JP2019161534A - 電子機器、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像を撮影できる電子機器において、表示装置の画面内で被写体の表示状態を維持する表示制御に伴う操作性を向上する。【解決手段】電子機器は撮影部と撮影部で撮影される画像を表示する表示部と制御情報にしたがって表示部を制御する表示制御部と制御情報を記憶する記憶部とを備える。表示制御部は、第1の制御情報にしたがって被写体を表示部に第1の表示状態で表示することと、第1の表示状態で表示された被写体が表示部に対応する撮影部の視野から外れたときに、撮影部で撮影される画像を表示部に第2の表示状態で表示することと、被写体が前記表示部に対応する撮影部の視野に入ったときに、記憶部から第1の制御情報を取得し、取得した第1の制御情報にしたがって被写体を表示部に第1の表示状態で表示することと、を実行する。【選択図】図7

Description

本発明は、電子機器、情報処理方法、およびプログラムに関する。
スマートフォン、携帯電話装置、デジタルカメラ、あるいはビデオカメラ等の画像を取得可能な電子機器には、近年、より高画素でより広角なカメラセンサが搭載され、従来よりも高倍率でズームさせた撮影が可能になっている。また、これらの電子機器では、ズームしても劣化の少ない画像が撮影できる。また、これらの電子機器では、ユーザが被写体を所望の大きさで画面の中央に位置するように設定し、画像を撮影できるようになっている。
特開平9−135380号公報 特開2006−19852号公報 特開2012−60595号公報 特開2016−122874号公報
ところで、上記従来の技術では、電子機器は、移動している被写体の大きさを維持したまま撮影することが可能であった。しかし、この技術では、移動する被写体がカメラセンサの視野から外れた場合の配慮が十分ではない。例えば、被写体がカメラセンサの視野から外れた場合には、ズームをリセットし、画角を広角に設定して被写体の探索が行われる。このような状態で、カメラセンサが視野内で再度被写体の画像を取得すると、リセットされたズームの制御情報を再設定する操作がユーザによってなされることになり、ユーザの手間を要している。このような手間は、ズームでの撮影に限定されず、被写体を画面のセンタ位置に維持した撮影、いわゆるセンタポジション処理での撮影においても生じ得る。このような手間によって、電子機器での撮影時の操作性に課題があった。
そこで、本発明は、画像を撮影できる電子機器において、表示装置の画面内で被写体の表示状態を維持する表示制御に伴う操作性を向上することを目的とする。
開示の技術の一側面は、撮影部と、前記撮影部で撮影される画像を表示する表示部と、制御情報にしたがって前記表示部を制御する表示制御部と、前記制御情報を記憶する記憶部と、を備える電子機器によって例示される。ここで、表示制御部は、第1の制御情報にしたがって被写体を前記表示部に第1の表示状態で表示することと、前記第1の表示状態で表示された被写体が前記表示部に対応する前記撮影部の視野から外れたときに、前記撮影部で撮影される画像を前記表示部に第2の表示状態で表示することと、前記被写体が前記表示部に対応する前記撮影部の視野に入ったときに、前記記憶部から前記第1の制御情報を取得し、前記取得した第1の制御情報にしたがって被写体を前記表示部に第1の表示状態で表示することと、を実行する。
本電子機器によれば、画像を撮影できる電子機器において、表示装置の画面内で被写体の表示状態を維持する表示制御に伴う操作性を向上することができる。
電子機器の構成を例示する図である。 カメラモジュールから取得される画像をズームする処理を例示する図である。 ズームした状態を維持する手順を例示する図である。 ズーム状態が維持される処理を例示する図である。 被写体の一部が画面からはみ出した状態を例示する図である。 被写体がカメラモジュールの視野からはずれた場合の比較例の処理を例示する図である。 被写体がカメラモジュールの視野からはずれた場合の実施形態の処理を例示する図である。 実施形態での電子機器のカメラ制御処理を例示する図である。 ズーム状態での電子機器の処理を例示する図である。 センタポジション状態を維持する処理例である。
