JP2019167887A - 吸気冷却装置および吸気冷却方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガスタービンの吸気空気に水を噴霧して効率的に冷却することができる吸気冷却装置を提供する。【解決手段】ガスタービンの吸気側に設置され、内部に噴霧ノズル7が設けられた吸気ダクト2を有する吸気冷却装置1であって、吸気ダクト2は、フィルタ4が設置された吸気口3を有するとともに、フィルタ4よりも下流側にサイレンサ6が設置されており、噴霧ノズル7はフィルタ4よりも下流側かつサイレンサ6よりも上流側に設けられ、噴霧ノズル7の設置位置における吸気ダクト2の断面積が、吸気口3のフィルタ設置部5の断面積の75%以下である。【選択図】図1
Description
本発明は吸気冷却装置と吸気冷却方法に関するものであり、詳細には、ガスタービン発電所の吸気側に設置される、噴霧ノズルによる吸気冷却装置と吸気冷却方法に関するものである。
ガスタービンでは、大気中から燃焼用空気を取り込んで圧縮機で圧縮し、燃焼器で燃焼させることにより、タービンを回転させて発電させる。この際、圧縮機に供給される空気の温度が高くなると、空気の密度が低下して、タービンの出力が低下する。特に大気温度が高い夏季には、このようなタービンの出力低下が起こりやすくなる。そこで、ガスタービンに供給される空気を冷却する方法として、ガスタービンの吸気空気に水を噴霧して冷却する方法が知られている。例えば、特許文献1には、ガスタービンの吸気側に設置される吸気ダクトの入口(吸気口)にノズルを設置して水を噴霧する吸気冷却装置が開示され、特許文献2には、ガスタービンの吸気ダクト内に吸気旋回手段を設け、その下流側にノズルを設置して水を噴霧する吸気冷却装置が開示され、特許文献3には、ガスタービンの吸気ダクト内に設置したサイレンサの上流側にノズルを設置して水を噴霧する吸気冷却装置が開示されている。
ガスタービンの吸気空気に水を噴霧して冷却する場合、噴霧した水ができるだけ速やかに蒸発することが好ましく、これにより効率的な冷却が実現できる。本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガスタービンの吸気空気に水を噴霧して効率的に冷却することができる吸気冷却装置および吸気冷却方法を提供することにある。
上記課題を解決することができた本発明の吸気冷却装置とは、ガスタービンの吸気側に設置され、内部に噴霧ノズルが設けられた吸気ダクトを有する吸気冷却装置であって、吸気ダクトは、フィルタが設置された吸気口を有するとともに、フィルタよりも下流側にサイレンサが設置されており、噴霧ノズルは、フィルタよりも下流側かつサイレンサよりも上流側に設けられ、噴霧ノズルの設置位置における吸気ダクトの断面積が、吸気口のフィルタ設置部の断面積の75%以下であるところに特徴を有する。
本発明の吸気冷却装置によれば、吸気口のフィルタ設置部は断面積が広く形成されているため、そこを通過する空気の流速は遅く、フィルタでの圧損を低減して、吸気ダクトへの取り込み空気量を増加させることができる。一方、フィルタよりも下流側では、吸気ダクトの断面積を低減させ、断面積の狭くなった部分に噴霧ノズルを設置しているため、より速い流速で空気が流れる箇所で水を噴霧することができ、このような箇所で水を噴霧することにより、水が微細化されて、速やかな水の蒸発が実現できる。そのため、本発明の吸気冷却装置によれば、吸気ダクトを流れる空気の効率的な冷却が実現できる。
噴霧ノズルは、水の微細化が効果的に促進されるようにする点から、流速が8m/s以上となる位置に設置されていることが好ましい。また、噴霧ノズルは、平均粒子径が30μm以下の水滴を噴霧するノズルであることが好ましい。このようなノズルを用いれば、噴霧した水が速やかに蒸発しやすくなる。
噴霧ノズルは一流体ノズルであることが好ましく、これにより、吸気ダクト内でのノズル設置位置での圧力損失を低く抑えることができ、またノズル設置に係るコストを安価に抑えることができる。
