JP2019151307A - 駐車エリア検知装置および駐車エリア検知方法 - Google Patents

駐車エリア検知装置および駐車エリア検知方法 Download PDF

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Masashi Hoshino
将史 星野
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賢 福本
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Abstract

【課題】駐車エリアの位置を精度よく検知するとともに、車両200が駐車エリア300内の最適な位置に駐車されることを可能にする。【解決手段】車両200が駐車する駐車エリア300の検知を行う駐車エリア検知装置50が、車両200に搭載された車外の状況を検知するセンサ10からの情報に基づいて駐車エリア300を検知する検知部51と、センサ10の検知精度が高くなるよう車両200を制御する車両制御部60と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、駐車エリア検知装置および駐車エリア検知方法に関するものである。
従来、車両に搭載されたカメラで周辺画像を撮像するとともに、撮像した周辺画像から駐車エリアの駐車枠の位置を検知し、検知した駐車枠内に車両を駐車させる駐車制御システムが知られている。
特許文献1には、複数のカメラで駐車枠を撮像し、撮像された画像に含まれる駐車枠を認識するときに、認識の確度が最も高い駐車枠の画像に基づいて車両の駐車制御を行うことが記載されている。
特開2012−136206号公報
しかしながら、車両に揺れなどが発生している場合、何れの駐車枠の画像も乱れてしまい、何れの画像に含まれる駐車枠の認識の確度も低くなる恐れがある。仮に、認識の確度の低い駐車枠に基づいて車両の駐車制御が行われると、駐車エリアではない領域に車両が駐車されたり、駐車枠の位置からずれた位置に車両が駐車されてしまう恐れがある。
本開示は、駐車エリアの位置を精度よく検知することを可能にする駐車エリア検知装置および駐車エリア検知方法を提供することを目的とする。
本開示は、車両が駐車する駐車エリアの検知を行う駐車エリア検知装置であって、車両に搭載された車外の状況を検知するセンサからの情報に基づいて駐車エリアを検知する検知部と、センサの検知精度が高くなるよう車両を制御する車両制御部と、を備える。
また、本開示は、車両が駐車する駐車エリアの検知を行う駐車エリア検知方法であって、車両に搭載された車外の状況を検知するセンサからの情報に基づいて駐車エリアを検知するステップと、駐車エリアの検知精度が高くなるよう車両を制御するステップと、を含む。
本開示の駐車エリア検知装置および駐車エリア検知方法によれば、駐車エリアの位置を精度よく検知することが可能である。
駐車エリア検知システムの各部の機能の一例を説明する図 駐車枠検知部が行う駐車枠検知処理の一例を説明する図 座標の変換処理について説明する図 駐車エリア検知装置において実行される処理の流れを説明するフローチャート
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号を付している。また、図面は、理解しやすくするためにそれぞれの構成要素を模式的に示している。
図1は、本実施の形態に係る駐車エリア検知システム100の各部の機能の一例を説明する図である。駐車エリア検知システム100は、車両が駐車する駐車エリアの検知を行うシステムである。すなわち、駐車エリア検知システム100は、車両が駐車する駐車エリアを検知し、車両が駐車枠内に駐車されること支援する。
駐車エリア検知システム100は、センサ部10と、照度検知部20と、車両位置検知部30と、車両挙動検知部40と、駐車エリア検知装置50と、車両制御部60とを有する。
センサ部10は、車両の駐車エリアの情報を取得するセンサである。センサ部10は、例えば、車両の周辺画像を撮像する撮像装置である。具体的には、センサ部10は、魚眼レンズを有するCMOSまたはCCDカメラ等であり、センサ部10の画角は、例えば、180°である。
