JP2019154132A - 走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の安全性が向上する走行制御装置を提供する。【解決手段】走行制御装置1は、バッテリ22を有し、モータ20により走行可能な車両に用いられる。電池温度検出部31は、電池温度Tbを検出可能である。地図管理部41は、本線車線、合流車線、登坂車線または追い越し車線の情報を含む地図情報Mを有する。自己位置推定部42は、自己位置Psを推定可能である。自己位置判定部44は、地図情報Mおよび自己位置Psに基づき、合流車線、登坂車線または追い越し車線に車両が位置しているか否かを判定する。車線走行判定部51は、電池温度Tbに基づいて、合流車線、登坂車線または追い越し車線を車両が走行可能か否かを判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、走行制御装置に関する。
従来、特許文献1に記載されているように、車両に搭載される電池の残容量が低下したとき、運転者に警告し、かつ、走行性能を制限するかを選択する走行制御装置が知られている。
特許第3131248号公報
一般に、電池が比較的低温であるとき、電池の内部における化学反応がしにくくなり、電池の出力が低下する。これにより、車両の出力トルクが低下し、車両の加速が低下する。このため、高速道路または坂道等の比較的高いトルクおよび十分な加速が要求される車線では、他の車両との速度差によって、他の車両と衝突する虞がある。特許文献1の構成では、電池の残容量が低下したとき、運転者に警告している。電池の残容量が十分であったとしても、電池が比較的低温であるとき、車両の安全が確保されない虞がある。
本発明の目的は、車両の安全性が向上する走行制御装置を提供することにある。
本発明の走行制御装置は、電池(22)を有し、モータ(20)により走行可能な車両(90)に用いられる。走行制御装置(1)は、電池温度検出部(31)、地図管理部(41)、自己位置推定部(42)、自己位置判定部(44)および車線走行判定部(51)を備える。
電池温度検出部は、電池の温度である電池温度(Tb)を検出可能である。
地図管理部は、合流車線(Rf)、登坂車線(Rc)または追い越し車線(Ro)の情報を含む地図情報(M)を有する。
自己位置推定部は、地図情報における車両の位置である自己位置(Ps)を推定可能である。
自己位置判定部は、地図情報および自己位置に基づいて、合流車線、登坂車線または追い越し車線に車両が位置しているか否かを判定する。
車線走行判定部は、合流車線、登坂車線または追い越し車線に車両が位置しているとき、電池温度に基づいて、合流車線、登坂車線または追い越し車線を車両が走行可能か否かを判定する。
これにより、比較的高いトルクおよび十分な加速が要求される車線では、電池が比較的低温であっても、車両の走行を制御でき、車両の安全を確保できる。したがって、車両の安全性が向上する。
もう1つの本発明の走行制御装置は、電池(22)を有し、モータ(20)により走行可能な車両(90)に用いられる。走行制御装置(2)は、電池温度検出部(31)、最大トルク演算部(65)および最大加速演算部(66)を備える。また、走行制御装置は、地図管理部(41)、自己位置推定部(42)、車線変更判定部(54)、進入時間演算部(47)、別車両情報取得部(48)、到達時間演算部(49)および車線走行判定部(51)を備える。
電池温度検出部は、上記と同様である。
最大トルク演算部は、電池温度に基づいて、モータの出力可能な最大トルク(Tr_max)を演算可能である。
最大加速演算部は、最大トルクに基づいて、車両の最大加速(Ac_max)を演算可能である。
地図管理部は、本線車線(Rm)、合流車線(Rf)、登坂車線(Rc)または追い越し車線(Ro)の情報を含む地図情報(M)を有する。
自己位置推定部は、上記と同様である。
車線変更判定部は、自己位置から本線車線、合流車線、登坂車線または追い越し車線のいずれかに、車両が車線を変更するか否かを判定する。
進入時間演算部は、最大トルクおよび最大加速に基づいて、自己位置から本線車線、合流車線、登坂車線または追い越し車線に車両が進入するまでの時間である進入時間(He)を演算可能である。
別車両情報取得部は、地図情報における別車両(81)の位置である別車両位置(Pa)および別車両の車速である別車両速度(Va)を取得可能である。
到達時間演算部は、自己位置から本線車線、合流車線、登坂車線または追い越し車線に車両が進入する位置に、別車両が到達するまでの時間である到達時間(Hr)を演算可能である。
車線走行判定部は、車両が車線を変更する場合において、到達時間と進入時間との差(ΔH)がゼロであるとき、合流車線、登坂車線または追い越し車線を車両が車線変更不可であると判定する。
上記と同様に、比較的高いトルクおよび十分な加速が要求される車線に車両が変更する場合において、電池が比較的低温であっても、車両の安全を確保できる。したがって、車両の安全性が向上する。
本実施形態による走行制御装置が用いられる車両の駆動システムの概略図。 第1実施形態による走行制御装置を示すブロック図。 第1実施形態による走行制御装置の制御を示すフローチャート。 第1実施形態による走行制御装置の制御を示すフローチャート。 第2実施形態による走行制御装置を示すブロック図。 第2実施形態による走行制御装置の進入時間演算部および到達時間演算部の処理を説明するための図。 第2実施形態による走行制御装置の進入時間演算部および到達時間演算部の処理を説明するための図。 第2実施形態による走行制御装置の制御を示すフローチャート。