噴霧ノズルは、サイレンサよりも上流側に3m以上の位置に設置されていることが好ましい。このような位置に噴霧ノズルを設置することにより、噴霧した水が吸気ダクト内で蒸発するのに十分な時間を確保しやすくなる。そのため、サイレンサに至るまでに一定以上の粒子径の水滴を減らすことができる。また同様の観点から、噴霧ノズルは、フィルタからの距離が、フィルタとサイレンサの間の距離の1/2以下の位置に設置されていることが好ましい。
吸気ダクトには、サイレンサよりも下流側にさらに第2の噴霧ノズルが設けられていてもよい。このように第2の噴霧ノズルを設けて水を噴霧することにより、サイレンサでの水の凝縮を抑制しつつ、ガスタービンの燃焼器に導入する空気の高密度化を図ることができる。
フィルタよりも下流側かつサイレンサよりも上流側に設けられた噴霧ノズルを第1の噴霧ノズルとしたとき、第2の噴霧ノズルの設置位置における吸気ダクトの断面積は、第1の噴霧ノズルの設置位置における吸気ダクトの断面積よりも小さいことが好ましい。これにより第2の噴霧ノズルから噴霧した水のさらなる微細化を実現できる。
本発明はまた、ガスタービンの吸気冷却方法も提供する。本発明の吸気冷却方法は、ガスタービンの吸気側に設置された吸気ダクト内を流通する空気に水を噴霧して冷却する吸気冷却方法であって、吸気ダクトは、フィルタが設置された吸気口を有するとともに、フィルタよりも下流側にサイレンサが設置されており、フィルタよりも下流側かつサイレンサよりも上流側に設けられたノズルから水が噴霧され、ノズルの設置位置における吸気ダクトの断面積が吸気口のフィルタ設置部の断面積の75%以下であるものである。
本発明の吸気冷却装置および吸気冷却方法によれば、吸気ダクトの断面積が狭くなった部分に噴霧ノズルを設置しているため、より速い流速で空気が流れる箇所で水が噴霧される。そのため、噴霧された水が微細化されて蒸発が促進され、吸気ダクトを流れる空気の効率的な冷却が実現できる。
本発明は、ガスタービンの燃焼用空気の吸気側に設置され、当該燃焼用空気を冷却するための吸気冷却装置に関するものである。本発明の吸気冷却装置は、ガスタービンの吸気ダクト内に噴霧ノズルが設けられたものであり、この噴霧ノズルから水を噴霧することによって、水の蒸発潜熱により吸気空気が冷却され、空気密度が高められる。このように冷却された空気をガスタービンに供給し、燃焼器内で燃焼することにより、ガスタービンの出力を向上させることができる。
水の噴霧によって吸気空気を冷却する場合、噴霧した水が速やかに蒸発することが好ましく、また噴霧した水の凝縮量ができるだけ少なくなることが好ましい。これにより、効率的な空気の冷却が実現できるとともに、水使用量も削減することができる。吸気ダクトで水を噴霧する場合には、ダクト内でのスケールの発生や機器の腐食・損傷等を防ぐために純水等の高純度の水を使用することが一般的であることから、水使用量の削減によって、用役費の削減効果も期待できる。本発明は、吸気ダクト内で水を噴霧することによって吸気空気を冷却する際に、噴霧した水の効率的な蒸発を実現するものである。以下、本発明の吸気冷却装置について図面を参照して説明するが、本発明は図面に示した実施態様に限定されるものではない。
図1には、本発明の吸気冷却装置の構成例を示した。吸気冷却装置1は、ガスタービンの吸気側に設置された吸気ダクト2を有する。吸気ダクト2は、内部を通過する空気の流れ方向に対して上流側と下流側が定められる。吸気ダクト2は、上流側にダクト内に空気を取り込む吸気口3が設けられ、吸気ダクト2の下流側はガスタービン入口10に接続し、吸気ダクト2を通過した空気がガスタービンの圧縮機に導入される。
