JP2019167786A - 小便器 - Google Patents

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基紀 小林
Motoki Kobayasi
基紀 小林
松本 健志
Kenji Matsumoto
松本  健志
轟木 健太郎
Kentaro Todoroki
健太郎 轟木
裕也 正平
Yuya Shohei
裕也 正平
幸弘 澤山
Yukihiro Sawayama
幸弘 澤山
山▲崎▼ 洋式
Hironori Yamazaki
洋式 山▲崎▼
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Abstract

【課題】吐水装置が、吐水口部に加えて、ボウル面上に光を照射する第1光照射装置と、吐水装置の前方に向けて光を照射する第2光照射装置と、を備える場合に、吐水装置を薄型化することができると共に、第2光照射装置から照射される光が、第1光照射装置から照射される光と混ざり、第1光照射装置から照射される光の強度や色に影響を与えることを抑制することができる小便器を提供する。【解決手段】本発明の小便器1の吐水装置10は、洗浄水を吐出する吐水口部12と、第1光照射装置20の下方の開口部26とを形成すると共に、吐水装置10の内部において第2光照射装置22を第1光照射装置20の側方又は上方に配置し、さらに、第1光照射装置20と第2光照射装置22との間に遮断部46を設けている。【選択図】図3

Description

本発明は、小便器に関し、特に、ターゲット位置の指示機能を備えた小便器に関する。
特許文献1には、小便器が記載され、この小便器にはボウル背壁面の上部内面に照明手段が取付けられている。この照明手段はLEDから出力されるレーザー光をボウル背壁面に照射し、使用者に放尿位置を表示している。このように放尿位置を表示させることにより使用者は放尿位置に向かって容易に放尿をすることができる。
また、特許文献2には便器装置(小便器)が記載されており、この小便器では、使用者が小便を当てるべき位置を、ボウル面にレーザ光を照射することにより指示している。この便器装置では、レーザ光の照射器が小便器正面の床面に埋め込まれており、人感センサが小便器への人の接近を検知すると、照射器が床部から突出して、小便器のボウル面の所定位置に向けてレーザ光を照射するように構成されている。
特開2014−156739号公報 特開2002−276010号公報
特許文献1及び2に記載されているように、従来においては、レーザー光の照射装置は小便器のボウル背壁面の上部やボウル部外に光照射装置として独立して配置されていた。本発明の発明者は、レーザー光の照射装置を他の構造部材と一体化してよりシンプルな構成にすることを鋭意研究した結果、小便器の吐水装置とレーザー光の照射装置とを一体化することによりシンプルな構成が実現できることを見出した。
また、近年、小便器の状態を発光して知らせる光照射装置を有する小便器も知られている。このような光照射装置についても、小便器のボウル部の上部やボウル部外に光照射装置として独立して配置されていた。そこで、本発明の発明者は、このような光照射装置についても小便器の吐水装置と一体化することによりシンプルな構成が実現できることを見出した。
小便器外に独立した構造として設けられていたレーザー光の照射装置や光照射装置を、吐水装置に組み込むことにより、小便器のシステムとしてはシンプルな構成が実現された。しかしながら、小便器の吐水装置がレーザー光の照射装置及び光照射装置と一体化して構成されることにより、吐水装置の厚みが増大されるという新たな問題が生じることとなった。吐水装置の厚みが増大されると使用者に違和感を与える可能性があり好ましくない。
そこで、吐水装置の厚みを薄型化するため、吐水装置の内部の限られた領域においてレーザー光の照射装置及び光照射装置を近接して配置しようとすると、それぞれの光源から照射される光が混ざり、光の強度や色に影響を与える問題が生じることとなった。
従って、本発明は、吐水装置が、吐水口部に加えて、ボウル面上に光を照射する第1光照射装置と、吐水装置の前方に向けて光を照射する第2光照射装置と、を備える場合に、吐水装置を薄型化することができると共に、第2光照射装置から照射される光が、第1光照射装置から照射される光と混ざり、第1光照射装置から照射される光の強度や色に影響を与えることを抑制することができる小便器を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、ターゲット位置の指示機能を備えた小便器であって、小便を受ける上記ボウル面及びこのボウル面の底部に設けられた排水口を備えたボウル部と、上記ボウル面の上部に取り付けられ、洗浄水を吐出することにより、上記ボウル面を洗浄する吐水装置であって、使用者が小便を当てるべきターゲット位置を上記ボウル面上に指示するように、下方の上記ボウル面上に光を照射する第1光照射装置と、上記小便器の状態を表すような光を上記吐水装置の前方に向けて照射する第2光照射装置と、を備えた上記吐水装置と、を備え、上記吐水装置は、洗浄水を吐出する吐水口部と、上記第1光照射装置の下方の開口部とを形成すると共に、上記吐水装置の内部において上記第2光照射装置を上記第1光照射装置の側方又は上方に配置し、さらに、上記第1光照射装置と上記第2光照射装置との間に遮断部を設けたことを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、洗浄水を吐水口部から吐出する吐水装置が、洗浄水を吐出する吐水口部に加えて、使用者が小便を当てるべきターゲット位置を上記ボウル面上に指示するように、下方の上記ボウル面上に光を照射する第1光照射装置と、上記小便器の状態を表すような光を上記吐水装置の前方に向けて照射する第2光照射装置と、を備える場合において、吐水装置が吐水装置の内部において第2光照射装置を第1光照射装置の側方又は上方に配置することにより、吐水装置を薄型化することができる。
