JP2019158041A - 波動歯車装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】伝達効率の高い波動歯車装置を提供する。【解決手段】複数の内歯11を有する円筒状の剛性内歯歯車10と、複数の外歯21を有する円筒状の可撓性外歯歯車20と、可撓性外歯歯車20を撓めて剛性内歯歯車10と可撓性外歯歯車20との噛合位置を周方向に移動させる波動発生器とを備える。内歯11及び外歯21のそれぞれが、転位係数がゼロのインボリュート歯形を含む。可撓性外歯歯車20の基準ピッチ円PC2が真円時から楕円状に弾性変形したときの前記楕円の長軸半径と前記真円時の半径との差分に相当する弾性変形量が、可撓性外歯歯車20のモジュールよりも大きい。剛性内歯歯車10の基準ピッチ円直径PCD1が、可撓性外歯歯車20の基準ピッチ円直径PCD2よりも、前記弾性変形量の2倍分だけ大きい。各歯車10,20の圧力角が、18°未満である。【選択図】図3
Description
本発明は、波動歯車装置に関する。
波動歯車減速機(波動歯車装置)において、内歯車サーキュラスプライン(剛性内歯歯車)及びフレックススプライン(可撓性外歯歯車)における基準ピッチ円付近の歯形が、圧力角18°のインボリュート歯形に設定され、且つ負の転位係数が設けられる技術が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特許文献1では、圧力角が18°と比較的小さく設定されているため、両歯車間の噛み合い反力の周方向(トルク伝達方向)の分力を増大させて伝達効率の向上に寄与できる。一方で、負の転位係数が設けられているため、噛み合い部での接触において滑りが増大し、伝達効率が低下する。このため、伝達効率が高くすることが困難である。
本発明の目的は、伝達効率の高い波動歯車装置を提供することである。
本発明の目的は、伝達効率の高い波動歯車装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、内周面(10b)に複数の内歯(11)を有する円筒状の剛性内歯歯車(10)と、外周面(20a)に複数の外歯(21)を有する円筒状の可撓性外歯歯車(20)と、前記可撓性外歯歯車の内側に配置され、前記可撓性外歯歯車を撓めて前記剛性内歯歯車と前記剛性内歯歯車との噛合位置を周方向に移動させる波動発生器(30)と、を備え、前記内歯及び前記外歯のそれぞれが、転位係数がゼロのインボリュート歯形を含み、前記可撓性外歯歯車の基準ピッチ円(PC2)が真円時から楕円状に弾性変形したときの前記楕円の長軸半径(R)と前記真円時の半径との差分に相当する弾性変形量(δ)が、前記可撓性外歯歯車のモジュール(m2)よりも大きく設定されており(δ>m2)、前記剛性内歯歯車の基準ピッチ円直径(PCD1)が、前記可撓性外歯歯車の基準ピッチ円直径(PCD2)よりも、前記弾性変形量の2倍分(2×δ)だけ大きく設定されており(PCD1=PCD2+2×δ)、前記剛性内歯歯車及び前記可撓性外歯歯車のそれぞれの圧力角(α1,α2)が、18°未満(α1<18°。α2<18°)に設定されている、波動歯車装置(1)を提供する。
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。以下、この項において同じ。
請求項2に記載の発明のように、請求項1において、前記圧力角が、9°以上15°以下の範囲(9°≦α1≦15°。9°≦α2≦15°)に設定されていてもよい。
請求項2に記載の発明のように、請求項1において、前記圧力角が、9°以上15°以下の範囲(9°≦α1≦15°。9°≦α2≦15°)に設定されていてもよい。
請求項3に記載の発明のように、請求項1又は2において、前記弾性変形量が、前記可撓性外歯歯車の前記モジュールの1.3倍以下(δ≦1.3×m2)に設定されていてもよい。
請求項4に記載の発明のように、請求項1〜3の何れか一項において、前記波動発生器が、楕円カム(40)と、可撓性軸受(50)と、を含み、前記可撓性軸受が、前記楕円カムの外周面(40a)に配置される可撓性の内輪(51)と、前記可撓性外歯歯車の径方向内側に配置される可撓性の外輪(52)と、前記外輪と前記内輪との間に介在する複数のボール(53)と、を有していてもよい。
