JP2019153115A - ガスデータの遠隔処理システム、プログラムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
Description
LPガスの残量管理に関し、ガス容器とガス消費設備との間にあるガス供給路に配置された流量計測手段で検知したガス消費量とガス容器のガス残量から、ガス消費設備で消費可能な残時間を算出して表示することが知られている(たとえば、特許文献1)。
ガス容器の配送予測に関し、安全率マスタを用いてガス切れの発生日を予測し、配送効率およびガス切れリスクを考慮した配送予定日を算出することが知られている(たとえば、特許文献2)。
このような人的処理による課題の解消に向け、スマートメーターの導入が検討されている。本発明者らは、使用中のガス容器側から多頻度で且つ自動で遠隔地より取得したガス使用量に関するデータ(ガスデータ)のトレンドからガス切れ推定日を容易に特定することができるとの知見を得ている。
また、集合住宅や電波による通信ができない箇所など、計測データに人手で取得した値と自動で遠隔地より取得した値が混在する場合にもガス残量の算出精度が低下するという課題がある。
斯かる要求や課題について、特許文献1〜特許文献4にはその開示や示唆はなく、それを解決する構成等についての開示や示唆はない。
そこで、本発明の第一の目的は上記課題に基づき、データエラーを補完し、ガス残量の算出精度を高めることにある。
このガスデータ遠隔処理システムにおいて、前記処理部は、前記計測データに人手検針データを含むかを判定し、人手検針データを含む場合には標準データを参照して前記計測データにデータ補完を行ってよい。
このプログラムにおいて、前記計測データに人手検針データを含むかを判定する機能と、
人手検針データを含む場合には標準データを参照して前記計測データにデータ補完を行う機能をコンピュータで実現してよい。
このガスデータ遠隔処理方法において、前記計測データに人手検針データを含むかを判定する工程と、人手検針データを含む場合には標準データを参照して前記計測データにデータ補完を行う工程とを含んでよい。
(1) 多頻度の計測で得られる計測データのデータエラーをチェックしてデータ補完を行うので、データトラフィックなどの影響を回避でき、ガス容器のガス残量の算出精度を高めることができる。
(2) 使用中のガス容器のガス残量の算出精度が高められる結果、ガス切れ直前までガスを使用でき、ガス容器の配送コストを低減できる。
<ガスデータ遠隔処理システム>
図1は、第1の実施の形態に係るガスデータ遠隔処理システムを示している。図1に示す構成は一例であり、本発明が斯かる構成に限定されるものではない。
このガスデータ遠隔処理システム2には計測部4、データ収集部6、データ処理部8および記憶部10が備えられる。計測部4およびデータ収集部6はたとえば、公知のガスメーター12に備えられる。データ処理部8および記憶部10はデータ処理装置14に備えられる。このデータ処理装置14は、ユーザー側のガスメーター12と離れたたとえば、ガス会社などのデータ管理センターに設置される。
ガスデータは、ガス容器20(または20−1、20−2)のガス切れ推定日の算出に用いられる。したがって、ガスデータは、たとえば、ガス流量の計測値、ガス使用量、ガス残量、ロードサーベイやガスメーター12の出力パルス、計測値と同様にガス使用量やガス残量を示すデータ、アラーム情報、ガス使用量やガス残量を表す容器内圧力の何れでもよいし、これらの2以上を組合せたデータでもよい。
ガス機器22にはガスGを燃焼させるガス器具や給湯機器など、複数のガス機器22−1、22−2・・・が含まれる。
データ収集部6に収集されたガスデータは、通信部28によりデータ処理装置14に向けて送信される。この伝送形態はたとえば、無線でよいが、有線であってもよい。
データ処理部8はたとえば、コンピュータで構成される。このデータ処理部8には、エラーチェック機能32−1、データ補完機能32−2、データ変換機能32−3、ガス残量算出機能32−4などが備えられる。記憶部10にはガスデータ、処理途上のデータ、処理結果のデータが格納される。情報提示部34には識別情報に関係付けられて、データ処理部8の処理結果を表すガス量などの情報が提示される。
データ処理部8が実行するデータ処理には次の処理が含まれる。
a) 計測データの取得
ガスメーター12に収集されているガスデータを多頻度で取得する。この取得データは記憶部10に格納される。
b) エラーチェック
