JP2019156243A - ステアリング装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、複数の仕様の部品が混在する製造ラインにおいて、部品の誤った組み付けを防止することができるステアリング装置の製造方法を提供することにある。【解決手段】第1ブッシュ40Aのフランジ部40Abの形状を第2ラックハウジング30Bのフランジ部収容部33Bbの形状と異ならせ、第2ラックハウジング30Bに第1ブッシュ40Aを適正に組み付けられないようにする。一方、第2ブッシュでは本体部(第1ブッシュの本体部40Aaに対応する部分)の形状を第1ラックハウジングの本体部収容部(第2ラックハウジング30Bの本体部収容部33Baに対応する部分)の形状と異ならせ、第1ラックハウジング30Aに第2ブッシュ40Bを適正に組み付けられないようにする。【選択図】図5

Description

本発明は、ラックバーをブッシュでラックハウジングに支持するステアリング装置の製造方法に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2016−020146号公報(特許文献1)に記載されたラックピニオン式ステアリングギヤユニットが知られている。特許文献1では、ラックブッシュをハウジングに組み付ける際に、弾性リングが損傷することを防止でき、ブッシュ本体の形状を簡素化できる構造を実現することを目的としている。特許文献1のラックピニオン式ステアリングギヤユニットは、ブッシュ本体の外周面には弾性リングの内径寄り部分を係止するための凹溝は設けず、ハウジングの内周面に外径側係止凹溝を形成し、この外径側係止凹溝に弾性リングの外径寄り部分を係止する。ブッシュ本体の外径寄り部分全体をハウジングの内周面に形成した位置決め凹溝内に進入させて、ブッシュ本体の軸方向に関する位置決めを図る(要約参照)。
特開2016−020146号公報
仕様の異なる二種類のステアリング装置を同じ製造ラインで製造する場合、一方の仕様のステアリング装置の部品を他方の仕様のステアリング装置に組み付ける可能性がある。特許文献1のステアリング装置において、第1仕様と第2仕様とが同じ製造ラインに混在する場合、第1仕様のハウジングに第2仕様のブッシュ本体を組み付けたり、第2仕様のハウジングに第2仕様のブッシュ本体を組み付けたりする可能性がある。しかし特許文献1では、このような誤った組み付けを防ぐことについては配慮していない。
本発明の目的は、複数の仕様の部品が混在する製造ラインにおいて、部品の誤った組み付けを防止することができるステアリング装置の製造方法を提供することにある。
本発明によれば、その一つの態様において、ステアリング装置は以下の構成を備える。
第1仕様のステアリング装置の第1ブッシュは、フランジ部を第2ラックハウジングのフランジ部収容部に適合しない構成とし、第2ラックハウジングに第1ブッシュを適正に組み付けられないようにする。一方、第2仕様のステアリング装置の第2ブッシュは、本体部を第1ラックハウジングの本体部収容部に適合しない構成とし、第1ラックハウジングに第2ブッシュを適正に組み付けられないようにする。
本発明によれば、複数の仕様の部品が混在する製造ラインにおいて、部品の誤った組み付けを防止することができる。
本発明の一実施例に係るステアリング装置1A,1Bの外観を示す平面図である。 第1仕様のステアリング装置1Aにおけるラックハウジング(第1ラックハウジング)30A、ブッシュ40A、及びラックバー10Aの構成を示す断面図である。 第2仕様のステアリング装置1Bにおけるラックハウジング30B、ブッシュ40B、及びラックバー10Bの構成を示す断面図である。 ステアリング装置1Aの製造工程を示す図である。 ステアリング装置1Bの製造工程を示す図である。 第2ラックハウジング30Bに第1ブッシュ40Aを誤って組み付け状態を示す図であり、第2フランジ部収容部軸方向長さL33Bbが第1フランジ部軸方向長さL40Abよりも短い場合の組み付け状態を示す図である。 第1ラックハウジング30Aに第2ブッシュ40Bを誤って組み付け状態を示す図であり、第2ブッシュ本体部軸方向長さL40Baが第1ブッシュ本体部収容部軸方向長さL33Aaよりも長い場合の組み付け状態を示す図である。 第1ブッシュ40Aを径方向から見た外観図である。 第1ブッシュ40Aを図7の右側から見た外観図である。 第1ブッシュ40Aを図7の左側から見た外観図である。 第2ブッシュ40Bを径方向から見た外観図である。 第2ブッシュ40Bを図10の右側から見た外観図である。 第2ブッシュ40Bを図10の左側から見た外観図である。 第1ラックハウジング30Aに第2小径部40Ba1を有する第2ブッシュを誤って組み付けた状態を示す図である。 第1ラックハウジング30Aに、第1小径部40Aa1を備えた第1ブッシュ40Aを組み付けた状態を示す図である。
図1は、本発明の一実施例に係るステアリング装置1A,1Bの外観を示す平面図である。
本実施例では、第1仕様のステアリング装置1A及び第2仕様のステアリング装置1Bの二種類のステアリング装置を対象としている。ステアリング装置1A及びステアリング装置1Bは装置上の各所に相違する構造を有するが、同じ製造ライン上で生産される。本実施例は、同一の製造ライン上で混在して生産される第1仕様のステアリング装置1Aと第2仕様のステアリング装置1Bとにおいて、転舵輪を転舵するためのラックバーとラックバーをラックハウジングに支持するブッシュとの誤った組み付けを防止するための構成及び製造方法に関する。
ステアリング装置1A,1Bは、運転者が操舵する図示しないステアリングホイールの回転を、転舵輪を転舵可能に構成されたラックバー10A,10Bに伝達する操舵機構2と、ラックバー10A,10Bにアシスト力を付与するアシスト機構3とを備える。
本実施例が対象とするステアリング装置1A,1Bは、パワーステアリング装置と呼ばれる場合もある。
ラックバー10A,10Bの両端部には図示しないタイロッドが連結され、さらにタイロッドには図示しないナックルアームが連結される。ラックバー10A,10Bの長手方向に沿う直線運動は、タイロッド及びナックルアームを介して、ナックルアームに支持された図示しない車輪に伝達され、車輪の転舵運動に変換される。
