JP2019168081A - 軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転輪の温度を非接触で精度よく測定可能な軸受装置を提供する。【解決手段】軸受装置1は、外輪間座8と、熱伝導体18と、熱電素子20と、基板30とを備える。熱伝導体18は、外輪間座8の内周面に密接して設けられる。熱電素子20は、熱伝導体18の内輪側に対向する面に配置され、内輪4と外輪2との温度差を検出するとともにその温度差により発電する。基板30は、熱電素子20により発電される電力を受けて作動し、熱電素子20により検出される温度差と、温度センサ14により検出される外輪2の温度とから、内輪4の温度を推定する。【選択図】図1

Description

この発明は、軸受装置に関し、特に、軸受装置の温度推定技術に関する。
特開2008−2591号公報(特許文献1)は、転がり軸受の内部の温度を直接かつ精度よく測定可能な軸受装置を開示する。この軸受装置においては、外輪の内周面に温度センサが取付けられる。温度センサは、基板と、基板上に形成された抵抗パターンとによって構成される。抵抗パターンは、線幅が狭い白金製の一本の線から成り、温度によって基板が膨張又は収縮するのに応じて全長が変化するように構成される。抵抗パターンの全長が変化すると抵抗パターンの抵抗値が変化するので、抵抗パターンに電流を流すことで温度を検出することができる。温度センサからの配線は、外輪の内周面から端面を介して外部に引き出されている(特許文献1参照)。
特開2008−2591号公報
特許文献1に記載の軸受装置では、固定輪である外輪の内周面に取付けられた温度センサにより外輪の温度を検出しているが、回転輪である内輪の温度は測定していない。
近年、工作機械の主軸装置等においては、加工効率を向上させるために主軸の回転が高速化しており、主軸を支持する軸受からの発熱も高速化に伴なって増大してきている。軸受の温度上昇は、軸受の予圧の増加をもたらし、予圧の増加は、軸受の寿命低下や回転トルクの増大等の各種問題を招く。このため、以下のような理由から、回転輪(内輪)の温度も精度よく測定或いは推定することが望まれている。
軸受回転中の軸受内部の予圧は、内輪と外輪との径方向の膨張量差の影響を受ける。内輪及び外輪がそれぞれ回転輪及び固定輪の場合、回転輪は、外部から強制冷却可能な固定輪に比べて放熱されにくいため、回転輪の温度は、固定輪の温度よりも高くなる。その結果、回転輪の径方向の膨張量は、この温度差によるものに遠心力によるものがさらに加わって、固定輪の径方向の膨張量よりも大きくなる。これにより、軸受の回転中は、静止中に比べて軸受内部の予圧が増大し、このような予圧の増大は、軸受の寿命低下を招くとともに寿命予測精度の低下を招く。
したがって、回転輪の温度も精度よく測定し、軸受内部の状態を精度よく監視することが望まれている。回転輪の温度を精度よく測定することによって、予圧を推定して適切な値に調整したり、寿命の予測精度を高めたりすることが可能となる。
なお、回転輪に温度センサを取付けて回転輪の温度を直接検出することも考えられるが、センサの耐久性の確保や、回転輪とともに回転するセンサから検出値を非接触で取り出す手段を設ける必要があり、コスト増となる。
この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、回転輪の温度を非接触で精度よく測定可能な軸受装置を提供することである。
この発明によれば、軸受装置は、熱電素子と、演算部とを備える。熱電素子は、固定輪に対して固定され、固定輪と回転輪との温度差を検出するとともにその温度差により発電する。演算部は、熱電素子により発電される電力を受けて作動し、熱電素子により検出される温度差と固定輪の温度とから回転輪の温度を推定する。
好ましくは、固定輪及び回転輪は、それぞれ軸受の外輪及び内輪である。そして、熱電素子は、内輪側から吸熱して外輪側へ放熱するように配置される。
好ましくは、軸受装置は、外輪に隣接して設けられる外輪間座と、外輪間座の内周面に密接して設けられる熱伝導体とをさらに備える。熱電素子は、熱伝導体において内輪側と対向する面に配置される。
