JP2019162289A - 流体殺菌装置 - Google Patents

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公人 櫻井
剛雄 加藤
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剛雄 加藤
純 藤岡
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純 藤岡
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Abstract

【課題】部品の交換を容易にすること。【解決手段】実施形態に係る流体殺菌装置は、流路部と、光源部と、蓋部とを具備する。流路部は、流体を流すための流路が形成され、流路が端面で開放される。光源部は、流路へ紫外線を照射する。蓋部は、光源部が設置され、端面を覆う。また、蓋部は、流路部へ着脱可能に固定される固定部を有する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、流体殺菌装置に関する。
光源となる発光素子が発する紫外線を、例えば、水、気体等の流体が流れる流路部材の流路内へ照射することで、流体を殺菌する流体殺菌装置が知られている。この種の流体殺菌装置では、光源として、紫外線を発するLED(Light Emitting Diode)が実装された基板を有するものがある。
特開2014−233646号公報
ところで、光源は点灯時間の経過に伴って発光効率が低下するため、流体殺菌装置では、光源等の部品を定期的に交換する必要がある。しかしながら、従来の流体殺菌装置では、部品を交換する際に、煩雑な作業を要していた。
本発明が解決しようとする課題は、部品を容易に交換することができる流体殺菌装置を提供することである。
実施形態に係る流体殺菌装置は、流路部と、光源部と、蓋部とを具備する。前記流路部は、流体を流すための流路が形成され、前記流路が端面で開放される。前記光源部は、前記流路へ紫外線を照射する。前記蓋部は、前記光源部が設置され、前記端面を覆う。また、前記蓋部は、前記流路部へ着脱可能に固定される固定部を有する。
本発明によれば、部品を容易に交換することができる。
図1は、第1の実施形態に係る流体殺菌装置全体を示す模式図である。 図2は、第1の実施形態に係る流体殺菌装置の要部を示す断面模式図である。 図3は、第1の実施形態に係る固定部を示す模式図である。 図4は、第1の実施形態に係る保護部の固定態様を示す断面模式図である。 図5は、第2の実施形態に係る固定部を示す断面模式図である。 図6は、第3の実施形態に係る固定部を示す断面模式図である。 図7は、第4の実施形態に係る固定部を示す模式図である。 図8は、第5の実施形態に係る流体殺菌装置の要部を示す断面模式図である。
以下で説明する実施形態に係る流体殺菌装置1は、流路部20と、光源部11と、蓋部10とを備える。流路部20は、流体を流すための第1流路23、第2流路24(流路の一例)が形成され、第1流路23、第2流路24が端面で開放される。光源部11は、第1流路23、第2流路24へ紫外線を照射する。蓋部10は、光源部11が設置され、端面を覆う。また、蓋部10は、流路部20へ着脱可能に固定される固定部15a、15b、15c、15dを有する。
また、以下で説明する実施形態に係る流体殺菌装置1は、流路部20と光源部11との間に設けられ、紫外線を透過せるとともに光源部11を流体から保護する保護部30を具備し、保護部30は、流路部20または光源部11に着脱可能に固定される。
また、以下で説明する実施形態に係る流体殺菌装置1において流路部20は、一重管構造または多重管構造を有する。
また、以下で説明する実施形態に係る流体殺菌装置1において光源部11は、300nm以下の波長を有する紫外線を照射する。
また、以下で説明する実施形態に係る流体殺菌装置1において固定部15は、蓋部10および流路部20が係合する構造である。
(第1の実施形態)
以下、添付図面を参照して、第1の実施形態に係る流体殺菌装置1を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、以下では、流体が液体である場合について説明するが、流体は気体であってもよい。
まず、図1を用いて第1の実施形態に係る流体殺菌装置1の概要について説明する。図1は、第1の実施形態に係る流体殺菌装置1全体を示す模式図である。図1に示すように、流体殺菌装置1は、給水タンク2と上流側流路部材4を介して接続されるとともに、回収タンク8と下流側流路部材6を介して接続される。
