JP2019166547A - かしめ加工装置及びヒートシンクの製造方法 - Google Patents

かしめ加工装置及びヒートシンクの製造方法 Download PDF

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泰之 三田
Yasuyuki Mita
泰之 三田
中島 泰
Yasushi Nakajima
泰 中島
享 木村
Susumu Kimura
享 木村
林 建一
Kenichi Hayashi
建一 林
清文 北井
Kiyofumi Kitai
清文 北井
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Abstract

【課題】かしめ工程の生産性を向上させることができるかしめ加工装置を提供する。【解決手段】かしめ加工装置1は、保持部材20と、第1センサ27とを備える。保持部材20は、フィンベース40を保持する。フィンベース40は、第1外側突壁部41とフィン挿入溝43とかしめ部45とを含む。第1センサ27は、複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に複数の放熱フィン31のうち第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン41aのかしめ固定状態を検出するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、かしめ加工装置及びヒートシンクの製造方法に関する。
特開2001−102786号公報(特許文献1)は、かしめ加工により、放熱フィンを金属ベースに取り付けるヒートシンクの製造方法が記載されている。具体的には、金属ベースに、フィン溝とプレス溝が交互に形成されている。放熱フィンが、フィン溝に挿入される。プレス刃を用いてプレス溝に押圧して、プレス溝を拡幅させる。こうして、放熱フィンは、金属ベースにかしめ固定される。
特開2001−102786号公報
本発明の目的は、かしめ工程の生産性を向上させることができるかしめ加工装置及びヒートシンクの製造方法を提供することである。
本発明のかしめ加工装置は、保持部材と、第1センサとを備える。保持部材は、フィンベースを保持するように構成されている。フィンベースは、第1外側突壁部とフィン挿入溝とかしめ部とを含む。第1センサは、複数の放熱フィンをかしめ部にかしめ固定する際に複数の放熱フィンのうち第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定状態を検出するように構成されている。
本発明のヒートシンクの製造方法は、複数の放熱フィンをフィンベースのフィン挿入溝に挿入することを備える。フィンベースは、第1外側突壁部と、フィン挿入溝と、かしめ部とを含む。本発明のヒートシンクの製造方法は、プレスツールを用いて、かしめ部を変形させて、複数の放熱フィンをかしめ部によりフィンベースにかしめ固定することと、複数の放熱フィンをフィンベースにかしめ固定しながら、複数の放熱フィンのうち第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定状態を第1センサによって検出することとを備える。
本発明のかしめ加工装置は、複数の放熱フィンをフィンベースにかしめ固定しながら、第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定の良否を検出することができる。本発明のかしめ加工装置は、かしめ工程の生産性を向上させることができる。
本発明のヒートシンクの製造方法は、複数の放熱フィンをフィンベースにかしめ固定しながら、第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定の良否を検出することができる。本発明のヒートシンクの製造方法は、かしめ工程の生産性を向上させることができる。
実施の形態1のかしめ加工装置の概略断面図である。 実施の形態1のかしめ加工装置における、図1に示される断面線II−IIにおける概略部分断面図である。 実施の形態1のかしめ加工装置のブロック図を示す図である。 実施の形態1のヒートシンクの製造方法の一工程を示す概略断面図である。 実施の形態1のヒートシンクの製造方法における、図4に示される断面線V−Vにおける概略部分断面図である。 実施の形態1のヒートシンクの製造方法における、図4に示す工程の次工程を示す概略断面図である。 実施の形態1のヒートシンクの製造方法に用いられるフィンベースの概略断面図である。 実施の形態1のヒートシンクの製造方法における、図6に示す工程の次工程を示す概略断面図である。 実施の形態1のヒートシンクの製造方法における、図8に示す工程の次工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が良好である場合)を示す概略部分断面図である。 実施の形態1のヒートシンクの製造方法における、図9に示す工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が良好である場合)の概略部分拡大断面図である。 実施の形態1のヒートシンクの概略断面図である。 実施の形態1のヒートシンクの製造方法の一工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が不良である場合)を示す概略部分断面図である。 実施の形態1のヒートシンクの製造方法における、図12に示す工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が不良である場合)の概略部分拡大断面図である。 実施の形態1のヒートシンクの製造方法の一工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が不良である場合)を示す概略部分拡大断面図である。 実施の形態1及び実施の形態6のヒートシンクの製造方法における第1センサの第1出力を示す図である。 実施の形態1の変形例のヒートシンクの製造方法に用いられるフィンベースの概略断面図である。 実施の形態1の変形例のヒートシンクの製造方法の一工程を示す概略断面図である。 実施の形態1の変形例のヒートシンクの製造方法における、図17に示す工程の次工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が良好である場合)を示す概略部分断面図である。 実施の形態1のヒートシンクの製造方法の一工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が不良である場合)を示す概略部分断面図である。 実施の形態2のかしめ加工装置の概略部分拡大断面図である。 実施の形態3のかしめ加工装置の概略断面図である。 実施の形態4のかしめ加工装置の概略部分拡大断面図である。 実施の形態4のヒートシンクの製造方法の一工程を示す概略部分断面図である。 実施の形態4のヒートシンクの製造方法における、図23に示す工程の次工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が良好である場合)を示す概略部分断面図である。 実施の形態4のヒートシンクの製造方法の一工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が不良である場合)を示す概略部分断面図である。 実施の形態4のヒートシンクの製造方法における、図26に示す工程の次工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が不良である場合)を示す概略部分断面図である。 実施の形態4のヒートシンクの製造方法における第1センサの第1出力を示す図である。 実施の形態5のかしめ加工装置の概略部分拡大断面図である。 実施の形態5のヒートシンクの製造方法の一工程を示す概略部分断面図である。 実施の形態5のヒートシンクの製造方法における、図29に示す工程の次工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が良好である場合)を示す概略部分断面図である。 実施の形態5のヒートシンクの製造方法において、第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が良好である場合の、第1センサ及び第3センサの出力を示す図である。 実施の形態5のヒートシンクの製造方法の一工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が不良である場合)を示す概略部分断面図である。 実施の形態5のヒートシンクの製造方法において、第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が不良である場合の、第1センサ及び第3センサの出力を示す図である。 実施の形態6のかしめ加工装置の概略断面図である。 実施の形態6のヒートシンクの製造方法の一工程を示す概略断面図である。 実施の形態6のヒートシンクの製造方法における、図35に示される断面線XXXVI−XXXVIにおける概略部分断面図である。 実施の形態6のヒートシンクの製造方法における、図35に示す工程の次工程を示す概略部分断面図である。 実施の形態6のヒートシンクの製造方法に用いられるフィンベースの概略断面図である。 実施の形態6のヒートシンクの製造方法における、図37に示す工程の次工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が良好である場合)を示す概略部分断面図である。 実施の形態6のヒートシンクの概略断面図である。 実施の形態6のヒートシンクの製造方法の一工程(第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定が不良である場合)を示す概略部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、同一の構成には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
実施の形態1.
