JP2019155928A - 熱変色性筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱変色インクを変色可能な摩擦体を使用する際に、不用意に筆記先端部が出没する不具合を解消可能とする。【解決手段】軸筒の内孔部に出没作動部が配設されると共に、摩擦体が軸筒の後端から適宜突出した状態に取付けられ、出没作動部の前方にボールペン筆記体が配設されて、摩擦体を被覆して保護部材が出没作動部と連動するように止着され、出没作動により筆記先端部が軸筒の先端口から出没状態に係止されると共に、摩擦体使用時には摩擦体が軸方向で固定状態となるように構成されてなる。【選択図】図1

Description

本発明は、先方部に筆記体を備え、後方部に熱変色インクを変色可能な摩擦体を搭載した熱変色筆記具に関する。
従来、カム溝と出没棒と回転カム部材よりなる出没機構部を備えて、出没棒の前後動に連動して回転カム部材が進退位置に位置決めされて熱変色インクを収容する筆記体の先端が軸先から出没し、筆記具の後端外面に露出した熱変色インクを摩擦して変色させる摩擦体を備えたものが知られている(特許文献1)。さらに、外面に露出した摩擦体の汚れを防ぐ為に保護部材を摩擦体の外周に覆うものも知られている(特許文献2)。
国際公開第2008/105227号 特開2014-124810
然しながら、特許文献2に開示のものは、保護部材を外して摩擦体を使用する際に出没機構部が連動して不用意に先軸の先端口から筆記先端部が突出又は没入状態にセットされる不具合が生じる。そこで、本発明の目的は前記の不具合を解決することにある。
上記課題を達成するために案出された本発明の筆記具は、軸筒の内孔部に出没作動部が配設されると共に、摩擦体が軸筒の後端から適宜突出した状態に取付けられ、出没作動部の前方に筆記体が配設されて、摩擦体を被覆した保護部材が出没作動部と連動するように止着され、出没作動により筆記先端部が軸筒の先端口から出没状態に係止されるか、又は芯が繰り出し可能と成るように設けられ、摩擦体使用時には摩擦体が軸方向で固定状態となるように構成されたことを特徴とする。
本発明により、摩擦体を使用する際に筆記体が出没可能となる不具合を起こさず、かつ保護部材を筆記具に装着した際に筆記体が出没可能な熱変色筆記具を提供することができる。
本発明の実施例を示す縦断面図で、ボールペンの筆記先端部を先軸の先端口から収納した状態を示している。又、保護部材の着脱状態で弾性係合片の係脱状態を示している。
図1は本発明の実施例を示している。先ず、図1に示すように軸筒はキャップ1と飾りリング29と先軸30で構成される。キャップ1は筒体で、段部1`に対し前方に螺子部2`(弾性係合部でもよい)を有した前軸部2と、後方で筒体内部に突出した後軸部3が一体に設けられている。又、後軸部3には後端部11と内孔部に段部12と共にカム溝3`が形成されている。又、キャップ1の後方側面にはクリップ13が設けられ、前軸部2の後端には段部1`に当接して飾りリング29が止着されている。又、後軸部3の外側でキャップ1の内周には段部3bと縦溝3aが形成されている。又、上記カム溝3には出没棒4の先方に形成されたカム部5を迎合させて出没棒4が後軸部3に対して前後動自在で嵌装され、出没棒4の全面にはカム部5の先端と対接するカム部9を備えた回転カム部材8がやはりカム溝3`に迎合して配設されている。
以上の構成による出没作動部はカーン式又はダブルノック式出没機構部として広く知られたものと同様になされたものである。又、回転カム部材8の後方には後端が閉塞された筒状の軸部8`が延設されて、軸部8`は出没棒4のやはり後方に延設した軸部6の中心孔部に嵌装され、回転カム部材8は出没棒4に対して適宜範囲で軸推移、且つ回転自由となる関係で軸部8`の外周部と出没棒4の中心孔との間に凸部と凸部の当接により規制される抜け止めの係合部(図示せず)が設けられている。又、出没棒4の軸部6後端外周部には溝状の係合部7が形成されている。
又、収納ケース14は、外筒部18の内孔部前端に中心に孔部15を有した仕切り部16が設けられ、仕切り部16より後方に起立して内筒部17が設けられている。又、外筒部19の後端外周には突状の係合部19が形成され、更に内筒部17の側面には径方向の弾性変位が容易となるように適宜スリ割り部17`が設けられている。又、外筒部18の前方には所要箇所で弾性係合片20が延設され、弾性係合片20の長手方向の略中央の周面には外方に膨出した突部22が形成されている。又、上記仕切り部16前方には内周部に所要箇所で溝部が形成された係合筒部23が設けられて、収納ケース14は一体の弾性に優れた合成樹脂で成形されている。
以上により、前記収納ケース14がキャップ1の内孔部に挿入され、後軸部3の後端部11と収納ケース14の段部25との間にコイルスプリング10が附勢された状態で前記係合筒部23の内孔部に出没棒4の軸部6の後端が挿入されて、仕切り部16の孔部15の縁が係合部7の溝に嵌入して出没棒4と収納ケース14は一体に止着される。又、その時収納ケース14の弾性係合片20の先端部21はキャップ1の段部3bに略当接状に対接する。尚、出没棒4の軸部6の外周には係合筒部23の溝部と噛みあって相互を回転止めするリブ状の係合部24が形成されている。
また、前記回転カム部材8の軸部8`の内孔にボールペン筆記体34の後端部が装着され、そのチューブ35に形成された段差部36に後端を当接してリターンスプリング38が取付けられて、キャップ1の前軸部2の螺子部2`には内孔部にそれと係止する螺子部31(前軸部の弾性係合部と係止する弾性係合部としてもよい)を備えた先軸30が固定されて、リターンスプリング38の前端が先軸30内孔先方のリブ状の段部33に当接されて、筆記体であるボールペン筆記体34は常時後方に附勢される。