また、このように吐水装置を薄型化するように、吐水装置の内部に第1光照射装置及び第2光照射装置を配置する場合において、第1光照射装置と第2光照射装置との間に遮断部を設けることにより、第2光照射装置から照射される光が、第1光照射装置から照射される光と混ざり、第1光照射装置から照射される光の強度や色に影響を与えることを抑制することができる。
さらに、第1光照射装置と第2光照射装置との間に遮断部を設けるので、照射装置の光をより効率的に照射方向に向けて照射することができ、それぞれの光照射装置から照射される光の強度の低下を抑制することができ、光を使用者に視認しやすくすることができる。
本発明において、好ましくは、上記遮断部は、上記第2光照射装置の回路基板を覆うポッティング材を充填する区画の一部を形成する。
このように構成された本発明によれば、遮断部によって形成されるポッティング材を充填する区画に、第2光照射装置の回路基板を覆うようにポッティング材が充填され、ポッティングが形成される。よって、第2光照射装置の回路基板の被水を防止し、防水性を向上させることができる。また、遮断部がポッティング材を充填する区画の一部を形成するため、ポッティング材を充填する区画を形成するために新たな部材を設ける必要が無く、吐水装置を小型化することができる。
本発明において、好ましくは、上記吐水装置は、上記第1光照射装置が配置される空間及び上記第2光照射装置が配置される空間と、上記吐水口部まで延びる導水路とを仕切る仕切り壁を備えている。
このように構成された本発明によれば、吐水装置が第1光照射装置が配置される空間及び第2光照射装置が配置される空間と、吐水口部まで延びる導水路とを仕切る仕切り壁を備えている。よって、それぞれの光照射装置が被水してしまうことを抑制することができると共に、第1光照射装置及び第2光照射装置から照射される光が水滴によりぼやけることを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、上記遮断部は、上記吐水装置の内部に上記第1光照射装置及び上記第2光照射装置を配置する吐水装置本体部材と一体に形成されている。
このように構成された本発明によれば、遮断部が吐水装置の内部に第1光照射装置及び第2光照射装置を配置する吐水装置本体部材と一体に形成されているので、別部材の遮断部を吐水装置本体部材に取り付けるための取付構造を省略することができ、吐水装置を小型化することができる。
本発明において、好ましくは、上記遮断部は、上記第2光照射装置の周囲を取り囲むように形成されている。
このように構成された本発明によれば、上記第2光照射装置の光が周囲に漏れ出すことをより確実に防ぐことができる。また、第2光照射装置の光をより効率的に吐水装置の前方に向けて導くことができ、照射される光の強度の低下を抑制することができる。
本発明の小便器によれば、吐水装置が、吐水口部に加えて、ボウル面上に光を照射する第1光照射装置と、吐水装置の前方に向けて光を照射する第2光照射装置と、を備える場合に、吐水装置を薄型化することができると共に、第2光照射装置から照射される光が、第1光照射装置から照射される光と混ざり、第1光照射装置から照射される光の強度や色に影響を与えることを抑制することができる。
本発明の一実施形態による小便器全体を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による小便器の断面図である。 本発明の一実施形態による小便器に取り付けられているスプレッダーの断面図である。 本発明の一実施形態による小便器に取り付けられているスプレッダーの正面図である。 本発明の一実施形態による小便器のスプレッダーの遮断部の第1変形例を示すスプレッダーの断面図である。 本発明の一実施形態による小便器のスプレッダーの遮断部の第2変形例を示すスプレッダーの断面図である。 本発明の一実施形態による小便器のスプレッダーの遮断部の第2変形例を示すスプレッダーの正面図である。 本発明の一実施形態による小便器のスプレッダーの遮断部の第3変形例を示すスプレッダーの断面図である。 本発明の一実施形態による小便器のスプレッダーの遮断部の第4変形例を示すスプレッダーの断面図である。 本発明の一実施形態による小便器のスプレッダーの遮断部の第5変形例を示すスプレッダーの断面図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による小便器を説明する。
まず、図1乃至図4を参照して、本発明の一実施形態による小便器を説明する。図1は本発明の一実施形態による小便器全体を示す斜視図であり、図2は本発明の一実施形態による小便器の断面図であり、図3は本発明の一実施形態による小便器に取り付けられているスプレッダーの断面図であり、図4は本発明の一実施形態による小便器に取り付けられているスプレッダーの正面図である。
なお、小便器の「後方」は、小便器の壁面に当接する背面側の方向とし、小便器の「前方」は、小便器を使用する使用者側から見て手前側の方向(「後方」の反対方向)とし、小便器を前方から見て右側の方向を右方向とし、前方から見て左側の方向を左方向とし、右方向及び左方向を小便器の側方として説明している。