以下、実施形態による走行制御装置を図面に基づいて説明する。複数の実施形態の説明において、実質的に同一の構成には、同一の符号を付して説明する。本実施形態という場合、複数の実施形態を包括する。
本実施形態の走行制御装置は、電池を有し、モータにより走行可能な車両90の駆動システム91に用いられる。なお、車両90は、所謂、電気自動車である。また、車両90は、充電器に接続可能であり、電池を充電可能である。まず、車両90の駆動システム91について説明する。
図1に示すように、駆動システム91は、モータとしてのモータジェネレータ20、減速機93、インバータ21、電池としてのバッテリ22および走行制御装置1を備える。図において、モータジェネレータ20をMGと記載している。
モータジェネレータ20には、回転速度センサ23が設けられている。回転速度センサ23は、例えば、タコジェネレータまたはレゾルバであり、モータジェネレータ20の回転速度を検出可能である。
モータジェネレータ20は、バッテリ22からの電力で駆動されることによりトルクを発生する電動機としての機能、および、車両90の制動時に駆動されて発電する発電機としての機能を有する。本実施形態のモータジェネレータ20は、例えば、永久磁石式同期型の3相交流のモータである。モータジェネレータ20のトルクは、減速機93に伝達される。
減速機93は、モータジェネレータ20の回転速度を調整する。減速機93の出力軸94の動力は、ギア機構95およびドライブシャフト96等を経由して、駆動輪97に伝達される。なお、減速機93に代替して、クラッチおよび変速機等が設けられてもよい。
また、図示はしないが、車両90は、ステアリングホイールを備える。ステアリングホイールは、操舵部材であり、ステアリングシャフトに接続されている。ステアリングホイールを運転者が操作することによって、車両90の走行方向が変更される。
インバータ21は、モータジェネレータ20とバッテリ22との間に設けられている。インバータ21は、バッテリ22の直流電力を交流電力に変換してモータジェネレータ20へ供給する。また、インバータ21は、モータジェネレータ20により発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ22へ供給する。
バッテリ22は、例えば、ニッケル水素またはリチウムイオン等の充放電可能な二次電池により構成される直流電源である。バッテリ22に替えて、電気二重層キャパシタ等の蓄電装置を直流電源として用いてもよい。
(第1実施形態)
第1実施形態の走行制御装置1は、モータジェネレータ制御部60、バッテリ制御部30および運転手支援システム制御部40を備える。図において、モータジェネレータ制御部60をMG−ECUと記載している。図において、バッテリ制御部30をBATT−ECUと記載する。図において、運転手支援システム制御部40をDSS−ECUと記載する。
モータジェネレータ制御部60、バッテリ制御部30および運転手支援システム制御部40は、マイコンを主体として構成されており、CPU、読み出し可能な非一時的有形記録媒体、ROM、I/O、および、これらの構成を接続するバスライン等を備えている。各処理は、ROM等の実体的なメモリ装置に予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であってもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。
モータジェネレータ制御部60は、インバータ21のスイッチング素子のオンオフ作動を制御することによって、モータジェネレータ20を制御する。モータジェネレータ制御部60は、インバータ温度推定部61、インバータ温度制御部62、モータ温度検出部63、モータ温度制御部64、最大トルク演算部65および最大加速演算部66を有する。
インバータ温度推定部61は、例えば、温度に対応して電気抵抗が変化するセラミック半導体であるサーミスタを有し、インバータ21の温度であるインバータ温度Tiを推定可能である。インバータ温度推定部61は、例えば、インバータ21の基板および近傍の温度、モータジェネレータ20に流れる電流ならびにバッテリ22の電圧に基づいて、インバータ温度Tiを推定する。推定されたインバータ温度Tiは、インバータ温度制御部62および最大トルク演算部65に出力される。
インバータ温度制御部62は、冷却部を有し、インバータ21を冷却可能であり、インバータ温度Tiを制御可能である。冷却部は、例えば、熱交換器である。インバータ温度Tiがインバータ温度閾値Ti_thよりも高いとき、インバータ温度制御部62は、インバータ温度Tiがインバータ温度閾値Ti_th以下となるように、冷却部を駆動する。冷却部が駆動し、インバータ温度Tiが低下する。インバータ温度閾値Ti_thは、モータジェネレータ20、インバータ21およびバッテリ22の特性ならびに道路状況、外気温等の使用環境に基づいて、設定される。
モータ温度検出部63は、例えば、サーミスタであり、モータジェネレータ20に設けられており、モータジェネレータ20の温度であるモータ温度Tmを検出可能である。検出されたモータ温度Tmは、モータ温度制御部64および最大トルク演算部65に出力される。