また、好ましくは、軸受装置は、外輪に隣接して設けられる外輪間座と、外輪間座の内周側に設けられる熱伝導体とをさらに備える。熱電素子は、熱伝導体と外輪間座との間に配置される。
好ましくは、熱伝導体は、演算部から外輪間座の周方向にずらした位置に配置される。
好ましくは、軸受装置は、熱電素子により発電される電力を受けて作動し、外輪の温度を検出する温度センサをさらに備える。温度センサは、外輪間座に配置される。
好ましくは、熱電素子は、ゼーベック効果により温度差に応じた電圧を発生する素子である。
好ましくは、軸受装置は、電源部をさらに備える。電源部は、熱電素子が発電した電力を受け、演算部の作動電圧に昇圧して演算部へ給電する。
好ましくは、軸受装置は、送信部をさらに備える。送信部は、演算部により推定された回転輪の温度を含む温度情報を、赤外線を用いて外部へ無線送信するように構成される。
好ましくは、軸受装置は、受信部をさらに備える。受信部は、赤外線を用いて送信部から送信された温度情報を受信するように構成される。受信部は、受信された温度情報を表示する表示部を含む。
この発明によれば、回転輪の温度を非接触で精度よく測定可能な軸受装置を提供することができる。
実施の形態1に従う軸受装置の回転軸に沿う断面図である。 図1に示される温度センサの配置箇所周辺の拡大図である。 図1中のIII−III線に沿った軸受装置の断面図である。 図1に示す熱電素子の開放電圧と温度差との関係を示した図である。 温度定常状態における熱電素子の開放電圧の推移を示した図である。 熱電素子が発電した電力によって充電される基板内の蓄電部の電圧変化を示した図である。 図1に示す基板の構成を示すブロック図である。 内輪の温度推定に関するマイコンの機能ブロック図である。 図1に示す受信部の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に従う軸受装置の回転軸に直交する断面図である。 図10中のXI−XI線に沿った軸受装置の断面図である。 図10中のXII−XII線に沿った軸受装置の断面図である。 実施の形態3に従う軸受装置の回転軸に直交する断面図である。 図13中のXIV−XIV線に沿った軸受装置の断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、同一又は対応する要素には同一の符号を付して、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
<軸受装置の構成>
図1から図3を用いて、本発明の実施の形態1に従う軸受装置の構成について説明する。図1は、実施の形態1に従う軸受装置1の回転軸に沿う断面図であり、図2は、図1に示される温度センサ14の配置箇所周辺の拡大図である。図3は、図1中のIII−III線に沿った軸受装置の断面図である。
図1を参照して、軸受装置1は、一対のアンギュラ玉軸受を備える(以下、各アンギュラ玉軸受を単に「軸受」とも称する。)。各軸受は、外輪2と、内輪4と、転動体6とを含んで構成される。外輪2及び内輪4は、それぞれ固定輪及び回転輪であり、転動体6は、外輪2と内輪4との間に複数設けられる。
軸受装置1は、外輪間座8と、内輪間座10と、軸受ハウジング12と、温度センサ14とをさらに備える。外輪間座8は、良伝熱性の金属製であり、2つの軸受の間において外輪2の端面に当接して配置される。内輪間座10も、良伝熱性の金属製であり、2つの軸受の間において内輪4の端面に当接して配置される。外輪2及び外輪間座8は、軸受ハウジング12の内周面に嵌合固定されている。内輪4及び内輪間座10は、軸受装置1が支持する回転体38の外周面に嵌合固定されている。軸受装置1の内部には、所定量の潤滑剤が封入されている。なお、潤滑剤には、グリースや潤滑油等が用いられるが、これらに限定されるものではない。