以下、図面を参照して、一実施形態に係る電子機器1および電子機器1における情報処理方法について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、電子機器1は実施形態の構成には限定されない。電子機器1は、スマートフォン、携帯電話装置、カメラを搭載し携帯可能なパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、あるいはビデオカメラ等の画像を取得可能な情報処理装置である。
<ハードウェア構成>
図1に、電子機器1の構成を例示する。電子機器1は、Central Processing Unit(C
PU11)と、メモリ12と、Liquid Crystal Display(LCD13)と、タッチパネル14と、カメラdigital Signal Processor(カメラDSP15)と、カメラモジュール16とを有する。なお、図1では、通信モジュール等が省略されているが、電子機器1は、携帯網、あるいは無線Local Area Network(LAN)にアクセス可能な通信モジュールを有してもよい。
CPU11は、メモリ12に実行可能に展開されたコンピュータプログラムの命令列により、電子機器1を制御する。例えば、CPU11は、カメラモジュール16で撮影された画像をカメラDSP15に処理させ、処理結果を取得し、取得した処理結果をLCD13に表示する。また、CPU11は、LCD13に、グラフィカルユーザインターフェース部品(Graphical User Interface(GUI))を表示し、タッチパネル14を介してGUIに対するユーザ(利用者ともいう)の操作を取得する。そして、CPU11は、取得したユーザの操作にしたがって、カメラDSP15によるさらなる処理、あるいは、LCD13による次の表示を制御する。
メモリ12は、CPU11が実行するコンピュータプログラム、あるいは、CPU11が処理する情報を記憶する。メモリ12は、Dynamic Random Access Memory(DRAM)、Static Random Access Memory(SRAM)等である。ただし、メモリ12は、Read Only Memory(ROM)を含んでもよい。
LCD13は、CPU11の指示にしたがって、図示しない画像メモリに格納された情報を表示する。LCD13は、カメラモジュール16で撮影される画像を表示するので、表示部の一例である。タッチパネル14は、LCD13の表面に搭載され、LCD13に表示されるGUI等へのユーザの指による操作を検出する。タッチパネル14に含まれるセンサは、タッチパネル14表面に接触する指とタッチパネル14内部の検出回路との間の静電容量の変化により、指の接触位置または指の近接位置を検出し、座標信号に変換し
、CPU11に引き渡す。タッチパネル14は操作部の一例である。ただし、操作部がタッチパネル14に限定される訳ではない。例えば、操作部は、各種押ボタン、スライダ、タッチパッドその他、ユーザの操作を受け付けて、LCD13上のポインタを操作可能な入力装置であってもよい。
カメラDSP15は、カメラモジュール16で撮影される画像情報を加工する。カメラDSP15は、例えば、積和演算命令等により、画像情報に対して微分、積分、論理演算等の処理を実行し、画像情報からノイズを除去し、輪郭を取得する。また、カメラDSP15は、カメラモジュール16から取得し、加工した画像情報と、参照用の画像情報を比較し、参照用の画像と類似する画像を特定する。CPU11とカメラDSP15は、LCD13での表示を制御するので、表示制御部の一例である。また、メモリ12は、表示制御部としてのCPU11およびカメラDSP15によって処理される情報を記憶するので、記憶部の一例である。
カメラモジュール16は、レンズ等の光学系と、Charge Coupled Device(CCD)イ
メージセンサ、Complementary Metal Oxide Semiconductor(CMOS)イメージセンサ