吸気口3にはフィルタ4が設置されている。吸気口3から取り込まれた空気はフィルタ4を通過することによって細かい異物が取り除かれ、これによりガスタービンの損傷が防止される。吸気口3は、1つのみ設けられていてもよく、2つ以上設けられていてもよい。吸気口3が複数設けられる場合、各吸気口にフィルタが設けられる。吸気口3は、多方向から空気を取り込むように設けられてもよい。なお、吸気ダクト2において、吸気口3は、フィルタ4を含んでそれより上流側の部分に相当する。
吸気ダクト2には、フィルタ4よりも下流側にサイレンサ6が設置されている。サイレンサ6によって、ガスタービンから発生し吸気ダクト2を通って外部に洩れる音が低減される。サイレンサ6は、例えば、吸音板、または吸音材を貼った仕切板でダクト2の内部を区切ることにより形成することができ、ダクト2の延在方向に対する垂直断面で見て、ダクト2を所定の一方向に分割したスプリッター型サイレンサや、ダクト2を縦横に分割したセル型サイレンサなどを用いることができる。図1では、吸気ダクト2は、フィルタ4の下流側かつサイレンサ6の上流側で略水平方向に延び、サイレンサ6の下流側かつガスタービン入口10の上流側で略鉛直下方に延びるように形成されている。
吸気ダクト2の内部には噴霧ノズル7が設けられている。噴霧ノズル7から水を噴霧することによって、吸気ダクト2を通る空気が冷却される。このようにダクト2内を流れる空気に水を噴霧して冷却する場合、冷却効率を高めるためには、噴霧した水ができるだけ小粒径となることが好ましく、これにより速やかな水の蒸発が実現できる。また、ダクト2内で水が蒸発するのに十分な時間が確保されるように、噴霧ノズル7を適切な位置に設置することが重要となる。
そこで本発明では、フィルタ4よりも下流側かつサイレンサ6よりも上流側であって、吸気ダクト2の断面積が狭くなった部分、具体的には、吸気ダクト2の断面積が、吸気口3のフィルタ4が設置された箇所(フィルタ設置部5)の断面積の75%以下となる部分に、噴霧ノズル7を設置している。本発明者らがダクト内で水を噴霧することにより効率的に冷却する方法を検討したところ、より速い流速で空気が流れる箇所で水を噴霧することにより、噴霧した水が微細化することが明らかになった。ガスタービンでは、ガスタービンの仕様や運転条件によって吸気空気量がある程度決まるため、吸気ダクト内の流速を高めるためには、吸気ダクトの断面積を狭くすることが有効となる。そのため本発明では、吸気ダクト2において、吸気口3のフィルタ設置部5よりも断面積を狭めた部分に噴霧ノズル7を設置することにより、ノズル7から噴霧した水を微細化でき、速やかな水の蒸発が実現できる。また、フィルタ4とサイレンサ6の間に噴霧ノズル7を設置することにより、噴霧した水が吸気ダクト2内で蒸発するのに十分な時間を確保しやすくなる。さらに、吸気口3のフィルタ設置部5は断面積が広くなっているため、そこを通過する空気の流速が遅くなってフィルタ4での圧損を減らすことができ、吸気ダクト2への取り込み空気量を増やすことが容易になる。
ガス流速とノズルから噴霧した水の粒子径との関係について、本発明者らが調べた結果を表1に示す。表1には、ダクト内に設置したノズルから水を噴霧したときの、ダクト内のガス流速と噴霧した水の平均粒子径(ザウター平均粒子径)との関係を示した。ノズルは、旋回型ノズル(株式会社いけうち製「涼霧ノズルII(063)」)または衝突型ノズル(株式会社いけうち製「PINJet」)の2種類の一流体ノズルを用いた。各ノズルにおいて、噴霧条件はガス流速以外は全て同じであり、旋回型ノズルを用いた場合は、噴霧圧力6.0MPa、噴霧量5.2L/hrで噴霧し、衝突型ノズルを用いた場合は、噴霧圧力12.8MPa、噴霧量11L/hrで噴霧した。水の平均粒子径は位相ドップラー法に基づき測定し、具体的には、Artium Technologies社製の位相ドップラー粒子分析計PPI−200mDを用い、ノズルの先端から30cm先の地点での水の平均粒子径を測定した。