温度センサ14は、外輪間座8に設けられる。具体的には、温度センサ14は、外輪間座8の端面において外輪間座8に埋設されており、センサ検出面が外輪2に当接するように配置される。温度センサ14によって外輪2の温度を測定することができ、温度センサ14は、外輪2の温度に応じた電圧を発生して、外輪間座8及び熱伝導体18に形成される貫通孔に配設された電線16を通じて基板30へ出力する。
図2を参照して、外輪間座8の端面に段付きの孔40が形成されており、孔40の奥側から順に配置される圧縮コイルばね44、基板42、及び温度センサ14を封止するように、基板ストッパ46がねじで固定される。圧縮コイルばね44がその圧縮反発力によって基板42を押すことにより、温度センサ14の検出面が外輪2に当接する。これにより、温度センサ14によって外輪2の温度を精度よく検出することができる。温度センサ14には、たとえば、半導体温度センサが用いられる。
再び図1を参照して、軸受装置1は、熱伝導体18と、熱電素子20と、電線26と、ユニットハウジング28と、基板30とをさらに備える。熱伝導体18は、金属製であり、外輪間座8の内周面に密接して設けられる。熱伝導体18は、熱伝導率の高い材料から成り、たとえば、銅の鍛造品や、銅を主体とする焼結合金(銅合金)等によって構成される。
熱電素子20は、ゼーベック効果により素子両面の温度差に応じて電圧を発生(発電)する素子である。熱電素子20は、代表的には、ペルチェ素子であるが、スピンゼーベック素子を採用してもよい。熱電素子20は、熱伝導体18の内輪側(内輪4及び/又は内輪間座10)に対向する面に配置され、高温側(吸熱側)の面22が内輪側に対向し、低温側(放熱側)の面24が熱伝導体18に当接するように固定される。熱電素子20と熱伝導体18との間には、熱伝導率の高いシリコングリース等を塗布してもよい。
熱電素子20によって内輪4と外輪2との温度差を測定することができ、熱電素子20は、高温側の面22と低温側の面24との温度差に応じた電圧を発生して、電線26を通じて基板30へ出力する。熱伝導体18は、熱電素子20によって内輪4と外輪2との温度差を精度よく検出するために設けられる。すなわち、熱伝導体18が設けられることによって、熱電素子20の低温側の面24を外輪2の温度に近づけつつ、高温側の面22を内輪4に近接させることができる。なお、温度差の検出精度をさらに高めるために、熱電素子20と対向する内輪側の面を黒色としてもよい。これにより、内輪側からの熱放射率を高めることができ、熱電素子20の面22の温度を内輪4の温度に近づけることができる。
ユニットハウジング28は、熱伝導体18の内周側に設けられる。具体的には、図1とともに図3を参照して、熱伝導体18の内周面の一部に凹部が設けられ(熱電素子20に近い位置が好ましい。)、その凹部にユニットハウジング28が固定される。ユニットハウジング28は、たとえば樹脂製であり、その内部に基板30が配置される。
基板30は、電源部、蓄電部、制御部、信号送信部等を含む(いずれも図示せず)。再び図1を参照して、基板30には、温度センサ14からの電線16が接続されるとともに、熱電素子20からの電線26が接続される。基板30は、熱電素子20が発電した電力を受けるとともに、温度センサ14へ電力を供給する。
基板30は、熱電素子20の出力電圧に基づいて、内輪4と外輪2との温度差を推定する。また、基板30は、温度センサ14の出力電圧に基づいて、外輪2の温度を検出する。そして、基板30は、内輪4と外輪2との温度差の推定値と、外輪2の温度の検出値とから、内輪4の温度を推定する。基板30の構成については、後ほど詳しく説明する。
軸受装置1は、発光部32と、受光部34と、受信部36とをさらに備える。発光部32は、赤外線発光素子によって構成され、基板30によって発光状態が制御される。基板30は、内輪4の温度の推定値、内輪4と外輪2との温度差の推定値、外輪2の温度の検出値等を含む温度情報を、発光部32を用いた赤外線通信により受信部36へ送信する。
