JP2019153720A - ウエハ搬送容器及びウエハ搬送容器の位置検出方法、ウエハ搬送容器の位置及び衝撃検出方法、ウエハ搬送容器の移動速度及び加速度制御方法、ウエハ搬送容器内清浄化方法。 - Google Patents

ウエハ搬送容器及びウエハ搬送容器の位置検出方法、ウエハ搬送容器の位置及び衝撃検出方法、ウエハ搬送容器の移動速度及び加速度制御方法、ウエハ搬送容器内清浄化方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】ウエハ搬送容器の位置を安定的かつ高精度に検出することが可能なウエハ搬送容器の位置検出方法及びウエハ搬送容器を提供すること。【解決手段】ウエハを収容する収容部を備える本体と、加速度センサと角速度センサを備える検出部と、前記検出部によって取得した加速度データ及び角速度データ、または前記加速度データ及び前記角速度データから算出したデータを外部に送信する通信部とを有することを特徴とするウエハ搬送容器。【選択図】図3

Description

本発明は、ウエハ搬送容器及びウエハ搬送容器の位置検出方法に関し、より詳細には、ウエハ搬送容器に設置されたセンサによってウエハ搬送容器の位置を検出できるようにしたウエハ搬送容器及びウエハ搬送容器の位置検出方法に関する。
半導体工場内では、半導体ウエハ等の基板が収容された容器(FOUP等)が、OHT(オーバーヘッドトランスポート)等の搬送装置を介して各処理装置間を移動する。
ウエハ搬送行程において、ウエハ搬送容器が工場内のどこに存在するかを検知するために、例えば特許文献1には、ウエハ搬送容器にGPS受信機を設置することが開示されている。
特表2005−513459号公報
特許文献1に係るウエハ搬送容器の位置特定方法では、GPS衛星からの電波が工場の天井や壁によって遮蔽され、GPS受信機の受信感度が低下するため、安定かつ高精度な測位を行うことが困難である。
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、ウエハ搬送容器の位置を安定的かつ高精度に検出することが可能なウエハ搬送容器の位置検出方法及びウエハ搬送容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ウエハを収容する収容部を備える本体と、加速度センサと角速度センサを備える検出部と、前記検出部によって取得した加速度データ及び角速度データ、または前記加速度データ及び前記角速度データから算出したデータを外部に送信する通信部とを有することを特徴とするウエハ搬送容器を提供する。
本発明に係るウエハ搬送容器は、GPSを用いなくても、加速度センサと角速度センサによってウエハ搬送容器の位置を特定することができるため、天井や壁などの遮蔽物が存在する工場などの屋内においても、ウエハ搬送容器の位置を安定的かつ高精度に追跡することができる。
また、例えば、前記検出部と前記通信部は、前記本体の底部に収納されていてもよい。
検出部と通信部がウエハ搬送容器本体の底部に収納されていることで、検出部と通信部がウエハ搬送容器の内部に存在することによる容器内部の汚染等を回避しながら、容器の状態を検出することができる。
また、例えば、前記検出部と前記通信部は、前記本体の外面に着脱可能なアタッチメント部材として構成されていてもよい。
検出部と通信部がウエハ搬送容器本体の外面に着脱可能なアタッチメント部材として構成されることで、検出部と通信部がウエハ搬送容器の内部に存在することによる容器内部の汚染等を回避しながら、容器の状態を検出することができる。また、ウエハ搬送容器の洗浄時等に検出部と通信部を容器から取り外したり、検出部と通信部を他のウエハ搬送容器に付け替えて使用したりすることができる。
また、本発明に係るウエハ搬送容器は、前記検出部と前記通信部に電力を供給する電源部をさらに有し、前記電源部は、非接触給電によって外部から電力の供給を受ける受電部を備えていてもよい。
