JP2019159667A - 二次元化図面作成装置及び二次元化図面作成方法 - Google Patents

二次元化図面作成装置及び二次元化図面作成方法 Download PDF

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祐行 浅井
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Abstract

【課題】構造体の三次元図面から部品の二次元図面を作成する際に情報の取捨選択と製造に必要な条件を反映させて二次元図面を作成する二次元化図面作成装置を提供する。【解決手段】構造体の三次元形状と寸法のデータを記憶する原データ記憶部110、構造体の付加情報を記憶する付加情報記憶部120、二次元全体形状データを生成する二次元全体形状データ生成部130、二次元全体寸法データを抽出する全体寸法データ抽出部140、各部品の二次元部品形状データを生成する部品形状データ生成部150、二次元部品寸法データを抽出する部品寸法データ抽出部160、二次元全体形状データと二次元全体寸法データとを結合させる二次元全体データ生成部170、二次元部品形状データと二次元部品寸法データとを結合させる二次元部品データ生成部180、付加情報を全体データまたは部品データのいずれかに表示させる付加情報表示部190を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、二次元化図面作成装置及び二次元化図面作成方法に関し、特に部品の組み立てに必要な情報を盛り込んだ図面を作成するための作成装置及び作成方法に関する。
三次元コンピュータ支援設計(CAD)による設計が多様な製品設計に活用されている。そして、三次元CADにより作成された構造体(いわゆる全体)の三次元図面から、当該構造体を構成する個々の部品の二次元図面を作成することにより、作業効率の改善が試みられている(特許文献1等参照)。
特許文献1に記載の技術の場合、三次元CADにより作成された構造体の三次元図面には、個々の部品の形状等を規定する寸法の情報も含まれている。そこで、三次元CADによる構造体の三次元図面からその部品の二次元図面を作成するに際し、部品に対応する寸法の情報を抽出して図面上に配置することにより二次元図面を作成している。
しかしながら、元となる三次元CADにより作成された構造体の三次元図面には、三次元の図示、表記に必要な情報も含まれている。また、構造体を構成する個々の部品に対して逐一部品単位で全ての寸法の情報を盛り込んで二次元図面を作成してしまうと、二次元図面は煩雑となる。しかしながら、二次元図面においては三次元の図示のための寸法情報は必ずしも必要ではない。
さらに、三次元CADにより作成された構造体の三次元図面には、主に構造体の完成段階の情報が含まれているに留まる。すなわち、構造体を構成する個々の部品について、構造体の製造に必要な加工等の情報まで含まれていないことが多い。そのため、従前の手法により二次元図面を作成したとしても、個々の部品の製造に必要な加工等の情報を含めることができず、実際の製造現場においては不十分であり、再度図面の調整が必要となっていた。
そこで、構造体の三次元図面から、個々の部品の二次元図面を作成するに際し、必要となる情報の取捨選択とともに、構造体の製造(加工、組み立て等)の条件も反映させて効率よく二次元図面を作成する装置、方法が望まれていた。
特開2014−215769号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、三次元CADにより作成された構造体の三次元図面から、当該構造体を構成する個々の部品の二次元図面を作成するに際し、必要となる情報の取捨選択とともに、構造体の製造(加工、組み立て等)の条件も反映させて効率よく二次元図面を作成する二次元化図面作成装置及び二次元化図面作成方法を提供する。
