JP2019154457A - 清掃具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作部に加える使用者の操作力によって清掃ヘッドを被清掃面上で清掃進み方向に押し動かして清掃可能にする清掃具において、使用者の身体的な負荷の低減を図ること。【解決手段】 使用者の操作力によって清掃ヘッド12を被清掃面上で清掃進み方向に押し動かして清掃可能にする清掃具100であって、柄10の長手方向における中間部を挟む基端側と先端側のそれぞれを基端側柄部20と先端側柄部30として有し、基端側柄部20と先端側柄部30とが屈曲継手40を介して屈曲可能に接続され、屈曲継手40は、基端側柄部20と先端側柄部30とが反清掃進み方向に臨む側で互いになす交差角βiが、非清掃時には180度未満の一定値からなる初期屈曲角β0に設定され、清掃時には操作部11に加えられる使用者の操作力の増加に応じて初期屈曲角β0よりも次第に小さく変化するように構成されるもの。【選択図】 図1

Description

本発明は清掃具に関する。
清掃具として、特許文献1乃至3に記載のものがある。
特許文献1、2に記載の清掃具は、柄の基端側を使用者の手で握る操作部とし、柄の先端に清掃ヘッドを有し、被清掃面上に置かれた清掃ヘッドが操作部よりも清掃進み方向に配置され、操作部に加える使用者の操作力によって清掃ヘッドを被清掃面上で清掃進み方向に押し動かして清掃可能にするものである。
そして、特許文献1に記載の清掃具は、柄の先端部と清掃ヘッドとを回転ジョイント部(自在継手)によって接続しており、被清掃面上に沿って摺動する清掃ヘッドに対する柄の交差角を使用者の清掃姿勢に応じて適宜変更可能にしている。
また、特許文献2に記載の清掃具は、拭き取り部材が取付けられる清掃ヘッドの押し当て面における清掃進み方向の中間部を凸部とし、この凸部を挟んで交差する2面のそれぞれを前側面と後側面とする。そして、清掃ヘッドと柄との間に中間棒を設け、中間棒の一端には清掃ヘッドと連結する回転継手を形成し、その中間棒の他端には柄の先端部と連結する自在継手を形成して該柄と該清掃ヘッドとを接続している。これにより、清掃時には、柄の先端部に設けた自在継手が該清掃ヘッドにおける清掃進み方向とは逆の縁部分に当接し、この自在継手を清掃ヘッドの前後に移動させながら該清掃ヘッドを被清掃面上の前後に摺動させて清掃することにより、拭き取り部材の周辺縁部分で取り込むことができずに被清掃面上で押し動かしていた埃を拭き取り可能にできるとしている。
特許文献3に記載清掃具は、柄の基端側の上下2か所を使用者の両方の手のそれぞれで握る操作部とし、柄の先端に掃除部材を有し、被清掃面上に置かれた掃除部材が操作部よりも清掃遅れ方向に配置され、操作部に加える使用者の両手の操作によって掃除部材を被清掃面上でひきずり動かして清掃可能にするものである。
特許文献3に記載の清掃具は、竹製の柄の一部に長さ方向に沿う切れ目を設けている。これにより、清掃時に、柄の先端側中間部に加わる曲げ力によって、切れ目が設けられている柄の部分をくの字形に曲げ、掃除部材を被清掃面に密着させ得るものとしている。
特開2013-176703号公報 特開2002-102133号公報 特開2004-305402号公報
特許文献1、2に記載の清掃ヘッドを清掃進み方向に押し動かすタイプの清掃具では、清掃ヘッドを被清掃面上で摺動させて動かすために必要な力のモーメントが操作部に加える使用者の操作力に応じて、該操作部から清掃ヘッドまでの距離を介して使用者の手元回りに働くため、この力のモーメントが使用者に及ぶ身体的な負荷となる。柄が長いほど操作部から清掃ヘッドまでの距離が長くなり、使用者の身体的な負荷は顕著に大きくなる(使用者の利便性や姿勢を考慮しなければ、柄が短い方が使用者の身体的負荷は小さくなる)。
しかしながら、特許文献1に記載の清掃具では、清掃時に操作部に加える使用者の操作力が増加しても、操作部から清掃ヘッドまで残りは一定であり、使用者の手元回りに働く力のモーメントは上記操作力の増加とともに増大し、使用者の身体的負荷を大きくする。
