JP2019164038A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】うるう秒情報の受信成功率を向上でき、かつ、消費電力を抑制可能な電子機器を提供すること。【解決手段】電子機器は、うるう秒情報を送信する位置情報衛星を捕捉し、捕捉した位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信処理を実行する受信部と、受信部が受信した衛星信号に基づいて、うるう秒情報を取得する制御部と、を有し、制御部は、受信部が捕捉した位置情報衛星から受信可能な衛星信号の種類に基づいて、受信処理を停止するか否かを判定することを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は電子機器に関する。
GPS(Global Positioning System)衛星から送信される衛星信号を受信して時刻修正を行う場合、うるう秒情報を取得して時刻修正に反映させる必要がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の電子時計は、GPS衛星からうるう秒情報を取得する。この際、うるう秒情報の受信を開始してからうるう秒情報を取得できずに60秒以上経過すると、受信タイムアウトになったと判定し、うるう秒情報の受信を終了する。これにより、うるう秒情報を取得できない状態で受信処理が継続することを防ぐことができ、消費電力を抑制できる。
特開2015−55478号公報
特許文献1では、GPS衛星がうるう秒情報を送信する12.5分間隔に合わせて受信処理を実行する。そして、その受信処理がタイムアウトした場合、受信処理を終了させる。
ここで、準天頂衛星はうるう秒情報を1分間隔で送信しているので、GPS衛星から送信されるうるう秒情報の受信処理を実行している最中に、準天頂衛星から送信されるうるう秒情報を受信する場合がある。この場合、受信処理をタイムアウトさせてしまうと、準天頂衛星から送信されるうるう秒情報を受信している途中であっても、受信処理が終了してしまう。そのため、受信処理をタイムアウトさせずに継続させていれば成功するはずだった受信処理が失敗してしまい、受信成功率が低下してしまうといった問題があった。
本発明の目的は、うるう秒情報の受信成功率を向上でき、かつ、消費電力を抑制可能な電子機器を提供することにある。
本発明の電子機器は、うるう秒情報を送信する位置情報衛星を捕捉し、捕捉した前記位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信処理を実行する受信部と、前記受信部が受信した衛星信号に基づいて、前記うるう秒情報を取得する制御部と、を有し、前記制御部は、前記受信部が捕捉した前記位置情報衛星から受信可能な衛星信号の種類に基づいて、前記受信処理を停止するか否かを判定することを特徴とする。
本発明では、受信部は、うるう秒情報を送信する位置情報衛星を捕捉し、捕捉した位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信処理を実行する。そして、制御部は、受信部が受信した衛星信号に基づいて、うるう秒情報を取得する。この際、制御部は、受信部が捕捉した位置情報衛星から受信可能な衛星信号の種類に基づいて、受信処理を停止するか否かを判定する。
ここで、うるう秒情報を送信する位置情報衛星としては、例えば、GPSなどの全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)で用いられる位置情報衛星や、準天頂衛星システム(QZSS:Quasi-Zenith Satellites System)などの地域的衛星測位システム(RNSS:Regional Navigation Satellite System)で用いられる位置情報衛星などが例示される。この場合、GPS衛星からはうるう秒情報を12.5分間隔で送信される衛星信号を受信し、準天頂衛星からはうるう秒情報が1分間隔で送信される衛星信号を受信することが想定される。
そのため、例えば、受信可能な衛星信号がGPS衛星から送信されるものであれば、最大12.5分間受信処理を継続する必要があり、消費電力が増加するので、制御部は受信処理を停止すると判定する。
一方、例えば、受信可能な衛星信号が準天頂衛星から送信されるものであれば、うるう秒情報を1〜2分間程度で取得できる可能性が高いので、制御部は受信処理を停止しないと判定する。これにより、消費電力を抑制しつつ、受信成功率を向上できる。
本発明の電子機器において、前記受信部は、前記うるう秒情報を第1間隔で送信する第1位置情報衛星を捕捉し、捕捉した前記第1位置情報衛星から送信される第1衛星信号と、前記うるう秒情報を第1間隔よりも短い第2間隔で送信する第2位置情報衛星を捕捉し、捕捉した前記第2位置情報衛星から送信される第2衛星信号と、を受信する前記受信処理を実行し、前記制御部は、前記受信処理を開始してから所定時間の間に前記うるう秒情報を取得できなかった場合、前記受信部が前記第2位置情報衛星を捕捉している状態であれば、前記第2衛星信号を受信する前記受信処理を継続すると判定し、前記受信部が前記第2位置情報衛星を捕捉していない状態であれば、前記受信処理を停止すると判定することが好ましい。
ここで、例えば、第1間隔でうるう秒情報を送信する第1位置情報衛星としてはGPS衛星が例示され、第1間隔よりも短い第2間隔でうるう秒情報を送信する第2位置情報衛星としては準天頂衛星が例示される。
本発明では、制御部は、受信処理を開始してから所定時間の間にうるう秒情報が取得できなった場合、つまり受信処理がタイムアウトした場合、受信部が第2位置情報衛星を捕捉している状態であれば、受信処理を継続すると判定する。この場合、受信部が準天頂衛星のように短い間隔でうるう秒情報を送信する位置情報衛星を捕捉しているので、第2位置情報衛星から送信される第2衛星信号を受信する受信処理を継続させれば、うるう秒情報を短時間で取得できることが期待できる。また、受信処理を停止してしまうと、再度受信処理を実行する際に、位置情報衛星の捕捉から実行し直す必要があるので、消費電力が増加する。そのため、制御部は、受信処理を停止しないと判定することで、消費電力を抑制しつつ、受信成功率を向上できる。
一方、制御部は、受信処理がタイムアウトした場合、受信部が第2位置情報衛星を捕捉していない状態であれば、受信処理を停止すると判定する。つまり、受信部がGPS衛星のように長い間隔でうるう秒情報を送信する位置情報衛星のみを捕捉している場合や位置情報衛星を捕捉していない場合は、制御部は受信処理を停止すると判定する。これにより、無駄な受信処理を回避でき、消費電力を抑制できる。
本発明の電子機器において、前記制御部は、前記受信処理を開始してから所定時間の間に前記うるう秒情報を取得できなかった場合に、前記受信部が前記第2位置情報衛星を捕捉している状態であり且つ前記第2衛星信号の受信強度が所定値以上であれば、前記第2衛星信号を受信する前記受信処理を継続すると判定し、前記受信部が前記第2位置情報衛星を捕捉した状態であり且つ前記受信強度が所定値未満であれば、前記受信処理を停止すると判定することが好ましい。
ここで、受信強度を判定するための所定値としては、例えば、SNR(signal to noise ratio)で「30」程度の値が例示され、うるう秒情報を正確に取得できる受信強度に設定されていればよい。
本発明では、制御部は、第2衛星信号の受信強度が所定値以上であるか否かによって、第2衛星信号の受信処理を継続するか否かを判定する。すなわち、制御部は、第2衛星信号の受信強度によって、受信処理のタイムアウト時間を変動させる。ここで、第2衛星信号の受信強度が所定値以上であれば、うるう秒情報を正確に取得できる可能性が高い。そのため、制御部が受信処理のタイムアウト時間を延長させることで、受信成功率を向上させることができる。また、第2衛星信号の受信強度が低い場合、第2位置情報衛星を捕捉していても、うるう秒情報を正確に取得できない可能性があるので、制御部は受信処理を停止すると判定する。これにより、無駄な受信処理を回避でき、消費電力量を抑制することができる。
本発明の電子機器において、前記制御部は、前記受信処理を開始してから所定時間の間に前記うるう秒情報を取得できなかった場合、前記受信部が前記第2位置情報衛星を捕捉した状態であり且つ前記第2衛星信号を受信していれば、前記第2衛星信号を受信する前記受信処理を継続すると判定し、前記受信部が前記第2位置情報衛星を捕捉した状態であり且つ前記第2衛星信号を受信していなければ、前記受信処理を停止すると判定することが好ましい。
