JP2019154980A - 飲食品用容器及びその製造方法 - Google Patents
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これによれば、底側だけにクラッド材が設けられる飲食品用容器において、ブレージング(ロウ付け)工程を経ずに製造することができる。従って、容器底板の外側に全面に亘ってクラッド材をブレージングする際のデメリットを無くすことができる。即ち、ロウ付け用の大がかりな設備が不要になって製造コストを低減できる、容器の底板外側の接合面とクラッド材の接合面を清浄にする管理が不要になる、接合される容器の底板とクラッド材を均一に加熱することが不要になる、接合される容器底板とクラッド材の熱膨張差が大きい場合にクラッド材が容器底板から脱離することを無くすことができ、容器の周壁部に使用する材料と底板のクラッド材に使用する材料の自由度を高めることができるメリットを得ることができる。また、湾曲部の先端縁が容器内部で底板に溶接され、容器の外側から視認できない箇所に溶接部が形成されることから、容器の美観を高めることができる。
これによれば、底側だけにクラッド材が設けられる電磁調理器用容器をブレージング(ロウ付け)工程を経ずに低コストで製造することができる。また、所要強度を得るために比較的板厚が厚い周壁部を介さずに容器底側にクラッド材が設けられ、底側の開口を閉塞するクラッド材から容器内部に直接伝熱する構造になることから、容器内部の加熱効率を向上することができる。
これによれば、クラッド材の最内層を周壁部の湾曲部の先端縁に容易且つ強固に溶接することができる。
これによれば、底側だけにクラッド材が設けられ、内周壁部と外周壁部との間の閉鎖空間で周壁部の略全体に亘って断熱効果を有する飲食品用容器を低コストで製造することができる。
これによれば、二重構造容器における下側で積層状態の内周壁部と外周壁部の先端縁を相互に接合する工程と、周壁部の湾曲部の先端縁を底板のクラッド材に接合する工程を、同時に1つの溶接工程で行うことが可能となり、製造工程を効率化することができる。
これによれば、底板と突出部の上面が略面一になるようにして突出部を周状段差に載置して溶接することにより、容器内面の底部に段差が生ずることを無くし、仕上面を綺麗にすることができる。
これによれば、周壁部の湾曲部の先端縁と底板のクラッド材を短時間で綺麗な仕上がりで溶接することができる。また、異種材の接合が比較的容易であることから、周壁部の材料と底板の材料の自由度をより高めることができる。
本発明による第1実施形態の飲食品用容器1は、電磁調理器用の鍋等の電磁調理器用容器として用いられるものであり、図1〜図3に示すように、上方と下方が開放している略筒状の周壁部2と、周壁部2の下方の底側に設けられる底板5とから構成される。図示例の飲食品用容器1は略有底円筒状の容器であり、略円筒状の周壁部2の底側に底板5が固着されて形成されている。
本発明による第2実施形態の飲食品用容器1aも、電磁調理器用の鍋等の電磁調理器用容器として用いられるものであり、上方と下方が開放している略筒状の周壁部2aと、周壁部2aの下方の底側に設けられ、周壁部2aの底側に固着されている底板5aとから構成される(図4参照)。尚、第2実施形態で特に言及しない構成は第1実施形態と同様である。
本発明による第3実施形態の飲食品用容器1bも、電磁調理器用の鍋等の電磁調理器用容器として用いられるものであり、上方と下方が開放している略筒状の周壁部2bと、周壁部2bの下方の底側に設けられ、周壁部2bの底側に固着されている底板5bとから構成される(図5参照)。図示例の飲食品用容器1bは略有底円筒状の容器であり、略円筒状の周壁部2bの底側に底板5bが固着されて形成されている。
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、各実施形態及びその変形例の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記変形例や追記した内容も含まれる。
Claims (7)
- 周壁部の底側に全周に亘って内側に湾曲する湾曲部が形成され、
前記湾曲部の先端縁で囲まれるようにして開口が設けられ、
前記開口を閉塞するようにして前記先端縁の近傍の外側にクラッド材の底板が積層され、
前記先端縁が前記底板に全周に亘って溶接されていることを特徴とする飲食品用容器。 - 前記底板の前記クラッド材の最外層が電磁誘導で発熱する発熱材で形成され、
前記最外層の内側に前記発熱材よりも熱伝導率の高い高熱伝導材による伝熱層が設けられ、
電磁調理器用容器を構成していることを特徴とする請求項1記載の飲食品用容器。 - 前記クラッド材の最内層が前記湾曲部の先端縁と同種の金属材で形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の飲食品用容器。
- 前記周壁部が内周壁部と前記内周壁部と離間して外側に設けられる外周壁部とから構成され、
前記内周壁部の上端部と前記外周壁部の上端部が接合され且つ前記内周壁部の下端部と前記外周壁部の下端部が接合されて前記内周壁部と前記外周壁部との間に閉鎖空間が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の飲食品用容器。 - 前記内周壁部と前記外周壁部が積層されて前記湾曲部の先端縁が形成され、
積層状態の前記湾曲部の先端縁が前記底板の前記クラッド材の内側に配置されて前記底板に溶接されていることを特徴とする請求項4記載の飲食品用容器。 - 前記内周壁部の内方に延びる下端縁が前記外周壁部の内方に延びる下端縁よりも内方に延在されて突出部が設けられ、
前記底板の上部に周状段差が前記底板の外周に倣うように形成され、
前記底板の上面と前記突出部の上面が略面一になるようにして前記突出部が前記周状段差の上面に載置されて前記突出部の先端縁が前記底板に溶接されることを特徴とする請求項4記載の飲食品用容器。 - 請求項1〜6の何れかに記載の飲食品用容器の製造方法であって、
前記周壁部の前記湾曲部の前記先端縁を前記底板に全周に亘ってレーザー溶接で溶接することを特徴とする飲食品用容器の製造方法。
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JP2018049286A JP7108434B2 (ja) | 2018-03-16 | 2018-03-16 | 飲食品用容器及びその製造方法 |
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JP2018049286A JP7108434B2 (ja) | 2018-03-16 | 2018-03-16 | 飲食品用容器及びその製造方法 |
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JP2018049286A Active JP7108434B2 (ja) | 2018-03-16 | 2018-03-16 | 飲食品用容器及びその製造方法 |
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JP (1) | JP7108434B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6267526U (ja) * | 1985-10-18 | 1987-04-27 | ||
JPH07327833A (ja) * | 1994-06-07 | 1995-12-19 | Morii Kinzoku Kogyo Kk | 鍋類、湯沸し類等の容器 |
JPH10165297A (ja) * | 1996-12-11 | 1998-06-23 | Showa Alum Corp | 電磁調理用器物及びその製造方法 |
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- 2018-03-16 JP JP2018049286A patent/JP7108434B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6267526U (ja) * | 1985-10-18 | 1987-04-27 | ||
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JPH10165297A (ja) * | 1996-12-11 | 1998-06-23 | Showa Alum Corp | 電磁調理用器物及びその製造方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP7108434B2 (ja) | 2022-07-28 |
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