図1に示すように、本発明の一実施形態の小便器1は、壁面Wに取り付けて使用する壁掛け形の小便器である。小便器1は、前方側に形成されたボウル部2を備えている。ボウル部2は、使用者の小便を受けるボウル面4と、このボウル面4の底部に設けられた排水口部6と、小便器1の前に立つ使用者を検知する人体検知センサ(図示せず)とを備えている。
図2に示すように、さらに、小便器1には、排水口部6と連通するように下方に向けて延びる下降管8aと、この下降管8aの下端から折り返して上方に向けて延びる上昇管8bと、この上昇管8bの上端から壁面Wに向けて水平に延びる排出管8cが設けられている。下降管8a及び上昇管8bはトラップ管路として機能する。排出管8cは排水配管9に接続されており、排水配管9は、壁面Wを通って壁面Wの裏側まで延び、排水設備(図示せず)まで延びている。排水口部6を覆うように、概ね円盤状の目皿11が配置されている。
次に、図2乃至図4を参照して、スプレッダー10の構成を詳細に説明する。
小便器1は、さらに、ボウル面4の左右方向中央の上部に吐水装置であるスプレッダー10を備えている。スプレッダー10は、ボウル面4に取り付けられ、洗浄水を吐水口部12から吐出することにより、ボウル面4を洗浄するようになっている。
ボウル面4は、壁面Wと概ね平行に延びる正面部4aと、この正面部4aの両側から、小便器1の前端部に向けて延びる側面部4bから構成されている。正面部4a及び側面部4bの上方は開放されており、ボウル面4には「天井面」に相当する部分がない。また、正面部4aは、その上部においては概ね平面状に構成され、下方にかけて前端部側(使用者が立つ側)にせり出すように湾曲して形成されている。
図1、図3及び図4に示すように、スプレッダー10は、正面部4aに取り付けられている。正面部4aのスプレッダー10が取り付けられている部分は、概ね鉛直に延びる平面を形成している。
スプレッダー10は、正面部4aに取り付けられる吐水装置本体部材である本体基部14と、前方側を覆うように形成される吐水装置本体部材である本体カバー部16と、吐水口部12からボウル面4の正面部4aの裏側へ延びる導水路18と、下方のボウル面4上に光を照射する第1光照射装置20と、光をスプレッダー10の前方に向けて照射する第2光照射装置22と、を備えている。また、小便器1は、第1光照射装置20及び第2光照射装置22の動作を制御する制御部24を備えている。
スプレッダー10は、吐水機能に加えて、複数の光照射装置を備えた高機能光照射装置を兼ねているタイプのスプレッダーである。
本体基部14は、正面部4aの開口に取付けられている。本体基部14は、正面部4aの前側において概ね円柱状の外形を形成している。本体基部14は、樹脂により形成されている。本体カバー部16は、概ね円筒状のキャップ部分の外形を形成し、本体基部14の外径よりも大きな内径を有している。本体カバー部16は、前面16aが円形に形成され、側面16b(図1参照)の外周のうち下部の一部が開口され、その他の部分は側壁を形成している。本体カバー部16は、本体基部14と組み合わさった状態で、スプレッダー10の内部において第1光照射装置20と第2光照射装置22とを配置し、これらを内蔵する。本体カバー部16は、樹脂により形成されている。
本体基部14及び本体カバー部16は、洗浄水を吐出する吐水口部12を形成している。吐水口部12は、スプレッダー10の正面部4aの取付面部分に沿って延びる薄型の開口であり、下方に向けて扇形に広がるように形成されている。洗浄水は、この吐水口部12から下方に向けて吐出される。さらに、本体基部14及び本体カバー部16は、第1光照射装置20の下方の開口部26を形成している。開口部26は、第1光照射装置20が配置される第1空間28の出口を形成している。
導水路18は、ボウル面4の正面部4aを貫通して延びる管状の部分を形成し、洗浄水の給水源(図示せず)に接続される。吐水口部12は、導水路18と連通するように構成されており、導水路18を介して供給された洗浄水を、下方に向けて吐水口部12から吐出するように構成されている。これにより、図1の矢印Fに示すように、スプレッダー10から吐出される洗浄水は、ボウル面4の正面部4aに沿って下方に広がるように流れ、その一部は、ボウル面4の側面部4bに沿って小便器1の前端部まで導かれる。
図3に示すように、導水路18には、給水源である水道32から電磁弁34を介して洗浄水が供給される。この電磁弁34は、制御部24の制御信号に基づいて、所定のタイミングで開閉される。また、制御部24は、第1光照射装置20と電気的に接続され、第1光照射装置20から所定のタイミングで所定のパターンの光を射出させる。また、制御部24は、第2光照射装置22とも電気的に接続され、第2光照射装置22から所定のタイミングで所定のパターンの光を射出させる。制御部24は、マイクロプロセッサ、メモリ、インターフェイス回路、及びこれらを作動させるプログラム等(図示せず)により、小便器1の洗浄動作、及び第1光照射装置20及び第2光照射装置22の発光動作を制御する機能を有する。
第1光照射装置20は、スプレッダー10内に内蔵される。第1光照射装置20は、ボウル面4の正面部4a上に光を投射することにより、ボウル面4上に輝点Tを形成し、使用者が小便を当てるべきターゲット位置をボウル面4上に指示するように構成されている。よって、小便器1は、ターゲット位置の指示機能を備えている。