ここで、受信部が第2衛星信号を受信している状態とは、受信部が航法メッセージを取得している状態を意図する。
本発明では、制御部は、受信部が実際に第2衛星信号を受信しているか否かによって、受信処理を継続するか否かを判定する。すなわち、第2衛星信号の受信状況によって、受信処理のタイムアウト時間を変動させる。そのため、第2衛星信号を受信している場合、受信処理のタイムアウト時間を延長すれば、うるう秒情報を取得できる可能性が高いので、制御部は受信処理を継続すると判定する。これにより、受信成功率を向上できる。また、第2衛星信号を受信していない場合、受信部が第2位置情報衛星を捕捉していても、うるう秒情報を取得できない可能性があるので、制御部は受信処理を停止すると判定する。これにより、無駄な受信処理を回避でき、消費電力を抑制できる。
本発明の電子機器において、前記第1位置情報衛星はGPS衛星であり、前記第2位置情報衛星は準天頂衛星であることが好ましい。
本発明では、第2位置情報衛星は準天頂衛星であるので、前述したように、第2位置情報衛星からは1分間隔でうるう秒情報が送信される。そのため、受信処理がタイムアウトした場合に、受信部が第2位置情報衛星を捕捉している状態であれば、受信処理を停止しないと判定することで、前述のように消費電力を抑制しつつ、受信成功率を向上できる。
本発明の電子機器において、前記受信部は、前記位置情報衛星が前記うるう秒情報を送信するタイミングに合わせて前記受信処理を開始することが好ましい。
本発明では、受信部は、例えば、GPS衛星がうるう秒情報を送信するタイミングに合わせて受信処理を開始する。つまり、受信部は、GPS衛星の送信間隔に合わせて、GPS衛星が衛星信号を前回送信したタイミングから12.5分後に受信処理を開始する。そのため、GPS衛星がうるう秒情報を送信しない状態で受信処理が実行されることを防ぐことができ、受信成功率を向上でき、かつ、消費電力を抑制することができる。
本発明の電子機器において、内部時刻情報を計時する計時部を備え、前記制御部は、時刻情報を取得する測時部と、前記時刻情報に基づいて前記内部時刻情報を修正する時刻修正部と、を有し、前記受信部は、前記時刻情報を送信する前記位置情報衛星を捕捉し、捕捉した前記位置情報衛星から送信される前記衛星信号を受信する時刻情報受信処理を実行し、前記測時部は、前記受信部が受信した前記衛星信号に基づいて前記時刻情報を取得し、前記時刻修正部は、前記測時部が取得した前記時刻情報に基づいて前記内部時刻情報を修正し、前記受信部は、前記時刻修正部により修正された前記内部時刻情報に基づいて、前記位置情報衛星が前記うるう秒情報を送信する前記タイミングを判定し、判定した前記タイミングに合わせて前記受信処理を開始することが好ましい。
本発明では、受信部が受信した衛星信号に基づいて、測時部が時刻情報を取得し、その時刻情報に基づいて、時刻修正部が内部時刻情報を修正する。そのため、受信部は、位置情報衛星がうるう秒情報を送信するタイミングを正確に把握することができる。したがって、位置情報衛星がうるう秒情報を送信するタイミングからずれたタイミングで受信部が受信処理を開始することを防ぐことができ、受信成功率を向上できる。
本発明の電子時計を示す概略図である。 電子時計の概略断面図である。 電子時計の構成を示すブロック図である。 GPS衛星の航法メッセージの構成を説明する図である。 サブフレーム1の構成を説明する図である。 準天頂衛星の航法メッセージの構成を説明する図である。 記憶装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態でのうるう秒情報の受信処理を示すフローチャートである。 第2実施形態でのうるう秒情報の受信処理を示すフローチャートである。 第3実施形態でのうるう秒情報の受信処理を示すフローチャートである。 第4実施形態での時刻情報の受信処理を示すフローチャートである。 第5実施形態での時刻情報の受信処理を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、第1実施形態に係る電子時計1について、図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態の電子時計1を示す概略図であり、図2は電子時計1の概略断面図である。なお、電子時計1は電子機器の一例である。
電子時計1は、地球の上空を所定の軌道で周回している位置情報衛星のうち、少なくとも1つの位置情報衛星から送信される衛星信号を受信して時刻情報を取得し、少なくとも3つ、好ましくは4つの位置情報衛星から送信される衛星信号を受信して位置情報を算出して取得するように構成されている。
ここで、位置情報衛星としては、地球的衛星測位システム(GNSS)の位置情報衛星であるGNSS衛星と、地域的衛星測位システム(RNSS)の位置情報衛星であるRNSS衛星とがある。
地球的衛星測位システムとしては、GPS(米国)、GLONASS(ロシア)、Galileo(ヨーロッパ共同体)、Beidou(中国)が例示できる。また、地域的衛星測位システムとしては、準天頂衛星システム(QZSS;日本)、IRNSS(インド)、DORIS(フランス)、Beidou(中国)が例示できる。
本実施形態では、GNSSとしてGPS、RNSSとしてQZSSを例示して説明する。したがって、以下の実施形態において、図1に示すGPS衛星100を第1位置情報衛星の一例とし、準天頂衛星101を第2位置情報衛星の一例として説明する。
[電子時計]
電子時計1は、使用者の手首に装着される腕時計であり、文字板2および指針3を備え、時刻を計時して表示する。
文字板2の大部分は、光および1.5GHz帯のマイクロ波が透過し易い非金属の材料(例えば、プラスチックまたはガラス)で形成されている。文字板2には、図2に示すように、指針3の指針軸3Aが挿通される貫通孔2Cが形成されている。貫通孔2Cは、文字板2の平面中心位置に形成されている。
指針3は、文字板2の表面側に設けられている。また、指針3は、指針軸3Aを中心に回転移動する秒針3B、分針3Cおよび時針3Dを含み、歯車を介してステップモーターで駆動される。
[操作部の操作]
電子時計1では、リューズ6やボタン7A,ボタン7Bを有する入力装置70の手動操作に応じた処理が実行される。具体的には、りゅうず6が操作されると、その操作に応じて表示時刻を修正する手動修正処理が実行される。また、ボタン7Aが長時間(例えば3秒以上の時間)にわたって押されると、衛星信号を受信する手動受信処理(強制受信処理)が実行される。
また、ボタン7Bが押されると、受信モード(測時モード、測位モード)を切り替える切替処理が実行される。
測時モードとは、1つ以上のGPS衛星100を捕捉して衛星信号を受信し、受信した衛星信号から時刻情報を取得するモードである。
測位モードとは、3つ以上のGPS衛星100を捕捉して衛星信号を受信し、受信した衛星信号に基づいて測位演算することで位置情報を取得するモードである。なお、測位モードでは、通常、衛星信号から時刻情報も同時に取得できる。ただし、測位モードにおいて、衛星信号から時刻情報を取得しなくてもよい。
ボタン7Bの操作による受信モードの設定は、後述する記憶装置60の受信モード記憶部660に記憶される。そして、測時モードに設定された場合には、秒針3Bが「Time」の位置(5秒位置)に移動し、測位モードに設定された場合には、秒針3Bが「Fix」の位置(10秒位置)に移動する。このため、利用者は設定された受信モードを容易に確認できる。
なお、受信モードは、秒針3Bで指示するものに限らず、モードを指示する指針(モード針)を別に設けて表示してもよい。
また、ボタン7Aが短時間(例えば3秒未満)押されると、前回の受信処理の結果を表示する結果表示処理が行われる。すなわち、測位モードで受信成功の場合には、秒針3Bが「Fix」(10秒位置)の位置に移動し、測時モードで受信成功の場合には、秒針3Bが「Time」(5秒位置)の位置に移動する。また、受信失敗の場合には秒針3Bが「N」の位置(20秒位置)に移動する。
また、後述するうるう秒受信条件に該当する場合、うるう秒情報の受信待機中にボタン7Aが押されると、後述する表示装置90の表示を切り替える表示切替え処理が実行される。なお、ボタン7Aではなく、ボタン7Bが押されることで、表示切替え処理が実行されてもよい。
[電子時計の外装構造]
図1、図2に示すように、電子時計1は、ムーブメント20等を収容する外装ケース10を備える。外装ケース10は、ケース本体11と、裏蓋12とを備える。
ケース本体11は、円筒状の胴111と、胴111の表面側に設けられたベゼル112とを備える。