すなわち、第1の態様は、構造体の三次元形状データと前記構造体に付属する三次元寸法データとを、三次元アセンブリモデルとして記憶する原データ記憶部と、ユーザから入力される、前記構造体に関する付加情報を記憶する付加情報記憶部と、前記三次元アセンブリモデルから二次元アセンブリ図面を生成するに際し、前記三次元形状データから前記構造体全体の二次元全体形状データを生成する二次元全体形状データ生成部と、前記三次元寸法データから、二次元アセンブリ図面を生成するために必要とする判断基準が予め記憶されている二次元全体寸法データを抽出する全体寸法データ抽出部と、前記三次元形状データから前記構造体を構成する各部品の二次元部品形状データを生成する部品形状データ生成部と、前記三次元寸法データから、前記構造体を構成する各部品に必要とする判断基準が予め記憶されている二次元部品寸法データを抽出する部品寸法データ抽出部と、前記二次元全体形状データと前記二次元全体寸法データとを結合させて二次元全体データを生成する二次元全体データ生成部と、前記二次元部品形状データと前記二次元部品寸法データとを結合させて二次元部品データを生成する二次元部品データ生成部と、前記付加情報を前記二次元全体データまたは前記二次元部品データのいずれかに表示させる付加情報表示部とを備えることを特徴とする二次元化図面作成装置に係る。
第2の態様は、前記構造体が複数の部品の集合体であるか否かを判定する集合判定部を備える第1の態様に記載の二次元化図面作成装置に係る。
第3の態様は、前記付加情報には前記二次元全体データまたは前記二次元部品データのいずれかに表示させるための選択情報が含まれており、前記付加情報表示部は前記選択情報に基づいて前記付加情報を前記二次元全体データまたは前記二次元部品データに表示させる第1または第2の態様に記載の二次元化図面作成装置に係る。
第4の態様は、前記付加情報が、前記構造体または前記構造体を構成する各部品の加工に関する情報である第1ないし第3のいずれかに記載の二次元化図面作成装置に係る。
第5の態様は、コンピュータが実行する二次元化図面作成方法であって、構造体の三次元形状データと前記構造体に付属する三次元寸法データとを、三次元アセンブリモデルとして記憶する原データ記憶ステップと、ユーザから入力される、前記構造体に関する付加情報を記憶する付加情報記憶ステップと、前記三次元アセンブリモデルから二次元アセンブリ図面を生成するに際し、前記三次元形状データから前記構造体全体の二次元全体形状データを生成する二次元全体形状データ生成ステップと、前記三次元寸法データから、二次元アセンブリ図面を生成するために必要とする判断基準が予め記憶されている二次元全体寸法データを抽出する全体寸法データ抽出ステップと、前記三次元形状データから前記構造体を構成する各部品の二次元部品形状データを生成する部品形状データ生成ステップと、前記三次元寸法データから、前記構造体を構成する各部品に必要とする判断基準が予め記憶されている二次元部品寸法データを抽出する部品寸法データ抽出ステップと、前記二次元全体形状データと前記二次元全体寸法データとを結合させて二次元全体データを生成する二次元全体データ生成ステップと、前記二次元部品形状データと前記二次元部品寸法データとを結合させて二次元部品データを生成する二次元部品データ生成ステップと、前記付加情報を前記二次元全体データまたは前記二次元部品データのいずれかに表示させる付加情報表示ステップとを備えることを特徴とする二次元化図面作成方法に係る。
第6の態様は、前記構造体が複数の部品の集合体であるか否かを判定する判定ステップを備える第5の態様に記載の二次元化図面作成方法に係る。
第7の態様は、前記付加情報には前記二次元全体データまたは前記二次元部品データのいずれかに表示させるための選択情報が含まれており、前記付加情報表示ステップは前記選択情報に基づいて前記付加情報を前記二次元全体データまたは前記二次元部品データに表示させる第5または第6の態様に記載の二次元化図面作成方法に係る。
本発明の二次元化図面作成装置によると、三次元CADにより作成された構造体の三次元図面から、当該構造体を構成する個々の部品の二次元図面を作成するに際し、必要となる情報の取捨選択とともに、構造体の製造に必要となる条件も二次元図面に反映させて効率よく二次元図面を作成することができる。特に、二次元図面の再度の調整を省略できて効率化でき、さらには、作成により得られた二次元図面に基づいた製造作業の円滑化を図ることが可能となる。また、二次元化図面作成方法においても同様に二次元図面の作成を通じて製造作業の円滑化を図ることができる。
