JP2019159713A - 演算処理装置、入出力処理装置、情報処理装置及び入出力処理方法。 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明の第一実施形態による情報処理装置について図1〜図19を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態による情報処理装置の構成の一例を示す図である。メインフレーム等の情報処理装置1は、図1に示すように演算処理を行うEPUモジュール100と、入出力処理を行うIOP(Input-Output Processor)モジュール(入出力処理装置)200と、を備える。EPUモジュール100とIOPモジュール200とは、PCI Express(PCIeともいう)5000のような高速なI/F(インタフェース)によって接続されている。
IOPモジュール200は、IOC(Input-Output Controller)201と、プロセッサ202と、ローカルメモリ203と、PCIeカード204〜207と、を備える。IOC201は、PCIeカード204〜207およびローカルメモリ203と、メインメモリ105との間の入出力を制御するためのIOコントローラである。IOC201は、EPUモジュール100に接続するためのI/Fを含んでいる。プロセッサ202は、EPU101〜104からの入出力指示に従い、PCIeカード204〜207およびIOC201を制御して入出力を処理する。ローカルメモリ203は、プロセッサ202が実行するファームウェアと入出力制御で必要となるデータを格納する。PCIeカード204〜207は、IOPモジュール200と周辺装置とを接続するためのHBA(Host Bus Adapter)やNIC(Network Interface Card)等である。
EPU101〜104は、ソフトウェアからの指示により周辺装置とメインメモリ105の間の入出力を行うにあたり、対応するIOPモジュール200に対して入出力の開始を指示する。また、IOPモジュール200は、EPU101〜104が指示した入出力が終了すると、その終了をEPU101〜104に報告する。EPU101〜104とIOPモジュール200の間のやり取りは、IOC201内レジスタへの書き込みやEPU101〜104への割込みによる通知によって行われる。
本実施形態では、図1に示すEPUモジュール100の構成を例に説明を行うが、EPUモジュール100が備える各装置(EPU101〜104やメインメモリ105等)の個数は図1に示す構成に限定されない。
図2において、EPUモジュール100は、NodeI/F108を介して、他のEPUモジュール110,120,130と接続されている。EPUモジュール100は、複数のIOPモジュール200,210,220,230を接続することが可能である。EPUモジュール110は、複数のIOPモジュール300,310,320,330を接続することが可能である。EPUモジュール120,130についても同様である。
本実施形態では、図2の例のようにEPUモジュール100に4台のIOPモジュール200,210,220,230を接続できるものとして説明する。しかし、EPUモジュール1台あたりに接続するIOPモジュールの台数は任意であり、4台以上でも良いし、3台以下でもよい。
図3は、本発明の第一実施形態によるチャネルプログラムの構造の一例を示す図である。
図3に示すようにチャネルプログラム10は、先頭にチャネルプログラムヘッダ(CPH)10−0を有し、それに続き個々に指示が記載されたチャネルコマンドエントリ(CCE)10−nが続く構成を有している。
図に示すようにCPH10−0は、16byteの固定長で、最初の4byteに入出力指示を行うチャネル番号10−0−1が格納される。チャネル番号10−0−1は、入出力を行う周辺装置を指定する値である。チャネル番号10−0−1は、例えば、IOPモジュール200の接続位置や、PCIeカード204〜207の実装位置などを示す番号である。5〜16byteには0が格納される。
CCE10−nは、16byteの固定長であり、指示の内容を示すコマンド10−n−1と、コマンドやチャネルプログラムを修飾するフラグ10−n−2、データ転送の転送長を示すカウント10−n−3、メインメモリ105上のデータ転送元やデータ転送先を示すアドレス10−n−4が格納される。
