JP2019167853A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Ryuta Kinoshita
隆太 木下
菅野 和光
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Abstract

【課題】目標とする駆動力を速やかに実現できるとともに、要求されるエンジントルクの変化に速やかに追従すること。【解決手段】要求駆動力を要求トルクとして設定する要求エンジントルク設定手段と、現在トルクを算出する現在エンジントルク算出手段と、ガードトルクを設定するガードエンジントルク設定手段と、目標トルクを設定する目標エンジントルク設定手段と、現在トルクがガードトルクを超えたか否かを判定する追従判定手段と、現在トルクがガードトルクに向けて徐変するように徐変トルクを設定する徐変エンジントルク設定手段と、を備え、目標エンジントルク設定手段は、追従前においては要求トルクを目標トルクとし、追従後においては、徐変トルクとガードトルクとのうちの大きい方のトルクを選択し、選択されたトルクと要求トルクとのうちの小さい方のトルクを目標トルクとする。【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの制御装置に関する。
特許文献1には、パワートレーンマネージャのコントローラから出力される目標エンジントルクは、制限値を越えるとガード部により制限値以下に制限される。今回の目標エンジントルクが制限値を越える場合、今回の目標エンジントルクが制限値を超える分(目標エンジントルクと制限値との差)を加味して、次回以降の目標エンジントルクが設定される技術が記載されている。
特開2009−243284号公報
しかしながら、上述した従来技術においては、目標エンジントルクをガード処理するため、目標とする駆動力に遅れて追従する現在のエンジントルクにおいて、ガードトルクの近傍で使い切れないトルクが発生する。そのため、目標とする駆動力を速やかに実現できないという問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、目標とする駆動力を速やかに実現できるとともに、要求されるエンジントルクの変化に速やかに追従できるエンジンの制御装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、上記目的を達成するために、本発明に係るエンジンの制御装置は、車両のエンジンに対する要求駆動力を要求エンジントルクとして設定する要求エンジントルク設定手段と、現在エンジントルクを算出する現在エンジントルク算出手段と、前記車両の制約によって設定されるガードエンジントルクを設定するガードエンジントルク設定手段と、前記エンジンの目標エンジントルクを設定する目標エンジントルク設定手段と、前記現在エンジントルクが前記ガードエンジントルクを超えたか否かを判定する追従判定手段と、前記現在エンジントルクが前記ガードエンジントルクに向けて徐変するように徐変エンジントルクを設定する徐変エンジントルク設定手段と、を備え、前記目標エンジントルク設定手段は、前記追従判定手段による追従の判定前においては、前記要求エンジントルクを前記目標エンジントルクとし、前記追従判定手段による追従の判定後においては、前記徐変エンジントルクと前記ガードエンジントルクとのうちの大きい方のエンジントルクを選択し、前記選択されたエンジントルクと前記要求エンジントルクとのうちの小さい方のエンジントルクを前記目標エンジントルクとすることを特徴とする。
本発明に係るエンジンの制御装置によれば、現在エンジントルクがガードエンジントルクに追従するまでは、要求エンジントルクを目標エンジントルクとしていることによって、目標とする駆動力を速やかに実現できる。現在エンジントルクがガードエンジントルクに追従した後は、現在エンジントルクをドライバに違和感を与えないようにガードエンジントルクに収束させるとともに、要求エンジントルクに変化が生じた場合には速やかに追従することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態による車両のパワートレーンを示す概略構成図である。 図2は、本発明の第1の実施形態によるエンジンの制御方法を説明するためのフローチャートである。 図3は、本発明の第1の実施形態によるエンジンの制御方法を説明するためのグラフである。 図4は、本発明の実施形態によるエンジンの制御方法の効果を説明するためのスロットル開度と車速との関係を示すグラフである。 図5は、本発明の第2の実施形態によるエンジンの制御方法を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。また、本発明は以下に説明する実施形態によって限定されるものではない。