ガスデータのエラーチェックを行う。このエラーチェックにはたとえば、日々収集されるガスデータから求められたガス使用量を表すガスデータにマイナスが生じている場合、メーター号数(ガスの〔m3/h〕あたりの能力)や使用履歴と比較してガス量に乖離がある場合など、ガスメーターに変動が生じた場合にはガスデータにデータ欠損がありと判断する。つまり、ガス使用量を使用履歴と比較し、前年比や前月比などからガス使用量のトレンドを把握すれば、その増減変化を容易に知ることができる。
ガス使用量を表すガスデータに大幅な変動がある場合や、通信エラーなどでガスデータが取得できなかった場合には、使用履歴に基づいてガス残量を補完する処理を行う。通信エラーによるデータ欠損はたとえば、ガスデータの収集タイミングでのデータの有無から容易に発見することができる。
d) ガス重量への変換(データ変換)
使用量を表すガスデータはガスGの体積〔m3〕であるから、ガス残量算出の前処理として、これをガスGの重量〔kg〕に変換する。この変換には変換係数(産気率)が用いられる。この変換係数は、ガス容器20の配送先(LPガスユーザー)毎またはLPガスユーザーが属する地域毎に一律または異なる値を設定してよい。
ガス残量はガス容器20に残るガス量〔kg〕である。このガス残量の算出には、配送先のガス容器20の前回交換日、交換容器情報〔kg〕および使用履歴が参照される。この使用履歴には既述のb)、c)、d)を参照すればよいが、後述の第2の実施の形態で説明する人手計測の使用量の混在に対する使用量補正をも参照してよい。
交換時のたとえば、ガス容器20−1のガス残量の最大値をGmax、検出時点間のガス使用量をgi、その積算値をΣgiとすれば、検出時点のガス残量Giは、
Gi=Gmax−Σgi ・・・(1)
で表すことができる(ただし、i=1、2、・・・、n)。
図2のAは、特定ユーザーについて、横軸に時間、縦軸にガス残量(ガス使用量)を取り、複数の使用履歴データを示している。
図2のBは、現在使用中のガス残量およびガス使用量の推移を示している。区間a−bのデータE1では、ガス使用量が急増した状態であり、この急増前のトレンドからしてガス使用量が急激に増加した状態、つまり、ガス残量がトレンドから外れ急激に減少している状態となっている。しかし、これを俄に計測異常と断じることはできない。
異常値が生じたと判定した場合には、過去の使用履歴としてたとえば、1年前、直近1か月などの履歴データ(標準データの参照)に基づき、図2のCに示すように、ガス使用量を補完すればよい。区間a−bのデータF1はデータ補完部分である。
なお、標準データ=過去(1年前、1ヶ月前)データを例示しているが、他の標準データとしては、家族構成から算出される一般的な消費量や季節や気温ごとに定まる一般的なガス消費の変化率、近隣で似た需要家の使用量など、その他データや集計して蓄積されているデータなども、標準データに含めてよい。
図3のAは、特定ユーザーについて、図2のAと同様に横軸に時間、縦軸にガス残量(ガス使用量)を取り、複数の使用履歴データを示している。
図3のBは、現在使用中のガス残量およびガス使用量の推移を示している。区間a−bではたとえば、通信エラーによりデータ欠損E2が生じている。これは、図3のCに示すように、同期信号からして計測タイミングに対応した計測値が消失しており、明らかに欠損値が生じている。
この場合には、データ処理部8が図3のAに示す使用履歴データを参照し、過去の使用履歴に比較することにより、過去の使用履歴としてたとえば、1年前、直近1ケ月のデータ(標準データの参照)に基づき、図3のDに示すように、ガス使用量を補完すればよい。区間a−bのデータF2はデータ補完部分である。
なお、この例では、データ欠損のあと、データが生じている場合を示しているが、データ欠損が継続する場合もありうる。この場合も同様にデータ補完を行えばよい。
図4は、データ処理のシーケンスを示している。このシーケンスは、本発明のガスデータの遠隔処理のプログラムまたは方法の一例である。処理手順を示すステップは「S」として表記する(以下同様である。)
ガスメーター12では、計測部4がガス使用量を多頻度で計測し、データ収集部6がこの計測データを収集する(S101)。つまり、多頻度による計測はたとえば、日々または一定の期間で定期的に実行する。ガスメーター12とデータ処理装置14は定期的に通信を確立させ(S102)、ガスメーター12からデータ処理装置14に対して計測データを転送する(S103)。
データ処理部8は、データ変換機能32−3により計測データをガス重量へ変換し(S107)、ガス残量算出機能32−4によりガス重量を以てガス容器20のガス残量を算出する(S108)。この算出結果について、提示情報が生成され(S109)、データ処理部8からガス残量データが情報提示部34に提供される。情報提示部34からガス残量が提示される(S110)。
