JP2019166611A - リング端部の成形装置および成形方法 - Google Patents

リング端部の成形装置および成形方法 Download PDF

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達也 西川
雅彦 美濃羽
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雅彦 美濃羽
幸宣 守田
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幸宣 守田
竜郎 都築
Tatsuro Tsuzuki
竜郎 都築
恭平 樋口
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Abstract

【課題】無段変速機のベルトに用いられるリング体の品質をより向上させる。【解決手段】リング端部の成形装置は、リング体の幅方向における端部を成形するものであり、リング体の幅方向が上下を向くように当該リング体をクランプするクランプ装置と、クランプ装置によりクランプされたリング体を回転させる回転装置と、クランプ装置によりクランプされたリング体の幅方向における下側の端部に当接する溝刃を有し回転装置によるリング体の回転を伴って当該端部を切削加工する切削工具と、切削工具に向けてエアを吹き出すエア吹き出し部と、を備える。【選択図】図4

Description

本明細書は、無段変速機のベルトに用いられるリングの幅方向における端部を成形するリング端部の成形装置および成形方法について開示する。
従来より、ベルト式無段変速機におけるリングの幅方向における端部の成形方法として、バレル研磨を用いるものが知られている。バレル研磨は、研磨剤等の副資材のコストが高く、また、リングの内外周表面も研磨されるため、表面の微細な傷が発生し、疲労強度に悪影響を与えるおそれもある。これに代わる手法として、テンションロールとリターンロールとの間に架け渡されたリングに張力を加えた状態でリングを周方向に回転させ、凹溝がロール周面に形成された端面加工ロール(砥石)を、リングの両端部に押し当てることにより、当該両端部を塑性変形によりR状に加工するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−248522号公報
通常、リング端部の成形は、筒状体を切断機を用いて所定幅のリング状に切断する切断工程の後に実行される。上述した特許文献1記載の技術では、切断工程で生じたバリが端面加工ロールの巻き込みにより剥がされ、剥離痕が残ることにより、表面粗さが悪化するおそれがある。また、剥がれたバリが端面加工ロールに付着すると、付着したバリが端面加工ロールによってリングに押し付けられ、リングが傷付くおそれもある。
本開示のリング端部の成形装置および成形方法は、無段変速機のベルトに用いられるリング体の端部の成形品質をより向上させることを主目的とする。
本開示のリング端部の成形装置および成形方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示のリング端部の成形装置は、無段変速機のベルトに用いられるリング体の幅方向における端部を成形するリング端部の成形装置であって、前記リング体の幅方向が上下を向くように当該リング体をクランプするクランプ装置と、前記クランプ装置によりクランプされたリング体を回転させる回転装置と、前記クランプ装置によりクランプされたリング体の幅方向における下側の端部に当接する溝刃を有し、前記回転装置による前記リング体の回転を伴って該端部を切削加工する切削工具と、前記切削工具に向けてエアを吹き出すエア吹き出し部と、を備えることを要旨とする。