検出部と通信部に電力を供給する電源部への電力供給が非接触給電によって行われることで、ウエハ搬送容器は、外部と導通する配線がなくても、検出部と通信部に電力を供給することができる。そのため、ウエハ搬送容器に電気的なデバイスである検出部及び通信部が設置されても、ウエハ搬送容器の気密性や耐久性が阻害されない。
また、本発明に係るウエハ搬送容器は、前記加速度データと前記角速度データを処理するデータ処理部をさらに有していてもよい。
ウエハ搬送容器が加速度データと角速度データを処理するデータ処理部を有していることで、データ処理装置をウエハ搬送容器の外部に設ける必要がないため、工場内におけるデータ処理装置の設置スペースを節減することができる。
また、例えば、前記検出部は、温度センサ、湿度センサ、酸素センサ、窒素センサ、及びパーティクルカウンタから選ばれる少なくとも1つをさらに備えていてもよい。
検出部が上述のセンサを備えることで、ウエハ搬送容器内部の環境状態を検出することができる。
また、本発明は、ウエハ搬送容器の加速度を検出する加速度検出ステップと、前記ウエハ搬送容器の角速度を検出する角速度検出ステップと、前記加速度検出ステップと前記角速度検出ステップにて取得した加速度データと角速度データを、前記ウエハ搬送容器が有するデータ処理部または外部に設けられたデータ処理装置に送信する加速度データ及び角速度データ送受信ステップと、前記データ送受信ステップにて取得した前記加速度データと前記角速度データに基づき、前記データ処理部または前記データ処理装置にて前記ウエハ搬送容器の位置を算出する位置算出ステップとを含むことを特徴とするウエハ搬送容器の位置検出方法を提供する。
本発明に係るウエハ搬送容器の位置検出方法は、GPSを用いることなく、加速度センサと角速度センサによってウエハ搬送容器の位置を特定するため、天井や壁などの遮蔽物が存在する工場などの屋内においても、ウエハ搬送容器の位置を安定的かつ高精度に追跡することができる。
また、例えば、前記位置算出ステップでは、前記データ処理部にて前記ウエハ搬送容器の位置を算出し、算出した前記ウエハ搬送容器の位置データを外部に送信する位置データ送受信ステップがさらに含まれていてもよい。
ウエハ搬送容器に設けられたデータ処理部でウエハ搬送容器の位置を算出することで、ウエハ搬送容器自体が、他の機器に対してウエハ搬送容器の位置を通信することができる。
また、例えば、前記ウエハ搬送容器がロードポートに載置されたことを検出する載置検出ステップがさらに含まれ、前記位置算出ステップにおいて、前記ウエハ搬送容器の位置は、前記ウエハ搬送容器がロードポートに載置された位置との相対位置として算出されてもよい。
ウエハ搬送容器の位置を、ウエハ搬送容器がロードポートに載置された位置との相対位置として算出することで、ロードポートを基準にしてウエハ搬送容器の位置を追跡することができる。
また、例えば、前記ウエハ搬送容器がロードポートに載置されたことを検出する載置検出ステップと、前記ウエハ搬送容器がロードポートに載置された状態の前記加速度データ、前記角速度データ、及び前記ウエハ搬送容器の位置データを用いて、前記加速度データ、前記角速度データ、及び前記ウエハ搬送容器の位置データのうちの少なくとも1つを補正する補正ステップとがさらに含まれてもよい。
ウエハ搬送容器がロードポートに載置された状態の加速度データ、角速度データ、及び位置データを用いて加速度データ、角速度データ、位置データの補正を行うことで、これらの誤差を低減または防止し、ウエハ搬送容器の位置をより高精度に検出することができる。
また、本発明は、上述のウエハ搬送容器の位置検出方法に加え、前記加速度データ及び角速度データ送受信ステップにて取得した前記加速度データに基づき、前記データ処理部または前記データ処理装置にて前記ウエハ搬送容器に加わる衝撃を算出する衝撃算出ステップを含むことを特徴とするウエハ搬送容器の位置及び衝撃検出方法を提供する。
上述のウエハ搬送容器の位置検出方法に加え、ウエハ搬送容器に加わる衝撃を算出する衝撃算出ステップを含むことで、ウエハ搬送容器への衝撃と、衝撃発生時のウエハ搬送容器の位置を同時に検出することができる。