第1光照射装置20は、光源である第1発光ダイオード36と、この第1発光ダイオード36から発せられた光を所定の広がり角度で射出させる光射出部であるレンズ38と、を備えている。第1光照射装置20は、ユニット化されており、第1光照射装置20の下端20aが開口部26の近傍に配置される。第1発光ダイオード36は、制御部24からの指令により、所定のパターンで発光するように制御される。第1発光ダイオード36は、例えば、青色の光を発光する。第1発光ダイオード36は、発光する光の色を変更可能な多色タイプのものであってもよい。第1発光ダイオード36の取り付けられた回路基板(図示せず)はハーネス37により制御部24と電気的に接続されている。
レンズ38は、第1光照射装置20の下端から射出される光が、下方に向けて、所定の光軸Aを中心に僅かな広がり角をもって射出されるように構成され、配置されている。第1光照射装置20の下端20aから下方向きに射出された光はボウル面4上の所定の位置に当たり、ボウル面4上にターゲットマークとして輝点Tを形成する。この輝点Tの位置が、小便を当てるべきターゲット位置として使用者に指示される。
変形例として、第1光照射装置20はレーザー光を照射するレーザーダイオードであってもよく、第1光照射装置20がレーザーダイオードである場合にはレンズ38は省略される。
第2光照射装置22は、小便器1の状態を表すような光をスプレッダー10の前方に向けて照射する。第2光照射装置22は、光源である第2発光ダイオード40と、第2発光ダイオード40を設ける回路基板42とを備えている。
第2発光ダイオード40は、スプレッダー10の前面上部に向けて配置される。第2発光ダイオード40から発せられた光は本体カバー部16を透過して本体カバー部16の前方に射出される。第2発光ダイオード40は、制御部24からの指令により、小便器1の状態に応じて発光形態が変化する。第2発光ダイオード40は、例えば、人体検知センサの人体検知状態に応じて点滅発光する、また例えば制御部24のエラー等の状態に応じて点滅発光するように制御部24により制御される。また例えば制御部24が小便器1の清掃状態を認識する場合には第2発光ダイオード40は点滅発光される。点滅発光のパターンは、それぞれの状態に応じて、1Hz点滅、2Hz点滅、2回点滅等に変更されるため、使用者に小便器1の各状態を識別させることができる。
第2発光ダイオード40は、赤色の光を発光する。第2発光ダイオード40は、発光する光の色を変更可能な多色タイプのものであってもよい。第2発光ダイオード40は、別の色を発光する複数のLEDを並べることにより構成されてもよい。例えば第2発光ダイオード40が人体検知センサの人体検知状態に応じて青色発光し、制御部24のエラー等の状態に応じて赤色発光するように制御部24により制御されてもよい。回路基板42は、ハーネス44により制御部24と電気的に接続されている。
小便器1の正面視において、吐水口部12と第1光照射装置20とは、スプレッダー10内の重なる位置に位置決めされている。また、吐水口部12と第1光照射装置20とは、正面部4aからの前方向の高さが異なる高さとなる位置に位置決めされている。小便器1の正面視において、吐水口部12と第2光照射装置22とは、スプレッダー10内の重ならない位置に位置決めされている。また、吐水口部12と第2光照射装置22とは、正面部4aからの前方向の高さが異なる高さとなる位置に位置決めされている。第1光照射装置20と第2光照射装置22とは、正面部4aからの高さがほぼ同じ高さとなっていている。なお、吐水口部12と、第2光照射装置22とは、スプレッダー10内において、小便器1の正面視において重なる位置に位置決めされていてもよい。
これにより、吐水口部12、第1光照射装置20及び第2光照射装置22を、本体基部14と、本体カバー部16とにより形成される内側空間内に配置することができ、さらに、スプレッダー10を比較的コンパクトに形成することができる。また、吐水口部12と、第1光照射装置20及び第2光照射装置22とを、正面部4aからの高さが異なる高さとなる位置に配置することにより、吐水口部12の正面側のボウル面4の中央位置を避けて第1光照射装置20を配置する必要が無く、ボウル面4の中央に第1光照射装置20を配置することができる。このため、第1光照射装置20は、ボウル面4の適正な位置に向けてまっすぐに光を照射することができ、ボウル面4上に左右対称な綺麗な輝点Tを容易に形成することができる。吐水口部12が正面部4a近傍に配置され、第1光照射装置20が吐水口部12の前側に(吐水口部12よりも正面部4aから離間した位置に)配置されている。
このように、スプレッダー10が、洗浄水を吐出する吐水口部12に加えて、第1光照射装置20と、第2光照射装置22と、を備える場合において、さらに、スプレッダー10を前後方向に薄型化してコンパクトに形成するように、スプレッダー10の内部において第2光照射装置22を第1光照射装置20の側方又は上方に配置し、さらに、第1光照射装置20と第2光照射装置22との間に遮断部46を設けている。
本体基部14と、本体カバー部16とにより形成される内側空間内において、第1光照射装置20は、左右中央に配置されている。内側空間内において、第2光照射装置22は第1光照射装置20の下端20aよりも上方に配置されている。第2光照射装置22は、第1光照射装置20の側方の上方に配置されていてもよい。第2光照射装置22を第1光照射装置20の側方又は上方に配置するので、第2光照射装置22及び第1光照射装置20の正面部4aからの高さをほぼ同じ高さとすることができる。よって、第1光照射装置20及び第2光照射装置22を内蔵したとしても、スプレッダー10が前後方向に厚くなることを抑制し、スプレッダー10を小型化且つ薄型化することができる。