また、特許文献2に記載の清掃具では、清掃時には、柄の先端部に設けた自在継手が清掃ヘッドに当接して該清掃ヘッドを被清掃面上で摺動させるものとしており、操作部から清掃ヘッドまでの距離を一定にするものとしている。従って、特許文献2に記載の清掃具でも、清掃時に使用者の手元回りに働く力のモーメントは操作部に加える使用者の操作力の増加とともに増大し、使用者の身体的負荷は大きくなる。
特許文献3に記載の清掃具は、操作部に加える使用者の両手の操作によって清掃ヘッドを被清掃面上で清掃進み方向にひきずり動かして清掃可能にするものであり、操作部に加える使用者の操作力によって清掃ヘッドを被清掃面上で清掃進み方向に押し動かして清掃可能にする清掃具に関するところが全くなく、そのような押し動かしタイプの清掃具における使用者の身体的な負荷の低減に関するところが一切ない。
本発明の課題は、操作部に加える使用者の操作力によって清掃ヘッドを被清掃面上で清掃進み方向に押し動かして清掃可能にする清掃具において、使用者の身体的な負荷の低減を図ることにある。
請求項1に係る発明は、柄の基端側を使用者の手で握る操作部とし、柄の先端に清掃ヘッドを有し、被清掃面上に置かれた清掃ヘッドが操作部よりも清掃進み方向に配置され、操作部に加える使用者の操作力によって清掃ヘッドを被清掃面上で清掃進み方向に押し動かして清掃可能にする清掃具であって、柄の長手方向における中間部を挟む基端側と先端側のそれぞれを基端側柄部と先端側柄部として有し、基端側柄部と先端側柄部とが屈曲継手を介して屈曲可能に接続され、屈曲継手は、基端側柄部と先端側柄部とが反清掃進み方向に臨む側で互いになす交差角が、非清掃時には180度未満の一定値からなる初期屈曲角に設定され、清掃時には操作部に加えられる使用者の操作力の増加に応じて初期屈曲角よりも次第に小さく変化するように構成されるようにしたものである。
本発明によれば、操作部に加える使用者の操作力によって清掃ヘッドを被清掃面上で清掃進み方向に押し動かして清掃可能にする清掃具において、使用者の身体的な負荷の低減を図ることができる。
図1は本発明に係る清掃具の一実施形態を示す模式図である。 図2は本発明に係る清掃具の使用状態の変化を示す模式図である。 図3は本発明の効果を説明するグラフである。 図4は実施例1の柄を示す模式図である。 図5は図4のV-V線に沿う断面図である。 図6は図5において屈曲継手の弾発手段を外して示す断面図である。 図7は基端側柄部を示す模式図である。 図8は先端側柄部を示す模式図である。 図9は実施例2の柄を示す模式図である。 図10は図9のX-X線に沿う断面図である。 図11は実施例3の柄を示す模式図である。 図12は図11のXII-XII線に沿う断面図である。 図13は実施例4の柄を示す模式図である。 図14は図13のXIV-XIV線に沿う断面図である。 図15は実施例5の柄を示す断面図である。
図1は本実施形態の清掃具100を模式的に示したものである。清掃具100は、柄10の基端側を使用者の手で握る操作部11とし、柄10の先端に清掃ヘッド12を有し、被清掃面上に置かれた清掃ヘッド12が操作部11よりも清掃進み方向に配置され、操作部11に加える使用者の操作力によって清掃ヘッド12を被清掃面上で清掃進み方向に押し動かして摺動し、被清掃面を清掃可能にするものである。
本実施形態において、清掃具100は、柄10の先端部と清掃ヘッド12とを自在継手13によって接続しており、操作部11における柄10の軸方向が被清掃面上を摺動する清掃ヘッド12に対してなす交差角α(rad)(図1)を使用者の清掃姿勢に応じて適宜変更可能にしている。
尚、清掃具100において、清掃ヘッド12は、被清掃面上の各種汚れを除去するモップ、ブラシ等を備え、或いは被清掃面上の汚れを拭き取って取り替え可能にされる清掃シート等の拭き取り部材を備えることができる。
図1において、Mは操作部11を握った使用者の手元に作用する力のモーメント[Nm]、Fは使用者が操作部11における柄10の軸方向に加える操作力[N]、FyはFの被清掃面に沿う方向の分力[N]、FzはFの被清掃面に直交する方向の分力[N]、fyは清掃ヘッド12に作用する摺動抵抗力[N]である。