また、本発明は、上述のウエハ搬送容器の位置及び衝撃検出方法に加え、前記位置算出ステップにて取得した位置データと、前記衝撃算出ステップにて取得した衝撃データとに基づき、前記ウエハ搬送容器の位置に応じて前記ウエハ搬送容器を移動させる速度及び加速度を調整する移動速度及び加速度調整ステップを含むことを特徴とするウエハ搬送容器の移動速度及び加速度制御方法を提供する。
ウエハの搬送行程において、ウエハ搬送容器に衝撃が加わらないように、搬送装置やロードポートによってウエハ搬送容器を移動させる速度及び加速度を調整することで、衝撃によりウエハ搬送容器の内部が汚染されることを防止し、ウエハの歩留まりを向上させることができる。
また、本発明は、上述のウエハ搬送容器の位置検出方法、ウエハ搬送容器の位置及び衝撃検出方法、またはウエハ搬送容器の移動速度及び加速度制御方法に加え、前記ウエハ搬送容器の加速度または前記ウエハ搬送容器に加わる衝撃が所定値を超えた場合に、前記ウエハ搬送容器の内部を清浄化するウエハ搬送容器内清浄化ステップを含むことを特徴とするウエハ搬送容器内清浄化方法を提供する。
ウエハ搬送容器に所定値を超える衝撃が加わった場合にウエハ搬送容器を清浄化工程に移送し、衝撃によって汚染されたウエハ搬送容器の内部を清浄化することで、ウエハの歩留まりを向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るウエハ搬送容器の概略斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る検出装置の概略斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るウエハ搬送容器の位置検出方法の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るウエハ搬送容器の位置検出方法の構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るウエハ搬送容器がロードポートに載置された状態を示す概略斜視図である。 図6は、ウエハ搬送容器が搬送装置(OHT)によって搬送される様子を示す概略図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るウエハ搬送容器10を示す概略斜視図である。ウエハ搬送容器10は、半導体工場内においてウエハを収容及び搬送するための容器(FOUP等)である。図1に示すように、ウエハ搬送容器10は、箱型の外形状を有し、内部にウエハ(不図示)を収容する空間(収容部)が形成された本体1を有する。ウエハ搬送容器10の本体1の複数の側面の一つには、ウエハ搬送容器10内にウエハを出し入れするための開口3が形成されている。ウエハの搬送を行う際、ウエハ搬送容器10の開口3には、ウエハ搬送容器10の内部を密閉するための蓋(不図示)が着脱自在に配置される。
図1に示すように、ウエハ搬送容器10の本体1の底部2には、ウエハ搬送容器10の状態を検出して通知する検出装置20が設けられている。図1において、検出装置20は、開口3に対して近い位置に配置された2箇所の底部開口4(ウエハ搬送容器10の内部を清浄化する際、パージガスの給排気孔として使用される)の間に設けられているが、検出装置20の配置はこれに限定されない。また、検出装置20は、ウエハ搬送容器10の本体1の底部2に収納されていてもよいし、ウエハ搬送容器10の本体1の外面に設けられていてもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る検出装置20の概略斜視図である。図2に示すように、検出装置20は、検出部21、通信部22及び電源部23が配置された基板24を備えており、基板24の表面の大部分が樹脂等からなる被覆部25で覆われた構成を有している。検出装置20は、例えば、ウエハ搬送容器10の本体1の底部2に収納されている。
検出装置20は、ウエハ搬送容器10の本体1から着脱可能に収納されてもよいし、着脱不可に収納されてもよい。例えば、図1に示す検出装置20は、外部から見えないように、底部2の内部に収容されていてもよく、また、ウエハ搬送容器10の本体1の外面2a(例えば、底部2の外側面)に着脱可能なアタッチメント部材として構成されていてもよい。