等を有する。カメラモジュール16は、光学系を通じて取得される画像情報を上記イメージセンサから取得し、カメラDSP15に提供する。カメラDSP15は、上記のようなイメージセンサで取得された画像情報を加工し、所定のフレーム周期でCPU11に提供する。カメラモジュール16は、撮影部の一例である。
<処理例>
以下、図2から図7により、本実施形態の処理および比較例の処理を例示する。図2から図5は、本実施形態および比較例に共通の処理であり、図6は、比較例の処理であり、図7は、本実施形態の処理である。ただし、図2から図5は、実施形態の処理として説明する。
図2は、本実施形態の電子機器1がカメラモジュール16から取得される画像をズームする処理を例示する図である。ズームとは、画像を拡大または縮小する処理をいう。なお、画面内で被写体を次第に大きくすることをズームイン(拡大表示)といい、画面内で被写体を次第に小さくすることをズームアウト(縮小表示)という。以下、画面P1からP36(図10)は、LCD13に表示される画面である。
まず、画面P1は、センサ画像がない状態を示す。すなわち、画面P1では、カメラモジュール16はまだ、目的の被写体を撮影していない。画面P1では、カメラモジュール16で取得される画像のLCD13への表示倍率は1倍であり、ズームは初期状態であると言える。そして、画面P2では、カメラモジュール16は、目的の被写体を捉え、LCD13に被写体が表示される。すると、画面P3では、ユーザは、タッチパネル14上を指で操作することで、カメラモジュール16のイメージセンサからの画像(以下、単にセンサ画像)から、ズーム対象の被写体を選択する。画面P3で行うユーザの操作が所定の操作の一例である。
すると、画面P4では、CPU11は、ユーザが操作した範囲をカバーする最小矩形領域の座標情報をカメラDSP15に引き渡す。カメラDSP15は、CPU11から引き渡された最小矩形領域の座標情報を基に、被写体を認識する。そして、画面P4では、カメラDSP15は、引き渡された最小矩形領域がLCD13の最大画面領域となるように、認識した被写体をズームする。以下、本実施形態では、ズームインを単にズームという。ズームされた画面P5の表示状態が第1の表示状態の一例である。第1の表示状態は、例えば、指定倍率での被写体の拡大表示の状態、縮小表示の状態等である。
図3は、ズームした状態を維持する手順を例示する図である。図3で、LCD13の最大画面領域の横方向の寸法=A、縦方向の寸法=Bとする。また、CPU11は、図2の画面P3でユーザが設定した矩形領域をカバーし、かつ、横方向の寸法=a、縦方向の寸法=bであって、かつ、A:B=a:bを充足する最小矩形領域の寸法a、bを決定する。以下、上記最小矩形領域を指定矩形領域R1という。また、被写体の横方向の最大寸法=a1、被写体の縦方向の最大寸法=b1とする。ここで、横方向の最大寸法とは、被写体の横方向において横幅が最も大きい部分の寸法をいい、縦方向の最大寸法とは、被写体の縦方向において上下方向の広がり(高さともいう)が最も大きい部分の寸法をいう。
CPU11は、カメラDSP15に指令し、横方向の寸法=a、縦方向の寸法=bの指定矩形領域R1でカバーされる範囲をLCD13の最大画面領域までズームする。また、CPU11は、ズームされた状態を維持するため、指定矩形領域R1の横方向の寸法=aと被写体の横方向の寸法a1とについて、比率(a:a1)が一定値になるように、カメラDSP15に指示する。以上の手順によって、ズーム状態で、被写体の寸法が維持される。
ただし、CPU11は、指定矩形領域R1の横方向の寸法に代えて、指定矩形領域R1の縦方向の寸法を基に、ズーム状態を維持してもよい。すなわち、CPU11は、ズームされた状態を維持するため、指定矩形領域R1の縦方向の寸法=bと被写体の縦方向の寸法b1とについて、比率(b:b1)が一定値になるように、カメラDSP15に指示してもよい。以上の手順によって、ズーム状態で、被写体の寸法が維持される。指定矩形領域R1の横方向の寸法=aと被写体の横方向の寸法a1とについての比率(a:a1)、あるいは、指定矩形領域R1の縦方向の寸法=bと被写体の縦方向の寸法b1とについての比率(b:b1)は、第1の制御情報の一例である。