操舵機構2は、ステアリングホイールに連結する操舵入力軸80と、操舵入力軸80と共に回転する、図示しないピニオンと、を有する。ピニオンは、ラックバー10A,10Bの外周に形成された、図示しないラックと噛み合う。アシスト機構3は、電動モータ40を備え、電動モータ40を制御してラックバー10A,10Bにアシスト力を付与する。本実施例では、操舵機構2及びアシスト機構3は同一仕様の機構の場合を想定しているが、異なる仕様の機構であってもよい。
ラックバー10A,10Bは、図示しないピニオン軸に減速機を有し、ラックバー10A,10Bの長手方向に沿う移動に伴い、操舵輪(操舵用の車輪)を転舵させる。ラックバーは、第1仕様のステアリング装置1Aに対して第1仕様のラックバー(第1ラックバー)10Aが組み付けられ、第2仕様のステアリング装置1Bに対して第2仕様のラックバー(第2ラックバー)10Bが組み付けられる。
図1と共に図2及び図3を参照して、ラックハウジング30A,30B、ブッシュ40A,40B、及びラックバー10A,10Bの構成について説明する。図2は、第1仕様のステアリング装置1Aにおけるラックハウジング30A、ブッシュ40A、及びラックバー10Aの構成を示す断面図である。図3は、第2仕様のステアリング装置1Bにおけるラックハウジング30B、ブッシュ40B、及びラックバー10Bの構成を示す断面図である。なお図2は、第1ラックバー10Aの長手方向に沿う第1基準軸線10Aaに平行で、且つ第1基準軸線10Aaを含む断面を示す。また図3は、第2ラックバー10Bの長手方向に沿う第2基準軸線10Baに平行で、且つ第2基準軸線10Baを含む断面を示す。
ステアリング装置1A,1Bは、各構成要素を収容するラックハウジング30A,30Bを有する。ラックハウジング30A,30Bは、ラックバー10A,10Bが長手方向(ラックバーの軸方向)に移動可能なように、ラックバー10A,10Bの少なくとも一部を収容するハウジング部分である。ラックハウジング30A,30Bは、ラックハウジング本体部31A,31Bと、ラックバー収容部32A,32Bと、ブッシュ収容部33A,33Bと、を備える。ラックハウジングは、第1仕様のステアリング装置1Aに対して第1仕様のラックハウジング(第1ラックハウジング)30Aが組み付けられ、第2仕様のステアリング装置1Bに対して第2仕様のラックハウジング(第2ラックハウジング)30Bが組み付けられる。また、ラックハウジング30A,30Bには、図示しない減速機を収容するギアハウジング部34(図1参照)が設けられる。
ラックハウジング本体部31A,31Bは、筒形状を有し、1対の端部である第1端部31Aa,31Baと第2端部31Ab,31Bb(図1参照)とを備える。ラックハウジング本体部31A,31Bは、第1ラックハウジング30Aの本体部を第1ラックハウジング本体部31Aとし、第2ラックハウジング30Bの本体部を第2ラックハウジング本体部31Bとする。第1ラックハウジング本体部31Aの第1端部31Aa及び第2端部31Abはそれぞれ第1ラックハウジング本体部第1端部31Aa及び第1ラックハウジング本体部第2端部31Ab(図1参照)と呼んで説明する。また、第2ラックハウジング本体部31Bの第1端部31Ba及び第2端部31Bbはそれぞれ第2ラックハウジング本体部第1端部31Ba及び第2ラックハウジング本体部第2端部31Bb(図1参照)と呼んで説明する。
ラックバー収容部(ラックバー収容空間の外周壁)32A,32Bは、ラックハウジング本体部31A,31Bの内側に設けられ、ラックバー10A,10Bを収容可能に構成される。ラックバー収容部32A,32Bは、第1ラックハウジング30Aに第1ラックバー収容部32Aが設けられ、第2ラックハウジング30Bに第2ラックバー収容部32Bが設けられる。
ここで、上述した第1基準軸線10Aa及び第1基準軸線10Baについて、説明する。第1基準軸線10Aaは、第1ラックハウジング30Aに対する第1ラックバー10Aの移動方向MAに対して垂直な断面における、第1ラックバー収容部32Aの内周円の中心を通り、且つ第1ラックバー10Aの移動方向MAに平行な軸線である。第2基準軸線10Baは、第2ラックハウジング30Bに対する第2ラックバー10Bの移動方向MBに対して垂直な断面における、第2ラックバー収容部32Bの内周円の中心を通り、且つ第2ラックバー10Bの移動方向MBに平行な軸線である。なお本実施例では、第1基準軸線10Aaは第1ラックバー10Aの中心軸線に一致し、第1基準軸線10Baは第2ラックバー10Bの中心軸線に一致するものとする。
また第1基準軸線10Aaを中心とする第1ラックバー収容部32Aの半径r32Aを第1ラックバー収容部半径と定義し、第2基準軸線10Baを中心とする第2ラックバー収容部32Aの半径r32Bを第2ラックバー収容部半径と定義する。
以下、本発明に係るブッシュ収容部33A,33Bとブッシュ40A,40Bとについて、説明する。
最初に、ブッシュ収容部33A,33Bについて説明する。
ブッシュ収容部33Aは第1仕様のステアリング装置1Aに第1仕様の第1ブッシュ収容部として設けられ、ブッシュ収容部33Bは第2仕様のステアリング装置1Bに第2仕様の第2ブッシュ収容部として設けられる。
第1ブッシュ収容部33Aは、第1ラックハウジング本体部31Aの内側に設けられ、第1ブッシュ40Aを収容可能に構成される。第1ブッシュ収容部33Aは、第1ブッシュ本体部収容部33Aaと、第1フランジ部収容部33Abと、を備える。第2ブッシュ収容部33Bは、第2ラックハウジング本体部31Bの内側に設けられ、第2ブッシュ40Bを収容可能に構成される。第2ブッシュ収容部33Bは、第2ブッシュ本体部収容部33Baと、第2フランジ部収容部33Bbと、を備える。
第1ブッシュ本体部収容部33Aaは、第1ブッシュ収容部33Aに設けられ、第1仕様の第1ブッシュ40Aの本体部(第1ブッシュ本体部)40Aaが配置される、第1仕様のブッシュ本体部収容部を構成する。第2ブッシュ本体部収容部33Baは、第2ブッシュ収容部33Bに設けられ、第2仕様の第2ブッシュ40Bの本体部(第2ブッシュ本体部)40Baが配置される、第2仕様のラックバー本体部収容部を構成する。
ここで、第1ブッシュ本体部収容部33Aaの第1基準軸線10Aaに沿う方向における長さL33Aaを第1ブッシュ本体部収容部軸方向長さと定義し、第2ブッシュ本体部収容部33Baの第2基準軸線10Baに沿う方向における長さL33Baを第2ブッシュ本体部収容部軸方向長さと定義する。また、第1ブッシュ本体部収容部33Aaの第1基準軸線10Aaを中心とする半径r33Aaを第1ブッシュ本体部収容部半径と定義し、第2ブッシュ本体部収容部33Baの第2基準軸線10Baを中心とする半径r33Baを第2ブッシュ本体部収容部半径と定義する。
