JP2001336910A - 無線式ひずみセンサ - Google Patents

無線式ひずみセンサ

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JP2001336910A
JP2001336910A JP2000161141A JP2000161141A JP2001336910A JP 2001336910 A JP2001336910 A JP 2001336910A JP 2000161141 A JP2000161141 A JP 2000161141A JP 2000161141 A JP2000161141 A JP 2000161141A JP 2001336910 A JP2001336910 A JP 2001336910A
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JP
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strain
closed curve
sheet
strain sensor
conductive material
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JP2000161141A
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English (en)
Inventor
Satoshi Sugiyama
聡 杉山
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動試供体への適用が容易、且つ、大きいひ
ずみまで検出することのできる無線式ひずみセンサを提
供する。 【解決手段】 非導電性のシート1の面上に導電性材料
で形成した閉曲線7を固定し、伸縮ひずみを測定する試
供体6の表面に前記シート1を貼り付け、試供体6の伸
縮ひずみに応じて前記閉曲線7で囲まれた領域の面積が
変化するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の表面に貼り
付けて、その物体の伸縮ひずみを検出するひずみセンサ
に係り、特に、可動試供体への適用が容易、且つ、大き
いひずみまで検出することのできる無線式ひずみセンサ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、以下に示すひずみセンサ
が知られている。
【0003】図3に示されるように、従来のひずみセン
サは、薄い非導電性シート1の上に屈曲させた抵抗線ま
たはフォトエッチング加工した抵抗箔(以下、抵抗線及
び抵抗箔を抵抗線2と総称する)を形成し、この抵抗線
2に引き出し線3を付けたものである(4はその接続
部)。このひずみセンサを測定対象物(以下、試供体と
いう)の表面に専用接着剤で接着して使用する。このひ
ずみセンサは、一般的には、ひずみゲージと呼ばれてい
る。
【0004】試供体にひずみが発生すると、ひずみゲー
ジのベース(非導電性シート1のこと)を経由して抵抗
線2にひずみが伝わる。抵抗線2のひずみに対応して発
生した抵抗変化と、試供体のひずみとの関係は、次式の
ようになる。
【0005】ε=ΔL/L=(ΔR/R)K ここで、ε;求める試供体のひずみ L;ひずみゲージの初めの長さ ΔL;ひずみを受けたときのひずみゲージの長さ変化量 R;ゲージ抵抗 ΔR;ひずみを受けたときの抵抗変化量 K;ゲージ率 ひずみゲージの抵抗変化は微小な値なので、引き出し線
3をひずみ測定器(図示せず)に接続してホイートスト
ンブリッジ回路を構成し、電圧に変換する。この電圧変
化から換算することにより試供体のひずみを測定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のひずみ
センサ(ひずみゲージ)には次のような問題がある。
【0007】(1)ひずみセンサは試供体に接着して使
用する。一方、引き出し線3は地上に設置されたひずみ
測定器に接続する。ストロークの大きな可動体や回転体
(以下、可動試供体と総称する)にひずみセンサを接着
して使用すると、可動試供体の運動により、ひずみセン
サや引き出し線3に悪影響がでる。このように従来のひ
ずみセンサは、可動試供体には適用することができな
い。
【0008】(2)大きなひずみがかかると抵抗線2が
断線(伸び切れ)してしまうため、抵抗線2に損傷が及
ばない程度の小さなひずみの測定には適用できても、抵
抗線2が耐えられないような大きなひずみの測定には適
用することができない。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、可動試供体への適用が容易、且つ、大きいひずみま
で検出することのできる無線式ひずみセンサを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、非導電性のシートの面上に導電性材料で形
成した閉曲線を固定し、伸縮ひずみを測定する試供体の
表面に前記シートを貼り付け、試供体の伸縮ひずみに応
じて前記閉曲線で囲まれた領域の面積が変化するように
したものである。
【0011】前記導電性材料で形成した閉曲線を前記シ
ートに接着して前記シートと一体化してもよい。
【0012】前記閉曲線を部分的に蛇行させてもよい。
【0013】前記導電性材料が金属線材であってもよ
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0015】図1に示されるように、本発明に係る無線
式ひずみセンサ(以下、単にひずみセンサという)5
は、非導電性のシート1の面上に、導電性材料で形成し
た閉曲線7を固定したものである。このシート状のひず
みセンサ5を試供体の表面に直接貼り付ける。試供体の
伸縮ひずみに応じてシート1が伸縮すると、閉曲線7で
囲まれた領域の面積が変化し、閉曲線7の電気的な共振
周波数が変化するので、その共振周波数から試供体の伸
縮ひずみを測定することができる。
【0016】シート1の材料には、導電性材料で形成し
た閉曲線7との電気的絶縁を図るために非導電性の材質
であって、しかも、加熱により導電性材料と接着しやす
い材質のもの、例えば、PVCが用いられている。
【0017】導電性材料で形成した閉曲線7の形状は、
全体的には外に向かって凸な形状であるが、部分的には
同一平面内で蛇行した形状である。図1に示したひずみ
センサでは、閉曲線7の形状は、全体的には円とし、部