しかるに、清掃具100にあっては、操作部11に加える使用者の操作力によって清掃ヘッド12を被清掃面上で清掃進み方向に押し動かして清掃するに際し、使用者の身体的な負荷の低減を図るため、以下の構成を具備する。
即ち、図1に示す如く、柄10を長手方向において分割し、柄10の長手方向における中間部を挟む基端側と先端側のそれぞれを長さL1の基端側柄部20と長さL2の先端側柄部30とする。そして、基端側柄部20と先端側柄部30とが屈曲継手40を介して屈曲可能に接続される。本実施形態において、基端側柄部20と先端側柄部30は、清掃具100の清掃進み方向に沿う方向を含む面内で屈曲可能にされる。
また、屈曲継手40は、図1に示す如く、基端側柄部20と先端側柄部30とが反清掃進み方向(清掃進み方向に対する逆方向)に臨む側で互いに交差角βi(rad)をなすものとしている。そして、屈曲継手40は、基端側柄部20と先端側柄部30の交差角βiが、非清掃時には180度未満の一定値からなる初期屈曲角β0(図2(A))に設定され、清掃時には操作部11に加えられる使用者の操作力Fの増加(F1,F2…)(図2(B)、(C))に応じて初期屈曲角β0よりも次第に小さく(β1,β2…)(図2(B)、(C))変化するように構成されている。尚、使用者の操作力Fの増加(F1,F2…)とともに、清掃ヘッド12に作用する摺動抵抗力は増加(fy1,fy2…)(図2(B)、(C))する。
図3(A)は、基端側柄部20と先端側柄部30の交差角βiが、屈曲継手40の存在により、使用者の操作力Fの増加に応じて初期屈曲角β0より次第に小さくなる本発明の特性A1を、屈曲継手40を有さずに柄10が屈曲しない従来例(例えばβi=180度で固定)による特性A2と対比して示したものである。
従って、清掃具100による清掃時には、柄10(基端側柄部20と先端側柄部30)が上述の如くに屈曲することによって、柄10における操作部11(操作力Fの力点)と清掃ヘッド12(被清掃面上での摺動抵抗力fyの作用点)との距離が短くなる。そして、清掃具100による清掃時に、基端側柄部11に加える使用者の操作力Fに起因して清掃ヘッド12を被清掃面上で摺動させて押し動かすに際し、使用者の手元に作用する力のモーメントMは、操作部11と清掃ヘッド12との距離と、使用者の操作力Fによって定まり、清掃ヘッド12に作用する摺動抵抗力fy、操作部11における柄10の軸方向と被清掃面とがなす交差角α(αは使用者の清掃姿勢に変化がなければ一定になる)、基端側柄部20の長さL1、先端側柄部30の長さL2、基端側柄部20と先端側柄部30とがなす交差角βi(β1,β2…に変化する)に基づいて、下記(1)式の如くになる。
M=[fy×sin(α)]×[L1+L2×cos(180−βi)]+
[fy×cos(α)]×[L2+sin(180−βi)]
図3(B)は、使用者の操作力Fが増加するに応じて使用者の手元に作用する力の曲げモーメントMが、屈曲継手40の存在によって小さくなる本発明の特性B1を、屈曲継手40を有さずに柄10が屈曲しない従来例(例えばβi=180度で固定)による特性B2と対比して示したものである。
よって、本実施形態の清掃具100によれば以下の作用効果を奏する。
(a)操作部11が設けられる基端側柄部20と、清掃ヘッド12が設けられる先端側柄部30とを接続する屈曲継手40が、それらの基端側柄部20と先端側柄部30の交差角βiを、操作部11に加えられる使用者の操作力Fの増加に応じて初期屈曲角β0よりも小さく変化するように構成可能にした。従って、使用者が清掃時に清掃ヘッド12を被清掃面上で清掃進み方向に押し動かそうとして操作部11に加える操作力Fが図2(B)、(C)に示したF1,F2…の如くに増加するに応じて、柄10を構成している基端側柄部20と先端側柄部30を図2(B)、(C)に示したβ1、β2の如くに屈曲させる。これにより、柄10における操作部11と清掃ヘッド12との距離が短くなり、結果として、使用者が清掃ヘッド12を被清掃面上で摺動させるに必要となる力のモーメントMが小さくなり、使用者の身体的な負荷の低減を図ることができる。