図1から図3を参照して、実施の形態1のかしめ加工装置1を説明する。かしめ加工装置1は、第1外側突壁部41と第2外側突壁部41bとフィン挿入溝43とかしめ部45とを含むフィンベース40(図7を参照)に、複数の放熱フィン31を、プレスツール16を用いてかしめ固定するように構成されている。図8から図11に示されるように、複数の放熱フィン31は、第1外側突壁部41に隣り合っている放熱フィン31aを含む。複数の放熱フィン31は、第2外側突壁部41bに隣り合っている放熱フィン31bとを含む。
かしめ加工装置1は、保持部材20と、第1センサ27とを主に備える。かしめ加工装置1は、第2センサ27bをさらに備えてもよい。かしめ加工装置1は、ベースプレート5と、フィン載置部材7と、第1弾性支持部材19と、第2弾性支持部材13とをさらに備えてもよい。かしめ加工装置1は、一対の第1ガイド部材11,11bと、第2ガイド部材15と、スペーサ17とをさらに備えてもよい。かしめ加工装置1は、プレスツール16をさらに備えてもよい。
フィン載置部材7は、保持部材20に面している。フィン載置部材7は、複数の放熱フィン31を載置するように構成されている。フィン載置部材7は、プレスツール16がフィン載置部材7を貫通するように構成されてもよい。フィン載置部材7は、第1の方向(x方向)において、プレスツール16を整列させてもよい。フィン載置部材7は、第2ガイド部材15がフィン載置部材7を貫通するように構成されてもよい。フィン載置部材7は、第1の方向(x方向)において、第2ガイド部材15を整列させてもよい。フィン載置部材7は、一対の第1ガイド部材11,11bに対して移動可能に構成されている。
具体的には、フィン載置部材7は、中間フレーム8と、フィン台9とを含んでもよい。中間フレーム8は、第1主面8aと、第1主面8aとは反対側の第2主面8bとを含む。中間フレーム8は、孔8cを含む。フィン台9は、ボルトなどによって、中間フレーム8の第1主面8aに固定されている。図2に示されるように、フィン台9は、孔9cを含む枠体9aと、複数の桟9bとを含んでもよい。枠体9aは、一対の第1枠部材9dと一対の第2枠部材9eとが組み立てられることによって、形成されてもよい。一対の第1枠部材9dは、各々、第1の方向(x方向)に直交する第2の方向(y方向)に延在している。一対の第1枠部材9dは、互いに、第1の方向(x方向)に離れて配置されている。一対の第2枠部材9eは、各々、第1の方向(x方向)に延在している。一対の第2枠部材9eは、互いに、第2の方向(y方向)に離れて配置されている。
複数の桟9bは、枠体9aに架け渡されている。具体的には、複数の桟9bの各々の両端部に、孔が形成されており、この孔に第2枠部材9eが挿入されている。こうして、複数の桟9bは、第2枠部材9eに保持されている。複数の桟9bは、各々、第2の方向(y方向)に延在している。複数の放熱フィン31はそれぞれ複数の桟9bの上に載置される(図4から図6を参照)。互いに隣り合う桟9bの間の隙間に、第2ガイド部材15及びプレスツール16が配置されている。桟9bと桟9bに隣り合う第1枠部材9dとの間の隙間に、第1ガイド部材11が配置されている。桟9bと桟9bに隣り合う第1枠部材9dとの間の隙間に、第1ガイド部材11bが配置されている。
保持部材20は、フィン載置部材7に、特定的には中間フレーム8の第1主面8aに、対向して配置されている。保持部材20は、フィンベース40のフィン挿入溝43が複数の放熱フィン31に対向するようにフィンベース40を保持するように構成されている。保持部材20は、上部プレート21と、第1固定部材23と、第1可動部材24と、第1弾性部材25とを含んでもよい。
上部プレート21は、フィン載置部材7に、特定的には中間フレーム8の第1主面8aに、対向して配置されている。上部プレート21は、第3主面21qと、第3主面21qとは反対側の第4主面21pとを含んでいる。第3主面21qは、中間フレーム8の第1主面8aに面している。上部プレート21は、第3主面21qと第4主面21pとの間を貫通する孔21aを含んでいる。複数の放熱フィン31をフィンベース40のフィン挿入溝43に挿入する工程(図8を参照)において、孔21aは、複数の放熱フィン31がフィンベース40と機械的に干渉することを防止する。
第1固定部材23は、上部プレート21の第4主面21p上に取り付けられている。具体的には、第1固定部材23は、ねじのような第1固定具22を用いて、上部プレート21に固定されてもよい。第1可動部材24は、上部プレート21の第4主面21p上を変位するように構成されている。第1可動部材24は、第1弾性部材25によって第1固定部材23に接続されている。第1弾性部材25に接続されている第1可動部材24は、上部プレート21の第4主面21p上を第1の方向(x方向)に移動し得る。第1弾性部材25は、特に限定されないが、コイルバネ、スプリングプランジャまたはウレタンのような樹脂製のスポンジであってもよい。
保持部材20は、上部プレート21上に取り付けられている第2固定部材23bを含んでもよい。具体的には、第2固定部材23bは、ねじのような第2固定具22bを用いて、上部プレート21に固定されてもよい。第2固定部材23bは、孔21aに対して第1固定部材23とは反対側に配置されている。保持部材20がフィンベース40を保持した時に、第2固定部材23bは、フィンベース40に対して第1固定部材23とは反対側に配置されている。
第1弾性支持部材19は、フィン載置部材7に対して保持部材20を支持しており、かつ、伸縮自在である。第1弾性支持部材19は、フィン載置部材7と保持部材20(上部プレート21)との間の間隔が変化し得るように、保持部材20を支持する。第1弾性支持部材19は、一例として、コイルバネであってもよい。
ベースプレート5は、フィン載置部材7に対して保持部材20とは反対側に配置されている。ベースプレート5は、中間フレーム8の第2主面8bに対向して配置されている。ベースプレート5は、中間フレーム8の第2主面8bに対向する第5主面5pを含む。プレスツール16の第1端は、ベースプレート5の第5主面5pに接してもよい。
第2弾性支持部材13は、ベースプレート5に対してフィン載置部材7を支持しており、かつ、伸縮自在である。第2弾性支持部材13は、フィン載置部材7とベースプレート5との間の間隔が変化し得るように、フィン載置部材7を支持する。第2弾性支持部材13は、一例として、コイルバネであってもよい。第2弾性支持部材13は、第1弾性支持部材19よりも大きなばね定数を有しており、第2弾性支持部材13は、第1弾性支持部材19よりも強いばねである。
一対の第1ガイド部材11,11bは、一対の第1ガイド部材11,11bの間に複数の放熱フィン31を案内するように構成されている。第1ガイド部材11,11bは、ボルトのような固定具18bを用いて、第2ガイド部材15、プレスツール16、スペーサ17と機械的に一体化されてもよい。一対の第1ガイド部材11,11bは、ボルトのような固定具18を用いて、ベースプレート5に固定されてもよい。
第2ガイド部材15は、一対の第1ガイド部材11,11bの間に配置されている。第2ガイド部材15は、複数の放熱フィン31を案内するように構成されている。第2ガイド部材15とプレスツール16とは、第1の方向(x方向)において交互に配置されてもよい。第2ガイド部材15の第1端は、ベースプレート5の第5主面5pに接してもよい。
スペーサ17は、フィン載置部材7に対してベースプレート5の側(中間フレーム8の第2主面8b側)に配置されている。スペーサ17は、プレスツール16と第2ガイド部材15との間、プレスツール16と第1ガイド部材11との間、及び、プレスツール16と第1ガイド部材11bとの間に配置されている。スペーサ17は、第1ガイド部材11,11b、第2ガイド部材15及びプレスツール16に面接触してもよい。スペーサ17の第1端は、ベースプレート5の第5主面5pに接してもよい。スペーサ17の第2端は、フィン載置部材7(中間フレーム8の第2主面8b)から離れてもよい。スペーサ17は、フィン載置部材7に対して保持部材20の側(中間フレーム8の第1主面8a側)において、プレスツール16と第2ガイド部材15との間に隙間を形成し、プレスツール16と第1ガイド部材11との間に隙間を形成し、プレスツール16と第1ガイド部材11bとの間に隙間を形成する。
第1センサ27は、複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に複数の放熱フィン31のうち第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定状態を検出するように構成されている。特定的には、第1センサ27は、プレスツール16を用いてかしめ部45を変形させることによって複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に生じるフィンベース40の第1外側突壁部41の変形の量を検出するように構成されている。さらに特定的には、第1センサ27は、第1外側突壁部41の変形に対応する第1可動部材24の変位の量に応じた第1固定部材23の第1の歪の大きさを検出するように構成されてもよい。第1センサ27は、第1外側突壁部41の変形の量に対応する第1センサ27の第1出力を判定部28a(図3を参照)に出力するように構成されてもよい。第1センサ27は、保持部材20に取り付けられてもよい。
第2センサ27bは、保持部材20に取り付けられている。第2センサ27bは、フィンベース40が第2固定部材23bに与える応力に応じた第2固定部材23bの第2の歪の大きさを検出するように構成されている。フィンベース40が第2固定部材23bに与える応力は、第1の方向(x方向)におけるフィンベース40の第2外側突壁部41bの位置に応じて変化する。第2センサ27bは、第1の方向(x方向)における第2外側突壁部41bの位置の変化に対応する第2センサ27bの第2出力を判定部28a(図3を参照)に出力するように構成されてもよい。
図3に示されるように、かしめ加工装置1は、判定部28aと、表示部28bと、押圧部28cと、制御部29とをさらに備えてもよい。判定部28aは、第1センサ27の第1出力が許容範囲内にあるか否かを判定するように構成されている。判定部28aは、第2センサ27bの第2出力が許容範囲内にあるか否かを判定するように構成されている。表示部28bは、判定部28aの判定結果(例えば、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定の良否)を表示するように構成されている。表示部28bは、例えば、ディスプレイであってもよいし、警告灯であってもよい。押圧部28cは、フィンベース40の主面40m(図7を参照)を押圧して、フィンベース40をプレスツール16に向けて移動させるように構成されている。
制御部29は、かしめ加工装置1を制御するように構成されている。例えば、制御部29は、第1センサ27の検出結果(第1出力)を判定部28aに出力させるように、第1センサ27を制御してもよい。制御部29は、第2センサ27bの検出結果(第2出力)を判定部28aに出力させるように、第2センサ27bを制御してもよい。制御部29は、判定部28aにおける判定結果(例えば、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定の良否)を表示部28bに出力させるように、判定部28aを制御してもよい。制御部29は、押圧部28cを制御して、プレスツール16に対するフィンベース40の位置と、複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際にプレスツール16がかしめ部45に印加する荷重と、複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する時間とを制御してもよい。
図4から図15を参照して、本実施の形態のヒートシンク3の製造方法を説明する。
図4及び図5に示されるように、本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、フィン載置部材7上に複数の放熱フィン31を載置することを備える。具体的には、複数の放熱フィン31は、一対の第1ガイド部材11,11bの間に案内される。複数の放熱フィン31は、第2ガイド部材15によってさらに案内されてもよい。複数の放熱フィン31は、プレスツール16と第1ガイド部材11との間の隙間と、プレスツール16と第1ガイド部材11bとの間の隙間と、プレスツール16と第2ガイド部材15との間の隙間とに挿入される。複数の放熱フィン31は、複数の桟9b上に載置される。複数の放熱フィン31の第1端は、複数の桟9bに接している。複数の放熱フィン31の第1端とは反対側の複数の放熱フィン31の第2端は、プレスツール16の第1端とは反対側のプレスツール16の第2端よりも突出している。
