JP2019153832A - 監視装置、監視方法、および記録媒体 - Google Patents
監視装置、監視方法、および記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019153832A JP2019153832A JP2018035462A JP2018035462A JP2019153832A JP 2019153832 A JP2019153832 A JP 2019153832A JP 2018035462 A JP2018035462 A JP 2018035462A JP 2018035462 A JP2018035462 A JP 2018035462A JP 2019153832 A JP2019153832 A JP 2019153832A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- monitoring
- vehicle
- information
- monitoring direction
- radar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Burglar Alarm Systems (AREA)
- Emergency Alarm Devices (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
【課題】駐車中の車両を監視するときの省電力に寄与すること。【解決手段】監視装置1は、車両の周辺に対する検出方向が異なる車載センサ2a〜2fを用いて、駐車中の車両を監視する装置であって、監視方向を設定する監視方向設定部10と、設定された監視方向に基づいて、車載センサ2a〜2fの動作を制御するセンサ制御部11と、を有する。【選択図】図1
Description
本開示は、駐車中の車両を監視する監視装置、監視方法、および記録媒体に関する。
従来、車両に搭載されたセンサ(例えば、カメラ、レーダ等)を用いて、駐車中の車両を監視する監視装置が知られている。
例えば特許文献1には、車両に搭載されたバッテリの残量、および、車両の駐車位置が盗難多発地帯であるか否かに応じて、センサの作動条件を決定し、その作動条件に基づいて複数のセンサの作動を制御する監視装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の監視装置では、センサの消費電力の点で改善の余地があった。
本開示の一態様の目的は、駐車中の車両を監視するときの省電力に寄与する監視装置、監視方法、および記録媒体を提供することである。
本開示の一態様に係る監視装置は、車両の周辺に対する検出方向が異なる複数の車載センサを用いて、駐車中の前記車両を監視する監視装置であって、監視方向を設定する監視方向設定部と、前記設定された監視方向に基づいて、前記複数の車載センサの動作を制御するセンサ制御部と、を有する。
本開示の一態様に係る監視方法は、車両の周辺に対する検出方向が異なる複数の車載センサを用いて、駐車中の前記車両を監視する監視方法であって、監視方向を設定し、前記設定された監視方向に基づいて、前記複数の車載センサの動作を制御する。
本開示の一態様に係る記録媒体は、車両の周辺に対する検出方向が異なる複数の車載センサを用いて、駐車中の前記車両を監視するときの監視方向を設定する処理と、前記設定された監視方向に基づいて、前記複数の車載センサの動作を制御する処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを記録した。
本開示によれば、駐車中の車両を監視するときの省電力に寄与する監視装置、監視方法、および記録媒体を提供できる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、本開示の実施の形態に係る監視システムの構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態の監視システムの構成の一例を示す図である。
図1に示す監視システムは、例えば自動車等の車両に搭載され、駐車中の車両を監視するシステムである。この監視システムは、図1に示すように、監視装置1、車載センサ群2、および記憶装置3を有する。監視装置1は、車載センサ群2および記憶装置3と電気的に接続されている。
車載センサ群2は、複数の車載センサからなる。車載センサは、車両の周辺の状況を検出するデバイス(例えば、カメラ、レーダ等)である。
図1の例では、車載センサ群2は、前方向カメラ2a、後方向カメラ2b、前方向レーダ2c、後方向レーダ2d、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2fを含む。
