JP2019163089A - 栓 - Google Patents
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その結果、必要とされる開封トルクが大きくなり、その影響は、そのような使用例における栓において重大である。これは、大きい開封トルクを効率的に印加することが必要な密封および/またはタンパーエビデンス機構のいくつかの設計において特に問題になりうる。
上記第2リブ81は、上記中間壁6から上記側壁5の上記下端におけるリング82まで延びている。上記第1リブ80は、上記中間壁6により形成された環状段部60の外面から延びる四分円部83を有している。これにより、第1リブ80は、上記栓の本体2の全長に亘り延びる握り機構を提供し、段部60を覆って、従来の栓1と同様の全体プロフィールを呈する。
容器の頚部開口部を密封するための栓(1)であって、
閉口端(20)と開口端(21)を有する筒状の本体(2)と、
上記本体(2)の開口端(20)に破断可能に接続された環状のタンパーエビデンスバンド(3)と、
上記タンパーエビデンスバンド(3)は複数の留め用カム(31)を備え、上記複数の留め用カム(31)はそれぞれその内面(30)から突出し、使用時に容器頚部(11)が上記本体の開口端(21)に挿入されると上記頚部(11)のフランジ(12)が係合する引き込みランプ(32)と、上記栓(1)が上記容器から取り外される時に上記フランジ(12)に係合して上記本体(2)から上記タンパーエビデンスバンド(3)を分離させる止部(33)とを有し、上記複数の留め用カム(31)内の少なくとも1つの上記引き込み用ランプ(32)は凹部(34)を有するように構成された栓(1)。
第1項に記載の栓であって、上記凹部(34)は上記引き込みランプ(32)の中央部にあり、上記容器頚部(11)のフランジ(12)と当接する、間隔を置いて設けられた2つ以上のランプ部(35)を画定するように構成された栓(1)。
第2項に記載の栓であって、上記ランプ部(35)の間の凹部(34)の少なくとも一部が、上記タンパーエビデンスバンド(3)の内面(30)と連続または同一平面上にあるように構成された栓。
第2項または第3項に記載の栓であって、上記止部(33)は上記閉口端(20)の方向に配向されており、上記間隔を置いて設けられたランプ部(35)を架して設けられているように構成された栓。
第4項に記載の栓であって、上記少なくとも1つのカム(31)は、略U字型であり、各ランプ部(35)は、上記タンパーエビデンスバンド(3)の開口端(10)に向かって傾斜し、上記容器頚部(11)のフランジ(12)と当接するランプ面(35a)を有し、上記止部(33)は上記フランジと係合する、間隔を置いて設けられたランプ部を架する略半径方向の面(33a)を有するように構成された栓。
第2項ないし第5項の何れか1項に記載の栓であって、各ランプ部(35)は、上記止部(33)から上記タンパーエビデンスバンド(3)の開口端(10)に向かって先細りになる側面(35b)を有するように構成された栓。
第2項ないし第6項の何れか1項に記載の栓であって、上記凹部(34)は、上記カム(31)から成形材料を取り除いて形成された扇状部分を有するように構成された栓。
第1項ないし第7項の何れか1項に記載の栓であって、上記閉口端(20)を画成する頂壁(4)と、上記頂壁(4)から下垂し上記本体(2)の開口端(21)を画成する環状側壁(5)を有し、上記側壁(5)は、2周以上の巻き(51、52、53)を有するネジ山(50)を備え、上記巻きの各周は軸方向の通気路を形成する複数の不連続部(56)を有しており、巻き(51、52、53)の一つは、他の巻き(51、52、53)の不連続部(56)と軸方向に整合している連続部(55)を有するように構成された栓。
第8項に記載の栓であって、上記頂壁(4)は、そこから下垂し、上記容器頚部(11)の頂面(13)と当接する当接面(66)を有する当接部(6、65)を有するように構成された栓。
第9項に記載の栓であって、上記当接部(6、65)は、上記頂壁(4)から下垂し上記頂壁の周囲方向に間隔を置いて設けられた複数の突出部(65)を有し、各突出部(65)は上記当接面(66)の一部(66)をなしているように構成された栓。