検出装置20を外面2aに着脱可能に配置することで、検出装置20やその収容部分がウエハ搬送容器10の内部に存在することでウエハ搬送容器10内部の清浄度を低下させるパーティクル発生源等となる問題を回避しながら、ウエハ搬送容器10の状態を検出することができる。さらに、検出装置20をウエハ搬送容器10の本体1に着脱可能に構成することで、ウエハ搬送容器10の洗浄時等に検出装置20をウエハ搬送容器10から取り外すことが可能であり、また、必要に応じて、検出装置20を他のウエハ搬送容器10に付け替えて使用することができる。ただし、検出装置20の形状及び構造はこれらに限定されるものではない。
図2に示す検出装置20の検出部21は、ウエハ搬送容器10の状態を検出する複数のセンサを備える。図3に示すように、検出部21は、加速度センサ21aと角速度センサ(ジャイロセンサ)21bを備える。ただし、検出部21が備えるセンサは、加速度センサ21aと角速度センサ21bのみに限定されない。検出部21は、ウエハ搬送容器10内部の環境状態(気体成分や清浄度等)を検出する内部状態検出センサ21cをさらに備えていてもよい。内部状態検出センサ21cとしては、例えば、温度センサ、湿度センサ、酸素センサ、窒素センサ及びパーティクルカウンタ等が挙げられる。
図3に示す内部状態検出センサ21cを有する検出部21は、図2に示すように、被覆部25から露出したセンシング部21dを備える。センシング部21dは、ウエハ搬送容器10の底部2においてセンシング部21dに対応する位置に設けられた貫通孔(不図示)を介して、ウエハ搬送容器10における収容部5の雰囲気と接触しており、内部状態検出センサ21cは、センシング部21dを介してウエハ搬送容器10内部の環境状態を検出する。
図3に示すように、通信部22は、加速度センサ21a、角速度センサ21b、及び内部状態検出センサ21cによって取得したデータをウエハ搬送容器10の外部に設けられたホストコンピュータ30のデータ処理装置40に無線送信する。ホストコンピュータ30は、工場内におけるウエハの搬送を制御するコンピュータである。なお、データ処理装置40は、必ずしもホストコンピュータ30に配置されている必要はなく、ウエハ搬送容器10の外部の任意の場所に設けることができる。ただし、第2実施形態に示すように、データ処理装置は、ウエハ搬送容器10の内部に配置される場合もある。また、通信部22は、ウエハ搬送容器10の外部に設けられた制御装置から検出装置20に関する制御信号を受信することも可能である。通信部22は、モデムやアンテナ等で構成されるが、通信部22の具体的な構成については、特に限定されない。
図2に示すように、電源部23は、ウエハ搬送容器10の外部から電力を受け取る受電部23aと、受電部23aが受け取った電力を蓄える蓄電部23bとを有する。受電部23aとしては、例えば、蓄電部23bへの非接触充電に用いられる受電コイルなどが挙げられる。蓄電部23bとしては、リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ(EDLC)、全固体電池などが例示されるが、特に限定されない。電源部23が受電部23aと蓄電部23bとを有することにより、電池の交換等を行わなくても、継続的にウエハ搬送容器10の状態検出及び検出結果の通信を行うことができる。したがって、このようなウエハ搬送容器10は、電池の寿命を管理する手間を削減することができ、電池の管理コスト及び交換コストを低減することができる。
本実施形態において、電源部23の受電部23aは、非接触充電用の受電コイルを有しており、ロードポート60(図4参照)の載置台61に設けられた給電部から、電磁誘導により電力の供給を受ける。ロードポート60の給電部は、例えば、ウエハ搬送容器10が載置台61に載置された状態において、電源部23の受電コイルに対向するように設けられた非接触給電用の給電コイルを有する。