図4は、ズーム状態が維持される処理を例示する図である。被写体が例えば、矢印V1の方向に移動したとしても、CPU11およびDSP13が指定矩形領域R1の寸法a、bをLCD13の最大画面領域の横方向の寸法=A、縦方向の寸法=Bとし、かつ、a:a1を一定値に維持する結果、LCD13に表示された被写体は、遠近方向の移動による影響を受けず、画面上の被写体の寸法は維持される。
図5は、図4で、被写体の移動の結果、被写体の一部が画面からはみ出した状態を例示する。被写体の一部が画面からはみ出したとしても、CPU11およびDSP13が指定矩形領域R1の寸法a、bをLCD13の最大画面領域の横方向の寸法=A、縦方向の寸法=Bにまでズームする。したがって、CPU11およびDSP13がLCD13の最大画面領域の横方向の寸法=Aと、矩形の横方向の寸法aとの比A:aを一定値に維持し、かつ、矩形の横方向の寸法aと被写体の横方向の寸法a1の比、a:a1を一定値に維持する結果、被写体の寸法は維持される。
(比較例の処理)
図6は、被写体がカメラモジュール16の視野からはずれた場合の比較例の処理を例示する。被写体がカメラモジュール16の視野から外れると、比較例の処理では、電子機器1は、ズームの倍率を1にリセットし、拡大なしの状態にカメラモジュール16を制御する。その結果、カメラモジュール16の画角、すなわち視野が最大となる。すなわち、画面P13では、電子機器1は、視野が最大の状態で、被写体を探索する。画面P14では、被写体が探索され、電子機器1は、探索された被写体が画面P13において視野からはずれた被写体と同一の被写体であると認識する。そこで、電子機器1は、ユーザにズームの範囲の再設定を促す。画面P15では、ユーザは、図2の画面P3と同様の操作で、ズームの範囲、すなわち、指定矩形領域R1を再設定する。画面P16では、電子機器1は、ユーザによって再設定された指定矩形領域R1の寸法に基づき、図2の画面P4、P5
と同様の手順でズームを実施する。
このように、比較例の手順では、最大の視野になるように、ズームを1倍にリセットして、被写体を探索する結果、ユーザは、ズームの範囲の再設定を求められ、操作の手間が増加する。
(実施形態の処理)
図7は、被写体がカメラモジュール16の視野からはずれた場合の本実施形態の処理を例示する。画面P17のように、被写体がカメラモジュール16の視野から外れると、本実施形態の処理においても、電子機器1は、ズームの倍率を1にリセットし、拡大なしの状態にカメラモジュール16を制御する。ただし、本実施形態では、電子機器1は、矩形の横方向の寸法aと被写体の横方向の寸法a1の比(a:a1)をメモリ12に記憶しておく。画面P17のように拡大なしの状態が第2の表示状態の一例である。すなわち、第2の表示状態では、カメラモジュール16で撮影される画像が倍率=1の初期状態でLCD13に表示される。
そして、画面P18において、電子機器1は、被写体を探索し、探索された被写体が画面17で視野からはずれた被写体と同一であると認識する。すると、画面P19において、電子機器1は、画面P18で探索された被写体の横方向の寸法aa1を取得し、矩形の横方向の寸法aaがa:a1=aa:aa1になるように、矩形領域(ズーム矩形領域R2という)を設定する。なお、ズーム矩形領域R2の縦方向の寸法は、A:B=a:b=aa:bbになる寸法bbに設定される。そして、画面P20のように、電子機器1は、縦方向の寸法aaと横方向の寸法bbのズーム矩形領域R2をLCD13の最大画面領域にすることで、ズームを実行する。画面P20は、ズーム状態であり、第1の表示状態の一例である。
<処理フロー>