前方向カメラ2aは、車両の前方を撮影する。
後方向カメラ2bは、車両の後方を撮影する。
前方向レーダ2cは、車両の前方へ電波を放射し、その電波の反射波を受信することにより、車両の前方に存在する物体を検出する。
後方向レーダ2dは、車両の後方へ電波を放射し、その電波の反射波を受信することにより、車両の後方に存在する物体を検出する。
右方向レーダ2eは、車両の右方へ電波を放射し、その電波の反射波を受信することにより、車両の右方に存在する物体を検出する。
左方向レーダ2fは、車両の左方へ電波を放射し、その電波の反射波を受信することにより、車両の左方に存在する物体を検出する。
前方向レーダ2c、後方向レーダ2d、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2fとしては、例えば、ミリ波レーダ、または、レーザレーダなどを用いることができる。レーザレーダは、LIDAR(Light Detection and Ranging)と呼ばれる。
各車載センサにより検出された結果を示す情報(以下、検出結果情報という)は、監視装置1へ出力される。カメラから出力される検出結果情報は、画像である。レーダから出力される検出結果情報は、車両を基準とした物体の位置を示す情報、および、車両に対する物体の相対速度を示す情報を含む。
なお、車載センサの種類および数は、図1に示すものに限定されない。また、検出結果情報は、各車載センサから直接、記憶装置3へ出力されてもよい。
記憶装置3は、種々の情報を記憶するデバイス(例えば、ハードディスク装置、メモリ等)である。記憶装置3は、記憶部の一例に相当する。
なお、図1では例として、記憶装置3が監視装置1の外部に設けられる場合を示したが、記憶装置3は、監視装置1の内部に設けられてもよい。
記憶装置3は、例えば、センサ制御情報30を記憶している。センサ制御情報30は、監視装置1により監視が行われる方向(以下、監視方向という)毎に各車載センサの動作条件が定められた情報である。
ここで、センサ制御情報30の一例について、図2を用いて説明する。図2は、センサ制御情報30の一例を示す図である。
図2に示すように、センサ制御情報30では、監視方向毎に、各車載センサのオン/オフが定められている。オンとは、車載センサを動作させることを意味し、オフとは、車載センサを動作させないことを意味する。
例えば監視方向が「前方向」である場合、前方向カメラ2aおよび前方向レーダ2cをオンにし、後方向カメラ2b、後方向レーダ2d、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2fをオフにする旨が定められている。
例えば監視方向が「後方向」である場合、後方向カメラ2bおよび後方向レーダ2dをオンにし、前方向カメラ2a、前方向レーダ2c、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2fをオフにする旨が定められている。
例えば、監視方向が「前後方向」である場合、前方向カメラ2a、後方向カメラ2b、前方向レーダ2c、および後方向レーダ2dをオンにし、右方向レーダ2eおよび左方向レーダ2fをオフにする旨が定められている。
例えば監視方向が「全方向」である場合、前方向カメラ2a、後方向カメラ2b、前方向レーダ2c、後方向レーダ2d、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2fをオンにする旨が定められている。
例えば監視方向が「無し」である場合、前方向カメラ2a、後方向カメラ2b、前方向レーダ2c、後方向レーダ2d、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2fをオフにする旨が定められている。
以上、センサ制御情報30の一例について説明した。以下、図1の説明に戻る。
なお、図1では、記憶装置3が記憶している情報として、センサ制御情報30のみを図示しているが、記憶装置3は、それ以外の情報(例えば、後述する地図情報、監視方向設定用情報等)を記憶していてもよい。
監視装置1は、監視方向設定部10およびセンサ制御部11を有する。
図示は省略するが、監視装置1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)等の記憶媒体、RAM(Random Access Memory)等の作業用メモリ、および通信回路を有する。図1に示した監視方向設定部10およびセンサ制御部11の各機能(詳細は後述)は、CPUがコンピュータプログラムを実行することにより実現される。また、このコンピュータプログラムは、所定の記録媒体に記録されてもよい。
監視方向設定部10は、監視方向を設定する。この監視方向の設定処理の各例については、後述する。