受電部23aが非接触充電用の受電コイルを有することにより、ウエハ搬送容器10は、外部と導通する配線がなくても、蓄電部23bを充電することができる。そのため、ウエハ搬送容器10に電気的なデバイスである検出部21及び通信部22が設置されても、ウエハ搬送容器10の気密性や耐久性をほとんど阻害することがない。受電部23aを介して蓄電部23bが蓄えた電力は、検出部21や通信部22に供給され、ウエハ搬送容器10の状態検出や検出データの送受信などに利用される。
図2に示す被覆部25は、ウエハ搬送容器10内の雰囲気に接触するセンシング部21dを除く検出部21、通信部22、及び電源部23をウエハ搬送容器10においてウエハを収容する収容部5の雰囲気に接触しないように被覆している。このような被覆部25を有する検出装置20は、検出部21、通信部22、及び電源部23を構成する回路や電子部品等を、ウエハ搬送容器10に収容されたウエハから放出されるアウトガス等から保護することができるため、好適な信頼性を有する。
以下で述べるように、本発明では、検出部21が有する加速度センサ21aと角速度センサ21bを用いて、ウエハ搬送容器10の位置を特定することができる。
加速度センサ21aは、検出方向における移動体の加速度、すなわち単位時間あたりの速度の変化量に応じた値を出力するセンサである。加速度センサ21aとしては、例えば、静電容量型加速度センサ、ピエゾ抵抗型加速度センサなどが例示されるが、特に限定されない。加速度センサ21aは、ウエハ搬送容器10の少なくとも1軸方向の加速度を検出可能に構成され、好ましくは3軸方向の加速度を検出可能な3軸加速度センサとして構成される。加速度センサ21aを3軸加速度センサとして構成することで、センサを小型化できるとともに、より正確な検出を行うことができる。
角速度センサ21bは、検出方向における移動体の回転運動の角速度、すなわち単位時間あたりの回転角度に応じた値を出力するセンサである。角速度センサ21bとしては、例えば、振動ジャイロセンサ、光ファイバジャイロセンサなどが例示されるが、特に限定されない。角速度センサ21bは、ウエハ搬送容器10の少なくとも1軸回りの角速度を検出可能に構成され、好ましくは3軸回りの角速度を検出可能な3軸角速度センサとして構成される。角速度センサ21bを3軸角速度センサとして構成することで、センサを小型化できるとともに、より正確な検出を行うことができる。
図3および図4に示すように、検出部21の加速度センサ21a及び角速度センサ21bが、工場内を移動するウエハ搬送容器10の加速度及び角速度を検出する。ウエハ搬送容器10は、例えば、図6に示すウエハ搬送容器搬送システム70のOHT71を介して走行レール72に沿ってウエハ処理装置62間を移動する。また、例えば、ウエハ搬送容器10は、ウエハ処理装置62との間でウエハの受け渡しを行う際に、ロードポート60の載置台61上を移動する。加速度センサ21a及び角速度センサ21bによって検出されたウエハ搬送容器10の加速度データと角速度データは、通信部22を介してホストコンピュータ30のデータ処理装置40に出力される。
データ処理装置40は、取得した加速度データと角速度データに基づき、ウエハ搬送容器10の位置を算出する。以下、データ処理装置40が加速度データと角速度データからウエハ搬送容器10の位置を求める処理について説明する。
図3に示すように、所定の時間周期Δtごとに、加速度センサ21a及び角速度センサ21bで検出された加速度データα及び角速度データωがデータ処理装置40に出力される。データ処理装置40は、時刻tにおける加速度センサ21a及び角速度センサ21bからの出力データに基づき、ウエハ搬送容器10の加速度α及び角速度ωを得る。
データ処理装置40の移動距離算出部40aは、加速度αから時間周期Δtにおけるウエハ搬送容器10の速度vを算出する。さらに、移動距離算出部40aは、速度vと加速度αから時間周期Δtにおけるウエハ搬送容器10の移動距離ΔDを算出する。データ処理装置40の移動方位算出部40bは、角速度ωから時間周期Δtにおけるウエハ搬送容器10の移動方位Δθを算出する。データ処理装置40の位置算出部40cは、時間周期Δtにおけるウエハ搬送容器10の移動距離ΔD及び移動方位Δθについて初期位置Pからの累積演算を行うことにより、時刻tにおけるウエハ搬送容器10の位置Pを算出する。