(b)上述(a)の屈曲継手40は、その非使用時の初期屈曲角β0を180度未満の一定値に設定されている。これにより、柄10を構成している基端側柄部20と先端側柄部30は非清掃時にも屈曲状態を維持し、使用者が清掃開始に伴って操作部11に操作力を加えると直ちに、屈曲継手40の交差角βiを初期屈曲角β0よりも小さく変化するように構成可能になる。
以下、基端側柄部20と先端側柄部30を接続する屈曲継手40の具体的実施例について説明する。
(実施例1)(図4乃至図8)
屈曲継手40を構成するために、基端側柄部20は、図4乃至図7に示す如く、例えば筒状体からなり、先端側柄部30との接続端側に位置する端面21(後述する屈曲係止部21Kになる)に二又状をなす基端側連結片41が軸方向に立設される。また、先端側柄部30は、図4乃至図6、図8に示す如く、例えば筒状体からなり、基端側柄部20との接続端側に位置する端面31(後述する屈曲係止部31Kになる)に二又状をなす一対の先端側連結片42を軸方向に立設される。そして、屈曲継手40にあっては、基端側柄部20に設けた両連結片41の間隔内には先端側柄部30に設けた両連結片42が嵌合するように差し込まれ、各連結片41、42が備える連結孔41A、42Aには連結軸部43が挿通される。これにより、基端側柄部20と先端側柄部30は各連結片41、42に挿通した連結軸部43を揺動中心として、清掃進み方向に沿う方向を含む面内で屈曲可能に連結される。
また、屈曲継手40にあっては、基端側柄部20の端面21に立設された両連結片41の立上り頂面には、図4、図8に示す如く、基端側屈曲係合部44が形成される。先端側柄部30の端面31に立設された両連結片42の立上り頂面には、図4、図6、図7に示す如く、先端側屈曲係合部45が形成される。基端側柄部20に設けた基端側屈曲係合部44は、連結孔41Aを中心とする周囲で、反清掃進み方向寄りの周面を丸味状逃げ面44Sとされ、丸味状逃げ面44Sにつながる清掃進み方向寄りの周面を連結孔41Aまわりの回転半径が清掃進み方向に向けて次第に大半径となる係合面44Kとされる。また、先端側柄部30に設けた先端側屈曲係合部45は、連結孔42Aを中心とする周囲で、反清掃進む方向寄りの周面を丸味状逃げ面45Sとされ、丸味状逃げ面45Sにつながる清掃進み方向寄りの周面を連結孔42Aまわりの回転半径が清掃進み方向に向けて次第に大半径となる係合面45Kとされる。
これにより、屈曲継手40は、両柄部20、30の交差角βiが初期屈曲角β0を越えようとするときに、基端側柄部20に設けた基端側屈曲係合部44の係合面44Kが先端側柄部30の平面状の端面31からなる直線状の屈曲係止部31Kに係合するとともに、先端側柄部30に設けた先端側屈曲係合部45の係合面45Kが基端側柄部20の平面状の端面21からなる直線状の屈曲係止部21Kに係合し、それらの両柄部20、30の初期屈曲角β0を越える方向への屈曲を阻止する。両柄部20、30がそれらの交差角βiを初期屈曲角β0より小さく変化する方向に屈曲されるときには、両屈曲係合部44、45の逃げ面44S、45Sが対応する柄部20、30の係止部21K、31Kに対し何ら係合することなく相対回転し、両柄部20、30の屈曲を阻害しない。
ここで、本実施例の屈曲継手40にあっては、基端側柄部20に形成された基端側屈曲係合部44の係合面44Kが先端側柄部30に形成された屈曲係止部31Kに対し、それらの両柄部20、30の初期屈曲角β0を越える方向への相対回転方向で係合する。同時に、先端側柄部30に形成された先端側屈曲係合部45の係合面45Kが基端側柄部20に形成された屈曲係止部21Kに対し、それらの両柄部20、30の初期屈曲角β0を越える方向への相対回転方向で係合する。即ち、屈曲継手40は、連結軸部43を挟む操作部11の側と清掃ヘッド12の側の上下2位置で係合面45Kと屈曲係止部21Kとの係合、及び係合面44Kと屈曲係止部31Kとの係合が行なわれるから、両柄部20、30の上述した屈曲阻止の確実を図ることができる。
尚、屈曲継手40にあっては、基端側柄部20と先端側柄部30の少なくとも一方にだけ基端側屈曲係合部44又は先端側屈曲係合部45を設け、それらの屈曲係合部44、45が対応する柄部20、30に設けた係止部31K、21Kの一方に係合するものとしても良い。