第1ブッシュ本体部収容部33Aaは、第1基準軸線10Aaに沿う方向において、第1ラックバー収容部32Aと第1ラックハウジング第1端部31Aaとの間に設けられる。また第1ブッシュ本体部収容部33Aaは、第1ラックハウジング本体部31Aの内側に設けられ、第1ブッシュ本体部収容部半径r33Aaが第1ラックバー収容部半径r32Aよりも大きい形状を有している。
第2ブッシュ本体部収容部33Baは、第2基準軸線10Baに沿う方向において、第2ラックバー収容部32Bと第2ラックハウジング第1端部31Baとの間に設けられる。また第2ブッシュ本体部収容部33Baは、第2ラックハウジング本体部31Bの内側に設けられ、第2ブッシュ本体部収容部半径r33Baが第2ラックバー収容部半径r32Bよりも大きい形状を有している。
すなわち、第1ブッシュ本体部収容部の内径(半径r33Aaの2倍)は第1ラックバー収容部の内径(半径r32Aの2倍)よりも大きい。また、第2ブッシュ本体部収容部の内径(半径r33Baの2倍)は第2ラックバー収容部の内径(半径r32Bの2倍)よりも大きい。そして、第1ブッシュ本体部収容部33Aaは第1ラックバー収容部32Aの内周面から第1基準軸線10Aaを中心とする径方向外側に向かって窪んだ凹部として形成され、第2ブッシュ本体部収容部33Baは第2ラックバー収容部32Bの内周面から第2基準軸線10Baを中心とする径方向外側に向かって窪んだ凹部として形成される。
第1フランジ部収容部33Abは、第1ブッシュ収容部33Aに設けられ、第1ブッシュ40Aのフランジ部(第1フランジ部)40Abが配置される、第1仕様のフランジ部収容部を構成する。第2フランジ部収容部33Bbは、第2ブッシュ収容部33Bに設けられ、第2ブッシュ40Bのフランジ部(第2フランジ部)40Bbが配置される、第2仕様のフランジ部収容部を構成する。
ここで、第1フランジ部収容部33Abの第1基準軸線10Aaに沿う方向における長さL33Abを第1フランジ部収容部軸方向長さと定義し、第2フランジ部収容部33Bbの第2基準軸線10Baに沿う方向における長さL33Bbを第2フランジ部収容部軸方向長さと定義する。また、第1フランジ部収容部33Abの第1基準軸線10Aaを中心とする半径r33Abを第1フランジ部収容部半径と定義し、第2フランジ部収容部33Bbの第2基準軸線10Baを中心とする半径r33Bbを第2フランジ部収容部半径と定義する。
第1フランジ部収容部33Abは、第1基準軸線10Aaに沿う方向において、第1ブッシュ本体部収容部33Aaと第1ラックハウジング第1端部31Aaとの間に設けられる。また第1フランジ部収容部33Abは、第1ラックハウジング本体部31Aの内側に設けられ、第1フランジ部収容部半径r33Abが第1ブッシュ本体部収容部半径r33Aaよりも大きい形状を有している。第2フランジ部収容部33Bbは、第2基準軸線10Baに沿う方向において、第2ブッシュ本体部収容部33Baと第2ラックハウジング第1端部31Baとの間に設けられる。また第2フランジ部収容部33Bbは、第2ラックハウジング本体部31Bの内側に設けられ、第2フランジ部収容部半径r33Bbが第2ブッシュ本体部収容部半径r33Baよりも大きい形状を有している。
すなわち、第1フランジ部収容部33Abの内径(半径r33Abの2倍)は第1ブッシュ本体部収容部33Aaの内径(半径r33Aaの2倍)よりも大きい。また、第2フランジ部収容部33Bbの内径(半径r33Bbの2倍)は第1ブッシュ本体部収容部33Baの内径(半径r33Baの2倍)よりも大きい。
次に、ブッシュ40A,40Bについて説明する。
ブッシュ40A,40Bは、ブッシュ本体部40Aa,40Baと、フランジ部40Ab,40Bbと、を備える。ブッシュ40A,40Bは、第1ステアリング装置1Aに組み付けられる第1仕様の第1ブッシュ40Aと、第2ステアリング装置1Bに組み付けられる第2仕様の第2ブッシュ40Bと、がある。
第1ブッシュ40Aは、第1仕様のブッシュ本体部(第1ブッシュ本体部)40Aaと、第1仕様のフランジ部(第1フランジ部)40Abと、を備える。第1ブッシュ40Aは、第1ブッシュ収容部33Aに収容可能であり、筒形状を有する。第1ブッシュ40Aは、第1ラックバー10Aが挿入された状態で、第1ラックバー10Aを第1ラックハウジング30A上に支持可能に構成される。第2ブッシュ40Bは、第2仕様のブッシュ本体部(第2ブッシュ本体部)40Baと、第2仕様のフランジ部(第2フランジ部)40Bbと、を備える。第2ブッシュ40Bは、第2ブッシュ収容部33Bに収容可能であり、筒形状を有する。第2ブッシュ40Bは、第2ラックバー10Bが挿入された状態で、第2ラックバー10Bを第2ラックハウジング30B上に支持可能に構成される。
ここで、第1ブッシュ本体部40Aaの第1基準軸線10Aaに沿う方向の長さL40Aaを第1ブッシュ本体部軸方向長さと定義し、第2ブッシュ本体部40Baの第2基準軸線10Baに沿う方向の長さL40Baを第2ブッシュ本体部軸方向長さと定義する。
また、第1ブッシュ本体部40Aaの第1基準軸線10Aaを中心とする第1ブッシュ本体部40Aaの外形(すなわち外周)の半径r40Aaを第1ブッシュ本体部半径と定義し、第2ブッシュ本体部40Baの第2基準軸線10Baを中心とする第2ブッシュ本体部40Baの外形(すなわち外周)の半径r40Baを第2ブッシュ本体部半径と定義する。
また、第1フランジ部40Abの第1基準軸線10Aaに沿う方向の長さL40Abを第1フランジ部軸方向長さと定義し、第2フランジ部40Bbの第2基準軸線10Baに沿う方向の長さL40Bbを第2フランジ部軸方向長さと定義する。
また、第1基準軸線10Aaを中心とする第1フランジ部40Abの外形(すなわち外周)の半径r40Abを第1フランジ部半径と定義し、第2基準軸線10Baを中心とする第2フランジ部40Bbの外形(すなわち外周)の半径r40Bbを第2フランジ部半径と定義する。
第1ブッシュ本体部40Aaは、第1ブッシュ本体部収容部33Aaに収容可能に構成される。すなわち、第1ブッシュ本体部40Aaは、第1ブッシュ本体部軸方向長さL40Aaが第1ブッシュ本体部収容部軸方向長さL33Aaよりも短く、第1ブッシュ本体部半径r40Aaが第1ブッシュ本体部収容部半径r33Aaよりも小さい形状を有している。また第2ブッシュ本体部40Baは、第2ブッシュ本体部収容部33Baに収容可能に構成される。すなわち、第2ブッシュ本体部40Baは、第2ブッシュ本体部軸方向長さL40ABaが第2ブッシュ本体部収容部軸方向長さL33Baよりも短く、第2ブッシュ本体部半径r40Baが第2ブッシュ本体部収容部半径r33Baよりも小さい形状を有している。