請求項4に記載の発明のように、請求項1〜3の何れか一項において、前記波動発生器が、楕円カム(40)と、可撓性軸受(50)と、を含み、前記可撓性軸受が、前記楕円カムの外周面(40a)に配置される可撓性の内輪(51)と、前記可撓性外歯歯車の径方向内側に配置される可撓性の外輪(52)と、前記外輪と前記内輪との間に介在する複数のボール(53)と、を有していてもよい。
請求項1に記載の発明では、圧力角を18°未満と小さく設定することにより、両歯車間の噛み合い反力の周方向(トルク伝達方向)の分力を増大させ、伝達効率の向上に寄与することができる。また、転位係数がゼロなので、前記のように圧力角を小さく設定しても、回転時において、インボリュートどうしの噛み合いによる転がり接触状態を長く維持することが可能となり、滑りを低減して伝達効率の向上に寄与することができる。
一方、圧力角を小さく設定し且つ転位係数をゼロにした場合、回転時に内歯と外歯とが干渉することによって、噛み合い位置を順次移動させる歯車運動を円滑に行えない。これに対して、本発明では、可撓性外歯歯車の弾性変形量が、可撓性外歯歯車のモジュールよりも大きくされ、また、剛性内歯歯車の基準ピッチ円直径が、前記可撓性外歯歯車の基準ピッチ円直径よりも、弾性変形量δの2倍分だけ大きく設定される。このため、回転時の内歯と外歯との干渉を抑制して、円滑な歯車運動を担保することができる。
請求項2に記載の発明では、圧力角を15°以下とすることより、両歯車間の噛み合い反力の周方向(トルク伝達方向)の分力を格段に増大させて、伝達効率を格段に向上することができる。一方、圧力角が9°未満では、回転時の内歯と外歯の干渉を抑制することが困難である。そこで、圧力角を9°以上15°以下の範囲に設定することにより、伝達効率の向上と回転時の両歯の干渉の抑制とを両立することができる。
請求項3に記載の発明では、下記の効果を奏する。仮に、弾性変形量が可撓性外歯歯車のモジュールの1.3倍を超える大きさに設定された場合、可撓性外歯歯車の強度が低下するおそれがある。そこで、弾性変形量を可撓性外歯歯車のモジュールの1.3倍以下に設定することにより、可撓性外歯歯車の強度低下を抑制する。
請求項4に記載の発明では、下記の効果を奏する。すなわち、波動発生器が、可撓性の外輪と内輪との間に複数のボールが介在する可撓性軸受を含む場合において、仮に、圧力角が大きくて前記径方向の分力が大きい場合には、可撓性軸受のボール間の間隔が拡がるように可撓性軸受の外輪が変形し、これに伴って可撓性外歯歯車も径方向内側へ弾性変形するため、回転時に歯飛び(ラチェッティング)を生じ易くなり、歯飛びを生じさせる最小の伝達トルクであるラチェッティングトルクが低下する。これに対して、本発明では、圧力角が小さくて両歯車間の噛み合い反力の径方向の分力が小さいので、ラチェッティングトルクを高くすることができる。
請求項4に記載の発明では、下記の効果を奏する。すなわち、波動発生器が、可撓性の外輪と内輪との間に複数のボールが介在する可撓性軸受を含む場合において、仮に、圧力角が大きくて前記径方向の分力が大きい場合には、可撓性軸受のボール間の間隔が拡がるように可撓性軸受の外輪が変形し、これに伴って可撓性外歯歯車も径方向内側へ弾性変形するため、回転時に歯飛び(ラチェッティング)を生じ易くなり、歯飛びを生じさせる最小の伝達トルクであるラチェッティングトルクが低下する。これに対して、本発明では、圧力角が小さくて両歯車間の噛み合い反力の径方向の分力が小さいので、ラチェッティングトルクを高くすることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る波動歯車装置1の模式的正面図であり、図2は、波動歯車装置1の概略断面図である。図1に示すように、波動歯車装置1は、剛性内歯歯車10と、可撓性外歯歯車20と、波動発生器30とを備えている。
剛性内歯歯車10は、外周面10aと内周面10bとを有する円筒状の歯車であり、内周面10bに、複数の内歯11を有している。剛性内歯歯車10は、剛性の高い部材、例えば金属部材で形成されている。