センサ制御部11は、センサ制御情報30を記憶装置3から読み出し、センサ制御情報30と、監視方向設定部10により設定された監視方向とに基づいて、前方向カメラ2a、後方向カメラ2b、前方向レーダ2c、後方向レーダ2d、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2fの動作を制御する。
例えば、監視方向設定部10により設定された監視方向が「前方向」である場合、前方向カメラ2aおよび前方向レーダ2cをオンに制御し、後方向カメラ2b、後方向レーダ2d、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2fをオフに制御する。これにより、前方向カメラ2aおよび前方向レーダ2cが動作し、駐車中の車両の前方が監視される。
例えば、監視方向設定部10により設定された監視方向が「後方向」である場合、後方向カメラ2bおよび後方向レーダ2dをオンに制御し、前方向カメラ2a、前方向レーダ2c、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2fをオフに制御する。これにより、後方向カメラ2bおよび後方向レーダ2dが動作し、駐車中の車両の後方が監視される。
例えば、監視方向設定部10により設定された監視方向が「前後方向」である場合、前方向カメラ2a、後方向カメラ2b、前方向レーダ2c、および後方向レーダ2dをオンに制御し、右方向レーダ2eおよび左方向レーダ2fをオフに制御する。これにより、前方向カメラ2a、前方向レーダ2c、後方向カメラ2b、および後方向レーダ2dが動作し、駐車中の車両の前方および後方が監視される。
例えば、監視方向設定部10により設定された監視方向が「全方向」である場合、前方向カメラ2a、後方向カメラ2b、前方向レーダ2c、後方向レーダ2d、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2fをオンに制御する。これにより、前方向カメラ2a、後方向カメラ2b、前方向レーダ2c、後方向レーダ2d、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2fが動作し、駐車中の車両の全方位(前方、後方、左方、および右方)が監視される。
例えば、監視方向設定部10により設定された監視方向が「無し」である場合、前方向カメラ2a、後方向カメラ2b、前方向レーダ2c、後方向レーダ2d、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2fをオフに制御する。これにより、前方向カメラ2a、後方向カメラ2b、前方向レーダ2c、後方向レーダ2d、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2fは、動作しない。よって、駐車中の車両の監視は行われない。
以上、図1に示した監視システムの構成について説明した。
次に、監視装置1の動作について、図3を用いて説明する。図3は、監視装置1の動作の一例を示す図である。
まず、監視方向設定部10は、監視方向を設定する(ステップS1)。
次に、センサ制御部11は、センサ制御情報30を記憶装置3から読み出す(ステップS2)。
次に、センサ制御部11は、センサ制御情報30と、監視方向設定部10により設定された監視方向とに基づいて、各車載センサ(前方向カメラ2a、後方向カメラ2b、前方向レーダ2c、後方向レーダ2d、右方向レーダ2e、および左方向レーダ2f)の動作を制御する(ステップS3)。
以上、監視装置1の動作について説明した。
次に、監視方向設定部10が行う監視方向の設定処理の各例(監視方向設定処理例1〜4)について、説明する。
[監視方向設定処理例1]
監視方向設定部10は、ユーザ(例えば、車両の乗員)によって行われた指定操作に基づいて、監視方向を設定する。
監視方向設定部10は、ユーザ(例えば、車両の乗員)によって行われた指定操作に基づいて、監視方向を設定する。
指定操作とは、車両が駐車を開始する前または車両が駐車を開始した時点でユーザが所望の監視方向を指定する操作である。監視方向設定部10は、監視装置1の入力部(図示略)が指定操作を受け付けた場合、その指定操作で指定された監視方向を設定する。
なお、監視方向設定部10は、監視装置1の表示部(図示略)に、監視方向の選択肢(例えば、前方向、後方向、前後方向、全方向、無し)を表示させ、その選択肢の中からユーザが所望の監視方向を指定できるようにしてもよい。
[監視方向設定処理例2]
監視方向設定部10は、車両が駐車を開始した時の車両の位置と、地図情報とに基づいて、監視方向を設定する。
監視方向設定部10は、車両が駐車を開始した時の車両の位置と、地図情報とに基づいて、監視方向を設定する。
