JP2019149562A - 研磨ヘッド、研磨ヘッドを有するcmp研磨装置およびそれを用いた半導体集積回路の製造方法 - Google Patents

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【課題】研磨均一性が向上するCMP研磨装置の研磨ヘッドを提供する。【解決手段】CMP研磨装置の研磨ヘッドは、研磨パッドと、研磨パッドの表面に載置されたウェハの裏面に当接し、ウェハの表面を研磨パッドに押し付ける第1エアーバッグ201および第2エアーバッグ202と、エアーバッグおよびウェハとを囲うトップリングと、を備える。ウェハの中心部に当接する第1エアーバッグと、ウェハの外周部に当接する第2エアーバッグとは異なる袋体であり、第1エアーバッグの第1膜厚よりも第2エアーバッグの第2膜厚が厚い。【選択図】図2

Description

本発明は、ウェハ面内を均一に平坦化するためのCMP研磨装置の研磨ヘッドの構造と、それを有するCMP研磨装置およびそれも用いた半導体集積回路の製造方法に関する。
近年、半導体集積回路(以下、LSIという)の高集積化、高性能化に伴って新たな微細加工技術が開発されている。化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishingの略、以下CMPともいう)法もその一つであり、LSI製造工程、特に、多層配線形成工程における層間絶縁膜の平坦化、金属プラグ形成、埋め込み配線形成において頻繁に利用される技術である。CMP研磨装置の基本的な構造は、研磨パッドの貼り付けられた回転定盤、ウェハ保持ヘッド、スラリー供給ノズルがあり、さらにパッドの再生装置(コンディショナー)が備えられている。研磨パッド側は、必ずしも回転定盤ではなく、ヘッドに対して複数のケースもあり、逆に、一つのパッドに対して複数のヘッドを有するものもある。またCMP研磨装置を制御するパラメーターとしては、研磨方式のほかに、研磨荷重、定盤の回転速度、ヘッドの回転速度、スラリーの選択・供給方法、コンディショニングの条件・頻度などがあり、図13のように、ウェハを固定させるヘッド部にエアーバッグを加圧する方式がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-268566号公報
しかしながら、特許文献1に示されたエアーバッグを用いた加圧によるウェハを固定するヘッド構造では以下に示す不具合を有していた。すなわち、加圧されたエアーバッグの圧力が、エアーバッグの外周部で局所的に高圧になり、その部分に接するウェハ領域は、他の領域に比べて研磨パッドへ強く押さえつけられてしまい、他のウェハ領域より、被研磨絶縁材料が多く削られてしまう。ウェハの一部の領域の被研磨絶縁材料が削れすぎることにより、ウェハ面内の研磨均一性がばらついてしまい、その結果、ウェハ面内の絶縁材料の膜厚ばらつきが生じる。膜厚ばらつきの発生したウェハ領域は電気特性にばらつきが生じ、場合によっては電気特性上の異常が発生する。
図14にその模式図を示す。図14に示すように、従来技術においては、ウェハを押さえるために圧縮エアーが導入されて、エアーバッグの外周部に局所的にエアーの高圧力6がかかり、中心部より圧力が高くかかる。高圧力部に上から押さえられたウェハ1は、高加圧領域Xとなる圧力の強い領域の絶縁膜の研磨レートが増大し、上から押さえつける圧力の小さい中心部よりも多く削れ、高加圧領域Xでは絶縁膜材料の平坦化後のウェハ1における面内均一性が悪化してしまっていた。
本発明は、上記不具合に鑑みなされたもので、研磨均一性が向上するCMP研磨装置を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、CMP研磨装置の研磨ヘッドは以下の特徴を有する。すなわち、CMP研磨装置の研磨ヘッドであって、研磨パッドと、前記研磨パッドの表面に載置されたウェハの裏面に当接し、前記ウェハの表面を前記研磨パッドに押し付ける第1エアーバッグおよび第2エアーバッグと、前記エアーバッグおよび前記ウェハとを囲うトップリングと、を備え、前記ウェハの中心部に当接する第1エアーバッグと、前記ウェハの外周部に当接する第2エアーバッグとは異なる袋体であり、前記第1エアーバッグの第1膜厚よりも前記第2エアーバッグの第2膜厚が厚いことを特徴とする。
