づいて、データ群から同一の荷重センサ1に対応するセンサアンテナ部3及びリファレンスアンテナ部41から送信された反射波のRSSIを特定し、対応付ける(ST103)。この処理を「ペアリング」と呼ぶ。このペアリングの実行により、複数の荷重センサ1の各々のセンサアンテナ部3からの反射波のRSSI(a)とリファレンスアンテナ部41からの反射波のRSSI(b)とのペアが作られる。RSSI(a)、(b)の複数のペアは、記憶部75に記憶させる。
次に、荷重検出部73は、複数のペアの順番を示す係数Nを1にセットする(ST104)。次に、荷重検出部73は、記憶部75からN番目のペアのRSSI(a)、(b)を取得し(ST105)、差分(a)−(b)を算出する(ST106)。
次に、荷重検出部73は、差分(a)−(b)を荷重情報に変換する(ST107)。より具体的には、差分(a)―(b)を、荷重情報の一例である荷重を示す数値(例えば、グラム)に変換する。
荷重情報は、荷重を示す数値の他に、例えば、差分(a)−(b)が所定の閾値以上であることを示す情報であってもよい。
ここでの差分(a)−(b)の数値への変換は、例えば、差分(a)−(b)と荷重との関係を示すグラフ又は数式を用いて行うことができる。このため、第1実施形態においては、差分(a)−(b)は、導電性ゴム9が受ける荷重の変化に伴い、実質的に直線的に変化するような物性を有する導電性ゴム9を選択して使用することが好ましい。
次に、荷重検出部73は、得られた荷重情報をオーダ処理部77に出力する(ST108)。
その後、荷重検出部73は、係数Nを1インクリメントし(ST109)、N番目のペアがあるかどうかの判定を行う(ST110)。ST110の判定がYesであれば、ST105に戻り、その後の処理を繰り返す。
ST110の判定がNoであれば、すべてのペアから荷重情報を求めたので、処理を完了する。
第1実施形態では、導電性ゴム9が受けた荷重によって導電性ゴム9が圧縮され、導電性材料9bの粗密が変わり、導電性ゴム9の抵抗値及び/又はキャパシタンスが連続的に変化する。この結果、センサアンテナ部3の全体で見たとき、センサアンテナ部3の共振周波数又は電波強度の少なくもいずれか一方が連続的に変化する。ひいては、リーダ装置65で測定されるセンサアンテナ部3からの反射波のRSSIが連続的に変化する。
以上説明した第1実施形態に係る荷重検出システム61によれば、リーダ装置65において、複数の荷重センサ1の各々において、センサアンテナ部3及びリファレンスアンテナ部41を設け、夫々からの反射波のRSSI(a)、(b)を測定し、荷重検出処理装置67において、リーダ制御部71が、荷重センサ1の各々に対応するRSSI(a)及びRSSI(b)のペアを作り、荷重検出部73が、各ペアについて差分(a)−(b)を算出し、これを荷重情報に変換している。これにより、複数のコースター21−1、21−2、21−3、21−4のリーダ用アンテナ63からの距離d1、d2、d3、d4が異なり、これにより、リーダ装置65で測定される反射波のRSSIのばらつきが生じるとしても、差分(a)−(b)は、その影響が排除されているため、グラス53−1、53−2、53−3、53−4に収容された飲み物55の正確な荷重情報を得ることができる。
なお、距離d1、d2、d3、d4の差以外にも、リーダ装置65で測定される反射波のRSSIのばらつきの要因が考えられる。例えば、遮蔽物(人など)の有無、及び、反射物(壁、什器など)の有無により、反射波のRSSIのばらつきが生じる可能性がある。第1実施形態によれば、このようなばらつきの影響を排除できる。
次に、上述の第1実施形態に係る荷重検出システム61における荷重検出処理装置67を実現するコンピュータの構成について具体的に説明する。
図6は、第1実施形態に係る荷重検出処理装置67を実現するコンピュータ100の機能構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、コンピュータ100は、制御部101と、記憶部102と、通信部103と、入力部104と、出力部105と、を有する。なお、図6では、第1実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、コンピュータ100は、他の処理に必要な他の機能ブロックも有してもよい。また、一部の機能ブロックを含まない構成としてもよい。
制御部101は、コンピュータ100の制御を実施する。制御部101は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるプロセッサ、コントローラ、制御回路又は制御装置により構成することができる。
制御部101は、図4を参照して説明したリーダ制御部71、荷重検出部73及びオーダ処理部77を実現する。