受光部34は、ユニットハウジング28、外輪間座8、及び軸受ハウジング12に形成される貫通孔35を通じて発光部32から受光可能であり、受光した赤外線信号を電気信号に変換して受信部36へ出力する。受信部36は、発光部32及び受光部34を通じて、基板30から送信された温度情報を受信する。そして、受信部36は、所定の各種演算を実行する。たとえば、受信部36は、軸受装置1の温度情報に基づいて軸受内部の予圧を推定したり、予圧の推定結果に基づいて軸受装置1の寿命を予測したりすることも可能である。
<回転輪(内輪4)の温度推定>
図4は、図1に示した熱電素子20の開放電圧V1と温度差ΔTとの関係を示した図である。温度差ΔTは、熱電素子20の高温側の面22と低温側の面24との温度差である。図4を参照して、温度差ΔTが大きいほど、開放電圧V1は高くなる。このような開放電圧V1と温度差ΔTとの関係を予め取得しておくことにより、熱電素子20の出力電圧に基づいて温度差ΔTを検出することができる。
そして、この実施の形態1では、熱伝導体18を設けることによって、熱電素子20の低温側の面24を外輪2の温度に近づけつつ、高温側の面22を内輪4に近接させているので、温度差ΔTは、内輪4と外輪2との温度差に相当する。なお、実際には、熱電素子20の高温側の面22と内輪4とにはギャップがあり、低温側の面24と外輪2との間には熱伝導体18及び外輪間座8が介在しているので、熱電素子20により検出される温度差に補正係数を乗じて内輪4と外輪2との温度差としてもよい。
図5は、温度定常状態における熱電素子20の開放電圧V1の推移を示した図である。図5を参照して、線k1は、温度差ΔTがΔT1であるときの開放電圧V1の推移を示す。線k2は、温度差ΔTがΔT2(ΔT2>ΔT1)であるときの開放電圧V1の推移を示す。線k3は、温度差ΔTがΔT3(ΔT3>ΔT2)であるときの開放電圧V1の推移を示す。
図4で示したように、温度差ΔTの大きさによって開放電圧V1の大きさは異なるけれども、いずれの温度差においても、開放電圧V1は、温度差ΔTの大きさに応じた一定レベルとなる。
図6は、熱電素子20が発電した電力によって充電される基板30内の蓄電部の電圧変化を示した図である。この図6では、温度定常状態において蓄電部を一旦放電させ、熱電素子20の発電電力により充電が開始されてからの蓄電部の電圧が示されている。図6において、横軸の時刻「0」は、上記の充電が開始される時刻である。
図6を参照して、線k4は、温度差ΔTがΔT1であるときの蓄電電圧の推移を示す。線k5は、温度差ΔTがΔT2(ΔT2>ΔT1)であるときの蓄電電圧の推移を示す。線k6は、温度差ΔTがΔT3(ΔT3>ΔT2)であるときの蓄電電圧の推移を示す。
図示されるように、温度差ΔTが大きいほど、蓄電部の電圧が所定の電圧Vthに達するまでの時間が短い。このような温度差ΔTと蓄電部の充電時間との関係を予め取得しておくことにより、蓄電部の充電時間に基づいて温度差ΔTを推定することも可能である。或いは、上記の関係を用いて、充電が開始されてから所定時間経過後の蓄電部の電圧に基づいて温度差ΔTを推定することも可能である。
図7は、図1に示した基板30の構成を示すブロック図である。図7を参照して、基板30は、コンバータ60と、マイコン62と、コンデンサ64と、送信回路66とを含む。
コンバータ60は、基板30の電源部を構成する。コンバータ60は、熱電素子20が発電した電力を受け、マイコン62等の作動電圧に昇圧して、マイコン62、コンデンサ64、及び温度センサ14へ給電する。なお、コンバータ60は、熱電素子20が発電した電力によって作動可能であるとともに、コンデンサ64の蓄電後はコンデンサ64から電力を受けて作動する。
マイコン62は、基板30の制御部を構成する。マイコン62は、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、各種信号を入出力するための入出力ポートとを含んで構成される(いずれも図示せず)。マイコン62は、コンバータ60及びコンデンサ64の少なくとも一方から電力を受けて作動する。
マイコン62は、熱電素子20の出力電圧V1を受け、温度センサ14の出力電圧V2を受ける。そして、マイコン62は、メモリに記憶されたプログラム及びマップ等を用いて、熱電素子20の出力電圧V1及び温度センサ14の出力電圧V2から内輪4の温度T3を推定する。