ここで、車両の駐車エリアの情報とは、駐車枠の位置を示す情報である。なお、車両の駐車エリアの情報は、駐車枠の位置に限らず、駐車エリアを区画する壁、他の車両などの物体の位置を示す情報であってもよい。
なお、センサ部10は、車両の周辺を撮像する撮像装置に限らず、例えば、車両の周辺の物体の位置を検知するTOFセンサなどのセンサであってもよい。
センサ部10は、車両の前方を撮像する前方撮像部、車両の後方を撮像する後方撮像部、車両の右側方を撮像する右側方撮像部、および、車両の左側方撮像する左側方撮像部を有する。
前方撮像部は、例えば、車両のフロントグリル部に配置され、後方撮像部は、例えば、車両のリヤスポイラー部に配置され、左側方撮像部および右側方撮像部は、例えば、左右のサイドミラーの下部に配置される。
センサ部10は、駐車エリア検知装置50に有線または無線によって接続されており、撮像した画像の画像情報を駐車エリア検知装置50に送信する。
照度検知部20は、車両の周辺の明るさを検知する照度センサである。照度検知部20は、駐車エリア検知装置50に有線または無線によって接続されており、検知した明るさの情報を駐車枠検知部51に送信する。
車両位置検知部30は、車両が移動した距離および方向を検知する検知部である。車両位置検知部30は、車輪の回転移動量およびステアリング角から車両が移動した距離および方向に関する情報を検知する。
車両位置検知部30は、駐車エリア検知装置50に無線または有線で接続されており、車両が移動した距離および方向に関する情報を駐車エリア検知装置50に送信する。
車両挙動検知部40は、車両の所定の挙動を検知する検知部である。車両の所定の挙動とは、例えば、車両の速度、加速度、車両の角速度、揺れ、ステアリング角、または、ステアリング角速度である。車両挙動検知部40は、これらの挙動を検知するために、例えば、速度センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、ステアリング角検知センサ、ステアリング角速度検知センサなどを有する。
車両挙動検知部40は、駐車エリア検知装置50に無線または有線で接続されており、検知した情報を駐車エリア検知装置50に送信する。
駐車エリア検知装置50は、センサ部10によって撮像された画像に含まれる駐車エリアを検知する装置である。駐車エリア検知装置50は、例えば、電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)で構成される。
駐車エリア検知装置50は、駐車枠検知部51と、駐車枠管理部52とを有し、センサ部10から送信された画像情報、照度検知部20から送信された明るさの情報、車両位置検知部30から送信された車両が移動した距離および方向に関する情報、ならびに、車両挙動検知部40から送信された各種情報を受信する。
駐車枠検知部51は、予め定められたマッピングテーブルを用いて、センサ部10で撮像された画像から鳥瞰画像を生成する。ここで、鳥瞰画像とは、車両の上の視点から車両の周辺を見下ろす画像である。マッピングテーブルとは、センサ部10で撮像された画像の各画素と鳥瞰画像の各画素との対応関係を記録したテーブルである。
マッピングテーブルには、センサ部10から車両の周辺の撮像領域までの距離に応じて非線形的に増加する拡大率で画像が拡大されるように、センサ部10で撮像された画像の各画素と鳥瞰画像の各画素との対応関係が記録されている。すなわち、センサ部10からの距離が遠い地点の画像ほど、鳥瞰画像に変換される際に大きい拡大率で拡大される。このような方法により、駐車枠検知部51は、センサ部10で撮像された画像に基づいて鳥瞰画像を生成することができる。
また、駐車枠検知部51は、センサ部10で撮像された画像に基づいて生成された鳥瞰画像に含まれる駐車枠を検知する。
図2は、駐車枠検知部51が行う駐車枠検知処理の一例を説明する図である。図2中、左側の車両200は、駐車枠300によって区画された駐車エリアに接近する車両、右側の車両200は駐車エリアに車両を後退させながら駐車する直前の駐車準備位置に到達した車両を示している。なお、以下では、センサ部10が左側方撮像部であるものとして説明を行うが、駐車エリアが車両200の右側に現れる場合、センサ部10は、右側方撮像部であってもよい。