二次元化図面作成装置の構成を示す模式図である。 三次元アセンブリモデルを示す模式図である。 二次元全体データを示す模式図である。 二次元部品データを示す模式図である。 二次元化図面作成方法の処理を説明するフローチャートである。 原データ記憶ステップを説明するフローチャートである。 集合判定ステップを説明するフローチャートである。 付加情報表示ステップを説明するフローチャートである。
本発明の二次元化図面作成装置1の構成は、図1の模式図として表される。二次元化図面作成装置1は、ハードウェア的には、CPU、メインメモリ、その他のLSI、ROM、RAM等により構成される。またソフトウェア的には、メインメモリにロードされた二次元化図面作成プログラム等により実現される。二次元化図面作成装置1は、パーソナルコンピュータ(PC)、メインフレーム、ワークステーション、クラウドコンピューティングシステム等、種々の電子計算機(計算リソース)を用いて実現できる。
図1の二次元化図面作成装置1の各機能部をソフトウェアにより実現する場合、二次元化図面作成装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行することで実現される。このプログラムを格納する記録媒体は、「一時的でない有形の媒体」、例えば、CD、DVD、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、このプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して二次元化図面作成装置1等のコンピュータに供給されてもよい。
二次元化図面作成装置1における各種の記憶部は、HDDまたはSSD等の公知の記憶装置である。また、データ生成、データ抽出等の演算実行する各機能部はCPU等の演算素子である。
二次元化図面作成装置1は、詳細には、原データ記憶部110、付加情報記憶部120、二次元全体形状データ生成部130、全体寸法データ抽出部140、部品形状データ生成部150、部品寸法データ抽出部160、二次元全体データ生成部170、二次元部品データ生成部180、付加情報表示部190、判断基準記憶部200、判定部210、集合判定部220を備える。さらに、表示装置300、入力装置310、表示出力部320も備える。
表示装置300は、公知のディスプレイ(液晶表示装置、有機EL表示装置等)である。入力装置310は、後述の三次元アセンブリモデル等の各種データ、ユーザからの所定の指示を入力可能とする装置、インターフェース等である。具体的には、CD、DVDのドライブ、キーボード、通信(受信)用のインターフェースであり、タッチパネル機能を有する表示装置300が兼ねることもある。表示出力部320は完成した二次元図面を出力する装置であり、前記の表示装置300、プリンタ、通信(送信)用のインターフェース、バッファ等である。むろん、これらの装置類は例示であり、適宜組み合わせられ、最適に選択される。
二次元化図面作成装置1の各機能部について、図2の構造体10を例に挙げ以降の図面を交えて説明する。原データ記憶部110は、構造体10の三次元形状データ(D1)とこの構造体10に付属する三次元寸法データ(D2)とを三次元アセンブリモデルとして記憶する。
図2は構造体10を三次元の斜視図として表した模式図である。図示の構造体10は、正面視においてH字状の鋼材である。具体的には、3個の鋼板材の部品50、部品60、及び部品70をそれぞれ溶接により一体化した部材である。むろん、この構造体は例示であり、形状、部品数等は適宜である。
構造体10の三次元形状データ(D1)とは、図示の構造体10の全体の形状に関するデータである。具体的には、三次元形状データ(D1)は、部品50、部品60、及び部品70の一体化した部材のデータである。構造体10の三次元寸法データ(D2)とは、図示の構造体10全体を規定する寸法のデータ等を含む。図示では、構造物10の周囲に付した寸法表示及びこのデータである。むろん、図示以外の各種のデータも含む。そこで、構造体10の三次元アセンブリモデルとは、三次元形状データ(D1)及び三次元寸法データ(D2)の双方の組み合わされたデータである。なお、三次元寸法データ(D2)は、三次元表示のために必要なデータも各種含む。後述するように、二次元図面の段階では使われないデータも含まれる。