図6から図8に示されるように、本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、複数の放熱フィン31をフィンベース40のフィン挿入溝43に挿入することを備える。具体的には、図6に示されるように、フィンベース40は、保持部材20に保持される。
図7に示されるように、フィンベース40は、第1外側突壁部41と、第2外側突壁部41bと、フィン挿入溝43と、かしめ部45とを含む。フィンベース40は、内側突壁部47と、第1段差部48と、第2段差部48bとをさらに含んでもよい。フィンベース40は、主面40mを有する。第1外側突壁部41と、第2外側突壁部41bと、フィン挿入溝43と、かしめ部45と、内側突壁部47とは、フィンベース40の主面40mとは反対側に形成されている。
第1外側突壁部41と、第2外側突壁部41bと、フィン挿入溝43と、かしめ部45と、内側突壁部47とは、各々、第2の方向(y方向)に延在している。第1の方向(x方向)において、フィン挿入溝43と、かしめ部45と、内側突壁部47とは、第1外側突壁部41と第2外側突壁部41bとの間に形成されている。言い換えると、フィン挿入溝43と、かしめ部45と、内側突壁部47とは、第1外側突壁部41の内側に形成されており、かつ、第2外側突壁部41bの内側に形成されている。かしめ部45と内側突壁部47とは、第1の方向(x方向)において交互に配置されている。互いに隣り合う内側突壁部47とかしめ部45との間に、対応する1つのフィン挿入溝43が形成されている。第1外側突壁部41と、第1外側突壁部41に隣り合うかしめ部45との間に、1つのフィン挿入溝43が形成されている。第2外側突壁部41bと、第2外側突壁部41bに隣り合うかしめ部45との間に、1つのフィン挿入溝43が形成されている。
かしめ部45の先端は二股に分かれており、かしめ部45は一対の突起部46を含む。一対の突起部46は、かしめ加工の際にプレスツール16により印加されるプレス荷重により塑性変形するように構成されている。第1段差部48は、第1の方向(x方向)において、第1外側突壁部41の外側に形成されている。第2段差部48bは、第1の方向(x方向)において、第2外側突壁部41bの外側に形成されている。フィンベース40は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅または銅合金のような金属製であってもよい。フィンベース40は、機械加工、ダイキャスト、鍛造加工または押出加工などによって形成されてもよい。
フィンベース40の第1段差部48は、第1可動部材24に支持されている。フィンベース40の第2段差部48bは、第2固定部材23bに支持されている。第1弾性部材25は、第1可動部材24をフィンベース40に向けて付勢する。フィンベース40は、第1可動部材24と第2固定部材23bとによって挟持されている。こうして、フィンベース40は、フィンベース40のフィン挿入溝43が複数の放熱フィン31に対向するように、保持部材20によって保持される。
第1の方向(x方向)において、プレスツール16に対してかしめ部45の位置がずれる場合(図14を参照)、第2センサ27bからの第2出力は変化する。第2センサ27bの第2出力が許容範囲外にあるとき、判定部28aは、表示部28bに警告を出力する。作業者は、警告を受けて、フィンベース40の位置を修正したり、第1固定部材23及び第2固定部材23bの位置及び向きを修正したり、第1固定具及び第2固定具を交換したりしてもよい。作業者は、警告を受けて、プレスツール16をメンテナンスしたり、プレスツール16をかしめ加工装置1に正しくセットし直したりしてもよい。
それから、押圧部28c(図3)によりフィンベース40の主面40mを押圧して、フィンベース40をプレスツール16に向けて移動させる。第2弾性支持部材13は、第1弾性支持部材19よりも大きなばね定数を有しているため、まず最初に、第1弾性支持部材19が縮む。保持部材20(上部プレート21)はフィン載置部材7に近づく。図8に示されるように、複数の放熱フィン31は、フィンベース40のフィン挿入溝43に挿入される。複数の放熱フィン31の第2端は、フィン挿入溝43の底に突き当たる。
図9に示されるように、本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、プレスツール16を用いて、かしめ部45を変形させて、複数の放熱フィン31をかしめ部45によりフィンベース40にかしめ固定することを備える。具体的には、押圧部28c(図3)によりフィンベース40の主面40mをさらに押圧する。複数の放熱フィン31の第2端は、フィン挿入溝43の底に突き当たっているため、第1弾性支持部材19はこれ以上縮まない。第2弾性支持部材13が縮んで、フィンベース40、保持部材20(上部プレート21)、複数の放熱フィン31及びフィン載置部材7は、ベースプレート5に向けて移動する。かしめ部45の突起部46は、プレスツール16に押圧されて塑性変形する。
かしめ部45の突起部46は複数の放熱フィン31に密着する。放熱フィン31aは、第1外側突壁部41とかしめ部45の突起部46とによって挟持される。放熱フィン31aは、第1外側突壁部41の内側側面に面接触している。複数の放熱フィン31は、内側突壁部47とかしめ部45とによって挟持される。複数の放熱フィン31は、内側突壁部47の側面に面接触している。放熱フィン31bは、第2外側突壁部41bとかしめ部45の突起部46とによって挟持される。複数の放熱フィン31は、第2外側突壁部41bの内側側面に面接触している。
図9に示されるように、プレスツール16を用いて複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定する際、プレスツール16がかしめ部45を変形させた時に、第2ガイド部材15の第2端がフィンベース40(内側突壁部47)に突き当たってもよい。これにより、プレスツール16がかしめ部45を過剰に変形させることが防止され得る。
本実施の形態のフィンベース40に含まれるかしめ部45の数は、実施の形態6のフィンベース40(図36を参照)に含まれるかしめ部45の数の約半分である。本実施の形態では、複数の放熱フィン31をかしめ部45によりフィンベース40にかしめ固定するために、プレスツール16からフィンベース40に印加されるプレス荷重が大幅に減少され得る。そのため、プレスツール16を用いて複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定する際に、フィンベース40の主面40m上に載置されているパワー半導体素子(図示せず)とこのパワー半導体素子を封止する封止部材(図示せず)とが損傷を受けることが抑制され得る。
図10に示されるように、本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定しながら、複数の放熱フィン31のうち第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定状態を第1センサ27によって検出することを備える。特定的には、複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定しながら、プレスツール16を用いてかしめ部45を変形させることによって複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に生じる第1外側突壁部41の変形の量を、第1センサ27によって検出する。さらに特定的には、第1センサ27は、第1外側突壁部41の変形に対応する第1可動部材24の変位の量に応じた第1固定部材23の第1の歪の大きさを検出する。第1センサ27は、保持部材20に取り付けられてもよい。
本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、フィンベース40が第2固定部材23bに与える応力に応じた第2固定部材23bの第2の歪の大きさを第2センサ27bを用いて検出することをさらに備えてもよい。フィンベース40が第2固定部材23bに与える応力は、第1の方向(x方向)におけるフィンベース40の第2外側突壁部41bの位置に応じて変化する。第2センサ27bは、例えば、第1の方向(x方向)における、プレスツール16に対するかしめ部45の位置ずれの量を検出する。こうして、図11に示されるヒートシンク3が製造され得る。
かしめ部45を変形させるためにプレスツール16からかしめ部45に加えられるプレス荷重が、かしめ部45及び放熱フィンを介して、第1外側突壁部41に加わる。ヒートシンク3のサイズを大きくすることなく、ヒートシンク3の放熱性能を向上させるために、第1外側突壁部41の幅を減少させて、フィン挿入溝43が形成される領域の面積を増加させている。フィン挿入溝43の数が増加して、複数の放熱フィン31の枚数が増加する。
そのため、このプレス荷重により、第1外側突壁部41がかしめ部45とは反対側(フィンベース40の外側)に塑性変形して、第1外側突壁部41がフィンベース40の外側に傾くことあった(図12及び図13を参照)。また、図14に示されるように、第1の方向(x方向)において、かしめ部45に対するプレスツール16の位置がずれることによっても、このプレス荷重により、第1外側突壁部41がかしめ部45とは反対側(フィンベース40の外側)に塑性変形して、第1外側突壁部41がフィンベース40の外側に傾くことあった。
第1外側突壁部41の傾きが大きくなるほど、第1可動部材24はより長く変位し、第1弾性部材25はより縮み、第1弾性部材25は第1固定部材23により大きな荷重を印加する。第1外側突壁部41の傾きが大きくなるほど、第1固定部材23の歪は大きくなり、第1センサ27からの第1出力も大きくなる。
図15に示されるように、プレスツール16がかしめ部45に接触し始めてから、かしめ工程が終了するまでの時間をt1とする。判定部28aは、時間t1経過後の第1センサ27の第1出力が許容範囲d0(図15を参照)内にあるか否かを判定する。時間t1経過後の第1センサ27の第1出力が許容範囲d0内にあるとき、判定部28aは、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定が良好であり、得られたヒートシンク3が良品であると判定する。時間t1経過後の第1センサ27の第1出力が許容範囲d0外にあるとき、判定部28aは、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定が不良であり、得られたヒートシンク3が不良品であると判定し、表示部28bに警告を出力する。
図10、図13及び図14に示されるように、第1可動部材24は、第1外側突壁部41の先端部に接触してもよい。第1外側突壁部41がフィンベース40の外側に傾くとき、第1外側突壁部41の先端部の第1の方向(x方向)の変位は、第1外側突壁部41の根元部の第1の方向(x方向)の変位よりも大きい。第1可動部材24が第1外側突壁部41の先端部に接触することにより、第1外側突壁部41の傾きはより精密に検出され得る。
図16から図19を参照して、本実施の形態の変形例のヒートシンク3の製造方法を説明する。本実施の形態の変形例のヒートシンク3の製造方法は、本実施の形態のヒートシンク3の製造方法と同様の工程を備えるが、フィンベース40bの構成において主に異なる。
図16に示されるように、内側突壁部47bは、フィンベース40bの主面40mから離れるにつれて先細となっている。内側突壁部47bは、各々、第1の方向(x方向)において対向する一対の側面47tを有している。側面47tは、テーパ面である。さらに、第1外側突壁部41の内側側面41tは、テーパ面を含んでもよい。テーパ面は、フィンベース40bの主面40mから離れるにつれて第1外側突壁部41が先細となるように傾斜している。第2外側突壁部41bの内側側面41tは、テーパ面を含んでもよい。テーパ面は、フィンベース40bの主面40mから離れるにつれて第2外側突壁部41bが先細となるように傾斜している。
図17に示されるように、本実施の形態の変形例のヒートシンク3の製造方法は、複数の放熱フィン31をフィンベース40bのフィン挿入溝43に挿入することを備える。具体的には、フィンベース40bは、保持部材20に保持される。それから、押圧部28c(図3)によりフィンベース40bの主面40mを押圧して、フィンベース40bをプレスツール16に向けて移動させる。こうして、複数の放熱フィン31は、フィンベース40bのフィン挿入溝43に挿入される。
