JP2019154923A - フェイシャルエステ提供方法 - Google Patents

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【課題】顧客の満足度が一層高くなるフェイシャルエステ提供方法を提供する。【解決手段】フェイシャルエステ提供方法は顔の印象を評価する印象評価装置を用いて顧客の顔の印象を評価する評価ステップと、前記印象評価装置の評価結果に応じてフェイシャルエステの内容を決定する決定ステップとを含む。【選択図】図5

Description

本発明はフェイシャルエステ提供方法に関する。
一般的なフェイシャルエステでは、カウンセラーが顧客にカウンセリングを実施し、その結果に応じてフェイシャルエステの内容を決定する。例えば特許文献1に記載の美肌診断支援システムでは、顧客に問診を実施し、その回答結果に基づいて施術が行なわれる。
特開2007−130104号公報
従来のフェイシャルエステ提供方法では、カウンセラーはカウンセリングにより主に肌の状態を把握し、肌の状態を改善するための施術を含むフェイシャルエステを顧客に提供する。このような既存のサービスの提供方法とは別に、肌の状態の改善だけではなくパーソナリティの向上に寄与するようなフェイシャルエステのサービスを提供することにより顧客の満足度が一層高くなると考えられる。
(1)本発明に関するフェイシャルエステ提供方法は顔の印象を評価する印象評価装置を用いて顧客の顔の印象を評価する評価ステップと、前記印象評価装置の評価結果に応じてフェイシャルエステの内容を決定する決定ステップとを含む。
上記提供方法によれば、顔の印象に応じたフェイシャルエステが顧客に提供される。顔の印象はパーソナリティに関係する。このため、フェイシャルエステによる顔の印象の変化にともないパーソナリティの向上が期待でき、顧客の満足度が一層高くなる。
(2)好ましい例では(1)に記載のフェイシャルエステ提供方法において、前記決定ステップでは、前記印象評価装置の評価結果に基づいて前記顧客が前記フェイシャルエステの結果として期待する顔の印象である目標印象を把握し、前記目標印象を含めてフェイシャルエステの内容を決定する。
顧客は現在の顔の印象と目標印象との違いを認識しながらフェイシャルエステを受けることができる。このため、フェイシャルエステによる顔の印象の変化を顧客が強く実感できる。
(3)好ましい例では(2)に記載のフェイシャルエステ提供方法において、前記決定ステップでは、顔の印象に影響を及ぼす顔の状態に関連する事項である印象指標項目と前記印象指標項目に影響する複数の施術方法の中から前記目標印象に対応する施術方法を選択する。
このため、効率的に顔の印象を目標印象に近づけることができる。
(4)好ましい例では(3)に記載のフェイシャルエステ提供方法において、前記決定ステップでは、複数の顔の印象のそれぞれと前記印象指標項目との関連性を示す印象指標テーブルを用いて、前記目標印象に対応するフェイシャルエステの内容を決定する。
このため、顧客に提供されるフェイシャルエステの内容がカウンセラー毎にばらつきにくい。
(5)好ましい例では(1)〜(4)のいずれか一項に記載のフェイシャルエステ提供方法において、顔の印象に関するマイナス要素を解消する第1段階を達成した場合、顔の印象による個性を強める第2段階を顧客に提示するコースアップステップをさらに含む。
第2段階を達成することにより顔の印象による個性が引き出される。このため、顧客はフェイシャルエステによる自己の変化を強く実感できる。
(6)好ましい例では(5)に記載のフェイシャルエステ提供方法において、前記コースアップステップでは、前記第2段階を達成した場合、顔の印象による魅力度を高める第3段階を顧客にさらに提示する。
第3段階を達成することにより顔の印象による魅力度が高められる。このため、顧客はフェイシャルエステによる自己の変化を一層強く実感できる。
本発明に関するフェイシャルエステ提供方法によれば、顧客の満足度が一層高くなる。
実施形態のフェイシャルエステ提供方法で用いられる印象評価装置のブロック図。 図1の評価部の評価結果が表示された画面の一例を示す図。 図1の評価部の評価結果が表示された画面の一例を示す図。 印象指標テーブルを示す図。 評価ステップの一例を示すフローチャート。 決定ステップの一例を示すフローチャート。 コースアップステップの一例を示すフローチャート。