上記手段を用いることにより、ウェハを押さえつけるエアーバッグは均一に加圧され、ウェハ全面を均一に押さえつけることが出来、ウェハの絶縁材料のウェハ面内膜厚ばらつきが低減された半導体集積回路の製造方法を提供できる。
本発明の第1の実施例を示すCMP研磨装置の研磨ヘッドの模式断面図である。 本発明の第2の実施例を示すCMP研磨装置の研磨ヘッドにおけるエアーバッグの模式平面図と断面図である。 本発明の第3の実施例を示すCMP研磨装置の研磨ヘッドにおけるエアーバッグの模式平面図と断面図である。 本発明の第4の実施例を示すCMP研磨装置の研磨ヘッドにおけるエアーバッグの模式平面図と断面図である。 本発明の第5の実施例を示すCMP研磨装置の研磨ヘッドにおけるエアーバッグの模式平面図と断面図である。 本発明の第6の実施例を示すCMP研磨装置の研磨ヘッドにおけるエアーバッグの模式平面図と断面図である。 本発明の第7の実施例を示すCMP研磨装置の研磨ヘッドにおけるエアーバッグの模式平面図と断面図である。 本発明の第8の実施例を示すCMP研磨装置の研磨ヘッドにおけるエアーバッグの模式平面図と断面図である。 本発明の第9の実施例を示すCMP研磨装置の研磨ヘッドにおけるエアーバッグの模式平面図と断面図である。 本発明の第10の実施例を示すCMP研磨装置の研磨ヘッドにおけるエアーバッグの模式平面図と断面図である。 本発明の第11の実施例を示すCMP研磨装置の研磨ヘッドにおけるエアーバッグの模式平面図と断面図である。 本発明の第12の実施例を示すCMP研磨装置の研磨ヘッド構造の模式断面図である。 従来のCMP研磨装置の研磨ヘッドの模式平面図と模式断面図である。 従来のCMP研磨装置で研磨したあとのウェハ面内残膜ばらつきを示す模式図である。 本発明の実施例により製造される半導体集積回路を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいてそれぞれの実施例を説明する。
図1は、本発明の第1の実施例を示す模式断面図であり、特に研磨ヘッド部分の断面構造を模式的に示したCMP研磨装置を表している。前述したように、図14に示す従来技術においては、ウェハを押さえるために圧縮エアーが導入されると、エアーバッグの形状等の影響により外周部に局所的に高圧力6がかかり、中心部より圧力が高くかかることになる。高圧力部に上から押さえられたウェハ1は圧力の強い高加圧領域Xの絶縁膜の研磨レートが増大し、上から押さえつける圧力の小さい中心部よりも多く削れてしまう。その結果、絶縁膜材料の平坦化後のウェハ1面内均一性が悪化してしまっていた。
図1のCMP研磨装置においては、表面を下に向けて研磨パッド5の上に載置されたウェハ1の裏面上に、エアーバッグ101が配置され、圧縮エアーがエアーバッグ101に送り込まれることで、ウェハ1を上から押さえつけ、ウェハ1の表面を研磨パッド5に押し付けるように固定する構造になっている。ウェハ1とエアーバッグ101を側面から囲むようにリテナーリング3が配置され、それらを囲むようにトップリング2が配置されている。ウェハ1の下には研磨パッド5が配置され、ウェハ1を含むトップリング2が研磨パッド5上を回転しながら、ウェハ1の表面の絶縁材料を研磨して平坦化している。
ここで、エアーバッグ101においてはエアーバッグの構成素材を中心部から外側に向かうほどにエアーバッグ101を構成している袋体の膜厚を厚くする構造とする。このとき厚みを持たせる範囲は、CMP研磨装置の構成や、ウェハ1の形状により、ウェハ全体の研磨レートを確認し、研磨レートの早くなる領域から、エアーバッグ101の外側の向かって最適な厚みをもたせるように設計するとよい。このとき従来技術で得られた高圧力で押さえつけられて研磨レートの高くなった領域幅の実測値を用いると良い。厚みをもった箇所はウェハ1への圧力が、従来の厚みのときに比べて分散される。