付加情報記憶部120は、構造体10に関する付加情報(D3)(後出の図4参照)を記憶する。付加情報(D3)は、当該二次元化図面作成装置1のユーザから入力装置310を通じて入力される情報であり、構造体10自体の加工またはその作製上必要な情報、当該構造体10を構成する各部品(図示の部品50、部品60、及び部品70)の加工またはその作製上必要な情報である。付加情報(D3)の入力は、三次元アセンブリモデル(三次元形状データ(D1)及び三次元寸法データ(D2)の双方の組み合わされたデータ)の作成時に併せて行われる。この段階において、各付加情報(D3)は、その種類に応じて構造体10に必要であるか、または当該構造体10を構成する各部品に対して必要であるかの対象指定も含まれる。
具体的な付加情報(D3)は、例えば、ボルト挿通等のための穴位置、穴(径)の加工精度、部品の表面粗さ(粗さ仕上げの程度)、部品の角の面取りの程度、加工精度(公差)、材質、塗装の有無等である。従って、付加情報(D3)の内容を十分に踏まえ、付加情報(D3)が構造体(全体)に対して必要なのか、構造体を構成する各部品に必要なのか、判断する必要がある。現実問題、付加情報(D3)の種類は多岐にわたり、一律に、そして自動的に規定することができない。このため、付加情報(D3)が構造体(全体)に対して必要な情報のか、構造体を構成する各部品に必要な情報なのかについての対象指定はユーザによる入力(判断)に依存することになる。
二次元全体形状データ生成部130は、三次元アセンブリモデルから二次元アセンブリ図面を生成するに際し、三次元形状データ(D1)から当該構造体10の全体の二次元全体形状データ(D4)を生成する。二次元アセンブリ図面とは、図3の模式図に示すとおり、いわゆる構造体10の全体の6面図である。図示では簡略化のため上面図、左側面図、正面図の表示とし、他の図面を省略する。
三次元アセンブリモデルから二次元アセンブリ図面の生成に際しては、背景技術にて開示の文献の処理方法等の公知の二次元化の処方を採用することができる。すなわち、二次元全体形状データ生成部130は、三次元の斜視図の状態から二次元の6面図に変換する。この段階において、二次元全体形状データ(D4)は構造体10全体の図形のみのデータである。
全体寸法データ抽出部140は、三次元寸法データ(D2)から二次元アセンブリ図面を生成するため、同三次元寸法データ(D2)から二次元全体寸法データ(D5)を抽出する。この場合、三次元寸法データ(D2)について、二次元アセンブリ図面を生成するために必要な判断基準(C1)は予め判断基準記憶部200に記憶されていなければならない。ここでいう判断基準(C1)とは、例えば、三次元寸法データ(D2)の形成時等に利用された構造体全体に関する寸法が、二次元アセンブリ図面の作成に必要であるか否か等の情報である。当該判断基準(C1)はユーザにより入力(選択)されて三次元アセンブリモデルの格納とともに予め判断基準記憶部200に記憶される。そこで、判定部210が判断基準(C1)の有無を判断する。
判断基準(C1)が存在しない場合、全体寸法データ抽出部140は、二次元全体形状データ(D4)に組み合わせる寸法に関するデータは存在しないとして処理する。
全体寸法データ抽出部140における処理と判断基準(C1)の関係については、例えば、次の表のとおり例示することができる。左から個別の寸法位置、寸法値(mm)、判断基準(C1)のフラグである。図2を例にすると、寸法位置はm1、m2、m3、m4、及びm5であり、対応する寸法値はn1、n2、n3、n4、及びn5である。このとき、m4のn4は構造体10の全体に関する寸法値であるため、判断基準(C1)のフラグは「ON」の設定となり、他の判断基準(C1)のフラグは「OFF」の設定となる。
Figure 2019159667