例えば、まず、監視方向設定部10は、GPS(Global Positioning System)受信機(図示略)から、車両が駐車を開始した時点の車両の位置を示す位置情報を受け取る。
また、監視方向設定部10は、記憶装置3から地図情報および監視方向設定用情報(ともに図示略)を読み出す。
監視方向設定用情報は、図4に示すように、駐車場の種類と、監視方向とが対応付けられた情報である。図4では、例として、駐車場の種類が機械式駐車場である場合、監視方向を「無し」とする旨が定められている。また、駐車場の種類が車庫(例えば、一方向を除いて壁に囲まれた屋根付車庫)である場合、監視方向を「前方向」(「後方向」でもよい)とする旨が定められている。また、駐車場の種類が屋外平面駐車場である場合、監視方向を「全方向」とする旨が定められている。なお、監視方向設定用情報に設定される駐車場は、駐車用のスペースとして予め確保された場所に限定されない。
次に、監視方向設定部10は、地図情報から、位置情報が示す位置に対して定められている駐車場の種類を特定する。
次に、監視方向設定部10は、図4に示した監視方向設定用情報から、特定された駐車場の種類に対応付けられた監視方向を特定し、その監視方向を設定する。
この際、駐車時の車両の向きに応じて、監視方向の補正を行ってもよい。例えば、監視方向設定部10は、地磁気センサ(図示略)から、車両が駐車を開始した時点の車両の向きを示す車両向き情報を受け取り、後ろ向きに駐車をしていた場合は、監視方向を前方向から後方向に補正するようにしてもよい。
なお、地図情報として3D地図(立体地図)を用いる場合、上記監視方向設定用情報を用いずに、監視方向を設定してもよい。
例えば、3D地図において、位置情報が示す位置の左右方向に所定の高さの物体(例えば、壁、建造物等)が存在することが示されている場合、監視方向設定部10は、監視方向を前後方向に設定する。
[監視方向設定処理例3]
監視方向設定部10は、車両が駐車を開始した時の車載センサ群2による検出結果に基づいて、監視方向を設定する。
監視方向設定部10は、車両が駐車を開始した時の車載センサ群2による検出結果に基づいて、監視方向を設定する。
例えば、監視方向設定部10は、車載センサ群2から、車両が駐車を開始した時点の検出結果情報を受け取り、検出結果情報において車両の周囲に所定の高さの物体(例えば、壁、建造物等)が示されていない方向を、監視方向に設定する。
より具体的には、検出結果情報において、車両の左右方向に所定の高さの物体が存在することが示されている場合、監視方向設定部10は、監視方向を前後方向に設定する。
[監視方向設定処理例4]
監視方向設定部10は、車両が駐車を開始した時の車両の位置と、履歴情報とに基づいて、監視方向を設定する。
監視方向設定部10は、車両が駐車を開始した時の車両の位置と、履歴情報とに基づいて、監視方向を設定する。
履歴情報とは、過去の駐車位置と、その駐車のときに設定された監視方向とが対応付けられた情報である。履歴情報は、例えば、駐車が行われる度に、監視方向設定部10によって生成され、記憶装置3に格納される。
例えば、まず、監視方向設定部10は、GPS受信機から、車両が駐車を開始した時点の車両の位置を示す位置情報を受け取り、記憶装置3から履歴情報を読み出す。
次に、監視方向設定部10は、履歴情報から、位置情報が示す位置に一致する過去の駐車位置を特定し、その過去の駐車位置に対応付けられた監視方向を設定する。この場合、上述した監視方向設定処理例2と同様に、駐車時の車両の向きに応じて監視方向の補正を行ってもよい。
以上、監視方向設定部10が行う監視方向設定処理の各例について、説明した。
ここまで詳述してきたように、本実施の形態の監視装置1は、監視方向に応じて、各車載センサの動作を制御することを特徴とする。これにより、車両が駐車した場所の特徴(例えば、駐車した場所自体の形状、駐車した場所の周囲における物体の有無等)に応じて、各車載センサのオン/オフを制御することができるため、監視が不必要な方向を検出する車載センサをオフにすることができる。したがって、駐車中の車両を監視するときの省電力に寄与することができる。
なお、本開示は、上記実施の形態の説明に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下、各変形例について、適宜図面を用いて説明する。なお、各図において、共通する構成要素については同一符号を付し、それらの構成要素については適宜説明を省略する。
[変形例1]
上記実施の形態では、センサ制御情報30に定められている車載センサの動作条件がオン/オフである場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。
上記実施の形態では、センサ制御情報30に定められている車載センサの動作条件がオン/オフである場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。