内側突壁部47bの側面47tはテーパ面である。そのため、複数の放熱フィン31の位置がフィン挿入溝43に対して第1の方向(x方向)にずれていても、複数の放熱フィン31の第2端は内側突壁部47bの側面47tをスライドする。内側突壁部47bの側面47tは、複数の放熱フィン31を第1の方向(x方向)において正しい位置に導くことができる(先細の内側突壁部47bのセルフアライメント機能)。先細の内側突壁部47bは、ヒートシンク3の生産性を向上させ得る。
図18に示されるように、本実施の形態の変形例のヒートシンク3の製造方法は、プレスツール16を用いて、かしめ部45を変形させて、複数の放熱フィン31をかしめ部45によりフィンベース40bにかしめ固定することを備える。具体的には、押圧部28c(図3)によりフィンベース40bの主面40mを押圧して、フィンベース40bをプレスツール16に向けてさらに移動させる。かしめ部45の突起部46は、プレスツール16に押圧されて塑性変形する。
図19に示される力F1が、かしめ部45の突起部46から複数の放熱フィン31の第2端に作用する。図19に示される力F2が、かしめ部45の突起部46から複数の放熱フィン31の第2端に作用する。本実施の形態では、複数の放熱フィン31は、フィンベース40bよりも硬い。複数の放熱フィン31は、内側突壁部47bの根元部から内側突壁部47bの先端部に向かって、テーパ面である内側突壁部47bの側面47tを塑性変形させる。こうして、内側突壁部47bの側面は、テーパ側面でなくなり、フィンベース40bの主面40mに実質的に垂直に延在する。複数の放熱フィン31は、内側突壁部47bの側面に面接触して、フィンベース40bの主面40mに実質的に垂直に延在する。
かしめ部45を変形させるためにプレスツール16からかしめ部45に加えられるプレス荷重が、かしめ部45及び放熱フィン31aを介して、第1外側突壁部41に加わる。具体的には、図19に示される力F3が、かしめ部45の突起部46から第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aの第2端に作用する。本実施の形態では、ヒートシンク3のサイズを大きくすることなく、ヒートシンク3の放熱性能を向上させるために、第1外側突壁部41の幅を減少させて、フィン挿入溝43が形成される領域の面積を増加させている。フィン挿入溝43の数が増加して、複数の放熱フィン31の枚数が増加する。
そのため、プレスツール16によって印加されるプレス荷重により、第1外側突壁部41がかしめ部45とは反対側(フィンベース40bの外側)に塑性変形して、第1外側突壁部41がフィンベース40bの外側に傾くことがあった。第1外側突壁部41がフィンベース40bの外側に傾き、かつ、第1外側突壁部41の内側側面41tはテーパ面であるため、力F3は、複数の放熱フィン31をかしめ部45の側(フィンベース40bの内側)に傾けることあった(図19を参照)。第1外側突壁部41の内側側面41tの上部はテーパ側面のままであり、かつ、第1外側突壁部41の内側側面41tの上部と複数の放熱フィン31との間に隙間が存在することがあった。
第1外側突壁部41の内側側面41tの上部と放熱フィンとの間の隙間は、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aとフィンベース40bとの間の熱伝導率を低下させる。また、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aがフィンベース40bの内側に傾くと、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aと放熱フィン31aに隣り合う放熱フィン31との間の間隔が小さくなる。これら放熱フィン31,31aの間を流れる冷媒の圧損が増加し、ヒートシンク3の放熱性能が低下する。また、これら放熱フィン31,31aの間に、埃のような異物が詰まりやすくなる。そのため、ヒートシンク3の寿命が短くなる。
図10に示されるように、本実施の形態の変形例のヒートシンク3の製造方法は、複数の放熱フィン31をフィンベース40bにかしめ固定しながら、複数の放熱フィン31のうち第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定状態を第1センサ27によって検出することを備える。特定的には、複数の放熱フィン31をフィンベース40bにかしめ固定しながら、プレスツール16を用いてかしめ部45を変形させることによって複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に生じる第1外側突壁部41の変形の量を、第1センサ27によって検出することを備える。そのため、複数の放熱フィン31をフィンベース40bにかしめ固定しながら、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定の良否を判定することができ、得られたヒートシンク3の良否を判定することができる。そのため、ヒートシンク3の生産性は向上する。
本実施の形態のかしめ加工装置1及びヒートシンク3の製造方法の効果を説明する。
本実施の形態のかしめ加工装置1は、第1外側突壁部41とフィン挿入溝43とかしめ部45とを含むフィンベース40に、複数の放熱フィン31を、プレスツール16を用いてかしめ固定するように構成されている。かしめ加工装置1は、保持部材20と、第1センサ27とを備える。保持部材20は、フィンベース40のフィン挿入溝43が複数の放熱フィン31に対向するようにフィンベース40を保持するように構成されている。第1センサ27は、複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に複数の放熱フィン31のうち第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定状態を検出するように構成されている。
本実施の形態のかしめ加工装置1は、複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定しながら、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定の良否を検出することができる。本実施の形態のかしめ加工装置1は、かしめ工程の生産性を向上させることができる。
本実施の形態のかしめ加工装置1では、第1センサ27は、プレスツール16を用いてかしめ部45を変形させることによって複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に生じる第1外側突壁部41の変形の量を検出するように構成されてもよい。そのため、複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定しながら、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定の良否を検出することができる。本実施の形態のかしめ加工装置1は、かしめ工程の生産性を向上させることができる。
本実施の形態のかしめ加工装置1では、第1センサ27は、保持部材20に取り付けられてもよい。そのため、複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定しながら、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定の良否を容易に検出することができる。本実施の形態のかしめ加工装置1は、かしめ工程の生産性を向上させることができる。
本実施の形態のかしめ加工装置1では、保持部材20は、上部プレート21と、第1可動部材24と、第1弾性部材25とを含んでもよい。第1可動部材24は、上部プレート21上を変位するように構成されている。第1固定部材23は、上部プレート21上に取り付けられている。第1弾性部材25は、第1可動部材24と第1固定部材23とを接続している。第1センサ27は、第1外側突壁部41の変形に対応する第1可動部材24の変位の量に応じた第1固定部材23の第1の歪の大きさを検出するように構成されている。第1可動部材24は、フィンベース40を保持部材20に容易にセットすることを可能にする。本実施の形態のかしめ加工装置1は、かしめ工程の生産性を向上させることができる。
本実施の形態のかしめ加工装置1は、保持部材20に取り付けられている第2センサ27bをさらに備える。保持部材20は、上部プレート21上に取り付けられている第2固定部材23bを含む。第2センサ27bは、フィンベース40が第2固定部材23bに与える応力に応じた第2固定部材23bの第2の歪の大きさを検出するように構成されている。そのため、第2センサ27bは、かしめ部45に対するプレスツール16の位置ずれ等を検出することができる。かしめ加工装置1のメンテナンスの要否等を容易に判断し得る。本実施の形態のかしめ加工装置1は、かしめ工程の生産性を向上させることができる。
本実施の形態のかしめ加工装置1は、フィン載置部材7と、ベースプレート5と、第1弾性支持部材19と、第2弾性支持部材13とをさらに備えてもよい。フィン載置部材7は、保持部材20に面している。フィン載置部材7は、複数の放熱フィン31を載置するように構成されている。ベースプレート5は、フィン載置部材7に面している。第1弾性支持部材19は、フィン載置部材7に対して保持部材20を支持しており、かつ、伸縮自在である。第2弾性支持部材13は、ベースプレート5に対してフィン載置部材7を支持しており、かつ、伸縮自在である。本実施の形態のかしめ加工装置1は、かしめ工程の生産性を向上させることができる。
本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、複数の放熱フィン31をフィンベース40のフィン挿入溝43に挿入することを備える。フィンベース40は、第1外側突壁部41とフィン挿入溝43とかしめ部45とを含む。本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、プレスツール16を用いて、かしめ部45を変形させて、複数の放熱フィン31をかしめ部45によりフィンベース40にかしめ固定することと、複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定しながら、複数の放熱フィン31のうち第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定状態を第1センサ27によって検出することとを備える。
本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定しながら、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定の良否を検出することができる。本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、かしめ工程の生産性を向上させることができ、ヒートシンク3の生産性を向上させることができる。
本実施の形態のヒートシンク3の製造方法では、第1センサ27は、プレスツール16を用いてかしめ部45を変形させることによって複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に生じる第1外側突壁部41の変形の量を検出する。そのため、複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定しながら、かしめ固定の良否を検出することができる。本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ工程の生産性を向上させることができ、ヒートシンク3の生産性を向上させることができる。
本実施の形態のヒートシンク3の製造方法では、第1センサ27は、フィンベース40を保持する保持部材20に取り付けられている。そのため、複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定しながら、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定の良否を容易に検出することができる。本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、かしめ工程の生産性を向上させることができ、ヒートシンク3の生産性を向上させることができる。
実施の形態2.