図8は、内輪4の温度推定に関するマイコン62の機能ブロック図である。図8を参照して、マイコン62は、電圧−温度(V−T)変換部70と、電圧−温度差(V−ΔT)変換部72と、内輪温度推定部74とを含む。V−T変換部70は、温度センサ14の出力電圧V2と外輪2の温度T2との関係を示すマップ或いは関係式を用いて、温度センサ14の出力電圧V2から外輪2の温度T2を算出する。温度センサ14の出力電圧V2と外輪2の温度T2との関係を示すマップ或いは関係式は、実験等により予め準備されてマイコン62のメモリに記憶されている。
V−ΔT変換部72は、熱電素子20の出力電圧V1と、内輪4及び外輪2間の温度差ΔT1との関係を示すマップ或いは関係式を用いて、熱電素子20の出力電圧V1から内輪4と外輪2との温度差ΔT1を算出する。熱電素子20の出力電圧V1と上記温度差ΔT1との関係を示すマップ或いは関係式は、実験等により予め準備されてマイコン62のメモリに記憶されている。
内輪温度推定部74は、V−T変換部70から外輪2の温度T2の算出値を受け、V−ΔT変換部72から内輪4と外輪2との温度差ΔT1の算出値を受ける。そして、内輪温度推定部74は、外輪2の温度T2に、内輪4と外輪2との温度差ΔT1を加算することによって、内輪4の温度T3を算出する。このように、この実施の形態1に従う軸受装置1では、固定輪である外輪2の温度を検出する温度センサ14と、内輪4と外輪2との温度差を検出する熱電素子20とを用いて、回転輪である内輪4の温度が推定される。
再び図7を参照して、コンデンサ64は、基板30の蓄電部を構成する。コンデンサ64は、コンバータ60によって所定電圧に昇圧された電力を蓄える。そして、コンデンサ64は、その蓄えられた電力を、コンバータ60、マイコン62、及び送信回路66へ供給する。なお、図示していないが、コンデンサ64に蓄えられた電力を温度センサ14へ供給してもよい。コンデンサ64は、たとえば、電気二重層コンデンサによって構成される。
送信回路66は、基板30の送信部を構成する。送信回路66は、コンバータ60及びコンデンサ64の少なくとも一方から電力を受けて作動する。そして、送信回路66は、マイコン62から温度情報(推定された内輪4の温度T3のほか、外輪2の温度T2や、内輪4と外輪2との温度差ΔT1等)を受け、その受けた温度情報を赤外線を用いて受信部36(図1)へ無線送信するように、発光部32の発光状態を制御する。なお、赤外線を用いた通信方法には、たとえば所定周期の搬送波を用いた公知の各種手法を用いることができる。
図9は、図1に示した受信部36の構成を示すブロック図である。図9を参照して、受信部36は、制御部80と、表示部82と、記憶部84とを含む。制御部80は、CPUと、メモリと、各種信号を入出力するための入出力ポートとを含んで構成される(いずれも図示せず)。
制御部80は、基板30から送信された温度情報を、受光部34を通じて受信し、記憶部84へ出力する。制御部80は、受光部34が信号を受光していない場合には、スリープ状態(消費電力抑制モード)となっており、受光部34が信号を受光すると、スリープ状態から起動して、受信した温度情報を記憶部84へ出力する。そして、受信した温度情報の記憶部84への出力が終了した後、受光部34が所定時間信号を受光しない状態が継続すると、制御部80は、再度スリープ状態となる。なお、受光部34は、常時受信可能状態で待機している。
制御部80は、受信した温度情報を用いて各種処理を実行することができる。たとえば、ユーザ(軸受装置1を扱う作業者)が内輪4や外輪2の温度履歴を確認したい場合に、制御部80は、ユーザからの要求に応じて起動するとともに表示部82を起動し、記憶部84から温度情報を読み出して上記温度履歴を表示部82に表示させることができる。
或いは、制御部80は、内輪4及び外輪2の温度に基づいて予圧を推定し、予圧調整機構が設けられる場合には予圧を適切な値に調整したり、軸受装置1の寿命予測を行なっている場合には予圧の増大量に応じて寿命予測値を修正したりすることができる。
