JP2019155771A - 印刷缶の校正方法 - Google Patents

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【課題】印刷缶の校正作業を、簡単にかつ迅速に行うことが可能な印刷缶の校正方法を提供する。【解決手段】金属缶の表面に印刷が施された印刷缶の校正方法であって、フルカラー印刷された見本パターンの画像データを、前記金属缶の印刷に用いられる複数の特色インクに対応する特色データと網点パターンデータに分解して、複数の特色インクにそれぞれ対応した製版データを作成する製版データ作成工程S01と、前記特色インク毎に作成された前記製版データに基づいて、インクジェットプリンタによって試刷パターンが印刷された試刷パターンフィルムを形成する試刷パターンフィルム形成工程S02と、前記試刷パターンフィルムを前記金属缶の外周面に貼り付けてデジタル校正缶を作製するデジタル校正缶作製工程S03と、前記デジタル校正缶と前記見本パターンとを比較する比較工程S04と、を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、金属缶の表面に印刷が施された印刷缶において、印刷画像の校正を行う印刷缶の校正方法に関するものである。
有底筒状の円筒容器から成形される飲料用容器として、開口端部にキャップが螺着されるボトル缶や、開口端部に缶蓋が巻き締められる巻締缶が知られている。このような缶は、例えばアルミニウム等の金属板を円形状に打ち抜き、それを絞り加工して有底円筒状のカップ部材を得て、さらにそれを再絞り・しごき加工することにより円筒状の缶胴を形成し、その後、缶胴の外周面に印刷が施される。
この缶胴の印刷に際しては、特許文献1,2で示すような、オフセット印刷機構を有する印刷装置が使用されている。
上述のオフセット印刷機構を有する缶の印刷装置においては、複数の特定色のインク(以下、特色インク)にそれぞれ対応した複数のインカーユニットを有しており、これらの特色インクが凸版に付着させられ、これが印刷用ブランケットに写し取られる。複数の特色インクのパターンが積層されることで、一定の図柄が形成される。そして、この印刷用ブランケットのインクが金属缶の外周面に転写されることで、金属缶の外周面に印刷が施される。
この印刷用ブランケットにおいては、複数の特色インクがウェットな状態で配置されることから、複数の特色インクが同一箇所に位置しないように配置する必要がある。このため、オフセット印刷機構を有する缶の印刷装置においては、特色インクを重ね塗りすることができず、複数の特色インクのパターン上に配置することによって、様々な画像を再現することになる。
ここで、印刷缶においては、通常、顧客から印刷画像の見本パターンが提供される。この見本パターンは、例えばインクジェットプリンタ等を用いて、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色成分を重ね合わせることよって、フルカラー印刷されたものである。
缶の印刷装置においては、上述のように、複数の特色インクのみを重ね塗りすることなく印刷する必要があるため、フルカラー印刷された画像をそのまま再現することはできなかった。そこで、例えば特許文献3に記載されたように、画像データを多色分解して製版データを作成し、この製版データを元にして特色インク毎に版を作製し、缶へ印刷を行っていた。
特開2008−238796号公報 特開2012−176618号公報 特開2006−108896号公報
ところで、上述の印刷缶を製造する場合には、図5のフロー図に示すように、印刷缶の校正作業が行われる。
まず、見本パターンから各色の製版データを作成する(製版データ作成工程S101)。次に、この製版データを元に版を作製する(版作製工程S102)。缶の印刷装置を用いて、金属缶に対して試し刷りを行って試刷り校正缶を作製する(試刷り校正缶作製工程S103)。この試刷り校正缶を顧客に提出し、客先において試刷り校正缶の印刷画像と見本パターンの画像との比較を行う(比較工程S104)。そして、試刷り校正缶の印刷画像と見本パターンの画像との差異を修正するように、製版データを再度作成する(製版データ作成工程S101)。これら製版データ作成工程S101、版作製工程S102、試刷り校正缶作製工程S103、比較工程S104を繰り返し実施し、印刷缶の校正作業が行われる。このため、印刷缶の校正作業に多大な労力と時間を費やす必要があった。