フェイシャルエステ提供方法は顧客のパーソナリティの向上に寄与するようなフェイシャルエステのサービスを提供する方法である。フェイシャルエステには、顔面、頭皮、頭髪、首、および、肩の周辺に対するスキンケア施術、ならびに、メーキャップサービスが含まれる。フェイシャルエステ提供方法は所定の施術施設において被施術者に提供される。所定の施術施設は例えばエステティックサロン(以下「サロン」)である。被施術者は所定の施術施設を訪問した顧客である。所定の施術施設には、フェイシャルエステを顧客に提供するため、主に顔に関するカウンセリングを顧客に対して実施する1または複数人のカウンセラー、および、カウンセリングの結果に応じて顔の印象を変えるフェイシャルエステを実行する1または複数人のエステティシャンが在籍する。
カウンセラーは主に顔の印象をより好ましい印象に変化させることを目的に顧客にカウンセリングを実施する。カウンセリングの手段には、図1に示される印象評価装置10を用いた顔の印象の評価、カウンセラーによるヒアリング、および、アンケート等が含まれる。印象評価装置10の一例は、パーソナルコンピュータまたはスマートデバイスである。スマートデバイスの一例はタブレットおよびスマートフォンである。印象評価装置10には、顔の印象を評価するためのソフトウェア(以下「印象評価ソフト」)がインストールされている。印象評価ソフトは顔の印象を評価するための種々の項目(以下「印象評価項目」)をユーザに提示する。印象評価項目の一例は顔の画像、および、肌との関連が高い肌相関情報である。好ましい例では、カウンセラーにより顧客の顔が撮影され、撮影により得られた画像が印象評価装置10で参照される。肌相関情報の一例は被評価者の年齢、および性別である。印象評価ソフトのアルゴリズムは実際の顔に対する印象を多数の人にアンケートした結果に基づいて構成される。
印象評価ソフトは入力された顔の画像(以下「現在顔画像」)および肌相関情報を参照し、現在顔画像の印象に関する評価結果を表示装置15に表示する。図2および図3は評価結果が表示された表示装置15の画面15Aの一例である。一例では、表示装置15には現在顔画像、総合的な評価結果、および、顔の印象に関する代表的な項目に関する評価結果が表示される。同じ現在顔画像および肌関連情報が印象評価ソフトに参照される場合、印象評価ソフトの評価結果は基本的にはどのカウンセラーが使用する場合でも同じ結果を出力する。カウンセラーが顔の印象を評価する場合、顧客の立場からはカウンセラーの評価結果も客観的な評価に該当する。印象評価ソフトの評価結果は多数の人の意見が反映されているため、客観性が一層高いといえる。
カウンセラーは印象評価ソフトの評価結果を元に、フェイシャルエステのコースを顧客に提示する。ここでの提供方法は例えば2種類挙げられる。第1の方法では、カウンセラーは印象評価ソフトの評価結果だけを元にフェイシャルエステのコースを決定し、顧客に提示する。第2の方法では、印象評価ソフトの評価結果、および、評価結果を参照した顧客に対するヒアリングの結果を元にフェイシャルエステのコースを決定し、顧客に提示する。
フェイシャルエステ提供方法は主に、評価ステップ、決定ステップ、および、コースアップステップに区分される。評価ステップはカウンセラーまたはエステティシャンにより実施される。評価ステップでは、顧客の顔の印象を評価する印象評価装置10(図1参照)を用いて顧客の顔の印象を評価する。フェイシャルエステの提供を受ける前の顧客の顔の印象とフェイシャルエステの結果として期待する顧客の顔の印象(以下「目標印象」)との相違点を解消するための具体的な施術を含むようにフェイシャルエステの内容を決めることができる。このため、顧客は印象評価装置10の評価結果を元に顔の印象に関する自身の希望をフェイシャルエステに反映できる。決定ステップでは、印象評価装置10の評価結果に応じてフェイシャルエステの内容を決定する。決定ステップはエステティシャンにより実施される。決定ステップでは、印象評価装置10の評価結果に基づいて顧客の目標印象を把握し、目標印象を含めてフェイシャルエステの内容を決定する。顧客は現在の顔の印象と目標印象との違いを認識しながらフェイシャルエステを受けることができる。このため、フェイシャルエステによる顔の印象の変化を顧客が強く実感できる。また、印象評価装置10の評価結果に関する顧客の意見も踏まえてフェイシャルエステの内容が決められるため、フェイシャルエステにより顔の印象を目標印象に近づけることができる。コースアップステップはカウンセラーまたはエステティシャンにより実施される。コースアップステップでは、施術後の顧客の顔の印象の段階に応じてさらなるパーソナリティの向上のために上の段階を提示する。