なお、この処理シーケンスにおいて、日々のガス使用量によって毎日、ガス切れ推定日dxおよび通報日dyは変動するので、日毎に更新されるガスデータSiに基づき、ガス切れ推定日dxおよび通報日dyを日毎に算出し、通報日dyに到達する直前まで算出し続ける処理としてもよい。
第1の実施の形態によれば、次の効果が得られる。
(1) 遠隔計測によるガス容器20のガス残量の算出において、ガスデータの欠損などの不測の事態をデータ補完によって補足でき、ガス残量の算出精度を高めることができる。
(2) 算出されたガス残量に基づいて、ガス切れやガス交換時点を予測する場合、その予測精度が高められ、ガス容器20の交換回数を削減してガス容器交換の効率を高めることができる。
(3) ガス容器20のガスをガス切れ直前まで使い切ることができ、ガス残量の少ないガス容器20を交換でき、配送者の負担を低減できる。
<ガスデータ遠隔処理システム>
図5は、第2の実施の形態に係るガスデータ遠隔処理システムを示している。図5において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
本発明に係るガスデータ遠隔処理システム2は、ガスメーター12とデータ処理装置14とを無線または有線で連係させた無人化システム(自動計測システム)に限定されない。つまり、ガスメーター12の指針値を人手で計測し、その計測データをデータ処理装置14に転送するなど、人手検針によるガスデータも扱うことが可能である。
情報端末38にはデータ入力部40、処理部42、通信部44などが備えられる。データ入力部40には、検針員36がガスメーター12の表示部から読み取った指針値を手操作で入力することができる。この入力情報は処理部42で計測データに変換され、通信部44からデータ処理装置14に転送される。
その他、データ処理装置14の構成およびその処理については、第1実施の形態で記載しているので、その説明を割愛する。
図6は、第2の実施の形態に係るデータ処理のシーケンスを示している。このシーケンスも、本発明のガスデータの遠隔処理のプログラムまたは方法の一例である。
この処理シーケンスには第1の実施の形態の処理と異なり、遠隔計測による使用量計測パターンを人手計測のユーザーに当てはめて使用量データを仮想的に作成する処理が含まれる。
情報端末38は、検針員36(図5)の手入力によって操作される。情報端末38には検針員36の入力操作によりガスデータが収集される(S201)。情報端末38とデータ処理装置14との通信の確立により(S202)、情報端末38からデータ処理装置14に対してデータが転送される(S203)。
この処理の後、人手検針データの混在かを判断する(S207)。人手検針データが混在している場合には(S207のYES)、使用量データの仮想作成処理として、仮想的に使用量データを作成する(S208)。人手検針データが混在していなければ(S207のNO)、欠損値の補完(S206)の後、ガス重量への変換(S209)に移行する。
このガス残量算出の後、提示情報を生成し、この提示情報を情報提示部34に提供する(S211)。これにより、情報提示部34の表示部にはガス残量を表す提示情報が表示される。
第2の実施の形態によれば、次の効果が得られる。
(1) 自動計測システムや無人化システムにより、遠隔計測によるガス残量の算出に対して、人手検針などが介在している場合にも、遠隔処理システムを例外無く有効に利用できる。
(2) システム中に人手計測であるか否かの属性判断を介在させることにより、人手計測に仮想的な使用量データを作成し、必要なデータ補完を行うので、検針員が介在する処理以外を自動化でき、処理の迅速化や軽量化を図ることができる。
(3) 仮想的な使用量データの作成についても、地域的な参照情報や経歴情報などの補完情報を活用できるので、データ精度を高めることができ、ガス残量の算出精度を高めることができる。
図7は、ガスデータ遠隔処理システムの一実施例を示している。図7において、図1または図5と同一部分には同一符号を付してある。
ガスメーター12には、図1に示すガスメーター12が用いられるが、図5に示すガスメーター12でもよい。筐体46の前面には表示部48が配置され、この表示部48には数値表示部48−1および情報表示部48−2が備えられる。数値表示部48−1にはガス流量が表示される。情報表示部48−2にはガスメーターIDなどが表示される。
管理センター50には検針員36が携帯する情報端末38からの計測データも通報される。この管理センター50には既述のデータ処理装置14(図1)を構成する管理サーバーが設置される。