また、屈曲継手40は、基端側柄部20と先端側柄部30との上下間に介装される弾発手段50を有する。弾発手段50は、両柄部20、30の交差角βiを初期屈曲角β0に設定する方向へそれらの両柄部20、30を常時弾発する。
尚、弾発手段50は、操作部11に対する使用者の操作力Fの低減又は消失時に、両柄部20、30の交差角βiを初期屈曲角β0の側に復元する。また、弾発手段50は、清掃ヘッド12の被清掃面への追従性を良好にする。
本実施例の弾発手段50は、基端側柄部20と先端側柄部30のそれぞれに形成された基端側屈曲係合部44、先端側屈曲係合部45の内部に配置される。弾発手段50は、基端側柄部20の筒内に挿通されて、基端側柄部20のピン孔22Pに挿入された取付ピン22により固定配置された台座51と、先端側柄部30の筒内に挿通されて、先端側柄部30のピン孔32Pに挿入された取付ピン32により固定配置された台座52のそれぞれに結合された棒状弾性体53により構成される。棒状弾性体53は、例えばばね材又はゴムから構成され、基端側柄部20の端面21に形成した孔部21Aへの挿通部と、先端側柄部30の端面31に形成した孔部31Aへの挿通部に挟まれる中間部が、先端側柄部30に設けた一対の連結片42の間に配置される。
即ち、実施例1の弾発手段50は、清掃時に操作部11に加えられる使用者の操作力Fの増加に応じて棒状弾性体53の上記中間部の曲げ変形量を大きくし、基端側柄部20と先端側柄部30の交差角βiを初期屈曲角β0よりも次第に小さく変化させるものになる。
従って、実施例1の屈曲継手40によれば、基端側柄部20と先端側柄部30の少なくとも一方にそれらの両柄部20、30の当初屈曲角β0を越える方向への屈曲を阻止する基端側屈曲係合部44及び又は先端側屈曲係合部45を形成し、基端側柄部20と先端側柄部30の交差角βiを初期屈曲角β0に設定する方向へそれらの両柄部20、30を弾発する弾発手段50としての棒状弾性体53を有するものとした。これにより、屈曲継手40は、それらの両柄部20、30の交差角βiを、簡易な構造により、非清掃時には180度未満の一定値からなる初期屈曲角β0に設定し、清掃時には使用者の操作力Fの増加に応じて初期屈曲角β0よりも次第に小さく変化させることができる。
(実施例2)(図9、図10)
実施例2に係る屈曲継手40が、実施例1に係る屈曲継手40と異なる点は、弾発手段50として棒状弾性体53に代わる筒状弾性体61を適用したことにある。
筒状弾性体61は、実施例1と同様に、基端側柄部20と先端側柄部30との上下間に介装される。本実施例の筒状弾性体61は、例えば、ばね材又はゴムからなり、基端側柄部20と先端側柄部30においてそれらに設けられている基端側連結片41と先端側連結片42を挟むそれらの両端部に渡って被着される。筒状弾性体61の一端部は基端側柄部20の外周の全周囲に被着されるとともに、前述の取付ピン22が挿通されて固定され、筒状弾性体61の他端部は先端側柄部30の外周の全周囲に被着されるとともに、前述の取付ピン32が挿通されて固定され、筒状弾性体61の中間部は連結片41、42及び連結軸部43を被覆する。
即ち、実施例2の弾発手段50は、清掃時に操作部11に加えられる使用者の操作力Fの増加に応じて筒状弾性体61の上記中間部の曲げ変形量を大きくし、基端側柄部20と先端側柄部30の交差角βiを初期屈曲角β0よりも次第に小さく変化させるものになる。
(実施例3)(図11、図12)
実施例3に係る屈曲継手40が、実施例1、2に係る屈曲継手40と異なる点は、弾発手段50として棒状弾性体53及び筒状弾性体61を組合せ適用したことにある。
即ち、実施例3の弾発手段50は、清掃時に操作部11に加えられる使用者の操作力Fの増加に応じて棒状弾性体53及び筒状弾性体61の前記中間部の曲げ変形量を大きくし、基端側柄部20と先端側柄部30の交差角βiを初期屈曲角β0よりも次第に小さく変化させるものになる。
(実施例4)(図13、図14)
実施例4に係る屈曲継手40が、実施例1に係る屈曲継手40と異なる点は、弾発手段50として棒状弾性体53に代わる2枚の帯状弾性体71、72を適用したことにある。