この本発明のリング端部の成形装置では、リング体の幅方向が上下を向くように当該リング体をクランプし、リング体の幅方向における下側の端部に切削工具の溝刃を押し当てると共にリング体を回転させることで当該端部を切削加工し、その後、切削工具に向けてエアを吹き出す。これにより、前工程でリング体に生じたバリを切削加工により良好に除去すると共に、切削加工によって生じた加工屑を重力によりリング体から落下させてリング体に残存するのを抑制することができる。また、リング体の下方に配置される切削工具の溝刃に加工屑が残っても、加工屑をエアにより吹き飛ばすことができ、刃溝に加工屑が残ったままの状態で次のリング体が切削加工されるのを抑制することができる。これらの結果、無段変速機のベルトに用いられるリング体の端部の成形品質をより向上させることができる。
本発明のリング端部の成形方法は、無段変速機のベルトに用いられるリング体の幅方向における端部を成形するリング端部の成形方法であって、前記リング体の幅方向が上下を向くように該リング体をクランプし、前記リング体の幅方向における下側の端部に切削工具の溝刃を押し当てると共に該リング体を回転させることで該端部を切削加工し、その後、前記切削工具に向けてエアを吹き出すリング端部成形工程を実行することを要旨とする。
この本発明のリング端部の成形方法では、リング体の幅方向が上下を向くように当該リング体をクランプし、リング体の幅方向における下側の端部に切削工具の溝刃を押し当てると共にリング体を回転させることで当該端部を切削加工し、その後、切削工具に向けてエアを吹き出す。これにより、前工程でリング体に生じたバリを切削加工により良好に除去すると共に、切削加工によって生じた加工屑を重力によりリング体から落下させてリング体に残存するのを抑制することができる。また、リング体の下方に配置される切削工具の溝刃に加工屑が残っても、加工屑をエアにより吹き飛ばすことができ、刃溝に加工屑が残ったままの状態で次のリング体が切削加工されるのを抑制することができる。これらの結果、無段変速機のベルトに用いられるリング体の端部の成形品質をより向上させることができる。
伝達ベルト10を有する無段変速機1の構成図である。 伝達ベルト10の構成の概略を示す構成図である。 リングの製造工程の一例を示す説明図である。 リング端部成形装置20の構成の概略を示す構成図である。 リング端部成形装置20の構成の概略を示す構成図である。 切削ユニット30の構成の概略を示す構成図である。 切削ユニット30の構成の概略を示す構成図である。 切削ユニット30の構成の概略を示す構成図である。 図8の切削工具31の一点鎖線領域を拡大した部分拡大図である。 図8の切削工具31のA−A断面を示す断面図である。 リング端部成形処理の一例を示すフローチャートである。 リング体16の切削に用いる溝刃32を切り替える様子を示す説明図である。 変形例のリングの製造工程を示す説明図である。
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
図1は、無段変速機1の構成の概略を示す構成図である。無段変速機1は、エンジン等の動力源を備える車両に搭載され、図示するように、駆動側回転軸としてのプライマリシャフト2と、当該プライマリシャフト2に設けられたプライマリプーリ3と、プライマリシャフト2と平行に配置される従動側回転軸としてのセカンダリシャフト4と、当該セカンダリシャフト4に設けられたセカンダリプーリ5と、プライマリプーリ3のプーリ溝(V字溝)とセカンダリプーリ5のプーリ溝(V字溝)とに巻き掛けられる伝達ベルト10とを備える。無段変速機1は、プライマリプーリ3とセカンダリプーリ5の溝幅を変更することにより、プライマリプーリ3の動力を無段階に変速してセカンダリプーリ5へ伝達する。
図2は、伝達ベルト10の構成の概略を示す構成図である。伝達ベルト10は、図2に示すように、多数(例えば数百個)のエレメント11を積層リング12で環状に結束することにより構成される。エレメント11は、例えば、プレス加工により鋼板から打ち抜かれて形成されたものである。エレメント11は、左右の側面でプーリ(プライマリプーリ3,セカンダリプーリ5)からの挟圧力を受けつつ、プーリとの接線方向の摩擦力によってベルト進行方向の前方のエレメント11を押し出すことによって動力を伝達する。
積層リング12は、周長が少しずつ異なる複数枚の無端金属のリング13(単リング)が径方向に層状に積層されたものであり、図3に例示する製造工程によって製造される。