図2に示すように、車両200が、例えば、駐車場内を走行しているときに駐車エリアが近づくと、センサ部10が撮像する撮像画像および鳥瞰画像には、駐車枠300が映し出される。
駐車枠検知部51は、鳥瞰画像に映し出される一対の直線の太さ、長さ、および、それらの直線の平行度が所定の条件を満たす場合に、当該一対の直線を駐車枠300として検知する。
駐車枠300を検知すると、駐車枠検知部51は、車両200に対する駐車枠の位置300bを算出する。駐車枠の位置300bは、車両200の位置を原点とする座標系において、車両200に対する駐車枠300の相対位置を示す相対座標と傾き角度で表される。
本実施の形態では、車両200の後輪を連結する後軸の中心位置を車両200の位置、また、駐車枠300を構成する一対の直線のそれぞれの一方の端部300aを結ぶ線分の中心の位置、および、一対の直線と平行となる直線の車両200の進行方向に対する傾き角度を駐車枠の位置300bとする。
以下、車両200に対する駐車枠の位置300bの算出方法について説明する。図3は、車両200に対する駐車枠の位置300bの算出方法を説明する図である。
駐車枠検知部51は、駐車枠300を検出すると、車両200の後輪を連結する後軸の中心軸をY軸とし、Y軸に直交し、かつ、後軸の中心を通る軸をX軸とする座標系を設定する。
次に、駐車枠検知部51は、鳥瞰画像中における駐車枠300の位置および傾きに基づいて、上述した座標系における駐車枠の位置および傾き角度を算出する。なお、鳥瞰画像中の各画素に映し出される車両200の周辺領域の位置と車両200の位置との関係を示す情報は予め記憶部(不図示)に記憶されており、この情報を利用して、車両200に対する駐車枠の位置300bが算出される。
また、駐車枠検知部51は、駐車枠の位置300bを検知した際に車両挙動検知部40から入力される各種の情報を駐車枠の位置300bを示す情報に関連づける。なお、ここでは、車両挙動検知部40から入力される情報は、車両200の加速度に関する情報であるとする。
駐車枠検知部51は、車両200に対する駐車枠の位置300bを示す情報および車両200の加速度に関する情報を駐車枠管理部52に受け渡す。駐車枠管理部52は、駐車枠検知部51から受け渡された車両200の加速度に関する情報に基づいて、駐車枠検知部51で検知された駐車枠の位置300bを示す情報のうち、最も高い精度で検知されたと推定される情報を抽出する。これについては、後に詳しく説明する。
駐車枠検知部51は、上述した駐車枠検知処理を、例えば、100msごとに繰り返し行う。そのため、図2に示すように、鳥瞰画像中に駐車枠300が映し出されてから、車両200が駐車準備位置に到達するまでに、複数回の駐車枠検知処理を実施する。走行時の速度、移動距離に依存するが、例えば、10〜20回、駐車枠検知部51は、上述した駐車枠検知処理を実行する。
ここで、図1の説明に戻ると、駐車枠管理部52は、駐車枠検知部51において、車両200が駐車場内を走行する際の時間の経過に伴って順次検知された駐車枠300のうち、最も高い精度で検知された駐車枠の位置300bを示す情報を抽出する処理部である。
駐車枠管理部52は、座標変換部53と、フィルタ処理部54と、駐車枠位置記憶部55とを有する。
座標変換部53は、駐車枠検知部51で検知された車両200に対する駐車枠の位置300bを示す情報、すなわち、駐車枠の位置300bを示す座標および傾き角度の変換を行う処理部である。座標変換部53は、時間の経過に伴って順次検知された車両200に対する駐車枠の相対位置300bを示すそれぞれの座標および傾き角度を、一つの座標系における絶対位置を示す座標および傾き角度に変換する処理を行う。