ベゼル112は、リング状に形成されている。そして、ベゼル112と胴111とは、互いの対向面に形成された凹凸による嵌め合わせ構造あるいは両面粘着テープや接着剤等の手段により接続されている。なお、ベゼル112は、胴111に対して回転可能に取り付けられていてもよい。
また、ベゼル112の内側には、ベゼル112によって保持されたカバーガラス31が取り付けられている。
ケース本体11の裏面側には、ケース本体11の裏面側の開口を塞ぐ円板状の裏蓋12が設けられている。裏蓋12は、ケース本体11の胴111にねじ構造により接続される。
なお、本実施形態では、胴111と裏蓋12とは、別体で構成されているが、これに限らず、胴111および裏蓋12が一体化されたワンピースケースでもよい。
胴111、ベゼル112、裏蓋12には、BS(真鍮)、SUS(ステンレス鋼)、チタン合金などの導電性の金属材料が利用される。
[電子時計の内部構造]
次に、電子時計1の外装ケース10に内蔵される内部構造について説明する。
図1、図2に示すように、外装ケース10内には、文字板2の他、ムーブメント20、平面アンテナ(パッチアンテナ)120、ダイヤルリング32等が収容される。
ムーブメント20は、地板21、地板21に支持される駆動機構22、回路基板23、二次電池24、ソーラーパネル25を備える。
地板21は、プラスチック等の非導電性部材にて形成されている。地板21は、駆動機構22を収容する駆動機構収容部21Aと、平面アンテナ120を収容するアンテナ収容部21Bとを備える。駆動機構収容部21Aおよびアンテナ収容部21Bは、地板21の裏面側に設けられている。
駆動機構22は、地板21の駆動機構収容部21Aに収容され、指針3を駆動する。
回路基板23は、平面略円形に形成され、かつ、二次電池24が配置される略円形の切欠部231が形成されている。この回路基板23は、文字板2側の面である表面が地板21の裏面に当接され、ねじ等によって地板21に固定されている。回路基板23の表面側には、平面アンテナ120が実装されている。また、回路基板23の裏面側には、GPS衛星100および準天頂衛星101から受信した衛星信号を受信する受信部である受信装置30と、電子時計1を制御する制御部としての制御装置40と、電源用IC(図示略)などが実装されている。
本実施形態では、受信装置30、制御装置40、電源用ICは、平面アンテナ120に対して、回路基板23の反対側に配置されているので、受信回路や電源回路から発生するデジタルノイズが平面アンテナ120に飛び込みにくくなり、受信感度も向上できる。
さらに、受信装置30は、シールド板26で囲まれているので、受信装置30が、制御装置40が発生するノイズの影響を受けることもない。
二次電池24は、平面円形に形成されたボタン型のリチウムイオン電池である。二次電池24は、駆動機構22、受信装置30、制御装置40等に電力を供給する。二次電池24は、回路基板23の切欠部231に設けられている。
ソーラーパネル25は、光を通すために表面電極はITO(Indium Tin Oxide)などの透明電極で形成されている。また、樹脂フィルムで構成されたベース上に、発電層としてアモルファスシリコン半導体の薄膜が形成されている。
GPS衛星信号の周波数は、約1.5GHzであり、高周波であるため、電波時計で受信する長波の標準電波と異なり、薄い透明電極でも電波は減衰し、アンテナ特性が低下する。このため、円板状に形成されたソーラーパネル25は、平面アンテナ120と平面視で重なる部分に切欠部251が形成されている。このため、ソーラーパネル25は、地板21の表面側に配置され、平面アンテナ120の表面側には配置されていない。したがって、平面アンテナ120は、ソーラーパネル25の切欠部251を通して電波を受信できる。
アンテナ収容部21Bには、パッチアンテナ(マイクロストリップアンテナ)である平面アンテナ120が配置される。平面アンテナ120は、GPS衛星100から送信される第1衛星信号100Aや準天頂衛星101から送信される第2衛星信号101Aを受信するものである。この平面アンテナ120の詳細については後述する。
地板21の表面側には、ソーラーパネル25の表面側を覆って、文字板2が配置される。文字板2の表面側には、非導電性部材である合成樹脂(例えばABS樹脂)にて形成されたリング部材であるダイヤルリング32が設けられる。ダイヤルリング32は、文字板2の周囲に沿って配置されている。ダイヤルリング32をプラスチックで成形すれば、受信性能も確保でき、かつ、複雑な形状も形成できて意匠性を向上できる。このダイヤルリング32は、ベゼル112によって文字板2側へ押しつけられて保持されている。
[平面アンテナ]
平面アンテナ120は、平面視において、ケース本体11(胴111およびベゼル112)、ソーラーパネル25とは重ならずに、非導電性部材にて形成された文字板2、カバーガラス31と重なっている。
このため、時計表面側から伝播されてくる衛星信号は、カバーガラス31を透過した後、ケース本体11またはソーラーパネル25によって遮られることなく、文字板2、地板21を透過して平面アンテナ120に入射する。なお、指針3は平面アンテナ120と重なる面積が小さいことから、金属製であっても衛星信号の受信に支障ないが、非導電性部材であれば衛星信号が遮断される影響をより回避できる点で好ましい。
GPS衛星100は、右旋円偏波で第1衛星信号100Aを送信している。そのため、本実施形態の平面アンテナ120は、円偏波特性に優れるパッチアンテナ(マイクロストリップアンテナともいう)で構成されている。
本実施形態の平面アンテナ120は、セラミックの誘電体基材121に導電性のアンテナ電極122を積層したパッチアンテナである。
この平面アンテナ120は、次のようにして製造できる。まず、比誘電率が60〜100程度のチタン酸バリウムを主原料にプレス機で目的の形に成形し、焼成を経てアンテナの誘電体基材121となるセラミックスを完成する。誘電体基材121の裏面(回路基板23側の面)には、主に銀(Ag)等のペースト材をスクリーン印刷すること等で、アンテナのグランド(GND)となるGND電極(図示略)を構成する。
誘電体基材121の表面(地板21、文字板2側の面)には、アンテナの周波数、受信する信号の偏波を決めるアンテナ電極122をGND電極と同様な方法で構成する。
この平面アンテナ120は、回路基板23の表面に実装され、回路基板23の裏面の受信装置30であるアンテナGPSモジュールに電気的に接続される。さらに、平面アンテナ120のGND電極を回路基板23のグランドパターンを介して受信装置30のグランド部に導通させることで、回路基板23はグランド板(グランドプレーン)として機能する。さらに、受信装置30のグランド部を、回路基板23のグランドパターンを介して金属製の胴111や裏蓋12に導通することで、胴111や裏蓋12もグランドプレーンとして利用できる。
この平面アンテナ120は、回路基板23を地板21に固定することで、アンテナ収容部21Bに配置される。
[電子時計の回路構成]
図3は、電子時計1の構成を示すブロック図である。電子時計1は、受信装置30(受信部)、制御装置40、計時装置50(計時部)、記憶装置60、入力装置70、表示装置90を備えている。
[受信装置]
受信装置30は、二次電池24に蓄積された電力で駆動される負荷であり、制御装置40によって駆動されると、平面アンテナ120を通じてGPS衛星100および準天頂衛星101(図1参照)を捕捉し、捕捉したGPS衛星100から送信される第1衛星信号100Aと、捕捉した準天頂衛星101から送信される第2衛星信号101Aとを受信する受信処理を実行する。すなわち、受信装置30は本発明の受信部の一例である。そして、受信装置30は、衛星信号の受信に成功した場合には、取得した軌道情報やGPS時刻情報などの情報を制御装置40へ送信する。一方、衛星信号の受信に失敗した場合には、受信装置30は、その旨の情報を制御装置40へ送信する。なお、受信装置30の構成は、公知のGPS受信回路の構成と同様である。すなわち、受信装置30は、GPS衛星100および準天頂衛星101から送信される衛星信号を受信してデジタル信号に変換するRF(Radio Frequency)部と、受信信号の相関判定を実行して航法メッセージを復調するBB部(ベースバンド部)と、BB部で復調された航法メッセージ(衛星信号)から時刻情報や位置情報(測位情報)を取得して出力する情報取得手段とを備えている。
[GPS衛星の航法メッセージ]
図4(A)〜図4(C)は、GPS衛星100から送信される第1衛星信号100Aに含まれる航法メッセージの構成について説明するための図である。