モータ温度制御部64は、インバータ温度制御部62と同様に、冷却部を有し、モータジェネレータ20を冷却可能であり、モータ温度Tmを制御可能である。モータ温度Tmがモータ温度閾値Tm_thよりも高いとき、モータ温度制御部64は、モータ温度Tmがモータ温度閾値Tm_th以下となるように、冷却部を駆動する。冷却部が駆動し、モータ温度Tmが低下する。モータ温度閾値Tm_thは、インバータ温度閾値Ti_thと同様に、モータジェネレータ20、インバータ21およびバッテリ22の特性ならびに道路状況、外気温等の使用環境に基づいて、設定される。
最大トルク演算部65は、インバータ温度Ti、モータ温度Tmおよび後述の電池温度Tbに基づいて、モータジェネレータ20の出力可能な最大トルクTr_maxを演算可能である。演算された最大トルクTr_maxは、最大加速演算部66および後述の車線走行判定部51に出力される。
最大加速演算部66は、最大トルクTr_maxに基づいて、車両90が出力可能な最大加速Ac_maxを演算可能である。演算された最大加速Ac_maxは、最高速度演算部67および車線走行判定部51に出力される。
最高速度演算部67は、最大加速Ac_maxに基づいて、車両90が出力可能な最高速度Vc_maxを演算可能である。演算された最高速度Vc_maxは、車線走行判定部51に出力される。
バッテリ制御部30は、電池温度検出部31および電池温度制御部32を有する。
電池温度検出部31は、バッテリ22の温度である電池温度Tbを検出可能である。電池温度検出部31は、例えば、インバータ温度推定部61およびモータ温度検出部63と同様に、サーミスタを含む。電池温度検出部31は、バッテリ22内のセルの温度をサーミスタにより検出することによって、電池温度Tbを検出する。検出された電池温度Tbは、電池温度制御部32および最大トルク演算部65に出力される。
電池温度制御部32は、加熱部を有し、バッテリ22を加熱可能であり、電池温度Tbを制御可能である。加熱部は、例えば、ヒータまたは振動電流発生部である。ヒータは、電力が供給されると、発熱する。振動電流発生部は、交流電源を含む共振回路により構成される。振動電流発生部は、共振回路の共振周波数を含む交流電圧が交流電源により発生したとき、発熱する。さらに、バッテリ22が充電されているときの発熱により、加熱部は、バッテリ22を加熱してもよい。
電池温度Tbが電池温度閾値Tb_th未満であるとき、電池温度制御部32は、電池温度Tbが電池温度閾値Tb_th以上となるように、加熱部を駆動する。加熱部が駆動し、電池温度Tbが上昇する。電池温度閾値Tb_thは、インバータ温度閾値Ti_thおよびモータ温度閾値Tm_thと同様に、モータジェネレータ20、インバータ21、バッテリ22の特性および道路状況、外気温等の使用環境に基づいて、設定される。
運転手支援システム制御部40は、地図管理部41、自己位置推定部42、経路計画部43、自己位置判定部44、低速閾値演算部45、車線走行判定部51および走行制御部52を有する。
地図管理部41は、地図情報Mを有する。地図情報Mは、施設、地名、住所、郵便番号、道路標識、道路における本線車線Rm、合流車線Rf、登坂車線Rc、追い越し車線Ro、曲率情報および勾配情報を含む。曲率情報は、各道路の曲率半径を含む。勾配情報は、各道路の勾配、斜度、斜辺距離を含む。なお、地図管理部41は、地図情報Mを更新可能である。地図情報Mは、自己位置推定部42、経路計画部43および自己位置判定部44に出力される。
自己位置推定部42は、地図情報Mにおける車両90の現在位置である自己位置Psを推定可能である。自己位置推定部42は、衛星からの電波を受信し、自己位置Psを推定する。推定された自己位置Psは、経路計画部43および自己位置判定部44に出力される。
経路計画部43は、渋滞または交通規制等の道路交通情報Irを道路交通情報通信システムから取得可能であり、自己位置Psから任意の目的地までの走行経路Cを設定可能である。
自己位置判定部44は、地図情報Mおよび自己位置Psに基づいて、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roに車両90が位置しているか否かを判定する。合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roに車両90が位置しているとき、自己位置判定部44は、車線信号Srを車線走行判定部51に出力する。なお、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roに車両90が位置していないとき、自己位置判定部44は、車線信号Srを車線走行判定部51に出力しない。
低速閾値演算部45は、経路計画部43から道路交通情報Irを取得可能である。なお、低速閾値演算部45は、道路交通情報通信システムから道路交通情報Irを取得してもよい。低速閾値演算部45は、道路交通情報Irに基づいて、車両90の車速Vcにおける低速閾値Vc_thを演算可能である。低速閾値Vc_thは、例えば、渋滞時の別車両81の速度である。演算された低速閾値Vc_thは、車線走行判定部51に出力される。
車線走行判定部51は、車線信号Srを取得しているとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能か否かを判定する。車線走行判定部51は、車両90が合流車線Rfにいるとき、合流車線Rfを車両90が走行可能か否かを判定する。車線走行判定部51は、車両90が登坂車線Rcにいるとき、登坂車線Rcを車両90が走行可能か否かを判定する。車線走行判定部51は、車両90が追い越し車線Roにいるとき、追い越し車線Roを車両90が走行可能か否かを判定する。