図8に、本実施形態での電子機器1のカメラ制御処理を例示する。電子機器1のCPU11は、メモリ12のコンピュータプログラムにしたがって図8の処理を実行する。この処理では、電子機器1のファインダ画面、例えば、LCD13の画面にカメラモジュール16で取得された画像が表示される(S1)。ここで、被写体がカメラモジュール16のセンサ画像に入るとする(S2)。さらに、電子機器1は、ユーザにファイダ画面の領域の選択を促し、ユーザによる被写体をズームするための領域の選択を受け、指定矩形領域R1を設定する(S3)。S3の処理は、第1の制御情報を操作部であるタッチパネル14からのユーザによる所定の操作によって取得することの一例である。そして、電子機器1は、設定した指定矩形領域R1中の被写体を認識する(S4)。被写体の認識の仕方に限定はない。例えば、人、動物等の目、鼻、口および頭部の境界線の形状から、特徴点を抽出し、顔を認識し、被写体を特定してもよい。
そして、電子機器1は、設定した指定矩形領域R1の横方向の寸法aと被写体の横方向の寸法a1の比率(a:a1)をメモリ12に保持する(S5)。電子機器1は、設定した指定矩形領域R1の横方向の寸法aを抽出画像の横幅とし、抽出画像をLCD13の最大画面範囲で出力する(S6)。以上の処理によって、電子機器1は、ズーム状態となる。S5およびS6の処理は、CPU11とカメラDSP15とが指定矩形領域R1の横方向の寸法aと被写体の横方向の寸法a1の比率(a:a1)を保持したズーム状態でLCD13に表示する処理である。したがって、S5およびS6の処理は、被写体を表示部に第1の表示状態で表示することの一例である。
図9は、ズーム状態での電子機器1の処理を例示する図である。ここで、ズーム状態で、認識している被写体がセンサ画像の領域から外れる(S11)。電子機器1はメモリ1
2に、設定した指定矩形領域R1の幅aと、被写体の幅a1の比率を保持する(S12)。S12の処理は、被写体が撮影部であるカメラモジュール16の視野から外れたときに、取得した第1の制御情報を記憶部であるメモリ12に記憶することの一例である。
そして、電子機器1は、ズームの倍率を1にリセットし、画角、すなわち、視野を最大にする(S13)。S11において、ズーム状態で、認識している被写体がセンサ画像の領域から外れることは、被写体が表示部に対応する撮影部の視野から外れたことの一例である。また、S13の処理は、CPU11とカメラDSP15とがカメラモジュール16で撮影される画像をLCD13に第2の表示状態で表示することの一例である。
そして、電子機器1はS11でセンサ画像の範囲から外れた被写体を探索する(S14)。そして、電子機器1はセンサ画像中に被写体候補が存在するか否かを判定する(S15)。例えば、フレーム周期ごとに取得されるセンサ画像中で、前回のセンサ画像と今回のセンサ画像に基準面積以上の差分が存在すると、電子機器1は、センサ画像中に被写体候補が存在すると判断すればよい。
そして、認識している被写体がセンサ画像の領域に入ると(S15でYES)、電子機器1は、被写体を認識する(S16)。認識している被写体がセンサ画像の領域に入ることは、被写体が表示部でLCD13に対応する撮影部であるカメラモジュール16の視野に入ったときの一例である。S16の処理で、被写体の認識の仕方に限定はない。例えば、電子機器1は、認識している被写体の画像と、被写体候補の画像との間で、類似すると特徴点を比較し、画像の寸法を調整し、比較結果のスコア値が基準値以上になると、被写体を認識したと判定すればよい。
次に、電子機器1は、認識している被写体の横方向の寸法(横幅ともいう)aa1を算出する(S17)。さらに、電子機器1は、メモリ12に保持している比率(a:a1)を取得する(S18)。メモリ12に保持している比率(a:a1)は、第1の制御情報であるので、S18の処理は、記憶部から第1の制御情報を取得することの一例である。そして、電子機器1は、メモリ12に保持している比率(a:a1)を基に、S16で認識した被写体をズームするズーム矩形領域R2の横方向の寸法aaがaa:aa1=a:a1となる値を計算する。そして、横方向の寸法aaの領域をズーム矩形領域R2(ファインダ画像)として切り出し、画像をズームし、LCD13に出力する(S19)。S19の処理は、取得した第1の制御情報にしたがって被写体を表示部であるLCD13に第1の表示状態で表示することとの一例である。
<実施形態の効果>