表1に示した結果から分かるように、ダクト内のガス流速が速くなるほど、ノズルから噴霧した水の平均粒子径が小さくなることが分かる。基準としているガス流速2m/sは、フィルタ設置部における一般的なガス流速である。例えば、ガス流速8m/sのときの平均粒子径はガス流速2m/sのときの平均粒子径の88%〜90%となっているが、体積換算では、ガス流速8m/sのときの水粒子1つの体積は、ガス流速2m/sのときの水粒子1つの体積の68%〜74%まで低減する。水粒子の総表面積を比較すると、ガス流速8m/sのときの総表面積はガス流速2m/sのときの総表面積に対して10%〜14%増える計算となる。このように、吸気ダクト内のガス流速を高めることにより、ノズルから噴霧した水が微細化されるとともに水粒子の総表面積が増え、速やかな水の蒸発が実現できる。
上記に説明したように、本発明では、吸気ダクト2内の噴霧ノズル7を、吸気口3のフィルタ設置部5の断面積の75%以下となる部分に設置しているが、噴霧した水をより微細化する観点から、噴霧ノズル7は、フィルタ設置部5の断面積の65%以下となる部分に設置することが好ましく、55%以下がさらに好ましく、45%以下がさらにより好ましい。一方、吸気ダクト2の噴霧ノズル7の設置位置の断面積の下限は特に限定されないが、ノズル7から噴霧した水の吸気ダクト2内での蒸発時間が十分に確保され、かつ吸気ダクト2の長さが過剰に長くならないことが好ましいことから、噴霧ノズル7の設置位置は、フィルタ設置部5の断面積の25%以上となる部分が好ましく、30%以上がより好ましく、35%以上がさらに好ましい。なお、吸気口3のフィルタ設置部5の断面積は、吸気口3においてフィルタ4が設置された箇所(区間)の断面積を意味し、基本的には、吸気口3から取り込まれる空気の流れに対して垂直方向の断面積となる。フィルタ設置部5が複数存在する場合は、各断面積の総和を、吸気口3のフィルタ設置部5の断面積とする。吸気ダクト2の断面積は、吸気ダクト2の延在方向に対する垂直断面積を意味する。
吸気ダクト2は、噴霧ノズル7が設置された位置からサイレンサ6が設置された位置に至る範囲の全体が、上記の断面積で形成されていることが好ましい。すなわち、噴霧ノズル7の設置位置からサイレンサ6の設置位置に至る吸気ダクト2の断面積の全体が、吸気口3のフィルタ設置部5の断面積の75%以下となることが好ましく、65%以下がより好ましく、55%以下がさらに好ましく、45%以下がさらにより好ましく、また25%以上が好ましく、30%以上がより好ましく、35%以上がさらに好ましい。また、吸気ダクト2の断面積は、噴霧ノズル7の設置位置からサイレンサ6の設置位置まで大きく変化しないように形成されていることが好ましく、当該範囲における吸気ダクト2の断面積の最小値と最大値の比が1.3以下であることが好ましく、1.2以下がより好ましく、1.1以下がさらに好ましい。なお、前記範囲における吸気ダクト2の断面積が一定の場合は、その最小値と最大値の比は1.0となる。
吸気ダクト2は、噴霧ノズル7の設置位置からサイレンサ6の設置位置(サイレンサ6に至る直前の位置)まで直線状に延びるように形成されていることが好ましい。このように吸気ダクト2が形成されていれば、ノズル7から噴霧した水がサイレンサ6に至るまでに凝縮しにくくなる。
噴霧ノズル7は、吸気ダクト2内の流速が8m/s以上となる位置に設置されていることが好ましい。このようなガス流速となる箇所で水を噴霧することによって、噴霧した水の微細化が効果的に促進される。なお、水を噴霧した後にガス流速を高めても水の微細化への寄与は小さく、あくまで水を噴霧する箇所のガス流速が重要となる。噴霧ノズル7を設置する位置のガス流速は、より好ましくは10m/s以上であり、さらに好ましくは12m/s以上である。当該ガス流速の上限は特に限定されず、例えば50m/s以下であってもよく、30m/s以下であってもよく、20m/s以下であってもよい。
