JP2019154574A - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019154574A
JP2019154574A JP2018042196A JP2018042196A JP2019154574A JP 2019154574 A JP2019154574 A JP 2019154574A JP 2018042196 A JP2018042196 A JP 2018042196A JP 2018042196 A JP2018042196 A JP 2018042196A JP 2019154574 A JP2019154574 A JP 2019154574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
pump
side magnetic
drive
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018042196A
Other languages
English (en)
Inventor
利彦 野尻
Toshihiko Nojiri
利彦 野尻
山田 裕之
Hiroyuki Yamada
裕之 山田
顕 杉浦
Akira Sugiura
顕 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
NTN Corp
Original Assignee
Terumo Corp
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp, NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2018042196A priority Critical patent/JP2019154574A/ja
Publication of JP2019154574A publication Critical patent/JP2019154574A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】インペラの回転軸に沿った変位を抑制するポンプ装置を提供する。【解決手段】ポンプ装置10は、インペラ14を回転自在に収容したポンプ本体22と、インペラ14を回転させる駆動装置24と、を備える。インペラ14は、該インペラ14の回転軸と平行で且つ設定間隔Dだけ離れて配置された2段の従動磁石56を有する。駆動装置24は、回転軸と平行で且つ設定間隔Dだけ離れて配置され、2段の従動磁石56の各々と磁気カップリングを形成可能に対向する2段の駆動磁石76を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、流体を流動させるポンプ装置に関する。
ポンプ装置は、人工心肺装置(体外設置型補助人工心臓)において血液を流動させる血液循環機器として使用されている。例えば、特許文献1には、インペラを内部に回転自在に収容したポンプ本体と、ポンプ本体が装着されてインペラを回転させる駆動装置とを備えたポンプ装置が開示されている。
また、特許文献1に開示のポンプ装置は、装着状態で、インペラと駆動装置の相互間に磁気カップリングを形成し、さらにポンプ本体とインペラの間に動圧軸受けを構成することで、インペラを浮上させて回転させる。このポンプ装置は、血液に接触するポンプ本体のみを使い捨てとする一方で、高価なモータを再利用することができる。
特許第5828459号公報
ところで、特許文献1に開示のポンプ装置は、インペラの回転時(特に高速回転時)に、インペラを出て高圧となった血液が背面に回り込むことで、インペラの背面圧力が高まる。このため、インペラは、ポンプ本体の入口方向に移動する浮上力を受け、この力が磁気カップリングの吸引力(入口方向の反対側に戻す力)を上回ると、ポンプ本体に接触してしまう。その結果、インペラの破損や回転速度の低下、摩擦熱による血液破壊等が発生する可能性がある。このため、特許文献1では、ラジアル方向の動圧軸受けのみならず、インペラの上下面それぞれに、インペラの軸方向移動時にインペラとハウジングの接触を防ぐために、成形金型に精密な溝加工が必要となるスラスト動圧軸受を設けている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、簡単な構成によって、インペラの回転に伴う該インペラの回転軸に沿った変位を抑制して、流体を円滑に流動させることができるポンプ装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、インペラを回転自在に収容したポンプ本体と、前記インペラを回転させる駆動装置と、を備えるポンプ装置であって、前記インペラは、該インペラの回転軸に沿って且つ設定間隔離れて配置された複数段のインペラ側磁性体を有し、前記駆動装置は、前記回転軸に沿って且つ設定間隔離れて配置された複数段の駆動装置側磁性体を有し、前記複数段のインペラ側磁性体と複数段の前記駆動装置側磁性体の各々が、磁気カップリングを形成可能に対向することを特徴とする。