以上述べたように、本実施形態では、カメラモジュール16の画像センサが取得するセンサ画像から被写体が外れた場合、電子機器1はズームの倍率を1にリセットし、視野を最大に設定し、被写体を探索する。このとき、電子機器1は、ズーム中の被写体の横方向の寸法a1と、ズームされる領域である指定矩形領域R1の横方向の寸法aとの比率をメモリ12に記憶する。そして、電子機器1は、被写体を再度認識したときに、再度認識された被写体の横方向の寸法aa1に対して、ズームする対象であるズーム矩形領域R2の横方向の寸法aaが、aa:aa1=a:a1になるようにaaの値を計算する。そして、電子機器1は、このように計算されたズーム矩形領域R2の画像をLCD13に出力し、ズームを実行する。このような手順によって、ユーザに再度のズームの範囲となる指定矩形領域R1の設定を求めることなく、電子機器1の制御によってズームされた状態が維持される。なお、上記実施形態では、被写体と指定矩形領域R1の横方向の寸法の比率で、ズーム矩形領域R2(ファインダ画像)の寸法を決定した。しかし、本実施形態は、このような手順に限定される訳ではない。電子機器1は、例えば、図3で説明したように、被写体と指定矩形領域R1の縦方向の寸法の比率(bb:bb1=b:b1)で、ズーム
矩形領域R2の寸法を決定してもよい。ここで、bb1は、再度認識された被写体の縦方向の寸法であり、bbは、計算されるズーム矩形領域R2の縦方向の寸法である。
上記実施形態では、ズーム状態で、認識している被写体がセンサ画像の領域から外れると、電子機器1はズームの倍率を1にリセットし、画角、すなわち、視野を最大にするので、可能な限り、広い視野範囲で被写体を探索できる。
また、上記実施形態では、電子機器1は、指定矩形領域R1の指定を受けたときに、ズーム中の被写体の横方向の寸法a1と、ズームされる領域である指定矩形領域R1(ファインダ画像)の横方向の寸法aとの比率を保持するので、ユーザの操作にしたがって、ズームを実行できる。なお、図9では、被写体がセンサ画像から外れた後に、指定矩形領域R1(ファインダ画像)の横方向の寸法aとズーム中の被写体の横方向の寸法a1との比率をメモリ12に記憶したが、電子機器1は、指定矩形領域R1の指定を受けたときに、上記比率をメモリ12に保持してもよい。
<その他の変形例>
上記実施形態では、ズーム状態を維持するときに、指定矩形領域R1の指定を受けたときの被写体の寸法と指定矩形領域R1の寸法の比率を保持した。しかし、上記のような状態を維持する処理は、ズーム状態に限定される訳ではない。例えば、LCD13の画面中で指定された位置を画面中心に移動するセンタポジション操作で、センタポジションに移動した被写体を同一寸法でセンタに維持する表示処理(以下、センタポジション表示)においても、上記実施形態の処理が適用できる。
図10は、センタポジション表示を維持する処理例である。この処理では、画面P31において、電子機器1は、ユーザが例えば、タップ操作した位置をセンタポジションの指定として受け付ける。センタポジション指定を受けると、電子機器1は、センタポジション指定を受けた座標位置付近に存在する被写体を認識する。例えば、電子機器1は、画面P31上の画像の輪郭を取得し、センタポジション指定を受けた座標位置を取り囲む輪郭を特定することで、被写体を認識する。そして、画面P32において、電子機器1は、認識した被写体の重心位置をLCD13の画面の中央(中心)に位置付ける。また、電子機器1は、このときの被写体の横方向の寸法aaa1を計算し、メモリ12に記憶する。なお、被写体の横方向の寸法aaa1の代りに、縦方向の寸法を用いてもよい。
画面P33のように、被写体が矢印V2の方向に移動すると、ユーザの操作にしたがってセンサ画像も被写体に追従する。このとき、電子機器1は、被写体の重心位置をLCD13の画面の中心に位置づけるとともに、被写体の画面P33上の寸法が、aaa1になるように倍率を調整する。被写体の重心位置がLCD13の画面の中心に位置づけされた画面P33の表示状態も第1の表示状態の一例である。