図20を参照して、実施の形態2のかしめ加工装置1cを説明する。本実施の形態のかしめ加工装置1cは、実施の形態1のかしめ加工装置1と同様の構成を備え、同様の効果を奏するが、以下の点で主に異なる。
本実施の形態のかしめ加工装置1cでは、第1可動部材24は、保持部材20がフィンベース40を保持する際に第1外側突壁部41に接するように構成されている傾斜面24uを含む。傾斜面24uは、フィン載置部材7(図1を参照)あるいは上部プレート21に近づくにつれて次第に出っ張っている。フィン載置部材7あるいは上部プレート21の平面視において、孔21aの面積は、フィン載置部材7あるいは上部プレート21に近づくにつれて次第に減少する。
第1外側突壁部41の外側側面が第1の方向(x方向)における傾斜面24uの幅w内にあれば、フィンベース40は保持部材20によって保持され得る。傾斜面24uの幅wは、フィンベース40を保持部材20にセットする際の保持部材20に対するフィンベース40の位置合わせマージンを与える。第1可動部材24は傾斜面24uを含むため、フィンベース40は保持部材20に容易にセットされ得る。本実施の形態のかしめ加工装置1cは、かしめ工程の生産性を向上させることができる。
本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、実施の形態1のヒートシンク3の製造方法と同様の工程を有し、同様の効果を奏するが、以下の点で主に異なる。本実施の形態のヒートシンク3の製造方法では、実施の形態1のかしめ加工装置1に代えて、本実施の形態のかしめ加工装置1cが用いられている。第1可動部材24は傾斜面24uを含むため、フィンベース40は保持部材20に容易にセットされ得る。本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、かしめ工程の生産性を向上させることができる。
実施の形態3.
図21を参照して、実施の形態3のかしめ加工装置1dを説明する。本実施の形態のかしめ加工装置1dは、実施の形態1のかしめ加工装置1と同様の構成を備え、同様の効果を奏するが、以下の点で主に異なる。
保持部材20は、第2可動部材24bと、第2可動部材24bと第2固定部材23bとを接続する第2弾性部材25bとをさらに含む。第2可動部材24bは、上部プレート21の第4主面21p上を変位するように構成されている。第2可動部材24bは、第2弾性部材25bによって第2固定部材23bに接続されている。第2弾性部材25bに接続されている第2可動部材24bは、上部プレート21の第4主面21p上を第1の方向(x方向)に移動し得る。第2弾性部材25bは、特に限定されないが、コイルバネ、スプリングプランジャまたはウレタンのような樹脂製のスポンジであってもよい。第2可動部材24bは、フィンベース40を保持部材20に容易にセットすることを可能にする。本実施の形態のかしめ加工装置1dは、かしめ工程の生産性を向上させることができる。
本実施の形態のかしめ加工装置1dでは、第2センサ27bは、複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に複数の放熱フィン31のうち第2外側突壁部41bに隣り合う放熱フィン31b(図9及び図11を参照)のかしめ固定状態を検出するように構成されている。特定的には、第2センサ27bは、プレスツール16を用いてかしめ部45を変形させることによって複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に生じる第2外側突壁部41bの変形の量を検出するように構成されている。さらに特定的には、第2センサ27bは、第2外側突壁部41bの変形に対応する第2可動部材24bの変位の量に応じた第2固定部材23bの第2の歪の大きさを検出するように構成されてもよい。
第2外側突壁部41bの傾きが大きくなるほど、第2可動部材24bはより長く変位し、第2弾性部材25bはより縮み、第2弾性部材25bは第2固定部材23bにより大きな荷重を印加する。第2外側突壁部41bの傾きが大きくなるほど、第2固定部材23bの歪は大きくなり、第2センサ27bからの第1出力も大きくなる。第2センサ27bは、第2外側突壁部41bの変形の量に対応する第2センサ27bの第2出力を判定部28aに出力するように構成されてもよい。
本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、実施の形態1のヒートシンク3の製造方法と同様の工程を有し、同様の効果を奏するが、以下の点で主に異なる。本実施の形態のヒートシンク3の製造方法では、実施の形態1のかしめ加工装置1に代えて、本実施の形態のかしめ加工装置1dが用いられている。第2可動部材24bは、フィンベース40を保持部材20に容易にセットすることを可能にする。本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、かしめ工程の生産性を向上させることができる。
実施の形態4.