上記によれば、ポンプ装置は、インペラの複数段のインペラ側磁性体と、駆動装置の複数段の駆動装置側磁性体とを対向させて磁気カップリングを形成するという簡単な構成で、インペラの吸着力を高めることができる。すなわち、複数段のインペラ側磁性体及び駆動装置側磁性体は、磁束密度が大きい角部を多く有することになり、全体として吸着力が大きくなる。これによりポンプ装置は、インペラを高速回転させても、インペラの浮上(回転軸方向に沿った変位)を抑制して、流体を円滑に流動させることができる。よって、インペラの破損や回転速度の低下、摩擦による血液破壊等を低減させることが可能となる。
また、複数段の前記インペラ側磁性体及び複数段の前記駆動装置側磁性体の各々は、前記回転軸の周方向に沿って複数配置されることで環状のインペラ側磁性体群及び駆動装置側磁性体群を構成していることが好ましい。
環状のインペラ側磁性体群及び駆動装置側磁性体群は、インペラの回転中に相互の対向状態が容易に継続するので、複数段の磁気カップリングを良好に形成することができる。
上記構成に加えて、複数段の前記インペラ側磁性体群と複数段の前記駆動装置側磁性体群の各々は、前記回転軸に沿った軸方向位置が相互に一致しているとよい。
これにより、複数段のインペラ側磁性体群と複数段の駆動装置側磁性体群が回転軸の径方向に沿って対向配置されることになる。従って、ポンプ装置が回転軸方向に大きくなることを抑制すると共に、複数段の磁気カップリングによりインペラの浮上を良好に抑制することができる。
ここで、前記駆動装置は、回転シャフトを回転させるモータ機構を有し、前記駆動装置側磁性体は、硬質磁性材料からなり、前記回転シャフトに固定され、前記インペラ側磁性体と磁気カップリングを形成する駆動磁石であることが好ましい。
ポンプ装置は、駆動装置側の硬質磁性材料からなる駆動磁石と、インペラのインペラ側磁性体との間に、強い磁気カップリングを形成することができ、しかもこの磁気カップリングを複数段形成するので、より確実にインペラの浮上を抑制することができる。
或いは、前記駆動装置は、回転シャフトを回転させるモータ機構を有し、前記駆動装置側磁性体は、硬質磁性材料からなり、前記回転シャフトに固定される駆動磁石と、軟質磁性材料からなり、前記駆動磁石と、前記インペラ側磁性体との間に配置されて、前記インペラ側磁性体との間で磁気カップリングを形成するポールピースと、を含む構成でもよい。
ポンプ装置は、駆動磁石とインペラ側磁性体との間にポールピースを配置することで、回転シャフトの回転速度に対しインペラの回転速度を変速させる変速機構を構成することができる。しかも複数段の磁気カップリングを形成することで、変速機構を構成してもインペラの浮上を抑制することができる。
また、前記ポンプ本体と前記駆動装置とは着脱可能であり、前記ポンプ本体と前記駆動装置の装着状態で前記磁気カップリングもしくは磁気ギア機構が形成されるとよい。
ポンプ装置は、ポンプ本体と駆動装置が着脱可能であることで、使用後にポンプ本体を廃棄する一方で、駆動装置を再利用することが可能となる。
さらに、前記設定間隔は、前記インペラ側磁性体又は前記駆動装置側磁性体の前記回転軸の方向に沿った長さの1/2以上であることが好ましい。
これにより、複数段のインペラ側磁性体及び複数段の駆動装置側磁性体は、回転軸の方向への磁気的影響を抑えて複数段の磁気カップリングを良好に形成することができる。
本発明によれば、ポンプ装置は、簡単な構成によって、インペラの回転に伴う該インペラの回転軸に沿った変位を抑制して、流体を円滑に流動させることができる。
本発明の一実施形態に係るポンプ装置の全体構成を概略的に示す側面断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図3Aは、2段の磁気カップリングの機能を概略的に示す説明図であり、図3Bは、1段の磁気カップリングの機能を概略的に示す説明図である。 変形例に係るポンプ装置の全体構成を概略的に示す側面断面図である。 図5Aは、図4のVA−VA線断面図であり、図5Bは、図4のVB−VB線断面図である。
以下、本発明に係るポンプ装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態に係るポンプ装置10は、図1に示すように、インペラ14を装置内に有し、インペラ14の回転に伴う遠心力によって流体を流動させる遠心ポンプに構成されている。このポンプ装置10は、例えば、患者の心肺機能を補助する(又は心肺を代替する)体外血液循環装置12において、患者の血液を体外に脱血させ、また体内に送血する動力源として用いられる。
体外血液循環装置12は、脱血チューブ18及び送血チューブ20をポンプ装置10に接続して、患者との間で血液を循環する循環回路を形成している。脱血チューブ18は、脱血ルーメン18aを内部に有し、その先端開口が所望の生体器官(例えば、心臓の左心室)に留置されて、脱血ルーメン18aを通して患者の血液を吸引する。送血チューブ20は、送血ルーメン20aを内部に有し、その先端開口が所望の生体器官(例えば、鎖骨下動脈)に留置されて、送血ルーメン20aを通してポンプ装置10の血液を排出する。なお、体外血液循環装置12は、ポンプ装置10の他にリザーバ、人工肺等(共に不図示)を循環回路(脱血チューブ18や送血チューブ20)の途中位置に接続した構成でもよい。これにより、体外血液循環装置12は、体外に脱血した血液の異物の除去や酸素化等を行い、この血液を患者の体内に戻すことができる。