さらに、スプレッダー10を小型化且つ薄型化するように、第2光照射装置22を第1光照射装置20の側方又は上方に近接して配置したとしても、第1光照射装置20と第2光照射装置22との間に遮断部46を設けることにより、第2光照射装置22から照射される光が、第1光照射装置20から照射される光と混ざることを防ぐことができる。さらに、第2光照射装置22から照射される光が、第1光照射装置20から照射される光の強度や色に影響を与えることを抑制することができる。
遮断部46は、第1光照射装置20と第2光照射装置22との間に位置している。遮断部46は、本体基部14から前後方向にほぼ水平に本体カバー部16まで延びている。遮断部46は、スプレッダー10を前方から見て回路基板42の下辺に沿ってほぼ水平な板状部分を形成している。遮断部46は、第1光照射装置20が配置される第1空間28と、第2光照射装置22が配置される第2空間30とを区切る壁部を形成している。遮断部46は、第2光照射装置22の第2発光ダイオード40から発する光が第1光照射装置20側の第1空間28に漏れることを抑制する。よって、第2光照射装置22の光をより効率的にスプレッダー10の前方に向けて導くことができ、照度の低下を抑制し、照射される光の強度の低下を抑制することができる。
遮断部46と本体カバー部16との間に隙間が形成されていてもよい。よって、遮断部46は、回路基板42から回路基板42上の第2発光ダイオード40よりも前方側の所定距離まで延びるように形成されてもよい。このとき遮断部46と本体カバー部16との間の隙間は、第2発光ダイオード40から発する光がこの隙間を通って下方側の第1空間28に漏れにくい大きさに形成される。
遮断部46は、本体基部14と一体に形成されているので、遮断部46を本体基部14に取付ける取付部材を省略することができ、本体基部14を小型化することができ、スプレッダー10を小型化することができる。
遮断部46は、第2光照射装置22の回路基板42を覆うポッティング材を充填する区画の一部を形成する。より具体的には、遮断部46は、回路基板42を囲うように形成される壁部のうち第1光照射装置20側の壁部を形成している。よって、遮断部46は、ポッティング材を充填する容器の一部を形成することとなり、液体状態のポッティング用の樹脂を貯留して硬化させることができる。第2光照射装置22が配置される第2空間30は、回路基板42、本体カバー部16、本体基部14及び遮断部46により形成され、ポッティング材が充填され、ポッティング48が第2空間30のほぼ全体又は一部を満たすように形成される。よって、ポッティング48により第2光照射装置22の回路基板42の被水を防止し、防水性を向上させることができる。また、遮断部46がポッティング材を充填する容器の一部を兼ねることにより、遮断部46の他に容器を形成する部材を取付ける必要がなくなり、部材点数を減らすことができ、スプレッダー10を安価にできると共に小型化することができる。
なお、スプレッダー10の本体基部14は、第1光照射装置20が配置される第1空間28及び第2光照射装置22が配置される第2空間30と、吐水口部12まで延びる導水路18とを仕切る仕切り壁50を備えている。仕切り壁50は、吐水口部12の前方且つ第1光照射装置20及び第2光照射装置22の後方で左右方向に広がる壁面を形成している。よって、第1光照射装置20及び第2光照射装置22のそれぞれが被水してしまうことを抑制することができると共に、第1光照射装置20及び第2光照射装置22に水滴が付着することにより第1光照射装置20及び第2光照射装置22から照射される光が水滴によりぼやけることを抑制することができる。
つぎに、図5を参照して、本発明の一実施形態による小便器1のスプレッダー10の遮断部46の第1変形例について説明する。
図5は本発明の一実施形態による小便器のスプレッダーの遮断部の第1変形例を示すスプレッダーの断面図である。
本発明の一実施形態の第1変形例として、小便器1のスプレッダー10の遮断部146は、本体カバー部16と一体に形成されているので、遮断部146を本体カバー部16に取付ける取付部材を省略することができ、本体カバー部16を小型化することができ、スプレッダー10を小型化することができる。
遮断部146は、第1光照射装置20と第2光照射装置22との間に位置している。遮断部146は、本体カバー部16から前後方向にほぼ水平に本体基部14まで延びている。遮断部146は、スプレッダー10を前方から見て回路基板42の下辺に沿ってほぼ水平な板状部分を形成している。遮断部146は、第1光照射装置20が配置される第1空間28と、第2光照射装置22が配置される第2空間30とを区切る壁部を形成している。遮断部146は、第2光照射装置22の第2発光ダイオード40から発する光が第1光照射装置20側の第1空間28に漏れることを抑制する。第2光照射装置22の光をより効率的にスプレッダー10の前方に向けて導くことができ、照度の低下を抑制し、照射される光の強度の低下を抑制することができる。
遮断部146は、第2光照射装置22の回路基板42を覆うポッティング材を充填する区画の一部を形成する。より具体的には、遮断部146は、回路基板42を囲うように形成される壁部のうち第1光照射装置20側の壁部を形成している。よって、遮断部146は、ポッティング材を充填する容器の一部を形成することとなり、液体状態のポッティング用の樹脂を貯留して硬化させることができる。第2光照射装置22が配置される第2空間30は、回路基板42、本体カバー部16、本体基部14及び遮断部146により形成され、ポッティング材が充填され、ポッティング48が第2空間30のほぼ全体又は一部を満たすように形成される。よって、ポッティング48により第2光照射装置22の回路基板42の被水を防止し、防水性を向上させることができる。また、遮断部146がポッティング材を充填する容器の一部を兼ねることにより、遮断部146の他に容器を形成する部材を取付ける必要がなくなり、部材点数を減らすことができ、スプレッダー10を安価にできると共に小型化することができる。