図6の項番1と項番2に示すコマンドは、データ転送を開始する前に周辺装置に対し、制御データを設定するためのコマンドである。これらのコマンドの場合、CCE10−nのアドレス10−n−4には、制御データを格納しているメインメモリ105上の論理アドレスを格納する。これらのコマンドでは、IOPモジュール200は、メインメモリ105から制御データを読み出して、制御データを周辺装置に設定する処理を行う。これらのコマンドはデータ転送前のディスク上のアクセス位置の決定などに使用される。
項番3と項番4に示すコマンドは、周辺装置とメインメモリ105の間のデータ転送を指示するコマンドであり、転送方向別にコマンドが分かれている。CCE10−nのアドレス10−n−4には、メインメモリ105上の転送元または転送先の論理アドレスが格納される。IOPモジュール200は、これらの論理アドレスを元にIOC201とPCIeカード204〜207等を制御してデータ転送を実行する。なお、図6に示すコマンドは一例であり、処理系によって異なる場合がある。
図7にCCE10−nのフラグ10−n−2の例を示す。各bitが0か1かで意味を持つようになっている。例えば、項番1に示すフラグは、bit0が、チャネルプログラム中のCCEが継続しているかどうかを示すフラグである。bit0が、1の場合は次のCCEが存在することを示し、0の場合は現CCEが最終のCCEであることを示している。
情報処理装置1で動作するソフトウェアは、メモリ保護のため、メインメモリ空間を論理アドレス空間と実アドレス空間に分けて処理する。図8にセグメント方式とページング方式を合わせたページ化セグメンテーション方式の概要を示す。ページ化セグメンテーションでは、メインメモリ空間をセグメントと呼ばれる任意のサイズの領域に分割し、さらにセグメント内をページと呼ばれる固定長の空間に分割して管理する。
図9にページ化セグメンテーション方式における論理アドレス空間1000と、実アドレス空間3000との対応を示す。論理アドレス空間1000は、複数のセグメント1000−nに分割される。さらに1つのセグメント1000−nは、複数のページ2000−mに分割されている。そして、論理アドレス空間1000上の各ページ2000−mは、実アドレス空間3000上の各ページ3000−pに対応している。論理アドレス空間1000上では、セグメント1000−nと、ページ2000−mは、連続したアドレス空間となるが、対応する実アドレス空間3000上のページ3000−pは、論理アドレス空間1000と異なり不連続となる場合がある。
論理アドレス空間1000におけるアドレス形式は、図10に示すように表現される。このアドレス形式では、論理アドレス空間1000の上位bit列のSTE1100が、論理アドレス空間1000におけるセグメント1000−nの位置を示す。中位bit列のPTE2100は、STE1100の示すセグメント1000−n中のページ2000−mの位置を示す。下位bit列のRPA3100は、PTE2100の示すページ2000−m中の相対位置を示す。STE1100、PTE2100、RPA3100の各bit列の長さは各セグメントとページの大きさに依存する。例えば、ページサイズが4KBの場合、RPA3100は12bitになる。本実施形態では、特にページサイズは規定しない。
図11に、図10に示すアドレス形式から実アドレスを求める際に使用するアドレス変換テーブルを示す。このアドレス変換テーブルは、入出力処理を要求するソフトウェアによって作成される。メモリ保護単位であるプロセス毎の論理アドレス空間を管理するため、アドレス変換テーブルは、論理アドレス空間を区別するアドレス空間番号表1を有している。アドレス空間番号表1には、空間番号nごとに固定長のエントリ1−nを有し、そのエントリ1−n内にはその空間に属するセグメントを識別するセグメント記述子表2への実アドレスが格納される。セグメント記述子表2には、セグメント毎に固定長のセグメント記述子(SD)2−mが格納される。セグメント記述子2−mは、セグメント番号順に格納され、そのセグメントに属するページを識別するページ記述子表3への実アドレスやセグメントのアクセス許可フラグが格納される。ページ記述子表3には、ページ毎に固定長のページ記述子(PD)3−pが格納される。ページ記述子3−pには、ページ番号順にページ記述子表3に格納され、そのページに対応する実アドレス空間上のページ3000−pの実アドレスやページのアクセス許可フラグ等を格納される。