図3の模式図の構造体10の例によると、当該構造体10の寸法の表示が、全体寸法データ抽出部140により抽出された二次元全体寸法データ(D5)に対応する。むろん、図示は簡略化した表示である。実際には構造体ごとに寸法表示の二次元全体寸法データ(D5)は適宜である。
部品形状データ生成部150は、三次元形状データ(D1)から当該構造体10を構成する各部品(図2等の部品50、部品60、及び部品70)の二次元部品形状データ(D6)を生成する。この時点で初めて構造体を構成する個々の部品の形状についてのデータが構造体全体のデータから分離する。
図4は、前掲の図3における構造体10より部品50のみを分離して表示した図である。図4の模式図は部品50の6面図であり、上面図、左側面図、正面図の表記とし、他の図面を省略する。なお、他の部品60及び部品70についても同様であるため、図示と説明を省略する。
部品寸法データ抽出部160は、三次元寸法データ(D2)から構造体10を構成する各部品(図2等の部品50、部品60、及び部品70)の二次元部品寸法データ(D7)を抽出する。この場合、三次元寸法データ(D2)から二次元部品寸法データ(D7)を抽出するために必要な判断基準(C2)は予め判断基準記憶部200に記憶されていなければならない。ここでいう判断基準(C2)とは、例えば三次元寸法データ(D2)の形成時等に利用された構造体の個々の部品に関する寸法が、個々の部品の二次元図面の作成に必要であるか否か等の情報である。当該判断基準(C2)も三次元アセンブリモデルの格納とともに予め判断基準記憶部200に記憶されていて、判定部210が判断基準(C2)の有無を判断する。
判断基準(C2)が存在しない場合、部品寸法データ抽出部160は、個々の二次元部品形状データ(D6)に組み合わせる寸法に関するデータは存在しないとして処理する。判断基準(C2)の存否は、前述の判断基準(C1)と同様に、判断基準(C2)のフラグのONまたはOFFの設定である。
図4の模式図の部品50の例によると、当該部品50の寸法の表示が、部品寸法データ抽出部160により抽出された二次元部品寸法データ(D7)に対応する。むろん、図示は簡略化した表示である。実際には個々の部品ごとに寸法表示の二次元部品寸法データ(D7)は適宜である。
二次元全体データ生成部170は、二次元全体形状データ(D4)と二次元全体寸法データ(D5)とを結合して二次元全体データ(D8)を生成する。図3の例において、二次元全体データ(D8)は、構造体10の6面図(二次元全体形状データ(D4)に対応)と、その周囲に付される寸法表示(二次元全体寸法データ(D5)に対応)の組み合わせである。こうすると、構造体の二次元図面の作成と、その各部における寸法の把握が容易となる。
二次元部品データ生成部180は、二次元部品形状データ(D6)と二次元部品寸法データ(D7)を結合して二次元部品データ(D9)を生成する。図4の例においては、二次元部品データ(D9)は、構造体10を構成する一の部品50の6面図(二次元部品形状データ(D6)に対応)と、その周囲に付される寸法表示(二次元部品寸法データ(D7)に対応)の組み合わせである。こうすると、個々の部品の二次元図面の作成と、その部品の各部における寸法の把握が容易となる。
付加情報表示部190は、付加情報(D3)を二次元全体データ(D8)または二次元部品データ(D9)のいずれかに表示させる。すなわち、付加情報(D3)は図3の構造体10の6面図、または図4の部品50の6面図のいずれかに付加される。そのため、構造体10、または同構造体10を構成する個々の部品50(60,70)を加工する際の情報も出来上がった二次元の図面から把握することができる。
図示の実施形態は、二次元部品データ(D9)に付加情報(D4)を表示させた例である。具体的に、付加情報(D3)は部品50の角部51の面取りの程度の表示、穴の加工と径の指示についての表示である。従って、部品50等を溶接により接合するに先立ち、事前に部品50の角部51は加工され所定の面取りに仕上げられる。むろん、付加情報(D3)はこれ以外にも前述のとおり必要とする種類が付加される。