つぎに、図6及び図7を参照して、本発明の一実施形態による小便器1のスプレッダー10の遮断部46の第2変形例について説明する。
図6は本発明の一実施形態による小便器のスプレッダーの遮断部の第2変形例を示すスプレッダーの断面図であり、図7は本発明の一実施形態による小便器のスプレッダーの遮断部の第2変形例を示すスプレッダーの正面図である。
本発明の一実施形態の第2変形例として、小便器1のスプレッダー10の遮断部246は、本体基部14及び本体カバー部16と別体に形成されると共に、円筒状に形成されている。
遮断部246は、第1光照射装置20と第2光照射装置22との間に位置している。遮断部246は、本体基部14から前後方向にほぼ水平に本体カバー部16まで延びている。遮断部246は、スプレッダー10を前方から見て本体カバー部16の内側にほぼ円形に形成されている。遮断部246は、第1光照射装置20が配置される第1空間28と、第2光照射装置22が配置される第2空間30とを区切る壁部を形成している。遮断部246は、第2光照射装置22の第2発光ダイオード40から発する光が第1光照射装置20側の第1空間28に漏れることを抑制する。
遮断部246は、第2光照射装置22の回路基板42を覆うポッティング材を充填する区画の一部を形成する。より具体的には、遮断部246は、一部材により回路基板42を囲うように形成される壁部を形成している。第2光照射装置22が配置される第2空間30は、回路基板42、本体カバー部16及び遮断部246により形成され、ポッティング材が充填され、ポッティング48が第2空間30のほぼ全体又は一部を満たすように形成されている。よって、ポッティング48により第2光照射装置22の回路基板42の被水を防止し、防水性を向上させることができる。このように、遮断部246がポッティング材を充填する容器の一部を兼ねることにより、遮断部246の他に容器を形成する部材を取付ける必要がなくなり、部材点数を減らすことができ、スプレッダー10を安価にできると共に小型化することができる。さらに、遮断部246は、円筒状に形成されているので、一部材によりポッティング材を充填する第2空間30の側面を覆うことができ、比較的簡単にポッティング材を充填する容器を構成することができる。よって、部材点数を減らすことができ、スプレッダー10を安価にできると共に小型化することができる。
また、遮断部246は、第2光照射装置22の側方の周囲を取り囲むように形成されている。よって、第2光照射装置22の光が側方の周囲に漏れ出すことをより確実に防ぐことができる。また、第2光照射装置22の光をより効率的にスプレッダー10の前方に向けて導くことができ、照度の低下を抑制し、照射される光の強度の低下を抑制することができる。
つぎに、図8を参照して、本発明の一実施形態による小便器1のスプレッダー10の遮断部46の第3変形例について説明する。
図8は本発明の一実施形態による小便器のスプレッダーの遮断部の第3変形例を示すスプレッダーの断面図である。
本発明の一実施形態の第3変形例として、小便器1のスプレッダー10の遮断部346は、本体基部14及び本体カバー部16と別体に形成されると共に平板状に形成されている。
遮断部346は、第1光照射装置20と第2光照射装置22との間に位置している。遮断部346は、回路基板42上に実装される電子部品である。1つ又は複数の電子部品が壁のように配置されることにより、遮断部346を構成している。このような電子部品の位置に回路基板がさらに配置されていてもよい。遮断部346は、本体基部14から前後方向にほぼ水平に本体カバー部16まで延びている。遮断部346は、スプレッダー10を前方から見て回路基板42の下部まで延びるほぼ水平な板状部分を形成している。遮断部346は、第1光照射装置20が配置される第1空間28と、第2光照射装置22が配置される第2空間30とを区切る壁部を形成している。遮断部346は、第2光照射装置22の第2発光ダイオード40から発する光が第1光照射装置20側の第1空間28に漏れることを抑制する。
遮断部346は、第2光照射装置22の回路基板42を覆うポッティング材を充填する区画の一部を形成する。より具体的には、遮断部346は、回路基板42を囲うように形成される壁部のうち第1光照射装置20側の壁部を形成している。よって、遮断部346は、ポッティング材を充填する容器の一部を形成することとなり、液体状態のポッティング用の樹脂を貯留して硬化させることができる。第2光照射装置22が配置される第2空間30は、回路基板42、本体カバー部16、本体基部14及び遮断部346により形成され、ポッティング材が充填され、ポッティング48が第2空間30のほぼ全体又は一部を満たすように形成される。よって、ポッティング48により第2光照射装置22の回路基板42の被水を防止し、防水性を向上させることができる。また、遮断部346がポッティング材を充填する容器の一部を兼ねることにより、遮断部346の他に容器を形成する部材を取付ける必要がなくなり、部材点数を減らすことができ、スプレッダー10を安価にできると共に小型化することができる。
つぎに、図9を参照して、本発明の一実施形態による小便器1のスプレッダー10の遮断部46の第4変形例について説明する。
図9は本発明の一実施形態による小便器のスプレッダーの遮断部の第4変形例を示すスプレッダーの断面図である。