リング13の製造工程は、帯板切断工程(図3(a)参照)と、曲げ工程(図3(b)参照)と、溶接前洗浄工程(図3(c)参照)と、溶接工程(図3(d)参照)と、溶体化工程(図3(e)参照)と、リング切断工程(図3(f)参照)と、リング端部成形工程(図3(g)参照)と、圧延前洗浄工程(図3(h)参照)と、圧延工程(図3(i)参照)と、圧延後洗浄工程(図3(j)参照)と、溶体化工程(図3(k)参照)と、周長調整工程(図3(l)参照)と、時効・窒化工程(図3(m)参照)とにより構成される。
図3(a)の帯板切断工程は、ドラムに巻回された所定厚さ(例えば、0.4〜0.5mm)の帯状の鋼板(マルエージング鋼板)を幅方向に切断することにより所定サイズの帯板14を切り出す工程であり、例えばカッタ切断機やレーザ切断機などを用いて行なわれる。図3(b)の曲げ工程は、帯板14の端部同士を互いに突き合わせるように筒状に曲げて筒状体15を成形する工程であり、例えばロールや金型を用いて行なわれる。
図3(c)の溶接前洗浄工程は、筒状体15の突き合わせ部を溶接する前に、筒状体15の脱脂洗浄を行なう工程であり、例えばシャワー洗浄や超音波洗浄などを用いて行なわれる。図3(d)の溶接工程は、筒状体15の突き合わせ部を溶接する突き合わせ溶接を行なう工程であり、例えばレーザ溶接やプラズマ溶接などを用いて行なわれる。図3(e)の溶体化工程は、溶接工程で変化した溶接部周辺の硬度分布を平準化させ、展延性を向上させるための工程である。
図3(f)のリング切断工程は、筒状体15を所定幅の複数のリング体16に切断する工程であり、カッタ切断機やレーザ切断機を用いて行なわれる。図3(g)のリング端部成形工程は、リング体16の幅方向における端部を切削加工により円弧状に成形する工程である。
図3(h)の圧延前洗浄工程は、リング体16を圧延する前に、リング体16に付着した研磨屑などを除去する工程であり、例えばシャワー洗浄や超音波洗浄などを用いて行なわれる。図3(i)の圧延工程は、圧延ローラを用いてリング体16を圧延して所定厚みのリング体17とする工程である。図3(j)の圧延後洗浄工程は、圧延によってリング体17に付着した圧延油などを除去する工程である。図3(k)の溶体化工程は、圧延したリング体17を加熱して、圧延により変形された金属組織の再結晶化を行なう工程である。
図3(l)の周長調整工程は、圧延したリング体17を複数枚径方向に積層できるように周長を微調整する工程である。図3(m)の時効・窒化工程は、周長調整したリング体17を時効処理した後、窒化処理することによりリング体17の表面を強化してリング13とする工程である。
ここで、図3(g)のリング端部成形工程は、リング端部成形装置20を用いて行なわれる。図4および図5は、リング端部成形装置20の構成の概略を示す構成図である。リング端部成形装置20は、図示するように、フレーム(図示せず)の天井部に設置された回転テーブル22と、回転テーブル22に固定されリング体16をクランプするクランパ24と、回転テーブル22の真下の上記フレームの床部に設置されたガイドシリンダ26と、クランパ24と向かい合うようにガイドシリンダ26によって昇降可能に支持されたユニットテーブル28と、周方向に並ぶようにユニットテーブル28に設置された複数の切削ユニット30と、エアブロワ50と、を備える。
回転テーブル22は、水平面に垂直な方向(上下方向)に沿った軸回りに回転可能に設置されており、図示しないモータにより回転駆動される。
クランパ24は、リング体16を水平に且つその中心が回転テーブル22の回転中心と一致するようにクランプするものであり、本実施形態では、リング体16の内面に当接して放射状に広がることで当該リング体16をクランプする内面クランパとして構成されている。なお、クランパ24は、リング体16の内外面の両側から挟持するようにクランプするよう構成されてもよい。
ガイドシリンダ26は、ユニットテーブル28の表面が水平になるようにユニットテーブル28を支持すると共にユニットテーブル28を水平面に垂直な方向に沿って昇降可能なガイド付きのシリンダである。このガイドシリンダ26は、例えば油圧シリンダやエアシリンダにより構成される。