図12にソフトウェアの論理アドレス空間pとチャネルプログラム10の論理アドレスの関係を示す。ソフトウェアによって作成されるチャネルプログラム10は、図12に示すようにソフトウェアの属する論理アドレス空間pにおける論理アドレスで指定される。チャネルプログラム10の先頭アドレスや各CCE10−nにおけるデータアドレスも全て論理アドレス空間pにおける論理アドレスで指定される。上記のように、データ転送領域は、論理アドレス空間では連続空間であったとしてもページやセグメント境界を跨ぐことによって実アドレス空間では不連続になっている場合がある。
図13は、本発明の第一実施形態によるチャネルプログラムのアドレス変換処理を説明する第2の図である。
CPH10−0には、入出力処理を要求する周辺装置等のチャネル番号が格納されている。CPH10−0に続くCCE10−1は、周辺装置に制御データBを設定するコマンドである。CCE10−1には、制御データBのカウントと制御データBを格納しているメインメモリ105上の論理アドレスが格納される。次にCCE10−2が存在するので、フラグの値は0x80である(図7)。
EPU101〜104は、スクリプト20を格納しているメインメモリ105上の実アドレスを指定して入出力処理を指示することができる。次にスクリプト20について説明する。
スクリプト20のスクリプトヘッダ20−0は、例えば、図14のように定義することができる。チャネル番号20−0−1は、入出力処理を指示するチャネル番号である。チャネル番号20−0−1は、CPH10−0のチャネル番号10−0−1と同じ値を格納する。スクリプトサイズ20−0−2には、スクリプトヘッダ20−0の先頭からスクリプトエントリ20−nの最後までのサイズをByte単位で格納される。
スクリプト20のスクリプトエントリ20−nは、例えば、図15のように定義することができる。スクリプトエントリ20−nは、IOPモジュール200への指示内容を示すコマンド20−n−1と、コマンド20−n−1やスクリプト20全体を修飾するためのフラグ20−n−2と、コマンド20−n−1に対するデータを格納するデータ0〜2(20−n−4〜20−n−6)と、データのサイズを指定するカウント(20−n−3)と、から構成されている。
図16に示す各コマンド20−n−1は、図6に示すチャネルプログラム10のコマンド10−n−1に対応している。
図16の項番1に示すコマンドは、データ転送を開始する前に制御データBを、周辺装置に対し設定するためのコマンドである。項番2に示すコマンドは、データ転送を開始する前に制御データCを、周辺装置に対し設定するためのコマンドである。スクリプトエントリ20−1のデータ0〜2(20−n−4〜20−n−6)には、制御データが格納されている。チャネルプログラム10の場合、CCE10−1には、制御データB,Cを格納するメインメモリ105上の論理アドレスが格納されるのに対し、コマンド20−n−1では、論理アドレスが指定する読み出すべき制御データが、データ0〜2(20−n−4〜20−n−6)に格納できるサイズの場合、EPU101等が当該データを読み出し、読み出した制御データを、データ0〜2(20−n−4〜20−n−6)に格納する。
項番3と項番4に示すコマンドは、周辺装置とメインメモリ105の間のデータ転送を指示するコマンドであり、転送方向別にコマンドが分かれている。メインメモリ105上の転送先および転送元の領域が実アドレスでデータ1〜2(20−n−5〜20−n−6)に指定される。また、カウント(20−n−3)には転送長がByte単位で指定される。
図17にスクリプトエントリ20−nのフラグ20−n−2の例を示す。フラグ20−n−2の意味はbit単位で示されており、項番1に示すフラグはスクリプト20が終了しているかどうかを示し、項番2に示すフラグはデータ転送が継続しているかどうかを示している。これは、論理アドレス空間におけるページおよびセグメント境界越えのある領域に対してデータ転送を行うときに実アドレス空間が不連続となる場合があるため、1個のCCE10−nで指定されたデータ転送を複数のスクリプトエントリ20−nに分解するために使用される。
図18に、図12,13で示されるチャネルプログラム10を変換したスクリプト20を示す。先頭は、スクリプトヘッダ20−0で、出力処理を指示するチャネル番号とスクリプトサイズが格納される。図18の例では、スクリプトサイズは112byteなので、スクリプトサイズには、0x70が格納される。次のスクリプトエントリ20−1は、制御データBを周辺装置に設定する指示が格納される。スクリプトエントリ20−1のデータ0〜2には制御データBが格納され、カウントに制御データのサイズの0x0Cが格納される。また、フラグには次のスクリプトエントリ20−2が存在するため0x80が格納される。