本発明の一実施形態の第4変形例として、小便器1のスプレッダー10の遮断部446は、第1光照射装置20により形成されている。
遮断部446は、第1光照射装置20の上部により形成されている。第1光照射装置20が、本体基部14と本体カバー部16とを前後方向にほぼ接続する部分を形成し、遮断部446として機能している。第1光照射装置20は、少なくとも第2光照射装置22の第2発光ダイオード40の鉛直下方において遮断部446として機能する部分を形成している。遮断部446は、本体基部14から前後方向にほぼ水平に本体カバー部16まで延びている。遮断部446は、スプレッダー10を前方から見て回路基板42の下方においてほぼ水平な板状部分を形成している。遮断部446は、第1光照射装置20が配置される第1空間28と、第2光照射装置22が配置される第2空間30とを少なくとも部分的に区切る壁部を形成している。遮断部446は、第2光照射装置22の第2発光ダイオード40から発する光が第1光照射装置20側の第1空間28に漏れることを抑制する。
遮断部446は、第2光照射装置22の回路基板42を覆うポッティング材を充填する区画の一部を形成する。より具体的には、遮断部446は、回路基板42を囲うように形成される壁部のうち第1光照射装置20側の壁部を形成している。よって、遮断部446は、ポッティング材を充填する容器の一部を形成することとなり、液体状態のポッティング用の樹脂を貯留して硬化させることができる。第2光照射装置22が配置される第2空間30は、回路基板42、本体カバー部16、本体基部14及び遮断部446により形成され、ポッティング材が充填され、ポッティング48が第2空間30のほぼ全体又は一部を満たすように形成される。よって、ポッティング48により第2光照射装置22の回路基板42の被水を防止し、防水性を向上させることができる。また、遮断部446がポッティング材を充填する容器の一部を兼ねることにより、遮断部446の他に容器を形成する部材を取付ける必要がなくなり、部材点数を減らすことができ、スプレッダー10を安価にできると共に小型化することができる。
つぎに、図10を参照して、本発明の一実施形態による小便器1のスプレッダー10の遮断部46の第5変形例について説明する。
図10は本発明の一実施形態による小便器のスプレッダーの遮断部の第5変形例を示すスプレッダーの断面図である。
本発明の一実施形態の第5変形例として、小便器1のスプレッダー10の遮断部546は、第1光照射装置20及び遮断構造552により形成されている。
遮断構造552は、第1光照射装置20及び本体カバー部16の間の隙間を左右方向の所定長さにわたって埋めるように形成されている。よって、第1光照射装置20及び遮断構造552が、本体基部14と本体カバー部16とを前後方向にほぼ接続する部分を形成し、光を遮断する遮断部546として機能している。本体基部14と本体カバー部16とを前後方向にほぼ接続できる構造であれば、遮断構造552は、第1光照射装置20及び本体基部14の間の隙間を埋めるように形成されていてもよい。遮断構造552は、本体基部14と本体カバー部16とは別部材であるが、本体基部14及び本体カバー部16のいずれかと一体に形成されていてもよい。
第1光照射装置20及び遮断構造552は、第2光照射装置22の第2発光ダイオード40の少なくとも鉛直下方において遮断部546として機能する部分を形成している。遮断構造552は、スプレッダー10を前方から見て回路基板42の左右方向の幅に相当する長さにわたってほぼ水平な板状部分を形成している。遮断部546は、第1光照射装置20及び遮断構造552により、第1光照射装置20が配置される第1空間28と、第2光照射装置22が配置される第2空間30とを少なくとも部分的に区切る壁部を形成している。遮断部546は、第2光照射装置22の第2発光ダイオード40から発する光が第1光照射装置20側の第1空間28に漏れることを抑制する。
遮断部546は、第2光照射装置22の回路基板42を覆うポッティング材を充填する区画の一部を形成する。より具体的には、遮断部546は、回路基板42を囲うように形成される壁部のうち第1光照射装置20側の壁部を形成している。よって、遮断部546は、ポッティング材を充填する容器の一部を形成することとなり、液体状態のポッティング用の樹脂を貯留して硬化させることができる。第2光照射装置22が配置される第2空間30は、回路基板42、本体カバー部16、本体基部14及び遮断部546により形成され、ポッティング材が充填され、ポッティング48が第2空間のほぼ全体又は一部を満たすように形成される。よって、ポッティング48により第2光照射装置22の回路基板42の被水を防止し、防水性を向上させることができる。また、遮断部546がポッティング材を充填する容器の一部を兼ねることにより、遮断部546の他に容器を形成する部材を取付ける必要がなくなり、部材点数を減らすことができ、スプレッダー10を安価にできると共に小型化することができる。
本発明の一実施形態の小便器1によれば、洗浄水を吐水口部12から吐出するスプレッダー10が、洗浄水を吐出する吐水口部12に加えて、使用者が小便を当てるべきターゲット位置をボウル面4上に指示するように、下方のボウル面4上に光を照射する第1光照射装置20と、小便器1の状態を表すような光をスプレッダー10の前方に向けて照射する第2光照射装置22と、を備える場合において、スプレッダー10がスプレッダー10の内部において第2光照射装置22を第1光照射装置20の側方又は上方に配置することにより、スプレッダー10を薄型化することができる。また、このようにスプレッダー10を薄型化するように、スプレッダー10の内部に第1光照射装置20及び第2光照射装置22を配置する場合において、第1光照射装置20と第2光照射装置22との間に遮断部46、146、246、346、446、546を設けることにより、第2光照射装置22から照射される光が、第1光照射装置20から照射される光と混ざり、第1光照射装置20から照射される光の強度や色に影響を与えることを抑制することができる。