図4(A)に示すように、航法メッセージは、全ビット数1500ビットのメインフレームを1単位とするデータとして構成される。メインフレームは、それぞれ300ビットの5つのサブフレーム1〜5に分割されている。1つのサブフレームのデータは、各GPS衛星100から6秒で送信される。したがって、1つのメインフレームのデータは、各GPS衛星100から30秒で送信される。
サブフレーム1には、図5にも示すように、週番号データ(WN)や衛星健康状態(SVhealth)を含む衛星補正データが含まれている。週番号データは、現在のGPS時刻情報が含まれる週を表す情報である。GPS時刻情報の起点は、UTC(協定世界時)における1980年1月6日00:00:00であり、この日に始まる週は週番号0となっている。週番号データは、1週間単位で更新される。
衛星健康状態(SVhealth)は、その衛星に異常があるか否かを示すコードであり、このコードを確認することで、異常がある衛星の信号を利用することがないように制御できる。具体的には、健康衛星状態が「0」の場合、航法メッセージは正常であることを示し、健康衛星状態が「1」の場合、一部または全ての航法メッセージが異常であることを示す。
そして、5組のサブフレームのうち、サブフレーム1〜3は各衛星に固有の情報を含んでいるため、毎回同じ内容が繰り返し送信される。具体的には、送信している衛星自身のクロック補正情報や軌道情報(エフェメリス)が含まれている。これに対し、サブフレーム4および5は、全衛星の軌道情報(アルマナック)や電離層補正情報が含まれ、これらはデータ数が多いためにページ単位に分割されてサブフレームに収容される。
すなわち、サブフレーム4および5により送信されるデータは、それぞれページ1〜25に分割されており、フレームごとに異なるページの内容が順番に送られている。すべてのページの内容を送信するには25フレームを必要とするため、航法メッセージの全情報を受信するには12分30秒の時間を要する。
さらに、サブフレーム1〜5には、先頭から、30ビットのTLM(Telemetry word)データが格納されたTLM(Telemetry)ワードと30ビットのHOW(hand over word)データが格納されたHOWワードが含まれている。
したがって、TLMワードやHOWワードは、GPS衛星100から6秒間隔で送信されるのに対し、週番号データ等の衛星補正データ、エフェメリスパラメーター、アルマナックパラメーターは30秒間隔で送信される。
図4(B)に示すように、TLMワードには、プリアンブルデータ、TLMメッセージ、Reservedビット、パリティデータが含まれている。
図4(C)に示すように、HOWワードには、TOW(Time of Week、「Zカウント」ともいう)というGPS時刻情報が含まれている。Zカウントデータは毎週日曜日の0時からの経過時間が秒で表示され、翌週の日曜日の0時に0に戻るようになっている。つまり、Zカウントデータは、週の初めから一週間毎に示される秒単位の情報である。このZカウントデータは、次のサブフレームデータの先頭ビットが送信されるGPS時刻情報を示す。例えば、サブフレーム1のZカウントデータは、サブフレーム2の先頭ビットが送信されるGPS時刻情報を示す。また、HOWワードには、サブフレームのIDを示す3ビットのデータ(IDコード)も含まれている。
また、うるう秒情報は、サブフレーム4のページ18に格納されている。すなわち、衛星信号のサブフレーム4、ページ18には、うるう秒に関するデータである、「現在のうるう秒ΔtLS」、「うるう秒の更新週WNLSF」、「うるう秒の更新日DN」、「更新後のうるう秒ΔtLSF」の各データが格納されている。
なお、「うるう秒の更新週、うるう秒の更新日、更新後のうるう秒」は、次回のうるう秒更新処理に必要な情報である。これらの情報は、うるう秒更新の実施が決定した場合は、その更新日の約6ヶ月前から新しいデータに更新される。そして、うるう秒の更新が実施された後もそのままデータが残る。このため、次のうるう秒更新の実施が決定するまでは、「現在のうるう秒ΔtLS」と「更新後のうるう秒ΔtLSF」は同じ値となる。したがって、ΔtLSとΔtLSFとが同じ値であれば更新の予定が無く、異なる値であれば更新の予定があることを判断できる。
さらに、時刻情報(Zカウント)は、すべてのサブフレームに格納されているため、6秒間隔で受信できる。
したがって、システムリセット後などカレンダーが設定されていない状態では、30秒毎に送信されるサブフレーム1を受信し、週番号および衛星健康状態を取得して年月日の情報を把握する必要がある。また、週番号とZカウントから算出されるGPS時刻からUTCを算出するために、12.5分毎に送信されるサブフレーム4、ページ18を受信し、「現在のうるう秒」の情報を把握する必要がある。すなわち、うるう秒情報を含むサブフレーム4、18ページが送信される間隔である12.5分間は、本発明の第1間隔の一例である。
一方、週番号や現在のうるう秒の取得後は、週番号を取得した時期からの経過時間をカウントできるので、再度、週番号を取得しなくても、取得している週番号と経過時間から、GPS衛星100の現在の週番号が分かる。したがって、Zカウントのみを取得すれば、現在のGPS時刻を取得でき、現在のうるう秒情報で修正することで、UTCを求めることができる。
[準天頂衛星の航法メッセージ]
図6は、準天頂衛星101から送信される第2衛星信号101Aに含まれる航法メッセージの構成について説明するための図である。
図6に示すように、サブフレーム4またはサブフレーム5にはUTCパラメーターが格納されており、このUTCパラメーターの中にうるう秒情報が含まれている。すなわち、サブフレーム4またはサブフレーム5には、「現在のうるう秒ΔtLS」、「うるう秒の更新週WNLSF」、「うるう秒の更新日DN」、「更新後のうるう秒ΔtLSF」の各データが格納されている。
また、UTCパラメーターは最大60秒間隔で配信されているので、第2衛星信号101Aからは、60秒(1分)間隔でうるう秒情報を取得することができる。このように、準天頂衛星101からは、GPS衛星100よりも短い間隔でうるう秒情報が送信されている。すなわち、うるう秒情報を含むUTCパラメーターが送信される間隔である1分間は、本発明の第2間隔の一例である。
[計時装置]
計時装置50は、二次電池24に蓄積された電力で駆動される水晶振動子等を備え、水晶振動子の発振信号に基づく基準信号を用いて時刻データを更新する。
[表示装置]
表示装置90は、指針3および文字板2により構成され、時刻を表示する。
[入力装置]
入力装置70は、ボタン7Aが操作されると、これを検出し、表示装置90の表示を切り替える表示切替え命令を出力する。
[記憶装置]
記憶装置60は、図7に示すように、時刻データ記憶部600と、受信モード記憶部660と、タイムゾーンデータ記憶部670とを備えている。
時刻データ記憶部600には、受信時刻データ610と、うるう秒更新データ620と、内部時刻データ630と、時計表示用時刻データ640と、タイムゾーンデータ650とが記憶される。
受信時刻データ610には、衛星信号から取得した時刻情報が記憶される。この受信時刻データ610は、通常は計時装置50によって1秒毎に更新され、衛星信号を受信した際には、取得した時刻情報によって修正される。
うるう秒更新データ620には、少なくとも現在のうるう秒のデータが記憶される。また、「うるう秒の更新週、うるう秒の更新日、更新後のうるう秒」の各データを取得した場合は、これらのデータもうるう秒更新データ620に記憶される。
内部時刻データ630には、内部時刻情報が記憶される。この内部時刻情報は、受信時刻データ610に記憶されたGPS時刻情報と、うるう秒更新データ620に記憶された「現在のうるう秒」とによって更新される。すなわち、内部時刻データ630には、UTC(協定世界時)が記憶されることになる。受信時刻データ610が前記計時装置50で更新される際に、この内部時刻情報も更新される。
時計表示用時刻データ640には、前記内部時刻データ630の内部時刻情報に、タイムゾーンデータ650のタイムゾーンデータ(タイムゾーン情報、時差情報)を加味した時刻データが記憶される。タイムゾーンデータ650は、測位モードで受信した場合に得られる位置情報等で設定される。
受信モード記憶部660は、前述の通り、ボタン7Bの操作で設定された受信モードを記憶している。
タイムゾーンデータ記憶部670は、位置情報(緯度、経度)とタイムゾーン情報(時差情報)とを関連付けて記憶している。このため、測位モードで位置情報を取得した場合、制御装置40は、その位置情報(緯度、経度)に基づいてタイムゾーンデータを取得できるようにされている。