なお、ユーザからの要求は、たとえば、図示されない確認用ボタンを設け、ユーザが当該ボタンを操作することによって行なうことができる。
表示部82は、たとえば液晶モニタによって構成され、制御部80によって表示状態が制御される。表示部82は、ユーザの要求に従って、記憶部84から読み出された温度情報の履歴を表示したり、制御部80において算出される各種演算値(たとえば、予圧推定値や軸受装置1の寿命予測値等)を表示することも可能である。なお、表示部82も、所定時間表示を行なった後、スリープ状態となるようにしてもよい。
なお、表示部82を設けることなく、無線LAN(Wi−Fi(登録商標))やBluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等の無線通信により遠隔のPC等へデータを転送し、PC等の表示部において温度情報を表示するようにしてもよい。或いは、受信部36にRFIDタグを内蔵し、軸受装置1の外部から温度情報を読み取り可能としてもよい。
なお、受信部36への給電方法については、電線を通じて給電するようにしてもよいし、電線の配線が困難である場合には、コイン型電池(或いはボタン型電池)ホルダを設けて、電池から給電するようにしてもよい。コイン型電池(或いはボタン型電池)にはリチウム電池が好ましいが、コイン型電池に代えて再充電可能なニッケル水素乾電池を用いてもよい。
なお、受信部36は、軸受装置1が用いられる装置(たとえば工作機械の主軸装置等)による機械加工時に使用されるクーラント等の侵入を防止するために、適宜防水構造とすることができる。防水構造には、パッキンや、Oリング、コーキング、樹脂モールド等を採用することができる。
以上のように、この実施の形態1においては、熱電素子20の検出値を用いて内輪4と外輪2との温度差が推定され、温度センサ14によって外輪2の温度が検出される。そして、上記温度差と外輪2の温度とから内輪4の温度が推定される。したがって、この実施の形態1によれば、回転輪である内輪4の温度を非接触で精度よく測定することができる。
また、この実施の形態1では、基板30及び温度センサ14は、熱電素子20が発電した電力を用いて作動する。したがって、この実施の形態1によれば、軸受装置1の外部から電力を供給することなく内輪4の温度測定を行なうことができる。
また、この実施の形態1では、熱伝導体18が設けられることによって、熱電素子20の低温側の面24を外輪2の温度に近づけつつ、高温側の面22を内輪4に近接させることができる。したがって、この実施の形態1によれば、熱電素子20によって、内輪4と外輪2との温度差を精度よく測定することができる。
また、この実施の形態1によれば、温度センサ14は、外輪2に隣接する外輪間座8に設けられるので、外輪2の構成に変更を加えることなく、温度センサ14により外輪2の温度を精度よく検出することができる。
また、この実施の形態1によれば、赤外線を用いて、軸受装置1の内部において取得された温度情報を外部の受信部36へワイヤレスで取り出すことができる。そして、受信部36において、取り出された温度情報を適宜表示することができる。
[実施の形態2]
この実施の形態2に従う軸受装置1Aは、実施の形態1の軸受装置1と熱伝導体及びユニットハウジングの構造が異なる。
図10から図12を用いて、実施の形態2に従う軸受装置1Aの構成について説明する。図10は、実施の形態2に従う軸受装置1Aの回転軸に直交する断面図である。図11は、図10中のXI−XI線に沿った軸受装置1Aの断面図であり、図12は、図10中のXII−XII線に沿った軸受装置1Aの断面図である。
図10から図12を参照して、軸受装置1Aは、図1から図3に示した軸受装置1に対して、ユニットハウジング28及び熱伝導体18に代えてそれぞれユニットハウジング50及び熱伝導体52を備え、圧縮コイルばね54をさらに備える。