例えば、車載センサの動作条件として、車載センサが動作する時間(以下、動作時間という)が定められてもよい。その場合、例えば図2に示したセンサ制御情報30において、「オン」の代わりに「10時間」、「オフ」の代わりに「1時間」というように定められてもよい。または、車載センサ毎に、異なる動作時間が定められてもよい。
または、例えば、車載センサの動作条件として、車載センサが動作する時間帯(以下、動作時間帯という)が定められてもよい。その場合、例えば図2に示した「オン」の代わりに「21時〜7時」、「オフ」の代わりに「0時〜3時」というように定められてもよい。または、車載センサ毎に、異なる動作時間帯が定められてもよい。
[変形例2]
上記実施の形態で説明した監視方向の設定処理および車載センサの動作制御処理(図3のステップS1〜S3)は、所定の条件が満たされた場合に開始されてもよい。この例について、図5および図6を用いて以下に説明する。
上記実施の形態で説明した監視方向の設定処理および車載センサの動作制御処理(図3のステップS1〜S3)は、所定の条件が満たされた場合に開始されてもよい。この例について、図5および図6を用いて以下に説明する。
まず、図5を用いて、本変形例に係る監視装置1aの構成について説明する。図5は、本変形例に係る監視装置1aを含む監視システムの構成の一例を示す図である。
図5に示すように、監視装置1aは、監視方向設定部10およびセンサ制御部11に加えて、駐車開始判定部12およびバッテリ残量判定部13を有する。
駐車開始判定部12は、車両の駐車が開始されたか否かを判定する。例えば、駐車開始判定部12は、車両のイグニッションスイッチがオフにされた場合、または、車速がゼロとなってから所定時間が経過した場合、車両の駐車が開始されたと判定する。
バッテリ残量判定部13は、車載センサ群2の電源である車載バッテリ(図示略)の残量が閾値以上であるか否かを判定する。閾値は、例えば、車載センサ群2の全ての車載センサを所定時間以上動作させることが可能な電力量である。
次に、図6を用いて、本変形例に係る監視装置1aの動作について説明する。図6は、本変形例に係る監視装置1aの動作の一例を示す図である。
まず、駐車開始判定部12は、駐車が開始されたか否かを判定する(ステップS11)。
駐車が開始されていない場合(ステップS11:NO)、フローは終了する。
一方、駐車が開始された場合(ステップS12:YES)、バッテリ残量判定部13は、車載バッテリの残量が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS12)。
車載バッテリの残量が閾値未満である場合(ステップS12:NO)、フローは終了する。
一方、車載バッテリの残量が閾値以上である場合(ステップS12:YES)、実施の形態で説明したステップS1〜S3が順に行われる。
このように本変形例では、駐車が開始され、かつ、バッテリ残量が閾値以上である場合に、監視方向設定部10、センサ制御部11による処理が行われる。これにより、監視中のバッテリ切れを防止できる。
なお、上記説明では、監視装置1aが、駐車開始判定部12およびバッテリ残量判定部13の両方を備える場合を例に挙げて説明したが、監視装置1aは、駐車開始判定部12のみを備える構成でもよい。その構成では、駐車開始判定部12により駐車が開始されたと判定された場合に、監視方向設定部10、センサ制御部11による処理が行われる。
[変形例3]
上記実施の形態で説明した検出結果情報は、記憶装置3に記憶されてもよい。この例について、図7を用いて以下に説明する。図7は、本変形例に係る監視装置1bを含む監視システムの構成の一例を示す図である。
上記実施の形態で説明した検出結果情報は、記憶装置3に記憶されてもよい。この例について、図7を用いて以下に説明する。図7は、本変形例に係る監視装置1bを含む監視システムの構成の一例を示す図である。
図7に示すように、監視装置1bは、監視方向設定部10およびセンサ制御部11に加えて、情報制御部14を有する。
情報制御部14は、車載センサ群2の各車載センサから検出結果情報を受け取り、検出結果情報を記憶装置3に記憶させる。
その際、情報制御部14は、各車載センサから受け取った検出結果情報をそのまま記憶装置3に記憶させるのではなく、検出結果情報の情報量を削減する削減処理を行った後で、記憶装置3に記憶させてもよい。これにより、記憶装置3における省メモリを実現できる。
例えば、情報制御部14は、前方向カメラ2aまたは後方向カメラ2bから検出結果情報を受け取った場合、解像度、画質、フレームレートのうち少なくとも1つを低下させる処理を行うことで、検出結果情報の情報量を削減する。低下させる値は、予めユーザにより設定されてもよい。
