JP2019167871A - ベーンドディフューザ及び遠心圧縮機 - Google Patents

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直人 下原
千尋 櫁川
Chihiro Mitsukawa
千尋 櫁川
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Ryusuke Numakura
龍介 沼倉
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Abstract

【課題】遠心圧縮機のインペラの共振を低減しながらも、空力特性の低下を抑えるベーンドディフューザ及び遠心圧縮機を提供することを目的とする。【解決手段】ベーンドディフューザ13は、周方向に配列された複数のベーンVを備えるベーンドディフューザであって、ベーンVの周方向の配列ピッチは一定ではなく、ベーンVのリーディングエッジ径R、ベーンの翼厚F、及びベーンの取付角Gのうち、少なくとも1つのパラメータは、パラメータ値が一定ではない不均一パラメータである。【選択図】図2

Description

本発明は、ベーンドディフューザ及び遠心圧縮機に関するものである。
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1に記載のベーンドディフューザが知られている。このディフューザは、周方向に配列された複数のベーンの配列ピッチを不均一にすることで、インペラとベーンとの相互作用による共振を低減することが提案されている。
特許第5666296号公報
しかしながら、特許文献1のディフューザにおいては、ベーンの配列ピッチの不均一性に起因して空力性能が低下する。この課題に鑑み、本発明は、遠心圧縮機のインペラの共振を低減しながらも、空力特性の低下を抑えるベーンドディフューザ及び遠心圧縮機を提供することを目的とする。
本発明のベーンドディフューザは、
周方向に配列された複数のベーンを備えるベーンドディフューザであって、
前記ベーンの周方向の配列ピッチは一定ではなく、
前記ベーンのリーディングエッジ径、前記ベーンの翼厚、及び前記ベーンの取付角のうち、少なくとも1つのパラメータは、パラメータ値が一定ではない不均一パラメータである、ベーンドディフューザである。
複数の前記ベーンを、インペラ回転方向に向かって順にベーンV1,V2,…,Vnとし、
ベーンVk(但し、k=1〜n)と、当該ベーンVkに対してインペラ回転方向の後方側に隣接する他のベーンと、の周方向の配列ピッチをベーン配列ピッチDkとしたとき、
前記ベーン配列ピッチDkと、前記ベーンVkの前記不均一パラメータの値と、が一対一に対応しているようにしてもよい。
前記リーディングエッジ径が前記不均一パラメータであり、
前記ベーン配列ピッチDkと、前記ベーンVkのリーディングエッジ径と、の間に負の相関関係があるようにしてもよい。
前記ベーンの翼厚が前記不均一パラメータであり、
前記ベーン配列ピッチDkと、前記ベーンVkの翼厚と、の間に正の相関関係があるようにしてもよい。
前記ベーンの取付角が前記不均一パラメータであり、
前記ベーン配列ピッチDkと、前記ベーンVkの取付角と、の間に負の相関関係があるようにしてもよい。
各々が複数ずつの前記ベーンを含むように周方向に分割された複数のベーン配列領域を備え、
各々の前記ベーン配列領域毎に、前記ベーンの周方向の配列ピッチが互いに異なっているようにしてもよい。
本発明の遠心圧縮機は、上記の何れかのベーンドディフューザを備える。
本発明のベーンドディフューザ及び遠心圧縮機によれば、遠心圧縮機のインペラの共振を低減しながらも、空力特性の低下を抑えることができる。