このようにして、例えば、データ処理装置40は、ウエハ搬送容器10の初期位置を、ロードポート60の載置台61に載置された状態(ロードポート60が備える載置検出センサによって検出される)におけるウエハ搬送容器10の位置とすることができる。この場合、ウエハ搬送容器10の位置は、ウエハ搬送容器10がロードポート60に載置された位置との相対位置として算出される。ただし、ウエハ搬送容器10の初期位置は、これに限定されず、OHT71の搬送ルートにおける所定の位置など、データ処理装置40が、ウエハ搬送容器10の位置を、加速度センサ21aおよび角速度センサ21b以外から検出できる任意の位置とすることができる。
図3に示すデータ処理装置40は、以上のように、加速度センサ21aと角速度センサ21bによってウエハ搬送容器10の位置を特定するため、天井や壁などの遮蔽物が存在する工場などの屋内においても、ウエハ搬送容器10を安定的かつ高精度に追跡することができる。
データ処理装置40は、ウエハ搬送容器10がロードポート60の載置台61に載置された状態の加速度データ、角速度データ、及び位置データを用いて、ウエハ搬送容器10の加速度データ、角速度データ、及び位置データを補正することが好ましい。加速度センサ21aや角速度センサ21bは、バイアス値(検出する加速度または角速度がゼロの時の出力値)が時間経過や温度変化などの外的要因によって変動することで誤差を生じる。これらの誤差はたとえ僅かなものであっても、ウエハ搬送容器10の位置を算出する際にウエハ搬送容器10の移動時間の長さに伴って累積されるため、位置データに無視できないほど大きな誤差が生じる場合がある。本発明では、ウエハ搬送容器10の基準位置(例えば、ロードポート20への載置位置)における加速度データ、角速度データ、位置データの補正を行い、これらの誤差を低減または防止することで、ウエハ搬送容器10の位置をより高精度に検出することができる。
さらに、本発明は、加速度センサ21aを用いて、ウエハの搬送中にウエハ搬送容器10に加わる衝撃を検出することができる。ウエハ搬送容器10に加わる衝撃は、データ処理装置40の衝撃算出部40dにおいて、加速度センサ21aにより検出された加速度データに基づいて算出される。これにより、本発明では、ウエハ搬送容器10への衝撃と、衝撃発生時のウエハ搬送容器10の位置を同時に検出することができる。
図3に示すホストコンピュータ30の制御装置50は、データ処理装置40から取得したウエハ搬送容器10の位置データと衝撃データに基づき、ウエハ搬送容器10の位置に応じてウエハ搬送容器10を移動させる速度及び加速度を調整する。搬送システム70のOHT71やロードポート60の載置台61によってウエハ搬送容器10を搬送または移動させる際、ウエハ搬送容器10が衝撃によって振動すると、容器の内壁に付着していた塵埃が離脱するなどして容器の内部が汚染され、ウエハの歩留まり低下を招くおそれがある。本発明では、制御装置50により、ウエハの搬送行程においてウエハ搬送容器10に許容値以上の衝撃が加わらないように、搬送システム70のOHT71やロードポート60の載置台61によるウエハ搬送容器10の移動速度及び加速度を調整する(例えば、ウエハ搬送容器10が衝撃の発生しやすい地点を通過する際にウエハ搬送容器10の移動速度及び加速度を低下させる)ことで、衝撃によりウエハ搬送容器10の内部が汚染されることを防止し、ウエハの歩留まりを向上させることができる。なお、制御装置50は、必ずしもホストコンピュータ30に配置されている必要はなく、例えば、搬送システム70やロードポート60が備える制御装置であってもよい。