図22を参照して、実施の形態4のかしめ加工装置1eを説明する。本実施の形態のかしめ加工装置1eは、実施の形態1のかしめ加工装置1と同様の構成を備え、同様の効果を奏するが、以下の点で主に異なる。
本実施の形態のかしめ加工装置1eでは、第1センサ27は、プレスツール16の少なくとも1つに取り付けられている。第1センサ27は2つ以上の第1センサ部分27pを含んでもよく、2つ以上の第1センサ部分27pは、2つ以上のプレスツール16に取り付けられてもよい。第1センサ27は、プレスツール16の少なくとも1つの第3の歪の大きさを検出するように構成されている。2つ以上の第1センサ部分27pは、2つ以上のプレスツール16の各々の第3の歪の大きさを検出するように構成されてもよい。第1センサ27(第1センサ部分27p)は、第1センサ27の第1出力を判定部28aに出力するように構成されてもよい。
第1センサ27(第1センサ部分27p)は、フィン載置部材7よりも保持部材20に近いプレスツール16の部分に取り付けられてもよい。フィン載置部材7よりも保持部材20に近いプレスツール16の部分は、プレスツール16の他の部分よりも大きく撓む。フィン載置部材7よりも保持部材20に近いプレスツール16の部分に取り付けられた第1センサ27は、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定状態に対応するプレスツール16の撓みの量をより精密に検出することができる。
図23から図27を参照して、実施の形態4のヒートシンク3の製造方法を説明する。本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、実施の形態1のヒートシンク3の製造方法と同様の工程を備え、同様の効果を奏するが、実施の形態1のかしめ加工装置1に代えて、本実施の形態のかしめ加工装置1eが用いられている点で主に異なる。
図23に示されるように、本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、フィン載置部材7上に複数の放熱フィン31を載置することを備える。具体的には、複数の放熱フィン31は、複数の桟9b上に載置される。複数の放熱フィン31の第1端は、複数の桟9bに接している。本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、複数の放熱フィン31をフィンベース40のフィン挿入溝43に挿入することを備える。フィンベース40は、保持部材20に保持される。押圧部28c(図3)によりフィンベース40の主面40mを押圧して、フィンベース40をプレスツール16に向けて移動させる。こうして、複数の放熱フィン31は、フィンベース40のフィン挿入溝43に挿入される。
図24に示されるように、本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、プレスツール16を用いて、かしめ部45を変形させて、複数の放熱フィン31をかしめ部45によりフィンベース40にかしめ固定することを備える。具体的には、押圧部28c(図3)によりフィンベース40の主面40mを押圧して、フィンベース40をプレスツール16に向けてさらに移動させる。かしめ部45の突起部46は、プレスツール16に押圧されて塑性変形する。
かしめ部45の突起部46は複数の放熱フィン31に密着する。放熱フィン31aは、第1外側突壁部41とかしめ部45の突起部46とによって挟持される。放熱フィン31aは、第1外側突壁部41の内側側面に面接触している。複数の放熱フィン31は、内側突壁部47とかしめ部45とによって挟持される。複数の放熱フィン31は、内側突壁部47の側面に面接触している。放熱フィン31bは、第2外側突壁部41bとかしめ部45の突起部46とによって挟持される。放熱フィン31bは、第2外側突壁部41bの内側側面に面接触している。
本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定しながら、複数の放熱フィン31のうち第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定状態を第1センサ27によって検出することを備える。特定的には、第1センサ27は、プレスツール16の少なくとも1つの第3の歪の大きさを検出する。第3の歪の大きさは、第1外側突壁部41の変形の量に対応している。第1センサ27は、プレスツール16の少なくとも1つに取り付けられている。第1センサ27は2つ以上の第1センサ部分27pを含んでもよく、2つ以上の第1センサ部分27pは、2つ以上のプレスツール16に取り付けられてもよい。こうして、図11に示されるヒートシンク3が製造され得る。
図24に示されるように、第1の方向(x方向)においてかしめ部45に対するプレスツール16の位置がずれていない場合には、プレスツール16を用いて複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定する際に、プレスツール16はほとんど撓まない。プレスツール16はかしめ部45の突起部46に対称にプレス荷重を印加する。プレスツール16を用いて複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定する際に、第1外側突壁部41に隣り合うかしめ部45と第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aとの間並びに第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aと第1外側突壁部41との間に十分な面圧が加わる。第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aとフィンベース40との間の熱伝導率が増加し、ヒートシンク3の放熱性能は向上する。さらに、フィンベース40による放熱フィン31aの保持強度は向上する。第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定は良好である。
これに対し、図25に示されるように、第1の方向(x方向)においてかしめ部45に対するプレスツール16の位置がずれている場合には、図26に示されるように、プレスツール16を用いて複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定する際に、プレスツール16は撓むことがあった。プレスツール16が撓むと、プレスツール16は、かしめ部45の突起部46に非対称にプレス荷重を印加する。図26に示されるようにプレスツール16が撓む場合、プレスツール16によってかしめ部45に印加される力の向きは、第1外側突壁部41から第2外側突壁部41bに向かう方向となる。そのため、プレスツール16によって第1外側突壁部41と第1外側突壁部41に隣り合うかしめ部45との間に加わる荷重が減少する。
プレスツール16を用いて複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定する際に、第1外側突壁部41に隣り合うかしめ部45と第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aとの間並びに第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aと第1外側突壁部41との間に加わる面圧が減少する。第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aとフィンベース40との間の熱伝導率が減少し、ヒートシンク3の放熱性能は低下する。さらに、フィンベース40による放熱フィンの保持強度は低下する。第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定は不良である。
第1センサ27は、プレスツール16の撓みの量に応じたプレスツール16の第3の歪の大きさを検出する。プレスツール16の撓みの量が大きくなるほど、第1センサ27からの第1出力も大きくなる。第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定は良好であるとき、2つ以上のプレスツール16の撓みの量は小さく、かつ、2つ以上のプレスツール16の撓みの方向もランダムである。第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定は良好であるとき、図27に示されるように、2つ以上の第1センサ部分27pからの出力は小さい。
第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定は不良であるとき、2つ以上のプレスツール16の撓みの量は大きく、かつ、2つ以上のプレスツール16の撓みの方向は同じである。第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定は不良であるとき、図27に示されるように、2つ以上の第1センサ部分27pからの出力は大きい。
図27に示されるように、プレスツール16がかしめ部45に接触し始めてから、かしめ工程が終了するまでの時間をt1とする。判定部28aは、時間t1経過後の第1センサ27の第1出力が許容範囲±d0内にあるか否かを判定する。時間t1経過後の第1センサ27の第1出力が許容範囲±d0内にあるとき、判定部28aは、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定が良好であり、得られたヒートシンク3が良品であると判定する。時間t1経過後の第1センサ27の第1出力が許容範囲±d0外にあるとき、判定部28aは、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定が不良であり、得られたヒートシンク3が不良品であると判定し、表示部28bに警告を出力する。
実施の形態5.
図28参照して、実施の形態5のかしめ加工装置1fを説明する。本実施の形態のかしめ加工装置1fは、実施の形態1のかしめ加工装置1と同様の構成を備え、同様の効果を奏するが、以下の点で主に異なる。
本実施の形態のかしめ加工装置1fでは、第1センサ27は、複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に第1外側突壁部41側に配置されている一対の第1ガイド部材11,11bの一方(第1ガイド部材11)に取り付けられている。第1センサ27は、一対の第1ガイド部材11,11bの一方(第1ガイド部材11)の第4の歪の大きさを検出するように構成されている。本実施の形態のかしめ加工装置1fは、第3センサ27cをさらに備える。第3センサ27cは、複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に第2外側突壁部41b側に配置されている一対の第1ガイド部材11,11bの他方(第1ガイド部材11b)に取り付けられている。第3センサ27cは、一対の第1ガイド部材11,11bの他方(第1ガイド部材11b)の第5の歪の大きさを検出するように構成されている。
図29から図33を参照して、実施の形態5のヒートシンク3の製造方法を説明する。本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、実施の形態1のヒートシンク3の製造方法と同様の工程を備え、同様の効果を奏するが、実施の形態1のかしめ加工装置1に代えて、本実施の形態のかしめ加工装置1fが用いられている点で主に異なる。
図29に示されるように、本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、フィン載置部材7上に複数の放熱フィン31を載置することを備える。具体的には、複数の放熱フィン31は、複数の桟9b上に載置される。複数の放熱フィン31の第1端は、複数の桟9bに接している。本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、複数の放熱フィン31をフィンベース40のフィン挿入溝43に挿入することを備える。フィンベース40は、保持部材20に保持される。押圧部28c(図3)によりフィンベース40の主面40mを押圧して、フィンベース40をプレスツール16に向けて移動させる。こうして、複数の放熱フィン31は、フィンベース40のフィン挿入溝43に挿入される。
図30に示されるように、本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、プレスツール16を用いて、かしめ部45を変形させて、複数の放熱フィン31をかしめ部45によりフィンベース40にかしめ固定することを備える。具体的には、押圧部28c(図3)によりフィンベース40の主面40mを押圧して、フィンベース40をプレスツール16に向けてさらに移動させる。かしめ部45の突起部46は、プレスツール16に押圧されて塑性変形する。
かしめ部45の突起部46は複数の放熱フィン31に密着する。放熱フィン31aは、第1外側突壁部41とかしめ部45の突起部46とによって挟持される。放熱フィン31aは、第1外側突壁部41の内側側面に面接触している。複数の放熱フィン31は、内側突壁部47とかしめ部45とによって挟持される。複数の放熱フィン31は、内側突壁部47の側面に面接触している。放熱フィン31bは、第2外側突壁部41bとかしめ部45の突起部46とによって挟持される。放熱フィン31bは、第2外側突壁部41bの内側側面に面接触している。
図30に示されるように、本実施の形態のヒートシンク3の製造方法は、複数の放熱フィン31をフィンベース40にかしめ固定しながら、複数の放熱フィン31のうち第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定状態を第1センサ27によって検出することを備える。第1センサ27は、複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に第1外側突壁部41側に配置されている一対の第1ガイド部材11,11bの一方(第1ガイド部材11)に取り付けられている。第1センサ27は、一対の第1ガイド部材11,11bの一方(第1ガイド部材11)の第4の歪の大きさを検出する。第3センサ27cは、複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に第2外側突壁部41b側に配置されている一対の第1ガイド部材11,11bの他方(第1ガイド部材11b)に取り付けられている。第3センサ27cは、一対の第1ガイド部材11,11bの他方(第1ガイド部材11b)の第5の歪の大きさを検出する。
プレスツール16を用いてかしめ部45を変形させるためにかしめ部45に加えられるプレス荷重が、かしめ部45及び放熱フィン31aを介して、第1外側突壁部41に加わる。ヒートシンク3のサイズを大きくすることなく、ヒートシンク3の放熱性能を向上させるために、第1外側突壁部41の幅を減少させて、フィン挿入溝43が形成される領域の面積を増加させる。フィン挿入溝43の数が増加して、複数の放熱フィン31の枚数が増加する。
そのため、このプレス荷重により、第1外側突壁部41がかしめ部45とは反対側(フィンベース40の外側)に塑性変形して、第1外側突壁部41がフィンベース40の外側に傾くことあった(図32を参照)。また、第1の方向(x方向)において、かしめ部45に対するプレスツール16の位置がずれることによっても、このプレス荷重により、第1外側突壁部41がかしめ部45とは反対側(フィンベース40の外側)に塑性変形して、第1外側突壁部41がフィンベース40の外側に傾くことあった。
第1外側突壁部41の傾きが大きくなるほど、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aはフィンベース40の外側により大きく傾き、放熱フィン31aは、第1ガイド部材11をより強く押圧する。第1外側突壁部41の傾きが大きくなるほど、第1ガイド部材11の歪は大きくなり、第1センサ27からの第1出力も大きくなる。第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定が良好であるとき、図31に示されるように、第1センサ27からの第1出力は小さい。第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定が不良であるとき、図33に示されるように、第1センサ27からの第1出力からの出力は大きい。
第2外側突壁部41bの傾きが大きくなるほど、第2外側突壁部41bに隣り合う放熱フィン31bはフィンベース40の外側により大きく傾き、放熱フィン31bは、第1ガイド部材11bをより強く押圧する。第2外側突壁部41bの傾きが大きくなるほど、第1ガイド部材11bの歪は大きくなり、第3センサ27cからの第3出力も大きくなる。第2外側突壁部41bに隣り合う放熱フィン31bのかしめ固定が良好であるとき、図31に示されるように、第3センサ27cからの第3出力は小さい。第2外側突壁部41bに隣り合う放熱フィン31bのかしめ固定が不良であるとき、図33に示されるように、第3センサ27cからの出力からの第3出力は大きい。
図31及び図33に示されるように、プレスツール16がかしめ部45に接触し始めてから、かしめ工程が終了するまでの時間をt1とする。判定部28aは、時間t1経過後の第1センサ27の第1出力が許容範囲±d0内にあるか否かを判定する。時間t1経過後の第1センサ27の第1出力が許容範囲±d0内にあるとき、判定部28aは、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定が良好であり、得られたヒートシンク3が良品であると判定する。時間t1経過後の第1センサ27の第1出力が許容範囲±d0外にあるとき、判定部28aは、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定が不良であり、得られたヒートシンク3が不良品であると判定し、表示部28bに警告を出力する。
時間t1経過後の第3センサ27cの第3出力が許容範囲内にあるとき、判定部28aは、第2外側突壁部41bに隣り合う放熱フィン31bのかしめ固定が良好であり、得られたヒートシンク3が良品であると判定する。時間t1経過後の第3センサ27cの第3出力が許容範囲外にあるとき、判定部28aは、第2外側突壁部41bに隣り合う放熱フィン31bのかしめ固定が不良であり、得られたヒートシンク3が不良品であると判定し、表示部28bに警告を出力する。
実施の形態6.