図1は、本発明の一実施形態に係る波動歯車装置1の模式的正面図であり、図2は、波動歯車装置1の概略断面図である。図1に示すように、波動歯車装置1は、剛性内歯歯車10と、可撓性外歯歯車20と、波動発生器30とを備えている。
剛性内歯歯車10は、外周面10aと内周面10bとを有する円筒状の歯車であり、内周面10bに、複数の内歯11を有している。剛性内歯歯車10は、剛性の高い部材、例えば金属部材で形成されている。
可撓性外歯歯車20は、剛性内歯歯車10の径方向の内側に配置されている。可撓性外歯歯車20は、外周面20aと内周面20bとを有する円筒状の歯車であり、外周面20aに、複数の外歯21を有している。剛性内歯歯車10と可撓性外歯歯車20は、共通の中心軸Qを有している。
可撓性外歯歯車20は、薄肉カップ形状の金属製の弾性体からなり、円筒部22と、フランジ部23とを含む。すなわち、可撓性外歯歯車20は、いわゆるカップ型である。円筒部22は、第1軸方向端部24と、開口端部である第2軸方向端部25とを有している。
可撓性外歯歯車20は、薄肉カップ形状の金属製の弾性体からなり、円筒部22と、フランジ部23とを含む。すなわち、可撓性外歯歯車20は、いわゆるカップ型である。円筒部22は、第1軸方向端部24と、開口端部である第2軸方向端部25とを有している。
また、円筒部22は、外周面22a(可撓性外歯歯車20の外周面20aに相当)と、内周面22b(可撓性外歯歯車20の内周面20bに相当)とを有している。外歯21は、円筒部22の外周面22aにおいて、第1軸方向端部24から第2軸方向端部25まで延びている。すなわち、外歯21は、円筒部22の軸方向の全長にわたって円筒部22の外周面22aに配置されている。
図2に示すように、フランジ部23は、円筒部22の第1軸方向端部24から径方向の内側に延びる。フランジ部23には、図示しない出力軸が取り付けられる。外歯21の歯数は、内歯11の歯数よりも少なくされている。外歯21の歯数と内歯11の歯数との差(歯数差)は、例えば2である。
可撓性外歯歯車20は、図1に示すように弾性変形することで、楕円形に撓むことができる。そして、可撓性外歯歯車20の周方向Cに関して、楕円形の長軸の両端部分P1を中心とする周方向領域において、外歯21と内歯11とが噛み合った状態となり、楕円形の短軸の両端部分P2を中心とする周方向領域で、外歯21と内歯11とが離隔した状態となる。
可撓性外歯歯車20は、図1に示すように弾性変形することで、楕円形に撓むことができる。そして、可撓性外歯歯車20の周方向Cに関して、楕円形の長軸の両端部分P1を中心とする周方向領域において、外歯21と内歯11とが噛み合った状態となり、楕円形の短軸の両端部分P2を中心とする周方向領域で、外歯21と内歯11とが離隔した状態となる。
図1および図2に示すように、波動発生器30は、可撓性外歯歯車20の円筒部22の径方向の内側に配置されている。波動発生器30は、非円形カムとしての楕円カム40と、可撓性軸受50とを含む。可撓性軸受50は、可撓性を有し円筒部22の径方向の内側に配置されている。楕円カム40は、可撓性軸受50の径方向の内側に配置されている。すなわち、楕円カム40に、可撓性軸受50が外嵌され、可撓性軸受50に、可撓性外歯歯車20の円筒部22が外嵌されている。
可撓性軸受50は、楕円カム40の外周面40aに配置された内輪51と、可撓性外歯歯車20の円筒部22に内嵌された外輪52と、内輪51と外輪52との間に介在する複数のボール53と、リテーナ54とを含む。ボール53は、内輪51の外周に形成された外周軌道溝55と外輪52の内周に形成された内周軌道溝56との間に介在している。ボール53は、リテーナ54によって可撓性軸受50の周方向Cに互いに離隔された状態で、内輪51と外輪52の間に、自転及び公転可能に挟持されている。
可撓性軸受50の内輪51および外輪52は、楕円カム40に嵌合されていない状態では真円形状になる。楕円カム40の楕円の長径は、真円時の内輪51の内径より大きく設定され、楕円カム40の楕円の短径は、真円時の内輪51の内径より小さく設定されている。