車線走行判定部51は、電池温度Tbに基づいて、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能か否かを判定する。車線走行判定部51は、インバータ温度Tiまたはモータ温度Tmに基づいて、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能か否かを判定する。車線走行判定部51は、最大トルクTr_maxまたは最高速度Vc_maxに基づいて、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能か否かを判定する。
車線走行判定部51は、電池温度Tbが電池温度閾値Tb_th未満であるとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行不可と判定する。車線走行判定部51は、電池温度Tbが電池温度閾値Tb_th以上であるとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能と判定する。
最大トルクTr_maxの閾値をトルク閾値Tr_thとする。トルク閾値Tr_thは、モータジェネレータ20およびインバータ21の特性ならびに地図情報Mにおける勾配情報に基づいて、設定される。最大加速Ac_maxの閾値を加速閾値Ac_thとする。加速閾値Ac_thは、モータジェネレータ20およびインバータ21の特性、法定速度ならびに道路状況に基づいて、設定される。
車線走行判定部51は、最大トルクTr_maxがトルク閾値Tr_th未満であるとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行不可と判定する。車線走行判定部51は、最大トルクTr_maxがトルク閾値Tr_th以上であるとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能と判定する。
車線走行判定部51は、最大加速Ac_maxが加速閾値Ac_th未満であるとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行不可と判定する。車線走行判定部51は、最大加速Ac_maxが加速閾値Ac_th以上であるとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能であると判定する。
また、車線走行判定部51は、最高速度Vc_maxが低速閾値Vc_th未満であるとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行不可と判定する。車線走行判定部51は、最高速度Vc_maxが低速閾値Vc_th以上であるとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能であると判定する。なお、車線走行判定部51は、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行不可と判定したとき、運転手に警告する。
走行制御部52は、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行不可であると車線走行判定部51が判定したとき、車両90が路肩等で停止するように、車両90の走行を制御する。
図3および図4のフローチャートを参照して、走行制御装置1の制御について説明する。フローチャートにおいて、「S」は、ステップを意味する。初期状態では、地図情報Mおよび自己位置Psは、設定されている。
ステップ101において、自己位置判定部44は、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roに車両90が位置しているか否かを判定する。合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roに車両90が位置しているとき、処理は、ステップ102に移行する。このとき、自己位置判定部44は、車線信号Srを車線走行判定部51に出力する。合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roに車両90が位置しているとき、処理は、終了する。
ステップ102において、車線走行判定部51は、電池温度Tbが電池温度閾値Tb_th以上であるか否かを判定する。電池温度Tbが電池温度閾値Tb_th以上であるとき、処理は、ステップ103に移行する。電池温度Tbが電池温度閾値Tb_th未満であるとき、処理は、ステップ109に移行する。
ステップ103において、最大トルク演算部65は、最大トルクTr_maxを演算する。最大加速演算部66は、最大加速Ac_maxを演算する。
ステップ104において、車線走行判定部51は、最大トルクTr_maxがトルク閾値Tr_th以上であるか否かを判定する。最大トルクTr_maxがトルク閾値Tr_th以上であるとき、処理は、ステップ105に移行する。最大トルクTr_maxがトルク閾値Tr_th未満であるとき、処理は、ステップ116に移行する。
ステップ105において、車線走行判定部51は、最大加速Ac_maxが加速閾値Ac_th以上であるか否かを判定する。最大加速Ac_maxが加速閾値Ac_th未満であるとき、処理は、ステップ106に移行する。最大加速Ac_maxが加速閾値Ac_th以上であるとき、処理は、ステップ108に移行する。