図8のAは、管理センター50に設置される管理サーバーの一例を示している。図8のAにおいて、図1と同一部分には同一符号を付してある。
管理サーバー52はデータ処理装置14を構成するコンピュータである。この管理サーバー52にはデータ処理部8、記憶部10、通信部30、表示部48および入出力部54などが備えられる。
データ処理部8はプロセッサを備え、記憶部10にあるOS(Operating System)、ファームウェアプログラム、ガスデータ遠隔処理プログラム、ガス切れ推定プログラムなど、各種のプログラムを実行し、既述のガスデータ遠隔処理システム2のデータ処理を行うとともに、メモリや入出力部54などの機能部を制御する。
入出力部54は遠隔計測に関するデータ入力に用いられる。表示部48は情報提示部34の一例であり、データ処理部8に設置されるプロセッサで制御される。
図8のBは管理データテーブル56の一例を示している。この管理データテーブル56には一例として配送先ID部60、メーターID部62、交換容器情報部64、換算係数部66、号数部68、期間部70、使用量部72、前回交換日部74、残量部76が備えられる。
配送先ID部60にはガス容器20の配送先であるLPガスユーザーを特定するID(IDentification)などの識別情報が格納される。メーターID部62には、LPガスユーザーの軒先などに設置されたガスメーターを特定するIDなどの識別情報が格納される。交換容器情報部64には、交換するガス容器20を表す情報が格納される。換算係数部66にはたとえば、月単位、地域単位などで特定される換算係数が格納される。この換算係数は、ガスの重量を容積に換算する係数(産気率)である。号数部68には、ガスの熱容量を表す単位が格納される。期間部70にはガス使用量の計測期間としての年月日やX日までの期間情報が格納される。使用量部72にはガスの使用量を表す容積〔m3〕が格納される。前回交換日部74にはガス容器を交換した前回の日が格納される。残量部76には特定期間のガス残量として、前回期日Xからn日であれば、(X+n)日までのガス残量〔kg〕が格納される。
この管理データテーブル56によれば、LPガスユーザー、ガス容器20の識別情報に関係付けられた時間情報、ガス使用量、ガス残量、ガス容器交換情報などを容易に把握でき、認識できる。
図8のCは、履歴データファイル58を示している。図8のCにおいて、図8のBと同一部分には同一符号を付してある。
履歴データファイル58は、LPガスユーザーの使用履歴データを格納する履歴データベースの一例であり、LPガスユーザー毎に作成される。この履歴データファイル58には、履歴情報として現時点の管理データテーブル56を除き、過去に逆上る複数の管理データテーブルで構成された履歴データテーブル58−1、58−2、・・・、58−nが含まれる。
図9は、ガスデータ遠隔処理のシーケンスを示している。このシーケンスには第1および第2の実施の形態で示したように、人手検針による計測データ処理を含んでいる。
記憶部10には既述の管理データテーブル56(図8のB)および履歴データファイル58(図8のC)が格納されており、配送先IDなどの処理に必要なデータが保存されている。
データ処理部8では、メーターID、特定期日Xまでの使用量〔m3〕を表す計測データを取得し(S301)、記憶部10から配送先ID、メーターIDおよび号数を取得する(S302)。このデータの取得を前提とし、計測データのエラーチェックを行う(S303)。計測データに生じた変動や欠損はこのエラーチェックで判定でき、具体的には履歴データとの比較などでエラーデータを発見する事が可能である。
データ処理部8は、欠損処理を実行した計測データについて、メーターID、特定期日Xまでの使用量〔m3〕を特定し(S306)、管理データテーブル56(図8のB)に格納する。この計測データに人手検針データが混在しているかを判定する(S307)。人手検針データが含まれていれば(S307のYES)、記憶部10から配送先ID、メーターIDおよび号数を取得することにより(S302)、計測データを特定し、その計測データにマージを実行する(S308)。このマージでは人手検針メーターのデータと遠隔検針のメーターのデータが混在する場合の処理を峻別し、既述したように、人手検針データでは標準データを参照し、遠隔検針データと同等程度のデータにデータ補完を行う。
この換算処理の後、計測データとしてメーターID、特定期日Xまでの使用量〔m3〕を特定し(S312)、管理データテーブル56(図8のB)に格納する。計測データの推移(トレンド)からガス使用量の需要予測を行う(S313)。