すなわち、第1ブッシュ本体部40Aaの外径(半径r40Aaの2倍)が第1ブッシュ本体部収容部33Aaの内径(半径r33Aaの2倍)よりも小さい。また、第2ブッシュ本体部40Baの外径(半径r40Aaの2倍)が第2ブッシュ本体部収容部33Baの内径(半径r33Aaの2倍)よりも小さい。
第1フランジ部40Abは、第1フランジ部収容部33Aaに収容可能に構成される。すなわち、第1フランジ部40Abは、第1フランジ部軸方向長さL40Abが第1フランジ部収容部軸方向長さL33Abよりも短く、第1フランジ部半径r40Abが第1フランジ部収容部半径r33Abよりも小さい形状を有している。また、第2フランジ部40Bbは、第2フランジ部軸方向長さL40Bbが第2フランジ部収容部軸方向長さL33Bbよりも短く、第2フランジ部半径r40Bbが第2フランジ部収容部半径r33Bbよりも小さい形状を有している。
すなわち、第1フランジ部40Abの外径(半径r40Abの2倍)が第1フランジ部収容部33Abの内径(半径r33Abの2倍)よりも小さい。また、第2フランジ部40Bbの外径(半径r40Bbの2倍)が第2フランジ部収容部33Bbの内径(半径r33Bbの2倍)よりも小さい。
上述した第1ステアリング装置1Aと第2ステアリング装置1Bとにおいて、下記の構成が異なる。
本実施例では、第2フランジ部収容部軸方向長さL33Bbが第1フランジ部軸方向長さL40Abよりも短い、または第2フランジ部収容部半径r33Bbが第1フランジ部半径r40Abよりも小さい形状を有する。さらに、第2ブッシュ本体部軸方向長さL40Baが第1ブッシュ本体部収容部軸方向長さL33Aaよりも長い、または第2ブッシュ本体部半径r40Baが第1ブッシュ本体部収容部半径r33Aaよりも大きい形状を有している。
次に、本発明に係るステアリング装置1A,1Bの製造方法について説明する。
図4Aはステアリング装置1Aの製造工程を示す図である。図4Bはステアリング装置1Bの製造工程を示す図である。
本実施例のステアリング装置1Aの製造方法は、第1ブッシュ組付け工程S1と、第1ラックバー組付け工程S2と、を有する。ステアリング装置1Bの製造方法は、第2ブッシュ組付け工程S3と、第2ラックバー組付け工程S4と、を有する。
第1ブッシュ組付け工程S1は、第1ブッシュ収容部33Aに第1ブッシュ40Aを組み付ける工程である。
第1ラックバー組付け工程S2は、第1ラックバー10Aを第1ブッシュ40Aに挿入しながら第1ラックバー収容部32Aに挿入する工程である。
第2ブッシュ組付け工程S3は、第2ブッシュ収容部33Bに第2ブッシュ40Bを組み付ける工程である。
第2ラックバー組付け工程S4は、第2ラックバー10bを第2ブッシュ40Bに挿入しながら第2ラックバー収容部33Bに挿入する工程である。
上述したように、同じ製造ライン上で、第1ブッシュ組付け工程S1及び第1ラックバー組付け工程S2によるステアリング装置1Aの製造と、第2ブッシュ組付け工程S3及び第2ラックバー組付け工程S4によるステアリング装置1Bの製造と、が実行される。
本実施例のステアリング装置1A,1Bの製造方法では、同じ製造ライン上で、第1ブッシュ組付け工程S1及び第1ラックバー組付け工程S2によるステアリング装置1Aの製造と、第2ブッシュ組付け工程S3及び第2ラックバー組付け工程S4によるステアリング装置1Bの製造と、が実行される。第1仕様のステアリング装置1Aと第2仕様のステアリング装置1Bとを同じ製造ラインに混在させて生産する場合、第1仕様の第1ラックハウジング30Aに第2仕様の第2ブッシュ40Bを誤って組み付けてしまう虞がある。また逆に、第2仕様の第2ラックハウジング30Bに第1仕様の第1ブッシュ40Aを誤って組み付けてしまう虞がある。
しかし、本実施例の製造方法では、第1ブッシュ40Aと第1ブッシュ40Aを受け入れる第1ブッシュ収容部33Aとの間に、両者40A,33Aの組合せを可能にする形状的な特徴を設け、第2ブッシュ40Bと第2ブッシュ40Bを受け入れる第2ブッシュ収容部33Bとの間に、両者40B,33Bの組合せを可能にする形状的な特徴を設ける。これにより本実施例の製造方法は、第1ラックハウジング30Aに第2ブッシュ40Bを組み付けることを防止し、第2ラックハウジング30Bに第1ブッシュ40Aを組み付けることを防止する。
本実施例では、第1ラックハウジング30Aに第2ブッシュ40Bを組付けようとした場合、第1基準軸線10Aa又は第2基準軸線10Baを中心とする半径(または外径)、或いは第1基準軸線10Aa又は第2基準軸線10Baに沿う方向の長さの問題で、第1ブッシュ本体部収容部33Aaに第2ブッシュ本体部40Baが挿入できないため、第1ラックハウジング30Aに第2ブッシュ40Bを組付ける誤った組み合わせを検出することができる。
また、第2ラックハウジング30Bに第1ブッシュ40Aを組付けようとした場合、第1基準軸線10Aa又は第2基準軸線10Baを中心とする半径(または外径)、或いは第1基準軸線10Aa又は第2基準軸線10Baに沿う方向の長さの問題で、第2フランジ部収容部33Bbに第1フランジ部40Abが挿入できないため、第2ラックハウジング30Bに第1ブッシュ40Aを組付ける誤った組み合わせを検出することができる。その結果、第1仕様のステアリング装置1Aと第2仕様のステアリング装置1Bとの間で、第1仕様の部品と第2仕様の部品とが誤った組み合わせにより組み付けられてしまうという問題の発生を抑制することができる。
この場合、第1ブッシュ40Aは、第1フランジ部軸方向長さL40Abが第2フランジ部収容部軸方向長さL33Bbよりも長い形状を有するようにするとよい。これにより、第1フランジ部半径r40Abにより第1フランジ部40Abと第2フランジ部40Bbとの間に径方向の差を設ける必要が無いため、第1フランジ部収容部半径r33Abが大きくなることを抑制することができる。換言すれば、第1フランジ部収容部33Abの溝の深さが大きくなることを抑制することができ、第1ラックハウジング30Aの肉厚の減少を抑制することができる。