実施形態のベーンドディフューザを備える遠心圧縮機の断面図である。 第1実施形態のベーンドディフューザを軸方向から見た図である。 第1実施形態のベーンドディフューザの変形例を軸方向から見た図である。 第2実施形態のベーンドディフューザを軸方向から見た図である。 第3実施形態のベーンドディフューザを軸方向から見た図である。 本発明者らの実験結果を示すグラフである。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るベーンドディフューザの実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のベーンドディフューザ13を備える遠心圧縮機1の断面図である。図2は、ベーンドディフューザ13を軸方向から見た図である。遠心圧縮機1は、ハウジング3と、ハウジング3に収納された遠心圧縮機インペラ5(以下「インペラ5」という)と、を備えている。ハウジング3は、インペラ5の周囲において周方向に延びるスクロール7を有している。また、ハウジング3は、インペラ5とスクロール7との間に設けられたベーンドディフューザ13を有している。ベーンドディフューザ13は複数のベーンVを有しており、複数のベーンVはインペラ5の回転周方向に配列されている。
ハウジング3には、吸入口9及び吐出口11が設けられている。インペラ5は、例えばモータ等の動力源15から駆動力を受けて、回転軸線H周りに回転する。インペラ5が回転すると、インペラ5は、吸入口9を通じて外部の空気を吸入する。この空気が、インペラ5によって回転径方向に吐き出される。インペラ5から吐き出された空気は、ベーンドディフューザ13及びスクロール7を通過して圧縮され吐出口11から吐出される。なお、遠心圧縮機1は過給機のコンプレッサであってもよい。この場合、当該過給機のタービンが動力源15である。
以下では、図2に示されるように、ベーンドディフューザ13が15個のベーンVを有する場合を一例として説明する。また、15個のベーンVをそれぞれ区別する場合には、インペラ5の回転方向Zに向かって順にベーンV1,V2,…,V15とする。また、ベーンVk(但し、k=1〜15)と、当該ベーンVkに対して回転方向Zの後方側に隣接する他のベーンVと、の間の周方向の配列ピッチをベーン配列ピッチDkとする。
ベーンドディフューザ13においては、ベーン配列ピッチD1〜D15の値は一定ではない。具体的には、ベーンドディフューザ13では、互いに異なる3種類のベーン配列ピッチの値(それぞれ、d1,d7,及びd12とする)が存在しており、以下の関係がある。
D1〜D6=d1
D7〜D11=d7
D12〜D15=d12
d1<d7<d12
なお、ベーン配列ピッチDkの不均一性が極端に大きいと、遠心圧縮機1の空力性能の低下が顕著になるので好ましくない。また、ベーン配列ピッチDkの不均一性が極端に小さいと、後述するようなインペラ5への励振力低減が十分に図られず好ましくない。よって、例えば、d12がd1の3倍以下であることが好ましい。
また、ベーンVのリーディングエッジ径Rは、パラメータ値が一定ではないパラメータである。以下、ベーンドディフューザ13全体の中でパラメータ値が一定ではないパラメータを「不均一パラメータ」と呼ぶ。ベーンドディフューザ13では、互いに異なる3種類のリーディングエッジ径Rの値(それぞれ、r1,r7,及びr12とする)が存在しており、ベーンVk(但し、k=1〜15)のリーディングエッジ径をRkとすると、以下の関係がある。
R1〜R6=r1
R7〜R11=r7
R12〜R15=r12
r1>r7>r12
なお、図2のベーンドディフューザ13においては、ベーンV1〜V15はすべて同一寸法で同一形状をなしている。従って、リーディングエッジ径Rkが大きいほど、ベーンVが径方向外側に配置されていることになる。
以上のように、ベーンドディフューザ13においては、ベーン配列ピッチDkとリーディングエッジ径Rkとが一対一に対応している。更に、ベーン配列ピッチDkとリーディングエッジ径Rkとの間には、負の相関関係がある。すなわち、ベーン配列ピッチDkが小さいほどリーディングエッジ径Rkが大きく、ベーン配列ピッチDkが大きいほどリーディングエッジ径Rkが小さくなるといった関係にある。
ベーンドディフューザ13の構成は次のように説明することもできる。ベーンドディフューザ13を周方向に3つのベーン配列領域(領域A1〜A3とする)に分割して考える。領域A1は、ベーンV1〜V6を含む扇形の領域である。同様にして、領域A2は、ベーンV7〜V11を含む扇形の領域であり、領域A3は、ベーンV12〜V15を含む扇形の領域である。領域A1では、ベーン配列ピッチDk=d1であり、リーディングエッジ径Rk=r1である。領域A2では、ベーン配列ピッチDk=d7であり、リーディングエッジ径Rk=r7である。領域A3では、ベーン配列ピッチDk=d12であり、リーディングエッジ径Rk=r12である。