記憶部102は、コンピュータ100において利用する情報を記憶(保持)する。記憶部102は、図4を参照して説明した記憶部75を実現する。本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるメモリ、ストレージ、記憶装置などにより構成することができる。
通信部103は、リーダ装置65との間の通信を制御する。通信部103は、リーダ装置65から受信したデータ群等の種々の情報を制御部101に出力してもよい。
通信部103は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される通信インターフェース(例えば、USBインターフェース、LAN、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)など)により構成することができる。なお、通信部103は、送信部及び受信部から構成されてもよい。
入力部104は、ユーザからの操作により入力を受け付ける。また、入力部104は、所定の機器、記憶媒体などと接続され、データの入力を受け付けてもよい。入力部104は、入力結果を例えば制御部101に出力してもよい。
入力部104は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるキーボード、マウス、ボタンなどの入力装置、入出力端子、入出力回路などにより構成することができる。また、入力部104は、表示部と一体となった構成(例えば、タッチパネル)としてもよい。
出力部105は、例えば、動画、音声などの再生を行って、出力する。例えば、出力部105は、画像を表示する表示部、音声を出力する音声出力部などを含んで構成されてもよい。
表示部は、例えば、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるディスプレイ、モニタなどの表示装置により構成することができる。また、音声出力部は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるスピーカーなどの出力装置により構成することができる。
出力部105は、例えば、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される演算器、演算回路、演算装置、プレイヤー、画像/映像/音声処理回路、画像/映像/音声処理装置、アンプなどを含んで構成することができる。
なお、上記第1実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線によって接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
なお、以上の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。また、ハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
例えば、第1実施形態では、リーダ装置65及び荷重検出処理装置67を別々の装置として説明したが、両者が一つの装置に含むようにしてもよい。
また、図6に示すコンピュータ100における各機能は、プロセッサなどのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサが演算を行い、通信装置による通信、メモリ及びストレージにおけるデータの読み出し及び/又は書き込みなどを制御することによって実現される。
プロセッサは、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ100の全体を制御する。プロセッサは、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。なお、上述の制御部101などの各部は、プロセッサによって実現されてもよい。プロセッサは、1以上のチップによって実装されてもよい。
また、プロセッサは、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ及び/又は通信装置からメモリに読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御部101は、メモリに格納され、プロセッサにおいて動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
メモリは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、RAM(Random Access Memory)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリは、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリは、第1実施形態に係る荷重検出方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD−ROM(Compact Disc ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージは、補助記憶装置と呼ばれてもよい。なお、上述の記憶部102は、メモリ及び/又はストレージによって実現されてもよい。