ステップ106において、最高速度演算部67は、最高速度Vc_maxを演算する。低速閾値演算部45は、道路交通情報Irを取得し、低速閾値Vc_thを演算する。
ステップ107において、車線走行判定部51は、最高速度Vc_maxが低速閾値Vc_th以上であるか否かを判定する。最高速度Vc_maxが低速閾値Vc_th以上であるとき、処理は、ステップ108に移行する。最高速度Vc_maxが低速閾値Vc_th未満であるとき、処理は、ステップ116に移行する。
ステップ108において、車線走行判定部51は、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能と判定する。
ステップ109において、ステップ102を経由し、車線走行判定部51は、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行不可と判定する。
ステップ110において、走行制御部52は、車両90が路肩等で停止するように、車両90の走行を制御する。
ステップ111において、電池温度制御部32は、電池温度Tbが電池温度閾値Tb_th以上となるように、バッテリ22を加熱する。バッテリ22が加熱され、電池温度Tbが上昇する。
ステップ112において、インバータ温度制御部62は、インバータ温度Tiがインバータ温度閾値Ti_thよりも高いか否かを判定する。インバータ温度Tiがインバータ温度閾値Ti_thよりも高いとき、処理は、ステップ114に移行する。インバータ温度Tiがインバータ温度閾値Ti_th以下であるとき、処理は、ステップ113に移行する。
ステップ113において、インバータ温度制御部62は、インバータ温度Tiがインバータ温度閾値Ti_th以下となるように、インバータ21を冷却する。インバータ21が冷却され、インバータ温度Tiが低下する。
ステップ114において、モータ温度制御部64は、モータ温度Tmがモータ温度閾値Tm_thよりも高いか否かを判定する。モータ温度Tmがモータ温度閾値Tm_thよりも高いとき、処理は、ステップ101に戻る。モータ温度Tmがモータ温度閾値Tm_th以下であるとき、処理は、ステップ115に移行する。
ステップ115において、モータ温度制御部64は、モータ温度Tmがモータ温度閾値Tm_th以下となるように、モータジェネレータ20を冷却する。モータジェネレータ20が冷却され、モータ温度Tmが低下する。その後、処理は、ステップ101に戻る。
ステップ116において、ステップ104またはステップ107を経由し、車線走行判定部51は、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行不可と判定する。
ステップ117において、走行制御部52は、車両90が路肩等で停止するように、車両90の走行を制御する。その後、処理は、ステップ112に移行する。
一般に、電池が比較的低温であるとき、電池の内部における化学反応がしにくくなり、電池の出力が低下する。これにより、車両の出力トルクが低下し、車両の加速が低下する。このため、高速道路または坂道等の比較的高いトルクおよび十分な加速が要求される車線では、他の車両との速度差によって、他の車両と衝突する虞がある。特許文献1の構成では、電池の残容量が低下したとき、運転者に警告している。電池の残容量が十分であったとしても、電池が比較的低温であるとき、車両の安全が確保されない虞がある。そこで、本実施形態の走行制御装置1により、車両90の安全性が向上する。
[1]車線走行判定部51は、電池温度Tbに基づいて、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能か否かを判定する。これにより、比較的高いトルクおよび十分な加速が要求される車線では、電池が比較的低温であっても、車両90の走行を制御でき、車両90の安全を確保できる。したがって、車両90の安全性が向上する。
[2]電池温度制御部32は、電池温度Tbが電池温度閾値Tb_th以上となるように、電池温度Tbを制御する。これにより、電池温度Tbが低下し、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90がいつまでも走行不可であることを防止する。このため、運転者に与えるストレスを緩和し、車両90の走行の快適さおよび利便性も向上する。
[3]また、比較的高いトルクおよび十分な加速が要求されるとき、モータジェネレータ20またはインバータ21が過熱し、モータジェネレータ20またはインバータ21が破損する虞がある。そこで、車線走行判定部51は、インバータ温度Tiまたはモータ温度Tmに基づいて、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能か否かを判定する。これにより、比較的高いトルクおよび十分な加速が要求されるとき、モータジェネレータ20またはインバータ21が過熱したまま車両90が走行することを防止できる。モータジェネレータ20またはインバータ21の破損を防止でき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90がより安全に走行できる。
[4]インバータ温度制御部62は、インバータ温度Tiがインバータ温度閾値Ti_thよりも高いとき、インバータ21を冷却する。モータ温度制御部64は、モータ温度Tmがモータ温度閾値Tm_thよりも高いとき、モータジェネレータ20を冷却する。これにより、モータジェネレータ20またはインバータ21が過熱される虞があることによって、車両90がいつまでも走行不可であることを防止する。このため、運転者に与えるストレスを緩和し、車両90の走行の快適さおよび利便性がより向上する。