このため、図1に示すように、内輪51の径方向の内側に配置された楕円カム40は、その長径部の2箇所(図2では上下2箇所)で内輪51を径方向の外側に押圧して内輪51を楕円形に弾性変形させる。外輪52は、ボール53を介して内輪51により楕円形に弾性変形される。楕円形に弾性変形された内輪51及び外輪52は、楕円カム40が回転することに伴って楕円形の長径部となる箇所が周方向Cに変位する。
このため、図1に示すように、内輪51の径方向の内側に配置された楕円カム40は、その長径部の2箇所(図2では上下2箇所)で内輪51を径方向の外側に押圧して内輪51を楕円形に弾性変形させる。外輪52は、ボール53を介して内輪51により楕円形に弾性変形される。楕円形に弾性変形された内輪51及び外輪52は、楕円カム40が回転することに伴って楕円形の長径部となる箇所が周方向Cに変位する。
すなわち、波動発生器30は、可撓性外歯歯車20の周方向Cにおいて180度位相が異なる2箇所を外周側に向けて押圧し(図1において黒塗り矢符を参照)、可撓性外歯歯車20を楕円形に弾性変形させることにより、可撓性外歯歯車20のなす楕円形の長軸の両端部分P1の外歯21を内歯11に噛合させる。
そして、波動発生器30の回転に伴って、可撓性外歯歯車20と剛性内歯歯車10との噛み合わせ位置が周方向Cに移動する。これにより、外歯21と内歯11の歯数差に応じた相対回転が、可撓性外歯歯車20と剛性内歯歯車10との間に発生する。
そして、波動発生器30の回転に伴って、可撓性外歯歯車20と剛性内歯歯車10との噛み合わせ位置が周方向Cに移動する。これにより、外歯21と内歯11の歯数差に応じた相対回転が、可撓性外歯歯車20と剛性内歯歯車10との間に発生する。
以下の説明では、剛性内歯歯車10において、基準ピッチ円直径をPCD1とし、モジュールをm1とし、内歯11の歯数をZ1とし、内歯11の圧力角をα1とする。また、可撓性外歯歯車20において、基準ピッチ円直径をPCD2とし、モジュールをm2とし、外歯21の歯数をZ2とし、外歯21の圧力角をα2とする。
図3(a)は、外歯21の概略図である。外歯21は、低歯とされている。低歯とは、全歯たけH2が、JIS B1701−1における標準の全歯たけ(モジュールの2.25倍に相当)よりも小さくされた歯である。また、基準ピッチ円PC2に対して歯元21a側の、歯元のたけH2aよりも、基準ピッチ円PC2に対して歯先21b側の、歯末のたけH2bが小さくされている(H2a>H2b)。例えば、全歯たけH2が、可撓性外歯歯車20のモジュールm2の1.8倍に設定され、歯元のたけH2aが、モジュールm2の1倍に設定され、歯末のたけH2bが、モジュールm2の0.8倍に設定される場合がある。低歯とされるのは、回転時における外歯21と内歯11との干渉を抑制するためである。
図3(a)は、外歯21の概略図である。外歯21は、低歯とされている。低歯とは、全歯たけH2が、JIS B1701−1における標準の全歯たけ(モジュールの2.25倍に相当)よりも小さくされた歯である。また、基準ピッチ円PC2に対して歯元21a側の、歯元のたけH2aよりも、基準ピッチ円PC2に対して歯先21b側の、歯末のたけH2bが小さくされている(H2a>H2b)。例えば、全歯たけH2が、可撓性外歯歯車20のモジュールm2の1.8倍に設定され、歯元のたけH2aが、モジュールm2の1倍に設定され、歯末のたけH2bが、モジュールm2の0.8倍に設定される場合がある。低歯とされるのは、回転時における外歯21と内歯11との干渉を抑制するためである。
外歯21の圧力角α2が、18°よりも小さく(α2<18°)、好ましくは、圧力角α2が、9°以上15°以下の範囲に設定されている。すなわち、下記の式(1)が成立する。
9°≦α2≦15° …(1)
9°≦α2≦15° …(1)
図3(b)は、内歯11の概略図である。内歯11は、低歯ではない。内歯11の圧力角α1が、18°よりも小さく(α1<18°)、好ましくは、圧力角α1が、9°以上15°以下の範囲に設定されている。すなわち、下記の式(2)が成立する。
9°≦α1≦15° …(2)
内歯11の全歯たけH1は、外歯21の全歯たけH2よりも大きくされている(H1>H2)。