図5は、第2ラックハウジング30Bに第1ブッシュ40Aを誤って組み付け状態を示す図であり、第2フランジ部収容部軸方向長さL33Bbが第1フランジ部軸方向長さL40Abよりも短い場合の組み付け状態を示す図である。
図5の状態では、第1ブッシュ40Aは、第1フランジ部40Abが第2基準軸線10Baに沿う方向において第2フランジ部収容部33Bbとオーバーラップするところまで、第2ラックハウジング30Bに挿入されている。この状態において、第2フランジ部収容部軸方向長さL33Bbが第1フランジ部軸方向長さL40Abよりも短いため、第1フランジ部40Abが第2フランジ部収容部33Bbに収まらない。このため、第1フランジ部40Abの第2基準軸線10Baを中心とする最小内径Di40Abは、第2ラックバー10Bの外径Do10Bよりも小さくなる。
本実施例では、第1フランジ部40Abが第2フランジ部収容部33Bbに収まらない構成にすることにより、第1ブッシュ40Aを誤って第2ブッシュ収容部33Bに挿入した場合、第1ブッシュ40Aにおける最小内径Di40Abが第2ラックバー10Bの外径Do10Bよりも小さくなるため、第2ラックバー10Bの組付け時において、部品の誤った組付けを発見することができる。
第2フランジ部収容部半径r33Bbが第1フランジ部半径r40Abよりも小さい構成にすることによっても同様な作用効果が得られる。
第2ブッシュ40Bは、第2ブッシュ本体部軸方向長さL40Baが第1ブッシュ本体部収容部軸方向長さL33Aaよりも長い形状を有するようにするとよい。これにより、第2ブッシュ本体部半径r40Baにより第1ブッシュ本体部40Aaと第2ブッシュ本体部40Baとの間に差を設ける必要が無いため、第2ブッシュ本体部収容部半径r33Baが大きくなることを抑制することができる。換言すれば、第2ブッシュ本体部収容部40Baの溝の深さが大きくなることを抑制することができ、第2ラックハウジング30Bの肉厚の減少を抑制することができる。
図6は、第1ラックハウジング30Aに第2ブッシュ40Bを誤って組み付け状態を示す図であり、第2ブッシュ本体部軸方向長さL40Baが第1ブッシュ本体部収容部軸方向長さL33Aaよりも長い場合の組み付け状態を示す図である。
図6の状態では、第2ブッシュ40Bは、第2ブッシュ本体部40Baが第1基準軸線10Aaに沿う方向において第1ブッシュ本体部収容部33Aaとオーバーラップするところまで第1ラックハウジング30Aに挿入されている。この状態では、第2ブッシュ40Bの第2フランジ部40Bbが第1フランジ部収容部33Abの位置から外れるため、第2フランジ部40Bbが第1フランジ部収容部33Abに収まらない。このため、第2ブッシュ本体部40Baの第1基準軸線10Aaを中心とする最小内径Di40Baが、第1ラックバー10Aの外径Do10Aよりも小さくなる。
本実施例では、第2フランジ部40Bbが第1フランジ部収容部33Abに収まらない構成にすることにより、第3ブッシュ40bを誤って第1ブッシュ収容部33Aに挿入した場合、第2ブッシュ40Bにおける最小内径Di40Baが第1ラックバー10Aの外径Do10Aよりも小さくなるため、第1ラックバー10Aの組付け時において、部品の誤った組付けを発見することができる。
第2ブッシュ本体部半径r40Baが第1ブッシュ本体部収容部半径r33Aaよりも大きい構成にすることによっても同様な作用効果が得られる。
第1仕様のステアリング装置1Aの第1ブッシュ40Aは、複数の第1Oリング50を備えるようにするとよい。複数の第1Oリング50は、第1基準軸線10Aaを中心とする径方向において、第1ブッシュ本体部収容部33Aaと第1ブッシュ本体部40Aaとの間に設ける。この場合、第2仕様のステアリング装置1Bの第2ブッシュ40Bは、第1仕様のステアリング装置1Aに設けられる第1Oリング50の数よりも多い数が設けられる複数の第2Oリング51を備えるようにする。なお複数の第2Oリング51は、第2基準軸線10Baを中心とする径方向において、第2ブッシュ本体部収容部33Baと第2ブッシュ本体部40Baとの間に設ける。
第2ブッシュ40Bは、第2ブッシュ本体部軸方向長さL40Baが第1ブッシュ本体部軸方向長さL40Aaよりも大きいため、より多くのOリング51を設けるスペースがある。よって、第1仕様のステアリング装置1Aと第2仕様のステアリング装置1Bとの間で、Oリング50,51の数を異ならせる場合、第2ブッシュ本体部40Baにおける複数の第2Oリング51の配置の自由度が高まる。
図7は、第1ブッシュ40Aを径方向から見た外観図である。図8は、第1ブッシュ40Aを図7の右側から見た外観図である。図9は、第1ブッシュ40Aを図7の左側から見た外観図である。
本実施例では、第1仕様のステアリング装置1Aは、複数の第1Oリング50を備える。さらに、第1ブッシュ40Aは、第1ブッシュ本体部40Aaに設けられた第1小径部40Aa1を備える。第1小径部40Aa1は、第1基準軸線10Aaに沿う方向において、第1ブッシュ本体部40Aaのうち、第1フランジ部40Abの反対側に設けられており、
第1基準軸線10Aaを中心とする外径D40Aa1が第1ブッシュ本体部外径D40Aaよりも小さい。すなわち、第1小径部40Aa1は、第1基準軸線10Aaを中心とする外径の半径r40Aa1が第1ブッシュ本体部半径r40Aaよりも小さい。複数の第1Oリング50は、第1基準軸線10Aaを中心とする径方向において第1ブッシュ本体部収容部33Aaと第1ブッシュ本体部40Aaとの間であって、第1基準軸線10Aaに沿う方向において第1小径部40Aa1と第1フランジ部40Abとの間に設けられている。
この構成によれば、第1ブッシュ本体部40Aaの中に、第1Oリング50を設ける部分40Aa0と、第1Oリング50を設けない第1小径部40Aa1とが設けられる。第1小径部40Aa1は、第1基準軸線10Aaに沿う方向における第1ブッシュ40Aの挿入位置を規定する。この場合、第1小径部40Aa1を第1Oリング50を設ける部分40Aa0よりも小径とすることで、第1小径部40Aa1が第1Oリング50の特性に影響を与えることを抑制することができる。
また、図7乃至図9に示すように、第1ブッシュ40Aは、第1フランジ部40Abから第1ブッシュ本体部40Aaに跨る切り欠き部40Acや、第1ブッシュ本体部40Aaに設けられた切り欠き部40Adを備える。切り欠き部40Ac,40Adは、第1ブッシュ40Aが誤って第2ラックハウジング30Bに挿入される際に、第1ブッシュ40Aの変形を大きくする。これにより、第1ブッシュ40Aは第2ラックバー10Bと干渉し易くなり、第1ブッシュ40Aの誤った組み付けの発見が容易になる。