[5]渋滞等の低速で走行しなければならない道路環境のとき、車両90の走行が制御され、却って運転者に不快感を与える虞がある。そこで、最高速度Vc_maxが低速閾値Vc_th以上であるとき、車線走行判定部51は、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能であると、判定する。道路環境に基づいた判定がされることで、車両90が走行可能であるのに、車両90が判定により走行できないという、運転者に与えるストレスを緩和し、車両90の走行の快適さおよび利便性がより向上する。
(第2実施形態)
第2実施形態では、運転手支援システム制御部の構成および走行制御装置の制御が異なる点を除き、第1実施形態と同様である。
図5に示すように、第2実施形態の走行制御装置2の運転手支援システム制御部240は、自己位置判定部44に代替して車線変更判定部54をさらに有する。また、運転手支援システム制御部240は、車速検出部46、進入時間演算部47、別車両情報取得部48、到達時間演算部49および時間差演算部50をさらに有する。
車線変更判定部54は、地図管理部41から地図情報Mを取得し、自己位置推定部42から自己位置Psを取得する。車線変更判定部54は、自己位置Psから本線車線Rm、合流車線Rf、登坂車線Rc、追い越し車線Roのいずれかに、車両90が車線を変更するか否かを判定する。車線変更判定部54は、例えば、車両90の方向指示器がオンになったとき、車両90が車線を変更すると判定する。車線変更判定部54の判定は、車線走行判定部51に出力される。
車速検出部46は、ドライブシャフト96に設けられており、車速Vcを検出可能である。車速検出部46は、ドライブシャフト96の回転速度に比例したパルス波を取得可能である。車速検出部46は、例えば、非接触の磁気抵抗効果素子であり、磁束の変化を電気抵抗の変化に変換して、車速Vcを検出する。検出された車速Vcは、進入時間演算部47に出力される。
図6に示すように、車両90が合流車線Rfに位置しているときにおいて、自己位置Psから本線車線Rmに進入するまでの時間を進入時間Heとする。図において、進入したときの車両90を破線で記載している。
図7に示すように、進入時間Heは、自己位置Psから追い越し車線Roに進入するまでの時間としてもよい。進入時間Heは、自己位置Psから本線車線Rm、合流車線Rf、登坂車線Rc、追い越し車線Roのいずれかに車両90が進入するまでの時間である。また、進入時間Heは、車両90の方向指示器がオンしてから本線車線Rm、合流車線Rf、登坂車線Rc、追い越し車線Roのいずれかに車両90が進入するまでの時間としてもよい。
進入時間演算部47は、最大加速Ac_max、地図情報M、自己位置Ps、走行経路Cおよび車速Vcに基づいて、進入時間Heを演算可能である。演算された進入時間Heは、時間差演算部50に出力される。
別車両情報取得部48は、外部に設けられるデータセンタ53から、地図情報Mにおける別車両81の位置である別車両位置Paおよび別車両81の速度である別車両速度Vaを取得可能である。別車両81は、通信機を備えており、別車両位置Paおよび別車両速度Vaを定期的にデータセンタ53へ送信する。データセンタ53は、受信した別車両位置Paおよび別車両速度Vaを定期的に別車両情報取得部48へ送信する。別車両情報取得部48は、定期的に、別車両位置Paおよび別車両速度Vaを取得する。取得された別車両位置Paおよび別車両速度Vaは、到達時間演算部49に出力される。
到達時間演算部49は、走行経路C、別車両位置Paおよび別車両速度Vaに基づいて、車両90が進入する位置に別車両81が到達するまでの時間である到達時間Hrを演算可能である。演算された到達時間Hrは、時間差演算部50に出力される。
時間差演算部50は、以下関係式(1)のように表される到達時間Hrと進入時間Heとの差である時間差ΔHを演算可能である。なお、時間差ΔHは、絶対値である。演算された時間差ΔHは、車線走行判定部51に出力される。
ΔH=|Hr−He| ・・・・(1)
車線走行判定部51は、時間差ΔHがゼロであるとき、車両90の車線変更不可と判定する。車線走行判定部51は、時間差ΔHがゼロでないとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が車線変更可能と判定する。また、本明細書中、ゼロは、常識的な誤差範囲を含むものとする。
図8のフローチャートを参照して、走行制御装置2の制御について説明する。初期状態では、地図情報M、自己位置Psおよび走行経路Cは、設定されている。
ステップ201において、車線変更判定部54は、車両90が車線を変更するか否かを判定する。車両90が車線を変更しないとき、処理は、終了する。車両90が車線を変更するとき、処理は、ステップ202に移行する。
ステップ202およびステップ203は、第1実施形態のステップ102およびステップ103と同様である。
ステップ204において、第1実施形態のステップ104と同様である。最大トルクTr_maxがトルク閾値Tr_th以上であるとき、処理は、ステップ205に移行する。最大トルクTr_maxがトルク閾値Tr_th未満であるとき、処理は、第1実施形態と同様のステップ116に移行する。