実施形態の構造体は鋼材であるため、相互の溶接による接合前に個々の部品に対して付加情報に即した加工が必要である。これに対し、構造体が樹脂品等の場合、既に構造体として出来上がった後に加工情報に即した加工とする方が良い場合もある。そのため、一律に決めるのではなく、構造体の材質、形状等を総合的に勘案して構造体の全体または部品の段階のいずれかに付加情報を付加することにより、出来上がる図面の利便性が高められている。
ここで、二次元化図面作成装置1は集合判定部220を備える。集合判定部220は、構造体10が複数の部品の集合体であるか否かを判定する。構造体自体が単一品であれば、敢えて二次元部品データを作成する必要はない。二次元化図面作成装置1はそのまま二次元全体データを作成する。集合判定部220はデータ処理の簡略化の観点から備えられる。
前出の付加情報(D3)は、さらに二次元全体データ(D8)または二次元部品データ(D9)のいずれかに結合させて表示させるのかを決定する選択情報(D10)を含む。そこで、前出の付加情報表示部190は、選択情報(D10)の有無を契機に次元全体データ(D8)または二次元部品データ(D9)のいずれかを選択する。そして、該当する側に前出の付加情報(D3)を結合させて表示する。付加情報(D3)に含まれる選択情報(D10)は、ユーザからの入力を通じて規定される。
続いて、図5以降のフローチャートを用い、本発明の二次元化図面作成方法を二次元化図面作成プログラムとともに説明する。本発明の二次元化図面作成方法は、二次元化図面作成プログラムに基づいて、二次元化図面作成装置1(コンピュータ)により実行される。当該二次元化図面作成プログラムは、図1の二次元化図面作成装置1(コンピュータ)に対して、原データ記憶機能、付加情報記憶機能、二次元全体形状データ生成機能、全体寸法データ抽出機能、部品形状データ生成機能、部品寸法データ抽出機能、二次元全体データ生成機能、二次元部品データ生成機能、付加情報表示機能、集合判定機能等の各種機能を実行させる。これらの各機能は図示の順に実行される。なお、各機能は前述の二次元化図面作成装置1の説明と重複するため、詳細は省略する。
図5のフローチャートは二次元化図面作成方法の全体の流れであり、原データ記憶ステップ(S110)、付加情報記憶ステップ(S120)、二次元全体形状データ生成ステップ(S130)、全体寸法データ抽出ステップ(S140)、部品形状データ生成ステップ(S150)、部品寸法データ抽出ステップ(S160)、二次元全体データ生成ステップ(S170)、二次元部品データ生成ステップ(S180)、付加情報表示ステップ(S190)の各種ステップを備える。その他、二次元化図面作成方法は、記憶、格納、呼び出し、演算等の各種の図示しないステップも備える。
原データ記憶機能は、構造体10の三次元形状データ(D1)と同構造体10に付属する三次元寸法データ(D2)を、三次元アセンブリモデルとして記憶する(S110;原データ記憶ステップ)。原データ記憶機能は、二次元化図面作成装置1の原データ記憶部110(図1参照)により実行される。
付加情報記憶機能は、ユーザから入力される、構造体10に関する付加情報(D4)を記憶する(S120;付加情報記憶ステップ)。付加情報記憶機能は付加情報記憶部120により実行される。
二次元全体形状データ生成機能は、三次元アセンブリモデルから二次元アセンブリ図面を生成するに際し、三次元形状データ(D1)から構造体10の全体の二次元全体形状データ(D4)を生成する(S130;二次元全体形状データ生成ステップ)。二次元全体形状データ生成機能は二次元全体形状データ生成部130により実行される。
全体寸法データ抽出機能は、三次元寸法データ(D2)から、二次元アセンブリ図面を生成するために必要とする判断基準(C1)が予め判断基準記憶部200に記憶されているか否かを判定する。判定に際し、全体寸法データ抽出機能は判断基準(C1)のフラグの状態(ONまたはOFF)を確認する。そして、判断基準(C1)が判断基準記憶部200に記憶されている場合に二次元全体寸法データを抽出する(S140;全体寸法データ抽出ステップ)。全体寸法データ抽出機能は全体寸法データ抽出部140により実行される。
部品形状データ生成機能は、三次元形状データ(D1)から、構造体10を構成する各部品50,60,70の二次元部品形状データ(D6)を生成する(S150;部品形状データ生成ステップ)。部品形状データ生成機能は部品形状データ生成部150により実行される。