第9項または第10項に記載の栓であって、上記側壁(5)と上記頂壁(4)の周囲との間に中間壁(6)を有し、上記頂壁(4)は第1直径(D1)を有し、上記環状側壁(5)は該第1直径(D1)より大きい第2直径(D2)を有し、上記中間壁(6)は上記頂壁(4)の周囲から下垂する第1軸方向部(61)と、上記環状側壁(5)に上記第1軸方向部(61)の下端を繋げる第2半径方向部(62)とを有する環状段部を有し、上記半径方向部(62)は上記当接部または上記当接面(66)を含むように構成された栓。
第11項に記載の栓であって、第10項を引用する場合、上記突出部(65)は上記半径方向部(62)から下垂し、上記半径方向部の周囲方向に間隔を置いて設けられているように構成された栓。
第12項に記載の栓であって、上記半径方向部(62)の内側から下垂した内側環状密封部(70)と、上記半径方向部(62)の外側または中間部から下垂した外側環状密封部(74)とを有し、上記突出部(65)は上記内側および外側密封部(70、74)の間に、上記内側および外側密封部それぞれから間隔を置いて設けられているように構成された栓。
第12項または第13項に記載の栓であって、各突出部(65)は上記半径方向部(62)からその当接面(66)に向かって先細りになっているように構成された栓。
第11項ないし第14項の何れか1項に記載の栓であって、第1および第2リブ(80、81)を含む複数の軸方向外部リブ(8)を備え、上記第1リブ(80)は上記第2リブ(81)より長いように構成された栓。
第15項に記載の栓であって、上記第1リブ(80)は上記頂壁(4)から上記側壁(5)の基部に向けて延在しており、上記第2リブ(81)は上記中間壁(6)から上記側壁(5)の基部に向けて延在するように構成された栓。
第15項または第16項に記載の栓であって、各第2リブ(81)は、対になった上記第1リブ(80)の間に設けられているように構成された栓。
第9項ないし第17項の何れか1項に記載の栓であって、上記当接面(66)から上記頂壁(4)の頂部までの延長部と、上記側壁(5)の基部から上記頂壁(4)の頂部までの有効栓高さを有し、上記延長部は、上記有効栓高さの少なくとも10%であるように構成された栓。
第18項に記載の栓であって、上記延長部は上記有効栓高さの少なくとも25%であるように構成された栓。
第18項ないし第19項に記載の栓であって、上記タンパーエビデンスバンド(3)の基部から上記頂壁(4)の頂部までの栓全体の高さを有し、上記延長部は上記栓全体の高さの少なくとも10%であるように構成された栓。
請求項20に記載の栓であって、上記延長部は上記栓全体の高さの少なくとも20%であるように構成された栓。
第1項に記載の栓であって、上記閉口端(20)を画成する頂壁(4)と、上記頂壁(4)から下垂し上記本体(2)の開口端(21)を画成する環状側壁(5)と、上記側壁(5)と上記頂壁(4)の周囲の間にある中間壁(6)と、複数の軸方向外部リブ(8)とを有し、上記頂壁(4)は第1直径(D1)を有し、上記環状側壁(5)は該第1直径(D1)より大きい第2直径(D2)を有し、上記中間壁(6)は上記頂壁(4)の周囲から下垂する第1軸方向部(61)と、上記環状側壁(5)に上記第1部(61)の下端を繋げる第2半径方向部(62)と、を有する環状段部(60)を有し、上記第2半径方向部はそこから下垂する複数の突出部(65)を有し、上記複数の突出部は上記第2半径方向部の周囲に間隔を置いて設けられていて上記容器頚部(11)の頂面(13)に当接する当接面(66)が設けられており、上記側壁(5)は、2周以上の巻き(51、52、53)を有するネジ山(50)を備え、上記巻き(51、52、53)の各周は軸方向の通気路を形成する複数の不連続部(56)を有しており、上記巻きの一つは、他の巻き(51、52、53)の不連続部(56)に軸方向に整合する連続部(55)を有し、上記複数のリブ(8)は、上記頂壁(40)から上記側壁(5)の基部に向けて延在する第1リブ(80)と、該第1リブ(80)の各対の間に設けられた第2リブ(81)を含み、上記第2リブ(81)は上記第1リブ(80)より短く、かつ上記中間壁(6)から上記側壁(5)の基部に向けて延在するように構成された栓。
容器の頚部開口部を密封するための栓(1)であって、
頂壁(4)と、該頂壁(4)から下垂する環状側壁(5)を有し、