通信装置は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。なお、上述の通信部103は、通信装置によって実現されてもよい。
入力装置は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウスなど)である。出力装置は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカーなど)である。なお、入力装置及び出力装置は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。なお、上述の入力部104及び出力部105は、夫々入力装置及び出力装置によって実現されてもよい。
また、プロセッサ、メモリなどの各装置は、情報を通信するためのバスによって接続される。バスは、単一のバスによって構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、コンピュータ100は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサは、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施の形態(以下、第2実施形態と記載する)に係る荷重センサについて、図7〜図9を参照して説明する。
第1実施形態に係る荷重センサ1(図1参照)では、アンテナの一部を導電性弾性体で構成し、導電性弾性体が対象物からの荷重を受けて変形する場合を例に挙げて説明した。第2実施形態に係る荷重センサは、アンテナが複数の断片からなり、アンテナが複数の断片が互いに接触又は離間したことによりアンテナの共振周波数が変化する点で第1実施形態と相違する。
図7は、第2実施形態に係る荷重センサを示す模式図である。図7Aは、荷重センサの平面図であり、図7Bは、荷重センサの側面図である。図7において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付与し、説明を省略する。
図7A及び図7Bに示すように、荷重センサ201は、センサアンテナ部203を備える。センサアンテナ部203においては、2つのアンテナ基板5、7が離間して配置されている。
アンテナ基板5、7の表面には、アンテナ導体11、13が夫々所望のパターンで形成されている。また、一方のアンテナ基板5には、ICチップ15が設けられ、アンテナ導体11に電気的に接続されている。
2つのアンテナ基板5、7の間の領域の上方には、対象物からの荷重を受ける荷重受け板205が配設されている。荷重受け板205の下面には、第1〜第3のアンテナ断片207a、207b、207cが、圧縮コイルばね209a、209b、209cで夫々吊り下げされている。
荷重受け板205は、図7の紙面で見て上下方向に移動可能に支持部材(不図示)に取り付けられている。支持部材は、例えば、第1実施形態のコースター21の外枠23(図2参照)である。
第1〜第3のアンテナ断片207a、207b、207cは、例えば、導電性金属で構成されている。また、圧縮コイルばね209a、209b、209cは、少なくとも表面が絶縁材料で構成されていることが望ましい。
第1〜第3のアンテナ断片207a、207b、207cは、互いに一部が重なり合うように配置される。また、圧縮コイルばね209a、209b、209cは、例えば、それらの長さを互いに異ならせることにより、第1のアンテナ断片207aが最も低い高さ、第2のアンテナ断片207bが2番目に低い高さ、第3のアンテナ断片207cが最も高い高さに配置されるように構成されている。ここで高さは、図7の紙面で見て上下方向であり、アンテナ基板5、7から見て垂直方向上側に沿った距離と言い換えることができる。
第1のアンテナ断片207aは、一方のアンテナ基板5側の端部が、一方のアンテナ基板5の一部に重なるように配置されている。また、一方のアンテナ基板5の上面に設けられたアンテナ導体11の端部には、接点211が形成されている。これにより、後述のように、第1のアンテナ断片207aが下降しときに、第1のアンテナ断片207aと接点211とが接触して、アンテナ導体11と第1のアンテナ断片207aとの電気的な導通が確立する。
一方、第3のアンテナ断片207cは、他方のアンテナ基板7側の端部が、他方のアンテナ基板7の一部に重なるように配置されている。また、他方のアンテナ基板7の上面に設けられたアンテナ導体13の端部には、突起接点213が形成されている。これにより、後述のように、第3のアンテナ断片207cが下降したときに、第3のアンテナ断片207cと突起接点213とが接触して、アンテナ導体13と第2のアンテナ断片207bとの電気的な導通が確立する。