なお、タイムゾーンデータ記憶部670には、さらに、都市名とタイムゾーンデータとを関連付けて記憶してもよい。この場合、入力装置70の操作によって、利用者が現地時刻を知りたい都市名を選択すると、制御装置40は、タイムゾーンデータ記憶部670に対して利用者が設定した都市名を検索し、その都市名に対応するタイムゾーンデータを取得してタイムゾーンデータ650に設定すればよい。
[制御装置]
図3に戻って、制御装置40は、電子時計1を制御するCPUで構成されている。制御装置40は、測時部410と、測位部420と、タイムゾーン設定部430と、タイムゾーン修正部440と、時刻修正部450と、うるう秒情報取得部460と、うるう秒修正部470と、表示制御部480とを備える。なお、制御装置40は、本発明の制御部の一例である。
[測時部]
測時部410は、受信装置30を作動して測時モードでの時刻情報受信処理を行う。本実施形態では、自動受信処理と手動受信処理とで測時モードでの受信処理を実行する。
自動受信処理は、定時自動受信処理と、光自動受信処理の2種類がある。すなわち、測時部410は、計時している時計表示用時刻データ640が、定時受信時刻になった場合に、受信装置30を作動して測時モードでの定時自動受信処理を行う。
また、測時部410は、ソーラーパネル25の発電電圧または発電電流が設定値以上となり、屋外においてソーラーパネル25に日光が照射していると判断できる場合に、受信装置30を作動して測時モードでの光自動受信処理を行う。なお、ソーラーパネル25の発電状態で受信装置30を作動する処理の回数は、1日に一回などに制約してもよい。
さらに、測時モードに設定されている状態で、利用者が入力装置70のボタン7Aを押して強制受信操作を行った場合、測時部410は、受信装置30を作動して測時モードでの手動受信処理を行う。
測時部410は、受信装置30で少なくとも1つのGPS衛星100を捕捉し、そのGPS衛星100から送信される衛星信号を受信して時刻情報を取得する。
[測位部]
測位部420は、測位モードに設定されている状態で、利用者が入力装置70のボタン7Aを押して強制受信操作を行った場合に、受信装置30を作動して測位モードでの受信処理を行う。
なお、制御装置40は、受信モード記憶部660に記憶されている受信モードに関係なく、ボタン7Aを押している時間に応じて、測時部410による測時モードでの受信処理と、測位部420による測位モードでの受信処理を切り替えて実行してもよい。例えば、制御装置40は、ボタン7Aを3秒以上、6秒未満押した場合には測時モードでの受信処理を行い、6秒以上押した場合には測位モードでの受信処理を行ってもよい。
測位部420は、測位モードでの受信処理を開始すると、受信装置30で少なくとも3個、好ましくは4個以上のGPS衛星100を捕捉し、各GPS衛星100から送信される衛星信号を受信して位置情報を算出して取得する。また、測位部420は、衛星信号を受信した際に時刻情報も同時に取得できる。
[タイムゾーン設定部]
タイムゾーン設定部430は、測位部420で位置情報の取得に成功した場合、取得した位置情報(緯度、経度)に基づいてタイムゾーンデータを設定する。具体的には、タイムゾーンデータ記憶部670から位置情報に対応するタイムゾーンデータ(タイムゾーン情報つまり時差情報)を選択して取得し、タイムゾーンデータ650に記憶する。
例えば、日本標準時(JST)は、UTCに対して9時間進めた時刻(UTC+9)であるため、測位部420で取得した位置情報が日本である場合には、タイムゾーン設定部430は、タイムゾーンデータ記憶部670から日本標準時の時差情報(+9時間)を読み出してタイムゾーンデータ650に記憶する。
[タイムゾーン修正部]
タイムゾーン修正部440は、タイムゾーン設定部430がタイムゾーン情報を設定すると、前記時計表示用時刻データ640を、前記タイムゾーンデータを用いて修正する。このため、時計表示用時刻データ640は、UTCである内部時刻データ630にタイムゾーンデータを加算した時刻となる。
[時刻修正部]
時刻修正部450は、測時部410や測位部420の受信処理で時刻情報の取得に成功した場合、取得した時刻情報で受信時刻データ610を修正する。このため、内部時刻データ630および時計表示用時刻データ640も修正される。
[うるう秒情報取得部]
うるう秒情報取得部460は、うるう秒受信条件に該当する場合、測時部410や測位部420による受信処理が行われた場合に、測時部410や測位部420による時刻情報の取得に続けて、受信装置30を作動してうるう秒情報を取得する。
うるう秒受信条件に該当する場合とは、うるう秒更新データ620にうるう秒情報が記憶されていない場合と、内部時刻データ630に記憶された内部時刻情報による月日がうるう秒受信期間であり、かつ、その期間でのうるう秒情報の受信に成功していない場合である。
本実施形態では、うるう秒受信期間は、半年毎に設定される。現在、うるう秒の更新は、最短でも半年毎であり、近年は1年〜数年に一回程度である。また、具体的なうるう秒更新タイミングの第1優先日は、12月、6月の末日である。さらに、うるう秒情報には、次回のうるう秒更新日や更新後のうるう秒の情報も含まれている。
このため、半年毎(具体的には6月、12月)にうるう秒情報を受信すれば、次の半年にうるう秒の更新予定があるか否かも判断できる。
したがって、うるう秒情報取得部460は、内部時刻データ630に記憶された内部時刻情報の月日が6月1日〜30日、12月1日〜31日であり、かつ、その期間でのうるう秒情報の受信に成功していない場合に、うるう秒受信条件に該当すると判断して、うるう秒情報の取得処理を行う。
なお、うるう秒受信期間は、うるう秒更新日以前の半年間であればよいため、6月と12月に限らず、7月と1月や、8月と2月など、半年毎に設定すればよい。
そして、うるう秒情報取得部460は、受信装置30で少なくとも1つのGPS衛星100を捕捉し、そのGPS衛星100から送信される衛星信号を受信してうるう秒情報を取得する。なお、うるう秒情報取得部460の詳細については、うるう秒情報の受信処理において説明する。
[うるう秒修正部]
うるう秒修正部470は、うるう秒情報取得部460で取得したうるう秒情報を用いて、うるう秒更新データ620に記憶されるうるう秒情報を修正する。
[表示制御部]
表示制御部480は、時計表示用時刻データ640で示される時刻を、表示装置90に表示させる。すなわち、表示制御部480は、駆動機構22を制御して指針3を移動させて、表示装置90に時刻を表示させる。
[うるう秒情報の受信処理]
図8は、第1実施形態における電子時計1のうるう秒情報の受信処理を示すフローチャートである。
制御装置40は、前述したうるう秒受信条件に該当した場合、うるう秒受信を実行する条件に該当したと判定し、受信モードを測時モードに設定する(SA1)。そして、うるう秒情報取得部460は、うるう秒情報の受信処理を開始する(SA2)。なお、うるう秒情報の受信処理は、手動操作によって行われてもよく、または、前述した測時部410による自動受信処理と同時に行われてもよい。うるう秒情報取得部460は、受信装置30を作動してGPS衛星100および準天頂衛星101を捕捉するためにサーチを行う。そして、うるう秒情報取得部460は、GPS衛星100および準天頂衛星101の少なくともいずれか一方を捕捉すると、受信装置30で衛星信号を受信する。
次に、うるう秒情報取得部460は、GPS衛星100からうるう秒情報を受信できたかを判定する(SA3)。
SA3でNoと判定された場合、うるう秒情報取得部460は、第1受信時間タイムアウトであるか否かを判定する(SA4)。本実施形態では、うるう秒情報の受信開始(SA2)から60秒以上経過すると、第1受信時間が経過した(第1受信時間タイムアウトである)と判定している。すなわち、第1受信時間は、本発明の所定時間の一例である。
うるう秒情報受信開始から60秒未満であるため、SA4でNoと判定すると、うるう秒情報取得部460は、SA3に戻ってうるう秒情報の受信を継続する。
SA4でYesと判定し、第1受信時間タイムアウトであると判定すると、うるう秒情報取得部460は、受信装置30が準天頂衛星101を捕捉しているか否かを判定する(SA5)。
ここで、第1受信時間が経過した場合に、受信装置30が準天頂衛星101を捕捉している状態とは、うるう秒情報の受信処理が実行されている最中に受信装置30が準天頂衛星101を捕捉したものの、受信処理のタイムアウト時間(第1受信時間)までに準天頂衛星101からうるう秒情報が送信されなかったため、うるう秒情報を受信できなかった場合が例示される。
