JP2019157837A - シリンダヘッド - Google Patents

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【課題】バルブシートの剥離を抑制することが可能なシリンダヘッドを提供することを課題とする。【解決手段】シリンダヘッド本体と、前記シリンダヘッド本体とは異なる材料で形成され、前記シリンダヘッド本体と合金を形成することで前記シリンダヘッド本体に接合されたバルブシートと、を具備し、前記バルブシートは、ポートを開閉するバルブが着座する第1面を有し、前記第1面よりも前記ポート側に、前記バルブシートと前記シリンダヘッド本体との接合界面を含む第2面が位置し、前記第1面と前記第2面との間に、前記第1面および前記第2面に連続する第3面が位置し、前記バルブの軸と前記第3面とがなす角は、前記軸と前記第1面とがなす角よりも小さく、前記軸と前記第2面とがなす角は前記軸と前記第3面とがなす角よりも小さいシリンダヘッド。【選択図】図1

Description

本発明はシリンダヘッドに関する。
内燃機関のシリンダヘッドでは、例えばアルミニウム(Al)合金製のシリンダヘッド本体に、例えば銅(Cu)合金など異なる材料をレーザクラッド加工などで接合し、バルブシートを形成することがある(例えば特許文献1)。
特開2015−48789号公報
シリンダヘッド本体とバルブシートとは、合金を形成することで、互いに接合される。しかし、接合界面の合金層は他の部分よりも脆い。したがって、バルブがバルブシートに着座する際に生じる力により、接合界面が割れ、バルブシートが剥離する恐れがある。そこで、バルブシートの剥離を抑制することが可能なシリンダヘッドを提供することを目的とする。
上記目的は、シリンダヘッド本体と、前記シリンダヘッド本体とは異なる材料で形成され、前記シリンダヘッド本体と合金を形成することで前記シリンダヘッド本体に接合されたバルブシートと、を具備し、前記バルブシートは、ポートを開閉するバルブが着座する第1面を有し、前記第1面よりも前記ポート側に、前記バルブシートと前記シリンダヘッド本体との接合界面を含む第2面が位置し、前記第1面と前記第2面との間に、前記第1面および前記第2面に連続する第3面が位置し、前記バルブの軸と前記第3面とがなす角は、前記軸と前記第1面とがなす角よりも小さく、前記軸と前記第2面とがなす角は前記軸と前記第3面とがなす角よりも小さいシリンダヘッドによって達成できる。
バルブシートの剥離を抑制することが可能なシリンダヘッドを提供できる。
図1(a)は内燃機関を例示する模式図である。図1(b)は吸気ポートを拡大した図である。
(実施形態)
以下、図面を参照して本実施形態のシリンダヘッドについて説明する。図1(a)は内燃機関100を例示する模式図である。図1(a)に示す内燃機関100は、例えば自動車などに搭載されるガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンなどである。内燃機関100は、シリンダヘッド10およびシリンダブロック11を備える。シリンダヘッド10はシリンダブロック11の上側に取り付けられ、シリンダヘッド10、シリンダブロック11およびピストン15により燃焼室13が形成される。燃焼室13内においてピストン15が上下に往復運動する。吸気ポート12は吸気バルブ16の移動により開閉する。排気ポート14は排気バルブ18の移動により開閉する。
図1(b)は吸気ポート12を拡大した図である。排気ポート14も吸気ポート12と同様の構成である。図1(b)に示すように、シリンダヘッド10はシリンダヘッド本体20とバルブシート22とを含む。シリンダヘッド本体20は例えばアルミニウム鋳物であり、バルブシート22は例えばCu合金などで形成されている。シリンダヘッド本体20には吸気ポート12および図2では不図示の排気ポート14が形成されている。バルブシート22は、図1(a)に示した吸気バルブ16が着座する部分である。シリンダヘッド本体20とバルブシート22とは、例えばレーザクラッド加工などで接合される。接合部にはAl−Cu合金の合金層24が形成される。
面13aは燃焼室13の内壁である。バルブシート22の面26(第1面)は面13aよりも吸気ポート12側に位置し、吸気バルブ16が着座する面である。燃焼室13内のガスが流出しないように、吸気バルブ16は面26に接触する。面28(第2面)は面26よりも吸気ポート12側に位置する。接合界面24aは合金層24の表面であり、面28に含まれる。バルブシート22の面30(第3面)は、面26と面28との間に位置し、面26および28と連続する。