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたものであって、印刷缶の校正作業を、簡単にかつ迅速に行うことが可能な印刷缶の校正方法を提供することを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明に係る印刷缶の校正方法は、金属缶の表面に印刷が施された印刷缶の校正方法であって、フルカラー印刷された見本パターンの画像データを、前記金属缶の印刷に用いられる複数の特色インクに対応する特色データと網点パターンデータに分解して、複数の特色インクにそれぞれ対応した製版データを作成する製版データ作成工程と、前記特色インク毎に作成された前記製版データに基づいて、インクジェットプリンタによって試刷パターンが印刷された試刷パターンフィルムを形成する試刷パターンフィルム形成工程と、前記試刷パターンフィルムを前記金属缶の外周面に貼り付けてデジタル校正缶を作製するデジタル校正缶作製工程と、前記デジタル校正缶と前記見本パターンとを比較する比較工程と、を有することを特徴としている。
この構成の印刷缶の校正方法によれば、フルカラー印刷された見本パターンの画像データを、前記金属缶の印刷に用いられる複数の特色インクに対応する特色データと網点パターンデータに分解して、複数の特色インクにそれぞれ対応した製版データを作成する製版データ作成工程と、前記特色インク毎に作成された前記製版データに基づいて、インクジェットプリンタによって試刷パターンが印刷された試刷パターンフィルムを形成する試刷パターンフィルム形成工程と、を備えているので、インクジェットプリンタによって、特色インクを用いた缶の印刷装置による印刷を再現した試刷パターンフィルムを形成することが可能となる。
そして、前記試刷パターンフィルムを前記金属缶の外周面に貼り付けてデジタル校正缶を作製するデジタル校正缶作製工程と、前記デジタル校正缶と前記見本パターンとを比較する比較工程と、を備えているので、版を複数回作製する必要がなく、印刷缶の校正作業を簡単にかつ迅速に行うことが可能となる。
ここで、本発明の印刷缶の校正方法においては、前記試刷パターンフィルムの試刷パターンと前記見本パターンとを比較して、前記製版データの調整を行う製版データ調整工程を備えていてもよい。
この構成の印刷缶の校正方法によれば、前記試刷パターンフィルムの試刷パターンと前記見本パターンとを比較して、前記製版データの調整を行う製版データ調整工程を備えているので、版を作製することなく、製版データの調整を行うことができる。
また、本発明の印刷缶の校正方法においては、前記製版データ調整工程においては、前記金属缶の金属光沢を考慮した印刷色のデータベースに基づいて、前記製版データを調整する構成とすることが好ましい。
この場合、前記金属缶の金属光沢を考慮した印刷色のデータベースに基づいて前記製版データを調整する構成としているので、インクジェットプリンタで前記試刷パターンフィルムを印刷した際に、金属缶の表面に印刷した状態を精度良く再現することができる。
さらに、本発明の印刷缶の校正方法においては、前記製版データ作成工程においては、前記金属缶の金属光沢を考慮した印刷色のデータベースに基づいて、前記製版データを作成することが好ましい。
この場合、前記金属缶の金属光沢を考慮した印刷色のデータベースに基づいて前記製版データを作成する構成としているので、インクジェットプリンタで前記試刷パターンフィルムを印刷した際に、金属缶の表面に印刷した状態を精度良く再現することができる。
また、本発明の印刷缶の校正方法においては、前記製版データに基づいて版を作製し、缶の印刷装置を用いて前記金属缶の表面に印刷を行い、試刷り校正缶を作製する試刷り校正缶作製工程を備えていてもよい。
この場合、上述のように、インクジェットプリンタで印刷した試刷パターンフィルムを用いて製版データを作成した上で、この製版データに基づいて版を作製し、試刷り校正缶を作製しているので、見本パターンの画像データを精度良く再現した試刷り校正缶を作製することが可能となる。
本発明によれば、印刷缶の校正作業を、簡単にかつ迅速に行うことが可能な印刷缶の校正方法を提供することができる。
缶の印刷装置の概略説明図である。 本発明の一実施形態である印刷缶の校正方法を示すフロー図である。 見本パターンの画像データを製版データに変換した一例を示す説明図である。 本発明の他の実施形態である印刷缶の校正方法を示すフロー図である。 従来の印刷缶の校正方法を示すフロー図である。