帯状弾性体71、72は、実施例1と同様に、基端側柄部20と先端側柄部30との上下間に介装される。本実施例の筒状弾性体71、72は、例えばばね材又はゴムからなる。帯状弾性体71と帯状弾性体72のそれぞれは、基端側柄部20と先端側柄部30の清掃進み方向に臨む側(正面側)と、反清掃進み方向に臨む側(背面側)のそれぞれにおいて、それらに設けられている基端側連結片41と先端側連結片42を挟むそれらの両端部に渡って貼着される。各帯状弾性体71、72の一端部は基端側柄部22の外周の正面側又は背面側に貼着されるとともに、前述の取付ピン22が挿通されて固定され、各帯状弾性体71、72の他端部は先端側柄部33の外周の正面側又は背面側に貼着されるとともに、前述の取付ピン32が挿通されて固定され、各帯状弾性体71、72の中間部は連結片41、42及び連結軸部43を被覆する。
即ち、実施例4の弾発手段50は、清掃時に操作部11に加えられる使用者の操作力Fの増加に応じて帯状弾性体71、72の上記中間部の曲げ変形量を大きくし、基端側柄部20と先端側柄部30の交差角βiを初期屈曲角β0よりも次第に小さく変化させるものになる。
(実施例5)(図15)
実施例5に係る屈曲継手40が、実施例1、4に係る屈曲継手40と異なる点は、弾発手段50として棒状弾性体53及び帯状弾性体71、72を組合せ適用したことにある。
即ち、実施例5の弾発手段50は、清掃時に操作部11に加えられる使用者の操作力Fの増加に応じて棒状弾性体53及び帯状弾性体71、72の前記中間部の曲げ変形量を大きくし、基端側柄部20と先端側柄部30の交差角βiを初期屈曲角β0よりも次第に小さく変化させるものになる。
本発明によれば、操作部に加える使用者の操作力によって清掃ヘッドを被清掃面上で清掃進み方向に押し動かして清掃可能にする清掃具において、使用者の身体的な負荷の低減を図ることができる。
10 柄
11 操作部
12 清掃ヘッド
20 基端側柄部
30 先端側柄部
40 屈曲継手
43 連結軸部
44 基端側屈曲係合部
45 先端側屈曲係合部
50 弾発手段
100 清掃具
F 操作力
βi 交差角
β0 初期屈曲角

Claims (5)

  1. 柄の基端側を使用者の手で握る操作部とし、柄の先端に清掃ヘッドを有し、被清掃面上に置かれた清掃ヘッドが操作部よりも清掃進み方向に配置され、操作部に加える使用者の操作力によって清掃ヘッドを被清掃面上で清掃進み方向に押し動かして清掃可能にする清掃具であって、
    柄の長手方向における中間部を挟む基端側と先端側のそれぞれを基端側柄部と先端側柄部として有し、基端側柄部と先端側柄部とが屈曲継手を介して屈曲可能に接続され、
    屈曲継手は、基端側柄部と先端側柄部とが反清掃進み方向に臨む側で互いになす交差角が、非清掃時には180度未満の一定値からなる初期屈曲角に設定され、清掃時には操作部に加えられる使用者の操作力の増加に応じて初期屈曲角よりも次第に小さく変化するように構成される清掃具。
  2. 前記屈曲継手は、
    基端側柄部と先端側柄部とを屈曲可能に連結する連結軸部と、
    基端側柄部と先端側柄部の少なくとも一方に形成され、それらの両柄部の交差角が初期屈曲角を越えようとするときに他方の柄部に設けた屈曲係止部に係合し、それらの両柄部の初期屈曲角を越える方向への屈曲を阻止する屈曲係合部とを有して構成される請求項1に記載の清掃具。
  3. 前記基端側柄部に形成した屈曲係合部が先端側柄部に形成された屈曲係止部に対し、それらの両柄部の初期屈曲角を越える方向への相対回転方向で係合するとともに、
    先端側柄部に形成された屈曲係合部が基端側柄部に形成された屈曲係止部に対し、それらの両柄部の初期屈曲角を越える方向への相対回転方向で係合する請求項2に記載の清掃具。
  4. 前記基端側柄部と先端側柄部との間に介装され、それらの両柄部の交差角を初期屈曲角に設定する方向へそれらの両柄部を弾発する弾発手段を有してなる請求項1乃至3のいずれかに記載の清掃具。
  5. 前記弾発手段が基端側柄部と先端側柄部の少なくとも一方に形成された屈曲係合部の内部に配置される請求項4に記載の清掃具。
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