切削ユニット30は、リング体16の幅方向における下側の端面(下端面)に円柱状の切削工具31を押し当てた状態でリング体16を回転させることで、リング体16の下端面を円弧状に加工するものである。図6〜図8は、切削ユニット30の構成の概略を示す構成図であり、図9は、図8の切削工具31の一点鎖線領域を拡大した部分拡大図であり、図10は、図8の切削工具31のA−A断面を示す断面図である。切削ユニット30は、図6に示すように、長尺の切削工具31の先端が回転テーブル22の回転中心を通る鉛直線Cに向かうようにユニットテーブル28の周方向に等角度間隔で配置(本実施形態では、90度間隔で4つ配置)されている。この切削ユニット30は、図7および図8に示すように、切削工具31の他に、工具ホルダ33,第1支持部材34,第1リニアガイド35,第2支持部材37,第2リニアガイド38,圧縮ばね39およびリニアアクチュエータ41を備える。
切削工具31は、本実施形態では、長尺の円柱部材であり、長手方向に沿って並ぶ複数の溝刃32を有する。溝刃32は、本実施形態では、表裏両側で使用可能に表裏両側に形成されるが、表側のみに形成されてもよい。溝刃32は、切削工具31の外周面が長手方向に直交する方向に略V字形状に切り欠かれて形成されており、図9に示すように、V字形の谷部32vは、円弧状に形成されている。また、切削工具31は、図10に示すように、リング体16の下端面に対して溝刃32の谷部32vの延在方向が所定角度α(本実施形態では3°〜10°程度)傾くように工具ホルダ33に保持される。これにより、リング体16の下端面は、円弧状の谷部32vの延在方向における端縁に押し当てられて円弧状に切削される。また、図9に示すように、溝刃32のV字形の傾斜面32sは、谷部32vに連なる第1傾斜面32saと、第1傾斜面32saに連なり開口端まで延びる第2傾斜面32sbとを有する。第1傾斜面32saおよび第2傾斜面32sbは、第2傾斜面32sbにおける開き角θ2が第1傾斜面32saにおける開き角θ1よりも大きくなるように形成されている。
工具ホルダ33は、図8に示すように、切削工具31を着脱可能に保持すると共に第1リニアガイド35を介してL字形の板状の第1支持部材34に支持されている。第1リニアガイド35は、工具ホルダ33に固定されたブロック35aと、第1支持部材34のL字形の一方の板部34aにリング体16の径方向に延在するように設けられブロック35aの移動をガイドするガイドレール35bと、を有する。これにより、工具ホルダ33は、第1リニアガイド35によって第1支持部材34に対して上記リング体16の径方向に移動可能に支持される。第1支持部材34のガイドレール35bの延在方向における両端部には、それぞれストッパ36が設けられており、工具ホルダ33は、両ストッパ36間に形成される隙間の範囲内で移動可能となっている。即ち、工具ホルダ33(切削工具31)は、第1支持部材34にリング体16の径方向に遊びをもって支持される。
第1支持部材34は、図8に示すように、第2リニアガイド38を介してL字形の板状の第2支持部材37に支持されている。第1支持部材34と第2支持部材37は、それぞれ、L字形の一方の板部34a,37aが圧縮ばね39を挟んで図8中、上下方向に対向すると共に、L字形の他方の板部34b,37bが第2リニアガイド38を挟んで図8中、左右方向に対向するように配置されている。第2リニアガイド38は、第1支持部材34の他方の板部34bに固定されたブロック38aと、第2支持部材37の他方の端部37bに上下方向に延在するように設けられたガイドレール38bと、を有する。これにより、第1支持部材34は、第2支持部材37に対して上下方向に移動可能に支持される。圧縮ばね39は、第2支持部材37に対して第1支持部材34を上方に付勢する付勢部材である。上述したように、工具ホルダ33は第1支持部材34に支持されているから、工具ホルダ33に保持される切削工具31(溝刃32)は、圧縮ばね39の付勢力によってリング体16の下端面に押し付けられる。
第2支持部材37は、図7に示すように、リニアアクチュエータ41によりリング体16の径方向に沿って移動可能となっている。リニアアクチュエータ41は、油圧シリンダやエアシリンダを用いて構成されてもよいし、ボールねじ機構を用いて構成されてもよい。