また、遮断部46、146、246、346、446、546を設けることにより、第2光照射装置22から照射される光が、スプレッダー10内で反射され、ボウル面4上に照射されてしまうことを抑制することができる。
また、子供等の背の低い使用者がスプレッダー10の下部を見上げた場合に、第1光照射装置20から照射される光とは別の第2光照射装置22からの光が見えることにより、この使用者にスプレッダー10への違和感を生じさせることを抑制することができる。
さらに、第1光照射装置20と第2光照射装置22との間に遮断部46を設けるので、照射装置の光をより効率的に照射方向に向けて照射することができ、それぞれの光照射装置から照射される光の強度の低下を抑制することができ、光を使用者に視認しやすくすることができる。
また、本発明の一実施形態の小便器1によれば、遮断部46、146、246、346、446、546によって形成されるポッティング材を充填する区画に、第2光照射装置22の回路基板42を覆うようにポッティング材が充填され、ポッティング48が形成される。よって、第2光照射装置22の回路基板42の被水を防止し、防水性を向上させることができる。
また、遮断部46、146、246、346、446、546がポッティング材を充填する区画の一部を形成するため、ポッティング材を充填する区画を形成するために新たな部材を設ける必要が無く、スプレッダー10を小型化することができる。
さらに、本発明の一実施形態の小便器1によれば、スプレッダー10が第1光照射装置20が配置される第1空間28及び第2光照射装置22が配置される第2空間30と、吐水口部まで延びる導水路18とを仕切る仕切り壁50を備えている。よって、それぞれの光照射装置が被水してしまうことを抑制することができると共に、第1光照射装置20及び第2光照射装置22から照射される光が水滴によりぼやけることを抑制することができる。
また、本発明の一実施形態の小便器1によれば、遮断部46、146がスプレッダー10の内部に第1光照射装置20及び第2光照射装置22を配置する吐水装置本体部材と一体に形成されているので、別部材の遮断部46、146を吐水装置本体部材に取り付けるための取付構造を省略することができ、スプレッダー10を小型化することができる。
さらに、本発明の一実施形態の小便器1によれば、第2光照射装置22の光が周囲に漏れ出すことをより確実に防ぐことができる。また、第2光照射装置22の光をより効率的にスプレッダー10の前方に向けて導くことができ、照射される光の強度の低下を抑制することができる。
1 小便器
2 ボウル部
4 ボウル面
4a 正面部
4b 側面部
6 排水口部
8a 下降管
8b 上昇管
8c 排出管
9 排水配管
10 スプレッダー
11 目皿
12 吐水口部
14 本体基部
16 本体カバー部
16a 前面
16b 側面
18 導水路
20 第1光照射装置
20a 下端
22 第2光照射装置
24 制御部
26 開口部
28 第1空間
30 第2空間
32 水道
34 電磁弁
36 第1発光ダイオード
37 ハーネス
38 レンズ
40 第2発光ダイオード
42 回路基板
44 ハーネス
46 遮断部
48 ポッティング
50 仕切り壁
146 遮断部
246 遮断部
346 遮断部
446 遮断部
546 遮断部
552 遮断構造
A 光軸
F 矢印
T 輝点
W 壁面

Claims (5)

  1. ターゲット位置の指示機能を備えた小便器であって、
    小便を受ける上記ボウル面及びこのボウル面の底部に設けられた排水口を備えたボウル部と、
    上記ボウル面の上部に取り付けられ、洗浄水を吐出することにより、上記ボウル面を洗浄する吐水装置であって、使用者が小便を当てるべきターゲット位置を上記ボウル面上に指示するように、下方の上記ボウル面上に光を照射する第1光照射装置と、
    上記小便器の状態を表すような光を上記吐水装置の前方に向けて照射する第2光照射装置と、を備えた上記吐水装置と、を備え、
    上記吐水装置は、
    洗浄水を吐出する吐水口部と、
    上記第1光照射装置の下方の開口部とを形成すると共に、
    上記吐水装置の内部において上記第2光照射装置を上記第1光照射装置の側方又は上方に配置し、さらに、上記第1光照射装置と上記第2光照射装置との間に遮断部を設けたことを特徴とする小便器。
  2. 上記遮断部は、上記第2光照射装置の回路基板を覆うポッティング材を充填する区画の一部を形成する、請求項1に記載の小便器。
  3. 上記吐水装置は、上記第1光照射装置が配置される空間及び上記第2光照射装置が配置される空間と、上記吐水口部まで延びる導水路とを仕切る仕切り壁を備えている、請求項1又は2に記載の小便器。
  4. 上記遮断部は、上記吐水装置の内部に上記第1光照射装置及び上記第2光照射装置を配置する吐水装置本体部材と一体に形成されている、請求項1乃至3の何れか1項に記載の小便器。
  5. 上記遮断部は、上記第2光照射装置の周囲を取り囲むように形成されている、請求項1乃至4の何れか1項に記載の小便器。
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