分的には直線を交互に等間隔で折り返した折れ線として
ある。この閉曲線7は、電気的には閉ループアンテナコ
イルとなるものである。よって、導電性材料には導電率
の高い材質のものが使用されている。かつ、この閉曲線
7は、シート1の伸縮に随伴して拡縮するものであるた
め、導電性材料には、耐屈曲性に優れた材質のものが使
用されている。導電性材料として、例えば、銅線や金線
などの金属線材を用いるとよい。この金属線材からなる
閉曲線(以下、アンテナコイルという)7が1枚のシー
ト1上に配置され、さらにそのアンテナコイルの上に別
の1枚の非導電性のシート(図示せず)が被せてある。
【0018】図1のひずみセンサの製造手順は、まず、
1枚のシート1の表面に、描画装置等を用いて金属極細
線を蛇行したループ状に配置し、その金属極細線の端末
同士を接続してアンテナコイル7を形成する。金属極細
線の端末接続の方法は、加熱融着、圧接などの公知の金
属線接続方法でよい。次に、アンテナコイル7の上にも
う1枚のシートを被せ、熱融着等の方法によりラミネー
トする。このとき、シート1とアンテナコイル7とを完
全に接着一体化し、伸縮の際にシート1とアンテナコイ
ル7との間の相対的な滑りが起きないようにする。
【0019】次に、図1のひずみセンサ5の使用方法を
図2により説明する。
【0020】図2に示されるように、ひずみセンサ5を
試供体6の表面に従来同様の専用接着剤で接着する。こ
れにより、試供体6が伸縮ひずみを受けると、それに追
従してひずみセンサ5のシート1も同じ量の伸縮ひずみ
を受ける。シート1の伸縮ひずみに随伴してアンテナコ
イル7も拡大・縮小する。このときアンテナコイル7の
蛇行ピッチが変化する。従って、アンテナ線である金属
極細線自体には大きな歪みが加わることなく(よって、
断線することもなく)、アンテナコイル7が拡大・縮小
する。その結果として、アンテナコイル7で囲まれた領
域の面積が変化する。アンテナコイル7で囲まれた領域
の面積が変化すると、その領域を通過できる磁束の数が
変化するので、アンテナコイル7の共振周波数が変化す
る。
【0021】一方、ひずみセンサ5に対して電磁波を放
射する共振周波数測定器8を適宜な位置に設置してお
く。アンテナコイル7の共振周波数は、共振周波数測定
器8により非接触で測定することができる。そこで、こ
の共振周波数とひずみとの関係を予め求めておけば、測
定した共振周波数をひずみセンサ5が置かれている地点
のひずみに換算することができる。
【0022】以上、説明したように、図1のひずみセン
サ5は、シート1面上に閉曲線を固定し、そのシート1
を試供体の表面に貼り付けるようにしたので、試供体の
伸縮ひずみに応じて閉曲線7で囲まれた領域の面積が変
化してその閉曲線7の電気的な共振周波数が変化するの
で、無線により共振周波数を測定してひずみを求めるこ
とができる。そして、好適には、閉曲線7をシート1と
完全に一体化したので、シート1の伸縮に忠実に随伴し
て閉曲線7が拡縮することができる。また、閉曲線7を
部分的に蛇行させると共に、その閉曲線7の導電性材料
に耐屈曲性に優れた金属極細線を使用したので、閉曲線
7が拡大・縮小しても金属極細線自体には損傷がない。
【0023】なお、図1の実施形態では、閉曲線7を1
つだけ設けて1ターンのアンテナコイルを形成したが、
複数の閉曲線7により複数ターンのアンテナコイルを形
成してもよい。複数ターンのアンテナコイルをひずみセ
ンサ5に備えることにより、共振周波数の測定が容易に
なる。
【0024】また、閉曲線7の全体的形状は円とした
が、多角形などの任意形状とすることができる。
【0025】また、閉曲線7を同一平面内で蛇行させた
が、金属線からなるスパイラル材で閉曲線を形成しても
よい。スパイラル材は、金属線を弦巻バネのような螺旋
形状に巻いたものであり、閉曲線7が拡縮しても金属線
に及ぶ歪みは小さい。
【0026】また、図2の使用形態では、蛇行部分を閉
曲線7の全周にわたって設けたが、一軸方向のひずみ測
定に用いるひずみセンサであれば、その測定方向に平行
な辺(平行に近い円弧)にのみ蛇行部分を配置し、他の
辺(円弧)は蛇行させなくともよい。
【0027】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0028】(1)無線式であり、配線を必要としない
ので、ストローク運動や回転運動を行う可動試供体にも
適用することができる。
【0029】(2)シートのラミネート等によりアンテ
ナコイルを密閉した完全な密閉構造とすることができる
ため、耐候性に優れる。よって、風雨に曝される場所な
ど、従来技術では測定できなかった場所でひずみを測定
することができる。
【0030】(3)アンテナコイルが部分的に蛇行して
いるため、シートの伸縮に際して蛇行ピッチが変化する
だけで、導電性材料自体には大きなひずみがかからな
い。従って、従来技術で測定できた程度の小さいひずみ
の測定はもとより、従来よりも大きいひずみの測定にも
適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す無線式ひずみセンサ
の斜視図である。
【図2】図1のひずみセンサの使用方法を示す概念図で
ある。
【図3】従来のひずみセンサの平面図である。
【符号の説明】
1 シート 5 ひずみセンサ 6 試供体 7 閉曲線(アンテナコイル) 8 共振周波数測定器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非導電性のシートの面上に導電性材料で
    形成した閉曲線を固定し、伸縮ひずみを測定する試供体
    の表面に前記シートを貼り付け、試供体の伸縮ひずみに
    応じて前記閉曲線で囲まれた領域の面積が変化するよう
    にしたことを特徴とする無線式ひずみセンサ。
  2. 【請求項2】 前記導電性材料で形成した閉曲線を前記
    シートに接着して前記シートと一体化したことを特徴と
    する請求項1記載の無線式ひずみセンサ。
  3. 【請求項3】 前記閉曲線を部分的に蛇行させたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の無線式ひずみセンサ。
  4. 【請求項4】 前記導電性材料が金属線材であることを
    特徴とする請求項1〜3いずれか記載の無線式ひずみセ
    ンサ。
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