従来の厚みの際にはエアーバッグの外周部に局所的に高圧力がかかり、研磨レートが増大し、絶縁材料が削れ過ぎる問題があったが、エアーバッグ101の厚みを外側に向かうにつれ最適な厚みにすることでエアーバッグ101の外側にだけ局所的にかかっていた高圧力が分散され、ウェハ1を押さえつけるエアーバッグ101の圧力が中心部と外周部で均一になり、結果として絶縁膜材料がウェハ1の全面で均一に高品質に形成される利点がある。
以上説明したように本発明の第1の実施例は、エアーバッグ101の厚みを外側に向かって最適な厚みにすることでエアー圧力が均一に分散され、ウェハ1を均一に押さえることができる特徴を有している。
次に、図2は、本発明の第2の実施例を示す模式断面図であり、CMP研磨装置のエアーバッグのみを簡易的に示している。まず、図14に示すように、従来技術においては、局所的にエアーの高圧力がかかる領域の絶縁膜材料の研磨レートが増大し平坦化の均一性が悪化する領域が把握できている。さらにエアーバッグの圧力が外側に向かって高くなる要因としては、エアーバッグが1つの部材で構成されている点、ヘッドが回転するため遠心力が働く点などがあげられる。
このため、図2の実施例においては、エアーバッグを2つの袋体に分けている。円形のインナーエアーバッグ201とインナーエアーバッグを囲うように配置されたドーナツ形状のアウターエアーバッグ202である。先に述べたように、従来技術で外側のエアー高圧力領域により研磨レートの増大する領域が判っているので、この領域の幅をカバーする程度にアウターエアーバッグの幅を設定するとよい。インナーエアーバッグ201とアウターエアーバッグ202は個々に圧力制御が可能である。以上説明したように第2の実施例は、エアーバッグを個々に圧力制御可能な2つで構成し、ウェハ1の中心部にかかるエアーバッグからの押さえつける圧力と外周部にかかるエアーバッグからの押さえつける圧力を均一に分散させてウェハを均一に押さえることができる特徴を有している。
次に、図3は、本発明の第3の実施例を示す模式断面図であり、CMP研磨装置のエアーバッグのみを簡易的に示している。第2の実施例で説明したように、インナーエアーバッグ301の周囲にアウターエアーバッグ302を配置しているが、アウターエアーバッグ302の形状を少円形にしている。アウターエアーバッグ302の形状を少円形にすることで、第2の実施例のドーナツ形状より、より均一にエアー圧力がかかり、その結果均一にウェハ1を押さえつける利点がある。以上説明したように第3の実施例は、エアーバッグを2種の円形で構成しウェハ1の中心部にかかるエアーバッグからの押さえつける圧力と外周部にかかるエアーバッグからの押さえつける圧力を第2の実施例よりより均一に圧力を分散させてウェハを均一に押さえることができる特徴を有している。ここで内側の大きな円形のエアーバッグと外側の小さなエアーバッグは個々に圧力制御が可能である。
次に、図4は、本発明の第4の実施例を示す模式断面図であり、CMP研磨装置のエアーバッグのみを簡易的に示している。第3の実施例で説明したインナーエアーバッグ301の周囲にアウターエアーバッグ302の配置に比べ、1つで構成されていたインナーエアーバッグ301を全て、アウターエアーバッグ302と同じ大きさで配置した、小型エアーバッグ401で構成されている構造とする。第3の実施例に比べて、全て小型エアーバッグ401で構成しているため、大きいエアーバッグに比べて、エアー圧力が均一にかかる利点があるここで各々のエアーバッグは個々に圧力制御が可能である。
以上説明したように第4の実施例は、エアーバッグを全て小型エアーバッグ401で構成することで、大きいエアーバッグより、よりエアー圧力が均一にかかり、結果ウェハ1を押さえつける圧力がウェハ1全面をより均一化して押さえることができる特徴を有している。
次に、図5は、本発明の第5の実施例を示す模式断面図であり、CMP研磨装置のエアーバッグのみを簡易的に示している。従来技術図13または、第1の実施例で説明したように、1つの大きなエアーバッグで構成されると、エアー圧力が局所的に分散されてしまい、ウェハを押さえつける圧力が不均一になる不具合があった。そこで、図5のようにエアーバッグの形状をホース状にし、渦巻き状に配するようにする、ホース状エアーバッグ渦巻き型501。渦巻きの向きは左でも右でも最適な方を選択して良い。エアーバッグがホース状に小さくなることで、エアー圧力が均一にかかる利点がある。以上説明したように第5の実施例は、エアーバッグをホース状エアーバッグ渦巻き型501で構成することで、従来技術図13または実施例1より均一にエアーがかかり、結果ウェハ1を押さえつける圧力がウェハ1全面をより均一化して押さえることができる特徴を有している。また、本実施例において、ウェハ中心部に当接するホース状エアーバッグの太さよりもウェハ外周部に当接するホース状エアーバッグの太さを細くすることでウェハを押さえつける圧力をさらに均一にすることができる。