図34参照して、実施の形態6のかしめ加工装置1gを説明する。本実施の形態のかしめ加工装置1gは、実施の形態1のかしめ加工装置1と同様の構成を備え、同様の効果を奏するが、以下の点で主に異なる。
かしめ加工装置1,1gが適用されるフィンベース40,40gの構成の違いに対応して、本実施の形態のかしめ加工装置1gは、第2ガイド部材15(図1)を含んでいない。スペーサ17は、プレスツール16同士の間、プレスツール16と第1ガイド部材11との間、及び、プレスツール16と第1ガイド部材11bとの間に配置されている。スペーサ17は、プレスツール16同士の間、プレスツール16と第1ガイド部材11との間、及び、プレスツール16と第1ガイド部材11bとの間に隙間を形成する。スペーサ17は、第1ガイド部材11,11b及びプレスツール16に面接触してもよい。
フィン載置部材7は、複数の放熱フィン31を載置するように構成されている。フィン載置部材7は、プレスツール16がフィン載置部材7を貫通するように構成されてもよい。フィン載置部材7は、第1の方向(x方向)において、プレスツール16を整列させてもよい。フィン載置部材7は、一対の第1ガイド部材11,11bに対して移動可能に構成されている。
具体的には、フィン載置部材7は、中間フレーム8と、フィン台9とを含んでもよい(図36を参照)。フィン台9は、孔9cを含む枠体9aと、複数の桟9bとを含んでもよい。複数の桟9bは、枠体9aに架け渡されている。複数の放熱フィン31はそれぞれ複数の桟9bの上に載置される(図35から図37を参照)。互いに隣り合う桟9bの間の隙間に、プレスツール16が配置されている。桟9bと桟9bに隣り合う第1枠部材9dとの間の隙間に、第1ガイド部材11が配置されている。桟9bと桟9bに隣り合う第1枠部材9dとの間の隙間に、第1ガイド部材11bが配置されている。
図15及び図35から図41を参照して、実施の形態6のヒートシンク3gの製造方法を説明する。本実施の形態のヒートシンク3gの製造方法は、実施の形態1のヒートシンク3gの製造方法と同様の工程を備え、同様の効果を奏するが、フィンベース40gの構成とかしめ加工装置1gの構成とにおいて主に異なる。
図35及び図36に示されるように、本実施の形態のヒートシンク3gの製造方法は、フィン載置部材7上に複数の放熱フィン31を載置することを備える。具体的には、複数の放熱フィン31は、複数の桟9b上に載置される。複数の放熱フィン31の第1端は、複数の桟9bに接している。
図37に示されるように、本実施の形態のヒートシンク3gの製造方法は、複数の放熱フィン31をフィンベース40gのフィン挿入溝43に挿入することを備える。フィンベース40gは、保持部材20に保持される。押圧部28c(図3)によりフィンベース40gの主面40mを押圧して、フィンベース40gをプレスツール16に向けて移動させる。こうして、複数の放熱フィン31は、フィンベース40gのフィン挿入溝43に挿入される。
図38に示されるように、本実施の形態のフィンベース40gは、内側突壁部47を含まない点において、実施の形態1のフィンベース40gと異なっている。互いに隣り合うかしめ部45の間に、対応する1つのフィン挿入溝43が形成されている。第1外側突壁部41と、第1外側突壁部41に隣り合うかしめ部45との間に、1つのフィン挿入溝43が形成されている。第2外側突壁部41bと、第2外側突壁部41bに隣り合うかしめ部45との間に、1つのフィン挿入溝43が形成されている。
図39に示されるように、本実施の形態のヒートシンク3gの製造方法は、プレスツール16を用いて、かしめ部45を変形させて、複数の放熱フィン31をかしめ部45によりフィンベース40gにかしめ固定することを備える。具体的には、押圧部28c(図3)によりフィンベース40gの主面40mを押圧して、フィンベース40gをプレスツール16に向けてさらに移動させる。かしめ部45の突起部46は、プレスツール16に押圧されて塑性変形する。
かしめ部45の突起部46は複数の放熱フィン31に密着する。放熱フィン31aは、第1外側突壁部41とかしめ部45の突起部46とによって挟持される。放熱フィン31aは、第1外側突壁部41の内側側面に面接触している。複数の放熱フィン31は、一対のかしめ部45の突起部46によって挟持される。放熱フィン31bは、第2外側突壁部41bとかしめ部45の突起部46とによって挟持される。放熱フィン31bは、第2外側突壁部41bの内側側面に面接触している。
本実施の形態のヒートシンク3gの製造方法は、複数の放熱フィン31をフィンベース40gにかしめ固定しながら、複数の放熱フィン31のうち第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定状態を第1センサ27によって検出することを備える。特定的には、複数の放熱フィン31をフィンベース40gにかしめ固定しながら、プレスツール16を用いてかしめ部45を変形させることによって複数の放熱フィン31をかしめ部45にかしめ固定する際に生じる第1外側突壁部41の変形の量を、第1センサ27によって検出する。さらに特定的には、第1センサ27は、第1外側突壁部41の変形に対応する第1可動部材24の変位の量に応じた第1固定部材23の第1の歪の大きさを検出する。第1センサ27は、保持部材20に取り付けられている。こうして、図40に示されるヒートシンク3gが製造され得る。
かしめ部45を変形させるためにプレスツール16からかしめ部45に加えられるプレス荷重が、かしめ部45及び放熱フィン31aを介して、第1外側突壁部41に加わる。ヒートシンク3gのサイズを大きくすることなく、ヒートシンク3gの放熱性能を向上させるために、第1外側突壁部41の幅を減少させて、フィン挿入溝43が形成される領域の面積を増加させる。フィン挿入溝43の数が増加して、複数の放熱フィン31の枚数が増加する。
そのため、このプレス荷重により、第1外側突壁部41がかしめ部45とは反対側(フィンベース40gの外側)に塑性変形して、第1外側突壁部41がフィンベース40gの外側に傾くことあった(図41を参照)。また、第1の方向(x方向)において、かしめ部45に対するプレスツール16の位置がずれることによっても、このプレス荷重により、第1外側突壁部41がかしめ部45とは反対側(フィンベース40gの外側)に塑性変形して、第1外側突壁部41がフィンベース40gの外側に傾くことあった。
第1外側突壁部41の傾きが大きくなるほど、第1可動部材24はより長く変位し、第1弾性部材25はより縮み、第1弾性部材25は第1固定部材23により大きな荷重を印加する。第1外側突壁部41の傾きが大きくなるほど、第1固定部材23の歪は大きくなり、第1センサ27からの第1出力も大きくなる。図15に示されるように、プレスツール16がかしめ部45に接触し始めてから、かしめ工程が終了するまでの時間をt1とする。判定部28aは、時間t1経過後の第1センサ27の第1出力が許容範囲d0(図15を参照)内にあるか否かを判定する。
時間t1経過後の第1センサ27の第1出力が許容範囲d0(図15を参照)内にあるとき、判定部28aは、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定が良好であり、得られたヒートシンク3gが良品であると判定する。時間t1経過後の第1センサ27の第1出力が許容範囲d0(図15を参照)外にあるとき、判定部28aは、第1外側突壁部41に隣り合う放熱フィン31aのかしめ固定が不良であり、得られたヒートシンク3gが不良品であると判定し、表示部28bに警告を出力する。
今回開示された実施の形態1−6及びそれらの変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。矛盾のない限り、今回開示された実施の形態1−6及びそれらの変形例の少なくとも2つを組み合わせてもよい。本発明の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