図1は評価ステップで用いられる印象評価装置10の構成を示すブロック図である。図1に示される例では、印象評価装置10はタブレットである。印象評価装置10は本体11、撮像装置12、記憶装置13、プロセッサ14、および、表示装置15を備える。印象評価装置10の構成は任意に選択可能である。図1に示される第1例では撮像装置12、記憶装置13、プロセッサ14、および、表示装置15は本体11に内蔵される。第2例では、撮像装置12および表示装置15が本体11に内蔵され、記憶装置13およびプロセッサ14はサーバ(図示略)に設けられる。第2例の場合、本体11とサーバとは無線または有線により通信可能に接続される。第3例では、撮像装置12、記憶装置13、プロセッサ14、および、表示装置15は個別に設置される。第3例の場合、撮像装置12、記憶装置13、プロセッサ14、および、表示装置15は無線または有線により互いに通信可能に接続される。
撮像装置12は顧客の顔の画像または映像(以下「顧客画像等」)を撮影する。撮影した顧客画像等のデータは記憶装置13に送信される。記憶装置13は例えばハードディスクである。記憶装置13には、プロセッサ14の機能ブロックである評価部14Aを構築するための1または複数の印象評価ソフトが記憶される。記憶装置13に記憶されている印象評価ソフトが実行されることにより、評価部14Aが構築される。評価部14Aは例えば、特許第6029041号公報等に開示されている方法により、顧客の個人情報および顔画像等に基づいて顧客の顔の印象を評価する。顧客の個人情報は例えば顧客の性別、年齢、身長、および、体重の少なくとも1つである。表示装置15は評価部14Aの評価結果を表示する。
フェイシャルエステ提供方法は大きくは3つの段階に区分される。第1段階の目的は顔の印象に関するマイナス要素を解消する点にある。第2段階の目的は顔の印象による個性を強める点にある。第3段階の目的は顔の印象による魅力度を高める点にある。第1段階については、例えば顧客自身による普段の生活での肌の手入れ、および、生活習慣の改善等によりある程度の達成を期待できる。第2段階および第3段階の達成については、自身の顔の印象を客観的に把握すること、および、目標印象に近づけるための施術の知識、技術、および、道具等が必要となるため、エステティシャンによるフェイシャルエステを受けることが好ましい。各段階で提供するフェイシャルエステの一例には、サロンケアおよびホームケアが含まれる。サロンケアはサロンで提供されるフェイシャルエステである。サロンケアの一例はエステティシャンの手技による施術、機器を用いた施術、顔パック、施術用化粧品の提供、および、施術後の飲料等の提供である。ホームケアは顧客が自宅等において自身で行なうフェイシャルエステである。ホームケアの一例はサロンで購入した化粧品の使用、美容食品の摂取、および、セルフマッサージである。
各段階ではそれぞれの目的に応じて例えば次のようなフェイシャルエステを提供する。第1段階では、顔の印象が普通の状態よりも悪化している場合に、これを普通の状態に戻すことに適したフェイシャルエステを提供する。顔の印象が悪化した状態とは、例えば、いらいらしている、または、疲れている、等の印象を第3者に与える状態である。第1段階では、第2段階および第3段階の準備として、主にリラックス等のメンタル面の改善を主な目的としたフェイシャルエステを提供する。具体的には、第1段階では、顔の深部の筋肉をほぐす、血管およびリンパの巡りを改善する等、ベースとなる身体の状態を整えることができるフェイシャルエステを提供する。いらいらしているという顔の印象を改善するための施術においては、例えば鎮静しながらも元気になる香りのアロマバームが用いられる。いらいらしているという顔の印象を改善するための施術方法は例えば、筋肉をほぐすための施術方法を含む。疲れているという顔の印象を改善するための施術においては、例えば深いリラクゼーションに誘う香りのアロマバームが用いられる。疲れているという顔の印象を改善するための施術方法は、例えば、抗酸化作用がある施術方法を含む。