以下に、本発明の実施の形態である印刷缶の校正方法について、添付した図面を参照して説明する。
まず、図1を用いて、金属缶の外周面に印刷を行う缶の印刷装置について説明する。
この缶の印刷装置10は、インク付着機構11と、缶移動機構15とで概略構成されている。
インク付着機構11は、各色のインクを供給する複数のインカーユニット20(20A,20B,20C,20D,20E)と、これらのインカーユニット20からインクを写し取った後、缶胴41の外周面に接触して該インクを印刷する(付着させる)ブランケットホイール30とから構成される。
なお、図1においては、5つのインカーユニット20(20A,20B,20C,20D,20E)が図示されているが、使用する特色インクの数に応じてインカーユニットを備えるものとされている。本実施形態では、図3に示すように、8つの特色インクを用いていることから、8つのインカーユニット20を備えていることになる。
インカーユニット20は、インク源21と、インク源21に接触してインクを受けるダクティングロール22と、このダクティングロール22に接続する複数のロールからなる中間ローラ23と、この中間ローラ23に接続するゴムローラ24と、このゴムローラ24に接続する印刷版胴26とからなり、印刷版胴26の外周面には缶胴41に印刷される図柄に応じて形成された凸版27が形成されている。この印刷版胴26はシャフト部(図示なし)に回転自在に支持されている。
ブランケットホイール30の外周面には、印刷用ブランケット31が複数枚備えられている。この印刷用ブランケット31は、印刷版胴26の外周面に形成された凸版27に接触するとともに、缶胴41に接触する構成とされている。
缶移動機構15は、缶胴41を取り入れる缶シュータ16と、この缶シュータ16から供給された缶胴41を回転自在に保持するマンドレル17と、このマンドレル17に装着された缶胴41を、順次、インク付着機構11側に回転移動させるマンドレルターレット18とで構成されている。
このような構成の缶の印刷装置10では、各々のインカーユニット20のインク源21から各々異なった特色インクが、ダクティングロール22、中間ローラ23、ゴムローラ24を介して、印刷版胴26の外周面に形成された凸版27に付着させられ、これら各特色インクが、回転するブランケットホイール30上の印刷用ブランケット31に図柄パターンとして乗せられ、この図柄パターンがマンドレル17に保持された缶胴41に接触して転写されることになる。
そして、これら各特色インクのパターンが積層されることにより、缶胴41にひとつの図柄が印刷される。つまり、缶胴41に印刷される図柄は、各特色インクに対応した凸版27の図柄パターンが重なり合って形成されているのである。
なお、印刷用ブランケット31には、複数の特色インクがウェットな状態で配置されることから、複数の特色インクが同一箇所に位置しないように配置する必要がある。このため、上述の缶の印刷装置10においては、複数の特色インクのパターン上に配置することによって、様々な画像を再現することになる。
ここで、印刷缶を作製する場合には、客先から提出された見本パターンの画像を元にして、印刷缶の校正作業を行う必要がある。
本実施形態である印刷缶の校正方法においては、図2のフロー図に示すように、見本パターンの画像データを元に複数の特色インクにそれぞれ対応した製版データを作成する製版データ作成工程S01と、製版データを用いて、特色インク毎に作成された製版データに基づいて、インクジェットプリンタによって試刷パターンが印刷された試刷パターンフィルムを形成する試刷パターンフィルム形成工程S02と、試刷パターンフィルムを金属缶の外周面に貼り付けてデジタル校正缶を作製するデジタル校正缶作製工程S03と、デジタル校正缶と見本パターンとを比較する比較工程S04とを備えている。さらに、本実施形態においては、試刷パターンフィルムの試刷パターンと見本パターンとを比較して、製版データの調整を行う製版データ調整工程S05を備えている。
そして、複数の特色インクにそれぞれ対応した製版データに基づいて作成された試刷パターンフィルムを缶の外周面に貼り付けて作製されたデジタル校正缶を客先に提出し、校正作業を完了する(校了)。