図10は、第2ブッシュ40Bを径方向から見た外観図である。図11は、第2ブッシュ40Bを図10の右側から見た外観図である。図12は、第2ブッシュ40Bを図10の左側から見た外観図である。
さらに本実施例では、図2及び図3に示すように、第2仕様のステアリング装置1Bは、複数の第2Oリング51を備える。さらに、第2ブッシュ40Bは、第2ブッシュ本体部40Baに設けられた第2小径部40Ba1を備える。第2小径部40Ba1は、第2基準軸線10Baに沿う方向において、第2ブッシュ本体部40Baのうち、第2フランジ部40Bbの反対側に設けられており、第2基準軸線10Baを中心とする外径の半径r40Ba1が第2ブッシュ本体部半径r40Baよりも小さい。すなわち、第2小径部40Ba1は、第2基準軸線10Baを中心とする外径D40Ba1が第2ブッシュ本体部外径D40Baよりも小さい(図10参照)。複数の第2Oリング51は、第2基準軸線10Baに沿う径方向において第2ブッシュ本体部収容部33Baと第2ブッシュ本体部40Baとの間であって、第2基準軸線10Baに沿う方向において第2小径部40Ba1と第2フランジ部40Bbとの間に設けられている。
この構成によれば、第2ブッシュ本体部40Baの中に第2Oリング51を設ける部分40Ba0と、第2Oリング51を設けない第2小径部40Ba1とが設けられる。第2小径部40Ba1は、第2基準軸線10Baに沿う方向における第2ブッシュ40Bの挿入位置(軸方向位置)を規定する。この場合、第2小径部40Ba1を第2Oリング51を設ける部分40Ba0よりも小径とすることで、第2小径部40Ba1が第2Oリング51の特性に影響を与えることを抑制することができる。
また、図10乃至図12に示すように、第2ブッシュ40Bは、第2フランジ部40Bbから第2ブッシュ本体部40Baに跨る切り欠き部40Bcや、第2ブッシュ本体部40Baに設けられた切り欠き部40Bdを備える。切り欠き部40Bc,40Bdは、第2ブッシュ40Bが誤って第1ラックハウジング30Aに挿入される際に、第2ブッシュ40Bの変形を大きくする。これにより、第2ブッシュ40Bは第1ラックバー10Aと干渉し易くなり、第2ブッシュ40Bの誤った組み付けの発見が容易になる。
図13は、第1ラックハウジング30Aに第2小径部40Ba1を有する第2ブッシュを誤って組み付けた状態を示す図である。
図13では、第2ブッシュ本体部軸方向長さL40Baが第1ブッシュ本体部収容部軸方向長さL33Aaよりも大きいものの、第2ブッシュ本体部40Baに設けられた第2小径部40Ba1が第1ラックバー収容部32Aに乗り上げた状態を示している。第2小径部40Ba1は外径が小さく形成されるために、第1ラックバー収容部32Aに乗り上げ易くなることが想定される。
この場合、第2ブッシュ40Bは、第2小径部40Ba1が第1基準軸線10Aaに沿う方向において第1ラックバー収容部32Aとオーバーラップするところまで、第1ラックハウジング30Aに挿入される。この状態において、第2小径部40Ba1の第1基準軸線10Aaを中心とする内径Di40Ba1は第1ラックバー10Aの外径Do10Aよりも小さくなる。
これにより、第2小径部40Ba1は、その外径D40Ba1(図12参照)が小さいために、第1ラックバー収容部32Aとオーバーラップするところまで挿入されることが想定される。この場合、第1ラックハウジング30Aに対する第2ブッシュ40Bの軸方向位置で誤った組み付けを検出することが困難となる虞がある。しかし本実施例では、第1ラックハウジング30Aに対して第2ブッシュ40Bを誤って組み付けた状態では、第2小径部40Ba1の内径Di40Ba1が第1ラックバー10Aの外径Do10Aよりも小さくなるため、部品の誤った組み付けを発見することができる。
図14は、第1ラックハウジング30Aに、第1小径部40Aa1を備えた第1ブッシュ40Aを組み付けた状態を示す図である。
第1ラックハウジング30Aは、第1基準軸線10Aaに沿う方向において、第1ブッシュ本体部収容部33Aaと第1ラックバー収容部32Aとの間に設けられた第1段部35Aを備える。第1段部35Aは、第1基準軸線10Aaに沿う方向において、第1ブッシュ40Aと対向する第1対向面35Aaを備える。第1対向面35Aaは第1基準軸線10Aaに対して垂直な断面と平行な形状を有するようにするとよい。
これにより、第1ラックハウジング30Aに誤って第2ブッシュ40Bが挿入された場合、第2ブッシュ40Bの端部が第1対向面35Aaと当接し、第2ブッシュ40Bが第1ラックハウジング30Aの奥まで挿入されることを規制する。このとき、第1対向面35Aaが第1基準軸線10Aaに対して垂直に形成されているため、第2ブッシュ40Bが第1段部35Aに引掛かりやすく、第2ブッシュ40Bが第1ラックハウジング30Aの奥まで挿入されることを抑制することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、一部の構成の削除や、記載されていない他の構成の追加が可能である。
1A…第1ステアリング装置、1B…第2ステアリング装置、10A…第1ラックバー、10Aa…第1基準軸線、10B…第2ラックバー、10Ba…第2基準軸線、30A…第1ラックハウジング、30B…第2ラックハウジング、31A…第1ラックハウジング本体部、31Aa…第1ラックハウジング第1端部、31Ab…第1ラックハウジング第2端部、31B…第2ラックハウジング本体部、31Ba…第2ラックハウジング第1端部、31Bb…第2ラックハウジング第2端部、32A…第1ラックバー収容部、32B…第2ラックバー収容部、33A…第1ブッシュ収容部、33Aa…第1ブッシュ本体部収容部、33Ab…第1フランジ部収容部、33B…第2ブッシュ収容部、33Ba…第2ブッシュ本体部収容部、33Bb…第2フランジ部収容部、40A…第1ブッシュ、40Aa…第1ブッシュ本体部、40Aa1…第1小径部、40Ab…第1フランジ部、40B…第2ブッシュ、40Ba…第2ブッシュ本体部、40Ba1…第2小径部、40Bb…第2フランジ部、50…第1Oリング、51…第2Oリング、L33Aa…第1ブッシュ本体部収容部軸方向長さ、L33Ab…第1フランジ部収容部軸方向長さ、L33Ba…第2ブッシュ本体部収容部軸方向長さ、L33Bb…第2フランジ部収容部軸方向長さ、L40Aa…第1ブッシュ本体部軸方向長さ、L40Ab…第1フランジ部軸方向長さ、L40Ba…第2ブッシュ本体部軸方向長さ、r32A…第1ラックバー収容部半径、r32B…第2ラックバー収容部半径、r33Aa…第1ブッシュ本体部収容部半径、r33Ab…第1フランジ部収容部半径、r33Ba…第2ブッシュ本体部収容部半径、r33Bb…第2フランジ部収容部半径、r40Aa…第1ブッシュ本体部半径。