ステップ205において、第1実施形態のステップ105と同様である。最大加速Ac_maxが加速閾値Ac_th以上であるとき、処理は、ステップ206に移行する。最大加速Ac_maxが加速閾値Ac_th未満であるとき、処理は、第1実施形態と同様のステップ116に移行する。
ステップ206において、進入時間演算部47は、進入時間Heを演算する。
ステップ207において、別車両情報取得部48は、データセンタ53から別車両位置Paおよび別車両速度Vaを取得する。
ステップ208において、到達時間演算部49は、到達時間Hrを演算する。
ステップ209において、時間差演算部50は、進入時間Heおよび到達時間Hrに基づいて、時間差ΔHを演算する。
ステップ210において、車線走行判定部51は、時間差ΔHがゼロであるか否かを判定する。時間差ΔHがゼロと等しくないとき、処理は、ステップ211に移行する。時間差ΔHがゼロと等しいとき、処理は、第1実施形態と同様のステップ116に移行する。
ステップ211において、車線走行判定部51は、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能と判定する。
[6]時間差ΔHがゼロであるとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行不可であると、車線走行判定部51は、判定する。比較的高いトルクおよび十分な加速が要求される車線に車両90が車線変更するとき、バッテリ22が比較的低温であっても、車両90の走行を制御でき、車両90の安全を確保できる。したがって、車両90の安全性が向上する。
(他の実施形態)
[i]車線走行判定部51は、インバータ温度Tiがインバータ温度閾値Ti_thよりも高いとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行不可と判定してもよい。車線走行判定部51は、インバータ温度Tiがインバータ温度閾値Ti_th以下であるとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能と判定してもよい。インバータ21の破損を未然に防止でき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90がより安全に走行できる。
[ii]車線走行判定部51は、モータ温度Tmがモータ温度閾値Tm_thよりも高いとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行不可と判定してもよい。車線走行判定部51は、モータ温度Tmがモータ温度閾値Tm_th以下であるとき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90が走行可能と判定してもよい。モータジェネレータ20の破損を未然に防止でき、合流車線Rf、登坂車線Rcまたは追い越し車線Roを車両90がより安全に走行できる。
[iii]最大トルク演算部65および最大加速演算部66は、電池温度Tb、インバータ温度Tiまたはモータ温度Tmに基づいて、直接演算してもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
1、2 ・・・走行制御装置、
20 ・・・モータ(モータジェネレータ)、 22 ・・・電池(バッテリ)、
31 ・・・電池温度検出部、 41 ・・・地図管理部、
42 ・・・自己位置推定部、 44 ・・・自己位置判定部、
47 ・・・進入時間演算部、 48 ・・・別車両情報取得部、
49 ・・・到達時間演算部、
51 ・・・車線走行判定部、 54 ・・・車線変更判定部、
65 ・・・最大トルク演算部、 66 ・・・最大加速演算部、
90 ・・・車両。

Claims (10)

  1. 電池(22)を有し、モータ(20)により走行可能な車両(90)に用いられる走行制御装置(1)であって、
    前記電池の温度である電池温度(Tb)を検出可能な電池温度検出部(31)と、
    合流車線(Rf)、登坂車線(Rc)または追い越し車線(Ro)の情報を含む地図情報(M)を有する地図管理部(41)と、
    前記地図情報における前記車両の位置である自己位置(Ps)を推定可能な自己位置推定部(42)と、
    前記地図情報および前記自己位置に基づき、前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線に前記車両が位置しているか否かを判定する自己位置判定部(44)と、
    前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線に前記車両が位置しているとき、前記電池温度に基づいて、前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線を前記車両が走行可能か否かを判定する車線走行判定部(51)と、
    を備える走行制御装置。
  2. 前記車線走行判定部は、前記電池温度が電池温度閾値(Tb_th)よりも低いとき、前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線を前記車両が走行不可である請求項1に記載の走行制御装置。
  3. 前記電池温度が前記電池温度閾値よりも低いとき、前記電池温度が前記電池温度閾値以上となるように、前記電池温度を制御する電池温度制御部(32)をさらに備える請求項2に記載の走行制御装置。