噴霧ノズル7は、サイレンサ6よりも上流側に3m以上離れた位置に設置されていることが好ましく、6m以上がより好ましく、8m以上がさらに好ましい。このような位置に噴霧ノズル7を設置することにより、サイレンサ6に至るまでに一定以上の粒子径の水滴を減らすことができ、ノズル7から噴霧した水がサイレンサ6に至るまでに十分に蒸発しやすくなる。例えば、吸気ダクト2内の所定のガス流速条件下で、噴霧ノズル7の直後の水滴の粒子径分布と噴霧ノズル7から3m以上下流側の水滴の粒子径分布を測定すると、後者の方が体積基準累積90%粒子径d90の値が小さくなる傾向を示す。水の蒸発量は吸気口3から取り込む空気の相対湿度やノズル7からの噴霧量によっても変化するため、ノズル7から噴霧した水のほぼ全量がサイレンサ6に至るまでに蒸発する場合もあれば、一部が凝縮する場合もあるが、ノズル7をサイレンサ6よりも上流側に3m以上離して設置し、ノズル7からの噴霧量を適切に設定することにより、細かな粒子径の水粒子が蒸発しやすくなるとともに、大きな粒子径の水粒子が未蒸発の場合でも、サイレンサ6での凝縮量を減らしてドレン量を低減することができ、サイレンサ6の腐食を抑えることもできる。この点で、サイレンサ6の直前(例えば、サイレンサ6から上流側に30cm以内の領域)における吸気ダクト2内の相対湿度は100%を超えないことが好ましく(すなわち飽和冷却または不飽和冷却が好ましく)、例えば当該相対湿度は90%以上100%以下が好ましい。なお、吸気ダクト2の長さが過剰に長くならずに設備をコンパクトにする点から、噴霧ノズル7は、サイレンサ6よりも上流側に25m以内の位置に設置されていることが好ましく、20m以内がより好ましく、15m以内がさらに好ましい。
噴霧ノズル7は、サイレンサ6よりもフィルタ4の近くに設置されていることが好ましい。すなわち、噴霧ノズル7は、フィルタ4からの距離が、フィルタ4とサイレンサ6の間の距離の1/2以下の位置に設置されていることが好ましい。このように噴霧ノズル7を設置することにより、ノズル7から噴霧した水をできるだけ蒸発させるようにしつつ、吸気ダクト2の長さを全体的にコンパクトに形成することができる。また、全体の設置スペースが限られている場合でも、断面積が大きいフィルタ4から噴霧ノズル7に至る部分の吸気ダクト2の長さを短くし、断面積を縮小した流路の比率を多く確保することにより、限られたスペースの中で蒸発距離を稼ぐことができる。さらに、例えばフィルタ4の直後であって、吸気ダクト2の断面積がフィルタ設置部5における断面積と変わらない位置に噴霧ノズルを設置する場合と比較して、吸気ダクト2のより上流側で噴霧した水の蒸発を実質的に完了させることも可能となる。噴霧ノズル7は、フィルタ4からの距離が、フィルタ4とサイレンサ6の間の距離の1/3以下の位置に設置されることがより好ましく、1/4以下となる位置に設置されることがさらに好ましい。
吸気ダクト2は、フィルタ4より下流側で噴霧ノズル7の設置位置に至るまでの範囲で、吸気ダクト2の側面の少なくとも一部が傾斜状に形成されていることが好ましい。本明細書では、このようにダクト2の延在方向に対して傾斜状に形成された吸気ダクト2の側面を「傾斜壁部」と称する。あるいは、吸気ダクト2は、フィルタ4より下流側の噴霧ノズル7の設置位置に至るまでの範囲に、断面積が下流側に向かって漸次縮小する縮小領域が形成されていることが好ましい。この際、噴霧ノズル7は、縮小領域から下流側に1m以内の領域に設置されていることが好ましい。図1では、フィルタ4より下流側で噴霧ノズル7の設置位置に至るまでの範囲で吸気ダクト2の上側面が傾斜壁部8として形成されており、この傾斜壁部8が設けられたダクト2の区間が縮小領域となる。このように傾斜壁部8を設けることにより、吸気ダクト2において、フィルタ4より下流側で噴霧ノズル7の設置位置に至るまでの範囲で、スムーズに空気が流れやすくなり、噴霧ノズル7から水を噴霧したときに好適に微細化することができる。このとき、噴霧ノズル7の設置位置よりも上流側にある傾斜壁部8は、噴霧ノズル7の設置位置よりも下流側の吸気ダクト2の側面よりも、ダクト2の延在方向に対する傾斜角度が大きくなるように形成されていることが好ましい。吸気ダクト2の延在方向に対する傾斜壁部8あるいは縮小領域の長さは、例えば、吸気ダクト2の噴霧ノズル7の設置位置における断面積の平方根の0.2倍以上となることが好ましく、0.3倍以上がより好ましく、0.4倍以上がさらに好ましく、また2.0倍以下が好ましく、1.5倍以下がより好ましく、1.0倍以下がさらに好ましい。