また、制御装置50は、加速度センサ21aにより検出されたウエハ搬送容器10の加速度またはデータ処理装置40により算出された衝撃が所定値を超えた場合、搬送システム70のOHT71やロードポート60の載置台61を介してウエハ搬送容器10を清浄化工程に移送し、ウエハ搬送容器10の内部を清浄化する。本発明では、衝撃によって汚染されたウエハ搬送容器10の内部を清浄化することで、ウエハの歩留まりを向上させることができる。
以上、本発明に係るウエハ搬送容器の第1実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
図4は、本発明の第2実施形態に係るウエハ搬送容器100の位置検出方法の構成を示すブロック図である。ウエハ搬送容器100は、外部に設けられたデータ処理装置40を有しておらず、ウエハ搬送容器100に設けられたデータ処理部41を有している点を除き、第1実施形態に係るウエハ搬送容器10と同様である。
図4に示すように、データ処理部41は、データ処理装置40の移動距離算出部40a、移動方位算出部40b、位置算出部40c、及び衝撃算出部40dに相当する移動距離算出部41a、移動方位算出部41b、位置算出部41c、及び衝撃算出部41dを備えており、データ処理装置40と同様に、加速度センサ21a、角速度センサ21bから出力された加速度データ及び角速度データから搬送容器100の位置や衝撃を検出することができる。
本実施形態において、通信部22は、図4に示すように、ウエハ搬送容器100に設けられたデータ処理部41によって加速度センサ21a、角速度センサ21b、及び内部状態検出センサ21cの検出データだけでなく、これらの検出データからデータ処理部41において算出したデータ(ウエハ搬送容器100の位置情報など)を、ウエハ搬送容器100の外部に配置されたホストコンピュータ130の制御装置50に無線送信するように構成されている。なお、図4に示すデータ処理部41は、検出装置120に配置されているが、ウエハ搬送容器100の任意の場所に設置することができる。本構成によれば、ウエハ搬送容器100の外部にデータ処理装置40を設ける必要がないため、工場内におけるデータ処理装置の設置スペースを節減することができる。
上述した実施形態は、本発明に含まれる実施形態の例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。例えば、上述の実施形態では、ウエハ搬送容器10、100が検出部21、通信部22及び電源部23を備える検出装置20、120を有しているが、ウエハ搬送容器10、100が検出装置20、120を有しておらず、検出部21、通信部22及び電源部23がそれぞれ個別にウエハ搬送容器10、100の本体1に配置されていてもよい。
1:本体
2:底部
2a:外面
3:開口
4:底部開口
5:収容部
10、100:ウエハ搬送容器
20、120:検出装置
21:検出部
21a:加速度センサ
21b:角速度センサ
21c:内部状態検出センサ
21d:センシング部
22:通信部
23:電源部
23a:受電部
23b:蓄電部
24:基板
25:被覆部
30、130:ホストコンピュータ
40:データ処理装置
41:データ処理部
40a、41a:移動距離算出部
40b、41b:移動方位算出部
40c、41c:位置算出部
40d、41d:衝撃算出部
50:制御装置
60:ロードポート
61:載置台
62:ウエハ処理装置
70:搬送システム
71:OHT
72:走行レール

Claims (13)

  1. ウエハを収容する収容部を備える本体と、
    加速度センサと角速度センサを備える検出部と、
    前記検出部によって取得した加速度データ及び角速度データ、または前記加速度データ及び前記角速度データから算出したデータを外部に送信する通信部とを有することを特徴とするウエハ搬送容器。
  2. 前記検出部と前記通信部は、前記本体の底部に収納されていることを特徴とする請求項1に記載のウエハ搬送容器。
  3. 前記検出部と前記通信部は、前記本体の外面に着脱可能なアタッチメント部材として構成されていることを特徴とする請求項1に記載のウエハ搬送容器。
  4. 前記検出部と前記通信部に電力を供給する電源部をさらに有し、