また、例えば、情報制御部14は、前方向レーダ2c、後方向レーダ2d、右方向レーダ2e、または左方向レーダ2fから検出結果情報を受け取った場合、その検出結果情報から必要な情報のみを抽出する処理を行うことで、検出結果情報の情報量を削減する。例えば、情報制御部14は、検出結果情報から、物体位置情報(車両を基準とした物体の位置を示す情報)または速度情報(車両に対する物体の相対速度を示す情報)のいずれかを抽出する。抽出する情報は、予めユーザにより設定されてもよい。
[変形例4]
上記実施の形態で説明した検出結果情報は、警報の通知に使用されてもよい。この例について、図8を用いて以下に説明する。図8は、本変形例に係る監視装置1cを含む監視システムの構成の一例を示す図である。
上記実施の形態で説明した検出結果情報は、警報の通知に使用されてもよい。この例について、図8を用いて以下に説明する。図8は、本変形例に係る監視装置1cを含む監視システムの構成の一例を示す図である。
図8に示した監視システムは、監視装置1cと通信可能な警報装置4を有する。警報装置4は、例えば、駐車場所に設置され、警報音の出力を行う装置である。なお、警報装置4は、警報音の出力に加えて、非常ランプの点灯を行ってもよい。
また、図8に示すように、監視装置1cは、監視方向設定部10およびセンサ制御部11に加えて、警報制御部15を有する。
警報制御部15は、各車載センサから受け取った検出結果情報に基づいて、警報装置4を動作させるか否かを判定する。
例えば、警報制御部15は、物体と車両との距離が閾値以下であることを示す検出結果情報を受け取った場合、警報装置4を動作させるように制御する。これにより、警報装置4は、警報音を出力する。
なお、本変形例では、警報制御部15は、警報装置4の動作を制御する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、警報制御部15は、予め設定された端末装置(例えば、スマートフォン等)へ、警報を通知する情報を無線送信するように、監視装置1cの通信部(図示略)を制御してもよい。
[変形例5]
上記実施の形態で説明した監視システムをそれぞれ搭載した2つの車両が並んで駐車し、両方の車両において車載センサによる監視が行われるときに、監視方向が重複する場合、一方の車両の監視装置が、他方の車両の監視装置から検出結果情報を受け取るようにしてもよい。この例について、図9を用いて以下に説明する。
上記実施の形態で説明した監視システムをそれぞれ搭載した2つの車両が並んで駐車し、両方の車両において車載センサによる監視が行われるときに、監視方向が重複する場合、一方の車両の監視装置が、他方の車両の監視装置から検出結果情報を受け取るようにしてもよい。この例について、図9を用いて以下に説明する。
図9は、図1に示した監視システムをそれぞれ搭載した車両C1と車両C2とが並んで駐車した状態を真上から見た図である。図9において、Wは、レーダから放射される電波を示している。
図9の例では、車両C1が先に駐車し、その後、車両C2が車両C1の右隣に駐車したとする。また、車両C1の監視システムおよび車両C2の監視システムがともに、全方向の監視を行うとする。そして、図9に示すように、車両C1の右方向と、車両C2の左方向とで監視方向が重複したとする。
このような場合、車両C2の監視装置1は、車両C1の監視装置1から、重複している監視方向(車両C1の右方向=車両C2の左方向)における検出結果情報を、無線受信してもよい。これにより、車両C2の監視システムでは、車両C2の左方向を検出する車載センサ(例えば、左方向レーダ2f)を動作させなくて済むので、省電力を実現できる。
以上、各変形例について説明した。なお、各変形例は、適宜組み合わせて実施されてもよい。
本開示のまとめは、以下の通りである。
本開示の監視装置は、車両の周辺に対する検出方向が異なる複数の車載センサを用いて、駐車中の前記車両を監視する監視装置であって、監視方向を設定する監視方向設定部と、前記設定された監視方向に基づいて、前記複数の車載センサの動作を制御するセンサ制御部と、を有する。
なお、上記本開示の監視装置は、監視方向毎に前記複数の車載センサのそれぞれの動作条件が定められたセンサ制御情報を記憶する記憶部をさらに有してもよく、前記センサ制御部が、前記センサ制御情報と前記設定された監視方向とに基づいて、前記複数の車載センサの動作を制御してもよい。
また、上記本開示の監視装置では、前記監視方向設定部が、ユーザによって行われた指定操作に基づいて、前記監視方向を設定してもよい。
また、上記本開示の監視装置では、前記監視方向設定部が、前記車両の駐車位置情報と地図情報とに基づいて、前記監視方向を設定してもよい。
また、上記本開示の監視装置では、前記監視方向設定部が、前記車両が駐車する時の前記複数の車載センサによる検出結果に基づいて、前記監視方向を設定してもよい。