エアブロワ50は、切削ユニット30の切削工具31に向かってエアを吹き出して切削工程に伴って切削工具31に残った加工屑を除去するものであり、切削ユニット30毎に配置されている。エアブロワ50は、本実施形態では、図5に示すように、ガイドシリンダ26によりユニットテーブル28が下降しているときに、エアが切削工具31(溝刃32)に向かうように吹き出し角度が調整されている。
次に、こうして構成されたリング端部成形装置20の動作について説明する。本実施形態では、リング体16の幅方向における両端面は、それぞれ別々のリング端部成形装置20によって成形される。図11は、各リング端部成形装置20により実行されるリング端部成形処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、上述した図3(f)のリング切断工程により切断されたリング体16が図示しない搬送装置によって搬送されたときに実行される。
リング端部整形処理が実行されると、制御装置は、まず、搬送装置によって搬送されたワークとしてのリング体16をクランプするようクランパ24を制御する(ステップS100)。続いて、ユニットテーブル28が上昇するようガイドシリンダ26を制御する(ステップS110)。これにより、切削工具31の溝刃32は、クランパ24にクランプされたリング体16の下端面に押し付けられる。上述したように、工具ホルダ33は第1支持部材34にリング体16の径方向に遊びをもって支持されており、工具ホルダ33に保持される切削工具31の溝刃32は第2傾斜面32sbにより開口端側が広がる略V字形状に形成されているため、リング体16の下端面と溝刃32との間に径方向に若干の位置ずれが生じていても、リング体16の下端面を溝刃32の谷部32vに正確に係合させることができる。次に、クランパ24にクランプしたリング体16が回転するよう回転テーブル22のモータを制御し(ステップS120)、切削工具31の溝刃32によるリング体16の下端面の切削加工を行なう(ステップS130)。切削加工は、回転テーブル22を予め定めた回転量だけ回転させることにより行なわれる。切削工具31はリング体16の下端面を切削加工するから、前工程でリング体16に生じたバリを切削加工により良好に除去すると共に、切削加工によって生じた加工屑を重力によりリング体16から落下させてリング体16に残存するのを抑制することができる。
回転テーブル22を予め定めた回転量だけ回転させて切削加工が完了すると、回転テーブル22の回転を停止し(ステップS140)、ユニットテーブル28が下降するようガイドシリンダ26を制御する(ステップS150)。続いて、エアブロワ50からエアが吹き出されるように制御する(ステップS160)。これにより、リング体16の下方に位置する切削工具31に加工屑が残っても、加工屑をエアにより効果的に除去することができる。そして、リング体16をアンクランプするようクランパ24を制御する(ステップS170)。なお、図示しないが、アンクランプされたリング体16は、搬送装置によって取り出され、上下反転させられて、別のリング端部成形装置20によりもう一方の端面が切削加工される。
次に、切削回数Nが所定回数Nref(例えば200回や300回など)に達したか否かを判定する(ステップS180)。切削回数Nが所定回数Nrefに達していないと判定すると、切削回数Nを値1だけインクリメントし(ステップS190)、ステップS100に戻って、次のワーク(リング体16)の成形を行なう。一方、切削回数Nが所定回数Nrefに達していると判定すると、工具ホルダ33がリング体16の径方向にシフトされるようリニアアクチュエータ41を制御することで、次のリング体16の切削に用いる溝刃32を切り替え(ステップS200)、切削回数Nを値0にリセットして(ステップS210)、ステップS100に戻る。図12は、リング体16の切削に用いる溝刃32を切り替える様子を示す説明図である。図示するように、溝刃32の切り替えは、リング体16から切削工具31を離間している状態で、リニアアクチュエータ41によって切削工具31を長手方向に隣り合う溝刃32間のピッチ分シフトすることにより行なわれる。