そして、本実施形態に係るポンプ装置10は、上記のインペラ14が収容されたポンプ本体22と、インペラ14を回転させる駆動装置24と、駆動装置24の駆動を制御する制御部26(図1中のcontroller)と、を備える。
また、ポンプ装置10は、別体に構成されたポンプ本体22と駆動装置24とを組み付けることで、駆動装置24の駆動力をインペラ14に伝達可能とする。そして使用後に、ポンプ本体22は駆動装置24から取り外されて廃棄される。つまり、ポンプ本体22は、1回の使用毎に取り替えられて、使い捨て又は滅菌処理されるディスポーザブルタイプに構成される。その一方で、駆動装置24は、リユースタイプに構成され、次の使用機会において、新たなポンプ本体22が取り付けられてこのポンプ本体22のインペラ14を動作させる。
ポンプ装置10のポンプ本体22は、駆動装置24に装着可能な外観に形成されたハウジング32を備える。ハウジング32の内部には、インペラ14が回転自在に収容されると共に、血液の流入及び排出がなされる内部空間36が設けられている。
ハウジング32は、円盤状又はドーム状の上側ハウジング部33と、上側ハウジング部33の下部に連なり駆動装置24に装着される筒状の下側ハウジング部34と、を有する。内部空間36は、上側ハウジング部33と下側ハウジング部34の両方にわたって形成されている。なお、ハウジング32は、図1中において一連の部材で形成されているが、これに限定されず、インペラ14を取り出せるように分割可能に構成されてもよい。例えば、上側ハウジング部33と下側ハウジング部34を相互に分離する構造とすることができる。
上側ハウジング部33は、脱血チューブ18に接続される血液流入ポート38と、送血チューブ20に接続される血液流出ポート40とを有する。血液流入ポート38は、上側ハウジング部33の上部且つ中心部に設けられて上方向に突出し、その内部には、上側ハウジング部33の内部空間36(以下、上空間36aという)に連通する流入路38aが設けられている。血液流出ポート40は、上側ハウジング部33の側部から接線方向に突出し、その内部には、上空間36aに連通する流出路40aが設けられている。
上空間36aは、上側ハウジング部33の外形に応じた形状で、所定の容積を有するように形成される。上空間36aには、インペラ14のフィン部46が配置される。
下側ハウジング部34は、上側ハウジング部33の下方向に突出し、上空間36aの中心と同軸の中心を有する円筒状の外形に形成されている。下側ハウジング部34の中心には、下側ハウジング部34の軸方向に沿って軸筒部35が設けられ、この軸筒部35の上部はテーパ状に形成されることで血液を径方向に向けて流動させる。また軸筒部35の内側には、下側ハウジング部34の下端において開口する挿入穴42が設けられている。下側ハウジング部34は、ポンプ本体22を駆動装置24に組み付ける際に、駆動装置24の回転シャフト66を挿入穴42に挿入させる。組付状態で、下側ハウジング部34は、回転シャフト66に対し非接触に位置決め固定される。
ポンプ本体22と駆動装置24とは、相互に着脱自在に係合する係合構造44を有している。係合構造44は、特に限定されるものではなく、例えばハウジング32(下側ハウジング部34)の下端面と駆動装置24(筐体60)の上端面のうちの一方に凸部44aを設け、他方に凸部44aを嵌合する凹部44bを設けることで構成される。
下側ハウジング部34の内部には、上空間36aに連通する下空間36b(内部空間36の一部)が形成されている。下空間36bは、下側ハウジング部34の形状に応じて、挿入穴42の側方を周回し、インペラ14の従動回転構造部48を回転自在に収容している。下側ハウジング部34の挿入穴42と下空間36bの間の内周壁32aは、下空間36bの外側を周回する外周壁32bよりも薄肉に形成されており、磁気の透過性を高めている。
一方、内部空間36に収容されるインペラ14は、回転により遠心力を生じさせる。インペラ14は、上部側にフィン部46を備えると共に、下部側に従動回転構造部48を備える。フィン部46と従動回転構造部48は一体成形されており、インペラ14は、上空間36aと下空間36bの両方にわたって収容される。
フィン部46は、複数のフィン52を有し、上空間36aに配置され且つ従動回転構造部48と一体的に回転することで、回転に伴う遠心力を上空間36aの流体(血液)に付与する。
複数のフィン52は、従動回転構造部48の上面から上方向に向かって突出形成されている。各フィン52は、インペラ14の回転状態(回転方向や回転速度等)に応じて、適宜の遠心力を生じる傾きや湾曲形状に設計されているとよい。
従動回転構造部48は、駆動装置24の回転シャフト66との間で磁気的に結合する磁気カップリングを構築する。従動回転構造部48は、フィン部46に連なる筒壁54と、筒壁54内に設けられる複数の従動磁石56(インペラ側磁性体)と、各従動磁石56を配置するバックヨーク58とで構成されている。