以上のように、ベーンドディフューザ13は、周方向に分割される3つのベーン配列領域A1〜A3を備えている。そして、領域A1〜A3毎に、互いに異なるベーン配列ピッチDkとリーディングエッジ径Rkとが設定されている。また、それぞれの領域A1〜A3内においては、ベーン配列ピッチDkとリーディングエッジ径Rkが一定である。そして、各領域A1〜A3におけるベーン配列ピッチDkとリーディングエッジ径Rkとの間には、前述のとおり負の相関関係がある。
なお、図3に示されるように、ベーンVkのリーディングエッジ径Rkだけでなく、更にベーンVkの形状も、ベーン配列ピッチDkと一対一に対応させるようにしてもよい。具体例として、図3では、リーディングエッジ径RのみならずベーンVの長さEも不均一パラメータである。すなわち、図3のベーンドディフューザ13では、互いに異なる3種類のベーン長さEの値(それぞれ、e1,e7,及びe12とする)が存在しており、ベーンVk(但し、k=1〜15)のベーン長さをEkとすると、以下の関係がある。
E1〜E6=e1
E7〜E11=e7
E12〜E15=e12
e1<e7<e12
以上のように、図3のベーンドディフューザ13では、ベーン配列ピッチDkとベーン長さEkとの間にも、正の相関関係がある。すなわち、ベーン配列ピッチDkが小さいほどベーン長さEkが小さく、ベーン配列ピッチDkが大きいほどベーン長さEkが大きくなるといった関係にある。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態のベーンドディフューザ213について説明する。本実施形態では、遠心圧縮機1(図1)のベーンドディフューザ13(図2)に代えてベーンドディフューザ213が採用される。図4は、ベーンドディフューザ213を軸方向から見た図である。以下では、ベーンドディフューザ13(図2)と同一又は同等の構成については説明を省略し、ベーンドディフューザ13(図2)とは異なる構成について主に説明する。
ベーンドディフューザ213においては、ベーン配列ピッチD1〜D15は、ベーンドディフューザ13と同様の不均一性を有している。すなわち、以下の関係がある。
D1〜D6=d1
D7〜D11=d7
D12〜D15=d12
d1<d7<d12
ベーンドディフューザ213においては、ベーンV1〜V15のリーディングエッジ径は一定である。その代わりに、ベーンVの翼厚Fが不均一パラメータである。すなわち、ベーンドディフューザ213では、互いに異なる3種類の翼厚Fの値(それぞれ、f1,f7,及びf12とする)が存在しており、ベーンVk(但し、k=1〜15)の翼厚をFkとすると、以下の関係がある。
F1〜F6=f1
F7〜F11=f7
F12〜F15=f12
f1<f7<f12
以上のように、ベーンドディフューザ213においては、ベーン配列ピッチDkと翼厚Fkとが一対一に対応している。更に、ベーン配列ピッチDkと翼厚Fkとの間には、正の相関関係がある。すなわち、ベーン配列ピッチDkが小さいほど翼厚Fkが小さく、ベーン配列ピッチDkが大きいほど翼厚Fkが大きくなるといった関係にある。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態のベーンドディフューザ313について説明する。本実施形態では、遠心圧縮機1(図1)のベーンドディフューザ13(図2)に代えてベーンドディフューザ313が採用される。図5は、ベーンドディフューザ313を軸方向から見た図である。以下では、ベーンドディフューザ13(図2)と同一又は同等の構成については説明を省略し、ベーンドディフューザ13(図2)とは異なる構成について主に説明する。
ベーンドディフューザ313においては、ベーン配列ピッチD1〜D15は、ベーンドディフューザ13と同様の不均一性を有している。すなわち、以下の関係がある。
D1〜D6=d1
D7〜D11=d7
D12〜D15=d12
d1<d7<d12