次に、図6は、本発明の第6の実施例を示す模式断面図であり、CMP研磨装置のエアーバッグのみを簡易的に示している。実施例1と実施例2の両方の特徴を有しており、インナーエアーバッグ601は円形で構成され、インナーエアーバッグ601を囲うように、ドーナツ型のアウターエアーバッグ602が配置されている。アウターエアーバッグ602は構成する素材を厚くしている。CMP研磨装置のヘッドは回転するため円周力により外側に配置されたエアーバッグは、中心部のエアーバッグより圧力がかかる。エアーバッグの素材を中心部のものより厚くすることで、エアー圧力が均一にかかり、ウェハ1を均一に押さえつける利点がある。以上説明したように第6の実施例は、素材を厚くしたアウターエアーバッグ602で構成することで、実施例2より均一にエアーがかかり、結果ウェハ1を押さえつける圧力がウェハ1全面をより均一化して押さえることができる特徴を有している。
次に、図7は、本発明の第7の実施例を示す模式断面図であり、CMP研磨装置のエアーバッグのみを簡易的に示している。実施例1と実施例3の両方の特徴を有しており、円形のインナーエアーバッグ701を囲うように小さい円形のアウターエアーバッグ702が配置されている。アウターエアーバッグ702は構成する素材を厚くしている。CMP研磨装置のヘッドは回転するため円周力により外側に配置されたエアーバッグは、中心部のエアーバッグより圧力がかかる。エアーバッグの素材を中心部のものより厚くすることで、エアー圧力が均一にかかり、ウェハ1を均一に押さえつける利点がある。以上説明したように第6の実施例は、素材を厚くしたアウターエアーバッグ702で構成することで、実施例3より均一にエアーがかかり、結果ウェハ1を押さえつける圧力がウェハ1全面をより均一化して押さえることができる特徴を有している。
次に、図8は、本発明の第8の実施例を示す模式断面図であり、CMP研磨装置のエアーバッグのみを簡易的に示している。実施例1と実施例4の両方の特徴を有しており、小型エアーバッグ801が配置されている。最外周に配置されている小型エアーバッグ厚い802は構成する素材を厚くしている。CMP研磨装置のヘッドは回転するため円周力により外側に配置されたエアーバッグは、中心部のエアーバッグより圧力がかかる。エアーバッグの素材を中心部のものより厚くすることで、エアー圧力が均一にかかり、ウェハ1を均一に押さえつける利点がある。以上説明したように第6の実施例は、素材を厚くしたアウターエアーバッグ802で構成することで、実施例4より均一にエアーがかかり、結果ウェハ1を押さえつける圧力がウェハ1全面をより均一化して押さえることができる特徴を有している。
次に、図9は、本発明の第9の実施例を示す模式断面図であり、CMP研磨装置のエアーバッグのみを簡易的に示している。実施例2と実施例5の両方の特徴を有しており、円形のインナーエアーバッグ901を囲うように、ホース状エアーバッグ渦巻き型902が配置されている。ホース状エアーバッグ渦巻き型902の渦巻きは右でも左でも最適な方を選べばよい。従来技術13で説明したように1つで構成されるエアーバッグだとエアーバッグの中心部より外周部でのエアー圧力が高くなり、高圧力でウェハ1を押さえつけることで、外周部の研磨レートが増大し、絶縁膜が削れすぎてしまい、平坦化の均一性が悪化する問題があったが、従来技術で得られる外周部の研磨レートが増大する領域を、ホース状エアーバッグ渦巻き型902で形成し、エアーバッグを2つで構成することで、中心部の圧力と外周部の圧力が均一になり、ウェハ1を押さえつける圧力がウェハ1全面で均一になる利点がある。以上説明したように第9の実施例は、円形のインナーエアーバッグ901を囲うように、ホース状エアーバッグ渦巻き型902が配置されるように構成することで、実施例2より均一にエアーがかかり、結果ウェハ1を押さえつける圧力がウェハ1全面をより均一化して押さえることができる特徴を有している。