なお、第2実施形態では、第1〜第3のアンテナ断片207a、207b、207cを用いたが、断片の数は2つでもよいし、4以上であってもよい。
以上のような構成からなる荷重センサ201が対象物から荷重を受けた場合の動作について、図7B及び図8を参照して説明する。
図7Bに示すように、荷重受け板205に対象物からの荷重が加わっていない状態では、一方のアンテナ基板5の表面に設けられたアンテナ導体11は、第1〜第3のアンテナ断片207a、207b、207cのいずれにも導通していなので、アンテナ導体11だけで一つのアンテナが構成される。このようなセンサアンテナ部203の状態を状態Aと呼ぶ。
図8は、第2実施形態に係る荷重センサ201を示す模式図である。図8に示すように、荷重センサ201の荷重受け板205に対象物からの荷重(図8中矢印で示す)が加わると、荷重受け板205が下降し始める。これに伴い、第1〜第3のアンテナ断片207a、207b、207cが下がり始める。
荷重が大きくなるにつれ荷重受け板205が下降し、図8Aに示すように、第1のアンテナ断片207aが接点211と接触する位置に達する。この状態において、一方のアンテナ基板5の表面に設けられたアンテナ導体11と第1のアンテナ断片207aで一つのアンテナが構成されるようになる。このようなセンサアンテナ部203の状態を状態Bと呼ぶ。
荷重がより大きくなると荷重受け板205がより下降するが、第1のアンテナ断片207aは一方のアンテナ基板5に係止されているので、それ以上は下降しない。第1の圧縮コイルばね209aは、荷重受け板205及び第1のアンテナ断片207aの間で撓められ、蓄勢される。
一方、第2のアンテナ断片207b及び第3のアンテナ断片207cは、荷重受け板205に伴って下降していく。そして、第2のアンテナ断片207bの一端部が第1のアンテナ断片207aの一端部と接触する。この状態において、一方のアンテナ基板5の表面に設けられたアンテナ導体11と第1のアンテナ断片207a及び第2のアンテナ断片207bで一つのアンテナが構成されるようになる。このようなセンサアンテナ部203の状態を状態Cと呼ぶ。
荷重がさらに大きくなると荷重受け板205がさらに下降するが、第2のアンテナ断片207bは、最も低い位置で静止している第1のアンテナ断片207aの一端部により係止されているので、それ以上は下降しない。第2の圧縮コイルばね209bは、荷重受け板205及び第2のアンテナ断片207bの間で撓められ、蓄勢される。
一方、第3のアンテナ断片207cは、荷重受け板205に伴って下降していく。そして、第3のアンテナ断片207cの一端部が第2のアンテナ断片207bの一端部と接触する。同時に、第3のアンテナ断片207cの他端部が突起接点213と接触する。この状態において、一方のアンテナ基板5の表面に設けられたアンテナ導体11と、第1〜第3のアンテナ断片207a、207b、207cと、他方のアンテナ基板7の表面に設けられたアンテナ導体13と、で一つのアンテナが構成されるようになる。このようなセンサアンテナ部203の状態を状態Dと呼ぶ。
荷重がこれ以上大きくなると荷重受け板205がいっそう下降するが、第3のアンテナ断片207cは、最も低い位置で静止している第2のアンテナ断片207bの一端部及び突起接点213により係止されているので、それ以上は下降しない。第3の圧縮コイルばね209cは、荷重受け板205及び第3のアンテナ断片207cの間で撓められ、蓄勢される。
荷重受け板205に加わっていた荷重が小さくなると、蓄勢された第1〜第3の圧縮コイルばね209a、209b、209cが徐々解放され、荷重受け板205を押し上げるので、荷重受け板205が上昇し始める。荷重受け板205が上昇していくと、まず第3のアンテナ断片207cが、第2のアンテナ断片207b及び突起接点213から離間し、センサアンテナ部203は状態Dから状態Cに戻る。
荷重受け板205がより上昇していくと、第2のアンテナ断片207bが、第1のアンテナ断片207aから離間し、センサアンテナ部203は状態Cから状態Bに戻る。
荷重受け板205がさらに上昇していくと、第1のアンテナ断片207aが、接点211から離間し、センサアンテナ部203は状態Bから状態Aに戻る。
上述のように、第2実施形態に係る荷重センサ201は、荷重受け板205が受ける対象物からの荷重により、センサアンテナ部203を構成するアンテナ導体11、第1〜第3のアンテナ断片207a、207b、207c、及び、アンテナ導体13が互いに接触又は離間することにより、センサアンテナ部203は上述の状態A、B、C、Dのような変形を生じる。これにより、センサアンテナ部203を一つのアンテナと見たとき、その長さが荷重に応じて変化し、反射波の共振周波数が変化する。