製版データ作成工程S01においては、フルカラー印刷された見本パターンの画像データを、金属缶の印刷に用いられる複数の特色インクに対応する特色データと網点パターンデータに分解して、複数の特色インクにそれぞれ対応した製版データを作成する。すなわち、缶の印刷装置では、複数の特定の色の特色インクしか用いることができず、かつ、この特色インクを重ね塗りして混ぜ合わせることはできない。このため、網点パターンを規定することで、様々な画像を再現することになる。
ここで、フルカラー印刷された見本パターンの画像データは、図3に示すように、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色成分を重ね塗りすることよって、構成されている。
これを画像処理により、図3に示すように、複数の特色インク(図3においては8色)のパターンに分割して、それぞれの特色インクに対応した製版データを作成する。このとき、各特色インクの印刷パターンは互いに重なり合わないように設定する必要がある。
そして、この製版データ作成工程S01においては、金属缶の金属光沢を考慮した印刷色のデータベースに基づいて、フルカラー印刷された見本パターンの画像データを、特色データと網点パターンデータに分解して、複数の特色インクにそれぞれ対応した製版データを作成することが好ましい。すなわち、本実施形態においては、金属光沢を有する金属缶の外周面に印刷した場合であっても、見本パターンの画像データを精度良く再現できるように、製版データを作成しているのである。
試刷パターンフィルム形成工程S02においては、上述の製版データ作成工程S01で作成された特色インク毎に作成された前記製版データを元に、インクジェットプリンタを用いて、フィルム上に試刷パターンを印刷し、試刷パターンが印刷された試刷パターンフィルムを形成する。この試刷パターンフィルム形成工程S02においては、インクジェットプリンタで、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色成分を重ね塗りすることで、特色インクの色を再現し、各特色インクに対応した製版データのパターンで印刷することになる。
すなわち、この試刷パターンフィルム形成工程S02においては、インクジェットプリンタを用いて缶の印刷装置の印刷を、フィルム上に再現しているのである。
デジタル校正缶作製工程S03においては、上述のようにして得られた製版データに基づいて印刷された試刷パターンフィルムを金属缶の外周面に貼り付けることによってデジタル校正缶を作製する。
そして、比較工程S04においては、デジタル校正缶と見本パターンとを比較する。
また、本実施形態では、製版データ調整工程S05において、試刷パターンフィルムの試刷パターンと、見本パターンとを比較して、複数の特色インクにそれぞれ対応した製版データの調整を行う。なお、比較工程S04の結果に基づいて、製版データの調整を実施してもよい。
この製版データ調整工程S05においては、金属缶の金属光沢を考慮した印刷色のデータベースに基づいて、製版データを調整することが好ましい。
そして、製版データ調整工程S05と試刷パターンフィルム形成工程S02とを繰り返し実施することにより、試刷パターンフィルムの試刷パターンと、見本パターンの画像と、を精度良く一致するように、複数の特色インクにそれぞれ対応した製版データを作成する。
上述のようにして調整した後の製版データに基づいて印刷された試刷パターンフィルムを金属缶の外周面に貼り付けることによってデジタル校正缶を作製し、このデジタル校正缶を客先に提出することによって、印刷缶の校正作業が完了することになる。
以上のような構成とされた本実施形態である印刷缶の校正方法においては、フルカラー印刷された見本パターンの画像データを、前記金属缶の印刷に用いられる複数の特色インクに対応する特色データと網点パターンデータに分解して、複数の特色インクにそれぞれ対応した製版データを作成する製版データ作成工程S01と、前記特色インク毎に作成された前記製版データに基づいて、インクジェットプリンタによって試刷パターンが印刷された試刷パターンフィルムを形成する試刷パターンフィルム形成工程S02と、を備えているので、インクジェットプリンタによって、特色インクを用いた缶の印刷装置による印刷を再現した試刷パターンフィルムを形成することが可能となる。
また、上述の製版データに基づいて印刷された試刷パターンフィルムを金属缶の外周面に貼り付けてデジタル校正缶を作製し、このデジタル校正缶と見本パターンとを比較しているので、版を複数回作製する必要がなく、試刷パターンフィルムの試刷パターンと前記見本パターンとを比較することができる。