筒壁54は、下側ハウジング部34の内周壁32a、外周壁32bに対し非接触に配置される。複数の従動磁石56と下側ハウジング部34の内周壁32aの間を隔てる内壁54aは、磁気の透過性を高めるために充分に薄く形成されている。内周壁32aと内壁54aの間隔は、ポンプ本体22のサイズにもよるが、下側ハウジング部34の外周壁32bと従動回転構造部48の外周部の外壁54bの間隔より狭く設定されており、例えば0.2mm〜0.05mm程度の範囲に設定されるとよい。このような間隔にすることにより、内周壁32aと内壁54aの空間はラジアル動圧軸受けとして作用し、従動回転構造部48が半径方向に移動して下側ハウジング部34に接触することなく浮上回転することが可能となる。
従動磁石56は、従動回転構造部48の軸方向に沿って複数(本実施形態では2つ)配置されると共に、図2に示す平面視で、周方向に沿って複数の磁極(本実施形態では6つ)で配置されている。すなわち、従動回転構造部48は、周方向に並ぶ6極に着磁された従動磁石56が環状の従動磁石群57(インペラ側磁性体群)を構成し、この従動磁石群57を2段設けた構成となっている。以下では、インペラ14のフィン部46寄りを周回する従動磁石群57を第1従動磁石群57aともいい、インペラ14の下端部寄りを周回する従動磁石群57を第2従動磁石群57bともいう。なお、第1及び第2従動磁石群57a、57bを構成する従動磁石56の磁極数は、特に限定されず、後記の駆動磁石76に対応して適切な数(例えば同一数)だけ設けられればよい。
このような磁気カップリング構造の従動磁石56と駆動磁石76には相互に作用する吸引力により、軸方向の位置を同じ高さに維持しようとする軸方向復元力が作用する。すなわち、従動磁石56が軸方向に移動すると、その移動量に略比例した移動方向と逆向きの磁気力が軸方向に作用する。このような軸方向復元力により、インペラ14の回転時(特に高速回転時)に、インペラ14を出て高圧となった血液が背面に回り込むことで背面圧力が高まることで、インペラ14がポンプ本体22の入口方向に移動する浮上力を受けたとしても、インペラ14は元の位置に引き戻される力を受けるため、インペラ14がハウジング32に接触することなく浮上回転する状態が維持される。
第1及び第2従動磁石群57a、57bは、駆動装置24の回転シャフト66に一致する中心を有し、この中心から一定の半径で周回している。第1及び第2従動磁石群57a、57bの各磁極は、平面視で略60°の円弧板状に形成されている。また、第1及び第2従動磁石群57a、57bは、軸方向に沿って共に同一の寸法(厚み)に形成される。第1及び第2従動磁石群57a、57bの厚みは、ポンプ本体22のサイズにもよるが、3mm程度であるとよい。従動磁石56を構成する材料は、特に限定されるものではなく、アルニコ、フェライト、ネオジム等があげられる。
第1及び第2従動磁石群57a、57bにおいて、周方向に隣り合う従動磁石56同士の磁極は、相互に異なっている。つまり、N極とS極が周方向に交互に連なることで磁気的に結合している。また、第1及び第2従動磁石群57a、57bは、従動回転構造部48の軸方向に並ぶ各従動磁石56の磁極も相互に異なっている。
第1従動磁石群57aと第2従動磁石群57bとは、従動回転構造部48の軸方向に沿って相互に設定間隔D(図3A参照)だけ離間し、その間には隙間59が設けられている。隙間59の設定間隔Dは、実験等により強い磁力が得られるように設計されるとよい。特に、設定間隔Dは、従動磁石56の厚み(インペラ14の回転軸の方向に沿った長さ)の1/2以上であることが好ましい。これにより、第1及び第2従動磁石群57a、57bは、後記の第1及び第2駆動磁石群77a、77bとの間で、回転軸の方向への相互の磁気的影響を抑えて複数段の磁気カップリングを良好に形成することができる。本実施形態では、設定間隔Dを各従動磁石56の厚みと同一に設定している。なお、第1従動磁石群57aと第2従動磁石群57bの隙間59は、空洞の他にも、非磁性材料等により隔壁(不図示)が形成されていてもよい。
また、従動回転構造部48のバックヨーク58は、複数の従動磁石56の外側を周回する筒状に形成され、従動磁石56と共に筒壁54内に埋め込まれる。バックヨーク58は、従動磁石56の磁力の外部への漏れを抑制し、駆動磁石76に対向する磁極面の磁束密度を高める軟磁性材料により構成されるとよい。バックヨーク58は、接着、融着等の適宜の固定手段によって、第1従動磁石群57aと第2従動磁石群57bとを設定間隔Dが維持されるように強固に固定保持している。
一方、ポンプ装置10の駆動装置24は、筐体60と、筐体60内に収容されるモータ機構62とを有する。筐体60は、箱状に形成され、その上面には、上述したポンプ本体22を固定する凹部44b(係合構造44)が設けられている。また筐体60は、その内部の固定機構(不図示)によってモータ機構62を強固に固定している。
モータ機構62は、モータ本体64と、モータ本体64から突出し軸回りに回転する回転シャフト66とを有する。この種のモータ機構62としては、周知のDCモータやACモータ等を適用することができる。モータ本体64は、制御部26に電気的に接続され、制御部26の制御下に回転シャフト66を所定の回転速度で回転させる。