上述のような構成からなるセンサアンテナ部203の長さの変化に起因して反射波の共振周波数が変わることにより、リーダ装置65(図4参照)で受信される反射波のRSSIが変化する。図9は、第2実施形態に係る荷重センサ201からの反射波のRSSIと荷重との関係を示すグラフである。図9に示すように、上述のようにセンサアンテナ部203が荷重に応じて状態A、B、C、Dを変化させると、RSSIが段階的に変化する。したがって、このようなRSSIの段階的な変化を、荷重検出部73(図4参照)で検出し、状態A、B、C、Dを示す荷重情報を出力することができる。このような荷重検出を、ステップ荷重検出と呼ぶ。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3の実施の形態(以下、第3実施形態と記載する)に係る荷重センサについて、図10及び図11を参照して説明する。
第1実施形態に係る荷重センサ1(図1参照)では、荷重センサ1のセンサアンテナ部3からの反射波のRSSIが直線的に変化する場合を例に挙げて説明した。第3実施形態に係る荷重センサは、センサアンテナ部3の一部を導電性ゴム9で構成する点で同じであるが、センサアンテナ部3からの反射波のRSSIが段階的に変化する点で相違する。
図10は、第3実施形態に係る荷重センサの要部を示す模式図である。図10において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付与し、説明を省略する。図10には、第3実施形態に係る荷重センサ301の要部を示す。荷重センサ301は、導電性ゴム9の上方に、対象物からの荷重を受ける荷重受けブロック303が配設されている。
荷重受けブロック303の上面、すなわち荷重を受ける側の表面は、平坦になっている。一方、荷重受けブロック303の下面、導電性ゴム9側の表面が階段状になっており、高さが異なる第1〜第3の面部303a、303b、303cを設けている。ここで、高さが異なるとは、図10の紙面でみて上下方向の位置が違うことをいう。第1の面部303aが最も低く、第2の面部303bが2番目に低く、第3の面部303cが最も高い位置になる。
荷重受けブロック303は、図10の紙面で見て上下方向に移動可能に支持部材(不図示)に取り付けられている。支持部材は、例えば、第1実施形態のコースター21の外枠23(図2参照)である。
荷重受けブロック303の材質は、導電材料であっても絶縁材料であってもいずれであってもよい。
なお、第3実施形態では、荷重受けブロック303に第1〜第3の面部303a、303b、303cを設けたが、面の数は2つでもよいし、4以上であってもよい。
以上のような構成からなる荷重センサ301が対象物から荷重を受けた場合の動作について、図10を参照して説明する。
まず、図10Aは、荷重受けブロック303が荷重を受けていない状態を示す。この状態では、導電性ゴム9は変形していない。このようなセンサアンテナ部3(図1参照)の状態を状態Iと呼ぶ。
次に、図10Bに示すように、荷重センサ301の荷重受けブロック303に対象物からの荷重(図10B中矢印で示す)が加わると、荷重受けブロック303が下降し始める。
荷重が大きくなるにつれ荷重受けブロック303が下降し、図10Bに示すように、第1の面部303aが導電性ゴム9を押圧するようになる。このようなセンサアンテナ部3の状態を状態IIと呼ぶ。
荷重がより大きくなると荷重受けブロック303がより下降し、第1の面部303aが導電性ゴム9に埋没し、第1の面部303a及び第2の面部303bが導電性ゴム9を押圧するようになる。このようなセンサアンテナ部3の状態を状態IIIと呼ぶ。
荷重がさらに大きくなると荷重受けブロック303がさらに下降し、図10Cに示すように、第1の面部303a及び第2の面部303bが導電性ゴム9に埋没し、第1の面部303a、第2の面部303b及び第3の面部303cが導電性ゴム9を押圧するようになる。このようなセンサアンテナ部3の状態を状態IVと呼ぶ。
このように状態I、II、III、IVでは、荷重受けブロック303が導電性ゴム9を圧縮する圧力及び面積が異なる。これにより、荷重受けブロック303が受ける荷重が変化することにより、導電性ゴム9に含まれる導電性材料9bの粗密が段階的に変化する。この結果、センサアンテナ部3の全体で見たとき、センサアンテナ部3の共振周波数又は電波強度の少なくもいずれか一方が段階的に変化する。ひいては、リーダ装置65(図3参照)で測定されるセンサアンテナ部3からの反射波のRSSIが段階的に変化する。
図11は、第3実施形態に係る荷重センサ301からの反射波のRSSIと荷重との関係を示すグラフである。図11に示すように、上述のように荷重センサ301のセンサアンテナ部3(図1参照)が荷重に応じて状態I、II、III、IVを変化させると、RSSIが段階的に変化する。したがって、このようなRSSIの段階的な変化を、荷重検出部73(図4参照)で検出し、状態I、II、III、IVを示す荷重情報を出力することができる。このように、第3実施形態に係る荷重センサ301も、第2実施形態で説明したステップ荷重検出に使用することができる。