まず、本発明の実施形態による車両制御装置を備えた車両について説明する。図1は、本発明の実施形態による車両のパワートレーンを示す概略構成図である。この実施形態による車両Veは、例えば有段変速機を搭載した車両である。
車両Veのパワートレーンは、エンジン1、自動変速機2、プラネタリギヤユニット3、油圧制御回路4、ディファレンシャルギヤ5、ドライブシャフト6、車輪7、トルクコンバータ8、およびECU(Electronic Control Unit)10を備える。プラネタリギヤユニット3および油圧制御回路4はそれぞれ、自動変速機2の一部を構成する。エンジン1と自動変速機2とはトルクコンバータ8を介して連結されている。
エンジン1は、燃料を燃焼させて動力を出力する動力装置である。エンジン1としては内燃機関、例えば、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、またはLPGエンジンなどを用いることができる。燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回転される。自動変速機2は、所望のギヤ段を形成することにより、クランクシャフトの回転速度を所望の回転速度に変速する。自動変速機2の出力ギヤは、ディファレンシャルギヤ5と噛合っている。ディファレンシャルギヤ5にはドライブシャフト6がスプライン嵌合などによって連結されている。エンジン1の出力は、ドライブシャフト6を介して、左右の車輪7に動力が伝達される。
エンジンの制御装置の制御手段としてのECU10は、物理的には、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および入出力等のインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路である。ECU10の機能は、記録部としてのROMが保持するアプリケーションプログラムを記憶部としてのRAMにロードしてCPUにより実行し、CPUの制御のもとで制御対象を動作させつつ、RAMやROMのデータの読み出しおよび書き込みを行うことで実現される。
ECU10は、要求エンジントルク設定部11、現在エンジントルク算出部12、ガードエンジントルク設定部13、目標エンジントルク設定部14、追従判定部15、徐変エンジントルク設定部16、記録媒体17、およびカウンタ18を有する。要求エンジントルク設定部11は、車両Veのエンジン1に対する要求駆動力を要求エンジントルクとして設定する要求エンジントルク設定手段である。現在エンジントルク算出部12は、エンジン1からの出力される現在エンジントルクを算出する現在エンジントルク算出手段である。ガードエンジントルク設定部13は、車両Veの制約によって設定されるガードエンジントルクを設定するガードエンジントルク設定手段である。目標エンジントルク設定部14は、エンジン1の目標エンジントルクを設定する目標エンジントルク設定手段である。追従判定部15は、現在エンジントルクがガードエンジントルクを超えたか否かを判定する追従判定手段である。徐変エンジントルク設定部16は、現在エンジントルクがガードエンジントルクに向けて徐変するように徐変エンジントルクを設定する徐変エンジントルク設定手段である。記録媒体17は、例えばROMやRAMなどから構成される、上方を格納可能な記録手段である。カウンタ18は、処理時間等を計測するタイムカウンタである。
ECU10は、上述のように構成された車両Ve内におけるセンサ群20における各種センサ21〜25から供給される情報に基づいて、車両Ve内の各構成要素を制御する。すなわち、ECU10には、ハーネスなどを介して各種センサ21〜25が接続されている。この実施形態においてECU10は、各種センサ21〜25から供給された信号、ROMに記憶された許容エンジントルクのマップ、および所定のプログラムに基づいて、車両Veが所望の状態となるように、エンジン1やトルクコンバータ8などの機器類を制御する。