また、内筒部17の内孔には摩擦体27が止着され、キャップ1の後端には前記収納ケース14の外筒部18に設けた係合部19と着脱自在に係止する係合部28を有した保護部材26が摩擦体27を被覆して嵌着される。この場合の係合部も相互の突部と突部又は溝と突部で形成されて、その関係が入れ変わってもよい。
本発明の実施例では出没作動部を通称カーン式又はダブルノック式と称する出没機構部とし、ボールペン筆記体34の筆記先端部37を先軸30の先端口32から出没するようにしている。
ボールペン筆記体34は、チューブ35の内部に熱変色インクを充填し、先端部には筆記ボールが保持されたボールペンチップである先端筆記部37が装着されている。熱変色性インクとは、常温(例えば25℃)で所定の色彩(第1色)を維持し、所定温度(例えば65℃)まで昇温させると別の色彩(第2色)へと変化し、その後、所定温度(例えば-10℃)まで冷却させると、再び元の色彩(第1色)へと復帰する性質を有するインクを言う。熱変色性インクを用いた筆記具1では第2色を無色とし、第1色(例えば赤)で筆記した描線を昇温させて無色とする構成でもよい。従って、描線が筆記された紙面等に対して摩擦体27によって擦過して摩擦熱を生じさせ、それによって描線を無色に変化させる。なお、当然のことながら第2色は、無色以外の有色でもよい。さらに具体的な詳細を説明するとインクに含まれる色材は、(A)電子供与性呈色性有機化合物、(B)電子受容性化合物、及び(C)両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒体、の必須三成分を少なくとも含む可逆熱変色性組成物をマイクロカプセル中に内包させた可逆熱変色性マイクロカプセル顔料が好適に用いられる。可逆熱変色性マイクロカプセル顔料は、粒子径の平均値が0.1〜5.0μm、好ましくは0.5〜2μmの範囲にあることが好ましい。可逆熱変色性マイクロカプセル顔料は、インキ組成物全量に対し、好ましくは4〜30重量%配合することが好ましい。なお、平均粒子径の測定は、粒度分布測定装置〔粒子径測定器N4Plus(COULTER社製)〕を用いる。
また、本発明の実施例ではボールペン筆記体34は、例えば芯の繰り出し機構部の後方に位置する芯ケースを出没作動部として、その後端に収納ケース14を連接した熱変色芯を繰り出すシャープペンシル筆記体やマーキングペン芯とすれば熱変色シャープペンシルや熱変色サインペンとして用いることができる。
摩擦体27は、紙面等との摩擦動作によって熱変色インクを変色可能とし、シリコーンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム等のゴム材質やスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等の熱可塑性エラストマーといったゴム弾性材料、2種以上のゴム弾性材料の混合物、及び、ゴム弾性材料と合成樹脂との混合物で構成された低摩耗性のゴム弾性材料が挙げられる。
本発明の熱変色筆記具は以上のように構成されており、キャップ1の後端から摩擦体27が適宜に突出して取付けられ、摩擦体を使用する際に押圧されると弾性係合片20の先端部21がキャップの段部3bに当接して前進が阻止される。即ち、出没作動不可となる。又、収納ケース14に保護部材26を止着した時には、その内壁で弾性係合片20の突部22が押されて、先端部21が縮径方向に移動して縦溝3aに対向するので出没作動が可能となり、ボールペン筆記体34の筆記先端部37が先軸30の先端口32から出没する。
1 キャップ
1` 段部
2 前軸部
2` 螺子部
3 後軸部
3` カム溝
4 出没棒
5 カム部
6 軸部
7 係合部
8 回転カム部材
8` 軸部
9 カム部
10 コイルスプリング
11 後端部
12 段部
13 クリップ
14 収納ケース
15 孔部
16 仕切り部
17 内筒部
17` スリ割り部
18 外筒部
19 係合部
20 弾性係合片
21 先端部
22 突部
23 係合筒部
24 係合部
25 段部
26 保護部材
27 摩擦体
28 係合部
29 飾りリング
30 先軸
31 螺子部
32 先端口
33 段部
34 ボールペン筆記体
35 チューブ
36 段差部
37 筆記先端部
38 リターンスプリング

Claims (1)

  1. 軸筒の内孔部に出没作動部が配設されると共に、熱変色インクを変色可能な摩擦体が軸筒の後端から適宜突出した状態に取付けられ、出没作動部の前方に筆記体が配設されて、摩擦体を被覆して保護部材が出没作動部と連動するように止着され、出没作動により筆記先端部が軸筒の先端口から出没状態に係止されると共に、出没作動部と連接して前方に弾性係合片を有した収納ケースを設け、収納ケースの後方にオレフィン系エラストマーで構成された低摩耗性の摩擦体を取付けると共に、摩擦体使用時には弾性係合片の先端が軸筒の段部に係止して出没作動がロックされ、保護部材を収納ケースに装着した時に、弾性係合片が変位されて軸筒との係止が解除され、出没作動が可能となるように設けられて筆記先端部が軸筒の先端口から出没状態に係止されるか、又は筆記体が繰り出し可能となるように構成されたことを特徴とする熱変色筆記具。
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