図4は、可撓性外歯歯車20及び剛性内歯歯車10の模式図である。図4に示すように、剛性内歯歯車10の基準ピッチ円PC1の基準ピッチ円直径PCD1が、真円時(無負荷時)の可撓性外歯歯車20の基準ピッチ円PC2の基準ピッチ円直径PCD2よりも大きくされている。すなわち、下記の式(3)が成立する。
PCD1>PCD2 …(3)
9°≦α1≦15° …(2)
内歯11の全歯たけH1は、外歯21の全歯たけH2よりも大きくされている(H1>H2)。
図4は、可撓性外歯歯車20及び剛性内歯歯車10の模式図である。図4に示すように、剛性内歯歯車10の基準ピッチ円PC1の基準ピッチ円直径PCD1が、真円時(無負荷時)の可撓性外歯歯車20の基準ピッチ円PC2の基準ピッチ円直径PCD2よりも大きくされている。すなわち、下記の式(3)が成立する。
PCD1>PCD2 …(3)
図4では、楕円変形したときの可撓性外歯歯車20の短軸方向をX軸方向とし、楕円変形したときの可撓性外歯歯車20の長軸方向をY軸方向として示してある。楕円変形したときの可撓性外歯歯車20のなす楕円の長軸半径Rと、真円時の半径(PCD2/2)との差分[R−(PCD2/2)]が、可撓性外歯歯車20の弾性変形量δに相当する。すなわち、下記の式(4)が成立する。
δ=R−(PCD2/2) …(4)
δ=R−(PCD2/2) …(4)
また、長軸半径Rの2倍が、剛性内歯歯車10の基準ピッチ円直径PCD1に一致する。すなわち、下記の式(5)が成立する。
PCD1=2×R …(5)
式(4)及び(5)から、下記の式(6)が成立する。
PCD1=PCD2+2×δ …(6)
換言すると、剛性内歯歯車10の基準ピッチ円直径PCD1が、可撓性外歯歯車20の基準ピッチ円直径PCD2よりも、弾性変形量δの2倍分(2×δ)だけ大きく設定されている。
PCD1=2×R …(5)
式(4)及び(5)から、下記の式(6)が成立する。
PCD1=PCD2+2×δ …(6)
換言すると、剛性内歯歯車10の基準ピッチ円直径PCD1が、可撓性外歯歯車20の基準ピッチ円直径PCD2よりも、弾性変形量δの2倍分(2×δ)だけ大きく設定されている。
本実施形態では、弾性変形量δが、可撓性外歯歯車20のモジュールm2よりも大きく、且つモジュールm2の1.3倍以下の範囲に設定されている。すなわち、下記の式(7)が成立する。
m2<δ≦1.3×m2 …(7)
また、可撓性外歯歯車20の諸元である、基準ピッチ円直径PCD2と、モジュールm2と、歯数Z2との関係は、下記の式(8)で表され、可撓性外歯歯車20のインボリュートの基礎円直径d2は、下記の式(9)で表される。
PCD2=m2×Z2 …(8)
d2=PCD2/cos α2 …(9)
m2<δ≦1.3×m2 …(7)
また、可撓性外歯歯車20の諸元である、基準ピッチ円直径PCD2と、モジュールm2と、歯数Z2との関係は、下記の式(8)で表され、可撓性外歯歯車20のインボリュートの基礎円直径d2は、下記の式(9)で表される。
PCD2=m2×Z2 …(8)
d2=PCD2/cos α2 …(9)
このような諸元の可撓性外歯歯車20と組み合わされる剛性内歯歯車10の基準ピッチ円直径PCD1は、式(8)で求められる可撓性外歯歯車20の基準ピッチ円直径PCD2と、式(4)で求められる弾性変形量δと、式(6)とを用いて求められて、設定されている。
求められた基準ピッチ円直径PCD2を用いて、剛性内歯歯車10のモジュールm1が、下記の式(10)を用いて求められて、設定されている。
m1=PCD1/Z1 …(10)
また、可撓性外歯歯車20のインボリュートの基礎円直径d1は、下記の式(11)を用いて求められて、設定されている。
d1=PCD1/cos α1 …(11)
m1=PCD1/Z1 …(10)
また、可撓性外歯歯車20のインボリュートの基礎円直径d1は、下記の式(11)を用いて求められて、設定されている。
d1=PCD1/cos α1 …(11)