1,1c,1d,1e,1f,1g かしめ加工装置、3,3g ヒートシンク、5 ベースプレート、5p 第5主面、7 フィン載置部材、8 中間フレーム、8a 第1主面、8b 第2主面、8c 孔、9 フィン台、9a 枠体、9b 桟、9c 孔、9d 第1枠部材、9e 第2枠部材、11,11b 第1ガイド部材、13 第2弾性支持部材、15 第2ガイド部材、16 プレスツール、17 スペーサ、18,18b 固定具、19 第1弾性支持部材、20 保持部材、21 上部プレート、21a 孔、21p 第4主面、21q 第3主面、22 第1固定具、22b 第2固定具、23 第1固定部材、23b 第2固定部材、24 第1可動部材、24b 第2可動部材、24u 傾斜面、25 第1弾性部材、25b 第2弾性部材、27 第1センサ、27b 第2センサ、27c 第3センサ、27p 第1センサ部分、28a 判定部、28b 表示部、28c 押圧部、29 制御部、31,31a,31b 放熱フィン、40,40b,40g フィンベース、40m 主面、41 第1外側突壁部、41b 第2外側突壁部、41t 内側側面、43 フィン挿入溝、45 かしめ部、46 突起部、47,47b 内側突壁部、47t 側面、48 第1段差部、48b 第2段差部。

Claims (17)

  1. 第1外側突壁部とフィン挿入溝とかしめ部とを含むフィンベースに、複数の放熱フィンを、プレスツールを用いてかしめ固定するように構成されているかしめ加工装置であって、前記かしめ加工装置は、
    保持部材を備え、前記保持部材は、前記フィンベースの前記フィン挿入溝が前記複数の放熱フィンに対向するように前記フィンベースを保持するように構成されており、さらに、
    第1センサを備え、前記第1センサは、前記複数の放熱フィンを前記かしめ部にかしめ固定する際に前記複数の放熱フィンのうち前記第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定状態を検出するように構成されている、かしめ加工装置。
  2. 前記第1センサは、前記プレスツールを用いて前記かしめ部を変形させることによって前記複数の放熱フィンを前記かしめ部にかしめ固定する際に生じる前記第1外側突壁部の変形の量を検出するように構成されている、請求項1に記載のかしめ加工装置。
  3. 前記第1センサは、前記保持部材に取り付けられている、請求項1または請求項2に記載のかしめ加工装置。
  4. 前記保持部材は、上部プレートと、前記上部プレート上を変位するように構成されている第1可動部材と、前記上部プレート上に取り付けられている第1固定部材と、前記第1可動部材と前記第1固定部材とを接続する第1弾性部材とを含み、
    前記第1センサは、前記第1外側突壁部の前記変形に対応する前記第1可動部材の変位の量に応じた前記第1固定部材の第1の歪の大きさを検出するように構成されている、請求項3に記載のかしめ加工装置。
  5. 前記第1可動部材は、前記保持部材が前記フィンベースを保持する際に前記第1外側突壁部に接するように構成されている傾斜面を含む、請求項4に記載のかしめ加工装置。
  6. 前記保持部材に取り付けられている第2センサをさらに備え、
    前記フィンベースは、前記第1外側突壁部とは反対側に、第2外側突壁部をさらに含み、
    前記第2センサは、前記プレスツールを用いて前記かしめ部を変形させることによって前記複数の放熱フィンを前記かしめ部にかしめ固定する際に生じる前記第2外側突壁部の変形の量を検出するように構成されており、
    前記保持部材は、前記上部プレート上を変位するように構成されている第2可動部材と、前記上部プレート上に取り付けられている第2固定部材と、前記第2可動部材と前記第2固定部材とを接続する第2弾性部材とを含み、
    前記第2センサは、前記第2外側突壁部の前記変形に対応する前記第2可動部材の変位の量に応じた前記第2固定部材の第2の歪の大きさを検出するように構成されている、請求項4または請求項5に記載のかしめ加工装置。
  7. 前記保持部材に取り付けられている第2センサをさらに備え、
    前記保持部材は、前記上部プレート上に取り付けられている第2固定部材を含み、
    前記第2センサは、前記フィンベースが前記第2固定部材に与える応力に応じた前記第2固定部材の第2の歪の大きさを検出するように構成されている、請求項4または請求項5に記載のかしめ加工装置。
  8. 前記第1センサは、前記プレスツールの少なくとも1つに取り付けられており、
    前記第1センサは、前記プレスツールの前記少なくとも1つの第3の歪の大きさを検出するように構成されている、請求項1に記載のかしめ加工装置。
  9. 前記保持部材に面するフィン載置部材をさらに備え、前記フィン載置部材は、前記複数の放熱フィンを載置するように構成されており、
    前記第1センサは、前記フィン載置部材よりも前記保持部材に近い前記プレスツールの部分に取り付けられている、請求項8に記載のかしめ加工装置。
  10. 一対のガイド部材をさらに備え、前記一対のガイド部材は、前記一対のガイド部材の間に前記複数の放熱フィンを案内するように構成されており、
    前記第1センサは、前記複数の放熱フィンを前記かしめ部にかしめ固定する際に前記第1外側突壁部側に配置されている前記一対のガイド部材の一方に取り付けられており、かつ、前記一対のガイド部材の前記一方の第4の歪の大きさを検出するように構成されている、請求項1に記載のかしめ加工装置。
  11. 前記保持部材に取り付けられている第2センサをさらに備え、
    前記保持部材は、上部プレートと、前記上部プレート上に取り付けられている第2固定部材とを含み、
    前記第2センサは、前記フィンベースが前記第2固定部材に与える応力に応じた前記第2固定部材の第2の歪の大きさを検出するように構成されている、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載のかしめ加工装置。
  12. 前記保持部材に面するフィン載置部材をさらに備え、前記フィン載置部材は、前記複数の放熱フィンを載置するように構成されており、さらに、
    ベースプレートを備え、前記ベースプレートは、前記フィン載置部材に面しており、かつ、前記フィン載置部材に対して前記保持部材とは反対側に配置されており、さらに、
    前記フィン載置部材に対して前記保持部材を支持しかつ伸縮自在である第1弾性支持部材と、
    前記ベースプレートに対して前記フィン載置部材を支持しかつ伸縮自在である第2弾性支持部材とを備える、請求項1から請求項8及び請求項10のいずれか1項に記載のかしめ加工装置。
  13. 複数の放熱フィンをフィンベースのフィン挿入溝に挿入することを備え、前記フィンベースは、第1外側突壁部と前記フィン挿入溝とかしめ部とを含み、さらに、
    プレスツールを用いて、前記かしめ部を変形させて、前記複数の放熱フィンを前記かしめ部により前記フィンベースにかしめ固定することと、
    前記複数の放熱フィンを前記フィンベースにかしめ固定しながら、前記複数の放熱フィンのうち前記第1外側突壁部に隣り合う放熱フィンのかしめ固定状態を第1センサによって検出することとを備える、ヒートシンクの製造方法。
  14. 前記第1センサは、前記プレスツールを用いて前記かしめ部を変形させることによって前記複数の放熱フィンを前記かしめ部にかしめ固定する際に生じる前記第1外側突壁部の変形の量を検出する、請求項13に記載のヒートシンクの製造方法。
  15. 前記第1センサは、前記フィンベースを保持する保持部材に取り付けられている、請求項14に記載のヒートシンクの製造方法。
  16. 前記第1センサは、前記プレスツールの少なくとも1つに取り付けられており、
    前記第1センサは、前記プレスツールの前記少なくとも1つの第3の歪の大きさを検出する、請求項13に記載のヒートシンクの製造方法。
  17. 一対のガイド部材を用いて、前記複数の放熱フィンを前記一対のガイド部材の間に案内することをさらに備え、
    前記第1センサは、前記複数の放熱フィンを前記かしめ部にかしめ固定する際に前記第1外側突壁部側に配置されている前記一対のガイド部材の一方に取り付けられており、かつ、前記一対のガイド部材の前記一方の第4の歪の大きさを検出する、請求項13に記載のヒートシンクの製造方法。
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