この処理は、IOP用EPUに内蔵されたファームウェアの一部をEPU104が実行することにより実現される。ファームウェアは、チャネルプログラム10を読み出して、チャネルプログラム10に格納された各種の論理アドレスを実アドレスに変換するアドレス変換処理を行って、スクリプト20を作成する(703)。次にファームウェアは、作成したスクリプト20をメインメモリ105の任意の位置に格納する。次にファームウェアは、スクリプト20の実アドレスを指定してIOPモジュール200にスクリプト20の実行による入出力処理を指示する(704)。
以下、本発明の第二実施形態による情報処理装置について、図20〜図25を参照して説明する。第二実施形態に係る情報処理装置のうち、第一実施形態に係る情報処理装置と同じ構成には同じ符号を付し、それらの説明を省略する。
IOP用EPU(EPU104)で、チャネルプログラム10をスクリプト20に変換してIOPモジュール200で入出力処理する場合の応答時間は、EPU応答時間とIOP応答時間の合計で算出することができる。この算出結果を「I/O応答時間(EPU有)」の列に示す。IOPモジュール200がチャネルプログラム10を処理する場合の応答時間を、「I/O応答時間(EPU無)」の列に示す(単位はμs)。
このような状況を解決するにはIOPに対してEPUの台数を増やすことが考えられる。例えば、IOP用EPU(EPU104)を2台に増やせばEPU使用率は半分程度になるため平均待ち時間が削減され、応答時間が早くなる。つまり、第一実施形態の方法のまま、「I/O応答時間(EPU有)」の時間が、「I/O応答時間(EPU無)」より小さくなるようにIOP用EPUの個数を調節すればよい。
スクリプト20を作成するか否かを判定する使用率の閾値は、例えば、「I/O応答時間(EPU有)」の時間が、「I/O応答時間(EPU無)」より小さくなる最大のIOPSを選択し、その時のIOP用EPU(EPU104)の使用率を閾値に設定することができる。
IOP用EPU(EPU104)が、他のEPU101〜103から入出力の指示を取得すると、入出力発行処理(700)を実行する。入出力発行処理(700)では、まず、IOP用EPU(EPU104)のファームウェアが、自EPU104の使用率を確認する(701)。使用率が所定の閾値(例えば、70%)以下ならば(702;Yes)、ファームウェアは、ソフトウェアが作成し、他のEPU101〜103によって指示されたチャネルプログラム10に対しアドレス変換処理を行って、スクリプト20を作成する(703)。次にファームウェアは、指定されたIOPモジュール200にスクリプト20による入出力処理の実行を指示する(704)。自EPU104の使用率が所定の閾値(例えば、70%)を上回る場合(702;No)、IOP用EPU(EPU104)のファームウェアはスクリプト20の作成を行わない。ファームウェアは、IOPモジュール200に直接チャネルプログラム10を実行するよう指示する(710)。より具体的には、ファームウェアは、EPU101〜103から指示されたチャネルプログラム10の論理アドレスと空間番号pを指定して、IOPモジュール200等にチャネルプログラム10による入出力処理を指示する。
図24は、本発明の第二実施形態による入出力処理の一例を示す第2のフローチャートである。
この入出力処理800は、IOPモジュール200内のプロセッサ202上で動作するファームウェアによって実現されている。入出力処理800では、IOPモジュール200が内蔵するファームウェアが、IOP用EPU(EPU104)からの入出力指示が、スクリプト20の実行を指示するものか、チャネルプログラム10の実行を指示するものかを確認する(801)。スクリプト20による指示ならば(802;Yes)、ファームウェアは、IOP用EPU(EPU104)に指示されたメインメモリ105上の実アドレスからスクリプト20を読み出して入出力処理を行う。一方、チャネルプログラム10による指示ならば(802;No)、ファームウェアは、IOP用EPU(EPU104)から指示されたメインメモリ105上の論理アドレスを実アドレスに変換しながら入出力処理を行う。