  4. 前記電池から供給される電力を変換して、前記モータに電力を供給するインバータ(21)と、
    前記インバータの温度であるインバータ温度(Ti)を推定可能なインバータ温度推定部(61)と、
    前記モータの温度であるモータ温度(Tm)を検出可能なモータ温度検出部(63)と、
    をさらに備え、
    前記車線走行判定部は、前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線に前記車両が位置しているとき、前記電池温度、前記インバータ温度および前記モータ温度に基づいて、前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線を前記車両が走行可能か否かを判定する請求項1から3のいずれか一項に記載の走行制御装置。
  5. 前記車線走行判定部は、前記インバータ温度がインバータ温度閾値(Ti_th)よりも高いとき、または、前記モータ温度がモータ温度閾値(Tm_th)よりも高いとき、前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線を前記車両が走行不可であると判定する請求項4に記載の走行制御装置。
  6. 前記インバータ温度が前記インバータ温度閾値よりも高いとき、前記インバータ温度が前記インバータ温度閾値以下となるように、前記インバータを冷却するインバータ温度制御部(62)と、
    前記モータ温度が前記モータ温度閾値よりも高いとき、前記モータ温度が前記モータ温度閾値以下となるように、前記モータを冷却するモータ温度制御部(64)と、
    をさらに備える請求項5に記載の走行制御装置。
  7. 前記電池温度、前記インバータ温度および前記モータ温度に基づいて、前記モータの出力可能な最大トルク(Tr_max)を演算可能な最大トルク演算部(65)と、
    前記最大トルクに基づいて、前記車両の最大加速(Ac_max)を演算可能な最大加速演算部(66)と、
    をさらに備え、
    前記車線走行判定部は、前記最大トルクまたは前記最大加速に基づいて、前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線を前記車両が走行可能か否かを判定する請求項4から6のいずれか一項に記載の走行制御装置。
  8. 前記最大加速に基づいて、前記車両の最高速度(Vc_max)を演算可能な最高速度演算部(67)と、
    道路交通情報(Ir)に基づいて、前記車両の低速閾値(Vc_th)を演算可能な低速閾値演算部(45)と、
    をさらに備え、
    前記車線走行判定部は、前記最高速度が前記低速閾値以上であるとき、前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線を前記車両が走行可能であると判定する請求項7に記載の走行制御装置。
  9. 前記車線走行判定部が前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線を前記車両が走行不可であると判定したとき、前記車両が停止するように、前記車両の走行を制御する走行制御部(52)をさらに備える請求項1から8のいずれか一項に記載の走行制御装置。
  10. 電池(22)を有し、モータ(20)により走行可能な車両(90)に用いられる走行制御装置(2)であって、
    前記電池の温度である電池温度(Tb)を検出可能な電池温度検出部(31)と、
    前記電池温度に基づいて、前記モータの出力可能な最大トルク(Tr_max)を演算可能な最大トルク演算部(65)と、
    前記最大トルクに基づいて、前記車両の最大加速(Ac_max)を演算可能な最大加速演算部(66)と、
    本線車線(Rm)、合流車線(Rf)、登坂車線(Rc)または追い越し車線(Ro)の情報を含む地図情報(M)を有する地図管理部(41)と、
    前記地図情報における前記車両の位置である自己位置(Ps)を推定可能な自己位置推定部(42)と、
    前記自己位置から前記本線車線、前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線のいずれかに、前記車両が車線を変更するか否かを判定する車線変更判定部(54)と、
    前記最大トルクおよび最大加速に基づいて、前記自己位置から前記本線車線、前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線に前記車両が進入するまでの時間である進入時間(He)を演算可能な進入時間演算部(47)と、
    前記地図情報における別車両(81)の位置である別車両位置(Pa)および前記別車両の車速である別車両速度(Va)を取得可能な別車両情報取得部(48)と、
    前記自己位置から前記本線車線、前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線に前記車両が進入する位置に、前記別車両が到達するまでの時間である到達時間(Hr)を演算可能な到達時間演算部(49)と、
    前記車両が車線を変更する場合において、前記到達時間と前記進入時間との差(ΔH)がゼロであるとき、前記合流車線、前記登坂車線または前記追い越し車線を前記車両が車線変更不可であると判定する車線走行判定部(51)と、
    を備える走行制御装置。
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