次に、図10は、本発明の第10の実施例を示す模式断面図であり、CMP研磨装置のエアーバッグのみを簡易的に示している。実施例3と実施例5の両方の特徴を有しており、円形でホース状のインナーホース状エアーバッグ渦巻き型1001を囲うように、小型のアウターホース状エアーバッグ渦巻き型1102で形成されている。インナーホース状エアーバッグ渦巻き型1001とアウターホース状エアーバッグ渦巻き型1102の渦巻きは右でも左でも最適な方を選べばよい。従来技術13で説明したように1つで構成されるエアーバッグだとエアーバッグの中心部より外周部でのエアー圧力が高くなり、高圧力でウェハ1を押さえつけることで、外周部の研磨レートが増大し、絶縁膜が削れすぎてしまい、平坦化の均一性が悪化する問題があったが、従来技術の実証値から得られる外周部の研磨レートが増大する領域を、インナーホース状エアーバッグ渦巻き型1001とアウターホース状エアーバッグ渦巻き型1102のホース状の渦巻き型エアーバッグで形成することで、中心部と外周部のエアー圧力の均一性が実施例5より向上する利点がある。以上説明したように第10の実施例は、円形でホース状のインナーホース状エアーバッグ渦巻き型1001を囲うように、小型のアウターホース状エアーバッグ渦巻き型1102で形成することで実施例3より均一に中心部と外周部にエアーがかかり、結果ウェハ1を押さえつける圧力がウェハ1全面をより均一化して押さえることができる特徴を有している。
次に、図11は、本発明の第11の実施例を示す模式断面図であり、CMP研磨装置のエアーバッグのみを簡易的に示している。実施例4と実施例5の両方の特徴を有しており、小型ホース状エアーバッグ渦巻き型1101で形成されている。渦巻きは右でも左でも最適な方を選べばよい。実施例4で説明したように1つで構成されるエアーバッグだとエアーバッグの中心部より外周部でのエアー圧力が高くなり、高圧力でウェハ1を押さえつけることで、外週部の研磨レートが増大し、絶縁膜が削れすぎてしまい、平坦化の均一性が悪化する問題があったが、従来技術の実証値から得られる外周部の研磨レートが増大する領域と中心部を、小型ホース状エアーバッグ渦巻き型1101で形成することで、中心部と外周部のエアー圧力の均一性が実施例4より向上する利点がある。以上説明したように第11の実施例は、小型ホース状エアーバッグ渦巻き型1101で形成することで実施例4より均一に中心部と外周部にエアーがかかり、結果ウェハ1を押さえつける圧力がウェハ1全面をより均一化して押さえることができる特徴を有している。
次に、図12は、本発明の第12の実施例を示す模式断面図であり、CMP研磨装置のヘッド部分の構造を簡易的に示している。実施例1の特徴に、ウェハ1とエアーバッグ101の間に、衝撃吸収(ゲル状)シート1201を有している。
ウェハ1とエアーバッグ101の間に挟まれた、衝撃吸収(ゲル状)シート1201は、エアーバッグ101からの局所的な圧力発生した場合でも圧力を緩和分散し、押さえつける圧力を均一にウェハ1へ伝えることが出来る利点がある。以上説明したように第12の実施例は、ウェハ1とエアーバッグ101の間に挟まれた、衝撃吸収(ゲル)シート1201がエアーバッグからの圧力を緩和分散することで、ウェハ1を均一に押さえつける圧力を伝えることができる特徴を有している。
また、図示は省略するが第2〜11の実施例にも、ウェハ1の上に衝撃吸収(ゲル状)シート1201を設けることで、実施例12と同様の効果を得ることが期待できる。また、本実施例はエアーバッグで記述説明しているが、エアーバッグを耐水耐圧性のものに置き換えることで、エアーガスによる圧力印加方式から、液体による圧力印加方式への活用も十分に期待できる。
図15は、これまで示した実施例により製造される半導体集積回路8を示す平面図である。半導体集積回路8はウェハ1の表面に周囲をわずかに残して2次元的に複数配置されている。半導体集積回路8の製造工程において、CMP研磨装置は半導体集積回路8の表面を化学的機械的に研磨することで平坦化し、次に形成される金属膜あるいは絶縁膜が平坦な面に配置されるようしている。半導体集積回路8の構造によっては、CMP研磨装置はその製造工程において、何度も使用されることがあり、ウェハ全面における平坦度に関しては良いことが求められるのは当然である。