上記頂壁(4)は、そこから下垂する当接部(6、65)を有し、上記頂壁(4)の周囲に間隔を置いて設けられ、上記容器頚部(11)の頂面(13)に当接する複合当接面(66)を形成する複数の突出部(65)を該当接部が有し、上記側壁(5)は、2周以上の巻き(51、52、53)を有するネジ山(50)を備え、上記巻き(51、52、53)の各周は軸方向の通気路を形成する複数の不連続部(56)を有しており、少なくとも1つの巻きは、他の巻き(51、52、53)の不連続部(56)と軸方向に整合している連続部(55)を有していることを特徴とする栓(1)。
容器の頚部開口部を密封するための栓(1)であって、
頂壁(4)と、該頂壁(4)から下垂する環状側壁(5)と、該側壁(5)と上記頂壁(4)の周囲との間にある中間壁(6)と、複数の軸方向外部リブ(8)とを有し、上記頂壁(4)は第1直径(D1)を有し、上記環状側壁(5)は該第1直径(D1)より大きい第2直径(D2)を有し、上記中間壁(6)は、上記頂壁(4)の周囲から下垂する第1軸方向部(61)と、上記環状側壁(5)に上記第1部(61)の下端を繋げる第2半径方向部(62)とを有する環状段部(60)を有し、上記複数のリブ(8)は、上記頂壁(4)から上記側壁(5)の基部に向けて延在する第1リブ(80)と、該第1リブ(80)の各対の間に設けられた第2リブ(81)を含み、上記第2リブ(81)は上記第1リブ(80)より短く、かつ上記中間壁(6)から上記側壁(5)の基部に向けて延在していることを特徴とする栓(1)。
成形配置時に、第1項ないし第24項の何れか1項に記載の栓(1)を成形する成形用キャビティを共に形成する複数の成形インサートを備える金型スタック。
第25項に記載の成形スタックを備える金型。
第26項に記載の金型を備える成形システム。
Claims (25)
- 容器の頚部開口部を密封するための栓であって、
閉口端と開口端を有する筒状の本体と、
前記本体の開口端に破断可能に接続された環状のタンパーエビデンスバンドを備え、
前記タンパーエビデンスバンドは複数の留め用カムを備え、前記複数の留め用カムはそれぞれその内面から突起し、使用時に容器頚部が前記本体の開口端に挿入されると前記頚部のフランジに係合する引き込みランプと、前記栓が前記容器から取り外される時に前記フランジに係合して前記本体から前記タンパーエビデンスバンドを分離させる止部とを有し、前記複数の留め用カムの内の少なくとも1つの前記引き込み用ランプは二つ以上のランプ部を画成する凹部を有し、各ランプ部は、前記フランジの該ランプ部への乗りあげの際に、前記フランジにより印加される圧力の増加を吸収すべく該ランプ部の幅が広がるように、前記止部から前記栓の開口部向かって先細りになっている側面を有していることを特徴とする栓。 - 請求項1に記載の栓であって、前記凹部は前記引き込みランプの中央部にあり、前記容器頚部のフランジと当接する、間隔を置いて設けられた2つ以上のランプ部を画定することを特徴とする栓。
- 請求項2に記載の栓であって、前記ランプ部の間の凹部の少なくとも1部が、前記タンパーエビデンスバンドの内面と連続または同一平面上にあることを特徴とする栓。
- 請求項2または3に記載の栓であって、前記止部は前記閉口端の方向に配向されており、前記間隔を置いて設けられたランプ部を架して設けられていることを特徴とする栓。
- 請求項4に記載の栓であって、前記少なくとも1つのカムは、略U字型であり、各ランプ部は、前記タンパーエビデンスバンドの開口端に向かって傾斜し、前記容器頚部のフランジと当接するランプ面を有し、前記止部は前記フランジと係合する、間隔を置いて設けられたランプ部を架する略半径方向の面を有することを特徴とする栓。
- 請求項2ないし5の何れか1項に記載の栓であって、各ランプ部は、前記止部から前記タンパーエビデンスバンドの開口端に向かって先細りになる側面を有することを特徴とする栓。
- 請求項2ないし6の何れか1項に記載の栓であって、前記凹部は、前記カムから成形材料を取り除いて形成された扇状部分を有することを特徴とする栓。
- 請求項1ないし7の何れか1項に記載の栓であって、前記閉口端を画成する頂壁と、前記頂壁から下垂し前記本体の開口端を画成する環状側壁を有し、前記側壁は、2周以上の巻きを有するネジ山を備え、前記巻きの各周は軸方向の通気路を形成する複数の不連続部を有しており、巻きの一つは、他の巻きの不連続部と軸方向に整合する連続部を有することを特徴とする栓。