ここで、上述した実施形態では、フレーム床側に設置されたガイドシリンダ26によりユニットテーブル28を上昇させることで、ユニットテーブル28に支持された切削ユニット30の切削工具31を、フレーム天井側に設置されたクランパ24にクランプされたリング体16の下端面に押し当てるものとしたが、フレーム天井側にクランパ24を支持するようにガイドシリンダを設け、当該ガイドシリンダによりクランパ24を下降させることで、クランパ24にクランプされたリング体16の下端面を切削工具31に押し当てるものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、切削ユニット30は、切削工具31の先端が回転テーブル22の回転中心を通る鉛直線Cに向かうように周方向に4つ配置されるものとしたが、切削ユニット30の数は、2つや3つ、5つ以上であってもよいし、1つであっても構わない。
また、上述した実施形態では、切削工具31は、長手方向に複数の溝刃32を有するものとしたが、溝刃32を1つだけ有するものとしてもよい。この場合、リニアアクチュエータ41を省略するものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、溝刃32のV字形の傾斜面32sは、第1傾斜面32saと、第1傾斜面32saにおける開き角θ1よりも大きい開き角θ2を有する第2傾斜面32sbとを含むものとしたが、開口端側に向かうほど開き角が大きくなるように形成された3つ以上の傾斜面を有するものとしてもよいし、谷部から開口端まで凸曲面状に延びる傾斜面を有するものとしてもよい。また、谷部から開口端まで直線状に延びる傾斜面を有するものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、リング体16の幅方向における両端部をそれぞれ別々のリング端部成形装置20を用いて成形するものとしたが、同一のリング端部成形装置20を用いて成形してもよい。この場合、一方の端部の成形が完了し、クランパ24からアンクランプされたリング体16を、図示しない反転装置を用いて上下反転させた後、当該クランパ24により当該リング体16を再度クランプするものとすればよい。
また、上述した実施形態では、エアブロワ50は、切削加工が完了し、ガイドシリンダ26により切削ユニット30が下降したときに、切削工具31に向かってエアを吹き出すものとしたが、リング体16から切削工具31を離間させた後、次のリング体16に切削工具31を押し当てる前の如何なるタイミングでエアを吹き出すものとしてもよいし、常時エアを吹き出すものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、図3(g)のリング端部成形工程を実行した後、図3(h)の圧延前洗浄工程を実行するものとしたが、図13に示す変形例のリングの製造工程のように、図13(g)のリング端部成形工程と図13(h)の圧延前洗浄工程との間に図13(g2)のバレル研磨工程を追加してもよい。これにより、リング端部成形工程とバレル研磨工程との併用により、リング体の端部の成形品質を更に向上させることができる。
以上説明したように、本開示のリング端部の成形装置は、無段変速機(1)のベルト(10)に用いられるリング体(16)の幅方向における端部を成形するリング端部の成形装置(20)であって、前記リング体(16)の幅方向が上下を向くように当該リング体(16)をクランプするクランプ装置(24)と、前記クランプ装置(24)によりクランプされたリング体(16)を回転させる回転装置(22)と、前記クランプ装置(24)によりクランプされたリング体(16)の幅方向における下側の端部に当接する溝刃(32)を有し、前記回転装置(22)による前記リング体(16)の回転を伴って該端部を切削加工する切削工具(31)と、前記切削工具(31)に向けてエアを吹き出すエア吹き出し部(50)と、を備えることを要旨とする。