    前記電源部は、非接触給電によって外部から電力の供給を受ける受電部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のウエハ搬送容器。
  5. 前記加速度データと前記角速度データを処理するデータ処理部をさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のウエハ搬送容器。
  6. 前記検出部は、温度センサ、湿度センサ、酸素センサ、窒素センサ、及びパーティクルカウンタから選ばれる少なくとも1つをさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のウエハ搬送容器。
  7. ウエハ搬送容器の加速度を検出する加速度検出ステップと、
    前記ウエハ搬送容器の角速度を検出する角速度検出ステップと、
    前記加速度検出ステップと前記角速度検出ステップにて取得した加速度データと角速度データを、前記ウエハ搬送容器が有するデータ処理部または外部に設けられたデータ処理装置に送信する加速度データ及び角速度データ送受信ステップと、
    前記データ送受信ステップにて取得した前記加速度データと前記角速度データに基づき、前記データ処理部または前記データ処理装置にて前記ウエハ搬送容器の位置を算出する位置算出ステップとを含むことを特徴とするウエハ搬送容器の位置検出方法。
  8. 前記位置算出ステップでは、前記データ処理部にて前記ウエハ搬送容器の位置を算出し、算出した前記ウエハ搬送容器の位置データを外部に送信する位置データ送受信ステップをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のウエハ搬送容器の位置検出方法。
  9. 前記ウエハ搬送容器がロードポートに載置されたことを検出する載置検出ステップをさらに含み、
    前記位置算出ステップにおいて、前記ウエハ搬送容器の位置は、前記ウエハ搬送容器がロードポートに載置された位置との相対位置として算出されることを特徴とする請求項7または8に記載のウエハ搬送容器の位置検出方法。
  10. 前記ウエハ搬送容器がロードポートに載置されたことを検出する載置検出ステップと、
    前記ウエハ搬送容器がロードポートに載置された状態の前記加速度データ、前記角速度データ、及び前記ウエハ搬送容器の位置データを用いて、前記加速度データ、前記角速度データ、及び前記ウエハ搬送容器の位置データのうちの少なくとも1つを補正する補正ステップとをさらに含むことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載のウエハ搬送容器の位置検出方法。
  11. 請求項7〜10のいずれかに記載のウエハ搬送容器の位置検出方法に加え、
    前記加速度データ及び角速度データ送受信ステップにて取得した前記加速度データに基づき、前記データ処理部または前記データ処理装置にて前記ウエハ搬送容器に加わる衝撃を算出する衝撃算出ステップを含むことを特徴とするウエハ搬送容器の位置及び衝撃検出方法。
  12. 請求項11に記載のウエハ搬送容器の位置及び衝撃検出方法に加え、
    前記位置算出ステップにて取得した位置データと、前記衝撃算出ステップにて取得した衝撃データとに基づき、前記ウエハ搬送容器の位置に応じて前記ウエハ搬送容器を移動させる速度及び加速度を調整する移動速度及び加速度調整ステップを含むことを特徴とするウエハ搬送容器の移動速度及び加速度制御方法。
  13. 請求項7〜10のいずれかに記載のウエハ搬送容器の位置検出方法、請求項11に記載のウエハ搬送容器の位置及び衝撃検出方法、または請求項12に記載のウエハ搬送容器の移動速度及び加速度制御方法に加え、
    前記ウエハ搬送容器の加速度または前記ウエハ搬送容器に加わる衝撃が所定値を超えた場合に、前記ウエハ搬送容器の内部を清浄化するウエハ搬送容器内清浄化ステップを含むことを特徴とするウエハ搬送容器内清浄化方法。
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