図1(b)中のAxは吸気バルブ16の作動軸の軸線である。面26と軸線Axとのなす角はθaである。面30と軸線Axとのなす角はθbであり、θaよりも小さい。面28と軸線Axとのなす角はθcであり、θbよりも小さい。
吸気バルブ16が面26に着座する際、バルブシート22は吸気バルブ16から力を受ける。この力が大きく影響する領域をA1とする。領域A1は、例えば面26の端部付近を起点として広がり、面26の法線N1から両側に角度θ0の範囲に形成される。θ0は例えば60°程度である。
シリンダヘッド本体20とバルブシート22との間の合金層24は、シリンダヘッド本体20およびバルブシート22に比べて脆い。吸気バルブ16の着座により生じる力が合金層24の接合界面24aに作用すると、合金層24が割れる恐れがある。この結果、バルブシート22がシリンダヘッド本体20から剥離する。合金層24のクラックを抑制するため、合金層24の接合界面24aを、力の影響する領域A1の外に配置する。
本実施形態によれば、面26と面28との間に面30が位置する。角度θbは角度θaより小さく、角度θcは角度θbよりも小さい。このため、面26から面30および面28へと向かうにつれて面は軸線Axに近づき、領域A1から遠ざかる。面28および接合界面24aは領域A1の外に位置することになる。したがって合金層24のクラックが抑制され、バルブシート22の剥離を抑制することができる。
シリンダヘッド10およびバルブの形状などに応じてθa、θbおよびθcは様々な値を取り得る。例えばθaはバルブの形状から決まり、θcは吸気ポート12の形状から決まる。θbはθcより大きく、θaより小さい角度とする。これにより面28および接合界面24aは領域A1外となる。
θbが小さすぎると、面28が領域A1に近づく。そこで、θbは例えばθa−15°より大きくしてもよい。これにより面28および接合界面24aは領域A1外となる。
バルブシート22の大きさを維持し、かつ面30を軸線Axに向けて大きくすると、面28は軸線Axに近づき、領域A1から遠ざかる。これにより接合界面24aからのクラックを抑制することができる。しかし吸気ポート12の径が小さくなる。吸気ポート12の径の縮小を抑制するため、面30は大きすぎず、かつ面28が軸線Axに近すぎないことが好ましい。例えば面30の図1(b)断面における長さは、面26および28よりも小さい。これによりポート径の縮小を抑制し、かつ面28は領域A1の外に位置する。
吸気ポート12を例としたが、本実施形態は排気ポート14にも適用される。また、内燃機関100の各気筒の各バルブに本実施形態を適用することが好ましい。シリンダヘッド本体20はアルミニウム鋳物以外でもよいし、バルブシート22はCu合金以外で形成されてもよい。バルブシート22がシリンダヘッド本体20とは異なる材料で形成され、合金層24によりバルブシート22がシリンダヘッド本体20に接合される場合、本実施形態を適用することができる。バルブシート22の接合にはレーザクラッド加工以外に、合金層24を形成する加工法を用いることができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 シリンダヘッド
11 シリンダブロック
12 吸気ポート
13 燃焼室
13a、26、28、30 面
14 排気ポート
15 ピストン
16 吸気バルブ
18 排気バルブ
20 シリンダヘッド本体
22 バルブシート
24 合金層
24a 接合界面
100 内燃機関

Claims (1)

  1. シリンダヘッド本体と、
    前記シリンダヘッド本体とは異なる材料で形成され、前記シリンダヘッド本体と合金を形成することで前記シリンダヘッド本体に接合されたバルブシートと、を具備し、
    前記バルブシートは、ポートを開閉するバルブが着座する第1面を有し、
    前記第1面よりも前記ポート側に、前記バルブシートと前記シリンダヘッド本体との接合界面を含む第2面が位置し、
    前記第1面と前記第2面との間に、前記第1面および前記第2面に連続する第3面が位置し、
    前記バルブの軸と前記第3面とがなす角は、前記軸と前記第1面とがなす角よりも小さく、前記軸と前記第2面とがなす角は前記軸と前記第3面とがなす角よりも小さいシリンダヘッド。
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