また、上記本開示の監視装置では、前記監視方向設定部が、さらに、前記車両の駐車向き情報に基づいて、前記監視方向を設定してもよい。
また、上記本開示の監視装置では、前記監視方向設定部が、前記車両の駐車位置と履歴情報とに基づいて、前記監視方向を設定してもよく、前記履歴情報は、前記車両の過去の駐車位置と、当該過去の駐車のときに設定された監視方向とが対応付けられた情報であってもよい。
また、上記本開示の監視装置は、前記複数の車載センサのそれぞれから受け取った前記検出結果情報に対して情報量を削減する処理を行った後、記憶部に記憶させる情報制御部をさらに有してもよい。
本開示の監視方法は、車両の周辺に対する検出方向が異なる複数の車載センサを用いて、駐車中の前記車両を監視する監視方法であって、監視方向を設定し、前記設定された監視方向に基づいて、前記複数の車載センサの動作を制御する。
本開示の記録媒体は、車両の周辺に対する検出方向が異なる複数の車載センサを用いて、駐車中の前記車両を監視するときの監視方向を設定する処理と、前記設定された監視方向に基づいて、前記複数の車載センサの動作を制御する処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを記録した。
本開示の監視装置、監視方法、および記録媒体は、駐車中の車両を監視する監視装置、監視方法、および記録媒体に利用可能である。
1、1a、1b、1c 監視装置
2 車載センサ群
2a 前方向カメラ
2b 後方向カメラ
2c 前方向レーダ
2d 後方向レーダ
2e 右方向レーダ
2f 左方向レーダ
3 記憶装置
4 警報装置
10 監視方向設定部
11 センサ制御部
12 駐車開始判定部
13 バッテリ残量判定部
14 情報制御部
15 警報制御部
30 センサ制御情報
2 車載センサ群
2a 前方向カメラ
2b 後方向カメラ
2c 前方向レーダ
2d 後方向レーダ
2e 右方向レーダ
2f 左方向レーダ
3 記憶装置
4 警報装置
10 監視方向設定部
11 センサ制御部
12 駐車開始判定部
13 バッテリ残量判定部
14 情報制御部
15 警報制御部
30 センサ制御情報
Claims (10)
- 車両の周辺に対する検出方向が異なる複数の車載センサを用いて、駐車中の前記車両を監視する監視装置であって、
監視方向を設定する監視方向設定部と、
前記設定された監視方向に基づいて、前記複数の車載センサの動作を制御するセンサ制御部と、を有する、
監視装置。 - 監視方向毎に前記複数の車載センサのそれぞれの動作条件が定められたセンサ制御情報を記憶する記憶部をさらに有し、
前記センサ制御部は、前記センサ制御情報と前記設定された監視方向とに基づいて、前記複数の車載センサの動作を制御する、
請求項1に記載の監視装置。 - 前記監視方向設定部は、ユーザによって行われた指定操作に基づいて、前記監視方向を設定する、
請求項1に記載の監視装置。 - 前記監視方向設定部は、前記車両の駐車位置情報と地図情報とに基づいて、前記監視方向を設定する、
請求項1に記載の監視装置。 - 前記監視方向設定部は、前記車両が駐車する時の前記複数の車載センサによる検出結果に基づいて、前記監視方向を設定する、
請求項1に記載の監視装置。 - 前記監視方向設定部は、さらに、前記車両の駐車向き情報に基づいて、前記監視方向を設定する、
請求項4または5に記載の監視装置。 - 前記監視方向設定部は、前記車両の駐車位置と履歴情報とに基づいて、前記監視方向を設定し、
前記履歴情報は、前記車両の過去の駐車位置と、当該過去の駐車のときに設定された監視方向とが対応付けられた情報である、
請求項1に記載の監視装置。 - 前記複数の車載センサのそれぞれから受け取った前記検出結果情報に対して情報量を削減する処理を行った後、記憶部に記憶させる情報制御部をさらに有する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の監視装置。 - 車両の周辺に対する検出方向が異なる複数の車載センサを用いて、駐車中の前記車両を監視する監視方法であって、
監視方向を設定し、
前記設定された監視方向に基づいて、前記複数の車載センサの動作を制御する、
監視方法。 - 車両の周辺に対する検出方向が異なる複数の車載センサを用いて、駐車中の前記車両を監視するときの監視方向を設定する処理と、
前記設定された監視方向に基づいて、前記複数の車載センサの動作を制御する処理と、
をコンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018035462A JP2019153832A (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 監視装置、監視方法、および記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018035462A JP2019153832A (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 監視装置、監視方法、および記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019153832A true JP2019153832A (ja) | 2019-09-12 |
Family
ID=67948949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018035462A Pending JP2019153832A (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 監視装置、監視方法、および記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019153832A (ja) |
-
2018
- 2018-02-28 JP JP2018035462A patent/JP2019153832A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10518698B2 (en) | System and method for generating a parking alert | |
RU2702291C2 (ru) | Способ определения слепой зоны транспортного средства с буксируемым прицепом и транспортное средство | |
KR101678089B1 (ko) | 차량 및 그 제어방법 | |
JP6439735B2 (ja) | 運転支援用装置 | |
JP5642302B2 (ja) | 監視装置およびナビゲーション装置 | |
CN111284428A (zh) | 可升级车辆 | |
US11176826B2 (en) | Information providing system, server, onboard device, storage medium, and information providing method | |
US10710503B2 (en) | Systems and methods for streaming video from a rear view backup camera | |
US9956911B2 (en) | Object detection for vehicles | |
JP2012094972A (ja) | 車載カメラシステム | |
KR102224995B1 (ko) | 모바일 단말을 이용한 차량의 사각지대 정보 출력 제어 장치 및 방법 | |
US10974758B2 (en) | Method and apparatus that direct lateral control during backward motion | |
KR101305310B1 (ko) | 차량의 어라운드 뷰 제공 방법 | |
JP5942176B2 (ja) | 車載用表示装置、車載表示装置の制御方法、プログラム | |
JP4300353B2 (ja) | 後側方映像提供装置 | |
JP2020203524A (ja) | 車両用情報表示装置及び車両用制御装置 | |
JP2019032743A (ja) | センサシステム、車両映像記録再生装置および車両映像記録再生方法 | |
JP2019153832A (ja) | 監視装置、監視方法、および記録媒体 | |
JP2019036861A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム | |
JP2019028482A (ja) | 車載器および運転支援装置 | |
JP7069726B2 (ja) | 通知装置及び車載機 | |
JP2013149105A (ja) | 周辺物体表示装置および周辺物体表示方法 | |
CN116848030A (zh) | 对分心敏感的交通驶离警报 | |
CN117373284A (zh) | 信息处理装置及信息处理方法 | |
JP2023032781A (ja) | 案内装置、案内制御装置、案内方法、およびプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20190625 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20191021 |