すなわち、流体殺菌装置1は、給水タンク2から供給される液体を殺菌し、回収タンク8へ供給する。上流側流路部材4は、一端が給水タンク2に接続され、他端が流体殺菌装置1の接続部5に接続されるとともに、ポンプ3を有する。
ポンプ3は、給水タンク2の液体を上流側流路部材4を介して流体殺菌装置1へ送る働きを担う。下流側流路部材6は、一端が接続部5に接続され、他端が回収タンク8に接続されるとともに、流体殺菌装置1から回収タンク8へ送る液体の流量を調整する流量調整機構7が設けられている。また、図1に示すように、例えば、下流側流路部材6は、流路部20の側面に取り付けられる。また、流体殺菌装置1は、蓋部10と、流路部20とを有するが、かかる点の詳細について図2を用いて説明する。
図2は、第1の実施形態に係る流体殺菌装置1の要部を示す断面模式図である。図2に示すように、流体殺菌装置1は、蓋部10、光源部11、流路部20および保護部30を有する。蓋部10は、光源部11が設置され、流路部20の端面を覆う。
光源部11は、流路部20に形成された第1流路23および第2流路24へ紫外線を照射する。また、光源部11は、紫外線を発する発光素子であるLED(Light Emitting Diode)である。光源部11は、殺菌作用が高い300nm以下の波長を有する紫外線を発する。なお、光源部11として275nm近辺にピーク波長を有するものが好ましいが、殺菌作用を奏する波長帯域であればよく、紫外線の波長を限定するものではない。
ここで、光源部11は、点灯時間の経過に伴って発光効率が低下するため、定期的に交換する必要がある。このため、流体殺菌装置1は、光源部11の交換を容易にするべく、光源部11が設置される蓋部10を容易に着脱可能な構成にしている。この点の詳細については後述する。
流路部20は、流体を流すための第1流路23および第2流路24が形成され、第1流路23および第2流路24が流路部20の端面で開放される。図2に示す例では、流路部20の一方の端面が接続部5で覆われており、他方の端面が蓋部10に覆われている。
流路部20は、第1流路管21と、第2流路管22とを有する。第1流路管21は、紫外線反射率が高く、紫外線による劣化が抑えられる材料で形成される。例えば、第1流路管21は、ポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene:PTEF、テトラフルオロエチレンの重合体)等のフッ素樹脂が用いられる。
一方、第2流路管22は、紫外線透過率が高く、紫外線による劣化が抑えられる材料で形成される。例えば、第2流路管22には、透明な石英管が用いられる。このため、光源部11から照射された紫外線は、第2流路管22を透過し、第1流路管21で再び第2流路管22側へ反射する。
したがって、光源部11から出射された紫外線は、流路部20内部全体に放射されることとなる。また、第1流路23は、蓋部10によって折り返し、第2流路24に接続される。すなわち、上流側流路部材4から流れる流体は、第1流路23から第2流路24へ流れ、その後、下流側流路部材6から排出される。
つまり、流路部20は、内部に形成された流路(第1流路23および第2流路24)が蓋部10で折り返す。これにより、流路部20の全長を短くすることが可能となる。また、流路部20内部全体に紫外線が出射されるので、効率よく流体を殺菌することが可能となる。なお、ここでは、流路部20が第1流路管21と第2流路管22とを有する2重管構造である場合について示したが、流路部20は、後述するように1重管構造であってもよいし、3重管構造等の多重管構造であってもよい。
次に、第1の実施形態に係る固定部15aについて説明する。図3は、第1の実施形態に係る固定部15aを説明する図である。
図3に示すように、固定部15aは、蓋部10の内周面に形成された雌ネジである。また、流路部20の外周面には、固定部15aと螺合する雄ネジ25aが形成される。すなわち、蓋部10と流路部20とは、固定部15aと、雄ネジ25aとが螺合することで締結固定される。
これにより、固定具を別途用いることなく、蓋部10と流路部20とを固定することができるので、蓋部10と流路部20とを容易に分解することが可能となる。したがって、作業者は、光源部11を容易に交換することが可能となる。
なお、ここでは、固定部15aが雌ネジである場合について示したが、固定部15aは、蓋部10の外周面に形成された雄ネジであってもよい。かかる場合に、流路部20には雌ネジが形成される。
ところで、光源部11を取り換える際に、保護部30を蓋部10から取り外す必要がある。また、保護部30が劣化すると、光源部11から出射された紫外線の透過率が減少するので殺菌効率が低下する。このため、光源部11に加えて保護部30を取り換える必要がある。