第2段階では、顧客が希望する個性、または、カウンセラーが顧客に提示する個性に適したフェイシャルエステを提供する。第2段階を達成することにより顔の印象による個性が引き出される。このため、顧客はフェイシャルエステによる自己の変化を強く実感できる。個性は例えば2種類の大きな概念で区分される。第1区分は社会性重視の個性である。この区分に含まれる顔の印象は例えば、かわいい、好印象、親しみやすい、朗らか、マイルドな、愛嬌がある、温かみがありそう、話しかけやすそう、開放的な、明るい、というキーワードの1つまたは組み合わせにより表現される。社会性重視の個性を高める施術方法では、例えば、楽しく幸せになる香りのアロマバームが用いられる。社会性重視の個性を高める施術方法の一例は笑顔の印象が向上するように、口角、頬の状態、および、肌の状態を変化させる施術方法を含む。具体的にはハンドマッサージ、および、EMS(Electrical Muscle Stimulation)等の機器を用いたマッサージである。これらのマッサージは口角を上げやすくさせる、肌の血色を良くする、顔のたるみを引き上げる、ならびに、肌のはりおよびつやを良くするためのマッサージである。これらのマッサージでは、口角および笑顔に関わる筋肉(口輪筋、笑筋等)をほぐす、または、鍛えることにより、口角が上がりやすくなる。さらには、頬をリズミカルに刺激することにより肌の血色が良くなる。また、保湿パックにより肌のはりおよびつやの改善が促進される。
第2区分は自立性重視の個性である。この区分に含まれる顔の印象は例えば、知的、いきいきしていそう、輝いていそう、クール、シャープ、スマートな、都会的な、凛としている、上品な、清潔感がありそう、洗練された、凛々しい、清々しい、爽やか、というキーワードの1つまたは組み合わせにより表現される。自立性重視の個性を高める施術方法では、例えば、ヘルシーで自信と輝きに満ちた前向きのなる香りのアロマバームが用いられる。自立性重視の個性を高める施術方法の一例は活力が高いという印象が得られるように目力、フェイスライン、および、肌の状態を変化させるための施術方法を含む。具体的にはハンドマッサージ、および、EMS等の機器を用いたマッサージである。これらのマッサージは目力を強くさせる、目元のたるみおよびくまを目立たなくする、フェイスラインをすっきりさせる、しみ、くすみ、そばかす等に起因する肌の色むらをなくす、ならびに、美白効果が得られるようなマッサージである。これらのマッサージのうち、目元に関するマッサージは眼精疲労を緩和させるために目元を暖める、目のツボを押す、および、EMS等の機器を使って目の付近の筋肉をほぐすマッサージである。フェイスラインに関するマッサージは額、頭皮のこりをほぐして頭から顔全体を上に引き上げる、フェイスラインのたるみの要因のひとつであるむくみに対して、リンパドレナージュ等の機器で顔のむくみを改善する、フェイスラインのたるみの要因のひとつである脂肪の蓄積に対して、超音波等の機器で顔の脂肪に対して刺激して脂肪の燃焼を促すマッサージである。また、肌の状態の改善に関しては美白作用のあるパック等が用いられる。
第3段階では、顧客の魅力度を高めることに適したフェイシャルエステを提供する。第3段階を達成することにより顔の印象による魅力度が高められる。このため、顧客はフェイシャルエステによる自己の変化を一層強く実感できる。魅力度が高い顔の印象は例えば他者に共感または憧れを生じさせる。この印象は例えば、清潔感があるけれども艶っぽい(色っぽい)、スマートでありながら華やか、クールかつエレガンス、繊細または可憐そうに見えて芯がある、たくましいけれどもしなやか、てきぱきとしているけれどもおちゃめ、というキーワードの1つまたは組み合わせにより表現される。一例では、第3段階では、第2段階で達成された区分とは異なる区分の個性を伸ばすようにすることにより、魅力度が高められる。別の例では、第3段階では、顔の左右の歪みを整える等、口角以外も含めた顔の印象改善が図られることにより、魅力度が高められる。魅力度を高める施術方法の一例は多面性を有するという印象が得られるように目元、フェイスライン、および、肌の状態を変化させるための施術方法を含む。具体的にはハンドマッサージ、および、EMS等の機器を用いたマッサージである。
エステティシャンは第1段階を達成した顧客に対して第2段階のフェイシャルエステを顧客に提示し、第2段階を達成した顧客に対して第3段階のフェイシャルエステを顧客に提示する。顔の印象に関するゴールが異なる複数の段階が順次提供されることにより、顧客はフェイシャルエステによる顔の印象の変化を明確にかつ強く実感できる。