図3を用いて、この座標の変換処理について説明する。まず、最初に駐車枠300が検知される以前に原点、座標軸(X,Y)が設定され、車両200の移動とともに、車両位置検知部30により車両200の位置、傾き角度(Xc,Yc,θc)が算出される。このときの鳥瞰画像から最初に駐車枠300が検知された時刻t0における車両200に対する駐車枠300の相対位置、傾き角度を、(XLc0,YLc0,θLc0)とする。このとき、時刻t0での車両200の位置、傾き角度が(Xc0,Yc0,θc0)とすると、予め設定された座標系での駐車枠300の位置、傾き角度(X0,Y0,θ0)は、車両の位置、傾き角度(Xc0,Yc0,θc0)に(XLc0,YLc0,θLc0)から座標軸(X,Y)のX軸成分、Y軸成分、および、傾き角度の変移分を算出、加算した結果である。
また、時刻t1における車両200に対する駐車枠300の相対位置、傾き角度を、(XLc1,YLc1,θLc1)とする。このとき、時刻t1での車両200の位置、傾き角度が(Xc1,Yc1,θc1)とすると、予め設定された座標系での駐車枠300の位置、傾き角度(X1,Y1,θ1)は、車両の位置、傾き角度(Xc1,Yc1,θc1)に(XLc1,YLc1,θLc1)から座標軸(X,Y)のX軸成分、Y軸成分、傾き角度の変移分を算出、加算した結果である。
座標変換部53では、このような座標変換処理を実行することにより、時間の経過とともに算出される車両200に対する駐車枠の相対位置300bを、時刻t0において設定された一つの座標系における絶対位置に変換することができる。これ以降、一つの座標系における駐車枠の絶対位置を駐車枠300の位置という。
フィルタ処理部54は、座標変換部53で変換された駐車枠300の位置を示す座標を順次、記憶部(不図示)に蓄積させる。また、フィルタ処理部54は、駐車枠検知部51で検知され、座標変換部53で変換された駐車枠300の位置を示す情報のうち、最も高い精度で検知されたと推定される駐車枠300の位置を示す情報を抽出するフィルタリングを実行する。
最も高い精度で検知されたと推定される駐車枠300の位置を示す情報は、1つのセンサの検出精度に影響を及ぼす所定の条件に基づいて決定される。本実施の形態では、上記駐車枠300の位置を示す情報は、センサ部10の左側方撮像部の検出精度に影響を及ぼす所定の条件、すなわち、駐車枠300の位置を示す情報に関連づけられた車両200の加速度に関する情報に基づいて決定される。
車両200の走行中、車両200の加速度が大きいほど、車両200には大きな揺れまたは傾きが生じる。このとき、車両200に搭載されているセンサ部10にも大きな揺れまたは傾きが生じる。その結果、センサ部10が撮像した撮像画像に大きな傾きまたは乱れが生じる。
一般に、傾きまたは乱れの大きい画像から、対象物の位置を高い精度で検知することは困難であり、例え、対象物の位置を検知したとしても、対象物の位置を示す情報の信頼性は低いものとなる。
したがって、記憶部に記憶された駐車枠300の位置を示す情報のうち、当該駐車枠300の位置を示す情報に関連づけられた加速度の値が大きいものは、当該駐車枠300の位置の検知精度は低いと推定される。一方、記憶部に記憶された駐車枠300の位置を示す情報のうち、当該駐車枠300の位置を示す情報に関連づけられた加速度が小さいものは、当該駐車枠300の位置の検知精度は高いと推定される。
そのため、フィルタ処理部54は、記憶部に記憶された駐車枠300の位置を示す情報のうち、当該駐車枠300を示す情報に関連づけられた加速度の値が小さいものを優先的に抽出する。
駐車枠位置記憶部55は、フィルタ処理部54で抽出された駐車枠300の位置を示す情報を記憶する記憶部である。すなわち、駐車枠位置記憶部55は、記憶部に記憶された複数の駐車枠300の位置を示す情報のうち、最も高い精度で検知されたと推定される駐車枠300の位置を示す情報を記憶している。
車両制御部60は、車両200の走行制御を行う制御部である。車両制御部60は、例えば、ECU(Eletcronic Control Unit)によって構成される。
例えば、車両制御部60は、駐車エリア検知装置50から駐車枠位置記憶部55に記憶されている駐車枠300の位置を示す情報を受信し、受信した駐車枠300の位置を示す情報に基づいて車両200を駐車枠300内に自動駐車する。
また、車両制御部60は、駐車枠検知部51が検知する駐車枠の位置300bの検知精度が高くなるように車両200の走行制御を行う。以下、これについて説明する。