そこで、実施形態に係る流体殺菌装置1では、保護部30を着脱可能に固定することにしている。図4は、実施形態に係る保護部30の固定態様を示す断面模式図である。図4では、蓋部10と流路部20とが固定されている状態を示す。
図4に示すように、例えば、保護部30は、蓋部10の内周面に形成された台座上に配置され、蓋部10および流路部20によって押圧された状態で固定される。すなわち、実施形態に係る流体殺菌装置1は、固定具を用いずに保護部30を固定する。
このため、流路部20から蓋部10を取り外した際に、保護部30の着脱を容易にすることが可能となり、光源部11や保護部30の交換を容易に行うことが可能となる。
なお、例えば、蓋部10または流路部20と保護部30との間にゴムパッキン等のシール部材を挟んだ状態で保護部30を固定することにしてもよい。これにより、流体の光源部11側への漏れを抑制することが可能となる。なお、かかるシール部材を保護部30が兼ねることにしてもよい。かかる場合に、保護部30の少なくとも端部は、弾性部材で構成される。
また、ここでは、保護部30が蓋部10と流路部20との間で押圧して固定される場合について説明したが、蓋部10と流路部20とを分解した場合に、保護部30を容易に取り外すことができれば、固定態様は問わない。
上述したように、実施形態に係る流体殺菌装置1は、流路部20と、光源部11と、蓋部10とを備える。流路部20は、流体を流すための第1流路23、第2流路24(流路の一例)が形成され、第1流路23、第2流路24が端面で開放される。光源部11は、第1流路23、第2流路24へ紫外線を照射する。蓋部10は、光源部11が設置され、端面を覆う。また、蓋部10は、流路部20に着脱可能に固定される固定部15aを有する。
したがって、実施形態に係る流体殺菌装置1によれば、蓋部10と流路部20とを固定具を用いることなく固定することができるので、蓋部10と流路部20とを簡便に脱着させることが可能となる。これにより、部品を容易に交換することができる。
(第2の実施形態)
次に、図5を用いて第2の実施形態に係る流体殺菌装置1Bについて説明する。なお、以下では、説明を簡単にするため、光源部11等の記載を省略して示す。図5は、第2の実施形態に係る固定部15bを示す断面模式図である。
第2の実施形態に係る流体殺菌装置1Bは、第1の実施形態に係る流体殺菌装置1と蓋部10bと流路部20bとの固定態様が異なる。具体的には、第2の実施形態に係る流体殺菌装置1Bにおいて、固定部15bは、蓋部10bの側壁に沿って延伸し、内壁側へ突出した鉤部である。
一方、流路部20bの外周面には、固定部15bを係止するための鍵穴部25bが設けられる。すなわち、第2の実施形態に係る流体殺菌装置1Bにおいて、固定部15bが流路部20bに設けられた鍵穴部25bに係合することで蓋部10bが流路部20bに固定される。
これにより、第2の実施形態に係る流体殺菌装置1Bによれば、固定具を別途用いることなく蓋部10bと流路部20bとを固定することが可能となる(図5の右図参照)。つまり、蓋部10bと流路部20bとを容易に脱着させることができるので、部品の交換を容易に行うことが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、図6を用いて第3の実施形態に係る流体殺菌装置1Cについて説明する。図6は、第3の実施形態に係る固定部15cを示す断面模式図である。図6に示すように、第3の実施形態に係る流体殺菌装置1Cにおいて、固定部15cは、蓋部10cの側壁に沿って延伸し、外壁側へ突出した鉤部である。
そして、流路部20cの内壁に固定部15cと係合する鍵穴部25cが形成される。第3の実施形態に係る流体殺菌装置1Cにおいて、固定部15cが流路部20cに設けられた鍵穴部25cに係合することで蓋部10cが流路部20cに固定される。
かかる場合であっても、蓋部10cと流路部20cとを容易に脱着させることができるので、部品の交換を容易に行うことが可能となる。なお、上述した第2および第3の実施形態において、鍵穴部25b、25cが流路部20b、20cに設けられる場合について説明したが、鍵穴部25b、25cを蓋部10b、10cに設けることにしてもよい。かかる場合、鉤部を流路部20b、20cに形成することで、固定具を用いず、蓋部10b、10cと流路部20b、20cとを固定することが可能となる。
(第4の実施形態)
次に、図7を用いて第4の実施形態に係る流体殺菌装置1Dについて説明する。図7は、第4の実施形態に係る固定部15dを示す模式図である。図7に示すように、第4の実施形態に係る流体殺菌装置1Dにおいて、固定部15dは、蓋部10dの側壁か流路部20dに向かって突出する挿入部であり、挿入部の先端に径方向に沿って突き出た爪部16を有する。