スクリプト20による入出力処理の場合(802;Yes)、IOPモジュール200のファームウェアは、IOP用EPU(EPU104)によって指定された実アドレスに基づいて、スクリプトヘッダ20−0をメインメモリ105から読み出し、変数Pが示すローカルメモリ203上の位置に格納する(803)。なお、変数Pは入出力処理が開始される時点で適切に初期化されているものとする。
チャネルプログラム10による入出力処理の場合(802;No)、IOPモジュール200のファームウェアは、IOP用EPU(EPU104)から指定されたチャネルプログラム10の論理アドレスAを変数A´に格納し、同じく指定された空間番号Pよりセグメント記述子2−mとページ記述子3−pを読み出して実アドレスA´´に変換する(820)。なお、IOPモジュール200は、アドレス空間番号表1の実アドレスを参照することができるのとする。アドレス変換方法は、図11等を用いて説明した通りである。次にファームウェアは、メインメモリ105の実アドレスA´´よりチャネルプログラムヘッダ10−nを読み出し、変数Pの示すローカルメモリ203の位置に格納する(821)。次にファームウェアは、読み出したチャネルプログラムヘッダ10−0からチャネル番号10−0−1を取得して、入出力処理を行う対象を特定する(822)。なお、変数Pは入出力処理の開始時に初期化されているものとする。
以下、本発明の第三実施形態による情報処理装置について説明する。第三実施形態に係る情報処理装置のうち、第一実施形態、第二実施形態に係る情報処理装置と同じ構成には同じ符号を付し、それらの説明を省略する。
第三実施形態では、入出力発行処理700を実行するEPUを、IOP用のEPU104に限定せず、全てのEPU101〜104で入出力発行処理700を行う。本実施形態の場合、ソフトウェアの指示を実行したときのEPUの使用率に入出力発行処理700の処理時間が含まれるため、入出力の平均応答時間のみの観点でスクリプト20を作成するかどうかを判断することが出来なくなる。
図25に示すように演算処理装置10Xは、少なくともスクリプト作成部10X1を備える。スクリプト作成部10X1は、入出力処理に係るチャネルプログラムに含まれる論理アドレスを、入出力処理装置が処理しやすい形式にアドレス変換したスクリプトを作成する。より具体的には、スクリプト作成部10X1は、前記チャネルプログラムの先頭の論理アドレスおよびチャネルプログラムに含まれる全ての論理アドレスを実アドレスに変換してスクリプトを作成する。スクリプト作成部10X1は、自装置(演算処理装置10X)の使用率が予め定められた閾値以下の場合のみスクリプトを作成してもよい。
上記の第一実施形態〜第三実施形態におけるEPU104は、演算処理装置10Xの一例、EPU104が内蔵するファームウェアはスクリプト作成部10X1の一例である。
図26に示すように入出力処理装置20Xは、少なくともスクリプト実行部20X1を備える。スクリプト実行部20X1は、入出力処理に係るチャネルプログラムに含まれる論理アドレスをアドレス変換したスクリプトを取得し、前記スクリプトを実行することにより入出力処理を行う。また、入出力処理装置20Xは、演算処理装置からスクリプトを取得した場合、スクリプト実行部20X1が、そのスクリプトを実行することにより入出力処理を行い、演算処理装置からチャネルプログラムを取得した場合、チャネルプログラムを実行することにより入出力処理を行う。
上記の第一実施形態〜第三実施形態におけるIOPモジュール200,210,220,230は、入出力処理装置20Xの一例、IOPモジュール200等が内蔵するファームウェアはスクリプト実行部20X1の一例である。
図27に示すように情報処理装置1は、演算処理装置10Xと入出力処理装置20Xとを備える。図25で説明したように演算処理装置10Xは、少なくともスクリプト作成部10X1を備える。スクリプト作成部10X1は、入出力処理に係るチャネルプログラムに含まれる論理アドレスを、入出力処理装置が処理しやすい形式にアドレス変換したスクリプトを作成する。図26で説明したように入出力処理装置20Xは、少なくともスクリプト実行部20X1を備える。スクリプト実行部20X1は、入出力処理に係るチャネルプログラムに含まれる論理アドレスをアドレス変換したスクリプトを取得し、前記スクリプトを実行することにより入出力処理を行う。
100、110、120、130・・・EPUモジュール
101,102,103、104・・・EPU