(応用例)
上記第1実施形態では、荷重センサ1、荷重検出システム61及び荷重検出処理装置67の応用例として、飲み物55のオーダ管理を例に挙げて説明したが、応用例はこれに限定されるものではない。例えば、倉庫、商品棚、冷蔵庫等での在庫管理、工場、病院等での道具、器具等の戻し忘れや置き忘れの検知のように、従来の荷重センサが用いられている応用例であれば、本発明の荷重センサ、荷重検出システム及び荷重検出処理装置を適用することができる。
なお、本明細書において説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
本明細書において説明した情報、パラメータなどは、絶対値によって表されてもよいし、所定の値からの相対値によって表されてもよいし、対応する別の情報によって表されてもよい。また、本明細書においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
本明細書において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって)行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)など)及び/又は無線技術(赤外線、マイクロ波など)を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
本明細書において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書において説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
以上、本開示に係る発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示に係る発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本開示に係る発明は、請求の範囲の記載に基づいて定まる発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とし、本開示に係る発明に対して何ら制限的な意味をもたらさない。
以上説明したように、構成が簡単で単価を安くでき、使い切りの用途にも適した荷重センサを提供できるという効果を有し、特に、様々な対象物の荷重検出システムに有用である。
1、201、301 荷重センサ
3、203 センサアンテナ部(アンテナ、センサ用アンテナ)
5、7、43 アンテナ基板
9 導電性ゴム(導電性弾性体)
11、13、45、207a、207b、207c アンテナ導体
15、47 ICチップ
21、21−1、21−2、21−3、21−4 コースター
23 外枠
25、27、29、31 スペーサ
33 載置台
41 リファレンスアンテナ部(参照用アンテナ)
51 対象物
53、53−1、53−2、53−3、53−4 グラス
55 飲み物
61 荷重検出システム
63 リーダ用アンテナ
65 リーダ装置
67 荷重検出処理装置
71 リーダ制御部
73 荷重検出部
75 記憶部
77 オーダ処理部
100 コンピュータ
101 制御部
102 記憶部
103 通信部
104 入力部
105 出力部
205 荷重受け板
207a、207b、207c アンテナ断片
209a、209b、209c 圧縮コイルばね
211 接点
213 突起接点
303 荷重受けブロック

Claims (12)

  1. 対象物から受ける荷重により可逆的に変形し、当該変形により外部から受信した電波に応じて送信される反射波の共振周波数又は電波強度の少なくもいずれか一方が変化するアンテナを備えることを特徴とする荷重センサ。
  2. 前記アンテナは、導電性を有する弾性体で少なくとも一部が構成され、前記弾性体が変形して前記共振周波数又は前記電波強度の少なくもいずれか一方が変化することを特徴とする請求項1に記載の荷重センサ。
  3. 前記アンテナは、その等価回路においてリアクタンス成分(R)、インダクタンス成分(L)及びキャパスタンス成分(C)の少なくともいずれか一つが変化したことにより、前記共振周波数又は前記電波強度の少なくもいずれか一方が変化することを特徴とする請求項2に記載の荷重センサ。
  4. 前記アンテナは複数の断片からなり、前記アンテナが前記複数の断片が互いに接触又は離間したことにより前記共振周波数が変化することを特徴とする請求項1に記載の荷重センサ。
  5. 対象物から受ける荷重により可逆的に変形し、当該変形により外部から受信した電波に応じて送信される反射波の共振周波数又は電波強度の少なくもいずれか一方が変化するセンサ用アンテナを備えた荷重センサと、