ベーンドディフューザ313においては、ベーンV1〜V15のリーディングエッジ径は一定である。その代わりに、ベーンVの取付角Gが不均一パラメータである。すなわち、ベーンドディフューザ313では、互いに異なる3種類の取付角Gの値(それぞれ、g1,g7,及びg12とする)が存在しており、ベーンVk(但し、k=1〜15)の取付角をGkとすると、以下の関係がある。
G1〜G6=g1
G7〜G11=g7
G12〜G15=g12
g1>g7>g12
ベーンVの取付角Gとは、インペラ5の回転軸線HとベーンVのリーディングエッジを通る直線と、ベーンVの延在方向と、がなす角度である。なお、図中に二点鎖線で示すベーンV’は、ベーンの取付角がg7である場合の仮想のベーンVの位置を、比較のために示したものである。
以上のように、ベーンドディフューザ313においては、ベーン配列ピッチDkと取付角Gkとが一対一に対応している。更に、ベーン配列ピッチDkと取付角Gkとの間には、負の相関関係がある。すなわち、ベーン配列ピッチDkが小さいほど取付角Gkが大きく、ベーン配列ピッチDkが大きいほど取付角Gkが小さくなるといった関係にある。
(第1〜第3実施形態による作用効果)
上述の第1〜第3実施形態による作用効果について説明する。上記のように、ベーンドディフューザ13,213,313では、ベーン配列ピッチDが不均一化されている。この構成により、回転中のインペラ5にベーンVから作用する励振力次数が分散され、基本次数の励振力が低下する。よって、インペラ5の共振時応答レベルが低下しインペラの共振が低減される。
その一方で、ベーン配列ピッチDの不均一化は、遠心圧縮機1の空力性能の低下の原因になり得る。特に、ベーン配列ピッチDが不均一化されることにより、ベーンスロートの圧力場の周方向の不均一性が大きくなり、その結果、サージマージンが悪化し安定作動域が狭くなる可能性がある。この知見に関する本発明者らの実験について説明する。図6に示されるように、本発明者らは、2種類のベーンドディフューザ(1)とベーンドディフューザ(2)とを準備した。ベーンドディフューザ(1)は、ベーンの配列ピッチを一定とする従来のベーンドディフューザである。ベーンドディフューザ(2)は、ベーンの配列ピッチが一定ではないベーンドディフューザである。各ディフューザについて、ベーンの上流側で周方向に並ぶ各計測点において圧力を測定した。そして、各測定値を、ディフューザの周方向の圧力分布のグラフとして図6に示した。
図6に示されるように、ベーンドディフューザ(1)では、ディフューザにおける圧力場が周方向で比較的均一であることが判る。これに比較して、ベーンドディフューザ(2)では、ディフューザにおける圧力場が周方向で不均一になったことが判る。すなわち、ベーン配列ピッチが不均一化されると、ディフューザにおける圧力場が不均一になり、この不均一性がサージマージンの悪化の原因になると考えられる。
これに対し、ベーンドディフューザ13,213,313では、ベーンVのリーディングエッジ径R、ベーンの翼厚F、及び取付角Gのうち、少なくとも1つのパラメータが不均一パラメータである。具体的にはベーンドディフューザ13におけるリーディングエッジ径R、ベーンドディフューザ213における翼厚F、及びベーンドディフューザ313における取付角Gが不均一パラメータである。
そして、上記のような不均一パラメータの値をベーンV毎に調整することにより、ベーンスロートの面積を、ベーンV間の流路ごとに個別に調整することができる。その結果、ベーンスロートの圧力場の周方向の不均一性を改善することができ、前述のようなサージマージンの悪化を抑え安定作動域を確保することができる。また、ベーンスロートの総面積を調整することにより、インペラ5との作動領域のマッチングを図ることができる。
以上の通り、ベーンドディフューザ13,213,313によれば、遠心圧縮機1のインペラ5の共振を低減しながらも、空力特性の低下を抑えることができる。
また、ベーンドディフューザ13,213,313では、ベーン配列ピッチDkと上記の不均一パラメータの値とが一対一に対応している。この構成により、各々のベーンスロートの面積を均一に近づけることができ、ベーンスロートの圧力場の周方向の不均一性をより改善することができる。