また、受信装置30が準天頂衛星101を捕捉していない場合とは、受信装置30がGPS衛星100のみを捕捉し、GPS衛星100から送信される第1衛星信号100Aを受信していたものの、その受信強度が低かったことなどによって、うるう秒情報取得部460がうるう秒情報を取得できなかった場合や、受信装置30がGPS衛星100および準天頂衛星101を捕捉できなかった場合等が例示される。
SA5でNoと判定された場合、うるう秒情報取得部460は受信処理を終了させる。すなわち、うるう秒情報取得部460は、第1受信時間が経過した場合、受信装置30が準天頂衛星101を捕捉していない状態であれば、受信処理を停止すると判定する。
一方、SA5でYesと判定された場合、うるう秒情報取得部460は、受信処理を継続する。すなわち、うるう秒情報取得部460は、第1受信時間が経過した場合、第2間隔である1分間隔でうるう秒情報を送信する準天頂衛星101を受信装置30が捕捉している状態であれば、第2衛星信号101Aを受信する受信処理を停止しない、すなわち、受信処理を継続すると判定する。なお、受信装置30は、GPS衛星100等の他の位置情報衛星を捕捉している場合、これらの位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信処理は停止してもよいし、継続してもよい。
SA5でYesと判定された場合、うるう秒情報取得部460は、準天頂衛星101からうるう秒情報を受信できたかを判定する(SA6)。
SA6でNoと判定された場合、うるう秒情報取得部460は、第2受信時間タイムアウトであるか否かを判定する(SA7)。本実施形態では、うるう秒情報の受信開始(SA2)から120秒以上経過すると、第2受信時間が経過した(第2受信時間タイムアウトである)と判定する。すなわち、うるう秒情報取得部460は、受信装置30が準天頂衛星101を捕捉している場合、受信装置30が捕捉している準天頂衛星101から受信可能な第2衛星信号101Aに基づいて、受信時間を60秒間延長する。
うるう秒情報受信開始から120秒未満であるため、SA7でNoと判定すると、うるう秒情報取得部460は、SA6に戻ってうるう秒情報の受信を継続する。
SA7でYesと判定し、第2受信時間が経過したと判定すると、うるう秒情報取得部460は、受信処理を終了する。
このように、本実施形態では、制御装置40のうるう秒情報取得部460は、第1受信時間が経過した際に、受信装置30が捕捉している位置情報衛星から受信可能な衛星信号の種類に基づいて、受信処理を停止するか否かを判定する。
SA3,SA6でYesと判定された場合、うるう秒修正部470は、うるう秒情報取得部460が取得したうるう秒情報を記憶装置60のうるう秒更新データ620に記憶する。そして、うるう秒修正部470は、うるう秒更新データ620の現在のうるう秒を用いて内部時刻データ630を修正する(SA8)。内部時刻データ630が修正されると、設定されているタイムゾーンデータ650で時計表示用時刻データ640も修正される。SA8の処理が行われた後、表示制御部480は、表示装置90に現時刻を表示させる(SA9)。すなわち、表示制御部480は、時計表示用時刻データ640が示す時刻を、表示装置90に表示させる。
これにより、SA8の処理が行われた後は、受信したうるう秒情報に基づいて修正された時刻が表示装置90に表示される。
[第1実施形態の作用効果]
このような本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、うるう秒情報取得部460は、第1受信時間が経過した場合、受信装置30が準天頂衛星101を捕捉している状態であれば、受信処理のタイムアウト時間を第2受信時間である120秒間に延長する。この場合、準天頂衛星101からは第2間隔である1分間隔でうるう秒情報が送信されているので、受信処理のタイムアウト時間を延長させることで、うるう秒情報を短時間で取得できる可能性が高くなる。また、受信処理を停止してしまうと、再度受信処理を実行する場合に、GPS衛星100および準天頂衛星101のサーチからやり直す必要があるため、消費電力が増加する。そのため、本実施形態によれば、消費電力を抑制しつつ、受信成功率を向上できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態の電子時計1の構造は、前記第1実施形態と同様であるから、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図9は、第2実施形態における電子時計1のうるう秒情報の受信処理を示すフローチャートである。
本実施形態では、前記第1実施形態に対して、うるう秒情報取得部460は、第1受信時間が経過した場合に、準天頂衛星101から送信される第2衛星信号101Aの信号レベルを判定する点で異なる。なお、SB1〜SB9の処理は、第1実施形態におけるSA1〜SA9の処理と同様である。
本実施形態では、第1受信時間が経過した場合に、受信装置30が準天頂衛星101を捕捉していると判定された場合(SB5:Yes)、うるう秒情報取得部460は、受信装置30が受信している第2衛星信号101Aの信号レベルが強いか否か、すなわち、第2衛星信号101Aの受信強度が所定値以上であるか否かを判定する(SB10)。
ここで、受信強度を判定するための所定値としては、例えば、SNR(signal to noise ratio)で「30」程度の値が例示される。SNRで「30」程度の値が設定されていれば、うるう秒情報を正確に取得することができる。
SB10でYesと判定された場合、うるう秒情報取得部460は受信処理を継続する。つまり、SB10でYesと判定された場合は、第2衛星信号101Aの受信強度が所定値以上であり、うるう秒情報を正確に取得できるので、うるう秒情報取得部460は受信処理を継続する、すなわち受信処理を停止しないと判定する。
一方、SB10でNoと判定された場合、うるう秒情報取得部460は受信処理を終了させる。つまり、第2衛星信号101Aの受信強度が所定値未満の場合、準天頂衛星101を捕捉していても、うるう秒情報を正確に取得できない可能性があるので、うるう秒情報取得部460は受信処理を停止すると判定する。
[第2実施形態の作用効果]
このような本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、制御装置40のうるう秒情報取得部460は、第2衛星信号101Aの受信強度によって、受信処理のタイムアウト時間を変動させる。そのため、第2衛星信号101Aの受信強度が所定値以上であり、うるう秒情報を正確に取得できる可能性が高い場合は、うるう秒情報取得部460が受信処理のタイムアウト時間を第2受信時間まで延長させる。これにより、受信成功率を向上させることができる。また、第2衛星信号101Aの受信強度が低い場合、準天頂衛星101を捕捉していても、うるう秒情報を正確に取得できない可能性があるので、うるう秒情報取得部460は受信処理を停止すると判定する。これにより、無駄な受信処理を回避でき、消費電力量を抑制することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態の電子時計1の構造は、前記第1、第2実施形態と同様であるから、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図10は、第3実施形態における電子時計1のうるう秒情報の受信処理を示すフローチャートである。
本実施形態では、前記第1実施形態に対して、うるう秒情報取得部460は、第1受信時間が経過した場合に、準天頂衛星101から送信される第2衛星信号101Aを受信しているか否かを判定する点で異なる。なお、SC1〜SC9の処理は、第1実施形態におけるSA1〜SA9の処理と同様である。
本実施形態では、第1受信時間が経過した場合に、受信装置30が準天頂衛星101を捕捉していると判定された場合(SC5:Yes)、うるう秒情報取得部460は、受信装置30が第2衛星信号101Aを受信しているか否かを判定する(SC10)。
ここで、第1受信時間が経過した場合に、受信装置30が第2衛星信号101Aを受信している状態とは、受信装置30が航法メッセージを受信している状態、すなわち前述のBB部で航法メッセージが復調され航法メッセージを取得している状態を意図する。
SC10でYesと判定された場合、うるう秒情報取得部460は受信処理を継続する。つまり、SC10でYesと判定された場合は、受信装置30が第2衛星信号101Aを受信している状態なので、受信処理のタイムアウト時間を第2受信時間まで延長すれば、うるう秒情報を取得できる可能性が高い。そのため、うるう秒情報取得部460は受信処理を継続する、すなわち受信処理を停止しないと判定する。