この本開示のリング端部の成形装置では、リング体の幅方向が上下を向くように当該リング体をクランプし、リング体の幅方向における下側の端部に切削工具の溝刃を押し当てると共にリング体を回転させることで当該端部を切削加工し、その後、切削工具に向けてエアを吹き出す。これにより、前工程でリング体に生じたバリを切削加工により良好に除去すると共に、切削加工によって生じた加工屑を重力によりリング体から落下させてリング体に残存するのを抑制することができる。また、リング体の下方に配置される切削工具の溝刃に加工屑が残っても、加工屑をエアにより吹き飛ばすことができ、刃溝に加工屑が残ったままの状態で次のリング体が切削加工されるのを抑制することができる。これらの結果、無段変速機のベルトに用いられるリング体の端部の成形品質をより向上させることができる。
こうした本開示のリング端部の成形装置において、前記切削工具(31)と前記クランプ装置(24)とを相対移動させる移動装置(26,41)を備え、前記切削工具(31)は、前記溝刃(32)を複数有し、前記移動装置(26,41)は、前記端部に当接する溝刃(32)が順次切り替わるように前記切削工具(31)と前記クランプ装置(24)とを相対移動させるものとしてもよい。こうすれば、単一の溝刃を有する切削工具を用いて切削加工を行なうものに比して、切削工具の交換頻度を少なくすることができ、生産効率をより向上させることができる。
この態様の本開示のリング端部の成形装置において、前記切削工具(31)は、複数の前記溝刃(32)が長手方向に並ぶ棒状の部材であり、前記複数の溝刃(32)は、それぞれ刃溝が前記長手方向に直交する方向に延在し、前記移動装置(26,41)は、前記クランプ装置(24)によりクランプされたリング体(16)の径方向が前記長手方向となるように前記切削工具(31)を支持して当該切削工具(31)を前記径方向に進退移動させるものとしてもよい。こうすれば、溝刃の切り替えをスムーズに行なうことができる。
また、本開示のリング端部の成形装置において、前記切削工具(31)は、前記溝刃(32)の刃溝の延在方向が前記クランプ装置(24)によりクランプされたリング体(16)の前記溝刃(32)との当接部分における周方向に対して所定角度傾けて支持されているものとしてもよい。こうすれば、リング体の幅方向における端部の切削を適切に行なうことができる。
さらに、本開示のリング端部の成形装置において、前記切削工具(31)は、前記クランプ装置(24)によりクランプされたリング体(16)の径方向に遊びをもって支持され、前記溝刃(32)の刃溝は、前記クランプ装置(24)によりクランプされたリング体(16)の前記溝刃(32)との当接部分における周方向から見て円弧状の谷部(32v)を挟んで略V字状に形成されているものとしてもよい。こうすれば、リング体の端部と溝刃の谷部との間にリング体の径方向に位置ずれが生じていても、当該位置ずれを吸収し、リング体の端部を溝刃の谷部に適切に嵌合させることができる。
この態様の本開示のリング端部の成形装置において、前記溝刃(32)は、刃溝の開き角度が開口端に向かって大きくなるように形成されているものとしてもよい。こうすれば、リング体の端部と溝刃の谷部との間の比較的大きな位置ずれにも対応することができる。
なお、本開示は、上述したリング端部の成形装置の態様の他、リング体の端部を成形するリング端部成形工程を実行するリング端部の成形方法の態様とすることもできる。この場合、バレル研磨機を用いて前記リングの表面を加工するバレル研磨工程を実行するものとしてもよい。こうすれば、リング端部成形工程とバレル研磨工程との併用によりリング体の品質を更に向上させることができる。なお、リング端部成形工程とバレル研磨工程との併用により、バレル研磨工程の実行を最小限とすることができるため、バレル研磨工程のみでリング体の端部を成形するものに比して、研磨剤等の副資材によるコスト増を抑制することができる。
以上、本開示の実施の形態について説明したが、本開示はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本開示は、無段変速機のベルトの製造産業に利用可能である。