一方、流路部20dは、端面に固定部15dが挿入される挿入孔25dを有する。例えば、かかる挿入孔25dは、固定部15dが挿入された状態で所定の向きに回転した場合に爪部16と係合する係合部26を有する。
図7に示す例では、固定部15dを挿入孔25dに挿入した状態で固定部15dを時計回りに回転させると、爪部16と係合部26とが係合する。これにより、蓋部10dを流路部20dに固定することが可能となる。
このように、第4の実施形態に係る流体殺菌装置1Dにおいても、固定具を用いることなく、蓋部10dと流路部20dとを固定することが可能となるので、部品の交換を容易に行うことが可能となる。
なお、図3〜6に示した固定部15は、一例であり、これに限定されるものではない。すなわち、固定部15が、蓋部10と流路部20とを係合させて固定する構造であれば、その他の固定態様であってもよい。固定部15が、蓋部10と流路部20とを係合させて固定する構造であることにより、蓋部10が流路部20へ着脱可能に固定されることに加えて、蓋部10を流路部20へ容易に装着することができるだけでなく、流路部20の延びる方向に垂直な断面で見たときに、蓋部10内部に設けられた光源部11が流路部20の略中央に容易に装着することができるため、蓋部10の交換による流体殺菌装置1の殺菌性能が低下することを抑制できる。
ところで、上述した第1の実施形態では、流路部20に形成された流路(第1流路23、第2流路24;図2参照)が蓋部10で折り返す場合について説明したが、これに限定されるものではない。
(第5の実施形態)
以下、図8を用いて第5の実施形態に係る流体殺菌装置1Eについて説明する。図8は、第5の実施形態に係る流体殺菌装置1Eの要部を示す断面模式図である。
図8に示すように、第5の実施形態に係る流体殺菌装置1Eにおいて流路部20eは、第1流路管21のみ有する1重管構造である。
第1流路管21の内部に設けられた第1流路23は、一端が上流側流路部材4に接続し、他端が蓋部10eに設けられた第4流路13に接続する。また、第4流路13は、下流側流路部材6に接続される。
すなわち、流体殺菌装置1Eは、流体は、流路部20eの一方の端面から入り、他方の端面から排出される。そして、かかる流体は、第1流路23において光源部11から出射される紫外線によって殺菌される。
また、第5の実施形態に係る流体殺菌装置1Eにおいて、蓋部10eと、流路部20eとは、上述のように、固定具を用いず、着脱可能に固定される。このため、流体殺菌装置1Eにおいても、部品の交換を容易にすることが可能となる。
ところで、上述した実施形態では、いずれも蓋部10と流路部20とを係合させて固定させる場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、固定部は、例えば、蓋部10と流路部20とを圧着させた状態で固定するキャッチクリップであってもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1B、1C,1D、1E 流体殺菌装置
2 給水タンク
3 ポンプ
4 上流側流路部材
5 接続部
6 下流側流路部材
7 流量調整機構
8 回収タンク
10、10a、10b、10c、10d、10e 蓋部
11 光源部
15a、15b、15c、15d 固定部
20、20a、20b、20c、10d、20e 流路部

Claims (5)

  1. 流体を流すための流路が形成され、前記流路が端面で開放される流路部と;
    前記流路へ紫外線を照射する光源部と;
    前記光源部が設置され、前記端面を覆う蓋部と;
    を具備し、
    前記蓋部は、
    前記流路部へ着脱可能に固定される固定部を有する、
    流体殺菌装置。
  2. 前記流路部と前記光源部との間に設けられ、紫外線を透過させるとともに前記光源部を前記流体から保護する保護部;
    を具備し、
    前記保護部は、
    前記流路部または前記蓋部に着脱可能に固定される、
    請求項1に記載の流体殺菌装置。
  3. 前記流路部は、
    一重管構造または多重管構造の前記流路を有する、
    請求項1または2に記載の流体殺菌装置。
  4. 前記光源部は、
    300nm以下の波長を有する紫外線を照射する、
    請求項1、2または3に記載の流体殺菌装置。
  5. 前記固定部は、
    前記蓋部および前記流路部が係合する構造である、
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の流体殺菌装置。
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