さらに、試刷パターンフィルムの試刷パターンと見本パターンとを比較して、特色インク毎に作成された製版データの調整を行う製版データ調整工程S05を備えているので、版の実際に作成し、缶の印刷装置を用いて印刷することなく、製版データの調整を行うことができる。
そして、前記試刷パターンフィルムを前記金属缶の外周面に貼り付けて作製したデジタル校正缶を客先に提出することによって、印刷缶の校正作業を完了させているので、版を複数回作製する必要がなく、かつ、缶の印刷装置を用いて複数回印刷する必要がなく、印刷缶の校正作業を簡単にかつ迅速に行うことが可能となる。
さらに、本実施形態の印刷缶の校正方法においては、製版データ作成工程S01及び製版データ調整工程S05において、金属缶の金属光沢を考慮した印刷色のデータベースに基づいて製版データを作成及び調整する構成としているので、インクジェットプリンタで試刷パターンフィルムを印刷した際に、金属缶の表面に印刷した状態を精度良く再現することができる。
また、本実施形態の印刷缶の校正方法においては、上述のようにして調整された製版データに基づいて印刷された試刷パターンフィルムを金属缶の外周面に貼り付けて見本缶を作製しているので、見本パターンの画像データを精度良く再現した見本缶を作製することが可能となる。さらに、実際に版を作製することなく、印刷缶の校正作業を完了させることができ、印刷缶の校正作業を、さらに迅速に行うことが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施形態では、調整された製版データに基づいて印刷された試刷パターンフィルムを金属缶の外周面に貼り付けて見本缶を作製するものとして説明したが、これに限定されることはなく、図4に示すように、比較工程S04の後に、版を作製する版作製工程S06と、この版を用いて缶印刷装置で前記金属缶の表面に印刷を行い、試刷り校正缶を作製する試刷り校正缶作製工程S07と、を備えており、この試刷り校正缶を客先に提出することで印刷缶の校正を完了する(校了)構成としてもよい。この場合であっても、調整後の製版データを用いて版を作製しているので、版を複数回作製する必要はなく、印刷缶の校正作業を、簡単にかつ迅速に行うことが可能となる。
S01 製版データ作成工程
S02 試刷パターンフィルム形成工程
S03 デジタル校正缶作製工程
S04 比較工程
S05 製版データ調整工程
S07 試刷り校正缶作製工程

Claims (5)

  1. 金属缶の表面に印刷が施された印刷缶の校正方法であって、
    フルカラー印刷された見本パターンの画像データを、前記金属缶の印刷に用いられる複数の特色インクに対応する特色データと網点パターンデータに分解して、複数の特色インクにそれぞれ対応した製版データを作成する製版データ作成工程と、
    前記特色インク毎に作成された前記製版データに基づいて、インクジェットプリンタによって試刷パターンが印刷された試刷パターンフィルムを形成する試刷パターンフィルム形成工程と、
    前記試刷パターンフィルムを前記金属缶の外周面に貼り付けてデジタル校正缶を作製するデジタル校正缶作製工程と、
    前記デジタル校正缶と前記見本パターンとを比較する比較工程と、
    を有することを特徴とする印刷缶の校正方法。
  2. 前記試刷パターンフィルムの試刷パターンと前記見本パターンとを比較して、前記製版データの調整を行う製版データ調整工程を備えていることを特徴とする請求項1に記載の印刷缶の校正方法。
  3. 前記製版データ調整工程においては、前記金属缶の金属光沢を考慮した印刷色のデータベースに基づいて、前記製版データを調整することを特徴とする請求項2に記載の印刷缶の校正方法。
  4. 前記製版データ作成工程においては、前記金属缶の金属光沢を考慮した印刷色のデータベースに基づいて、前記製版データを作成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷缶の校正方法。
  5. 前記製版データに基づいて版を作製し、缶の印刷装置を用いて前記金属缶の表面に印刷を行い、試刷り校正缶を作製する試刷り校正缶作製工程を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の印刷缶の校正方法。
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