上述したように、車両200が駐車エリアに接近すると、センサ部10が撮像する撮像画像および鳥瞰画像には駐車枠300が映し出される。鳥瞰画像に映し出された駐車枠300が駐車枠検知部51によって検出されると、駐車エリア検知装置50は、車両制御部60に対して所定の信号を送信する。
駐車エリア検知装置50から所定の信号を受信した場合、車両制御部60は、車両200が所定の速度より遅く、かつ、一定の速度で走行するように車両200の速度または加速度を制御する。
これにより、車両制御部60は、車両200の揺れを抑えて、車両200に搭載されているセンサ部10の揺れを抑えることができる。その結果、鳥瞰画像に映し出される駐車枠300の画像の傾きまたは乱れを抑制し、駐車枠300の検知精度を高めることができる。
なお、車両制御部60が駐車エリア検知装置50から所定の信号を受信した場合、車両200の速度または加速度の制御に加えて、ステアリング角を調整し、車両200が真っ直ぐ走行するようにしてもよい。これにより、鳥瞰画像に映し出される駐車枠300の画像の傾きまたは乱れをさらに抑制し、結果として、駐車枠300の位置の検知精度を高めることができる。
以上説明したように、駐車エリア検知システム100は、車両200が駐車する駐車枠300の位置を高い精度で検知し、車両200が行う自動駐車を支援することができる。
なお、複数の駐車エリアが隣接して配置されている場合、センサ部10が撮像する撮像画像には、複数の駐車枠300が含まれる場合がある。この場合、駐車エリア検知装置50は、各々の駐車枠300に対して上述した処理を実行する。
また、駐車エリア検知装置50が複数の駐車枠300の位置を示す情報を検知する場合、駐車エリア検知装置50は、車両200に搭載されたナビゲーションシステムのモニターにこれらの駐車枠300に関する情報を表示させ、搭乗者に対して車両200が駐車する駐車エリアを選択させるようにしてもよい。
これにより、駐車エリア検知システム100は、搭乗者の好みの位置に車両200を駐車することができる。
次に、駐車エリア検知装置50において実行される処理の流れをついて説明する。図4は、駐車エリア検知装置50において実行される処理の流れを説明するフローチャートである。
駐車エリア検知装置50は、センサ部10で撮像された画像の画像情報を受け付けると、駐車枠検知処理(ステップS10)を開始する。
駐車エリア検知装置50は、駐車枠検知処理において、センサ部10で撮像された画像を鳥瞰画像に変換するとともに、鳥瞰画像に映し出された駐車枠300を検出する。また、駐車エリア検知装置50は、車両200に対する駐車枠300の位置を検知する。
次に、駐車エリア検知装置50は、座標変換処理(ステップS20)を実行する。座標変換処理では、時間の経過に伴って順次検知される、車両200に対する駐車枠の相対位置300bを示す座標を、一つの座標系における絶対位置を示す座標に変換する。また、座標変換された駐車枠300の位置を示す情報を記憶部に記憶させる。
座標変換処理が終了すると、駐車エリア検知装置50は、1つのセンサの検出精度に影響を及ぼす所定の条件に基づいて、記憶部に記憶された駐車枠300の位置を示す情報のうち、最も高い精度で検知されたと推定される駐車枠300の位置を示す情報を抽出するフィルタ処理(ステップS30)を実行する。
フィルタ処理が終了すると、駐車エリア検知装置50は、駐車枠位置記憶処理(ステップS40)を実行する。駐車枠位置記憶処理では、駐車エリア検知装置50は、フィルタ処理で抽出した駐車枠300の位置を示す情報を駐車枠位置記憶部55に記憶させる。
駐車枠位置記憶処理が終了すると、駐車エリア検知装置50は、当該処理を終了する。なお、駐車エリア検知装置50は、図4に示した当該処理を、例えば、100msごとに実行し、例えば、車両200を駐車する駐車枠300が搭乗者によって選択された場合、当該処理を終了させる。
以上説明したように、本実施の形態に係る駐車エリア検知システム100は、駐車枠300の位置を高い精度で検知することにより、車両200を駐車エリア内の最適な位置に駐車することを可能にする。
上述した実施の形態では、フィルタ処理部54は、検知精度が最も高いと推定される駐車枠300の位置を示す情報、すなわち、加速度が最も小さいことを示す情報が関連づけられた駐車枠300を示す情報を抽出していた。