回転シャフト66は、筐体60の内部から筐体60の外部(上方)に突出している。回転シャフト66の露出部分には、磁気カップリングを形成する駆動回転構造部68が設けられている。駆動回転構造部68は、回転シャフト66の軸部70と、軸部70の外周面に設けられるバックヨーク72と、バックヨーク72に固定保持される複数の駆動磁石76(駆動装置側磁性体)とで構成されている。
軸部70は、下側ハウジング部34の挿入穴42に対応した長さで延出している。軸部70の突出端と筐体60付近の外周面には、径方向外側にそれぞれ突出する一対のフランジ部74が設けられ、バックヨーク72及び複数の駆動磁石76は、この一対のフランジ部74の間に配置される。
バックヨーク72は、インペラ14のバックヨーク58と同様に、その周面において設定間隔Dだけあけて、複数の駆動磁石76を固定保持している。バックヨーク72は、駆動磁石76の従動磁石56に対向する磁極面の磁束密度を高める軟磁性材料により構成されるとよい。
駆動磁石76は、従動磁石56と同様に、軸部70の軸方向に沿って複数(本実施形態では2つ)配置されると共に、図2に示す平面視で、周方向に沿って複数の磁極(本実施形態では6つ)で配置されている。すなわち、駆動回転構造部68は、周方向に並ぶ6極に着磁された駆動磁石76が環状の駆動磁石群77(駆動装置側磁性体群)を構成し、この駆動磁石群77を2段設けた構成となっている。以下では、軸部70の突出端寄りを周回する駆動磁石群77を第1駆動磁石群77aともいい、軸部70の筐体60寄りを周回する駆動磁石群77を第2駆動磁石群77bともいう。
第1及び第2駆動磁石群77a、77bは、第1及び第2従動磁石群57a、57bよりも小さい半径で軸部70を中心に周回している。また、第1及び第2駆動磁石群77a、77bの各磁極は、平面視で略60°の円弧板状に形成されている。第1及び第2駆動磁石群77a、77bの厚みは、従動磁石56の厚みと同一となっている。第1及び第2駆動磁石群77a、77bにおいて周方向に隣り合う駆動磁石76同士の磁極は、相互に異なり、また軸方向に並ぶ各駆動磁石76の磁極も相互に異なっている。各駆動磁石76を構成する材料は、特に限定されず、例えば従動磁石56であげた材料を適用し得る。
そして、第1駆動磁石群77aと第2駆動磁石群77bも、第1及び第2従動磁石群57a、57bと同様に、相互に設定間隔Dだけ離間し、その間に隙間79が形成されている(図3A参照)。なお、第1駆動磁石群77aと第2駆動磁石群77bの隙間79も、空洞だけでなく、非磁性材料等により隔壁が形成されていてもよい。
図1に戻り、ポンプ装置10の制御部26は、図示しない入出力インタフェース、メモリ及びプロセッサを有する周知のコンピュータにより構成され、モータ機構62の駆動を制御する。制御部26の外面には、図示しないモニタ、操作ボタン等が設けられており、ユーザは、操作ボタンを操作することで、ポンプ装置10の駆動内容を設定する。制御部26は、ユーザの設定情報に基づき、バッテリ(不図示)の電力の供給を制御して、例えば0〜30000rpmの範囲で回転シャフト66を回転させる。
本実施形態に係るポンプ装置10は、基本的には、以上のように構成されるものであり、以下その作用効果について説明する。
ポンプ装置10を含む体外血液循環装置12は、心肺機能を補助する患者に対して構築される。体外血液循環装置12の構築時に、ユーザは、駆動装置24に対してポンプ本体22を装着することで、ポンプ装置10を組み立てる。この際、ユーザは、ポンプ本体22の挿入穴42に駆動装置24の回転シャフト66を差し込んで、ハウジング32と筐体60とを近接させていく。そして、係合構造44(凸部44a、凹部44b)によりポンプ本体22と駆動装置24を相互に位置決め固定する。
組立状態では、回転シャフト66がハウジング32の内周壁32aに非接触で覆われる。そして、図3Aに示すように、第1駆動磁石群77aと第1従動磁石群57aが同一高さ位置で対向し、また第2駆動磁石群77bと第2従動磁石群57bが同一高さ位置で対向する(回転軸に沿った軸方向位置が一致する)。さらに、第1及び第2駆動磁石群77a、77bと第1及び第2従動磁石群57a、57bとは、径方向に異なる磁極同士を対向させる。その結果、第1駆動磁石群77aの各駆動磁石76と第1従動磁石群57aの各従動磁石56とが第1磁気カップリングC1を形成し、第2駆動磁石群77bの各駆動磁石76と第2従動磁石群57bの各従動磁石56とが第2磁気カップリングC2を形成する。
これにより、駆動装置24のモータ機構62が、回転シャフト66を回転すると、第1及び第2磁気カップリングC1、C2を介してインペラ14を連れ回りさせる。すなわち、上空間36a内でフィン部46が回転して、この回転に伴い遠心力が生じる。よってポンプ装置10は、流入路38a、内部空間36、流出路40aの順に、血液を円滑に流動させることができる。