ユニットハウジング50は、たとえば樹脂製であり、外輪間座8の内周面に固定される。熱伝導体52は、ユニットハウジング50の一部に設けられ、外輪間座8の内周面に当接するように配置される。具体的には、基板30がユニットハウジング50の内部に設けられ、熱伝導体52は、基板30から外輪間座8の周方向にずらした位置に配置される(図10)。熱伝導体52は、基板30に対して回転軸方向に沿う方向に配置することも可能であるけれども、その場合は、熱伝導体52の配置スペースを確保するために、外輪間座8(及び内輪間座10)を回転軸方向に拡張する必要がある。この実施の形態2では、熱伝導体52と基板30とは、外輪間座8の周方向に沿って配置されるので、外輪間座8(及び内輪間座10)を回転軸方向に拡張する必要はない。
圧縮コイルばね54は、その圧縮反発力によって熱伝導体52を外輪間座8へ押し付ける。これにより、熱伝導体52は、外輪間座8の内周面に当接する。そして、熱伝導体52の外輪間座8との接触面と反対側の面に、熱電素子20が配置される(図10,図12)。
なお、上記において説明されていない部位については、実施の形態1の軸受装置1と基本的に同じである。
この実施の形態2によっても、回転輪である内輪4の温度を非接触で精度よく測定することができる。そして、この実施の形態2の構成によっても、熱伝導体52によって、熱電素子20の低温側の面24を外輪2の温度に近づけつつ、高温側の面22を内輪4に近接させることができる。したがって、この実施の形態2によっても、熱電素子20によって、内輪4と外輪2との温度差を精度よく測定することができる。
そして、この実施の形態2によれば、熱伝導体52は、基板30から外輪間座8の周方向にずらした位置に配置されるので、熱伝導体52の配置スペースを確保するために外輪間座8(及び内輪間座10)を回転軸方向に拡張する必要はない。
[実施の形態3]
この実施の形態3に従う軸受装置1Bは、実施の形態2の軸受装置1Aと熱電素子20の配置が異なる。
図13及び図14を用いて、実施の形態3に従う軸受装置1Bの構成について説明する。図13は、実施の形態3に従う軸受装置1Bの回転軸に直交する断面図である。図14は、図13中のXIV−XIV線に沿った軸受装置1Bの断面図である。なお、図13中のXI−XI線に沿った軸受装置1Bの断面図は、図11に示した断面図と同じであるので、説明を繰り返さない。
図13及び図14を参照して、この軸受装置1Bでは、熱伝導体52と外輪間座8との間に熱電素子20が配置される。圧縮コイルばね54がその圧縮反発力によって熱伝導体52を外輪間座8へ押し付けることにより、熱電素子20の高温側(吸熱側)の面22が熱伝導体52に当接し、低温側(放熱側)の面24が外輪間座8に当接する。熱伝導体52は、内輪4の熱を十分に吸熱できるように、内輪4に近接する位置まで延びるように形成されている(図14)。
この実施の形態3では、熱伝導体52を通じて、内輪側の熱が熱電素子20の高温側の面22へ伝わる。熱電素子20の低温側の面24は、外輪間座8の内周面に当接している。これにより、熱電素子20は、内輪4と外輪2との温度差に応じた電圧を発生する。なお、この実施の形態3においても、温度差の検出精度をさらに高めるために、熱伝導体52と対向する内輪側の面を黒色としてもよい。
なお、この実施の形態3においても、熱伝導体52は、基板30から外輪間座8の周方向にずらした位置に配置されるので(図13)、外輪間座8(及び内輪間座10)を回転軸方向に拡張する必要はない。
以上のように、この実施の形態3によっても、実施の形態2と同様の効果が得られる。
なお、上記の各実施の形態では、外輪2の温度を検出する温度センサ14が設けられるものとしたが、温度センサ14を設けることなく外輪2の温度を推定してもよい。たとえば、軸受装置1,1A,1Bが設置される環境の温度から外輪2の温度を推定するようにしてもよいし、軸受装置1,1A,1Bが使用される環境が予め決まっている場合には、外輪2の温度を予め測定した所定温度としてもよい。
また、上記の各実施の形態では、軸受装置1,1A,1Bは、一対のアンギュラ玉軸受を備えるものとしたが、アンギュラ玉軸受に代えて、深溝玉軸受や円筒ころ軸受等によって軸受装置を構成してもよい。また、工作機用スピンドル等に用いられ得る、圧縮空気と潤滑油とを混合させて転がり面の潤滑を行なうアンギュラ玉軸受等によって軸受装置を構成してもよい。