部品寸法データ抽出機能は、三次元寸法データ(D2)から、構造体10を構成する各部品50,60,70に必要とする判断基準(C2)が予め判断基準記憶部200に記憶されているか否かを判定する。判定に際し、部品寸法データ抽出機能は判断基準(C2)のフラグの状態(ONまたはOFF)を確認する。そして、判断基準(C2)が判断基準記憶部200に記憶されている場合に二次元部品寸法データを抽出する(S160;部品寸法データ抽出ステップ)。部品寸法データ抽出機能は部品寸法データ抽出部160により実行される。
二次元全体データ生成機能は、二次元全体形状データ(D4)と二次元全体寸法データ(D5)を結合させて二次元全体データ(D8)を生成する(S170;二次元全体データ生成ステップ)。二次元全体データ生成機能は二次元全体データ生成部170により実行される。
二次元部品データ生成機能は、二次元部品形状データ(D6)と二次元部品寸法データ(D7)を結合させて二次元部品データ(D9)を生成する(S180;二次元部品データ生成ステップ)。二次元部品データ生成機能は二次元部品データ生成部180により実行される。
付加情報表示機能は、二次元全体データ(D8)または二次元部品データ(D9)のいずれかに付加情報(D3)を表示させる(S190;付加情報表示ステップ)。付加情報表示機能は付加情報表示部190により実行される。
図6及び図7のフローチャートは、原データ記憶ステップ(S110)における処理である。図6の原データ記憶ステップ(S110)の処理において、三次元アセンブルモデルが読み出される(S111)。続いて、集合判定ステップの処理が実行される(S220)。図7の集合判定ステップの処理(S220)において、構造体が複数の部品の集合体であるか否かが判定される(S221)。部品が複数である場合(S221のYes)、図5のフローチャートに開示のS120ないしS190の各処理が実行される(S222)。部品が複数ではない場合(S221のNo)、前述のS150、S160、及びS180の処理は省略され残りの各処理が実行される(S223)。そして、当該集合判定ステップの処理(S220)は終了する。
図8のフローチャートは、付加情報表示ステップ(S190)における処理である。付加情報表示ステップ(S190)の処理において、付加情報(D3)は付加情報記憶部120から読み出される(S191)。読み出された付加情報(D3)に選択情報(D10)の存在の有無が確認される(S192)。選択情報が存在の場合(S192のYes)、続けて二次元部品データへ表示するか否かが確認される(S193)。二次元部品データへの表示である場合(S193のYes)、二次元部品データ(D9)への付加情報(D3)の表示が行われる(S194)。
二次元部品データ(D9)への表示ではない場合(S193のNo)は、すなわち二次元全体データ(D8)への表示である。そこで、二次元全体データ(D8)への付加情報(D3)の表示が行われる(S195)。選択情報が存在しない場合(S192のNo)、付加情報(D3)の表示は行われず、当該付加情報表示ステップ(S190)の処理は終了する。
本発明の二次元化図面作成装置によると、構造体の三次元図面から必要となる情報の取捨選択とともに、現実の構造体の製造に必要な情報も反映させて効率よく二次元図面を作成することができるため、製造時の効率化に寄与する。また、二次元化図面作成方法においても、同様の効果が見込まれる。
1 二次元化図面作成装置
10 構造体
50,60,70 部品
51 角部
110 原データ記憶部
120 付加情報記憶部
130 二次元全体形状データ生成部
140 全体寸法データ抽出部
150 部品形状データ生成部
160 部品寸法データ抽出部
170 二次元全体データ生成部
180 二次元部品データ生成部
190 付加情報表示部
200 判断基準記憶部
210 判定部
220 集合判定部
300 表示装置
310 入力装置
320 表示出力部

Claims (7)

  1. 構造体の三次元形状データと前記構造体に付属する三次元寸法データとを、三次元アセンブリモデルとして記憶する原データ記憶部と、