しかし、フィルタ処理部54は、記憶部に記憶されている駐車枠300の位置を示す情報のうち、検知精度が比較的高いと推定される複数の駐車枠300の位置を示す座標を平均化するフィルタリングを実行して、駐車枠300の位置を示す情報を抽出してもよい。
例えば、記憶部に記憶された検知精度が高い上位5つの駐車枠300の位置を示す情報を用いる場合、駐車枠300の位置を示す情報のX、Y、θの値をそれぞれ加算し、加算したそれぞれの値を5で割ったX、Y、θの値を算出する。
これにより、複数の駐車枠300の位置を示す情報を平均化した、より信頼性の高い駐車枠300の位置を示す情報を抽出することができる。
また、駐車枠検知部51において車両挙動検知部40で検知された加速度以外の情報を駐車枠の位置300bを示す情報に関連づけ、フィルタ処理部54は、これらの情報の少なくとも何れかに基づいて駐車枠300の位置を示す情報の抽出をしてもよい。
例えば、駐車枠検知部51において、車両挙動検知部40で検知された速度の情報を駐車枠300の位置を示す情報に関連づけ、フィルタ処理部54は、当該情報に基づいて駐車枠300の位置を示す情報を抽出してもよい。
すなわち、車両200の走行中は、車両200の速度が早いほど、撮像画像に大きな乱れが生じ、駐車枠検知部51における駐車枠300の検知精度は低下する。したがって、フィルタ処理部54は、速度が最も遅いことを示す情報が関連づけられた駐車枠300の位置を示す情報を抽出する。
また、駐車枠検知部51において、車両挙動検知部40で検知されたステアリング角またはステアリング角速度の情報を駐車枠の位置300bを示す情報に関連づけ、フィルタ処理部54は、当該情報に基づいて駐車枠300の位置を示す情報を抽出してもよい。
すなわち、車両200の走行中は、ステアリング角またはステアリング角速度が大きいほど、車両200に搭載されているセンサ部10の揺れまたは傾きが大きくなる。その結果、センサ部10で撮像される撮像画像に大きな乱れが生じ、駐車枠300の検知精度が低下する。
したがって、フィルタ処理部54は、ステアリング角度またはステアリング角速度が最も小さいことを示す情報が関連づけられた駐車枠300の位置を示す情報を抽出する。
また、駐車枠検知部51において鳥瞰画像上における駐車枠の位置に関する情報を駐車枠の位置300bを示す情報に関連づけ、フィルタ処理部54は、鳥瞰画像上における駐車枠の位置に関する情報に基づいて駐車枠300の位置を示す情報の抽出を行ってもよい。
すなわち、鳥瞰画像の各領域に表示される画像はそれぞれ、拡大率が異なり、鳥瞰画像の端部付近の画像ほど拡大率が大きい。このため、駐車枠検知部51が、鳥瞰画像の両端付近に映し出された駐車枠300の画像から駐車枠300の位置を検知する場合、駐車枠300の検知精度が低下する。
したがって、フィルタ処理部54は、駐車枠300が鳥瞰画像の最も中心に近い位置に映し出されたことを示す情報が関連づけられた駐車枠300の位置を示す情報を抽出する。
また、駐車枠検知部51において、鳥瞰画像のコントラストの強さに関する情報を駐車枠の位置300bを示す情報に関連づけ、フィルタ処理部54は、当該情報に基づいて駐車枠300の位置を示す情報の抽出を行ってもよい。
すなわち、画像中の濃淡が急激に変化している位置では、高い精度でエッジ検出が行われるため、駐車枠300と駐車枠300に隣接する部分との濃淡の差が大きい場合、駐車枠300の位置を高い精度で検知することができる。
したがって、フィルタ処理部54は、鳥瞰画像におけるコントラストが強いことを示す情報が関連づけられた駐車枠300の位置を示す情報を抽出する。
また、駐車枠検知部51において、照度検知部20で検知された車両200の周辺の照度に関する情報を駐車枠の位置300bを示す情報に関連づけ、フィルタ処理部54は、車両200の周辺の照度に基づいて駐車枠300の位置を示す情報の抽出を行ってもよい。
すなわち、駐車枠検知部51は、車両200の周辺の照度が高いほど、駐車枠の位置300bを高い精度で検知することができる。
したがって、フィルタ処理部54は、車両200周辺の照度が高いことを示す情報が関連づけられた駐車枠300の位置を示す情報を抽出する。