一方、SC10でNoと判定された場合、うるう秒情報取得部460は受信処理を終了させる。つまり、SC10でNoと判定された場合は、受信装置30が準天頂衛星101を捕捉していても、うるう秒情報を取得できる可能性は低いので、うるう秒情報取得部460は受信処理を停止すると判定する。
[第3実施形態の作用効果]
このような本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、制御装置40のうるう秒情報取得部460は、第2衛星信号101Aを受信しているか否かを判定して、受信処理のタイムアウト時間を変動させる。そのため、うるう秒情報取得部460は、第2衛星信号101Aを受信している場合は、受信処理のタイムアウト時間を延長させることで、受信成功率を向上でき、第2衛星信号101Aを受信していない場合には、受信処理を終了することで、消費電力を抑制することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態の電子時計1の構造は、前記第1〜第3実施形態と同様であるから、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図11は、第4実施形態における電子時計1の時刻情報の受信処理を示すフローチャートである。
本実施形態では、前記第1実施形態に対して、まず、GPS衛星100から時刻情報を取得して内部時刻情報を修正し、修正した内部時刻情報に基づいて、GPS衛星100からうるう秒情報が送信されるタイミングでうるう秒情報の受信処理を実行する点で異なる。なお、SD2〜5,7〜9の処理は、第1実施形態におけるSA2〜5,7〜9の処理と同様である。
本実施形態では、測時部410は、自動受信を実行する条件に該当した場合、または、ボタン7Aが3秒以上、6秒未満押される受信操作があった場合に、受信モードを測時モードに設定し(SD11)、受信処理を開始する(SD12)。前述のとおり、測時部410は、定時受信時刻になった場合と、ソーラーパネル25での発電電圧や電流が設定値以上になった場合に、自動受信を開始する条件に該当したと判定する。
すなわち、測時部410は、受信装置30を作動してGPS衛星100を捕捉するためにサーチを行い、少なくとも1つのGPS衛星100を捕捉する。そして、測時部410は、GPS衛星100を捕捉すると、受信装置30で第1衛星信号100Aの受信を開始し、時刻情報を取得する。
次に、測時部410は、時刻情報の受信に成功したかを判定する(SD13)。すなわち、時刻情報を取得した場合には、内部時刻と比較することなどで取得した時刻情報が正しいと判定した場合に受信成功と判定する。
測時部410は、SD13でNoと判定した場合は、受信処理を終了する。
SD13でYesと判定された場合、時刻修正部450は、内部時刻を修正する(SD14)。すなわち、時刻修正部450は、測時部410が取得した時刻情報によって、受信時刻データ610と、内部時刻データ630とを修正する。なお、このとき、うるう秒更新データ620に現在のうるう秒が記憶されている場合、うるう秒修正部470は、記憶されている現在のうるう秒で、内部時刻データ630を修正する。内部時刻データ630が修正されると、設定されているタイムゾーンデータ650で時計表示用時刻データ640も修正される。
次に、表示制御部480は、表示装置90に現時刻を表示させる(SD15)。すなわち、表示制御部480は、時計表示用時刻データ640が示す時刻を、表示装置90に表示させる。具体的に、表示制御部480は、駆動機構22を制御し、指針3(秒針3B、分針3C、時針3D)を移動させて時刻を表示させる。
これにより、表示装置90に、受信した時刻情報に基づいて修正された時刻が表示される。
次に、制御装置40は、うるう秒受信条件に該当するかを判定する(SD16)。すなわち、制御装置40は、うるう秒更新データ620にうるう秒情報が記憶されていない場合と、内部時刻データ630に記憶された内部時刻情報による月日が6月1日〜30日、12月1日〜31日であり、かつ、その期間でのうるう秒情報の受信に成功していない場合に、SD16でYesと判定する。
SD16でNoと判定された場合、制御装置40は受信処理を終了する。
SD16でYesと判定された場合、うるう秒情報取得部460は、GPS衛星100からうるう秒情報が送信されるタイミングになったかを判定する(SD17)。うるう秒情報取得部460は、計時装置50で計時される内部時刻データ630に基づいて、GPS衛星100から送信されるうるう秒情報の受信開始時間を判定できる。
SD17でNoと判定されたら、うるう秒情報取得部460は、うるう秒情報受信開始時間まで待機する。
一方、SD17でYesと判定されたら、SD2〜SD7までの処理を実行し、うるう秒情報を取得できた場合には、内部時刻を修正する(SD8)。すなわち、本実施形態では、受信装置30は、GPS衛星100がうるう秒情報を送信するタイミングに合わせて、受信処理を実行する。
SD8の処理が行われた後、表示制御部480は、表示装置90に現時刻を表示させる(SD9)。すなわち、表示制御部480は、時計表示用時刻データ640が示す時刻を、表示装置90に表示させる。
これにより、SD8の処理が行われた後は、受信した時刻情報およびうるう秒情報に基づいて修正された時刻が表示装置90に表示される。
[第4実施形態の作用効果]
このような本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、測時部410が取得した時刻情報に基づいて、時刻修正部450は内部時刻データ630を修正する。そして、受信装置30は、修正された内部時刻データ630に基づいて、GPS衛星100がうるう秒情報を送信するタイミングを判定して、受信処理を実行する。そのため、GPS衛星100がうるう秒情報を送信しない状態で受信処理が実行されることを防ぐことができるので、受信成功率を向上でき、かつ、消費電力を抑制することができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態の電子時計1の構造は、前記第1〜第4実施形態と同様であるから、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図12は、第5実施形態における電子時計1の時刻情報の受信処理を示すフローチャートである。
本実施形態では、前記第4実施形態に対して、時刻情報とうるう秒情報とを同時に受信し、時刻情報の受信に成功した際に、受信装置30が準天頂衛星101を捕捉していれば、GPS衛星100からうるう秒情報が送信されるタイミングまでうるう秒情報の受信を待機しない点で異なる。なお、SE5,7〜9,11の処理は、第4実施形態におけるSD5,7〜9,11の処理と同様である。
本実施形態では、測時部410が時刻情報の受信処理を実行させるとともに、うるう秒情報取得部460がうるう秒情報の受信処理を実行させる(SE19)。
次に、測時部410は、時刻情報の受信に成功したかを判定する(SE20)。
SE20でNoと判定された場合、測時部410は、第1受信時間タイムアウトであるか否かを判定する(SE21)。本実施形態では、時刻情報およびうるう秒情報の受信開始(SA19)から60秒以上経過すると、第1受信時間が経過した(第1受信時間タイムアウトである)と判定する。
時刻情報およびうるう秒情報受信開始から60秒未満であるため、SE21でNoと判定すると、測時部410およびうるう秒情報取得部460は、SE20に戻って、時刻情報およびうるう秒情報の受信を継続する。
測時部410は、SE21でYesと判定した場合は、受信処理を終了する。
SE20でYesと判定された場合、うるう秒情報取得部460は、受信装置30が準天頂衛星101を捕捉しているか否かを判定する(SE5)。
SE5でNoと判定された場合、SE20で時刻情報を受信している間にうるう秒情報を取得できている場合、うるう秒修正部470はうるう秒更新データ620に記憶されているうるう秒を更新する。そして、時刻修正部450は、取得した時刻情報およびうるう秒情報に基づいて内部時刻データ630を修正する(SE8)。また、SE20でうるう秒情報を取得できていない場合、時刻修正部450が取得した時刻情報のみに基づいて内部時刻データ630を修正する(SE8)。なお、この際、前述した第4実施形態のSD16と同様に、うるう秒受信条件に該当するまで待機してもよい。
SE5でYesと判定された場合、SE6およびSE7の処理を実行し、うるう秒情報が取得できた場合(SE6:Yes)には、うるう秒修正部470は、うるう秒更新データ620の現在のうるう秒を用いて内部時刻データ630を修正する(SE8)。また、SE7でYesと判定された場合、時刻修正部450が取得した時刻情報のみに基づいて内部時刻データ630を修正する(SE8)。