フェイシャルエステが提供する個々の施術方法は既存の施術方法を含む場合がある。ここでの施術方法はエステティシャンが実際に行うエステの動作等ではなく、フェイシャルエステに関する情報の分類上における施術方法である。個々の施術方法自体が同じである場合でも、フェイシャルエステの目的が異なるため、実際の施術における具体的な施術の仕方、施術方法の組み合わせ、または、個々の施術の順番等が異なる。この相違は顔の印象を変えることに寄与する。一例では、顔の印象を変えるための新しい施術方法がフェイシャルエステに含まれることがある。
エステティシャンはフェイシャルエステの提供において、図4に例示される印象指標テーブル20を参照する。印象指標テーブル20は顔の印象と顔の印象に影響を及ぼす顔の状態に関連する事項である印象指標項目との関係を規定する。このため、顧客に提供されるフェイシャルエステの内容がカウンセラー毎にばらつきにくい。印象指標テーブル20に規定される顔の印象の一例は、疲れていそう、いらいらしていそう、知的、かわいい、輝いていそう、好印象、話かけやすそう、いきいき、色っぽい、および、魅力的である。
印象指標項目は大きくは2つのグループに分類される。第1グループは肌の質感である。肌の質感に分類される印象指標項目の一例は、うるおい感、毛穴の目立ち、血色の良さ、しみの目立ち、しわの目立ち、透明感、明るさ、色むら、艶感、柔らかさ、肌表面の滑らかさ、眉間のしわ、ならびに、目の下のくまおよびくすみである。
第2グループは顔の形態的特徴である。顔の形態的特徴に分類される印象指標項目の一例は、顔全体のたるみ、唇のふっくら感、口角の上がり具合、フェイスラインのすっきり感、まぶたのすっきり感、および、目の下のたるみである。なお、この印象指標項目に関する分類は例示であり、印象指標テーブル20を構成する場合の個々の印象指標項目に対する考え方に応じて、個々の印象指標項目が例示されたグループとは異なるグループに分類される場合、または、両方のグループに分類される場合がある。
印象指標テーブル20では、個々の顔の印象と個々の印象指標項目との関連性の強さを示す強さ情報を規定する。顔の印象と印象指標項目との関連性が高い場合、その印象指標項目に示される肌の質感または顔の形態的特徴を改善する施術方法により顔が施術されることにより顔の印象が施術前の顔の印象から目標印象に近づく。
印象指標テーブル20のレベル欄20Aには、強さ情報が記録される。一例では、強さ情報は相関係数、数値により示されるレベル、または、言葉により示されるレベルを含む。エステティシャンは施術方法の選択段階では、目標印象を設定し、設定した目標印象に対して所定の条件を満たす強さ情報に対応する印象指標項目を選択する。強さ情報が相関係数である場合、相関係数が有意であり、かつ、相関係数の値が基準値以上であることが所定の条件に設定される。強さ情報が数値により示されるレベルである場合、数値のレベルが基準レベル以上であることが所定の条件に設定される。強さ情報が言葉により示されるレベルである場合、言葉が基準強さ以上の強さを表す言葉であることが所定の条件に設定される。なお、図4では、レベル欄20Aに記録される強さ情報についての図示を省略している。
エステティシャンは印象指標項目と施術方法との関係を規定する施術方法テーブル(図示略)を用いて導き出される、印象指標テーブル20から選択した印象指標項目に対応する施術方法を採用する。印象指標項目に対応する施術方法とは、印象指標項目の改善に強く寄与する施術方法である。このため、効率的に顔の印象を目標印象に近づけることができる。また、エステティシャンは施術方法の施術時間と強さ情報との関係を規定する施術時間テーブル(図示略)を用いて導き出される、施術方法テーブルから選択した施術方法の施術時間を採用する。一例では、施術時間は強さ情報に示される強さが強いほど長い。
以上のように、印象指標テーブル20、施術方法テーブル、および、施術時間テーブルの内容に従って実際の顔の印象を目標印象に近づけるための施術方法および施術時間が決定される。このため、顧客に提供されるフェイシャルエステの内容がカウンセラー毎にばらつきにくい。
図5を参照して、評価ステップの一例について説明する。
ステップS11では、印象評価装置10を用いて顧客の顔を撮影する。ステップS12では、印象評価装置10を用いて顧客の顔の評価結果を取得する。ステップS13では、顧客の顔の評価結果を顧客に提示する。
図6を参照して、決定ステップの一例について説明する。