Claims (10)

  1. ステアリング装置の製造方法であって、
    前記ステアリング装置は、第1仕様のステアリング装置と第2仕様のステアリング装置とがあり、
    前記第1仕様のステアリング装置は、第1ラックバーと第1ラックハウジングと第1ブッシュとを備え、
    前記第1ラックバーは、転舵輪を転舵可能であり、
    前記第1ラックハウジングは、第1ラックハウジング本体部と第1ラックバー収容部と第1ブッシュ収容部とを備え、
    前記第1ラックハウジング本体部は、筒形状を有し、1対の端部である第1ラックハウジング第1端部と第1ラックハウジング第2端部とを備え、
    前記第1ラックバー収容部は、前記第1ラックハウジング本体部の内側に設けられ、前記第1ラックバーを収容可能であり、
    前記第1ブッシュ収容部は、第1ブッシュ本体部収容部と第1フランジ部収容部とを備え、前記第1ラックハウジングに対する前記第1ラックバーの移動方向に対して垂直な断面における前記第1ラックバー収容部の内周円の中心を通り、かつ前記第1ラックバーの移動方向に平行な軸線を第1基準軸線とし、前記第1基準軸線を中心とする前記第1ラックバー収容部の半径を第1ラックバー収容部半径としたとき、
    前記第1ブッシュ本体部収容部は、前記第1基準軸線に沿う方向における長さを第1ブッシュ本体部収容部軸方向長さ、前記第1基準軸線を中心とする半径を第1ブッシュ本体部収容部半径としたとき、前記第1基準軸線に沿う方向において前記第1ラックバー収容部と前記第1ラックハウジング第1端部との間に設けられ、前記第1ラックハウジング本体部の内側に設けられ、前記第1ブッシュ本体部収容部半径が前記第1ラックバー収容部半径よりも大きい形状を有しており、
    前記第1フランジ部収容部は、前記第1基準軸線に沿う方向における長さを第1フランジ部収容部軸方向長さ、前記第1基準軸線を中心とする半径を第1フランジ部収容部半径としたとき、前記第1基準軸線に沿う方向において、前記第1ブッシュ本体部収容部と前記第1ラックハウジング第1端部との間に設けられ、前記第1ラックハウジング本体部の内側に設けられ、前記第1フランジ部収容部半径が前記第1ブッシュ本体部収容部半径よりも大きい形状を有しており、
    前記第1ブッシュは、第1ブッシュ本体部と第1フランジ部とを備え、前記第1ブッシュ収容部に収容可能であり、筒形状を有し、前記第1ラックバーが挿入された状態で前記第1ラックバーを支持可能であり、
    前記第1ブッシュ本体部は、前記第1ブッシュ本体部に収容可能であり、前記第1基準軸線に沿う方向の長さである第1ブッシュ本体部軸方向長さが、前記第1ブッシュ本体部収容部軸方向長さよりも短く、前記第1基準軸線を中心とする前記第1ブッシュ本体部の外形の半径である第1ブッシュ本体部半径が前記第1ブッシュ本体部収容部半径よりも小さい形状を有しており、
    前記第1フランジ部は、前記第1フランジ部収容部に収容可能であり、前記第1基準軸線に沿う方向の長さである第1フランジ部軸方向長さが、前記第1フランジ部収容部軸方向長さよりも短く、前記第1基準軸線を中心とする前記第1フランジ部の外形の半径である第1フランジ部半径が前記第1フランジ部収容部半径よりも小さい形状を有しており、
    前記第2仕様のステアリング装置は、第2ラックバーと第2ラックハウジングと第2ブッシュとを備え、
    前記第2ラックバーは、転舵輪を転舵可能であり、
    第2ラックハウジングは、第2ラックハウジング本体部と第2ラックバー収容部と第2ブッシュ収容部とを備え、
    前記第2ラックハウジング本体部は、筒形状を有し、1対の端部である第2ラックハウジング第1端部と第2ラックハウジング第2端部とを備え、
    前記第2ラックバー収容部は、前記第2ラックハウジング本体部の内側に設けられ、前記第2ラックバーを収容可能であり、
    前記第2ブッシュ収容部は、第2ブッシュ本体部収容部と第2フランジ部収容部とを備え、前記第2ラックハウジングに対する前記第2ラックバーの移動方向に対して垂直な断面における前記第2ラックバー収容部の内周円の中心を通り、かつ前記第2ラックバーの移動方向に平行な軸線を第2基準軸線とし、前記第2基準軸線を中心とする前記第2ラックバー収容部の半径を第2ラックバー収容部半径としたとき、
    前記第2ブッシュ本体部収容部は、前記第2基準軸線に沿う方向における長さを第2ブッシュ本体部収容部軸方向長さ、前記第2基準軸線を中心とする半径を第2ブッシュ本体部収容部半径としたとき、前記第2基準軸線の方向において前記第2ラックバー収容部と前記第2ラックハウジング第1端部との間に設けられ、前記第2ラックハウジング本体部の内側に設けられ、前記第2ブッシュ本体部収容部半径が前記第2ラックバー収容部半径よりも大きい形状を有しており、
    前記第2フランジ部収容部は、前記第2基準軸線に沿う方向における長さを第2フランジ部収容部軸方向長さ、前記第2基準軸線を中心とする半径を第2フランジ部収容部半径としたとき、前記第2基準軸線に沿う方向において前記第2ブッシュ本体部収容部と前記第2ラックハウジング第1端部との間に設けられ、前記第2ラックハウジング本体部の内側に設けられ、前記第2フランジ部収容部半径が前記第2ブッシュ本体部収容部半径よりも大きい形状を有しており、かつ、
    前記第2フランジ部収容部は、前記第2フランジ部収容部軸方向長さが前記第1フランジ部軸方向長さよりも短い、または前記第2フランジ部収容部半径が前記第1フランジ部半径よりも小さい形状を有しており、
    前記第2ブッシュは、第2ブッシュ本体部と第2フランジ部とを備え、前記第2ブッシュ収容部に収容可能であり、筒形状を有し、前記第2ラックバーが挿入された状態で前記第2ラックバーを支持可能であり、