本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。また、上述した実施形態に記載されている技術的事項を利用して、変形例を構成することも可能である。各実施形態の構成を適宜組み合わせて使用してもよい。
例えば、スクロール7の舌部(図示せず)とベーンVとの位置関係を更に調整することで、スクロール7の舌部(図示せず)近傍の低運動量域におけるガスの流れを改善するようにしてもよい。具体的には、1つのベーンVのトレーリングエッジと舌部との周方向位置が近いことが好ましい。また、ベーンスロートの圧力場の周方向の不均一性を更に改善するために、ポーラスディフューザが更に採用されてもよい。
また、上述の各実施形態では、リーディングエッジ径R、ベーンの翼厚F、及び取付角Gのうちの1つずつを不均一パラメータとしているが、これには限られず、1つのベーンドディフューザにおいて、上記3つのパラメータのうちの2つ以上を不均一パラメータとしてもよい。また、図3で説明したように、リーディングエッジ径R、ベーンの翼厚F、及び取付角G以外の他のパラメータ(図3の例の場合にはベーン長さE)を追加して不均一パラメータとしてもよい。この場合、ベーンスロートの圧力場の周方向の不均一性を改善するための調整が容易になる。
また、上述の実施形態ではベーンドディフューザ13,213,313が備えるベーンVの数を15枚として説明したがこれには限定されない。ベーンVの枚数が変わっても上述の実施形態に倣って変形が可能である。また、上述の実施形態では、ベーン配列ピッチDが異なる3つのベーン配列領域(領域A1〜A3)を有するベーンドディフューザを例として説明したが、ベーン配列領域の数は2でもよく4以上であってもよい。また、ベーン配列ピッチDが等しいベーン配列領域を含む構成も必須ではなく、各ベーンVがランダムなベーン配列ピッチDで配列されてもよい。
1 遠心圧縮機
13,213,313 ベーンドディフューザ
A1〜A3 ベーン配列領域
D,Dk ベーン配列ピッチ
D1〜D15 ベーン配列ピッチ
F,Fk 翼厚
G,Gk 取付角
R,Rk リーディングエッジ径
V,Vk ベーン
V1〜V15 ベーン

Claims (7)

  1. 周方向に配列された複数のベーンを備えるベーンドディフューザであって、
    前記ベーンの周方向の配列ピッチは一定ではなく、
    前記ベーンのリーディングエッジ径、前記ベーンの翼厚、及び前記ベーンの取付角のうち、少なくとも1つのパラメータは、パラメータ値が一定ではない不均一パラメータである、ベーンドディフューザ。
  2. 複数の前記ベーンを、インペラ回転方向に向かって順にベーンV1,V2,…,Vnとし、
    ベーンVk(但し、k=1〜n)と、当該ベーンVkに対してインペラ回転方向の後方側に隣接する他のベーンと、の周方向の配列ピッチをベーン配列ピッチDkとしたとき、
    前記ベーン配列ピッチDkと、前記ベーンVkの前記不均一パラメータの値と、が一対一に対応している、請求項1に記載のベーンドディフューザ。
  3. 前記リーディングエッジ径が前記不均一パラメータであり、
    前記ベーン配列ピッチDkと、前記ベーンVkのリーディングエッジ径と、の間に負の相関関係がある、請求項2に記載のベーンドディフューザ。
  4. 前記ベーンの翼厚が前記不均一パラメータであり、
    前記ベーン配列ピッチDkと、前記ベーンVkの翼厚と、の間に正の相関関係がある、請求項2に記載のベーンドディフューザ。
  5. 前記ベーンの取付角が前記不均一パラメータであり、
    前記ベーン配列ピッチDkと、前記ベーンVkの取付角と、の間に負の相関関係がある、請求項2に記載のベーンドディフューザ。
  6. 各々が複数ずつの前記ベーンを含むように周方向に分割された複数のベーン配列領域を備え、
    各々の前記ベーン配列領域毎に、前記ベーンの周方向の配列ピッチが互いに異なっている、請求項1〜5の何れか1項に記載のベーンドディフューザ。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のベーンドディフューザを備えた遠心圧縮機。
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