    ユーザから入力される、前記構造体に関する付加情報を記憶する付加情報記憶部と、
    前記三次元アセンブリモデルから二次元アセンブリ図面を生成するに際し、前記三次元形状データから前記構造体全体の二次元全体形状データを生成する二次元全体形状データ生成部と、
    前記三次元寸法データから、二次元アセンブリ図面を生成するために必要とする判断基準が予め記憶されている二次元全体寸法データを抽出する全体寸法データ抽出部と、
    前記三次元形状データから前記構造体を構成する各部品の二次元部品形状データを生成する部品形状データ生成部と、
    前記三次元寸法データから、前記構造体を構成する各部品に必要とする判断基準が予め記憶されている二次元部品寸法データを抽出する部品寸法データ抽出部と、
    前記二次元全体形状データと前記二次元全体寸法データとを結合させて二次元全体データを生成する二次元全体データ生成部と、
    前記二次元部品形状データと前記二次元部品寸法データとを結合させて二次元部品データを生成する二次元部品データ生成部と、
    前記付加情報を前記二次元全体データまたは前記二次元部品データのいずれかに表示させる付加情報表示部とを備える
    ことを特徴とする二次元化図面作成装置。
  2. 前記構造体が複数の部品の集合体であるか否かを判定する集合判定部を備える請求項1に記載の二次元化図面作成装置。
  3. 前記付加情報には前記二次元全体データまたは前記二次元部品データのいずれかに表示させるための選択情報が含まれており、前記付加情報表示部は前記選択情報に基づいて前記付加情報を前記二次元全体データまたは前記二次元部品データに表示させる請求項1または2に記載の二次元化図面作成装置。
  4. 前記付加情報が、前記構造体または前記構造体を構成する各部品の加工に関する情報である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の二次元化図面作成装置。
  5. コンピュータが実行する二次元化図面作成方法であって、
    構造体の三次元形状データと前記構造体に付属する三次元寸法データとを、三次元アセンブリモデルとして記憶する原データ記憶ステップと、
    ユーザから入力される、前記構造体に関する付加情報を記憶する付加情報記憶ステップと、
    前記三次元アセンブリモデルから二次元アセンブリ図面を生成するに際し、前記三次元形状データから前記構造体全体の二次元全体形状データを生成する二次元全体形状データ生成ステップと、
    前記三次元寸法データから、二次元アセンブリ図面を生成するために必要とする判断基準が予め記憶されている二次元全体寸法データを抽出する全体寸法データ抽出ステップと、
    前記三次元形状データから前記構造体を構成する各部品の二次元部品形状データを生成する部品形状データ生成ステップと、
    前記三次元寸法データから、前記構造体を構成する各部品に必要とする判断基準が予め記憶されている二次元部品寸法データを抽出する部品寸法データ抽出ステップと、
    前記二次元全体形状データと前記二次元全体寸法データとを結合させて二次元全体データを生成する二次元全体データ生成ステップと、
    前記二次元部品形状データと前記二次元部品寸法データとを結合させて二次元部品データを生成する二次元部品データ生成ステップと、
    前記付加情報を前記二次元全体データまたは前記二次元部品データのいずれかに表示させる付加情報表示ステップとを備える
    ことを特徴とする二次元化図面作成方法。
  6. 前記構造体が複数の部品の集合体であるか否かを判定する判定ステップを備える請求項5に記載の二次元化図面作成方法。
  7. 前記付加情報には前記二次元全体データまたは前記二次元部品データのいずれかに表示させるための選択情報が含まれており、前記付加情報表示ステップは前記選択情報に基づいて前記付加情報を前記二次元全体データまたは前記二次元部品データに表示させる請求項5または6に記載の二次元化図面作成方法。
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