決定ステップは評価ステップの後に実施される。ステップS21では、印象評価装置10の評価結果に基づいて顧客が希望する目標印象を選択する。ステップS22では、印象指標項目と印象指標項目に影響する複数の施術方法の中から目標印象に対応する施術方法を選択する。ステップS23では、印象指標テーブル20を用いて個々の顔の印象と個々の印象指標項目との関連性を確認する。ステップS24では、施術方法テーブルを用いて施術方法を選択する。ステップS25では、施術時間テーブルを用いて施術方法の施術時間を選択する。決定ステップの終了後、決定ステップで決められた内容に基づいてフェイシャルエステが実施される。
図7を参照してコースアップステップの一例について説明する。
コースアップステップは少なくとも1回のフェイシャルエステが実施された後に実施される。ステップS31では、印象評価装置10を用いて施術後の顧客の顔を撮影する。ステップS32では、印象評価装置10を用いて施術後の顧客の顔の評価結果(以下「施術後評価結果」)を取得する。ステップS33では、施術後評価結果を顧客に提示する。ステップS34では、施術後評価結果に基づく顧客の顔の印象が第3段階を達成しているか否かを判定する。ステップS34が肯定判定の場合、コースアップステップを終了する。ステップS34が否定判定の場合、ステップS35が実施される。ステップS35では、施術後評価結果に基づく顧客の顔の印象が第2段階を達成しているか否かを判定する。ステップS35が肯定判定の場合、ステップS36において、第3段階を顧客に提示する。ステップS35が否定判定の場合、ステップS37が実施される。ステップS37では、施術後評価結果に基づく顧客の顔の印象が第1段階を達成しているか否かを判定する。ステップS37が肯定判定の場合、ステップS38において、第2段階を顧客に提示する。ステップS37が否定判定の場合、ステップS39において、第1段階を達成するためのアドバイスを顧客に行なう。
フェイシャルエステ提供方法によれば次の効果が得られる。
顧客の顔の印象に応じたフェイシャルエステが顧客に提供される。顔の印象はパーソナリティに関係する。このため、フェイシャルエステによる顔の印象の変化にともないパーソナリティの向上が期待でき、顧客の満足度が一層高くなる。
上記実施形態は本発明に関するフェイシャルエステ提供方法が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関するフェイシャルエステ提供方法は実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。
10:印象評価装置
20:印象指標テーブル

Claims (6)

  1. 顔の印象を評価する印象評価装置を用いて顧客の顔の印象を評価する評価ステップと、
    前記印象評価装置の評価結果に応じてフェイシャルエステの内容を決定する決定ステップとを含む
    フェイシャルエステ提供方法。
  2. 前記決定ステップでは、前記印象評価装置の評価結果に基づいて前記顧客が前記フェイシャルエステの結果として期待する顔の印象である目標印象を把握し、前記目標印象を含めてフェイシャルエステの内容を決定する
    請求項1に記載のフェイシャルエステ提供方法。
  3. 前記決定ステップでは、顔の印象に影響を及ぼす顔の状態に関連する事項である印象指標項目と前記印象指標項目に影響する複数の施術方法の中から前記目標印象に対応する施術方法を選択する
    請求項2に記載のフェイシャルエステ提供方法。
  4. 前記決定ステップでは、複数の顔の印象のそれぞれと前記印象指標項目との関連性を示す印象指標テーブルを用いて、前記目標印象に対応するフェイシャルエステの内容を決定する
    請求項3に記載のフェイシャルエステ提供方法。
  5. 顔の印象に関するマイナス要素を解消する第1段階を達成した場合、顔の印象による個性を強める第2段階を顧客に提示するコースアップステップをさらに含む
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のフェイシャルエステ提供方法。
  6. 前記コースアップステップでは、前記第2段階を達成した場合、顔の印象による魅力度を高める第3段階を顧客にさらに提示する
    請求項5に記載のフェイシャルエステ提供方法。
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