噴霧ノズル7は、吸気ダクト2内の下流側に向かって水が噴射されるように設置されていることが好ましい。この場合、ノズル7の噴射口が吸気ダクト2の延在方向と略平行に向くように設置されてもよく、吸気ダクト2の延在方向に対して斜め方向に向くように設置されてもよいが、好ましくは前者の態様でノズル7が設けられる。すなわち、ダクト内の空気の流れに沿うようにノズル7から水が噴射されることが好ましい。なお、ノズル7からは、ある程度の噴射角度で水が噴霧されることが好ましく、例えばノズル7の先端を頂点とした円錐状に噴霧されることが好ましい。噴射角度(円錐の頂点の角度)は、例えば15°以上が好ましく、20°以上がより好ましく、また60°以下が好ましく、45°以下がより好ましい。
吸気ダクト2内には複数の噴霧ノズル7が設けられることが好ましく、より好ましくは吸気ダクト2の延在方向に対する垂直断面において複数の噴霧ノズル7が設けられる。ダクト2内に複数の噴霧ノズル7を設けることにより、ダクト2の断面でより均一に水を噴霧することが可能となる。噴霧ノズル7は、例えばダクト断面積1m2当たり4個〜100個設置することが好ましく、8個〜50個がより好ましい。
噴霧ノズル7を複数設置する場合の各噴霧ノズル7からの水の供給量は同一であっても異なっていてもよい。なお、吸気ダクト2の側面の傾斜角度が大きく形成された部分(図1における傾斜壁部8)では、その下流側で、吸気ダクト2の延在方向の垂直断面で見て、当該部分から離れる方向に空気が流れやすくなる。図1に示した吸気ダクト2では、フィルタ4より下流側で噴霧ノズル7の設置位置に至る範囲で吸気ダクト2の上側面が傾斜状に形成されており、それ以外の側面は、フィルタ4より下流側でサイレンサ6に至るまでの範囲でダクト延在方向と略平行に延びるように形成されていることから、噴霧ノズル7から下流側では、吸気ダクト2の斜め下方に向かう空気の流れが多く形成される。このような場合、空気の流れが疎となる部分への水の供給量を増やすことが好ましく、これにより、吸気ダクト2の延在方向の垂直断面において、噴霧した水がより均一に存在しやすくなる。例えば、吸気ダクト2の延在方向の垂直断面で見て、傾斜角度が最も大きいダクト側面(傾斜壁部8)の近傍に設けられた噴霧ノズル7は、それ以外の部分に設けられた噴霧ノズル7よりも、ノズル7からの水の供給量を増やすことが好ましい。図1に示した吸気ダクト2では、吸気ダクト2の例えば上部1/4における単位断面積当たりの水の供給量が、それ以外の部分における単位断面積当たりの水の供給量よりも多くなることが好ましい。
噴霧ノズル7は、平均粒子径が30μm以下の水滴を噴霧するものであることが好ましい。このようなノズルを用いれば、噴霧した水が速やかに蒸発しやすくなる。なお、ここで説明した水滴の平均粒子径は、吸気ダクト内で空気が実質的に流れていない状態でノズルから噴霧された水に対して、Artium Technologies社製の位相ドップラー粒子分析計PPI−200mDを用い、ノズルの先端から30cm先の地点での水滴の粒子径分布を測定したときのザウター平均粒子径を意味する。また測定の際の雰囲気条件は、温度20〜25℃、湿度35〜60%RHとする。噴霧ノズル7から噴霧される水滴の平均粒子径は25μm以下がより好ましく、20μm以下がさらに好ましい。当該水滴の平均粒子径の下限値は特に限定されないが、例えば1μm以上であってもよく、5μm以上であってもよく、8μm以上であってもよい。