105,105−0,105−1・・・メインメモリ
107・・・BusI/F
108・・・NodeI/F
109・・・内部Bus
200、210、220、230・・・IOPモジュール
201・・・IOC
202・・・プロセッサ
203・・・ローカルメモリ
204、205、206、207・・・PCIeカード
300、310、320、330・・・IOPモジュール
400、410、420、430・・・IOPモジュール
5000・・・PCIe
10・・・チャネルプログラム
10−0・・・CPH
10−n・・・CCE
20・・・スクリプト
20−0・・・スクリプトヘッダ
20−n・・・スクリプトエントリ
20−n−1・・・コマンド
20−n−2・・・フラグ
20−n−3・・・カウント
20−n−4〜6・・・データ
Claims (10)
- 入出力処理に係るチャネルプログラムに含まれる論理アドレスを、入出力処理装置が処理しやすい形式にアドレス変換したスクリプトを作成するスクリプト作成部、
を備える演算処理装置。 - 自装置の使用率が予め定められた閾値以下の場合、前記スクリプト作成部が作成した前記スクリプトによる入出力処理の実行を前記入出力処理装置に指示し、
前記使用率が予め定められた閾値を上回る場合、前記入出力処理装置に前記チャネルプログラムの実行を指示する、
請求項1に記載の演算処理装置。 - 所定の処理の平均応答時間を、その処理の平均処理時間と待ち行列理論によって求められる平均待ち時間の合計とした場合に、前記入出力処理において前記スクリプトを作成する処理の前記平均応答時間と前記入出力処理装置が前記スクリプトを実行したときの前記平均応答時間とを合計した第1平均応答時間と、前記入出力処理装置が前記チャネルプログラムを実行したときの平均応答時間である第2平均応答時間と、を所定時間あたりの入出力回数について比較し、前記第1平均応答時間が、前記第2平均応答時間よりも短くなる最大の前記入出力回数となるときの前記演算処理装置の使用率を前記使用率の閾値に設定する、
請求項1または請求項2に記載の演算処理装置。 - 前記スクリプトは、前記チャネルプログラムの先頭の論理アドレスおよびチャネルプログラムに含まれる全ての論理アドレスを実アドレスに変換した形式で作成される、
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の演算処理装置。 - 前記チャネルプログラムの論理アドレスによって指定された読み出すべきデータが前記スクリプトに格納できるサイズの場合、前記データを読み出して前記スクリプトに格納して作成する、
請求項4に記載の演算処理装置。 - 入出力処理に係るチャネルプログラムに含まれる論理アドレスをアドレス変換したスクリプトを取得し、前記スクリプトを実行することにより入出力処理を行うスクリプト実行部、
を備える入出力処理装置。 - 演算処理装置からスクリプトを取得した場合、前記スクリプト実行部が前記スクリプトを実行することにより入出力処理を行い、
前記演算処理装置からチャネルプログラムを取得した場合、前記チャネルプログラムを実行することにより入出力処理を行う、
請求項6に記載の入出力処理装置。 - 請求項1から請求項5の何れか1項に記載の演算処理装置と、請求項6または請求項7に記載の入出力処理装置と、
を備える情報処理装置。 - 前記入出力処理装置に入出力処理を指示する入出力発行処理のみを行う第1の演算処理装置を少なくとも1つと、
メインメモリと周辺装置との入出力を指示されたとき、前記第1の演算処理装置に入出力処理を指示する第2の演算処理装置を少なくとも1つと、
を備え、前記第1の演算処理装置が、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の演算処理装置である請求項8に記載の情報処理装置。 - 入出力処理に係るチャネルプログラムに含まれる論理アドレスを、入出力処理装置が処理しやすい形式にアドレス変換したスクリプトを作成するステップと、
前記スクリプトを実行することにより入出力処理を行うステップと、
を有する入出力処理方法。
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- 2018-03-12 JP JP2018044618A patent/JP6901138B2/ja active Active
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