本実施形態では、内歯11の圧力角α1及び外歯21の圧力角α2を18°未満と小さく設定することにより、図5に示すように、剛性内歯歯車10及び可撓性外歯歯車20の噛み合い反力Fの周方向C(トルク伝達方向)の分力FCを増大させ、伝達効率の向上に寄与することができる。また、転位係数がゼロなので、前記のように圧力角α1,α2を小さく設定しても、回転時において、インボリュートどうしの噛み合いによる転がり接触状態を長く維持することが可能となり、滑りを低減して伝達効率の向上に寄与することができる。
一方、圧力角α1,α2を小さく設定し且つ転位係数をゼロにした場合、内歯11と外歯21とが干渉することによって、噛み合い位置を順次移動させる歯車運動を円滑に行えないおそれがある。これに対して、本実施形態では、可撓性外歯歯車20の弾性変形量δが、可撓性外歯歯車20のモジュールm2よりも大きくされ(δ>m2)、また、剛性内歯歯車10の基準ピッチ円直径PCD1が、可撓性外歯歯車20の基準ピッチ円直径PCD2よりも、弾性変形量δの2倍分だけ大きく設定される(PCD1=PCD2+2×δ)。このため、回転時の内歯11と外歯21との干渉を抑制して、円滑な歯車運動を担保することができる。
特に、圧力角α1,α2を15°以下とすることより、剛性内歯歯車10及び可撓性外歯歯車20の噛み合い反力Fの周方向C(トルク伝達方向)の分力FCを格段に増大させて、伝達効率を格段に向上することができる。一方、圧力角α1,α2が9°未満と過度に小さい場合では、回転時の内歯11と外歯21の干渉を抑制することが困難である。そこで、圧力角α1,α2を9°≦α1≦15°の範囲及び9°≦α2≦15°の範囲に設定することにより、伝達効率の向上と回転時の両歯11,21の干渉の抑制とを両立することができる。
なお、内歯11の圧力角α1及び外歯21の圧力角α2は、11°以上13°以下の範囲に設定されてもよい。この場合、両歯11,21の干渉の抑制と伝達効率の向上とを確実に両立することができる。
また、内歯11の圧力角α1が、外歯21の圧力角α2と等しい角度に設定されてもよいし、より円滑な歯車運動を実現するために内歯11の圧力角α1が、外歯21の圧力角α2よりも0.5°又は1°だけ大きくされてもよい。
また、内歯11の圧力角α1が、外歯21の圧力角α2と等しい角度に設定されてもよいし、より円滑な歯車運動を実現するために内歯11の圧力角α1が、外歯21の圧力角α2よりも0.5°又は1°だけ大きくされてもよい。
仮に、可撓性外歯歯車20において、弾性変形量δが可撓性外歯歯車20のモジュールm2の1.3倍を超える大きさに設定された場合(δ>1.3×m2)、可撓性外歯歯車20の強度が低下するおそれがある。そこで、弾性変形量δをモジュールm2の1.3倍以下(δ≦1.3×m2)に設定することにより、可撓性外歯歯車20の強度低下を抑制する。
また、本実施形態のように、波動発生器30が、可撓性の内輪51と外輪52との間に複数のボール53が介在する可撓性軸受50を含む場合において、仮に、圧力角が大きくて噛み合い反力Fの径方向内側の分力FRが大きい場合には、可撓性軸受50の隣接するボール53間の間隔が拡がるように可撓性軸受50の外輪52が変形し、これに伴って可撓性外歯歯車20も径方向内側へ弾性変形するため、歯飛び(ラチェッティング)を生じ易くなり、歯飛びを生じさせる最小の伝達トルクであるラチェッティングトルクが低下するおそれがある。
これに対して、本実施形態では、圧力角α1,α2が小さくて剛性内歯歯車10及び可撓性外歯歯車20の噛み合い反力Fの径方向内側の分力FRが小さいので、ラチェッティングトルクを高くすることができる。また、径方向内側の分力FRが小さいので、可撓性軸受50にかかる負荷を小さくでき、軸受寿命を長くすることができる。また、可撓性軸受50の定格トルクを高くでき、波動歯車装置1の定格トルクを向上することが可能となる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。例えば、可撓性外歯歯車20は、いわゆるシルクハット型(フランジ部23が円筒部22から径方向外側に延びるタイプ)であってもよい。また、可撓性外歯歯車20は、軸方向Xの第1軸方向端部24及び第2軸方向端部25の双方が開口端部とされる、いわゆるパンケーキ型であってもよい。その他、本発明は、特許請求の範囲記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