ただし、ユーザの操作が被写体に追従仕切れない場合、画面P34のように被写体はセンサ画像からはずれる。被写体がセンサ画像からはずれると、電子機器1は、上記実施形態の処理と同様、倍率を1にリセットし、最大の視野で被写体を探索する。P35では、被写体が横方向の寸法aaaで探索され、電子機器1は、探索した被写体が画面P33から画面P34への遷移でセンサ画像から外れた被写体と同一であることを認識する。そこで、画面P36のように、電子機器1は、認識された被写体の横方向の寸法がaaa1になるように調整するとともに、被写体の重心位置をLCD13の画面の中心に位置づける。
以上述べたように、図10のようなセンタポジションが指定され、センサ画像から被写体が外れた場合にも、電子機器1は、ユーザの操作を介さないで自動的にセンタポジショ
ン指定の表示状態を継続できる。
<コンピュータが読み取り可能な記録媒体>
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスク、ROM(リードオンリーメモリ)等がある。さらに、SSD(Solid State Drive)は、コンピュータ等から取り外し可能な記録媒体としても、コンピュータ
等に固定された記録媒体としても利用可能である。
1 電子機器
11 CPU
12 メモリ
13 LCD
14 タッチパネル
15 カメラDSP
16 カメラモジュール

Claims (6)

  1. 撮影部と、
    前記撮影部で撮影される画像を表示する表示部と、
    制御情報にしたがって前記表示部を制御する表示制御部と、
    前記制御情報を記憶する記憶部と、を備え、
    前記表示制御部は、
    第1の制御情報にしたがって被写体を前記表示部に第1の表示状態で表示することと、
    前記第1の表示状態で表示された被写体が前記表示部に対応する前記撮影部の視野から外れたときに、前記撮影部で撮影される画像を前記表示部に第2の表示状態で表示することと、
    前記被写体が前記表示部に対応する前記撮影部の視野に入ったときに、前記記憶部から前記第1の制御情報を取得し、前記取得した第1の制御情報にしたがって被写体を前記表示部に第1の表示状態で表示することと、を実行する電子機器。
  2. 前記第2の表示状態では、前記撮影部で撮影される画像が初期状態で前記表示部に表示される請求項1に記載の電子機器。
  3. 利用者の操作を受け付ける操作部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記第1の制御情報を前記操作部からの利用者による所定の操作によって取得し、前記被写体が前記表示部に対応する前記撮影部の視野から外れたときに、前記取得した第1の制御情報を前記記憶部に記憶する請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記第1の表示状態は、指定倍率での被写体の拡大表示の状態、縮小表示の状態、または被写体を画面の中央に位置付けるセンタポジション表示の状態である請求項3に記載の電子機器。
  5. コンピュータが、
    第1の制御情報にしたがって被写体を表示部に第1の表示状態で表示することと、
    前記第1の表示状態で表示された被写体が前記表示部に対応する撮影部の視野から外れたときに、前記撮影部で撮影される画像を前記表示部に第2の表示状態で表示することと、
    前記被写体が前記表示部に対応する前記撮影部の視野に入ったときに、記憶部から前記第1の制御情報を取得し、前記取得した第1の制御情報にしたがって被写体を前記表示部に第1の表示状態で表示することと、を実行する情報処理方法。
  6. コンピュータに、
    第1の制御情報にしたがって被写体を表示部に第1の表示状態で表示することと、
    前記第1の表示状態で表示された被写体が前記表示部に対応する撮影部の視野から外れたときに、前記撮影部で撮影される画像を前記表示部に第2の表示状態で表示することと、
    前記被写体が前記表示部に対応する前記撮影部の視野に入ったときに、記憶部から前記第1の制御情報を取得し、前記取得した第1の制御情報にしたがって被写体を前記表示部に第1の表示状態で表示することと、を実行させるためのプログラム。
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