ECU10には、アクセルペダル開度センサ21、エンジントルクセンサ22、エンジン回転数センサ23、タービントルクセンサ24、および車速センサ25からそれぞれ、計測値の信号が供給される。アクセルペダル開度センサ21は、運転者による加速要求量としてのアクセルペダルの操作量であるアクセル開度を計測して、計測値をECU10に供給する。エンジントルクセンサ22およびエンジン回転数センサ23はそれぞれ、エンジン1の出力エンジントルクTe(Nm)およびエンジン回転数Ne(rpm)を計測して、計測値をECU10に供給する。タービントルクセンサ24は、トルクコンバータ8のタービンライナのタービントルクTt(Nm)を計測して、計測値をECU10に供給する。車速センサ25は、車両Veの車速を計測して、計測値をECU10に供給する。ECU10は、各種センサ21〜25の出力値に基づいて、エンジン1の機器類を制御する。
ECU10において目標エンジントルク設定部14は、追従判定部15による追従の判定前においては、要求エンジントルクを目標エンジントルクとする。目標エンジントルク設定部14は、追従判定部15による追従の判定後、徐変エンジントルクとガードエンジントルクとのうちの大きい方のエンジントルクを選択し、選択されたエンジントルクと要求エンジントルクとのうちの小さい方のエンジントルクを目標エンジントルクにする。
自動変速機2は、入力回転数と出力回転数との間の比、すなわち変速比を、不連続で段階的に変更可能な有段変速機である。なお、自動変速機2を、変速比を連続的に変更可能な変速機としても良い。ECU10は、車両Veの走行において、例えば1〜8速のギヤ段(変速比)のうちのいずれかのギヤ段が形成されるように、自動変速機2を制御する。1〜8速のギヤ段のうちのいずれかのギヤ段が形成されることによって、自動変速機2は車輪7に駆動力を伝達する。なお、ギヤ段は1〜8速であることに限定されない。また、プラネタリギヤユニット3、油圧制御回路4、ディファレンシャルギヤ5、ドライブシャフト6、車輪7、およびトルクコンバータ8についてはそれぞれ、従来公知の構成である。
(第1の実施形態)
次に、上述したエンジンの制御装置としてのECU10による、本発明の第1の実施形態によるエンジンの制御方法について説明する。図2は、この第1の実施形態によるエンジンの制御方法を説明するためのフローチャートである。なお、以下に説明する制御処理は、車両Veのエンジン1の稼働状態において所定時間間隔で繰り返し実行される。
図2に示すように、ステップST1においてECU10は、車両Veのエンジン1に対して、要求駆動力を出力する。ECU10の要求エンジントルク設定部11は、出力した要求駆動力を要求エンジントルクとして設定する。目標エンジントルク設定部14は、設定された要求エンジントルクを目標エンジントルクとする。
次に、ステップST2に移行してECU10の現在エンジントルク算出部12は、エンジン1から出力される現在エンジントルクを算出する。並行して、ECU10のガードエンジントルク設定部13は、ガードエンジントルクを設定する。さらに、ECU10の追従判定部15は、算出された現在エンジントルクが、ガードエンジントルクより大きいか否かを判定する。また、カウンタ18は時間を計測する。
追従判定部15が、算出された現在エンジントルクが、ガードエンジントルク以下である追従前であると判定した場合(ステップST2:No)、制御処理を終了する。この場合、ステップST1において設定された要求エンジントルクが目標エンジントルクとなる。一方、追従判定部15が、算出された現在エンジントルクはガードエンジントルクより大きいと判定した場合、カウンタ18によって、現在エンジントルクがガードエンジントルクより大きくなった時点からの時間を計測する。追従判定部15は、カウンタ18による計測時間が所定の設定時間未満である追従前と判定した場合(ステップST2:No)、制御処理を終了する。この場合においても、ステップST1において設定された要求エンジントルクが目標エンジントルクとなる。
他方、追従判定部15が、算出された現在エンジントルクはガードエンジントルクより大きいと判定し、かつカウンタ18による計測時間が所定の設定時間以上である追従後であると判定した場合(ステップST2:Yes)、ステップST3に移行する。
ステップST3においてECU10の要求エンジントルク設定部11は、ドライバからのペダル開度などの要求に基づいて、要求エンジントルクを設定する。ECU10の徐変エンジントルク設定部16は、現在エンジントルク算出部12が算出した現在エンジントルクからのスイープ量を設定し、現在エンジントルクからスイープ量を減算した徐変エンジントルクを設定する。ここで、スイープ量とは、ガードエンジントルクまでスイープさせて戻す量である。ガードエンジントルク(図3中、ガードトルク)は、ECU10のガードエンジントルク設定部13によって設定される。
目標エンジントルク設定部14は、以下の(1)式に従って、目標エンジントルクを設定する。以上により、制御処理が終了する。