    前記電波を前記荷重センサへ送信し、且つ、前記荷重センサから送信された前記反射波を受信し、前記反射波の受信信号強度情報を出力するリーダ装置から出力された前記受信信号強度情報に基づいて前記対象物の荷重を検出する荷重検出処理装置と、
    を具備することを特徴とする荷重検出システム。
  6. 前記センサ用アンテナは、導電性を有する弾性体で少なくとも一部が構成され、前記弾性体が変形して前記反射波の前記共振周波数又は前記電波強度の少なくもいずれか一方が変化することを特徴とする請求項5に記載の荷重検出システム。
  7. 前記センサ用アンテナは、その等価回路においてリアクタンス成分(R)、インダクタンス成分(L)及びキャパスタンス成分(C)の少なくともいずれか一つが変化したことにより、前記反射波の前記共振周波数又は前記電波強度の少なくもいずれか一方が変化することを特徴とする請求項5に記載の荷重検出システム。
  8. 前記センサ用アンテナは複数の断片からなり、前記センサ用アンテナが前記複数の断片が互いに接触又は離間したことにより前記反射波の前記共振周波数が変化することを特徴とする請求項5に記載の荷重検出システム。
  9. 前記荷重センサは、前記荷重により変形せず、外部から受信した前記電波に応じて反射波を送信する参照用アンテナをさらに具備することを特徴とする請求項5から請求項8のいずれかに記載の荷重検出システム。
  10. 前記荷重センサを複数具備し、前記荷重センサの各々は、前記反射波を利用して、前記センサ用アンテナから当該センサ用アンテナに固有の第1の識別情報を送信するとともに、前記参照用アンテナから当該参照用アンテナに固有の第2の識別情報を送信し、
    前記リーダ装置は、前記荷重センサの各々から受信した前記反射波から前記第1の識別情報又は前記第2の識別情報を検出し、検出された前記第1の識別情報又は前記第2の識別情報と当該反射波の前記受信信号強度情報とを関連付けたデータ群を出力し、
    前記荷重検出処理装置は、前記荷重センサの各々に対応する前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報を互いに対応付けして予め記憶し、前記予め記憶された前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報に基づいて、前記データ群から同一の前記荷重センサの前記センサ用アンテナ及び前記参照用アンテナから送信された前記反射波の前記受信信号強度情報を特定し、
    特定された前記センサ用アンテナからの前記反射波の前記受信信号強度情報及び前記参照用アンテナからの前記反射波の前記受信信号強度情報との差分に基づいて、前記荷重を検出することを特徴とする請求項9に記載の荷重検出システム。
  11. リーダ装置に、対象物から受ける荷重により可逆的に変形し、当該変形により外部から受信した電波に応じて送信される反射波の共振周波数及び電波強度の少なくともいずれか一方が変化するセンサ用アンテナを備える荷重センサに対して、前記電波を送信させ、且つ、前記荷重センサから送信された前記反射波を受信させ、前記反射波の受信信号強度情報を出力させるリーダ制御部と、
    前記リーダ装置から出力された前記受信信号強度情報に基づいて前記荷重を検出する荷重検出部と、
    を具備することを特徴とする荷重検出処理装置。
  12. 前記荷重センサが、前記荷重により変形せず、外部から受信した前記電波に応じて反射波を送信する参照用アンテナをさらに備え、且つ、前記反射波を利用して、前記センサ用アンテナから当該センサ用アンテナに固有の第1の識別情報を送信するとともに、前記参照用アンテナから当該参照用アンテナに固有の第2の識別情報を送信し、
    前記リーダ制御部は、
    前記リーダ装置が、前記荷重センサの各々から受信した前記反射波から前記第1の識別情報又は前記第2の識別情報を検出し、検出された前記第1の識別情報又は前記第2の識別情報と当該反射波の前記受信信号強度情報とを関連付けたデータ群を取得し、
    前記荷重検出部は、
    予め対応付けられた、前記荷重センサの各々に対応する前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報に基づいて、前記データ群から同一の前記荷重センサの前記センサ用アンテナ及び前記参照用アンテナから送信された前記反射波の前記受信信号強度情報を特定し、
    特定された前記センサ用アンテナからの前記反射波の前記受信信号強度情報及び前記参照用アンテナからの前記反射波の前記受信信号強度情報との差分に基づいて、前記荷重を検出することを特徴とする請求項11に記載の荷重検出処理装置。
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