1 無段変速機、2 プライマリシャフト、3 プライマリプーリ、4 セカンダリシャフト、5 セカンダリプーリ、10 伝達ベルト、11 エレメント、12 積層リング、13 リング、14 帯板、15 筒状体、16,17 リング体、20 リング端部成形装置、22 回転テーブル、24 クランパ、26 ガイドシリンダ、28 ユニットテーブル、30 切削ユニット、31 切削工具、32 溝刃、32v 谷部、32s 傾斜面、32s1 第1傾斜面、32s2 第2傾斜面、33 工具ホルダ、34 第1支持部材、34a,34b 板部、35 第1リニアガイド、35a ブロック、35b ガイドレール、36 ストッパ、37 第2支持部材、37a,37b 板部、38 第2リニアガイド、38a ブロック、38b ガイドレール、39 圧縮ばね、41 リニアアクチュエータ、50 エアブロワ。

Claims (8)

  1. 無段変速機のベルトに用いられるリング体の幅方向における端部を成形するリング端部の成形装置であって、
    前記リング体の幅方向が上下を向くように当該リング体をクランプするクランプ装置と、
    前記クランプ装置によりクランプされたリング体を回転させる回転装置と、
    前記クランプ装置によりクランプされたリング体の幅方向における下側の端部に当接する溝刃を有し、前記回転装置による前記リング体の回転を伴って該端部を切削加工する切削工具と、
    前記切削工具に向けてエアを吹き出すエア吹き出し部と、
    を備えるリング端部の成形装置。
  2. 請求項1に記載のリング端部の成形装置であって、
    前記切削工具と前記クランプ装置とを相対移動させる移動装置を備え、
    前記切削工具は、前記溝刃を複数有し、
    前記移動装置は、前記端部に当接する溝刃が順次切り替わるように前記切削工具と前記クランプ装置とを相対移動させる、
    リング端部の成形装置。
  3. 請求項2に記載のリング端部の成形装置であって、
    前記切削工具は、複数の前記溝刃が長手方向に並ぶ棒状の部材であり、
    前記複数の溝刃は、それぞれ刃溝が前記長手方向に直交する方向に延在し、
    前記移動装置は、前記クランプ装置によりクランプされたリング体の径方向が前記長手方向となるように前記切削工具を支持して当該切削工具を前記径方向に進退移動させる、
    リング端部の成形装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載のリング端部の成形装置であって、
    前記切削工具は、前記溝刃の刃溝の延在方向が前記クランプ装置によりクランプされたリング体の前記溝刃との当接部分における周方向に対して所定角度傾けて支持されている、
    リング端部の成形装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか1項に記載のリング端部の成形装置であって、
    前記切削工具は、前記クランプ装置によりクランプされたリング体の径方向に遊びをもって支持され、
    前記溝刃の刃溝は、前記クランプ装置によりクランプされたリング体の前記溝刃との当接部分における周方向から見て円弧状の谷部を挟んで略V字状に形成されている、
    リング端部の成形装置。
  6. 請求項5に記載のリング端部の成形装置であって、
    前記溝刃は、刃溝の開き角度が開口端に向かって大きくなるように形成されている、
    リング端部の成形装置。
  7. 無段変速機のベルトに用いられるリング体の幅方向における端部を成形するリング端部の成形方法であって、
    前記リング体の幅方向が上下を向くように該リング体をクランプし、前記リング体の幅方向における下側の端部に切削工具の溝刃を押し当てると共に該リング体を回転させることで該端部を切削加工し、その後、前記切削工具に向けてエアを吹き出すリング端部成形工程を実行する、
    リング端部の成形方法。
  8. 請求項7に記載のリング端部の成形方法であって、
    更に、バレル研磨機を用いて前記リングの表面を加工するバレル研磨工程を実行する、
    リング端部の成形方法。
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