また、車両200が駐車枠300内に後退しながら駐車する場合、フィルタ処理部54は、駐車準備位置の近くで検知した駐車枠300の位置を示す情報よりも新しい駐車枠300の位置を示す情報を抽出するようにしてもよい。
具体的に説明すると、第1の時点で検知した駐車枠300の位置の検知精度が第1の時点よりも後の第2の時点における駐車枠300の位置の検知精度よりも高い場合であっても、自動駐車時に第1の時点で検知した駐車枠300の位置の検知結果を利用しようとすると、最終的に用いられる駐車枠300の位置の精度が低くなる場合がある。
例えば、第1の時点の車両200の位置から第2の時点の車両200の位置の移動距離および移動方向は車両位置検知部30により算出されるが、移動距離および移動方向を、車輪の回転数やステアリング角度から推定しようとすると、移動距離が長くなるほど精度が悪くなり、移動距離および移動方向の算出誤差が第1の時点で検知した駐車枠300の位置精度に悪影響を与える。
そのため、このような場合には、車両200の位置がより駐車準備位置に近い第2の時点における車両200で検知した駐車枠300の位置の検知結果を利用するようにする。これにより、車両200の位置の移動距離および移動方向の算出誤差を低減でき、駐車準備位置の車両200から見た駐車枠300の位置の検出精度が高くなる。
また、フィルタ処理部54は、上述した異なる条件のうち、複数の条件に基づいて駐車枠300の位置を示す情報を抽出してもよい。例えば、上述したそれぞれの条件において、駐車枠300の位置を示す情報の信頼度を設定し、設定された信頼度を加算して、信頼度の合計値が一番大きい駐車枠300の位置を示す情報が抽出されるようにしてもよい。
具体的には、駐車枠検知部51で駐車枠300が検知されたときの車両200の速度が速い場合、駐車枠検知部51は、駐車枠の位置300bを示す情報には低信頼度を示す情報(例えば「1」)を関連づける。一方、駐車枠検知部51で駐車枠が検知されたときの車両200の速度が遅い場合、駐車枠検知部51は、駐車枠の位置300bを示す情報に高信頼度を示す情報(例えば「3」)を関連づける。
同様に上述した各条件において、駐車枠検知部51は、駐車枠の位置300bを示す情報に信頼度を示す情報を関連づけ、フィルタ処理部54は、これらの情報から、最も検知精度が高いと推定される駐車枠300の位置を示す情報を抽出する。
これにより、駐車エリア検知システム100は、より信頼性の高い駐車枠300の位置を示す情報を検知することができる。
本開示は、駐車エリア検知装置および駐車エリア検知方法に広く適用できる。
10 センサ部
20 照度検知部
30 車両位置検知部
40 車両挙動検知部
50 駐車エリア検知装置
51 駐車枠検知部
52 駐車枠管理部
53 座標変換部
54 フィルタ処理部
55 駐車枠位置記憶部
60 車両制御部
100 駐車エリア検知システム
200 車両
300 駐車枠
300a 一方の端部
300b 駐車枠の位置

Claims (5)

  1. 車両が駐車する駐車エリアの検知を行う駐車エリア検知装置であって、
    前記車両に搭載された車外の状況を検知するセンサからの情報に基づいて前記駐車エリアを検知する検知部と、
    前記センサの検知精度が高くなるよう前記車両を制御する車両制御部と、
    を備える駐車エリア検知装置。
  2. 前記車両制御部は、前記車両の速度を制御する請求項1に記載の駐車エリア検知装置。
  3. 前記車両制御部は、前記車両の加速度を制御する請求項1に記載の駐車エリア検知装置。
  4. 前記車両制御部は、前記車両のステアリング角を制御する請求項1に記載の駐車エリア検知装置。
  5. 車両が駐車する駐車エリアの検知を行う駐車エリア検知方法であって、
    前記車両に搭載された車外の状況を検知するセンサからの情報に基づいて前記駐車エリアを検知するステップと、
    前記駐車エリアの検知精度が高くなるよう前記車両を制御するステップと、
    を含む駐車エリア検知方法。
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