(実施例1)
可撓性外歯歯車20のモジュールm2が、m2=0.3mmとされ、歯数Z2が、Z2=228とされ、圧力角α2が、α2=12°とされ、転位係数がゼロとされる。剛性内歯歯車10の歯数Z1が、Z1=230とされ、圧力角α1が、α1=12.5°とされ、転位係数がゼロとされる。
(実施例1)
可撓性外歯歯車20のモジュールm2が、m2=0.3mmとされ、歯数Z2が、Z2=228とされ、圧力角α2が、α2=12°とされ、転位係数がゼロとされる。剛性内歯歯車10の歯数Z1が、Z1=230とされ、圧力角α1が、α1=12.5°とされ、転位係数がゼロとされる。
この場合、可撓性外歯歯車20の基準ピッチ円直径PCD2は、前記の式(8)を用いて、下記の式(12)で表される。
PCD2=0.3×228=68.4 …(12)
また、可撓性外歯歯車20のインボリュートの基礎円直径d2は、前記の式(9)を用いて、下記の式(13)で表される。
d2=68.4×cos 12°≒66.9053 …(13)
PCD2=0.3×228=68.4 …(12)
また、可撓性外歯歯車20のインボリュートの基礎円直径d2は、前記の式(9)を用いて、下記の式(13)で表される。
d2=68.4×cos 12°≒66.9053 …(13)
ここで、可撓性外歯歯車20の弾性変形量δが、前記の式(7)において、モジュールm2に乗ずる係数として、1.3以下の値である1.191566を採用して、下記の式(14)のように設定される。
δ=1.191566×0.3≒0.35747 …(14)
また、可撓性外歯歯車20において、その基準ピッチ円と接する歯面の等価曲率半径(インボリュート等価半径とも言う)が、7.11058mmに設定される。
δ=1.191566×0.3≒0.35747 …(14)
また、可撓性外歯歯車20において、その基準ピッチ円と接する歯面の等価曲率半径(インボリュート等価半径とも言う)が、7.11058mmに設定される。
このような諸元の可撓性外歯歯車20と組み合わされる剛性内歯歯車10の基準ピッチ円直径PCD1は、式(6)を用いて、下記の式(15)のように設定される。
PCD1=68.4+2×0.35747=69.11494 …(15)
したがって、剛性内歯歯車10のモジュールm1は、前記の式(10)と前記の式(15)とを用いて、下記の式(16)のように設定される。
m1=69.11494/230≒0.3005 …(16)
PCD1=68.4+2×0.35747=69.11494 …(15)
したがって、剛性内歯歯車10のモジュールm1は、前記の式(10)と前記の式(15)とを用いて、下記の式(16)のように設定される。
m1=69.11494/230≒0.3005 …(16)
また、剛性内歯歯車10のインボリュートの基礎円直径d1は、前記の式(11)と前記の式(15)を用いて、下記の式(17)のように設定される。
d1=69.11494×cos 12.5°≒67.47664 (17)
また、剛性内歯歯車10において、その基準ピッチ円と接する歯面の等価曲率半径(インボリュート等価半径とも言う)が、7.47961mmに設定される。
d1=69.11494×cos 12.5°≒67.47664 (17)
また、剛性内歯歯車10において、その基準ピッチ円と接する歯面の等価曲率半径(インボリュート等価半径とも言う)が、7.47961mmに設定される。
実施例1では、前記実施形態と同じ作用効果を奏する。さらに、圧力角α1が12.5°とされ、圧力角α2が12°とされて、特許文献1の18°と比較して格段に小さく設定される。このため、噛み合い反力Fの周方向C(トルク伝達方向)の分力FCを格段に増大させて、伝達効率を格段に向上することができる。
また、噛み合い反力Fの径方向内側の分力FRを格段に低減させて、ラチェッティングトルクを高くすることができる。具体的には、圧力角が18°である場合と比較して、圧力角α2が12°とされる実施例1では、径方向内側の分力FRが、略33%低下する。この径方向内側の分力FRの低減により、ラチェッティングトルクが増大されて、歯飛びが抑制される点は、弾性解析により確認された。