min[max{(現在エンジントルク−スイープ量),ガードエンジントルク},要求エンジントルク]…(1)
次に、ステップST2,ST3における目標エンジントルクの設定について、以下に詳細に説明する。図3は、この第1の実施形態によるエンジン1の制御方法を説明するためのグラフである。すなわち、図3において太二点鎖線で示すように、ドライバによってアクセルペダルが操作され、アクセルペダル開度センサ21によって計測されるアクセル開度Accが、0%から100%になる場合を想定する。アクセル開度Accに応じて、要求エンジントルクが決定される。現在エンジントルク(図3中、太破線)がガードエンジントルク(図3中、細一点鎖線)を超える前は、追従判定部15は、算出された現在エンジントルクはガードエンジントルク以下である追従前と判定する。追従前と判定されている間は、目標エンジントルク設定部14は、要求エンジントルクを目標エンジントルクに設定する。そのため、ガードエンジントルクでのガード処理がされない状態で、出力されるエンジントルクは上昇する。さらに、追従判定部15は、算出された現在エンジントルクがガードエンジントルクより大きくなり、現在エンジントルクがガードエンジントルクより大きくなった時点からの時間が所定の設定時間Δt未満であると、追従前と判定する。この場合も、追従前と判定されている間は、目標エンジントルク設定部14は、要求エンジントルクを目標エンジントルクに設定する。これにより、図3中太破線で示す現在エンジントルクが細一点鎖線で示すガードエンジントルクを超えた後から設定時間Δtの間、目標エンジントルクは太実線で示すようにガードエンジントルクより大きく増加する。
続いて、追従判定部15が、算出された現在エンジントルクはガードエンジントルクより大きく、かつ現在エンジントルクがガードエンジントルクより大きくなった時点からの時間が所定の設定時間Δtを経過した追従後であると判定する。この場合、上述した(1)式に基づいて、目標エンジントルク設定部14は目標エンジントルクを設定する。すなわち、目標エンジントルク設定部14は、算出された現在エンジントルクからスイープ量を減算した徐変エンジントルクと、ガードエンジントルクとの大きい方を選択する。その後、徐変エンジントルクまたはガードエンジントルクの大きい方と、要求エンジントルクとの小さい方を選択する。目標エンジントルク設定部14は、最終的に選択した、徐変エンジントルク、ガードエンジントルク、または要求エンジントルクのいずれかのエンジントルクを、目標エンジントルクとする。図3に示す例においては、徐変エンジントルクが選択されており、目標エンジントルクを徐変エンジントルクとして、エンジン1に対する出力エンジントルクTeの制御を行う。以上により、現在エンジントルクは、徐変してガードエンジントルクに収束する。
これに対し、従来のエンジン1の制御方法においては、アクセル開度Accが0%から100%になった場合、図3中細実線で示すように、目標エンジントルクはガードエンジントルクによってガード処理される。これによって、図3中細破線で示すように、現在エンジントルクは、遅延してガードエンジントルクに収束するように増加する。そのため、この第1の実施形態によるエンジン1の制御方法によれば、図3中打点部に示す部分において、ドライバビリティを改善することができる。
以上説明した本発明の第1の実施形態によれば、目標エンジントルク設定部14は、追従判定部15による判定が追従前である間は、要求エンジントルクを目標エンジントルクとし、追従判定部15による判定が追従後になった場合に、徐変エンジントルクとガードエンジントルクとのうちの大きい方のエンジントルクを選択し、選択されたエンジントルクと要求エンジントルクとのうちの小さい方のエンジントルクを目標エンジントルクとしていることにより、エンジン1におけるエンジントルクの上昇の遅れを最小限にすることができる。これにより、車両Veの性能の限界を向上でき、不要な変速を低減できるので、ドライバビリティの向上と燃費の向上とを両立することができ、車両Veの性能を最大限に発揮することができる。