    前記第2ブッシュ本体部は、前記第2ブッシュ本体部収容部に収容可能であり、前記第2基準軸線に沿う方向の長さである第2ブッシュ本体部軸方向長さが、前記第2ブッシュ本体部収容部軸方向長さよりも短く、前記第2基準軸線を中心とする前記第2ブッシュ本体部の外形の半径である第2ブッシュ本体部半径が前記第2ブッシュ本体部収容部半径よりも小さい形状を有しており、かつ、
    前記第2ブッシュ本体部は、前記第2ブッシュ本体部軸方向長さが前記第1ブッシュ本体部収容部軸方向長さよりも長い、または前記第2ブッシュ本体部半径が前記第1ブッシュ本体部収容部半径よりも大きい形状を有しており、
    前記第2フランジ部は、前記第2フランジ部収容部に収容可能であり、前記第2基準軸線に沿う方向の長さである第2フランジ部軸方向長さが、前記第2フランジ部収容部軸方向長さよりも短く、前記第2基準軸線を中心とする前記第2フランジ部の外形の半径である第2フランジ部半径が前記第2フランジ部収容部半径よりも小さい形状を有しており、
    前記第1ブッシュ収容部に前記第1ブッシュを組み付ける第1ブッシュ組付け工程と、
    前記第1ラックバーを前記第1ブッシュに挿入しながら前記第1ラックバー収容部に挿入する第1ラックバー組付け工程と、
    前記第2ブッシュ収容部に前記第2ブッシュを組み付ける第2ブッシュ組付け工程と、
    前記第2ラックバーを前記第2ブッシュに挿入しながら前記第2ラックバー収容部に挿入する第2ラックバー組付け工程と、
    を有することを特徴とするステアリング装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載のステアリング装置の製造方法において、
    前記第1ブッシュは、前記第1フランジ部軸方向長さが前記第2フランジ部収容部軸方向長さよりも長い形状を有することを特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項1に記載のステアリング装置の製造方法において、
    前記第2ブッシュは、前記第2ブッシュ本体部軸方向長さが前記第1ブッシュ本体部収容部軸方向長さよりも長い形状を有することを特徴とするステアリング装置の製造方法。
  4. 請求項3に記載のステアリング装置の製造方法において、
    前記第1仕様のステアリング装置は、複数の第1Oリングを備え、
    複数の前記第1Oリングは、前記第1基準軸線を中心とする径方向において、前記第1ブッシュ本体部収容部と前記第1ブッシュ本体部との間に設けられており、
    前記第2仕様のステアリング装置は、前記第1仕様のステアリング装置に設けられる前記第1Oリングの数よりも多い数が設けられる複数の第2Oリングを備え、
    複数の前記第2Oリングは、前記第2基準軸線を中心とする径方向において、前記第2ブッシュ本体部収容部と前記第2ブッシュ本体部との間に設けられていることを特徴とするステアリング装置の製造方法。
  5. 請求項1に記載のステアリング装置の製造方法において、
    前記第1ブッシュは、前記第1フランジ部が第2基準軸線の方向において前記第2フランジ部収容部とオーバーラップするところまで前記第2ラックハウジングに前記第1ブッシュを挿入した状態において、前記第1フランジ部の前記第2基準軸線を中心とする内径が、第2ラックバー10Aの外径よりも小さくなる形状を有することを特徴とするステアリング装置の製造方法。
  6. 請求項1に記載のステアリング装置の製造方法において、
    前記第2ブッシュは、前記第2ブッシュ本体部が前記第1基準軸線に沿う方向において前記第1ブッシュ本体部収容部とオーバーラップするところまで前記第1ラックハウジングに前記第2ブッシュを挿入した状態において、前記第2ブッシュ本体部の前記第1基準軸線を中心とする内径が、前記第1ラックバーの外径よりも小さくなる形状を有することを特徴とするステアリング装置の製造方法。
  7. 請求項1に記載のステアリング装置の製造方法において、
    前記第1仕様のステアリング装置は、複数の第1Oリングを備え、
    前記第1ブッシュは、前記第1ブッシュ本体部に設けられた第1小径部を備え、
    前記第1小径部は、前記第1基準軸線の方向において、前記第1ブッシュ本体部のうち、前記第1フランジ部の反対側に設けられており、前記第1基準軸線を中心とする外形の半径が、前記第1ブッシュ本体部半径よりも小さく、
    複数の前記第1Oリングは、前記第1基準軸線を中心とする径方向において前記第1ブッシュ本体部収容部と前記第1ブッシュ本体部との間であって、前記第1基準軸線に沿う方向において前記第1小径部と前記第1フランジ部との間に設けられていることを特徴とするステアリング装置の製造方法。
  8. 請求項1に記載のステアリング装置の製造方法において、
    前記第2仕様のステアリング装置は、複数の第2Oリングを備え、
    前記第2ブッシュは、前記第2ブッシュ本体部に設けられた第2小径部を備え、
    前記第2小径部は、前記第2基準軸線に沿う方向において、前記第2ブッシュ本体部のうち、前記第2フランジ部の反対側に設けられており、前記第2基準軸線に関する外径の半径が、前記第2ブッシュ本体部よりも小さく、
    複数の前記第2Oリングは、前記第2基準軸線を中心とする径方向において前記第2ブッシュ本体部収容部と前記第2ブッシュ本体部との間であって、前記第2基準軸線に沿う方向において、前記第2小径部と前記第2フランジ部との間に設けられていることを特徴とするステアリング装置の製造方法。
  9. 請求項8に記載のステアリング装置の製造方法において、
    前記第2ブッシュは、前記第2小径部が前記第1基準軸線に沿う方向において前記第1ラックバー収容部とオーバーラップするところまで前記第1ラックハウジングに挿入された状態において、前記第2小径部の前記第1基準軸線を中心とする内径が、前記第1ラックバーの外径よりも小さくなる形状を有することを特徴とするステアリング装置の製造方法。
  10. 請求項1に記載のステアリング装置の製造方法において、
    前記第1ラックハウジングは、前記第1基準軸線に沿う方向において、前記第1ブッシュ本体部収容部と前記第1ラックバー収容部との間に設けられた第1段部を備え、
    前記第1段部は、前記第1基準軸線に沿う方向において、前記第1ブッシュと対向する第1対向面を備え、
    前記第1対向面は、前記第1基準軸線に対して垂直な断面と平行な形状を有することを特徴とするステアリング装置の製造方法。
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