ここで、第1及び第2磁気カップリングC1、C2を構成する駆動磁石76及び従動磁石56は、永久磁石で構成されており、永久磁石が発生する磁場は角部に集中する性質があるため、通常、相互の角部付近の磁束密度が大きい一方で、中心部付近の磁束密度は小さくなる。つまり、仮に図3Bに示すように、1段の駆動磁石群77と1段の従動磁石群57と対向させた構成(磁気カップリングC’)では、2段の対向構造に比べて駆動磁石76と従動磁石56の各角部の数が少なくなり、磁束密度の大きな箇所が減る。従ってたとえ、磁気カップリングC’の駆動磁石群77と従動磁石群57の軸方向長さが、本実施形態において隙間59、79を含まない第1及び第2駆動磁石群77a、77b、第1及び第2従動磁石群57a、57bの軸方向長さの合計と同じであったとしても、磁気カップリングC’の吸着力が弱まる。そのため、インペラ14の高速回転時に、上方向(インペラ14のスラスト方向)の浮上力がかかると、磁気カップリングC’は、インペラ14を比較的容易に浮かせてしまう。
これに対し、図3Aに示す本実施形態に係るポンプ装置10は、第1及び第2駆動磁石群77a、77bと第1及び第2従動磁石群57a、57bとにより軸方向に沿って2段の磁気カップリング(第1及び第2磁気カップリングC1、C2)を形成している。つまり、磁束密度が大きい各磁石の角部が軸方向に沿って多く存在し、相互間の吸着力を強くすることができる。
換言すれば、ポンプ装置10は、第1及び第2磁気カップリングC1、C2を軸方向に沿って形成することで、回転シャフト66とインペラ14が強く引き合う。その結果、ポンプ本体22のインペラ14は、高速回転時でも浮上が抑制されて、低速回転時と同程度の高さ位置で回転し続けることができる。これによりインペラ14の浮上によるハウジング32の接触等が防止される。
以上のように、本実施形態に係るポンプ装置10は、インペラ14に第1及び第2従動磁石群57a、57bを有し、駆動装置24に第1及び第2駆動磁石群77a、77bを有するという簡単な構成で、第1及び第2磁気カップリングC1、C2を形成する。これにより、第1及び第2従動磁石群57a、57bと第1及び第2駆動磁石群77a、77bは、磁束密度が大きい角部を多く有するので、全体として吸着力が大きくなる。よって、ポンプ装置10は、インペラ14を高速回転させても、インペラ14の浮上(回転軸に沿った変位)を抑制して、血液を円滑に流動させることができる。その結果、インペラ14の破損や回転速度の低下、摩擦による血液破壊等を低減することができる。
また、環状の第1及び第2従動磁石群57a、57bと環状の第1及び第2駆動磁石群77a、77bは、インペラ14の回転中に相互の対向状態が容易に継続するので、第1及び第2磁気カップリングC1、C2を良好に形成することができる。そして、第1及び第2従動磁石群57a、57bと第1及び第2駆動磁石群77a、77bが回転軸の径方向に沿って対向配置されることで、ポンプ装置10が回転軸方向に大きくなることを抑制することができる。特に、このポンプ装置10は、駆動装置24側の硬質磁性材料からなる駆動磁石76と、インペラ14の従動磁石56との間で強い磁気カップリングを形成することができるので、より確実にインペラ14の浮上を抑制することができる。
ポンプ装置10は、上記の構成に限定されず種々の変形例や応用例をとり得る。例えば、ポンプ装置10は、ポンプ本体22と駆動装置24が着脱自在に組立てられる構成となっているが、これに限定されず、ポンプ本体22と駆動装置24が一体化した装置であってもよい。また、ポンプ装置10は、第1及び第2従動磁石群57a、57b、第1及び第2駆動磁石群77a、77bにより2段の磁気カップリングC1、C2を形成しているが、これに限定されず、3段以上の磁気カップリングを形成してもよい。
さらに、ポンプ装置10は、遠心ポンプだけでなく、フィン部46が斜め(径方向外側且つ流動方向下流側)に血液を流す斜流ポンプに構成してもよく、またインペラ14(ポンプ本体22)の軸方向に血液を流す軸流ポンプに構成してもよい。
以下、ポンプ装置10の変形例について図4、図5A及び図5Bを参照して説明する。なお、以降の説明において、本実施形態に係るポンプ装置10と同一の構成又は同一の機能を有する構成には、同一の符号を付しその詳細な説明は省略する。
変形例に係るポンプ装置10Aは、駆動磁石76と従動磁石56の間に、ポールピース82を設けて増速機構80(磁気ギア機構)を構成している点で、ポンプ装置10と異なる。具体的には、ポンプ装置10Aは、相互に着脱自在に組み立てられるポンプ本体22A及び駆動装置24Aを備える。
ポンプ本体22Aは、ポンプ装置10と異なるインペラ14A及び下側ハウジング部84を有している。インペラ14Aは、フィン部46に連結されて、下方に延出する軸状の従動回転構造部86を有する。従動回転構造部86は、軸体87の側周面に複数の従動磁石56を有しており、複数の従動磁石56は、軸体87の軸方向に沿って環状の第1従動磁石群57a、第2従動磁石群57bを構成している。第1及び第2従動磁石群57a、57bの各々は、例えば、磁極が異なる一対(2つ)の従動磁石56を周方向に配置して構成されている。