また、上記の各実施の形態では、熱電素子20は、軸受装置に1つ設けられるものとしたが、このような熱電素子を複数設けてもよい。同様に、温度センサ14も、複数設けてもよい。
また、上記では、特に説明されていないが、軸受ハウジング12を冷却油等によって強制冷却してもよい。これにより、軸受ハウジング12を通じて外輪2が冷却されるので、内輪4と外輪2との温度差を大きくすることができる。その結果、熱電素子20の発電量を大きくすることができ、基板30をより安定的に作動させることができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B 軸受装置、2 外輪、4 内輪、6 転動体、8 外輪間座、10 内輪間座、12 軸受ハウジング、14 温度センサ、16,26 電線、18,52 熱伝導体、20 熱電素子、28,50 ユニットハウジング、30,42 基板、32 発光部、34 受光部、35 貫通孔、36 受信部、38 回転体、44,54 圧縮コイルばね、46 基板ストッパ、60 コンバータ、62 マイコン、64 コンデンサ、66 送信回路、70 V−T変換部、72 V−ΔT変換部、74 内輪温度推定部、80 制御部、82 表示部、84 記憶部。

Claims (10)

  1. 固定輪に対して固定され、前記固定輪と回転輪との温度差を検出するとともに前記温度差により発電する熱電素子と、
    前記熱電素子により発電される電力を受けて作動し、前記熱電素子により検出される前記温度差と前記固定輪の温度とから前記回転輪の温度を推定する演算部とを備える軸受装置。
  2. 前記固定輪及び前記回転輪は、それぞれ軸受の外輪及び内輪であり、
    前記熱電素子は、内輪側から吸熱して外輪側へ放熱するように配置される、請求項1に記載の軸受装置。
  3. 前記外輪に隣接して設けられる外輪間座と、
    前記外輪間座の内周面に密接して設けられる熱伝導体とをさらに備え、
    前記熱電素子は、前記熱伝導体において前記内輪側と対向する面に配置される、請求項2に記載の軸受装置。
  4. 前記外輪に隣接して設けられる外輪間座と、
    前記外輪間座の内周側に設けられる熱伝導体とをさらに備え、
    前記熱電素子は、前記熱伝導体と前記外輪間座との間に配置される、請求項2に記載の軸受装置。
  5. 前記熱伝導体は、前記演算部から前記外輪間座の周方向にずらした位置に配置される、請求項3又は請求項4に記載の軸受装置。
  6. 前記熱電素子により発電される電力を受けて作動し、前記外輪の温度を検出する温度センサをさらに備え、
    前記温度センサは、前記外輪間座に配置される、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の軸受装置。
  7. 前記熱電素子は、ゼーベック効果により前記温度差に応じた電圧を発生する素子である、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の軸受装置。
  8. 前記熱電素子が発電した電力を受け、前記演算部の作動電圧に昇圧して前記演算部へ給電する電源部をさらに備える、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の軸受装置。
  9. 前記演算部により推定された前記回転輪の温度を含む温度情報を、赤外線を用いて外部へ無線送信するように構成された送信部をさらに備える、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の軸受装置。
  10. 赤外線を用いて前記送信部から送信された前記温度情報を受信するように構成された受信部をさらに備え、
    前記受信部は、受信された前記温度情報を表示する表示部を含む、請求項9に記載の軸受装置。
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