また、噛み合い反力Fの径方向内側の分力FRを格段に低減させて、ラチェッティングトルクを高くすることができる。具体的には、圧力角が18°である場合と比較して、圧力角α2が12°とされる実施例1では、径方向内側の分力FRが、略33%低下する。この径方向内側の分力FRの低減により、ラチェッティングトルクが増大されて、歯飛びが抑制される点は、弾性解析により確認された。
1…波動歯車装置、10…剛性内歯歯車、10b…内周面、11…内歯、20…可撓性外歯歯車、20a…外周面、21…外歯、30…波動発生器、40…楕円カム、50…可撓性軸受、51…内輪、52…外輪、53…ボール、PC1…(剛性内歯歯車の)基準ピッチ円、PCD1…(剛性内歯歯車の)基準ピッチ円直径、PC2…(真円時の可撓性外歯歯車の)基準ピッチ円、PCD2…(可撓性外歯歯車の)基準ピッチ円直径、m1…(剛性内歯歯車の)モジュール、m2…(可撓性外歯歯車の)モジュール、α1…(剛性内歯歯車の)圧力角、α2…(可撓性外歯歯車の)圧力角、δ…弾性変形量、R…長軸半径
Claims (4)
- 内周面に複数の内歯を有する円筒状の剛性内歯歯車と、
外周面に複数の外歯を有する円筒状の可撓性外歯歯車と、
前記可撓性外歯歯車の内側に配置され、前記可撓性外歯歯車を撓めて前記剛性内歯歯車と前記剛性内歯歯車との噛合位置を周方向に移動させる波動発生器と、を備え、
前記内歯及び前記外歯のそれぞれが、転位係数がゼロのインボリュート歯形を含み、
前記可撓性外歯歯車の基準ピッチ円が真円時から楕円状に弾性変形したときの前記楕円の長軸半径と前記真円時の半径との差分に相当する弾性変形量が、前記可撓性外歯歯車のモジュールよりも大きく設定されており、
前記剛性内歯歯車の基準ピッチ円直径が、前記可撓性外歯歯車の基準ピッチ円直径よりも、前記弾性変形量の2倍分だけ大きく設定されており、
前記剛性内歯歯車及び前記可撓性外歯歯車のそれぞれの圧力角が、18°未満に設定されている、波動歯車装置。 - 請求項1に記載の波動歯車装置において、前記圧力角が、9°以上15°以下の範囲に設定されている、波動歯車装置。
- 請求項1又は2に記載の波動歯車装置において、前記弾性変形量が、前記可撓性外歯歯車の前記モジュールの1.3倍以下に設定されている、波動歯車装置。
- 請求項1〜3の何れか一項に記載の波動歯車装置において、前記波動発生器が、楕円カムと、可撓性軸受と、を含み、
前記可撓性軸受が、前記楕円カムの外周面に配置される可撓性の内輪と、前記可撓性外歯歯車の径方向内側に配置される可撓性の外輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在する複数のボールと、を有している、 波動歯車装置。
Priority Applications (1)
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JP2018047037A JP2019158041A (ja) | 2018-03-14 | 2018-03-14 | 波動歯車装置 |
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CN108679190A (zh) * | 2018-06-06 | 2018-10-19 | 重庆大学 | 新型柔性补偿型齿轮机器人减速器 |
CN113464610A (zh) * | 2020-03-30 | 2021-10-01 | 住友重机械工业株式会社 | 挠曲啮合式齿轮装置、齿轮装置系列及其制造及设计方法 |
-
2018
- 2018-03-14 JP JP2018047037A patent/JP2019158041A/ja active Pending
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CN113464610B (zh) * | 2020-03-30 | 2024-04-05 | 住友重机械工业株式会社 | 挠曲啮合式齿轮装置、齿轮装置系列及其制造及设计方法 |
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