また、下側ハウジング部84は、インペラ14Aを回転可能に配置する中央筒部85を有すると共に、組立時にポールピース82を収容可能な空間84aを形成する筒状に形成されている。中央筒部85は、内側に軸体87が挿入される空間85aを有する。軸体87の外周壁87cと、下側ハウジング部84の軸体87が挿入される空間85aの内壁84cの間隔は0.2mm〜0.05mm程度に設定されている。このような設定により、軸体87の外周壁87cと、下側ハウジング部84の軸体87が挿入される空間85aの内壁84cの間の空間はラジアル動圧軸受けとして作用し、インペラ14Aが半径方向に移動して下側ハウジング部84に接触することを防止している。
一方、駆動装置24Aは、モータ機構62の回転シャフト66の突出端に円盤部88が形成されており、この円盤部88に駆動磁石76(駆動装置側磁性体)が固着されている。駆動磁石76は、複数の磁極を有する環状の駆動磁石群77を形成し、1段で構成されている。図5Bに示すように、環状の駆動磁石群77は、例えば、周方向に沿って磁極が交互に異なる6極の駆動磁石76を並べることで構成されている。
そして図4及び図5Aに示すように、駆動装置24Aは、筐体60の端壁を挟んで、駆動磁石群77と対向する位置に複数(4つ)のポールピース82(駆動装置側磁性体)を備えている。4つのポールピース82は、周方向に沿って90°間隔で配置され、相互に非接触となっている。また、各ポールピース82は、筐体60に固定される部分(駆動磁石76に対向する部分)が径方向に長い基部82aとなっており、基部82aから所定の高さで延出する延出部82bを有している。
各ポールピース82の延出部82bの内周面には、径方向内側に若干突出する第1突出部90と第2突出部91とが設けられている。第1突出部90は、各ポールピース82の延出端側に形成され、第2突出部91は、第1突出部90から設定間隔Dだけあけて筐体60側に形成されている。ポンプ本体22Aと駆動装置24Aの組立状態では、第1突出部90が第1従動磁石群57aに対向し、第2突出部91が第2従動磁石群57bに対向する。
このポールピース82は、軟質磁性材料により構成され、磁力線を誘導することで、駆動磁石76と従動磁石56を磁気的に結合させる。すなわち、周方向に4つ並ぶポールピース82は、第1突出部90により環状の第1磁気伝達群92aを形成し、第2突出部91により第2磁気伝達群92bを形成する。
そして、ポンプ装置10Aは、90°間隔に設けたポールピース82を駆動磁石76と従動磁石56の間に介在させることで、回転シャフト66の回転速度に対しインペラ14Aの回転速度が増減速する磁気ギア機構(増速機構)80を構成する。つまり、ポールピース82の介在により駆動磁石76の磁極数と従動磁石56の磁極数を異なるものとすることが可能となり、例えば、従動磁石56の磁極数を2極、駆動磁石76の磁極数を6極とするとインペラ14Aの回転速度を回転シャフト66の3倍とすることができる。従動磁石56の磁極数が駆動磁石76の磁極数より多い場合は、磁気ギア機構80が減速機として作用し、インペラ14Aは回転シャフト66の回転数より遅い回転数で回転する。
以上のように、変形例に係るポンプ装置10Aは、増速機構80によりインペラ14Aを増速させて回転させることができる。これにより、インペラ14Aは、より高い圧力を発生することができる。また、このポンプ装置10Aは、第1及び第2従動磁石群57a、57bと、第1及び第2磁気伝達群92a、92bとが軸体87の軸方向に沿って2段の磁気カップリングC1、C2を形成する。従って、ポンプ装置10Aも、ポンプ装置10と同様の効果を得ることができ、インペラ14Aの浮上を抑えることが可能となる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、発明の要旨に沿って種々の改変が可能である。なお、ポンプ装置10は、遠心ポンプに限定されず、軸流ポンプ等であってもよい。
10、10A…ポンプ装置 12…体外血液循環装置
14、14A…インペラ 22、22A…ポンプ本体
24、24A…駆動装置 48…従動回転構造部
56…従動磁石 57…従動磁石群
57a…第1従動磁石群 57b…第2従動磁石群
62…モータ機構 66…回転シャフト
68…駆動回転構造部 76…駆動磁石
77…駆動磁石群 77a…第1駆動磁石群
77b…第2駆動磁石群 82…ポールピース
C1…第1磁気カップリング C2…第2磁気カップリング

Claims (7)

  1. インペラを回転自在に収容したポンプ本体と、
    前記インペラを回転させる駆動装置と、を備えるポンプ装置であって、
    前記インペラは、該インペラの回転軸に沿って且つ設定間隔離れて配置された複数段のインペラ側磁性体を有し、
    前記駆動装置は、前記回転軸に沿って且つ設定間隔離れて配置された複数段の駆動装置側磁性体を有し、
    前記複数段のインペラ側磁性体と複数段の前記駆動装置側磁性体の各々が、磁気カップリングを形成可能に対向する
    ことを特徴とするポンプ装置。
  2. 請求項1記載のポンプ装置において、
    複数段の前記インペラ側磁性体及び複数段の前記駆動装置側磁性体の各々は、前記回転軸の周方向に沿って複数配置されることで環状のインペラ側磁性体群及び駆動装置側磁性体群を構成している