上記のように、平均粒子径が30μm以下であり、できるだけ小さい水滴を噴霧するノズルとしては、水のみ(高圧水)を噴射する一流体ノズルや、水と空気を噴射する二流体ノズルを用いることができる。なお、二流体ノズルを用いて、例えば平均粒子径20μm以下の水滴を噴霧する場合は、圧縮空気を用いることが一般的であるところ、圧縮空気を利用するためにはコンプレッサーが必要となり、大規模な追加設備が必要となる。また、二流体ノズルは、ノズルサイズが大きく、配管も二重化して、吸気ダクト内の圧力損失増加の原因ともなり得る。そのため、噴霧ノズル7としては、一流体ノズルを用いることが好ましく、一流体ノズルを用いて平均粒子径20μm以下の水滴を噴霧することがより好ましい。好ましく使用できる一流体ノズルとしては、衝突型ノズルおよび旋回型ノズルが挙げられる。
衝突型ノズルは、ノズル本体の先端部から出た直進棒流を、ノズル本体の先端部の延長線上に設けられた衝突ピンに衝突させて、微粒化するノズルである。衝突型ノズルとしては、例えば、特開平9−94487号公報や米国特許第7320443号明細書等に開示されるノズルを用いることができる。
旋回型ノズルは、筒状のノズル本体の先端側に噴射孔を有するノズルチップを備え、当該ノズルチップのノズル本体内面側に噴射孔から放射状に延びる複数の溝が形成されたノズルである。ノズルチップに形成された溝は、貫通溝ではなく底を有するものであり、噴射孔から直線状に延びていてもよく、弧状に延びていてもよい。ノズル本体の噴射孔から出る流体は、ノズル本体の先端側でノズルチップの溝を通り旋回流に形成され、噴射孔から霧状に噴射される。旋回型ノズルとしては、例えば、特開2008−104929号公報や特開2009−36316号公報に開示されるノズルを用いることができる。
噴霧ノズル7としては、衝突型ノズルを用いることが特に好ましい。衝突型ノズルを用いれば、ノズル1個当たりの噴霧量を多くすることが容易となる。具体的には、噴射孔を大きくし、噴霧量を多くしても、微細な粒子径の霧を発生させることが可能となる。そのため、吸気ダクト2内の限られたスペース、特にダクト断面積の狭くなった部分に噴霧ノズル7を設ける本発明においては、衝突型ノズルが特に好ましく用いられる。
吸気ダクト2には、サイレンサ6よりも下流側にさらに第2の噴霧ノズル9が設けられていてもよい。上記に説明したフィルタ4よりも下流側かつサイレンサ6よりも上流側に設けられた噴霧ノズル7(以下、「第1の噴霧ノズル」と称する場合がある)は、吸気ダクト2内を流通する空気の相対湿度が100%を超えないように水を噴霧することが好ましいが、サイレンサ6よりも下流側に設ける第2の噴霧ノズル9は、吸気ダクト2内を流通する空気の相対湿度が100%を超えるように水を噴霧してもよい(過飽和冷却)。このように水を噴霧することにより、サイレンサ6での水の凝縮を抑制しつつ、ガスタービンの燃焼器に導入する空気の高密度化を図ることができる。
第2の噴霧ノズル9の設置位置における吸気ダクト2の断面積は、第1の噴霧ノズル7の設置位置における吸気ダクト2の断面積よりも小さいことが好ましく、これにより第2の噴霧ノズル9から噴霧した水のさらなる微細化を実現できる。第2の噴霧ノズル9の設置位置における吸気ダクト2の断面積は、例えば、第1の噴霧ノズル7の設置位置における吸気ダクト2の断面積の75%以下が好ましく、70%以下がより好ましく、65%以下がさらに好ましく、また25%以上が好ましく、35%以上がより好ましく、45%以上がさらに好ましい。第2の噴霧ノズル9は、吸気ダクト2の断面積が下流側に向かって漸次縮小する縮小領域に設置したり、縮小領域の直後(例えば、縮小領域から下流側に1m以内の領域)に設置することが好ましい。
第2の噴霧ノズル9は、吸気ダクト2内の下流側に向かって水が噴射されるように設置されていることが好ましい。また、吸気ダクト2内には複数の噴霧ノズル9が設けられることが好ましい。第2の噴霧ノズル9の好適態様(例えば、噴射角度、設置密度、噴霧した水の平均粒子径、ノズル種類等)は、上記の第1の噴霧ノズル7の説明が参照される。