- 請求項8に記載の栓であって、前記頂壁は、そこから下垂し、前記容器頚部の頂面と当接する当接部を有することを特徴とする栓。
- 請求項9に記載の栓であって、前記当接部は、前記頂壁から下垂し前記頂壁の周囲方向に間隔を置いて設けられた複数の突出部を有し、各突出部は前記当接面の一部をなしていることを特徴とする栓。
- 請求項9または10に記載の栓であって、前記側壁と前記頂壁の周囲の間に中間壁を有し、前記頂壁は第1直径を有し、前記環状側壁は該第1直径より大きい第2直径を有し、前記中間壁は前記頂壁の周囲から下垂する第1軸方向部と、前記環状側壁に前記第1軸方向部の下端を繋げる第2半径方向部を有する環状段部を有し、前記半径方向部は前記当接部または前記当接面を含むことを特徴とする栓。
- 請求項11に記載の栓であって、請求項10を引用する場合、前記突出部は前記半径方向部から下垂し、前記半径方向部の周囲方向に間隔を置いて設けられていることを特徴とする栓。
- 請求項12に記載の栓であって、前記半径方向部の内側から下垂した内側環状密封部と、前記半径方向部の外側または中間部から下垂した外側環状密封部とを有し、前記突出部は前記内側および外側密封部の間に、前記内側および外側密封部のそれぞれから間隔を置いて設けられていることを特徴とする栓。
- 請求項12または13に記載の栓であって、各突出部は前記半径方向部からその当接面に向かって先細りになっていることを特徴とする栓。
- 請求項11ないし14の何れか1項に記載の栓であって、第1および第2リブを含む複数の軸方向外部リブを備え、前記第1リブは前記第2リブより長いことを特徴とする栓。
- 請求項15に記載の栓であって、前記第1リブは前記頂壁から前記側壁の基部に向けて延在しており、前記第2リブは前記中間壁から前記側壁の基部に向けて延在していることを特徴とする栓。
- 請求項15または16に記載の栓であって、各第2リブは、対になった前記第1リブの間に設けられていることを特徴とする栓。
- 請求項9ないし17の何れか1項に記載の栓であって、前記当接面から前記頂壁の頂部までの延長部と、前記側壁の基部から前記頂壁の頂部までの有効栓高さを有し、前記延長部は、前記有効栓高さの少なくとも10%であることを特徴とする栓。
- 請求項18に記載の栓であって、前記延長部は前記有効栓高さの少なくとも25%であることを特徴とする栓。
- 請求項18または19に記載の栓であって、前記タンパーエビデンスバンドの基部から前記頂壁の頂部までの栓全体の高さを有し、前記延長部は前記栓全体の高さの少なくとも10%であることを特徴とする栓。
- 請求項20に記載の栓であって、前記延長部は前記栓全体の高さの少なくとも20%であることを特徴とする栓。
- 請求項1に記載の栓であって、前記閉口端を画成する頂壁と、前記頂壁から下垂し前記本体の開口端を画成する環状側壁と、前記側壁と前記頂壁の周囲の間にある中間壁と、複数の軸方向外部リブとを有し、前記頂壁は第1直径を有し、前記環状側壁は該第1直径より大きい第2直径を有し、前記中間壁は前記頂壁の周囲から下垂する第1軸方向部と、前記環状側壁に前記第1軸方向部の下端を繋げる第2半径方向部とを有する環状段部を有し、前記第2半径方向部は、そこから下垂し、その周縁に間隔を置いて設けられていて前記容器頚部の頂面に当接する当接面を備えた複数の突出部を有し、前記側壁は、2周以上の巻きを有するネジ山を備え、前記巻きの各周は軸方向の通気路を形成する複数の不連続部を有しており、巻きの一つは、他の巻きの不連続部と軸方向に整合している連続部を有し、前記複数のリブは、前記頂壁から前記側壁の基部に向けて延在する第1リブと、該第1リブの各対の間に設けられた第2リブを含み、前記第2リブは前記第1リブより短く、かつ前記中間壁から前記側壁の基部に向けて延在していることを特徴とする栓。
- 成形配置時に、請求項1ないし22の何れか1項に記載の栓を成形する成形用キャビティを共に形成する複数の成形インサートを備える金型スタック。
- 請求項23に記載の成形スタックを備える金型。
- 請求項24に記載の金型を備える成形システム。
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