1 ウェハ
2 トップリング
3 リテナーリング
4 エアーバッグ
5 研磨パッド
6、X 局所的な高加圧箇所
7 局所的な高加圧箇所によるウェハの品質異常領域
8 半導体集積回路
101 エアーバッグ
201 インナーエアーバッグ
202 アウターエアーバッグ
301 インナーエアーバッグ
302 アウターエアーバッグ
401 小型エアーバッグ
501 ホース状エアーバッグ渦巻き型
601 インナーエアーバッグ
602 アウターエアーバッグ
701 インナーエアーバッグ
702 アウターエアーバッグ
801 小型エアーバッグ
802 小型エアーバッグ厚い
901 インナーエアーバッグ
902 ホース状エアーバッグ渦巻き型
1001 インナーホース状エアーバッグ渦巻き型
1002 アウターホース状エアーバッグ渦巻き型
1101 小型ホース状エアーバッグ渦巻き型
1201 衝撃吸収(ゲル状)シート

Claims (10)

  1. CMP研磨装置の研磨ヘッドであって、
    研磨パッドと、
    前記研磨パッドの表面に載置されたウェハの裏面に当接し、前記ウェハの表面を前記研磨パッドに押し付ける第1エアーバッグおよび第2エアーバッグと、
    前記第1エアーバッグおよび前記第2エアーバッグと前記ウェハとを囲うトップリングと、
    を備え、
    前記ウェハの中心部に当接する前記第1エアーバッグと、前記ウェハの外周部に当接する前記第2エアーバッグとは異なる袋体であり、前記第1エアーバッグの第1膜厚よりも前記第2エアーバッグの第2膜厚が厚いことを特徴とする研磨ヘッド。
  2. 平面視的に、前記第1エアーバッグは円形のエアーバッグで、前記第2エアーバッグは前記円形のエアーバッグの周囲に設けられた円環形状のエアーバッグであることを特徴とする請求項1記載の研磨ヘッド。
  3. 平面視的に、前記第1エアーバッグは円形のエアーバッグで、前記第2エアーバッグは前記第1エアーバッグの周囲に設けられ、前記円形のエアーバッグよりも小さい複数の円形のエアーバッグの集合体であることを特徴とする請求項1記載の研磨ヘッド。
  4. 平面視的に、前記第1エアーバッグは複数の円形のエアーバッグの集合体で、前記第2エアーバッグは前記第1エアーバッグの周囲に設けられた複数の円形のエアーバッグの集合体であることを特徴とする請求項1記載の研磨ヘッド。
  5. 平面視的に、前記第1エアーバッグは円形のエアーバッグであり、前記第2エアーバッグは前記円形のエアーバッグの周囲に設けられた渦巻きホース形状のエアーバッグであることを特徴とする請求項1記載の研磨ヘッド。
  6. 平面視的に、前記第1エアーバッグは第1の渦巻きホース形状のエアーバッグであり、前記第2エアーバッグは前記第1の渦巻きホース形状のエアーバッグの周囲に設けられ、前記第1の渦巻きホース形状のエアーバッグよりも小さい複数の第2の渦巻きホース形状のエアーバッグの集合体であることを特徴とする請求項1記載の研磨ヘッド。
  7. 平面視的に、前記第1エアーバッグは複数の渦巻きホース形状のエアーバッグの集合体で、前記第2エアーバッグは前記第1エアーバッグの周囲に設けられた複数の渦巻きホース形状のエアーバッグ集合体であることを特徴とする請求項1記載の研磨ヘッド。
  8. 前記ウェハと前記第1エアーバッグおよび前記第2エアーバッグとの間に衝撃吸収シートを設けたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の研磨ヘッド。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項記載の研磨ヘッドを有するCMP研磨装置。
  10. 請求項9記載のCMP研磨装置を用いてウェハ表面を平坦化する工程を有する半導体集積回路の製造方法。
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