本発明はまた、ガスタービンの吸気側に設置された吸気ダクト内を流通する空気に水を噴霧して冷却する吸気冷却方法も提供する。本発明の吸気冷却方法において、吸気ダクトは、フィルタが設置された吸気口を有するとともに、フィルタよりも下流側にサイレンサが設置されており、フィルタよりも下流側かつサイレンサよりも上流側に設けられたノズルから水を噴霧して、吸気ダクト内を流通する空気を冷却する。そして、ノズルの設置位置における吸気ダクトの断面積が、吸気口のフィルタ設置部の断面積の75%以下となる。吸気ダクト、吸気口、フィルタ、サイレンサ、ノズルに関する詳細は、上記の説明が参照される。また、サイレンサよりも下流側に設けられた第2のノズルからさらに水を噴霧するものであってもよい。
1: 吸気冷却装置
2: 吸気ダクト
3: 吸気口
4: フィルタ
5: フィルタ設置部
6: サイレンサ
7: (第1の)噴霧ノズル
8: 傾斜壁部
9: 第2の噴霧ノズル
10: ガスタービン入口
2: 吸気ダクト
3: 吸気口
4: フィルタ
5: フィルタ設置部
6: サイレンサ
7: (第1の)噴霧ノズル
8: 傾斜壁部
9: 第2の噴霧ノズル
10: ガスタービン入口
Claims (9)
- ガスタービンの吸気側に設置され、内部に噴霧ノズルが設けられた吸気ダクトを有する吸気冷却装置であって、
前記吸気ダクトは、フィルタが設置された吸気口を有するとともに、前記フィルタよりも下流側にサイレンサが設置されており、
前記噴霧ノズルは、前記フィルタよりも下流側かつ前記サイレンサよりも上流側に設けられ、
前記噴霧ノズルの設置位置における前記吸気ダクトの断面積が、前記吸気口のフィルタ設置部の断面積の75%以下であることを特徴とする吸気冷却装置。 - 前記噴霧ノズルは、流速が8m/s以上となる位置に設置されている請求項1に記載の吸気冷却装置。
- 前記噴霧ノズルは、平均粒子径が30μm以下の水滴を噴霧するノズルである請求項1または2に記載の吸気冷却装置。
- 前記噴霧ノズルは、一流体ノズルである請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸気冷却装置。
- 前記噴霧ノズルは、前記サイレンサよりも上流側に3m以上の位置に設置されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸気冷却装置。
- 前記噴霧ノズルは、前記フィルタからの距離が、前記フィルタと前記サイレンサの間の距離の1/2以下の位置に設置されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸気冷却装置。
- 前記吸気ダクトには、前記サイレンサよりも下流側にさらに第2の噴霧ノズルが設けられている請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸気冷却装置。
- 前記フィルタよりも下流側かつ前記サイレンサよりも上流側に設けられた前記噴霧ノズルを第1の噴霧ノズルとしたとき、
前記第2の噴霧ノズルの設置位置における前記吸気ダクトの断面積が、前記第1の噴霧ノズルの設置位置における前記吸気ダクトの断面積よりも小さい請求項7に記載の吸気冷却装置。 - ガスタービンの吸気側に設置された吸気ダクト内を流通する空気に水を噴霧して冷却する吸気冷却方法であって、
前記吸気ダクトは、フィルタが設置された吸気口を有するとともに、前記フィルタよりも下流側にサイレンサが設置されており、
前記フィルタよりも下流側かつ前記サイレンサよりも上流側に設けられたノズルから前記水が噴霧され、
前記ノズルの設置位置における前記吸気ダクトの断面積が、前記吸気口のフィルタ設置部の断面積の75%以下であることを特徴とする吸気冷却方法。
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