このガス残量の算出により、配送先IDとともに、前回日Xから現時点までの日数nを加算した現時点(X+n)までのガス残量〔kg〕が求められる(S317)。
この実施例によれば、次の効果が得られる。
(1) 通信上のエラーなどによる、多頻度の遠隔検針にデータ欠損が生じても、そのデータチェックとデータ補完によりガス残量の算出精度を低下させることがない。
(2) 遠隔検針値のエラーチェックで計測データがマイナスになっている場合や、メーターの号数、過去の使用履歴を比較して乖離している場合には指針値を欠損扱いとし、欠損値を補完するので、ガス残量の算出精度を高めることができる。
(3) 通信エラーによる検針値の欠落は、過去の使用履歴(一年前、直近一月の遠隔検針値など)をもとに使用量を補完すればよい。
(5) 通信電波が届かない場合など、近傍ユーザーの遠隔検針による使用量データ、たとえば、集合住宅の場合は同じ集合住宅で遠隔検針を実施しているユーザーのデータパターンを参照し、ガス使用量や使用傾向を参照し、仮想的にデータを作成すればよい。
(6) 使用量の推移を参照し、ガスユーザーの需要予測を参酌すれば、計測頻度の間引きを行うことができ、ガス残量の算出精度をより高めることができる。
上記実施の形態または実施例では、ガス残量の算出について開示しているが、ガス残量の算出に基づき、ガス容器のガス切れ推定日やガス容器交換日の算出を行ってもよい。ガス残量の算出精度が向上すれば、必然的にガス切れ推定日やガス容器交換日の算出精度を高めることができる。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
4 計測部
6 データ収集部
8 データ処理部
10 記憶部
12 ガスメーター
14 データ処理装置
18 ガス供給路
20、20−1、20−2 ガス容器
22、22−1、22−2 ガス機器
24 切換器
26 記憶部
28 通信部
30 通信部
32−1 エラーチェック機能
32−2 データ補完機能
32−3 データ変換機能
32−4 ガス残量算出機能
32−5 仮想データ作成機能
34 情報提示部
36 検針員
38 情報端末
40 データ入力部
42 処理部
44 通信部
46 筐体
48 表示部
48−1 数値表示部
48−2 情報表示部
50 管理センター
52 管理サーバー
54 入出力部
56 管理データテーブル
58 履歴データファイル
58−1、58−2、・・・、58−n 履歴データテーブル
60 配送先ID部
62 メーターID部
64 交換容器情報部
66 換算係数部
68 号数部
70 期間部
72 使用量部
74 前回交換日部
76 残量部
Claims (6)
- 多頻度計測または多頻度収集による時系列の計測データを遠隔地より取得し、ガス使用量またはガス容器のガス残量を算出するガスデータの遠隔処理システムであって、
前記計測データのエラー判定に基づき、履歴データとの比較によりガス使用量データまたはガス残量データに補完処理を行う処理部を備えることを特徴とするガスデータ遠隔処理システム。 - 前記処理部は、前記計測データに人手検針データを含むかを判定し、人手検針データを含む場合には標準データを参照して前記計測データにデータ補完を行うことを特徴とする請求項1に記載のガスデータ遠隔処理システム。
- 多頻度計測または多頻度収集による時系列の計測データからガス使用量またはガス容器のガス残量を算出するガスデータ処理をコンピュータで実現するためのプログラムであって、
前記計測データのエラー判定をする機能と、
履歴データとの比較によりガス使用量データまたはガス残量データに補完処理を行う機能と、
を前記コンピュータで実現するためのプログラム。 - 前記計測データに人手検針データを含むかを判定する機能と、
人手検針データを含む場合には標準データを参照して前記計測データにデータ補完を行う機能と、
をコンピュータで実現するための請求項3に記載のプログラム。 - 多頻度計測または多頻度収集による時系列の計測データからガス使用量またはガス容器のガス残量を算出するガスデータ処理をコンピュータで実現するためのガスデータ遠隔処理方法であって、
前記計測データのエラー判定を行う工程と、
履歴データとの比較によりガス使用量データまたはガス残量データに補完処理を行う工程と、
を含むことを特徴とするガスデータ遠隔処理方法。 - 前記計測データに人手検針データを含むかを判定する工程と、
人手検針データを含む場合には標準データを参照して前記計測データにデータ補完を行う工程と、
を含むことを特徴とする請求項5に記載のガスデータ遠隔処理方法。
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