[第5実施形態の作用効果]
このような本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、うるう秒情報取得部460は、時刻情報の受信処理と同時にうるう秒情報の受信処理を開始する。そして、時刻情報の受信が成功した際に、受信装置30が準天頂衛星101を捕捉していれば、GPS衛星100からうるう秒情報が送信されるタイミングまで待機せずに、受信処理を継続する。そのため、時刻情報およびうるう秒情報を短時間で取得することができる。したがって、利用者の利便性を向上できるとともに、消費電力を抑制することができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は前記各実施形態の構成に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
前記各実施形態では、第1位置情報衛星としてGPS衛星100を例示し、第2位置情報衛星として準天頂衛星101を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、位置情報衛星としては、ガリレオ(EU)、GLONASS(ロシア)、Beidou(中国)などの他の全地球的公航法衛星システム(GNSS)で利用される衛星が適用できる。また、複数のGPS衛星からそれぞれ異なる種類の衛星信号を受信してもよい。GPS衛星などの位置情報衛星は、通常、複数の種類の衛星信号を送信しているので、例えば、一方のGPS衛星から第1衛星信号を受信し、他方のGPS衛星から第1衛星信号とは異なる種類の第2衛星信号を受信し、その種類によって受信処理を停止するか否かを判定する場合も本発明に含まれる。また、同一のGPS衛星や準天頂衛星から異なる種類の衛星信号を第1衛星信号および第2衛星信号として受信し、その種類によって受信処理を停止するか否かを判定する場合も本発明に含まれる。
前記実施形態では、電子時計1は、測時モードと測位モードとを有しているが、これに加えて、うるう秒受信モードを有していてもよい。
うるう秒受信モードとは、GPS衛星や準天頂衛星などのうるう秒情報を送信する位置情報衛星のうち1つ以上の位置情報衛星を捕捉して衛星信号を受信し、所定間隔(GPS衛星信号の場合、12.5分間隔)で送信されるうるう秒情報を取得するモードである。なお、うるう秒受信モードでは、衛星信号から時刻情報も同時に取得する。
うるう秒受信モードは、測時モードおよび測位モードと同様に、ボタン7Bの操作により設定できる。受信モードが、うるう秒受信モードに設定された場合には、秒針3Bを「Leap(leap second)」の位置(55秒位置)に移動させ、うるう秒情報受信開始時間までの残り時間を、1分間隔のカウントダウン形式で表示装置90に表示させてもよい。これによれば、利用者は、近いうちにうるう秒情報の受信が開始されることを知ることができ、例えば、電子時計1を衛星信号の受信環境がよい場所へ移動させることで、うるう秒情報の受信成功率を向上できる。
また、測位モードで位置情報を取得した結果、電子時計1が準天頂衛星101の受信可能範囲から外れた地域に位置していることが確認できた場合は、準天頂衛星101を捕捉できない可能性が高いので、第1受信時間が経過した際に、受信処理を停止するか否かを判定せずに、受信処理を停止するようにしてもよい。また、電子時計1が準天頂衛星101の受信可能範囲から外れた地域に位置する場合は、準天頂衛星101を捕捉しない、すなわち、準天頂衛星101のサーチを行わないようにしてもよい。
本発明の電子時計は、GPS衛星100の衛星信号を受信する受信装置30を備えるものに限らず、他の電子機器との無線通信用の機器など、消費電力の大きなデバイスを有する電子時計にも利用できる。
また、電子時計は、腕時計に限定されず、例えば、携帯電話、登山などに用いられる携帯型のGPS受信機など、消費電力の大きなデバイスを有し、携帯して利用される時計機構を有する装置に広く利用できる。
1…電子時計、30…受信装置(受信部)、40…制御装置(制御部)、計時装置50(計時部)、410…測時部、450…時刻修正部、460…うるう秒情報取得部、470…うるう秒修正部、480…表示制御部、100…GPS衛星(第1位置情報衛星)、100A…第1衛星信号、101…準天頂衛星(第2位置情報衛星)、101A…第2衛星信号。

Claims (7)

  1. うるう秒情報を送信する位置情報衛星を捕捉し、捕捉した前記位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信処理を実行する受信部と、
    前記受信部が受信した衛星信号に基づいて、前記うるう秒情報を取得する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記受信部が捕捉した前記位置情報衛星から受信可能な衛星信号の種類に基づいて、前記受信処理を停止するか否かを判定する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記受信部は、
    前記うるう秒情報を第1間隔で送信する第1位置情報衛星を捕捉し、捕捉した前記第1位置情報衛星から送信される第1衛星信号と、
    前記うるう秒情報を第1間隔よりも短い第2間隔で送信する第2位置情報衛星を捕捉し、捕捉した前記第2位置情報衛星から送信される第2衛星信号と、を受信する前記受信処理を実行し、
    前記制御部は、前記受信処理を開始してから所定時間の間に前記うるう秒情報を取得できなかった場合、前記受信部が前記第2位置情報衛星を捕捉している状態であれば、前記第2衛星信号を受信する前記受信処理を継続すると判定し、前記受信部が前記第2位置情報衛星を捕捉していない状態であれば、前記受信処理を停止すると判定する
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器において、
    前記制御部は、前記受信処理を開始してから所定時間の間に前記うるう秒情報を取得できなかった場合に、前記受信部が前記第2位置情報衛星を捕捉している状態であり且つ前記第2衛星信号の受信強度が所定値以上であれば、前記第2衛星信号を受信する前記受信処理を継続すると判定し、前記受信部が前記第2位置情報衛星を捕捉した状態であり且つ前記受信強度が所定値未満であれば、前記受信処理を停止すると判定する
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項2に記載の電子機器において、
    前記制御部は、前記受信処理を開始してから所定時間の間に前記うるう秒情報を取得できなかった場合、前記受信部が前記第2位置情報衛星を捕捉した状態であり且つ前記第2衛星信号を受信していれば、前記第2衛星信号を受信する前記受信処理を継続すると判定し、前記受信部が前記第2位置情報衛星を捕捉した状態であり且つ前記第2衛星信号を受信していなければ、前記受信処理を停止すると判定する
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記第1位置情報衛星はGPS衛星であり、
    前記第2位置情報衛星は準天頂衛星である
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記受信部は、前記位置情報衛星が前記うるう秒情報を送信するタイミングに合わせて前記受信処理を開始する
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器において、
    内部時刻情報を計時する計時部を備え、
    前記制御部は、時刻情報を取得する測時部と、前記時刻情報に基づいて前記内部時刻情報を修正する時刻修正部と、を有し、
    前記受信部は、前記時刻情報を送信する前記位置情報衛星を捕捉し、捕捉した前記位置情報衛星から送信される前記衛星信号を受信する時刻情報受信処理を実行し、
    前記測時部は、前記受信部が受信した前記衛星信号に基づいて前記時刻情報を取得し、
    前記時刻修正部は、前記測時部が取得した前記時刻情報に基づいて前記内部時刻情報を修正し、
    前記受信部は、前記時刻修正部により修正された前記内部時刻情報に基づいて、前記位置情報衛星が前記うるう秒情報を送信する前記タイミングを判定し、判定した前記タイミングに合わせて前記受信処理を開始する
    ことを特徴とする電子機器。
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