    ことを特徴とするポンプ装置。
  3. 請求項2記載のポンプ装置において、
    複数段の前記インペラ側磁性体群と複数段の前記駆動装置側磁性体群の各々は、前記回転軸に沿った軸方向位置が相互に一致している
    ことを特徴とするポンプ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のポンプ装置において、
    前記駆動装置は、回転シャフトを回転させるモータ機構を有し、
    前記駆動装置側磁性体は、硬質磁性材料からなり、前記回転シャフトに固定され、前記インペラ側磁性体と磁気カップリングを形成する駆動磁石である
    ことを特徴とするポンプ装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のポンプ装置において、
    前記駆動装置は、回転シャフトを回転させるモータ機構を有し、
    前記駆動装置側磁性体は、
    硬質磁性材料からなり、前記回転シャフトに固定される駆動磁石と、
    軟質磁性材料からなり、前記駆動磁石と、前記インペラ側磁性体との間に配置されて、前記インペラ側磁性体との間で磁気カップリングを形成するポールピースと、を含む
    ことを特徴とするポンプ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のポンプ装置において、
    前記ポンプ本体と前記駆動装置とは着脱可能であり、前記ポンプ本体と前記駆動装置の装着状態で前記磁気カップリングもしくは磁気ギア機構が形成される
    ことを特徴とするポンプ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポンプ装置において、
    前記設定間隔は、前記インペラ側磁性体又は前記駆動装置側磁性体の前記回転軸の方向に沿った長さの1/2以上である
    ことを特徴とするポンプ装置。
JP2018042196A 2018-03-08 2018-03-08 ポンプ装置 Pending JP2019154574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018042196A JP2019154574A (ja) 2018-03-08 2018-03-08 ポンプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018042196A JP2019154574A (ja) 2018-03-08 2018-03-08 ポンプ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019154574A true JP2019154574A (ja) 2019-09-19

Family

ID=67995213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018042196A Pending JP2019154574A (ja) 2018-03-08 2018-03-08 ポンプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019154574A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11883641B2 (en) Axial flow blood pump
JP5171953B2 (ja) 血液ポンプ装置
US9675741B2 (en) Implantable blood pump
JP5572832B2 (ja) 遠心式血液ポンプ装置
US11686318B2 (en) Centrifugal blood pump device
US8152493B2 (en) Centrifugal rotary blood pump with impeller having a hydrodynamic thrust bearing surface
JPH09313600A (ja) 遠心式液体ポンプ装置
US20220072296A1 (en) Pump device for pumping blood
JP2009523488A (ja) 回転式血液ポンプ
JP2005270345A (ja) 遠心式血液ポンプ装置
JP2005287599A (ja) 遠心式血液ポンプ装置
JP7050534B2 (ja) ポンプ装置
JP2019154574A (ja) ポンプ装置
JP7123059B2 (ja) ポンプ装置
WO2022019201A1 (ja) ポンプ装置
JP7149875B2 (ja) ポンプ装置
JP7355502B2 (ja) ポンプ装置
JP7422729B2 (ja) ポンプ装置
JP7422730B2 (ja) ポンプ装置
JP3247718B2 (ja) 血液ポンプ
JP3247716B2 (ja) 血液ポンプ
JP2003093500A (ja) 血液ポンプ
JP2009142679A (ja) 遠心式血液ポンプ装置
JPH05212111A (ja) 血液ポンプ