さらに、図4は、この第1の実施形態によるエンジン1の制御方法の効果を説明するためのスロットル開度と車速との関係を示すグラフである。図4に示すように、アップシフト(太実線)を、駆動力の段差をつけずに円滑に行うことができるとともに、ダウンシフトに置いては、意図的に駆動力の段差をつけることができる。すなわち、4速と5速とにいて、要求駆動力(要求エンジントルク)は同じであり、4速から5速にアップシフトした場合(図4中、太実線)においても、駆動力に段差は生じない。これに対し、従来技術においては、5速から4速にダウンシフトした場合においては、NVの限界(図4中、細実線)などの車両制約に応じてトルクが抑制されていた。そのため、従来の5速から4速へのダウン線(一点鎖線)に対して、本発明による5速から4速へのダウン線(破線)においては、スロットル開度を向上できる。したがって、例えば図4中打点部を跨がるようなダウンシフトにおいては、意図的に駆動力の段差を発生させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態によるエンジンの制御方法を説明するためのフローチャートである。なお、以下に説明する制御処理は、車両Veのエンジン1の稼働状態において所定時間間隔で繰り返し実行される。
図5に示すように、第2の実施形態による制御処理においては、ステップST11において第1の実施形態におけるステップST1と同様にして、車両Veのエンジン1に対して、要求駆動力を出力する。ECU10の要求エンジントルク設定部11は、出力した要求駆動力を要求エンジントルクとして設定する。目標エンジントルク設定部14は、設定された要求エンジントルクを目標エンジントルクとする。
次に、ステップST12に移行してECU10のカウンタ18は、要求エンジントルクの出力からの経過時間を計測する。これは、エンジンモデルなどによって実際のトルク応答性が分かる場合には、要求エンジントルクの出力からの経過時間によって現在エンジントルクを算出できるためである。追従判定部15は、カウンタ18によって計測された経過時間が所定時間以上である否かを判定する。追従判定部15は、カウンタ18によって計測された経過時間が所定時間未満であると判定した場合(ステップST12:No)、追従前と判定して制御処理を終了する。この場合、ステップST11において設定された要求エンジントルクが目標エンジントルクとなる。一方、追従判定部15が、カウンタ18によって計測された経過時間が所定時間以上であると判定した場合(ステップST12:Yes)、追従後であると判定して、ステップST13に移行する。
ステップST13においては、第1の実施形態におけるステップST3と同様に、目標エンジントルク設定部14が、上述した(1)式に従って目標エンジントルクを設定する。以上により、制御処理が終了する。
第2の実施形態においては、追従判定部15によって追従前と判定された場合に、要求エンジントルクを目標エンジントルクとし、追従後と判定された場合に、(1)式に従って目標エンジントルクを設定していることにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述した実施形態において、算出される現在エンジントルクの代わりに、燃料噴射量、空気充填量、過給圧、またはスロットル開度を指標として用いることも可能である。
1 エンジン
10 ECU
11 要求エンジントルク設定部
12 現在エンジントルク算出部
13 ガードエンジントルク設定部
14 目標エンジントルク設定部
15 追従判定部
16 徐変エンジントルク設定部
18 カウンタ
20 センサ群
21 アクセルペダル開度センサ
22 エンジントルクセンサ
23 エンジン回転数センサ
24 タービントルクセンサ
25 車速センサ

Claims (1)

  1. 車両のエンジンに対する要求駆動力を要求エンジントルクとして設定する要求エンジントルク設定手段と、
    現在エンジントルクを算出する現在エンジントルク算出手段と、
    前記車両の制約によって設定されるガードエンジントルクを設定するガードエンジントルク設定手段と、
    前記エンジンの目標エンジントルクを設定する目標エンジントルク設定手段と、
    前記現在エンジントルクが前記ガードエンジントルクを超えたか否かを判定する追従判定手段と、
    前記現在エンジントルクが前記ガードエンジントルクに向けて徐変するように徐変エンジントルクを設定する徐変エンジントルク設定手段と、を備え、
    前記目標エンジントルク設定手段は、
    前記追従判定手段による追従の判定前においては、前記要求エンジントルクを前記目標エンジントルクとし、
    前記追従判定手段による追従の判定後においては、前記徐変エンジントルクと前記ガードエンジントルクとのうちの大きい方のエンジントルクを選択し、前記選択されたエンジントルクと前記要求エンジントルクとのうちの小さい方のエンジントルクを前記目標エンジントルクとする
    ことを特徴とするエンジンの制御装置。
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